JP4732170B2 - 工作機械の直動案内装置 - Google Patents

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Description

【技術分野】
【0001】
本発明は、工作機械の直動案内装置に関し、特に、軸受に装備される担持体の熱変形を防止するための構造に関する。
【背景技術】
【0002】
工作機械には、ワークを加工する場合にワークを取り付けたテーブルが動くタイプと、工具を取り付けた主軸が動くタイプの2つのタイプがある。図13に示したものは、後者のタイプであって、米国特許第6519823号明細書に記載されている。
【0003】
図13において、コラム1に、X軸方向に動くX軸用サドル2と、Y軸方向に動くY軸用サドル3とが装備されている(Z軸方向に動くテーブルが装備されている例については、説明を省略する。)。X、Y軸用のサドル2,3は、それぞれボールネジ4、5で駆動される。X、Y軸用のサドル2,3は、それぞれレール6,7上を鞍状の軸受8,9を介して直線的に滑動する。鞍状の軸受11上に担持され、ワークを加工する主軸10も、同様にしてレール12上をZ軸方向に滑動する。
【0004】
本発明では、ワークを加工する工作機械において、レール上を滑動する軸受と、この軸受上に装備されるテーブル、サドル、主軸などの担持体とを含めて直動案内装置と称する。
【0005】
従来の直動案内装置としては、特開平5−321932号公報に示されるように、軸方向に形成した複数の転送溝を外周面上に有し、転送溝に沿って走行する多数のボールを介して鞍状のベアリング本体を滑動自在に支持する長尺の直動軸受用中空軌道台において、僅かに平行でない一対の軌道台に装備された直動軸受を滑らかに走行させるために、弾性限度内で変形して2列並行誤差を吸収しうる程度に薄肉とされた中空構造の筒状体で軌道台を構成し、この軌道台の中空部分に冷却剤を流して軌道台の熱変形を回避するものが知られている。
【0006】
熱変形の対策として、例えば、特開2002−372119号公報に示されるように、ボールネジ軸受の発熱源である転動ボールの冷却に着目したものがあるが、主軸またはワークを取り付けたテーブル、スライドなどの担持体を軸受に装備してレール上を滑動させる場合、2本のレールで4点の軸受固定を必要とするため、高速で滑動させると軸受の機械的な熱変形が生じ、精度が出しにくいという欠点があった。
【0007】
すなわち、図12で説明すると、図12(a)において、符号Rはレール、符号Uは軸受、符号Tは担持体を構成するテーブルである。仮にレールR,Rの間隔を500mmとし、レールR,Rの上に幅が1500mmのテーブルTが軸受Uを介して滑動自在に装備されているとする。テーブルTおよび軸受Uの熱膨張率を1×10−5mm/℃として、軸受Uのみが10℃上昇したとしても、軸受高さDを100mmとしたとき、テーブルTは0.01mmしか熱変形しない。
【0008】
しかしながら、テーブルTが局部的に熱をもち10℃上昇すると、テーブルTの端部の変形は約0.26mmとなり、変形量が約26倍になることが判明した。図12(b)は、テーブルTの端部が変形した状態を示している。
【0009】
このようにテーブルTが変形するのは、テーブルTが局部的に熱せられて熱的バランスが崩れた結果であり、この変形によって加工精度が維持できなくなる。そこで、高速での加工精度を向上するためには、如何にしてテーブルTの変形を最小限に抑えるかが重要な課題となる。
【発明の開示】
【0010】
本発明の目的は、軸受に装備される担持体を有する工作機械の直動案内装置において、軸受から担持体に熱が伝わらないようにして担持体の熱変形を防止し、高速滑動時の加工精度を向上させた工作機械の直動案内装置を提供することにある。
【0011】
本発明の他の目的は、軸受と担持体との間に断熱を兼ねたスペーサを介在させ、軸受から担持体への熱伝播をスペーサで遮断することにより、担持体の熱変形を防止し、高速滑動時の加工精度を向上させた工作機械の直動案内装置を提供することにある。
