JP2003150290A - データ管理システム - Google Patents

データ管理システム

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JP2003150290A
JP2003150290A JP2001351304A JP2001351304A JP2003150290A JP 2003150290 A JP2003150290 A JP 2003150290A JP 2001351304 A JP2001351304 A JP 2001351304A JP 2001351304 A JP2001351304 A JP 2001351304A JP 2003150290 A JP2003150290 A JP 2003150290A
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input
display
program
screen
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Sadahito Toyoda
禎人 豊田
Toshiyuki Murakami
利幸 村上
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HIGASHI NIPPON SYSTEM KENSETSU
HIGASHI NIPPON SYSTEM KENSETSU KK
Original Assignee
HIGASHI NIPPON SYSTEM KENSETSU
HIGASHI NIPPON SYSTEM KENSETSU KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 構築が容易で、なおかつ、入力画面や入力デ
ータ表示画面および入力項目の作成・追加・変更等に特
殊な専門技術が必要なく、かつその作業量が少なくコス
トが掛からないデータ管理システムを提供する。 【解決手段】 データ入力手段によって入力されたデー
タの内容を反映した入力データ表示画面の表示に対応す
る記述がマークアップ言語でなされ、前記データ入力手
段によって入力されたデータの内容に応じて表示が変わ
る該入力データ表示画面上の箇所に対応する箇所にデー
タ置換命令が記述されたスケルトンプログラムと、前記
データ入力手段によってデータが入力された後に、前記
スケルトンプログラム中のデータ置換命令を解釈し、デ
ータ置換命令が記述された箇所を入力されたデータの内
容に応じた記述に置き換えることで該スケルトンプログ
ラムから表示プログラムを作成する表示プログラム作成
手段とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータ上
で、入力されたデータの内容を反映した表示を行うため
のデータ管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータ上で、入力されたデータの
内容を反映した表示を行うためのデータ管理システムは
様々な分野に応用されているが、ここでは、社内LAN
等のネットワークに接続されたコンピュータを利用し
て、企業内で帳票の申請・承認作業等を行う従来の帳票
申請システムを例にとって説明する。ここでいう帳票申
請システムは、ネットワークに接続された、サーバコン
ピュータと各社員に配布された複数のクライアントコン
ピュータとを備えるものである。帳票の申請は、クライ
アントコンピュータのディスプレイに申請のための入力
項目を表示させてクライアントコンピュータのユーザー
にデータを記述させ、そのデータをサーバコンピュータ
に送信することで行われる。申請に対する審査は、審査
者のクライアントコンピュータに、入力された前記デー
タの内容を反映した表示を行い、審査者が申請内容の確
認ができるように構成される。
【0003】クライアントコンピュータのディスプレイ
に表示される、入力項目が表示された画面と、入力項目
に入力されたデータの内容を反映した入力データ表示画
面の簡単な例を図2、図4に示す。図2中、50は、入
力項目としてのテキストボックス52、54が表示され
た入力画面であり、ネットワークに接続されたクライア
ントコンピュータのディスプレイに表示されてデータ入
力手段を構成する。これは、帳票のフォーマットに該当
するものである。クライアントコンピュータのユーザー
は、各入力項目にデータを記述することが可能である。
ここでは、ユーザーは、「staff code」を入
力すべきテキストボックス52に「001」の文字列
を、「staff name」を入力すべきテキストボ
ックス54に「社員1」の文字列を入力したものと仮定
する。56はサブミットボタンであり、ユーザーがこの
サブミットボタン56をクリックすると、記述された情
報が前記ネットワークに接続されたサーバコンピュータ
に送信される。
【0004】図4は、前記入力項目に入力されたデータ
の内容を反映した入力データ表示画面58を示す図であ
る。入力画面50のテキストボックス52及び54に入
力された「001」及び「社員1」の文字列が、入力デ
ータ表示画面58中の表64の項目60及び62に反映
されて表示されている。この入力データ表示画面58
は、帳票の入力結果を入力者が確認するための入力確認
画面、または、帳票の審査者等が申請の内容を確認する
ための審査画面に相当する。
【0005】この様な帳票申請システムを実現する従来
の仕組みを表す概略図を図23に示す。入力画面50で
入力されたデータがサーバコンピュータに送信される
と、サーバコンピュータはそのデータを、例えばJDB
C(「JDBC」はサン・マイクロシステムズ・インコ
ーポレーテッドの登録商標。以下の「JDBC」の記載
も同様)やODBC等のデータベースAPIを用いてデ
ータベース内に保存する。データベースは、帳票によっ
て入力されるデータの形式や利用手順が定義されて構築
されたDBMSによって管理されている。逆にデータベ
ースに保存されたデータを入力データ表示画面58で表
示させる際には、同様に前記データベースAPIを用い
てデータベースから所要のデータを読み出す。
【0006】次に、上記動作を行う際の内部的な処理に
ついて説明する。入力画面50は、マークアップ言語で
記述されサーバコンピュータ上に置かれた入力画面50
の表示用のプログラムに、クライアントコンピュータの
ブラウザでアクセスすることによって、クライアントコ
ンピュータのディスプレイに表示される。入力画面50
を表示させるための、マークアップ言語の一つであるH
TMLで記述されたプログラムの例を図24の66に示
す。図24中、プログラム66の下半部分68が、入力
