JP4733149B2 - 構成要素支持体上への構成要素の装着のための方法 - Google Patents

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Description

本発明は、構成要素支持体に構成要素を装着するための方法に関し、この場合に、装着すべき構成要素は装着ヘッドの構成要素供給装置によって、装着領域へ移送されて、構成要素支持体の所定の構成要素組み付け箇所に位置決めされ、つまり載着されて取り付けられる。
表面実装技術(STM[Surface-Mount-Technology])の分野における構成要素支持体の装着若しくは実装に際して、STM・構成要素は装着ヘッドを用いて構成要素供給装置の受け取り位置から搬送されて、構成要素支持体上の所定の構成要素組み付け箇所に装着される。構成要素支持体なる用語は、実装可能な各種類のサブストレート、特に基板を意味するものである。構成要素なる用語は、実装可能な要素、部品若しくはエレメントを意味し、このような要素若しくはエレメントは特に二極形若しくは多極形のSTM・構成要素、若しくは別の高密度集積可能な扁平形の構成要素、例えばBGA(Ball Grid Arrays)、ベアチップ、フリップチップ等である。さらに構成要素は、トランスポンダーに用いられるRFID・チップ等も含むものである。
電子構成ユニットの更なる小型化及び低価格化に伴って、自動装着装置は装着精度並びに装着速度に対する高い要求を課せられるようになっている。高い装着速度は、小さい若しくは小型の構成要素にとって機械的な負荷をもたらし、このような負荷は構成要素支持体上への載置に際して構成要素に生ぜしめられて、構成要素を損傷させるほどに大きくなっている。加速された装着過程による構成要素の機械的な負荷は、緩やかに作動する装着ヘッドが構成要素支持体上への構成要素の載置若しくは装着に際して構成要素に少なくとも2ニュートンの静的な装着力(載置力)を生ぜしめることに起因している。このような小さい装着力でも、辺の長さが0.5mmの範囲の小さな構成要素の場合に、構成要素の機械的な損傷が確実には避けられない程に高い装着圧を生ぜしめることになる。載置速度を減少させることによって、構成要素の機械的な損傷を減少させることはできるものの、このことは装着速度の低下につながり、自動装着装置において装着能力に対する前述の要求に相反するものである。装着能力は、単位時間当たりに装着される構成要素の数を意味している。
特に小さい構成要素を従来技術で装着する際のさらなる問題は、材料バンプの不都合な変形にあり、材料バンプ(ろう材バンプ)は一般的に構成要素接続面(接点)に施されて、装着位置に装着された構成要素の固定及び永続的な接続に用いられるものである。ろう材バンプの変形は、例えば接続面間の不都合な短絡を生ぜしめ、若しくは構成要素の接続面と構成要素支持体の接続面との間の接続品質を低下させてしまうことになる。ろう材バンプの変形は、所定の装着力でろう材バンプに押し付けられる構成要素の装着速度及び装着圧力に依存しているので、該変形の問題は小さい構成要素にとって特に重要で、将来に構成要素のさらなる小型化を困難にすることになる。
本発明の課題は、構成要素支持体上への構成要素の装着のための方法を改善して、該方法によって速くかつ丁寧な装着を可能にすることである。
前記課題を解決するために本発明の方法では、構成要素は装着ヘッドの保持装置によって、該保持装置から前記構成要素へ生ぜしめられる保持力に基づき受容され、次いで、装着ヘッドによって、構成要素支持体に設けられた構成要素組み付け箇所上の所定の距離に規定された放出位置へ移送される。構成要素の放出のために保持力は遮断され、これによって構成要素は保持装置から分離されて、構成要素支持体に転移され、つまり載着される。