【0012】
本発明では、転動体を介してレール上を滑動する軸受と、この軸受上に装備される担持体とを有する工作機械の直動案内装置において、軸受から担持体への熱の伝播を遮断するための断熱層が設けられる。断熱層の設置場所については、次のような種々の形態が考えられる。
(1)軸受内部の転動体と軸受上面との間に断熱層を設ける。
(2)軸受と担持体との間に断熱層を設ける。
(3)軸受と担持体との間にスペーサを介在させ、このスペーサに断熱層を設ける。
(4)上記(1)、(2)、(3)の2つ以上を組み合わせる。
【0013】
このように直動案内装置の特定の場所に断熱層を設けることによって、軸受から担持体への熱の伝播が遮断されるので、担持体の熱変形を防止して加工精度を向上させることができる。
【0014】
本発明の実施形態では、断熱層が断熱材または冷却剤を流す層からなる。冷却剤は気体、液体、気液混合流体(ミストを含む)のいずれでもよい。上記(1)の場合は軸受の上面に冷却剤を流し、(2)の場合は担持体の下面に冷却剤を流し、(3)の場合はスペーサの上面もしくは下面(または両方)に冷却剤を流すことにより、軸受の熱を冷却剤で吸収することができる。
【0015】
本発明の実施形態では、断熱層が冷却剤の環流する溝部から構成される。この溝部は、全体的な熱的バランスをとるような形で、軸受からの熱を満遍なく吸収できるように配置されていることが好ましい。
【0016】
また、本発明の他の実施形態では、断熱層が、軸受の転動体近傍または軸受上面に設けられた第1の断熱層と、担持体または担持体と軸受との間に介在するスペーサに設けられた第2の断熱層とから構成される。断熱層を2つの層から構成することにより、軸受の熱が担持体へ一層伝わりにくくなる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】本発明による直動案内装置の第1実施例を示す図である。
【図2】発明による直動案内装置の第2実施例を示す図である。
【図3】本発明による直動案内装置の第3実施例を示す図である。
【図4】本発明による直動案内装置の第4実施例を示す図である。
【図5】本発明による直動案内装置の第5実施例を示す図である。
【図6】本発明による直動案内装置の第6実施例を示す図である。
【図7】本発明による直動案内装置の第7実施例を示す図である。
【図8】スペーサの変形例を示す図である。
【図9】本発明における断熱構造の各種パターンを示す図である。
【図10】本発明による直動案内装置の第8実施例を示す図である。
【図11】本発明が適用される直動案内装置の一例を示す外形図である。
【図12】熱によるテーブルの変形を説明する図である。
【図13】従来の工作機械の一例を示す外観図である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
以下、図を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。図11は、本発明が適用される直動案内装置の一例を示した外形図であって、(a)は側面図、(b)は正面図である。側面図(a)は、正面図(b)を矢印Kの方向から見た左側面を表している。図を簡単にするため、ここでは転動体の図示は省略している。21は達磨形状のレール、22は鞍状の軸受である。軸受22は、図示しない転動体を介して、レール21を把持した状態でレール上を滑動する。符号Sは、後述する冷却剤用導管の埋栓である。図11の構造は、従来のものと同じであって、埋栓Sを除いて以下に述べる各実施例に共通のものである。
【実施例1】
【0019】
図1は、実施例1を示している。本実施例は、担持体が装備される軸受内部の上面付近に冷却剤の流れる断熱層を設けた例である。
【0020】