画面50の表示を行う部分である。プログラム66の上
半部分70は、HTMLプログラム中にJSP技術を用
いて埋め込まれJava言語(「Java」はサン・マ
イクロシステムズ・インコーポレーテッドの登録商標。
以下の「Java」の記載も同様)で記述されたプログ
ラムであり、入力画面50で記述されたデータをサーバ
コンピュータが受信した際に実行される。ここでは、デ
ータベースにアクセスして、送信されたデータをデータ
別にデータベースに保存する処理が行われる。
【0007】入力データ表示画面58も、同様に、マー
クアップ言語のHTMLで記述され、サーバコンピュー
タ上に置かれた入力データ表示画面58の表示用のプロ
グラムに、クライアントコンピュータのブラウザでアク
セスすることによって、クライアントコンピュータのデ
ィスプレイに表示される。入力データ表示画面58の表
示用の、マークアップ言語HTMLで記述されたプログ
ラムの例を図25の72に示す。図25中、プログラム
72の下半部分74が、入力データ表示画面58の表示
を行う部分である。プログラム66の上半部分76は、
同様にHTMLプログラム中にJSP技術を用いて埋め
込まれたJava言語で記述されたプログラムであり、
データベースから必要なデータを選択して引き出す処理
が行われる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
様なデータ管理システムでは、入力画面や入力データ表
示画面を構成するプログラムの記述が、データベース
や、DBMSや、データベースにアクセスするためのS
QL言語(JDBCを用いる場合にはJava言語)等
に対する相当の知識を有する者にしか行えないといった
課題がある。また、そのプログラミング量も多く、プロ
グラミング作業に時間がかかる。そのため、入力画面や
入力データ表示画面の作成・追加・変更などのメンテナ
ンスに時間とコストがかかるという課題がある。
【0009】さらに、例えば入力画面での入力項目が追
加または内容が変更された場合には、データベースやD
BMSに定義されたデータの形式や利用手順を変更する
必要がある。その作業にも、データベースに対する相当
の知識と作業量と時間とコストが必要であるといった課
題がある。
【0010】本発明は上記課題を解決すべくなされ、そ
の目的とするところは、構築が容易で、なおかつ、入力
画面や入力データ表示画面および入力項目の追加・変更
等に特殊な専門技術が必要なく、かつその作業量が少な
くコストが掛からないデータ管理システムを提供するこ
とにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、以下の構成を備える。すなわち、コンピ
ュータのディスプレイに入力項目を表示し、ユーザーに
該入力項目にデータを記述させてデータ入力するデータ
入力手段と、該データ入力手段によって入力されたデー
タの内容を反映した入力データ表示画面をディスプレイ
に表示するためのマークアップ言語で記述される表示プ
ログラムのもととなるプログラムであって、前記入力デ
ータ表示画面のレイアウトに対応する記述がマークアッ
プ言語でなされ、前記データ入力手段によって入力され
たデータの内容に応じて表示が変わる該入力データ表示
画面上の箇所に対応する箇所にデータ置換命令が記述さ
れたスケルトンプログラムと、前記データ入力手段によ
ってデータが入力された後に、前記スケルトンプログラ
ム中のデータ置換命令を解釈し、データ置換命令が記述
された箇所を入力されたデータの内容に応じた記述に置
き換えることで該スケルトンプログラムから前記表示プ
ログラムを作成する表示プログラム作成手段と、マーク
アップ言語で記述されたプログラムを解釈してコンピュ
ータの画面に情報を表示可能なブラウザとを備え、該ブ
ラウザによって前記表示プログラムにアクセス可能に設
けられることで、コンピュータのディスプレイに前記入
力データ表示画面を表示させることが可能である。さら
に、前記表示プログラム作成手段によって作成された表
示プログラムを保存すると共に保存先を記憶して管理す
る表示プログラム管理手段を備える。これによれば、構
築が容易で、なおかつ、入力画面や入力データ表示画面
および入力項目の作成・追加・変更等に特殊な専門技術
が必要なく、かつその作業量が少なくコストが掛からな
いデータ管理システムを得ることができる。
【0012】さらに、ネットワークに接続されたサーバ
コンピュータと複数のクライアントコンピュータとを備
え、前記データ入力手段は、前記クライアントコンピュ
ータのディスプレイに入力項目を表示させて該クライア
ントコンピュータのユーザーに該入力項目にデータを記
述させると共に、記述されたデータを前記サーバコンピ
ュータに送信することでデータ入力を行い、前記表示プ
ログラム管理手段は前記サーバコンピュータによって実
行可能に設けられ、前記クライアントコンピュータは前
記ブラウザを備える。また、前記表示プログラム作成手
段は前記サーバコンピュータによって実行可能に設けら
れる。これによれば、ネットワークを介してクライアン
トコンピュータからデータの入力や参照を行うことが可
能となる。
【0013】また、ネットワークに接続されたサーバコ
ンピュータと複数のクライアントコンピュータと、前記
クライアントコンピュータのディスプレイに入力項目を
表示させて該クライアントコンピュータのユーザーに該
入力項目にデータを記述させると共に、記述されたデー
タを各入力項目に対応する識別子と関連付けて該識別子
と共に前記サーバコンピュータに送信することでデータ
入力するデータ入力手段と、該データ入力手段によって
入力された入力データをサーバコンピュータがクライア
ントコンピュータから受信した際に少なくとも該入力デ
ータと該入力データに関連付けられた識別子とを保存す
ると共に、保存先を記憶して管理する入力データ管理手
段と、前記データ入力手段によって入力されたデータの
内容を反映した入力データ表示画面をディスプレイに表
示するためのマークアップ言語で記述される表示プログ
ラムのもととなるプログラムであって、前記入力データ
表示画面のレイアウトに対応する記述がマークアップ言
語でなされ、前記データ入力手段によって入力されたデ
ータの内容に応じて表示が変わる該入力データ表示画面
上の箇所に対応する箇所にデータ置換命令が該入力デー
タの識別子に関連付けられて記述されたスケルトンプロ
グラムと、該スケルトンプログラム中のデータ置換命令
を解釈し、データ置換命令が記述された箇所を前記入力
データ管理手段によって保存され該データ置換命令に関
連付けられた入力項目のデータの内容に応じた記述に置
き換えることで、該スケルトンプログラムから前記表示
プログラムを作成する表示プログラム作成手段と、クラ
