JP4732207B2 - アクチュエータ - Google Patents

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Description

本発明は、たとえば自動車のドアロック装置のロック状態を解除するための駆動力や、燃料キャップの蓋等の開閉動力を発揮するアクチュエータに関し、特に、相互に結合される第1および第2ケース半体から成るケースに、該ケースから突出する側に弾発付勢された出力軸が軸方向に往復作動することを可能として支承され、電動モータと、該電動モータの回転動力を前記ケース内に引き込む側に前記出力軸を駆動する軸方向動力に変換するようにして前記電動モータおよび前記出力軸間に設けられる動力変換手段とが前記ケースに収納されるアクチュエータに関する。
このようなアクチュエータは、特許文献1および特許文献2によって知られている。
特許第3153474号公報 特開2004−257472号公報
ところが上記特許文献1で開示されたものでは、電動モータの回転動力が減速されて伝達されるねじ軸が出力軸に螺合されており、出力軸をケースから突出させる側に付勢するばね力を発揮するコイルばねが、ねじ軸を囲繞して出力軸およびケース間に設けられている。このため、ねじ軸の組付け時には、コイルばねをそのばね力に抗して収縮させる操作が必要であり、組付け作業が容易ではなかった。しかも出力軸を挿通させる挿通孔が相互に結合される一対のケース半体間に形成されるものであるので、両ケース半体の結合面が複雑化し、良好なシール性を得ることが難しい。
一方、特許文献2で開示されたものでは、両ケース半体の一方に出力軸を挿通せしめる挿通孔を設けることで両ケース半体の結合面を単純化し、充分なシール性を得るようにしているが、電動モータの回転動力を出力軸の軸方向動力に変換する動力変換手段の一部にラックおよびピニオンを用いているので、ラックの長さを比較的長く設定せざるを得ず、またピニオンおよび電動モータ間の減速機構の減速比を比較的大きく設定する必要があるので減速機構の設置スペースが比較的大きくなってしまい、ケース全体の大型化を招く。しかも出力軸の軸方向往復移動端を規制するために一対のストッパを必要としており、部品点数が多くなる。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、充分なシール性を得ることができるようにするとともにねじ軸の組付けを容易とし、さらにケースの小型化および部品点数の低減を図ったアクチュエータを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、相互に結合される第1および第2ケース半体から成るケースに、該ケースから突出する側に弾発付勢された出力軸が軸方向に往復作動することを可能として支承され、電動モータと、該電動モータの回転動力を前記ケース内に引き込む側に前記出力軸を駆動する軸方向動力に変換するようにして前記電動モータおよび前記出力軸間に設けられる動力変換手段とが前記ケースに収納されるアクチュエータにおいて、前記動力変換手段は、ねじ軸と、該ねじ軸および前記電動モータ間に設けられる減速機構とから成り、函状に形成される第1ケース半体の側壁に挿通孔が設けられ、前記ねじ軸を螺合せしめる螺合部を軸方向内端側に有して前記挿通孔に挿通される前記出力軸に、前記螺合部に螺合されたねじ軸の一端側を臨ませる長孔が軸方向に長く延びて設けられ、前記長孔の長手方向両端壁に当接することで前記出力軸の軸方向移動端を規制するストッパが、第1ケース半体が備える前記側壁の内面および前記螺合部間で前記長孔に挿通されて第1ケース半体に嵌合、支持され、前記ねじ軸の他端部および第1ケース半体間に、前記出力軸を前記ケースから突出させる側に前記ねじ軸を回転付勢するばね力を発揮する渦巻きばねが設けられることを特徴とする。
また請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の構成に加えて、前記渦巻きばねを収納するばねケースが、第1ケース半体に嵌合、支持され、前記ねじ軸の他端部が前記渦巻きばねの内端に係合され、前記渦巻きばねの外端が前記ばねケースに係合されることを特徴とする。