放出位置と構成要素支持体の表面との間の所定の距離(構成要素組み付け箇所に対する放出位置の距離)は、複数の装着パラメータに依存しており、該装着パラメータは、本発明の方法に従って作動される自動装着装置の運転中に適切な装着試験によって決定される。構成要素組み付け箇所に対する放出位置の距離は、特に装着すべき構成要素の大きさに依存させてあり、構成要素の不均一な分離の場合にも構成要素の傾倒を避けるようになっており、つまり構成要素は確実に下面で構成要素支持体と接触するようになっている。
本発明の技術思想は、保持装置から構成要素支持体への構成要素のいわゆる接触なしの移送によって、速く、つまり従来よりも高い速度でかつ構成要素にとって丁寧な、つまり構成要素に損傷を与えないような装着を可能にし、その結果、電子構成ユニットの経済的な製造を可能でき、かつ構成要素の損傷若しくは装着エラーに起因する不良品率の減少を可能できることに基づいている。
構成要素の接触なしの移送なる記載は、装着過程中に構成要素が、一般的に剛性の支持体若しくは基板である構成要素支持体自体と機械的に接触することのない移送を意味している。構成要素の接触なしの移送にとって複数の手段がある。
構成要素の投下:放出位置は構成要素支持体の構成要素組み付け箇所の接触面上に離して規定されており、構成要素は媒体、例えば空気によって構成要素支持体上へ放出される。このことは、保持装置からの構成要素の程度の差こそあれ一様な分離の条件を満たすものである。投下は、例えば重力を用い及び/又は磁気若しくは静電気による引っ張り力を用いて生ぜしめられ、若しくは助成されてよい。
構成要素の載置:放出位置は、構成要素支持体の構成要素組み付け箇所の接触面上に次のように接近して規定されており、つまり、構成要素はすでに保持装置から離される前に、所定の構成要素接触面に施された材料バンプと接触するようになっている。このことは、構成要素が構成要素支持体に比べて著しく軟らかい材料バンプ内に押し込まれることを意味している。
構成要素の部分的な載置若しくは部分的な投下:放出位置は構成要素支持体の接触面の材料バンプ上に規定されているものの、構成要素は保持装置から一様には離れない。このような状態では、構成要素の一方の側(片側)は構成要素の接続のために施された第1の材料バンプと接触しているのに対して、構成要素の他方の側(反対側)はまだ保持装置に接している。続いて構成要素の他方の側も保持装置から離れて、対応する材料バンプ、つまり第2の材料バンプ上に転移され、すなわち載着される。
請求項2に記載の方法では、構成要素はまず比較的高い速度で構成要素支持体に向けて移動若しくは移送され、構成要素支持体の表面に対する所定の距離で保持装置の移動運動はできるだけ急激に停止され、つまり速度は急激に変化させられる。これによって構成要素は、保持装置の移動運動に相当する初期速度で構成要素支持体上へ移される。この場合に保持装置の停止は、構成要素が該構成要素の放出の後に保持装置に発生する振動による高い力で不都合に材料バンプ内に押し込まれない程度に迅速に行われる。
請求項3に記載の方法では、保持装置として吸着ピペットを用いており、該吸着ピペットは保持力を負圧によって生ぜしめるようになっている。この場合に構成要素の分離は負圧の迅速な遮断及び過圧のできるだけ急速な形成若しくは接続によって助成される。このように構成要素支持体上への構成要素の空気力式に助成された移送若しくは転移によって、構成要素装着(構成要素移送若しくは構成要素転移)の速度も精度も高められる。構成要素支持体上への構成要素の移送若しくは装着の空気力助成は、簡単に実施され得るものであり、それというのは慣用の幾つかの自動装着装置若しくは自動実装装置の吸着ピペットは切換可能な空気力装置を備えており、該空気力装置は負圧から過圧への切換を可能にするものであるからである。空気力装置の切換機構を慣性力(慣性モーメント)にさらさないようにするために、切換機構の切換弁は吸着ピペットから離して配置されていて、すでに放出位置への到達の前に制御されるようになっていてよい。