イアントコンピュータ上に設けられ、マークアップ言語
で記述されたプログラムを解釈してコンピュータのディ
スプレイに情報を表示可能なブラウザとを備え、該ブラ
ウザに入力データ表示画面を表示する際に、前記表示プ
ログラム作成手段によって該入力データ表示画面に対応
する表示プログラムを作成し、該ブラウザに該表示プロ
グラムにアクセスさせることによってクライアントコン
ピュータのディスプレイに該入力データ表示画面を表示
させる。さらに、前記入力データ管理手段は、該入力デ
ータ管理手段に既に保存されている入力データと同一の
識別子を持つ入力データをサーバコンピュータが受信し
た際には、保存されている入力データを受信した入力デ
ータに書き換える。これによれば、構築が容易で、なお
かつ、入力画面や入力データ表示画面および入力項目の
作成・追加・変更等に特殊な専門技術が必要なく、かつ
その作業量が少なくコストが掛からないと共に、ネット
ワークを介してクライアントコンピュータからデータの
入力や参照を行うことが可能であり、なおかつ入力した
データの変更や更新が可能なデータ管理システムを得る
ことができる。
【0014】さらに、前記データ入力手段によってコン
ピュータの表示される入力項目を含む画面は、マークア
ップ言語によって記述されたプログラムを前記ブラウザ
によってアクセスすることによって表示される画面であ
り、該画面上でユーザーによって各入力項目に記述され
たデータは、前記ブラウザからサブミットされることで
入力される。これによれば、データ入力手段を使用する
上で、クライアントコンピュータにブラウザ以外のソフ
トウエアを導入する必要がない。また、入力項目が表示
される画面を容易に作成および変更することが可能とな
る。
【0015】さらに、前記データ入力手段は、会社等で
申請を行う帳票のフォーマットを表示すると共に、前記
入力項目は、該帳票の記入項目であり、前記入力データ
表示画面は、帳票の入力結果を入力者が確認する入力確
認画面、または、帳票による申請内容を申請の審査者等
が確認および変更可能な審査画面、または、承認された
申請の内容を閲覧する閲覧画面であり、帳票の種類ごと
に、前記入力確認画面または前記審査画面または前記閲
覧画面に対応する前記スケルトンプログラムを備える。
これによれば、構築が容易で、なおかつ、帳票の入力画
面や入力データ表示画面および帳票の種類の追加・変更
等に特殊な専門技術が必要なく、かつその作業量が少な
くコストが掛からないと共に、ネットワークを介してク
ライアントコンピュータから帳票の申請や参照を行うこ
とが可能な帳票申請システムを得ることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るデータ管理シ
ステムの第一の実施の形態を添付図面に基づいて詳細に
説明する。図1は、本発明に係るデータ管理システムを
帳票申請システムとして用いた場合の全体的な構成図で
ある。図1において、サーバコンピュータおよびクライ
アントコンピュータは社内LAN等のネットワークに接
続される。矢印は、ネットワークを介したコンピュータ
間の制御の流れを示しており、矢印の始点のコンピュー
タから矢印の終点のコンピュータにアクセスすることを
示している。サーバコンピュータとクライアントコンピ
ュータとのインターフェイスは、サーバコンピュータに
置かれたHTML形式のファイルを、ブラウザを用いて
クライアントコンピュータからアクセスすることで実現
される。そのため、クライアントコンピュータ側にはブ
ラウザ以外のソフトウェアを導入する必要はない。な
お、クライアントコンピュータは、図1中では三台のみ
書き示したが、より多数台接続することももちろん可能
である。また、各クライアントコンピュータの下に書か
れているのは、そのクライアントコンピュータの操作者
の例を表している。
【0017】以下、本データ管理システムの個々の構成
要素について、申請処理の流れに沿って説明を行う。ま
ず、データ入力手段について説明する。データ入力手段
の起動は、申請者がクライアントコンピュータ上のブラ
ウザでサーバーコンピュータ上の帳票申請システムのメ
インメニューにアクセスし、メインメニューから申請す
る帳票の種類を選択することで行われる。帳票の種類が
選択されると、ブラウザは、その帳票の種類に対応する
HTMLで記述された入力画面プログラムにアクセス
し、その帳票に対応する入力項目をもつ入力画面(帳票
のフォーマット)をディスプレイ上に表示する。入力画
面プログラムは、帳票の種類ごとに用意されている。申
請者が、表示された入力項目に申請に必要な事項を記入
して、サブミットボタンを押すと、記入されたデータは
サーバコンピュータに送信される。
【0018】入力画面の簡単な例としては、前出の図2
の入力画面50が挙げられる。入力画面50に対応する
HTMLプログラムの例を図3の2に示す。このプログ
ラム2は、同じく入力画面50を表示する従来のプログ
ラム66とは内容が異なるものであるが、ブラウザ上に
表示される入力画面50は同様なものとなる。プログラ
ム2とプログラム66との主な相違点は、プログラム2
にはデータベースにアクセスする部分70がない点であ
る。
【0019】プログラム2において、テキストボックス
52を表示させるHTMLの記述が行4であり、テキス
トボックス54を表示させる記述が行6である。行4に
おいて、「INPUT type=text」が、テキ
ストボックスを表示させることを意味している。また、
「name=”staff_code”」は、テキスト
ボックスに入力されたデータの識別子を定義する記述で
あり、入力されたデータがサブミットされる際、「st
aff_code」の文字列が入力データの識別子とな
り、この識別子と入力データとが関連付けられてサブミ
ットされることを示している。行6も同様に解釈され
る。本実施の形態のデータ管理システムにおいては、こ
のように、入力データとその識別子を関連付ける記述
は、HTMLとブラウザの機能を利用して実現してい
る。
【0020】前記プログラム2がブラウザで実行される
ことで表示される入力画面50において、申請者(ユー
ザー)によって入力項目52、54にデータが記入され
(ここではそれぞれ「001」、「社員1」が記入され
たものとする)、サブミットボタン56が押下される
と、テキストボックス52、54に記入された文字列
は、テキストボックス52、54に対応する識別子「s
taff_code」、「staff_name」にそ
れぞれ関連付けられてサーバコンピュータに送信され
る。
【0021】次に表示プログラム作成手段について説明
する。表示プログラム作成手段は、前記データ入力手段
によって入力されたデータの内容を反映した入力データ