図1(a)、(b)は、レール21と軸受22とを有する直動案内装置(以下単に「装置」という。)を示しており、(a)は装置の断面図、(b)は装置の平面図である。断面図(a)は平面図(b)のA−A断面での矢視図である。23は、レール21と軸受22との間に介在して周知の滑動作用を行う転動ボールである。転動体としては、球状、円筒状、針状など種々のものがあるが、ここでは球状の転動ボールの例で説明する(実施例2以下においても同様)。31〜33は冷却剤が環流する導管、30は冷却剤が入る入口導管、34は冷却剤が出る出口導管、Sは導管31〜33の端部に設けられた埋栓である。
【0021】
図1(c)、(d)、(e)は、担持体であるテーブルの一端部を示しており、(c)はテーブル24の側面図、(d)はテーブル24の断面図、(e)はテーブル24の平面図である。断面図(d)は平面図(e)のB−B断面での矢視図である。28,36は冷却剤が環流する導管、25,27は冷却剤が入る入口導管、26,37は冷却剤が出る出口導管である。
【0022】
テーブル24は、上述した軸受22の上面に、接合(もしくは嵌合)により装備される。軸受22とテーブル24との接合部分は、液漏れがないように密閉構造になっている。テーブル24が軸受22に装備された状態では、軸受22の入口導管30とテーブル24の導管28とが連通し、軸受22の出口導管34とテーブル24の導管36とが連通する。
【0023】
図1(b)、(e)を参照して、図示しない冷却剤供給部から供給される冷却剤は、入口導管25を通ってテーブル24の入口導管27に入り、導管28を経て、図1(b)の2点鎖線29で示すように軸受22の入口導管30に入る。その後、冷却剤は、コ字状に配列された内部の導管31、32、33を経て、2点鎖線35で示すように軸受22の出口導管34から出る。出口導管34から出た冷却剤は、テーブル24内の導管36、出口導管37を通って出口導管26に導かれ、出口導管26から熱を吸収した冷却剤が排出される。
【0024】
図1においては、導管31、33によって断熱層が構成される。導管32は、導管31、33を繋ぐ繋管である。そして、冷却剤が導管31、32、33を周回して軸受22の内部を環流する構造となっている。断熱層を構成する導管31、33は、軸受22の内部で上下2列の転動ボール23近傍の上方にあって、転動ボール23と軸受22の上面との間に位置している。したがって、軸受22を高速でレール21上を滑動させた場合でも、転動ボール23を熱源とする軸受22の熱は、導管31、33を流れる冷却剤によって吸収され、軸受22からテーブル24への熱の伝播が遮断されるので、テーブル24の熱変形を防止して加工精度を向上させることができる。
【0025】
また、図1では、熱源となる上下2列の転動ボール23の近傍で、かつ転動ボール23の列に沿うように、断熱層である導管31、33が設けられている。このため、断熱層は熱源を広くカバーすることになるので、熱源からテーブル24へ伝わろうとする熱を効果的に遮断することができる。また、断熱層を軸受22の内部に設けることで、熱がテーブル24へ伝播する前の段階で熱を遮断することができ、テーブル24の熱変形を確実に防止することができる。さらに、軸受22本体の熱変形を防止できる効果もある。
【0026】
なお、導管の大きさ、および複数本の導管の配列組み合わせなどは、アプリケーションに応じた冷却効果の度合いを考慮して設計される。以下の実施例においても同様である。
【実施例2】
【0027】
図2は、実施例2を示している。本実施例は、担持体が装備される軸受の上面に冷却剤の流れる断熱層を設けた例である。 図2(a)、(b)は、レール21と軸受22とを有する直動案内装置(以下単に「装置」という。)を示しており、(a)は装置の断面図、(b)は装置の平面図である。断面図(a)は平面図(b)のA−A断面での矢視図である。23は、レール21と軸受22との間に介在して周知の滑動作用を行う転動ボールである。40は、軸受22の上面39に掘削された冷却剤の流れる溝部、41は溝部40の入口部、42は溝部40の出口部である。
【0028】