請求項4に記載の方法では、装着の前に構成要素支持体の表面形状(表面起伏又は表面凹凸)を距離センサーによって正確に測定し、若しくは構成要素支持体の装着箇所の近傍の表面形状を距離センサーによって正確に測定するようになっている。構成要素支持体の表面形状の測定のために、1μmの精度を有する電気機械式の測定装置並びに測定速度に優れた光学式の距離センサーが用いられる。光学式の測定センサーとしてはレーザー・三角測定法の測定原理に基づくセンサーを用いるのが有利であり、該センサーは2つのレーザービームを用いた目標点の位置検出によって高さ形状を決定するようになっており、レーザービームは互いに異なる入射角で測定すべき表面に当てられる。表面形状の測定によって、構成要素支持体上の構成要素組み付け箇所の互いに異なる高さ位置を正確に決定することができ、その結果、装着すべき構成要素支持体が例えば応力に起因してたわんでいる場合にも、保持装置から構成要素支持体への構成要素の移送距離若しくは転移距離の長さを常に一定に保つことができる。このことは精度を高めることに著しく寄与するものである。
構成要素支持体の表面形状測定は、高さ測定装置の距離センサーが構成要素支持体の造面に沿って移動させられて表面形状を検出するか、構成要素支持体が不動の高さ測定装置の下側に配置されて、高さ測定装置に沿って移動させられて、少なくとも所定の構成要素組み付け場所で構成要素支持体の表面の高さ位置を検出することによって行われる。
請求項5に記載の方法では、構成要素支持体の表面形状は、非連続の表面形状測定値から補間法によって決定され、この場合に利点として、表面形状測定は高い速度で、しかも高い精度で行われる。
請求項6に記載の方法では、距離スイッチとして形成された共焦点式の距離センサーを用いて、構成要素が放出位置に到達したことを検出するようになっている。共焦点式の適切な距離センサーは、ドイツ連邦共和国特許出願公告第10145167C2号に記載されている。該距離スイッチは、光導波体を備えており、光導波体の1つの端部は光を放射若しくは送出する送信ユニット並びに光を受け取る受信ユニットに接続されている。光導波体の別の端部に端面を形成してあり、該端面は光を送出並びに受け取るように形成されている。該距離スイッチはさらに、光導波体の端面に三次元のスイッチ領域によって形成された画像光学系、並びに出力装置を有しており、出力装置は光受信部に接続されている。出力装置は、少なくとも部分的に反射された対象物がスイッチ領域内へ移動して、これによって光導波体・端面から送出された光が所定の最小強さで再びもとの光導波体・端面へ反射された場合に信号を発信するように形成されている。
共焦点式の距離センサーによる放出位置若しくは引き渡し位置の正確な検出のために、距離スイッチの光学系及び光導波体・端面は装着ヘッド若しくは保持装置に取り付けられていて、次のように調節され、つまり構成要素支持体に向かう保持装置の降下時に距離スイッチは、保持装置に対して相対的な所定の位置関係にあるスイッチ領域がちょうど構成要素支持体の表面に当たった場合に信号を発信するようになっている。
距離スイッチは有利には次のように調節され、つまり構成要素が放出位置の直前に達した場合に信号を発信するようになっている。これによって時間的な遅延を考慮して、相応に補償するようになっており、該遅延は特に保持装置の完全な停止及び保持力の遮断の際に必然的に存在する応答時間に起因するものである。
距離スイッチは有利には装着ヘッドに対して相対的に、装着すべき構成要素支持体の表面に対して平行に移動可能に取り付けられている。これによって、距離スイッチのスイッチ領域が構成要素支持体上の隆起部、若しくはすでに装着された構成要素にぶつかって、完全に誤った高さ位置における構成要素放出のための信号を発信しないようにされている。
次に本発明を図示の実施例に基づき詳細に説明する。図面において、
図1は、構成要素支持体上への構成要素の公知技術(Stand der Technik)に基づく装着過程を示す図であり、
図2は、構成要素支持体上への構成要素の本発明の実施例に基づくいわば接触なしの装着過程を示す図であり、
図3は、保持装置の速度特性線図であり、この場合に速度特性線に構成要素の公知技術に基づく装着時点と構成要素の本発明の実施例に基づく放出時点とをプロットしてあり、
図4は、装着すべき構成要素支持体の表面形状の測定状態を示す図である。