さらに請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の発明の構成に加えて、前記挿通孔の断面形状が前記出力軸の回転を阻止する形状に形成されることを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、渦巻きばねが第1ケース半体およびねじ軸間に設けられるので、ねじ軸を第1ケース半体側に組み込む際には渦巻きばねのばね荷重を受けることがなく組付けが容易となる。また挿通孔に差し込んで回転を規制した状態の出力軸の内端部に、渦巻きばねを巻き付けながらねじ軸を回転操作して螺合し、さらに出力軸を押し込んでいくことによるねじ作用でねじ軸を回転せしめた後、出力軸の長孔に挿通せしめるようにしてストッパを第1ケース半体に嵌合すると、渦巻きばねが発揮するばね力で出力軸はその内端部の螺合部を前記ストッパに当接させるまで移動することになり、その状態で渦巻きばねのセット荷重が定まることになるので、ばね荷重にばらつきが生じることはない。しかも前記ストッパは、長孔の軸方向両端壁に当接することで出力軸の往復移動端を規制するので、単一のストッパを用いるようにした少ない部品点数で出力軸の軸方向両側ストローク規制を行うことができるとともに、出力軸の回転規制を行うことができる。しかも動力変換機構の一部としてねじ軸を用いることで減速機構の減速比を比較的小さく設定することが可能であり、減速機構を配置するためのスペースを比較的小さくすることが可能となり、ケースの小型化を図ることができる。さらに第1ケース半体に出力軸を挿通せしめる挿通孔が設けられることで第1および第2ケース半体の結合面を単純形状とすることができ、シール性を高めることができる。
また請求項2記載の発明によれば、ばねケースに収納された渦巻きばねの内端にねじ軸を連結した状態でばねケースを第1ケース半体に組付けることで、第1ケース半体およびねじ軸間に設けられる渦巻きばねと、ねじ軸を第1ケース半体に組付けることができ、組付け作業を容易とすることができる。
さらに請求項3記載の発明によれば、組立時に挿通孔に挿通された出力軸の螺合部にねじ軸を螺合する際に、出力軸の回転を規制しておく必要があるのであるが、出力軸を挿通孔に挿通するだけで出力時の回転が規制されるので、出力軸の回転を規制するように該出力軸を手で保持しておく必要がなく、組付け作業をより一層容易とすることができる。
図1〜図8は本発明の一実施例を示すものであり、図1はアクチュエータの一部切欠き正面図、図2は図1の2ー2線断面図、図3は第1ケース半体ならびに第1ケース半体に組付けられる部品を分解して示す図、図4は図1の4−4線断面図、図5は図1の5−5線断面図、図6は出力軸およびストッパの斜視図、図7は図1の7−7線断面図、図8は渦巻きばねおよびばねケースの分解斜視図である。
先ず図1において、このアクチュエータ11は、たとえば自動車のドアロック装置のロック状態を解除するための駆動力を発揮するものであり、ケース12と、該ケース12に軸方向の往復移動を可能として支承される出力軸13と、該出力軸13をケース12からの突出量を大とする側に付勢する渦巻きばね14と、電動モータ15と、該電動モータ15の回転動力をケース12からの突出量を小とする側に出力軸13を駆動する軸方向動力に変換するようにして電動モータ15および出力軸13間に設けられる動力変換手段16とを備え、前記出力軸13は、前記ケース12から一部を突出させて該ケース12に支承され、前記渦巻きばね14、前記電動モータ15および前記動力変換手段16が前記ケース12に収納される。
図2を併せて参照して、前記ケース12は、函状に形成される合成樹脂製の第1ケース半体17と、第1ケース半体17の開口端を閉じる合成樹脂製の第2ケース半体18とが複数のねじ部材19,19…で結合されて成るものであり、第1ケース半体17の第2ケース半体18への結合面には、第2ケース半体18の全周にわたって無端状に連なる第1嵌合溝20が設けられるとともに、第1嵌合溝20の内周側を形成するようにして第2ケース半体18側に突出する無端状の第1嵌合突部21が突設される。一方、第2ケース半体18の第1ケース半体17への結合面には、無端状に連なって第1嵌合溝20に嵌合する第2嵌合突部22と、前記第1嵌合突部21を嵌合するようにして無端状に連なる第2嵌合溝23とが設けられる。而して第1嵌合溝20に第2嵌合突部22を嵌合し、第2嵌合溝23に第1嵌合突部21を嵌合するようにして前記ねじ部材19、19…を締めつけることにより、第1および第2ケース半体17,18間のシール性を得ながらケース12が構成される。