図2(c)、(d)、(e)は、担持体であるテーブルの一端部を示しており、(c)はテーブル24の側面図、(d)はテーブル24の断面図、(e)はテーブル24の平面図である。断面図(d)は平面図(e)のB−B断面での矢視図である。28,36,44は冷却剤が環流する導管、25,27は冷却剤が入る入口導管、26は冷却剤が出る出口導管である。
【0029】
テーブル24は、上述した軸受22の上面に、接合(もしくは嵌合)により装備される。軸受22とテーブル24との接合部分は、液漏れがないように密閉構造になっている。テーブル24が軸受22に装備された状態では、軸受22の溝部40における入口部41とテーブル24の導管28とが連通し、軸受22の溝部40における出口部42とテーブル24の導管36とが連通する。
【0030】
図2(b)、(e)を参照して、図示しない冷却剤供給部から供給される冷却剤は、入口導管25を通ってテーブル24の入口導管27に入り、導管28を経て、図2(b)の2点鎖線38で示すように軸受22の溝部40の入口部41に流れ込む。流れ込んだ冷却剤は、軸受22の上面39全体に広がる逆S字状の溝部40を矢印のごとく環流して出口部42に至り、2点鎖線43で示すように軸受22から排出されて、テーブル24内の出口導管36、導管44を通って出口導管26に導かれ、出口導管26から熱を吸収した冷却剤が排出される。
【0031】
図2においては、溝部40によって断熱層が構成される。そして、冷却剤が逆S字状の溝部40を周回して軸受22の上面39を環流する構造となっている。断熱層を構成する溝部40は、軸受22とテーブル24との間に位置している。したがって、軸受22を高速でレール21上を滑動させた場合でも、転動ボール23を熱源とする軸受22の熱は、溝部40を流れる冷却剤によって吸収され、軸受22からテーブル24への熱の伝播が遮断されるので、テーブル24の熱変形を防止して加工精度を向上させることができる。
【0032】
また、図2では、断熱層である溝部40が軸受22の上面39の全体に広がっていて熱源を幅広くカバーするため、熱源からテーブル24へ伝わろうとする熱を効果的に遮断することができる。溝部40の横方向に延びる部分は、転動ボール23の列に沿った横方向の熱を吸収し、溝部40の縦方向に延びる部分は、軸受22の熱分布を均一化する。また、断熱層を軸受22の上面39に設けることで、熱がテーブル24へ伝播する前の段階で熱を遮断することができ、テーブル24の熱変形を確実に防止することができる。
【0033】
また、断熱層を溝部40で構成することで、断熱層の設計自由度を確保できるという利点もある。断熱層に求められる機能は、冷却剤を目的の熱源に積極的に導き、かつ、熱源で暖められた冷却剤を滞ることなく速やかに外部へ排出することであるが、このためには、断熱層が一方通行であって逆流しない構造となっていることが望ましい。そこで、断熱層を溝部とすることで、熱源の位置や発生する熱量の熱的分布にあわせて、断熱層の経路や形状を自由に設計することができる。また、エンドミルによる任意の形状の溝加工が簡単にできる。
【0034】
たとえば、熱源付近では、溝部を蛇行させることにより、冷却剤が熱源の熱を吸収する時間を長くし、熱源から遠いところでは、溝を直線形状とすることにより、熱を吸収した冷却剤を速やかに外部へ排出することが可能となる。
【0035】
なお、溝部の深さや配列、局部的な幅の大小などの組み合わせは、アプリケーションに応じた冷却効果の度合いを考慮して設計される。以下の実施例においても同様である。
【実施例3】
【0036】
図3は、実施例3を示している。本実施例は、断熱層を、軸受の転動体近傍に設けられた第1の断熱層と、軸受の上面に設けられた第2の断熱層とから構成した例であって、基本的には上述した実施例1と実施例2とを組み合わせたものに相当する。
【0037】