表示画面(入力確認画面や審査画面)のHTMLプログ
ラムを作成するものである。表示プログラム作成手段
は、サーバコンピュータ上に備えられ、CGIによっ
て、上記データ入力手段によってデータがサーバコンピ
ュータに送信された際に起動されるよう設けられる。ま
た、サーバコンピュータ上には、スケルトンプログラム
が保存されている。スケルトンプログラムは、帳票の種
類ごとに用意され、前記入力データ表示画面のHTML
プログラムの雛型となるプログラムである。スケルトン
プログラムには、入力データ表示画面のレイアウトがH
TMLで記述されている。また、入力データ表示画面
の、前記データ入力手段によって入力されたデータの内
容に応じて表示が変わる箇所に対応する箇所には、デー
タ置換命令が記述されている。表示プログラム作成手段
は、スケルトンプログラム中のデータ置換命令を、デー
タ入力手段によって入力されたデータの内容に応じた記
述に書き換えることによって、入力データ表示画面のH
TMLプログラムを作成する。
【0022】前記入力画面50で入力されたデータの内
容を反映した入力データ表示画面の一例として、前出の
図4の入力データ表示画面58が挙げられる。入力デー
タ表示画面のHTMLプログラムのもととなるスケルト
ンプログラムの例を図5の8に示す。スケルトンプログ
ラム8中の10および12がデータ置換命令である。こ
こでは、データ置換命令10は、データ置換命令10自
身を、かっこ内の「staff_code」の識別子の
データを「dispValue」機能によって処理した
結果得られた置換データで置き換えることを表示プログ
ラム作成手段に命令する内容となっている。同様に、デ
ータ置換命令12は、データ置換命令12自身を、「s
taff_name」の識別子のデータを「dispV
alue」機能によって処理した結果得られた置換デー
タで置き換えることを示している。即ち、表示プログラ
ム作成手段は、スケルトンプログラム内で「dispV
alue」の記述を見つけると、「dispValu
e」以下のかっこ内に記述された識別子に関連付けられ
たデータに「dispValue」機能で定義された所
定の処理を施して得られたデータで、「dispVal
ue」の命令が記述された箇所を置換する。なお、「d
ispValue」機能は、表示プログラム作成手段内
で定義された置換機能の一つである。表示プログラム作
成手段内で定義された置換機能としては、「dispV
alue」以外にもいくつか用意されているが、詳細に
ついては後述する。
【0023】前記例では、データ入力手段によって、
「staff_name」、「staff_code」
にそれぞれ関連付けられたデータ「001」、「社員
1」がサーバコンピュータに送信される。サーバコンピ
ュータがデータを受信すると、表示プログラム作成手段
が起動する。表示プログラム作成手段は、スケルトンプ
ログラム8を読み込んで、データ置換命令10、12が
記述された箇所を解釈し、データ置換命令10、12が
記述された箇所を所定の記述に書き換える。データ置換
命令10の場合、「staff_code」の識別子に
割り当てられた「001」のデータが「dispVal
ue」の機能によって処理される。コマンド「disp
Value」は、表示プログラム作成手段内で文字列を
そのまま出力する命令として定義されているため、ここ
では「001」の文字列をそのまま出力する。即ち、置
換データは「001」となり、データ置換命令10は
「001」に書き換えられる。データ置換命令12も同
様に処理され、データ置換命令12は「社員1」に書き
換えられる。この様にして、表示プログラムを得ること
ができる。この処理によって得られる表示プログラムを
図6の14に示す。表示プログラム14中、16、18
が前記処理により置換された箇所である。表示プログラ
ム14は、完全にHTMLで記述され、ブラウザでアク
セスした際には入力データ表示画面58を表示させるプ
ログラムとなっている。
【0024】作成された表示プログラム14のファイル
は、表示プログラム管理手段によってサーバコンピュー
タ上、またはサーバコンピュータからアクセス可能な所
定のコンピュータ上に保存される。保存先はデータベー
スによって管理される。表示プログラム14は、申請さ
れた帳票に相当する。図1で示すように、例えば管理職
社員によって所定のメニューを通じてこの帳票の内容を
確認するためのアクセスが行われた場合、データベース
から表示プログラム14の保存先にアクセスして、管理
職社員のクライアントコンピュータに入力データ表示画
面58を表示させることができる。
【0025】以上が、本データ管理システムの構成と処
理の流れである。次に、表示プログラム作成手段が行う
内部処理の構成の一例を、図7を用いて説明する。クラ
イアントコンピュータからデータを受信して、表示プロ
グラム作成手段が起動されると、まず、受信したデータ
および各データに対応する識別子の読み込みを行う。次
に、受信したデータに対応する入力データ表示画面のス
ケルトンプログラムのコピーファイルを作成する。これ
は、後の処理によって内容が書き換えられ、入力データ
表示画面のHTMLファイルとなるものである。次に、
入力データ表示画面のファイル内のデータ置換命令を検
索する。データ置換命令があったら、そのデータ置換命
令に関連付けられた識別子の受信データの内容に応じた
置換データを求め、入力データ表示画面のファイルのデ
ータ置換命令をその置換データで書き換える。この処理
を、入力データ表示画面のファイル内の全てのデータ置
換命令に対して行ったら、表示プログラム作成手段の処
理は終了する。
【0026】なお、表示プログラム作成手段は、数種類
のデータ置換命令を認識・処理可能に設けられる。ここ
で各データ置換命令の内容について説明する。本データ
管理システムには、データ置換命令として、「disp
Value」、「dispNewLineValu
e」、「dispCondition」、「setSe
lected」、「setChecked」の5種類の
命令が用意されている。これらは、HTMLで記述可能
な各種入力形式ごとに処理内容が定められている。
【0027】HTMLで記述可能な入力形式としては、
前出のテキストボックスの他に、セレクトボックス、チ
ェックボックス、ラジオボックス、テキストエリアがあ
る。それぞれの例を図15に示す。図15の入力画面2
0において、22はテキストボックス、24はテキスト
エリア、26はセレクトボックス、28はチェックボッ
クス、30はラジオボックスである。テキストボックス
22、テキストエリア24には、文字列を入力すること
ができる。セレクトボックス26は、ボックス内に表示
される選択肢から任意の項目を選択することができる。