図3を併せて参照して、電動モータ15への外部からの電気的接続を果たすためのカプラ24が一体に突設される側壁17aを有する第1ケース半体17には、電動モータ15の略半部を嵌合、位置決めするための位置決め凹部25が前記側壁17aに隣接して形成されており、位置決め凹部25に嵌合された前記電動モータ15は、相互に結合される第1および第2ケース半体17,18間に挟持される。
また動力変換手段16は、前記電動モータ15の回転軸線と平行な軸線を有するねじ軸28と、前記電動モータ15の回転動力を減速して前記ねじ軸28に伝達するギヤ式の減速機構29とで構成される。この減速機構29は、前記電動モータ15のモータ軸34に設けられる駆動ベベルギヤ30と、該駆動ベベルギヤ30に噛合する第1アイドルベベルギヤ31と、第1アイドルベベルギヤ31と一体に形成される第2アイドルベベルギヤ32と、第2アイドルベベルギヤ32に噛合する被動ベベルギヤ33とを備える。
電動モータ15から突出したモータ軸34の先端の半部は、第1ケース半体17に設けられる第1軸受凹部35に嵌合されるものであり、第1および第2ケース半体17,18の結合時に、前記モータ軸34の先端部は第1軸受凹部35と、第1軸受凹部35側に向けて第2ケース半体18から突出される突部(図示せず)との間で回転可能に支持される。また一体に形成されている第1および第2アイドルベベルギヤ31,32は、それらのアイドルべべルギヤ31,32の中心部を貫通する第1支軸36で回転可能に支承されるものであり、第1支軸36の両端は、前記両アイドルベベルギヤ31,32の両側で第1ケース半体17に設けられた第2および第3軸受凹部37,38に嵌合、支持される。しかも第2ケース半体18には、第2および第3軸受凹部37,38側に向けて個別に突出する突部(図示せず)が一体に突設されており、第1および第2ケース半体17,18の結合によって第1支軸36の第2および第3軸受凹部37,38からの離脱が阻止される。
第1ケース半体17において前記カプラ24が突設されている側壁17aには、電動モータ15の回転軸線と平行な軸線を有するガイド筒部39が一体に突設されており、該ガイド筒部39内および前記側壁17aに設けられる挿通孔40に、外端部に連結孔41を有する出力軸13が挿通され、出力軸13の大部分を覆うブーツ42の両端が出力軸13の外端寄りの部分およびガイド筒部39に装着される。
図4〜図6を併せて参照して、前記出力軸13は、相互に平行な一対の平坦面13a、13aを相互に反対側に有して横断面形状を非円形として形成されるものであり、前記挿通孔40の横断面形状も出力軸13の外面形状に対応して非円形の横断面形状を有するものであり、特に、挿通孔40が設けられる第1ケース半体17の深さを極力浅くしてケース12の小型化を図るために、第1ケース半体17の深さ方向に対して前記両平坦面13a…が直交する姿勢で前記出力軸13を挿通せしめるように前記挿通孔40が形成される。このような挿通孔40への出力軸13の挿通により、出力軸13の回転は阻止されることになるのであるが、組付け時に出力軸13の多少の回転を許容するように前記挿通孔40は形成される。
この出力軸13のうちケース12内に配置される内端部には、前記ねじ軸28を螺合させるねじ孔43を有する螺合部44が設けられ、その螺合部44に螺合されたねじ軸28の一端側を臨ませる長孔45が前記両平坦面13a…に開口するとともに軸方向に長く延びて出力軸13に設けられ、長孔45は、その横断面形状が矩形状となるように形成される。
第1ケース半体17における前記側壁17aの内面および前記螺合部44間には、前記長孔45の長手方向両端壁に当接することで前記出力軸13の軸方向移動端を規制するようにして前記長孔45に挿通される直方体状のストッパ46が配置されるものであり、このストッパ46の一端は第1ケース半体17に嵌合、支持され、第1および第2ケース半体18の結合時に、前記ストッパ46の他端は第2ケース半体18に嵌合される。
ところで、前記ねじ軸28は、その軸方向一端側から順に、前記ねじ孔43に螺合されるねじ47が外周に刻設されているねじ部28aと、外周面を円形とした短円柱状に形成されて前記ねじ部28aに同軸に連なる支持部28bとを一体に有するものであり、前記被動ベベルギヤ33は、前記ねじ部28aとは反対側で前記支持部28bに同軸にかつ一体に連なるように形成される。