図面において対応する構成要素若しくは構成部材には最初の数字を変えて付けてある。図1A及び図1Bには、基板170上に構成要素160を従来技術に基づき装着若しくは実装する状態が示してあり、構成要素160を受容している吸着ピペット110は、矢印で示す速度Vzで基板170に向けて移動若しくは運動させられる。構成要素160は所定の構成要素組み付け箇所に載せられ、構成要素160の接続接点161a若しくは161bは材料バンプ(材料集積部)172a,172bに向けて押圧される。材料バンプ172a,172bは基板170の接続面171a,171b上に設けられていて、例えばはんだペーストを含んでおり、構成要素160の装着の後にろう付け過程によって、接続接点161aと接続面171aとの間、並びに接続接点161bと接続面171bとの間の耐久性のある電気接続部を形成するようになっている。
装着力に依存して、若しくは速度Vzの時間経過に関連して、図1bに示してあるように、構成要素160は程度の差こそあれ、材料バンプ172a,172b内に押し込まれる。これによって材料バンプ172a,172bは部分的に側方へ押し退けられ、その結果、殊に接続面171a,171bの相互の離間間隔の短い小型の構成要素において、変形された材料バンプ172a,172bは、両方の接続面171a,171b間の領域175内へ流れ込んで、短絡を生ぜしめてしまうことになる。このような短絡は、基板170上に組み立てられた電子式の構成ユニットの機能エラーを生ぜしめることになり、したがって、短絡を生ぜしめてしまった基板70は電子式の構成ユニット若しくは電子装置の製造のために修復されるか、さもなければ使用され得ず、スクラップ若しくは欠陥品として除去されねばならない。
本発明の実施例に基づくいわば接触なしの装着過程、つまりろう材バンプの変形によるバンプ間の接触若しくはろう材バンプの変形による構成要素と構成要素支持体との直接的な接触若しくは短絡の生じないような装着過程を図2A、図2B、図2C及び図2Dに示してある。図2Aに示してあるように、接触なしの装着過程は次のように開始され、つまり、2つの、2つの接続接点261a,261bを有する構成要素260は、吸着ピペット210に保持され、所定の速度Vzで、装着すべき基板270に向けて移動(移送)させられる。基板270上に2つの接続面271a,271bを設けてあり、該接続面(接触面)は接続接点261a,261bと電気的に接触させられるようになっている。接続面271a,271b上にろう材バンプ272a,272bを施してあり、該ろう材バンプは周知のように後に行われるろう付け過程で接続接点261a,261bと接続面271a,271bとの間の耐久性のある接続のために用いられるものである。
図2Bに示してあるように、構成要素260若しくは保持装置210の移動運動は、ちょうど構成要素260が基板270の上面に対して所定の距離dに達した時点で停止されている。
構成要素260の放出位置の到達に際して、構成要素260を吸着ピペット(保持装置)210によって保持している負圧は、遮断されて、送風空気(ブローエアー)を吸着ピペット210の空気通路(図示省略)によって送風するようになっている。負圧から送風空気のための過圧への切換は、周知のように空気力装置(図示省略)内で行われ、空気力装置は急速に切換可能な空気弁を有している。
負圧から過圧への切換は、吸着ピペット210からの構成要素260の分離を生ぜしめ、該分離はしばしば一様にではなく、図2Cに示してあるように行われる。この場合に、まず構成要素260の側方の一方の部分(片側)が保持装置210に対する接触を失い、その結果、構成要素260は、保持装置210と両方のろう材バンプ272a,272bとの間の空間内での傾いた位置を占めるようになっている。
吸着ピペット210から下方へ流出する送風空気に基づき、構成要素260の一方の側での分離の直後に、該構成要素の他方の側でも吸着ピペット210との接触を失って、ろう材バンプ272a上に載着される。これによって、構成要素260の装着は終了されて、ろう材バンプ272a,272bの接着性に基づき、図2dに示してある所定の組み付け位置に保持される。