チェックボックス28は、それぞれの項目につき、選択
/非選択の切り替えが可能である。ラジオボックス30
は、表示された項目の中から一つを選択可能である。
【0028】図8に、各入力形式を表示させるためのH
TMLでの書式を示す。それぞれ、「INPUT ty
pe=”XXXX”」または「TEXTAREA」の記
述によって、入力形式が決定される。また、続く「na
me=”XXXX”」の記述によって、識別子が定義さ
れる。
【0029】テキストボックスの基本的な書式は、前述
の通りである。さらに、図8の(a)にあるように、
「name=”XXXX”」の記述に続いて「valu
e=”XXXX”」とすることで、テキストボックスが
表示された際に、ダブルクオーテーション内に指定した
文字列をテキストボックス内に初期表示することができ
る。
【0030】セレクトボックスは、図8(b)の書式で
記述され、「OPTION VALUE=”XXX
X”」が複数記述されることで、セレクトボックス内に
表示される複数の選択肢が定義される。ダブルクオーテ
ーション内のデータが選択肢として表示され、かつ、そ
の選択肢が選択された場合にサブミット時に送信される
データとなる。また、「OPTION VALUE=”
XXXX”」に続いて「SELECTED」の記述があ
る場合は、セレクトボックスが表示された際に初期値と
してその選択肢が選択された状態となる。いずれの選択
肢にも「SELECTED」の記述がなされていない場
合には、セレクトボックスの初期状態では、いずれの選
択肢も選択されていない状態となる。
【0031】チェックボックスは、図8(c)の書式で
記述され、「VALUE=”XXXX”」の記述によっ
て、チェックボックスが選択された場合の送信データが
定義される。また、「VALUE=”XXXX”」の記
述に続いて「CHECKED」の記述がある場合は、チ
ェックボックスが表示された際に初期値としてそのチェ
ックボックスが選択された状態となる。「CHECKE
D」の記述がなされていない場合には、選択されていな
い状態となる。
【0032】ラジオボックスは、図8(d)の書式で記
述され、「INPUT type=”radio”」の
記述を選択肢の数分だけ記述する。また、「VALUE
=”XXXX”」の記述によって、その選択肢が選択さ
れた場合の送信データが定義される。また、「VALU
E=”XXXX”」の記述に続いて「CHECKED」
の記述がある場合は、初期値としてそのチェックボック
スが選択された状態となる。「CHECKED」の記述
がなされていない場合には、いずれの選択肢も選択され
ていない状態となる。
【0033】テキストエリアは、図8(e)の書式で記
述される。テキストエリア内に記述された文字列が、識
別子に関連付けられて送信される。さらに、図8(f)
に示すように、「<TEXTAREA name=”X
XXX”>」の記述に続いて文字列と「</TEXTA
REA>」を記述することで、テキストエリアが表示さ
れた際に、テキストエリア内に前記文字列を初期表示す
ることができる。
【0034】なお、入力データがサブミットされる際に
は、識別子と共に、入力形式の種類も、入力データに関
連付けられて送信される。
【0035】図9に、各入力形式における、各データ置
換命令の処理内容の一覧表を示す。図9の表中において
は、「VALUE」は、スケルトンプログラム中に記述
された、入力データとの比較対照となるデータ内容を示
している。「NAME」は識別子を示している。また、
図10〜図14に、入力画面プログラムの各入力形式の
記述、そこに入力されたデータに基づく置換を指示する
スケルトンプログラムにおけるデータ置換命令の記述、
および置換された後の入力データ表示画面プログラムの
記述の例を示す。以下、図9〜図14に基づき、各デー
タ置換命令の処理内容を説明する。
【0036】データ置換命令の「dispValue」
は、その命令に関連付けられた識別子の入力データの内
容にそのまま置換するものである(図10)。入力手段
がテキストボックスおよびテキストエリアの場合、指定
された識別子のテキストボックスおよびテキストエリア
に入力された文字列をそのまま置換データとする。入力
手段がセレクトボックスまたはチェックボックスまたは
ラジオボックスの場合には、選択された選択肢のVal
ue値が置換データとなる。
【0037】dispNewLineValueは、d
ispValueと同様に、受信したデータをそのまま
置換データとする(図11)。ただし異なる点は、di
spNewLineValueは、入力データとして取
得した文字列のなかの改行コードをHTMLの改行タグ
<BR>に置き換える点である。
【0038】「dispCondition」は、セレ
クトボックスまたはチェックボックスまたはラジオボッ
クスの入力項目に対して使用可能であり、特定の項目が
選択された場合と選択されなかった場合とで、置換デー
タを切り替えるものである(図12)。置換データは、
前記特定の項目が選択されたときのものとそうでないと
きのものを、データ置換命令中で指定する。データ置換
命令の記述方法は、「dispCondition」の
記述に続く括弧内に、データの識別子と、前記特定の項
目のValue値と、その特定の項目のValue値と
入力データが一致した場合の置換データと、一致しなか
った場合の置換データとを記述する。
【0039】「setSelected」は、セレクト
ボックスで選択されたデータと、「setSelect
ed」以下の括弧内で指定されたValue値とが同一
の場合、置換データとして文字列"SELECTED"を
出力する(図13)。「setSelected」は、
入力データ表示画面のセレクトタグの初期表示値を、入
力されたデータと同一にするために使用される。
【0040】「setChecked」は、チェックボ
ックスまたはラジオボックスで選択されたデータと、
「setChecked」以下の括弧内で指定されたV
alue値とが同一の場合、置換データとして文字列"
CHECKED"を出力する(図14)。setChe
ckedは、チェックボックスまたはラジオボックスの
初期表示値を、入力されたデータと同一にするために使
用される。
【0041】上記記述形式とデータ置換命令を使用し
て、次に示すような、さらに使い勝手の良い帳票システ
ムを構築することができる。帳票申請システムにおい
て、例えば、申請者が入力した内容を、承認者等が変更
する必要がある場合がある。例えば、図15の入力画面
20の入力項目22〜30に対して、申請者が図16の
様な記入を行って、サブミットボタン32を押下してデ
ータを送信して申請を行ったとする。この後、審査者が
