JP4732403B2 - 蓄電池システムの制御方法及び制御回路 - Google Patents
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「最新 実用二次電池」、日本電池株式会社編 第2版 1999年、日刊工業新聞社。
直列に接続された複数の蓄電池単セルから成る組蓄電池モジュールを複数個使用する蓄電池システムの制御方法において、前記組蓄電池モジュール毎に該組蓄電池モジュールと接続するマイクロプロセッサ回路を設け、各前記マイクロプロセッサ回路は、自らに接続されている前記組蓄電池モジュールの充放電を監視・制御するとともに、他の前記マイクロプロセッサ回路と通信する通信手段を有し、あらかじめ定められたアルゴリズムによって決まる1つの前記マイクロプロセッサ回路が、自らに接続されていない前記組蓄電池モジュールの充放電を監視・制御し、前記マイクロプロセッサ回路はそれぞれ相異なるアドレスを有し、あらかじめ定められたアルゴリズムによって、前記アドレスに準拠して、1つの前記マイクロプロセッサ回路がサーバとなり、他の前記マイクロプロセッサ回路がクライアントとなり、サーバである前記マイクロプロセッサ回路は、自らに接続されている前記組蓄電池モジュールの充放電を監視・制御するとともに、前記通信手段を用いて、自らに接続されていないすべての前記組蓄電池モジュールの充放電を監視・制御し、前記あらかじめ定められたアルゴリズムは、正常に動作する前記マイクロプロセッサ回路の中で、最も小さい数値のアドレスを有するマイクロプロセッサ回路をサーバとするものであり、サーバである前記マイクロプロセッサ回路がクライアントである前記マイクロプロセッサ回路と通信できなくなった場合に、該サーバであるマイクロプロセッサ回路は自らの通信機能が故障しているか否かを判断し、自らの通信機能が故障していると判断した場合には、自らに接続された組蓄電池モジュールを充放電回路から切り離し、自らの電源を切り、自らの通信機能が故障していないと判断した場合には、該クライアントであるマイクロプロセッサ回路に接続された組蓄電池モジュールを充放電回路から切り離すことを特徴とする蓄電池システムの制御方法を構成する。
直列に接続された複数の蓄電池単セルから成る組蓄電池モジュールを複数個使用する蓄電池システムの制御方法において、前記組蓄電池モジュール毎に該組蓄電池モジュールと接続するマイクロプロセッサ回路を設け、各前記マイクロプロセッサ回路は、自らに接続されている前記組蓄電池モジュールの充放電を監視・制御するとともに、他の前記マイクロプロセッサ回路と通信する通信手段を有し、あらかじめ定められたアルゴリズムによって決まる1つの前記マイクロプロセッサ回路が、自らに接続されていない前記組蓄電池モジュールの充放電を監視・制御し、前記マイクロプロセッサ回路はそれぞれ相異なるアドレスを有し、あらかじめ定められたアルゴリズムによって、前記アドレスに準拠して、1つの前記マイクロプロセッサ回路がサーバとなり、他の前記マイクロプロセッサ回路がクライアントとなり、サーバである前記マイクロプロセッサ回路は、自らに接続されている前記組蓄電池モジュールの充放電を監視・制御するとともに、前記通信手段を用いて、自らに接続されていないすべての前記組蓄電池モジュールの充放電を監視・制御し、前記あらかじめ定められたアルゴリズムは、正常に動作する前記マイクロプロセッサ回路の中で、最も小さい数値のアドレスを有するマイクロプロセッサ回路をサーバとするものであり、クライアントである前記マイクロプロセッサ回路がサーバである前記マイクロプロセッサ回路と通信できなくなった場合に、該クライアントは、自分を一時的にサーバ兼クライアントに設定し、アドレス探索を行い、自分より小さいアドレスが見つかれば、自分はサーバであることをやめ、クライアントとなり、自分より小さいアドレスが見つからなければ、一定時間内に接続されたクライアントがある場合には、クライアントであることをやめ、サーバとなり、その他の場合には、自らに接続された組蓄電池モジュールを充放電回路から切り離し、自らの電源を切ることを特徴とする蓄電池システムの制御方法を構成する。