而して前記支持部28bは、図2で明示するように、第1および第2ケース半体17,18にそれぞれ設けられる軸受部48,49間に回転可能に挟持される。また被動ベベルギヤ33は、第1および第2ケース半体17,18にそれぞれ設けられて外方に膨出する膨出部51,52内に配置されるものであり、それらの膨出部51,52によってねじ軸28の軸方向位置が規制される。
またねじ軸28は、前記被動ベベルギヤ33に一体にかつ同軸に連なるばね係合部28cを一体に有しており、該ばね係合部28cから前記被動ベベルギヤ33および前記支持部28bに至るまでねじ軸28の他端部側に第2支軸53の一端側が同軸に挿入され、ねじ軸28から突出した第2支軸53の他端部は、第1ケース半体17に設けられた第4軸受凹部54に嵌合、支持される。しかも第2ケース半体18には、第4軸受凹部54側に向けて突出する突部55が一体に突設されており、第1および第2ケース半体17,18の結合によって第2支軸53の第4軸受凹部54からの離脱が阻止される。
図7および図8を併せて参照して、前記ねじ軸28の他端部および第1ケース半体17間には、前記出力軸13を前記ケース12から突出させる側に前記ねじ軸28を回転付勢するばね力を発揮する渦巻きばね14が設けられるものであり、この渦巻きばね14はばねケース56に収納される。
而して前記ねじ軸28の他端部であるばね係合部28cのたとえば周方向に等間隔をあけた2箇所には係止孔57,57がそれぞれ設けられており、それらの係止孔57…のいずれかに、前記渦巻きばね14の内端に設けられる屈曲係合部14aが係合される。また渦巻きばね14の外端に設けられる屈曲係合部14bは、前記ばねケース56に係合される。
前記ばねケース56は、第1ケース半体17に嵌合支持されるものであり、第1および第2ケース半体17,18の結合状態では、第1および第2ケース半体17,18間に挟持される。
次にこの実施例の作用について説明すると、電動モータ15と、該電動モータ15の回転動力を前記ケース12内に引き込む側に前記出力軸13を駆動する軸方向動力に変換するようにして電動モータ15および出力軸13間に設けられる動力変換手段16は、ねじ軸28と、該ねじ軸28および電動モータ15間に設けられる減速機構29とから成るものであり、ねじ軸28および第1ケース半体17間には、出力軸13をケース12から突出させる側にねじ軸28を回転付勢するばね力を発揮する渦巻きばね14が設けられている。したがってねじ軸28を第1ケース半体17側に組み込む際には渦巻きばね14のばね荷重を受けることがなく組付けが容易となる。しかも動力変換手段16の一部としてねじ軸28を用いることで減速機構29の減速比を比較的小さく設定することが可能であり、減速機構29を配置するためのスペースを比較的小さくすることが可能となり、ケース12の小型化を図ることができる。
また函状に形成される第1ケース半体17の側壁17aには挿通孔40が設けられ、ねじ軸28を螺合せしめる螺合部44を軸方向内端側に有して挿通孔40に挿通される出力軸13には、螺合部44に螺合されたねじ軸28の一端側を臨ませる長孔45が軸方向に長く延びて設けられ、長孔45の長手方向両端壁に当接することで出力軸13の軸方向移動端を規制するストッパ46が、第1ケース半体17が備える側壁17aの内面および螺合部44間で長孔45に挿通されて第1ケース半体17に嵌合、支持されている。
したがって挿通孔40に差し込んで回転を規制した状態の出力軸13の内端部に、渦巻きばね14を巻き付けながらねじ軸28を回転操作して螺合し、さらに出力軸13を押し込んでいくことによるねじ作用でねじ軸28を回転せしめた後、出力軸13の長孔45に挿通せしめるようにしてストッパ46を第1ケース半体17に嵌合すると、渦巻きばね14が発揮するばね力で出力軸13はその内端部の螺合部44を前記ストッパ46に当接させるまで移動することになり、ねじ軸28の回転数で渦巻きばね14のねじり回転数が定まるので、渦巻きばね14のセット荷重が定まることになり、ばね荷重にばらつきが生じることはない。また第1ケース半体17に出力軸13を挿通せしめる挿通孔40が設けられることで第1および第2ケース半体17,18の結合面を単純形状とすることができ、シール性を高めることができる。またストッパ46は、長孔45の軸方向両端壁に当接することで出力軸13の往復移動端を規制するので、単一のストッパ46を用いるようにした少ない部品点数で出力軸13の軸方向両側ストローク規制を行うことができるとともに、出力軸13の回転規制を行うことができる。