この申請に対する処理を行う際、図17の様な審査画面
(入力データ表示画面)34を審査者のクライアントコ
ンピュータに表示させる。審査画面34において、表示
される各項目のうち、審査者が変更する権限をもつ表示
項目(40、42、44)には、申請者が記入した内容
を初期表示しておき、審査者が変更する権限を持たない
項目(36、38)は、申請者が入力したデータを文字
列として表示する。ここで、審査者は、例えば図18の
様に申請内容を変更することが可能である。審査者がサ
ブミットボタン46を押下すると、入力されたデータは
サーバコンピュータに送信され、確定された申請内容は
図19の様な閲覧画面(入力データ表示画面)48によ
って閲覧可能となる。
【0042】このような機能は、審査画面34のもとと
なるスケルトンプログラムにおいて、審査者に変更する
権限がない項目は、入力されたデータをそのまま文字列
として出力すべく、「dispValue」や「set
Condition」を用いて出力する。審査者が変更
する権限を持つ項目は、テキストボックスやテキストエ
リアの場合には、初期表示される文字列の箇所を「di
spValue(NAME)」や「dispNewLi
neValue(NAME)」(NAMEは申請者が入
力するテキストボックス等の識別子)と記述することに
よって申請者の記入した内容を審査画面のテキストボッ
クスまたはテキストエリア内に初期表示させることがで
きる(図10の80、図11の82参照)。また、セレ
クトボックス、チェックボックス、ラジオボックスの場
合には、「setSelected」や「setChe
cked」を用いることによって、申請者の記入した内
容を初期表示または初期選択させることが可能である
(図13、図14参照)。
【0043】図23に示される従来のデータ管理システ
ムにおいては、帳票(入力画面)の入力項目に対応する
データの一つ一つがデータベースによって管理されてい
たため、帳票の入力事項が追加・変更されたり、帳票が
追加されたりすると、データベースおよびDBMSの変
更も必要であった。一方、上記本発明の実施形態に示さ
れるデータ管理システムの仕組みを表す概略図を図20
に示す。本発明のデータ管理システムによれば、データ
ベースで管理するのは入力データ表示画面のプログラム
の保存先だけであるため、帳票の種類が増えたり、入力
項目が変更されても、データベースやDBMSを変更す
る必要がない。また、入力画面や入力データ表示画面の
プログラミングにおいて、データベースに対する知識等
は全く必要ない。入力画面のプログラムは、HTML言
語のみによって記述することが可能であるし、入力デー
タ表示画面は、入力データによって表示が異なる部分の
みデータ置換命令を記述し、その他の部分はHTML言
語で記述することができる。また、データベースにアク
セスする部分を記述しない分、必要なプログラミングの
量も少ない。そのため、帳票の原本様式(入力画面)及
び帳票の表示画面(入力データ表示画面)の作成・変更
が容易である。
【0044】次に、本発明に係るデータ管理システムの
第二の実施の形態を説明する。第二の実施の形態のシス
テムの構成図を図21に示す。ここで、図1に示す第一
の実施の形態の構成との相違点は、サーバコンピュータ
上に「入力データ管理手段」が存在することと「表示プ
ログラム管理手段」が存在しないこととである。その他
の点では、第一の実施の形態と同様な構成であるため、
説明を省略する。また、図22に、第二の実施の形態の
仕組みを表す概略図を示す。
【0045】以下、第二の実施の形態の内容を、処理の
流れに沿って説明する。データ入力手段によって入力デ
ータがサーバコンピュータに送信されるまでは、第一の
実施の形態と同様の処理が行われる。サーバコンピュー
タが入力データを受信した際には、CGIによって、入
力データ管理手段が起動される。入力データ管理手段
は、受信した入力データとそれに関連付けられた識別子
と入力形式種別をデータベースに保存する。ここで、従
来のデータ管理システムとの相違点は、従来は、受信し
たデータを解析し、あらかじめDBMSに定義されたデ
ータの形式等に基づいてデータベースに保存していた。
本第二の実施の形態においては、単純に入力データと識
別子と入力形式とを保存するのみであり、データの解析
・分別は行わない。
【0046】また、第一の実施の形態との違いは、第二
の実施の形態においては、サーバコンピュータが入力デ
ータを受信した時点では表示プログラム作成手段は起動
せず、表示プログラムは作成されない点である。第二の
実施の形態においては、表示プログラム作成手段の起動
は、申請に対する処理者がサーバコンピュータにアクセ
スして、入力データ表示画面を表示させる際に行われ
る。処理者がクライアントコンピュータからサーバコン
ピュータにアクセスして入力データ表示画面を表示させ
るための操作を行うと、CGIによって表示プログラム
作成手段が起動される。表示プログラム作成手段は、ス
ケルトンプログラムを読み出し、その中のデータ置換命
令で指定されたデータの識別子に対応するデータを、入
力データ管理手段に保存されたデータの中から検索し
て、保存されているデータ内容に基づいて、データ置換
命令を置換して表示プログラムを作成する。置換の方法
は、第一の実施の形態と同様である。続いて、作成され
た表示プログラムが、前記処理者のクライアントコンピ
ュータに表示される。
【0047】入力データ管理手段によるデータの保存方
法としては、ブラウザからデータがサブミットされたと
きにサーバコンピュータが受信するデータを、そのまま
加工せずにデータベースに保存する方法を採ることもで
きる。受信データには、当然、入力データとそれに関連
付けられた識別子と入力形式種別の情報が含まれている
ため、十分な情報を保存することとなる。このようにす
れば、入力データ管理手段の構成を簡単にできる。ま
た、第一の実施形態で用いられた表示プログラム作成手
段の受信データを解析するルーチンを、そのまま第二の
実施形態の表示プログラム作成手段の保存データを解析
するルーチンとして用いることができる。
【0048】なお、入力データ管理手段は、データを受
信した際に、受信したデータと同じ識別子を用いて既に
登録されているデータを検索し、同一の識別子が存在す
る場合には、データの内容を上書きする。同一の識別子
が存在しない場合には、その識別子を新規登録し、そこ
にデータ内容を関連付けて保存する。
【0049】これの利点の一つとして、登録後のデータ
の変更が容易である点が挙げられる。また、同一の識別
子のデータを常に最新のものに更新できるという利点も
ある。これは、入力データ表示画面が、図17の34で
示した画面の様に、その表示項目の一部を前記処理者が