図1で述べてある直接的な接触若しくは短絡を伴う装着と比べて、ろう材バンプ272a,272b上に接触なしに装着された構成要素260によって生ぜしめられる圧力は著しく減少されている。これによって、ろう材バンプ272a,272bの形は構成要素260によってほとんど変形されず、接続面271a,271b間の、変形したろう材バンプ同士の機械的な接触に基づく短絡は確実に避けられている。
構成要素260の前述の接触なしの装着若しくはろう材バンプ同士の接触若しくは短絡なしの装着においては利点として、構成要素260は吸着ピペット210の最小の装着力にもさらされなくなっている。吸着ピペットの最小の装着力でさえ、特に小さい構成要素にとって過度な圧力を生ぜしめ、ひいては構成要素260の機械的な損傷、例えば破損を生ぜしめてしまうことになる。
図3に典型的な速度特性線を示してあり、該速度特性線に沿って、構成要素を保持する吸着ピペットは装着過程中に、構成要素支持体の表面に対して垂直にかつ構成要素支持体に向かって運動させられる。スムーズな構成要素移送を可能にするために、吸着ピペットはまず、構成要素支持体に向けて、つまり一般的に下方へ加速され、次いで最大の速度Vzの達成の後に減速されて、構成要素と構成要素支持体との間の強い衝突を避けるようになっている。従来周知の接触のおそれのある装着過程では、吸着ピペットの速度Vzは、t1時点での構成要素の載着の際に機械的な損傷を避けるために値Vz1まで減速されるようになっている(衝撃の最小化)。
従来技術とは逆に、構成要素支持体の上面に対する所定の距離に規定された放出位置までの移動は、バンプ上への構成要素の機械的な接触のない載着を可能にしている。時点t2での放出位置への、Vz1に比べて明らかに高い速度Vz2での到達に際して、吸着ピペットは直ちに若しくは急激に停止され、つまりできるだけ急制動されて、構成要素は放たれる。これによって構成要素は、構成要素の慣性力に基づき構成要素支持体に向かって吸着ピペットから速度Vz2で離れることになる。バンプ上への構成要素のこのような載着は、装着過程の最終段階で時間節減Δtを達成し、該時間節減は時点t1と時点t2との間の差によって規定されるものである。つまりバンプ上への構成要素の本発明に基づく前述の載着は、構成要素の極めて丁寧な処理に加えて、装着能力の著しい増大を可能にしている。
接触なしの装着の際の高い精度は、一般的に保持クランプ451によって自動装着装置の装着領域に固定されている基板470の表面上における本来の装着過程の前に、基板の表面形状を測定することによって達成される。このために有利には光学式の距離センサー420を用いてあり、距離センサーは吸着ピペット410の横で装着ヘッド400に取り付けられている。これによって、構成要素支持体の表面の形状は、基板470の装着過程時に走査されるようになっている。表面形状測定によって得られた高さ寸法値は制御ユニット(図示省略)に記憶されて、吸着ピペット410の移動時に放出位置に対応する位置の決定のために用いられる。
基板470の前述の表面形状測定を省略して、距離センサー420によって吸着ピペット410の運動を制御することも可能である。このことは、距離センサー410を距離スイッチとして形成することによって達成され、距離スイッチは、下方へ運動若しくは移動する吸着ピペット410がちょうど基板470の所定の組み込み箇所の表面上の所定の距離に到達した場合に信号を発信するようになっている。