図3(a)、(b)は、レール21と軸受22とを有する直動案内装置(以下単に「装置」という。)を示しており、(a)は装置の断面図、(b)は装置の平面図である。断面図(a)は平面図(b)のA−A断面での矢視図である。23は、レール21と軸受22との間に介在して周知の滑動作用を行う転動ボールである。49、50、53〜55は軸受22の内部に設けられた冷却剤が環流する導管、30は冷却剤が入る入口導管、40は軸受22の上面39に掘削された冷却剤の流れる溝部、Sは導管49、54の端部に設けられた埋栓である。溝部40はS字状に形成されており、一端において導管50と連通し、他端において導管53と連通している。
【0038】
図3(c)、(d)、(e)は、担持体であるテーブルの一端部を示しており、(c)はテーブル24の側面図、(d)はテーブル24の断面図、(e)はテーブル24の平面図である。断面図(d)は平面図(e)のB−B断面での矢視図である。28,36,44は冷却剤が環流する導管、25,27は冷却剤が入る入口導管、26は冷却剤が出る出口導管である。
【0039】
テーブル24は、上述した軸受22の上面に、接合(もしくは嵌合)により装備される。軸受22とテーブル24との接合部分は、液漏れがないように密閉構造になっている。テーブル24が軸受22に装備された状態では、軸受22の入口導管30とテーブル24の導管28とが連通し、軸受22の登り導管55とテーブル24の導管36とが連通する。
【0040】
図3(b)、(e)を参照して、図示しない冷却剤供給部から供給される冷却剤は、入口導管25を通ってテーブル24の入口導管27に入り、導管28を経て、図3(b)の2点鎖線38で示すように軸受22の入口導管30に入る。その後、冷却剤は、転動ボール23の列の上側に位置する導管49を流れ、登り導管50を通って軸受22の上面39に出る。軸受22の上面39には溝部40があり、冷却剤は溝部40を2点鎖線51で示すように流れる。そして、出口52において、冷却剤は軸受22の内部に下降する下り導管53を通って、転動ボール23の列の上側に位置する導管54を流れ、登り導管55を通って2点鎖線43で示すように軸受22から出る。軸受22から出た冷却剤は、テーブル24内の導管36、44を通って出口導管26に導かれ、出口導管26から熱を吸収した冷却剤が排出される。
【0041】
図3においては、導管49、54によって第1の断熱層が構成され、溝部40によって第2の断熱層が構成される。そして、冷却剤が導管49、溝部40、導管54を周回して軸受22の上面および内部を環流する構造となっている。第1の断熱層を構成する導管49、54は、熱源となる転動ボール23近傍の上方にあり、第2の断熱層を構成する溝部40は、軸受22の上面39の全体に広がっていて熱源を幅広くカバーしている。したがって、第1の断熱層と第2の断熱層とを併用することにより、熱源で発生した熱をより効率良く吸収することができ、軸受22を高速でレール21上を滑動させた場合でも、軸受22の熱はテーブル24へ伝わりにくくなるので、テーブル24の熱変形を防止して加工精度を向上させることができる。
【実施例4】
【0042】
図4は、実施例4を示している。本実施例は、冷却剤を流す溝部を担持体に形成した例である。
【0043】
図4(a)、(b)は、レール21と軸受22とを有する直動案内装置(以下単に「装置」という。)を示しており、(a)は装置の断面図、(b)は装置の平面図である。断面図(a)は平面図(b)のA−A断面での矢視図である。23は、レール21と軸受22との間に介在して周知の滑動作用を行う転動ボールである。本実施例では、軸受22に冷却剤の流れる導管や溝部は設けられていない。
【0044】
図4(c)、(d)、(e)は、担持体であるテーブルの一端部を示しており、(c)はテーブル24の側面図、(d)はテーブル24の断面図、(e)はテーブル24の平面図である。断面図(d)は平面図(e)のB−B断面での矢視図である。28,36,44は冷却剤が環流する導管、45は冷却剤が環流する溝部、25,27は冷却剤が入る入口導管、26は冷却剤が出る出口導管である。溝部45は、テーブル24の下面48に逆S字状に形成されており、一端において導管28と連通し、他端において導管36と連通している。テーブル24は、上述した軸受22の上面に、接合(もしくは嵌合)により装備される。軸受22とテーブル24との接合部分は、液漏れがないように密閉構造になっている。