変更可能に構成される場合や、異なる帳票のフォーマッ
トで同一の入力項目(同一の識別子の入力項目)が存在
する場合(例えば、申請者の住所などは、複数の帳票で
入力項目として挙げられる可能性が高い)に、有利とな
る。
【0050】第二の実施形態においても、HTML等の
マークアップ言語による入力画面の作成や、スケルトン
プログラムの作成は第一の実施形態と全く同様に行え
る。また、データベースには単純にデータ内容と識別子
と入力形式が保存されるだけであるため、帳票の追加・
変更、入力項目の追加・変更によってデータベースやD
BMSの構成を変更する必要がないことも、第一の実施
形態と同様である。
【0051】第二の実施形態においては、第一の実施形
態と異なり入力されたデータを表示プログラム中に埋め
込まず、識別子と共にデータベース内に保存するため、
データを変更することが容易である。また、第一の実施
形態と異なり表示プログラムをそのまま保存しないた
め、データの容量も少なくて済むといった、さらに優れ
た効果がある。
【0052】なお、前記表示プログラム作成手段および
表示プログラム管理手段および入力データ管理手段は、
必ずしもサーバコンピュータ上に構築される必要はな
く、サーバコンピュータから実行可能に設けられていれ
ば十分であることはいうまでもない。例えばネットワー
クに接続された別のコンピュータ上に構築されていても
よい。また、入力画面プログラムも、別のコンピュータ
上に備えられていてもよい。また、スケルトンプログラ
ムも、表示プログラム作成手段からアクセス可能に設け
られていれば、必ずしもサーバコンピュータ上に置かれ
ている必要はないことはいうまでもない。
【0053】
【発明の効果】本発明に係るデータ管理システムによれ
ば、データベースの構築が容易で、なおかつ、入力画面
や入力データ表示画面を構成するマークアップ言語のプ
ログラムの作成・変更が容易で、プログラミングの量も
少なく、データベース等に関する専門知識が不要であ
る。そのため、システム構築に掛かるコスト・時間・労
力を節約できるといった効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態に係るデータ管理シ
ステムの全体的な構成図である。
【図2】入力手段に係る入力画面の例を示す図である。
【図3】入力画面を表示させるためのHTMLプログラ
ムを示す図である。
【図4】入力データ表示画面の例を示す図である。
【図5】入力データ表示画面を表示させるためのHTM
Lプログラムのもととなるスケルトンプログラムを示す
図である。
【図6】入力データ表示画面を表示させるためのHTM
Lプログラムを示す図である。
【図7】表示プログラム作成手段が行う内部処理を示す
フロー図である。
【図8】HTMLで使用可能な入力形式の、HTMLの
記述方法を示す図であり、(a)はテキストボックスの
記述方法、(b)はセレクトボックスの記述方法、
(c)はチェックボックスの記述方法、(d)はラジオ
ボックスの記述方法、(e)および(f)はテキストエ
リアの記述方法を示している。
【図9】HTMLの各入力形式に対応する、各データ置
換命令の処理内容の一覧表である。
【図10】データ置換命令「dispValue」の、
HTMLの各入力形式に対する記述例および置換結果を
示す図である。
【図11】データ置換命令「dispNewLineV
alue」の、HTMLの入力形式に対する記述例およ
び置換結果を示す図である。
【図12】データ置換命令「dispConditio
n」の、HTMLの各入力形式に対する記述例および置
換結果を示す図である。
【図13】データ置換命令「setSelected」
の、HTMLの入力形式に対する記述例および置換結果
を示す図である。
【図14】データ置換命令「setChecked」
の、HTMLの各入力形式に対する記述例および置換結
果を示す図である。
【図15】入力手段に係る入力画面の例を示す図であ
る。
【図16】入力画面にデータを記入した状態を示す図で
ある。
【図17】入力画面で入力された情報が表示または初期
値として選択された入力データ表示画面の例を示す図で
ある。
【図18】図17の画面で、初期値として選択されてい
たデータを変更した状態を示す図である。
【図19】入力データ表示画面の例を示す図である。
【図20】第一の実施の形態のデータ管理システムの仕
組みを表す概略図である。
【図21】本発明の第二の実施の形態に係るデータ管理
システムの全体的な構成図である。
【図22】第二の実施の形態のデータ管理システムの仕
組みを表す概略図である。
【図23】従来のデータ管理システムの仕組みを表す概
略図である。
【図24】入力画面を表示させるための従来のHTML
プログラムを示す図である。
【図25】入力データ表示画面を表示させるための従来
のHTMLプログラムを示す図である。
【符号の説明】
2 入力画面のプログラム 4、6 入力項目を表示させるHTMLのプログラム上
の記述 8 入力データ表示画面のスケルトンプログラム 10、12 データ置換命令 14 入力データ表示画面の表示プログラム 16、18 表示プログラム上の、置換データで置換さ
れた箇所 20 入力画面 22、24、26、28、30 入力項目 32 サブミットボタン 34 入力データ表示画面 36、38 入力データ表示画面上の、データ入力手段
によって入力されたデータの内容に応じて表示が変わる
箇所 40、42、44 データ入力手段によって入力された
データの内容に応じて初期表示が変わる箇所および入力
項目 46 サブミットボタン 48 入力データ表示画面 50 入力画面 52、54 入力項目 56 サブミットボタン 58 入力データ表示画面 60、62 データ入力手段によって入力されたデータ
の内容に応じて表示が変わる箇所
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B082 GA06 HA00 5E501 AA01 AC35 BA05 CB09 DA05 EA05 EA10 EB05 FA06 FA43

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンピュータのディスプレイに入力項目
    を表示し、ユーザーに該入力項目にデータを記述させて
    データ入力するデータ入力手段と、 該データ入力手段によって入力されたデータの内容を反
    映した入力データ表示画面をディスプレイに表示するた
    めのマークアップ言語で記述される表示プログラムのも
    ととなるプログラムであって、前記入力データ表示画面
    のレイアウトに対応する記述がマークアップ言語でなさ
    れ、前記データ入力手段によって入力されたデータの内