しかも渦巻きばね14を収納するばねケース56が、第1ケース半体17に嵌合、支持され、ねじ軸28の他端部が渦巻きばね14の内端の屈曲係合部14aに係合され、渦巻きばね14の外端の屈曲係合部14bがばねケース56に係合されるので、ばねケース56に収納された渦巻きばね14の内端にねじ軸28を連結した状態でばねケース56を第1ケース半体17に組付けることで、第1ケース半体17およびねじ軸28間に設けられる渦巻きばね14と、ねじ軸28を第1ケース半体17に組付けることができ、組付け作業を容易とすることができる。
さらに挿通孔40に挿通された出力軸13の螺合部44にねじ軸28を螺合する際に、出力軸13の回転を規制しておく必要があるのであるが、挿通孔40の断面形状が出力軸13の回転を阻止する形状に形成されるので、出力軸13を挿通孔40に挿通するだけで出力軸13の回転が規制されることになり、出力軸13の回転を規制するように該出力軸13を手で保持しておく必要がなく、組付け作業をより一層容易とすることができる。
以上、本発明の実施例を説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計変更を行うことが可能である。
アクチュエータの一部切欠き正面面である。 図1の2ー2線断面図である。 第1ケース半体ならびに第1ケース半体に組付けられる部品を分解して示す図である。 図1の4−4線断面図である。 図1の5−5線断面図である。 出力軸およびストッパの斜視図である。 図1の7−7線断面図である。 渦巻きばねおよびばねケースの分解斜視図である。
符号の説明
11・・・アクチュエータ
12・・・ケース
13・・・出力軸
15・・・電動モータ
16・・・動力変換手段
17・・・第1ケース半体
17a・・・第1ケース半体の側壁
18・・・第2ケース半体
28・・・ねじ軸
29・・・減速機構
40・・・挿通孔
44・・・螺合部
45・・・長孔
46・・・ストッパ
56・・・ばねケース

Claims (3)

  1. 相互に結合される第1および第2ケース半体(17,18)から成るケース(12)に、該ケース(12)から突出する側に弾発付勢された出力軸(13)が軸方向に往復作動することを可能として支承され、電動モータ(15)と、該電動モータ(15)の回転動力を前記ケース(12)内に引き込む側に前記出力軸(13)を駆動する軸方向動力に変換するようにして前記電動モータ(15)および前記出力軸(13)間に設けられる動力変換手段(16)とが前記ケース(12)に収納されるアクチュエータにおいて、前記動力変換手段(16)は、ねじ軸(28)と、該ねじ軸(28)および前記電動モータ(15)間に設けられる減速機構(29)とから成り、函状に形成される第1ケース半体(17)の側壁(17a)に挿通孔(40)が設けられ、前記ねじ軸(28)を螺合せしめる螺合部(44)を軸方向内端側に有して前記挿通孔(40)に挿通される前記出力軸(13)に、前記螺合部(44)に螺合されたねじ軸(28)の一端側を臨ませる長孔(45)が軸方向に長く延びて設けられ、前記長孔(45)の長手方向両端壁に当接することで前記出力軸(13)の軸方向移動端を規制するストッパ(46)が、第1ケース半体(17)が備える前記側壁(17a)の内面および前記螺合部(44)間で前記長孔(45)に挿通されて第1ケース半体(17)に嵌合、支持され、前記ねじ軸(28)の他端部および第1ケース半体(17)間に、前記出力軸(13)を前記ケース(12)から突出させる側に前記ねじ軸(28)を回転付勢するばね力を発揮する渦巻きばね(14)が設けられることを特徴とするアクチュエータ。
  2. 前記渦巻きばね(14)を収納するばねケース(56)が、第1ケース半体(17)に嵌合、支持され、前記ねじ軸(28)の他端部が前記渦巻きばね(14)の内端に係合され、前記渦巻きばね(14)の外端が前記ばねケース(56)に係合されることを特徴とする請求項1記載のアクチュエータ。
  3. 前記挿通孔(40)の断面形状が前記出力軸(13)の回転を阻止する形状に形成されることを特徴とする請求項1または2記載のアクチュエータ。
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