直列に接続された複数の蓄電池単セルから成る組蓄電池モジュールを複数個使用する蓄電池システムの制御方法において、前記組蓄電池モジュール毎に該組蓄電池モジュールと接続するマイクロプロセッサ回路を設け、各前記マイクロプロセッサ回路は、自らに接続されている前記組蓄電池モジュールの充放電を監視・制御するとともに、他の前記マイクロプロセッサ回路と通信する通信手段を有し、あらかじめ定められたアルゴリズムによって決まる1つの前記マイクロプロセッサ回路が、自らに接続されていない前記組蓄電池モジュールの充放電を監視・制御し、前記マイクロプロセッサ回路はそれぞれ相異なるアドレスを有し、あらかじめ定められたアルゴリズムによって、前記アドレスに準拠して、1つの前記マイクロプロセッサ回路がサーバとなり、他の前記マイクロプロセッサ回路がクライアントとなり、サーバである前記マイクロプロセッサ回路は、自らに接続されている前記組蓄電池モジュールの充放電を監視・制御するとともに、前記通信手段を用いて、自らに接続されていないすべての前記組蓄電池モジュールの充放電を監視・制御し、前記あらかじめ定められたアルゴリズムは、正常に動作する前記マイクロプロセッサ回路の中で、最も小さい数値のアドレスを有するマイクロプロセッサ回路をサーバとするものであり、クライアントである前記マイクロプロセッサ回路が監視・制御する前記組蓄電池モジュールの状態が異常であるが、該クライアントであるマイクロプロセッサ回路があらかじめ定められた対応をしない場合に、サーバである前記マイクロプロセッサ回路が、該クライアントであるマイクロプロセッサ回路に接続された組蓄電池モジュールを充放電回路から切り離すことを特徴とする蓄電池システムの制御方法を構成する。
請求項1ないし3のいずれかに記載の蓄電池システムの制御方法において、
前記マイクロプロセッサ回路によって監視・制御されて動作している前記組蓄電池モジュールに、別のマイクロプロセッサ回路によって監視・制御されて動作する別の組蓄電池モジュールを並列接続する場合に、すべての前記マイクロプロセッサ回路のアドレスに重複がなければ、前記動作中の組蓄電池モジュールの動作を継続させたまま、前記別の組蓄電池モジュールを前記動作中の組蓄電池モジュールに並列接続し、前記あらかじめ定められたアルゴリズムによって、サーバとクライアントとを再決定することを特徴とする蓄電池システムの制御方法を構成する。
請求項1ないし4のいずれかに記載の蓄電池システムの制御方法において、前記マイクロプロセッサ回路の動作状態に関する情報がモニタへ向けて送出されることを特徴とする蓄電池システムの制御方法を構成する。
請求項1ないし5のいずれかに記載の蓄電池システムの制御方法において、前記蓄電池がニッケル水素蓄電池であることを特徴とする蓄電池システムの制御方法を構成する。
蓄電池システムの制御回路であって、請求項1ないし6のいずれかに記載の蓄電池システムの制御方法を遂行することを特徴とする蓄電池システムの制御回路を構成する。
図1は、本発明に係る蓄電池システムの制御方法を遂行するための回路構成を説明する図である。
マイクロプロセッサ回路1、2はそれぞれ相異なるアドレスを有し、あらかじめ定められたアルゴリズムによって、前記アドレスに準拠して、1つの前記マイクロプロセッサ回路(ここでは、マイクロプロセッサ回路1)がサーバとなり、他の前記マイクロプロセッサ回路がクライアント(ここでは、マイクロプロセッサ回路2)となり、サーバとして動作するマイクロプロセッサ回路1は、自らに接続されている前記組蓄電池モジュールの充放電を監視・制御するとともに、前記通信手段を用いて、自らに接続されていないすべての前記組蓄電池モジュールの充放電を監視・制御する。
マイクロプロセッサ回路1または2によって監視・制御されて動作している蓄電池モジュール3に、別のマイクロプロセッサ回路によって監視・制御されて動作する別の並列蓄電池モジュールを並列接続する場合に、すべてのマイクロプロセッサ回路のアドレスに重複がなければ、動作中の並列蓄電池モジュール3の動作を継続させたまま、前記別の並列蓄電池モジュールを前記動作中の並列蓄電池モジュール3に並列接続し、図2に示すアルゴリズムに従い、サーバとクライアントとを再決定する。このようにして、並列蓄電池モジュールの増設を行うことができる。
(サーバ故障のシミュレーション)
図1において、サーバであるアドレス 192.168.1.2 のマイクロプロセッサ回路1の電源を切ると、このマイクロプロセッサ回路1が監視・制御している蓄電池システムは不活性化され、充放電器との接続が切断されて動作しなくなる。それと共に、残りのマイクロプロセッサ回路2は再び一時的にサーバ兼クライアントとなり、自分のアドレスより小さいアドレスを 192.168.1.2 から順に探索する。アドレス 192.168.1.2 の回路1は動作していないので、次に小さいアドレス 192.168.1.3 のマイクロプロセッサ回路2がサーバとなり、残りはクライアントとなる。