【0045】
図4(d)、(e)を参照して、図示しない冷却剤供給部から供給される冷却剤は、入口導管25を通ってテーブル24の入口導管27に入り、導管28を経て、テーブル24の下面48に形成された溝部45の入口部46に流れ込む。入口部46に流れ込んだ冷却剤は、テーブル24の下面48全体に広がる逆S字状の溝部45を矢印47のごとく環流して出口部42に至り、テーブル24内の出口導管36、導管44を通って出口導管26に導かれ、出口導管26から熱を吸収した冷却剤が排出される。
【0046】
図4においては、溝部45によって断熱層が構成される。そして、冷却剤が逆S字状の溝部45を周回してテーブル24の下面48を環流する構造となっている。断熱層を構成する溝部45は、軸受22とテーブル24との間に位置している。したがって、軸受22を高速でレール21上を滑動させた場合でも、転動ボール23を熱源とする軸受22の熱は、溝部45を流れる冷却剤によって吸収され、軸受22からテーブル24への熱の伝播が遮断されるので、テーブル24の熱変形を防止して加工精度を向上させることができる。
【0047】
また、断熱層を溝部45で構成することで、実施例2(図2)の場合と同様に、断熱層の設計自由度を確保できるという効果がある。さらに、本実施例においては溝部45がテーブル24に設けられるので、軸受22には断熱のための特別の加工が不要となり、軸受22の形状や大きさが制限を受けないという効果もある。
【0048】
【実施例5】
図5は、実施例5を示している。本実施例は、断熱層を、軸受の転動体近傍に設けられた第1の断熱層と、担持体の下面に設けられた第2の断熱層とから構成した例であって、基本的には上述した実施例1と実施例4とを組み合わせたものに相当する。
【0049】
図5(a)、(b)は、レール21と軸受22とを有する直動案内装置(以下単に「装置」という。)を示しており、(a)は装置の断面図、(b)は装置の平面図である。断面図(a)は平面図(b)のA−A断面での矢視図である。23は、レール21と軸受22との間に介在して周知の滑動作用を行う転動ボールである。55〜57、62〜64は軸受22の内部に設けられた冷却剤が環流する導管、Sは導管56、63の端部に設けられた埋栓である。
【0050】
図5(c)、(d)、(e)は、担持体であるテーブルの一端部を示しており、(c)はテーブル24の側面図、(d)はテーブル24の断面図、(e)はテーブル24の平面図である。断面図(d)は平面図(e)のB−B断面での矢視図である。28,67,68は冷却剤が環流する導管、25,27は冷却剤が入る入口導管、26は冷却剤が出る出口導管、58はテーブル24の下面48に掘削された冷却剤の流れる溝部である。溝部58はS字状に形成されている。
【0051】
テーブル24は、上述した軸受22の上面に、接合(もしくは嵌合)により装備される。軸受22とテーブル24との接合部分は、液漏れがないように密閉構造になっている。テーブル24が軸受22に装備された状態では、軸受22の導管55とテーブル24の導管28とが連通し、軸受22の登り導管64とテーブル24の導管67とが連通し、軸受22の導管57とテーブル24の溝部58の入口部59とが連通し、軸受22の導管62とテーブル24の溝部58の出口部61とが連通する。
【0052】
図5(b)、(e)を参照して、図示しない冷却剤供給部から供給される冷却剤は、入口導管25を通ってテーブル24の入口導管27に入り、導管28を経て、図5(b)の2点鎖線49で示すように軸受22の導管55に入る。その後、冷却剤は、転動ボール23の列の上側に位置する導管56を流れ、登り導管57を経て、テーブル24の下面48に設けられている溝部58の入口部59に流れ込んだ後、溝部58を矢印60で示すように流れる。そして、溝部58の出口部61において、冷却剤は軸受22の導管62に入り、転動ボール23の列の上側に位置する導管63を流れ、登り導管64を通って2点鎖線65で示すように軸受22から出る。軸受22から出た冷却剤は、テーブル24内の導管67、68を通って出口導管26に導かれ、出口導管26から熱を吸収した冷却剤が排出される。