改めて要約すると、構成要素支持体(基板)270に構成要素260を装着するための本発明に基づく方法においては、構成要素260は装着ヘッドの保持装置210から構成要素260へ生ぜしめられる保持力で、保持装置210に受容される。このように受容された構成要素260は装着ヘッドによって、構成要素支持体270に設けられた構成要素組み付け箇所(組み付けスペース)上の所定の放出位置へ搬送若しくは移送される。放出位置への構成要素の到達に際して、保持力は遮断され、これによって構成要素260は保持装置210から分離され、かつ構成要素支持体上へ転移され、つまり構成要素支持体上に載着される。構成要素転移の精度は、構成要素260の分離を保持装置210のできるだけ急激な制動によって、つまり保持装置をできるだけ急制動することによって行い、その結果、構成要素転移を構成要素の慣性力で助成することによって高められる。追加的に、保持装置として用いられる吸着ピペット210からの構成要素260の分離過程は、空気力式の切換弁によって助成されてよく、切換弁は、構成要素260を吸着ピペット210に保持するための負圧を、過圧に切り換えるようになっており、過圧は送風空気によって構成要素260の放出を助成するものである。
構成要素支持体上への構成要素の公知技術に基づく装着過程を第1の段階で示す図 構成要素支持体上への構成要素の公知技術に基づく装着過程を第2の段階で示す図 構成要素支持体上への構成要素の本発明の実施例に基づく装着過程を第1の段階で示す図 構成要素支持体上への構成要素の本発明の実施例に基づく装着過程を第2の段階で示す図 構成要素支持体上への構成要素の本発明の実施例に基づく装着過程を第3の段階で示す図 構成要素支持体上への構成要素の本発明の実施例に基づく装着過程を第4の段階で示す図 保持装置の速度特性線図 装着すべき構成要素支持体の表面形状の測定状態を示す図
符号の説明
160 構成要素、 161a,161b 接続接点、 170 基板、 171a,171b 接続面、 172a,172b 材料バンプ、 175 領域、 210 吸着ピペット、 260 構成要素、 261a,261b 接続接点、 271a,271b 接続面、 272a,272b ろう材バンプ、 420 距離センサー、 451 保持クランプ

Claims (6)

  1. 構成要素支持体に構成要素を装着するための方法において、
    装着すべき構成要素(260)は装着ヘッド(400)の保持装置(210,410)によって、該保持装置(210,410)から前記構成要素(260)へ生ぜしめられる保持力に基づき受容され、
    受容された前記構成要素(260)は、前記装着ヘッド(400)によって、構成要素支持体(270,470)に設けられた構成要素組み付け箇所の上の放出位置へ移送され、この場合に前記放出位置は、前記構成要素支持体(270,470)の表面に対して所定の距離を有しており、しかも、前記保持装置(210,410)により受容された前記構成要素(260)の、前記構成要素支持体の表面に対する所定の距離内での停止を、前記装着ヘッド(400)に取り付けられた距離センサー(420)によりトリガし、
    次いで保持力は遮断され、これによって前記構成要素(260)は前記保持装置(210,410)から分離されて、前記構成要素支持体(270,470)に転移されることを特徴とする、構成要素支持体上への構成要素の装着のための方法
  2. 前記構成要素(260)の分離は、該構成要素(260)が放出位置に達した際に前記保持装置(210,410)の速度の急速な変化によって助成される請求項1に記載の方法。
  3. 前記保持装置として吸着ピペット(210,410)を用い、該吸着ピペットは保持力を負圧によって生ぜしめ、前記構成要素(260)の分離は負圧の迅速な遮断及び過剰圧力の形成によって助成される請求項1又は2に記載の方法。
  4. 装着の前に前記構成要素支持体(270,470)の表面形状は前記距離センサーを用いて正確に測定される請求項1から3のいずれか1項に記載の方法。
  5. 前記構成要素支持体の表面形状は、非連続の表面形状測定値から補間法によって決定される請求項4に記載の方法。
  6. 前記構成要素(260)の放出位置は、該構成要素(260)が放出位置に達した際に、距離スイッチ(420)として形成された共焦点式の距離センサーによって検出される請求項1から3のいずれか1項に記載の方法。
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