(クライアント故障のシミュレーション1)
次に、クライアントであるアドレス 192.168.1.5 のマイクロプロセッサ回路2の電源を切った後、整流器の電源を切って蓄電池システムから負荷に放電させたところ、残る4ユニットから正常に放電することが確認された。これは、アドレス 192.168.1.5 のマイクロプロセッサ回路との通信が不能になったことをサーバが検知し、図3のアルゴリズムに従って、アドレス 192.168.1.5 のマイクロプロセッサ回路に接続された蓄電池モジュールを充放電回路から切り離す制御を行ったからである。
(クライアント故障のシミュレーション2)
次に、整流器を復電させ、アドレス 192.168.1.6 のマイクロプロセッサ回路2のLANケーブルを抜いて通信機能を停止させた。続いて整流器の電源を切って負荷に放電させたところ、アドレス 192.168.1.3、4、5、7、の4ユニットから正常に放電した。これは、この場合にも、アドレス 192.168.1.6 のマイクロプロセッサ回路との通信が不能になったことをサーバが検知し、図3のアルゴリズムに従って、アドレス 192.168.1.6 のマイクロプロセッサ回路に接続された蓄電池モジュールを充放電回路から切り離す制御を行ったからである。
(蓄電池モジュール異常のシミュレーション)
次に、アドレス 192.168.1.7 のマイクロプロセッサ回路2のプログラムを一部改変し、蓄電池モジュール3の電圧が40.0V以下であっても、サーバへの異常信号の発出と充放電器からの切り離しを行わないようにするとともに、蓄電池モジュール3中の接続を1箇所切断した。その後整流器を復電させ、アドレス 192.168.1.6 のマイクロプロセッサ回路2の通信機能を、LAN5との接続によって回復させた後、整流器の電源を切って負荷に放電させた。この時アドレス 192.168.1.3 のサーバは、蓄電池電圧 0Vを検出してからアドレス 192.168.1.7 のクライアントに充放電器からの蓄電池モジュール3の切り離し命令を出したため、該当の蓄電池モジュール3は充放電器から切り離され、アドレス 192.168.1.7 のユニットからの放電は行われなかった。
Claims (7)
- 直列に接続された複数の蓄電池単セルから成る組蓄電池モジュールを複数個使用する蓄電池システムの制御方法において、
前記組蓄電池モジュール毎に該組蓄電池モジュールと接続するマイクロプロセッサ回路を設け、各前記マイクロプロセッサ回路は、自らに接続されている前記組蓄電池モジュールの充放電を監視・制御するとともに、他の前記マイクロプロセッサ回路と通信する通信手段を有し、あらかじめ定められたアルゴリズムによって決まる1つの前記マイクロプロセッサ回路が、自らに接続されていない前記組蓄電池モジュールの充放電を監視・制御し、
前記マイクロプロセッサ回路はそれぞれ相異なるアドレスを有し、あらかじめ定められたアルゴリズムによって、前記アドレスに準拠して、1つの前記マイクロプロセッサ回路がサーバとなり、他の前記マイクロプロセッサ回路がクライアントとなり、サーバである前記マイクロプロセッサ回路は、自らに接続されている前記組蓄電池モジュールの充放電を監視・制御するとともに、前記通信手段を用いて、自らに接続されていないすべての前記組蓄電池モジュールの充放電を監視・制御し、
前記あらかじめ定められたアルゴリズムは、正常に動作する前記マイクロプロセッサ回路の中で、最も小さい数値のアドレスを有するマイクロプロセッサ回路をサーバとするものであり、
サーバである前記マイクロプロセッサ回路がクライアントである前記マイクロプロセッサ回路と通信できなくなった場合に、該サーバであるマイクロプロセッサ回路は自らの通信機能が故障しているか否かを判断し、
自らの通信機能が故障していると判断した場合には、自らに接続された組蓄電池モジュールを充放電回路から切り離し、自らの電源を切り、
自らの通信機能が故障していないと判断した場合には、該クライアントであるマイクロプロセッサ回路に接続された組蓄電池モジュールを充放電回路から切り離すことを特徴とする蓄電池システムの制御方法。 - 直列に接続された複数の蓄電池単セルから成る組蓄電池モジュールを複数個使用する蓄電池システムの制御方法において、
前記組蓄電池モジュール毎に該組蓄電池モジュールと接続するマイクロプロセッサ回路を設け、各前記マイクロプロセッサ回路は、自らに接続されている前記組蓄電池モジュールの充放電を監視・制御するとともに、他の前記マイクロプロセッサ回路と通信する通信手段を有し、あらかじめ定められたアルゴリズムによって決まる1つの前記マイクロプロセッサ回路が、自らに接続されていない前記組蓄電池モジュールの充放電を監視・制御し、