    容に応じて表示が変わる該入力データ表示画面上の箇所
    に対応する箇所にデータ置換命令が記述されたスケルト
    ンプログラムと、 前記データ入力手段によってデータが入力された後に、
    前記スケルトンプログラム中のデータ置換命令を解釈
    し、データ置換命令が記述された箇所を入力されたデー
    タの内容に応じた記述に置き換えることで該スケルトン
    プログラムから前記表示プログラムを作成する表示プロ
    グラム作成手段と、 マークアップ言語で記述されたプログラムを解釈してコ
    ンピュータの画面に情報を表示可能なブラウザとを備
    え、 該ブラウザによって前記表示プログラムにアクセス可能
    に設けられることで、コンピュータのディスプレイに前
    記入力データ表示画面を表示させることが可能であるこ
    とを特徴とするデータ管理システム。
  2. 【請求項2】 前記表示プログラム作成手段によって作
    成された表示プログラムを保存すると共に保存先を記憶
    して管理する表示プログラム管理手段を備えることを特
    徴とする請求項1記載のデータ管理システム。
  3. 【請求項3】 ネットワークに接続されたサーバコンピ
    ュータと複数のクライアントコンピュータとを備え、 前記データ入力手段は、前記クライアントコンピュータ
    のディスプレイに入力項目を表示させて該クライアント
    コンピュータのユーザーに該入力項目にデータを記述さ
    せると共に、記述されたデータを前記サーバコンピュー
    タに送信することでデータ入力を行い、 前記表示プログラム管理手段は前記サーバコンピュータ
    によって実行可能に設けられ、 前記クライアントコンピュータは前記ブラウザを備える
    ことを特徴とする請求項2記載のデータ管理システム。
  4. 【請求項4】 ネットワークに接続されたサーバコンピ
    ュータと複数のクライアントコンピュータとを備え、 前記データ入力手段は、前記クライアントコンピュータ
    のディスプレイに入力項目を表示させて該クライアント
    コンピュータのユーザーに該入力項目にデータを記述さ
    せると共に、記述されたデータを前記サーバコンピュー
    タに送信することでデータ入力を行い、 前記表示プログラム作成手段は前記サーバコンピュータ
    によって実行可能に設けられ、 前記クライアントコンピュータは前記ブラウザを備える
    ことを特徴とする請求項1、2または3記載のデータ管
    理システム。
  5. 【請求項5】 ネットワークに接続されたサーバコンピ
    ュータと複数のクライアントコンピュータと、 前記クライアントコンピュータのディスプレイに入力項
    目を表示させて該クライアントコンピュータのユーザー
    に該入力項目にデータを記述させると共に、記述された
    データを各入力項目に対応する識別子と関連付けて該識
    別子と共に前記サーバコンピュータに送信することでデ
    ータ入力するデータ入力手段と、 該データ入力手段によって入力された入力データをサー
    バコンピュータがクライアントコンピュータから受信し
    た際に少なくとも該入力データと該入力データに関連付
    けられた識別子とを保存すると共に、保存先を記憶して
    管理する入力データ管理手段と、 前記データ入力手段によって入力されたデータの内容を
    反映した入力データ表示画面をディスプレイに表示する
    ためのマークアップ言語で記述される表示プログラムの
    もととなるプログラムであって、前記入力データ表示画
    面のレイアウトに対応する記述がマークアップ言語でな
    され、前記データ入力手段によって入力されたデータの
    内容に応じて表示が変わる該入力データ表示画面上の箇
    所に対応する箇所にデータ置換命令が該入力データの識
    別子に関連付けられて記述されたスケルトンプログラム
    と、 該スケルトンプログラム中のデータ置換命令を解釈し、
    データ置換命令が記述された箇所を前記入力データ管理
    手段によって保存され該データ置換命令に関連付けられ
    た入力項目のデータの内容に応じた記述に置き換えるこ
    とで、該スケルトンプログラムから前記表示プログラム
    を作成する表示プログラム作成手段と、 クライアントコンピュータ上に設けられ、マークアップ
    言語で記述されたプログラムを解釈してコンピュータの
    ディスプレイに情報を表示可能なブラウザとを備え、 該ブラウザに入力データ表示画面を表示する際に、前記
    表示プログラム作成手段によって該入力データ表示画面
    に対応する表示プログラムを作成し、該ブラウザに該表
    示プログラムにアクセスさせることによってクライアン
    トコンピュータのディスプレイに該入力データ表示画面
    を表示させることを特徴とするデータ管理システム。
  6. 【請求項6】 前記入力データ管理手段は、該入力デー
    タ管理手段に既に保存されている入力データと同一の識
    別子を持つ入力データをサーバコンピュータが受信した
    際には、保存されている入力データを受信した入力デー
    タに書き換えることを特長とする請求項5記載のデータ
    管理システム。
  7. 【請求項7】 前記データ入力手段によってコンピュー
    タの表示される入力項目を含む画面は、マークアップ言
    語によって記述されたプログラムを前記ブラウザによっ
    てアクセスすることによって表示される画面であり、 該画面上でユーザーによって各入力項目に記述されたデ
    ータは、前記ブラウザからサブミットされることで入力
    されることを特徴とする請求項1、2、3、4、5また
    は6記載のデータ管理システム。
  8. 【請求項8】 前記データ入力手段は、会社等で申請を
    行う帳票のフォーマットを表示すると共に、前記入力項
    目は、該帳票の記入項目であり、 前記入力データ表示画面は、帳票の入力結果を入力者が
    確認する入力確認画面、または、帳票による申請内容を
    申請の審査者等が確認および変更可能な審査画面、また
    は、承認された申請の内容を閲覧する閲覧画面であり、 帳票の種類ごとに、前記入力確認画面または前記審査画
    面または前記閲覧画面に対応する前記スケルトンプログ
    ラムを備えることを特徴とする請求項1、2、3、4、
    5、6または7記載のデータ管理システム。
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