前記マイクロプロセッサ回路はそれぞれ相異なるアドレスを有し、あらかじめ定められたアルゴリズムによって、前記アドレスに準拠して、1つの前記マイクロプロセッサ回路がサーバとなり、他の前記マイクロプロセッサ回路がクライアントとなり、サーバである前記マイクロプロセッサ回路は、自らに接続されている前記組蓄電池モジュールの充放電を監視・制御するとともに、前記通信手段を用いて、自らに接続されていないすべての前記組蓄電池モジュールの充放電を監視・制御し、
前記あらかじめ定められたアルゴリズムは、正常に動作する前記マイクロプロセッサ回路の中で、最も小さい数値のアドレスを有するマイクロプロセッサ回路をサーバとするものであり、
クライアントである前記マイクロプロセッサ回路がサーバである前記マイクロプロセッサ回路と通信できなくなった場合に、該クライアントは、自分を一時的にサーバ兼クライアントに設定し、アドレス探索を行い、
自分より小さいアドレスが見つかれば、自分はサーバであることをやめ、クライアントとなり、
自分より小さいアドレスが見つからなければ、一定時間内に接続されたクライアントがある場合には、クライアントであることをやめ、サーバとなり、その他の場合には、自らに接続された組蓄電池モジュールを充放電回路から切り離し、自らの電源を切ることを特徴とする蓄電池システムの制御方法。 - 直列に接続された複数の蓄電池単セルから成る組蓄電池モジュールを複数個使用する蓄電池システムの制御方法において、
前記組蓄電池モジュール毎に該組蓄電池モジュールと接続するマイクロプロセッサ回路を設け、各前記マイクロプロセッサ回路は、自らに接続されている前記組蓄電池モジュールの充放電を監視・制御するとともに、他の前記マイクロプロセッサ回路と通信する通信手段を有し、あらかじめ定められたアルゴリズムによって決まる1つの前記マイクロプロセッサ回路が、自らに接続されていない前記組蓄電池モジュールの充放電を監視・制御し、
前記マイクロプロセッサ回路はそれぞれ相異なるアドレスを有し、あらかじめ定められたアルゴリズムによって、前記アドレスに準拠して、1つの前記マイクロプロセッサ回路がサーバとなり、他の前記マイクロプロセッサ回路がクライアントとなり、サーバである前記マイクロプロセッサ回路は、自らに接続されている前記組蓄電池モジュールの充放電を監視・制御するとともに、前記通信手段を用いて、自らに接続されていないすべての前記組蓄電池モジュールの充放電を監視・制御し、
前記あらかじめ定められたアルゴリズムは、正常に動作する前記マイクロプロセッサ回路の中で、最も小さい数値のアドレスを有するマイクロプロセッサ回路をサーバとするものであり、
クライアントである前記マイクロプロセッサ回路が監視・制御する前記組蓄電池モジュールの状態が異常であるが、該クライアントであるマイクロプロセッサ回路があらかじめ定められた対応をしない場合に、サーバである前記マイクロプロセッサ回路が、該クライアントであるマイクロプロセッサ回路に接続された組蓄電池モジュールを充放電回路から切り離すことを特徴とする蓄電池システムの制御方法。 - 請求項1ないし3のいずれかに記載の蓄電池システムの制御方法において、
前記マイクロプロセッサ回路によって監視・制御されて動作している前記組蓄電池モジュールに、別のマイクロプロセッサ回路によって監視・制御されて動作する別の組蓄電池モジュールを並列接続する場合に、すべての前記マイクロプロセッサ回路のアドレスに重複がなければ、前記動作中の組蓄電池モジュールの動作を継続させたまま、前記別の組蓄電池モジュールを前記動作中の組蓄電池モジュールに並列接続し、前記あらかじめ定められたアルゴリズムによって、サーバとクライアントとを再決定することを特徴とする蓄電池システムの制御方法。 - 請求項1ないし4のいずれかに記載の蓄電池システムの制御方法において、
前記マイクロプロセッサ回路の動作状態に関する情報がモニタへ向けて送出されることを特徴とする蓄電池システムの制御方法。 - 請求項1ないし5のいずれかに記載の蓄電池システムの制御方法において、
前記蓄電池がニッケル水素蓄電池であることを特徴とする蓄電池システムの制御方法。 - 蓄電池システムの制御回路であって、
請求項1ないし6のいずれかに記載の蓄電池システムの制御方法を遂行することを特徴とする蓄電池システムの制御回路。
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