【0053】
図5においては、導管56、63によって第1の断熱層が構成され、溝部58によって第2の断熱層が構成される。そして、冷却剤が導管56、溝部58、導管63を周回して軸受22の内部およびテーブル24の下面48を環流する構造となっている。第1の断熱層を構成する導管56、63は、熱源となる転動ボール23近傍の上方にあり、第2の断熱層を構成する溝部58は、テーブル24の下面48の全体に広がっていて熱源を幅広くカバーしている。したがって、第1の断熱層と第2の断熱層とを併用することにより、熱源で発生した熱をより効率良く吸収することができ、軸受22を高速でレール21上を滑動させた場合でも、軸受22の熱はテーブル24へ伝わりにくくなるので、テーブル24の熱変形を防止して加工精度を向上させることができる。
【実施例6】
【0054】
図6は、実施例6を示している。本実施例は、軸受と担持体との間にスペーサを介在させ、このスペーサに冷却剤の流れる断熱層を設けた例である。
図6(a)、(b)は、レール21と軸受22とを有する直動案内装置(以下単に「装置」という。)を示しており、(a)は装置の断面図、(b)は装置の平面図である。断面図(a)は平面図(b)のA−A断面での矢視図である。23は、レール21と軸受22との間に介在して周知の滑動作用を行う転動ボールである。本実施例では、軸受22に冷却剤の流れる導管や溝部は設けられていない。
【0055】
図6(c)、(d)は、スペーサを示しており、(c)はスペーサ70の断面図、(d)はスペーサ70の平面図である。断面図(c)は平面図(d)のB−B断面での矢視図である。73,78は冷却剤が環流する導管、74は冷却剤が環流する溝部である。溝部74は、スペーサ70の下面71に逆S字状に形成されており、一端において導管73と連通し、他端において導管78と連通している。スペーサ70は断熱効果の大きい材料から形成することも可能である。例えば、ガラス繊維等の補強材に熱硬化性樹脂を含浸させたシートを積層して加熱・加圧した高強度断熱板や、超微細なヒュームドシリカと赤外線不透過物質で構成され、空気分子の運動を規制する微細なマイクロポア構造を有する低熱伝導率断熱材などをスペーサ70の材料として用いることができる。
【0056】
図6(e)、(f)、(g)は、担持体であるテーブルの一端部を示しており、(e)はテーブル24の側面図、(f)はテーブル24の断面図、(g)はテーブル24の平面図である。断面図(f)は平面図(g)のC−C断面での矢視図である。28,36,44は冷却剤が環流する導管、25,27は冷却剤が入る入口導管、26は冷却剤が出る出口導管である。
【0057】
テーブル24は、上述した軸受22の上面に、スペーサ70を介して接合(もしくは嵌合)により装備される。軸受22とスペーサ70との接合部分、およびテーブル24とスペーサ70との接合部分は、液漏れがないように密閉構造になっている。テーブル24が軸受22に装備された状態では、スペーサ70の導管73とテーブル24の導管28とが連通し、スペーサ70の導管78とテーブル24の導管36とが連通する。
【0058】
図6(d)、(g)を参照して、図示しない冷却剤供給部から供給される冷却剤は、入口導管25を通ってテーブル24の入口導管27に入り、導管28を経て、図6(d)の2点鎖線72で示すように、スペーサ70の導管73へ入る。導管73へ入った冷却剤は、スペーサ70の下面71に形成された溝部74の入口部75に流れ込み、スペーサ70の下面71全体に広がる逆S字状の溝部74を矢印のごとく環流する。そして、出口部76に至った冷却剤は、導管78を通って2点鎖線77で示すようにスペーサ70から出た後、テーブル24内の導管36、44を通って出口導管26に導かれ、出口導管26から熱を吸収した冷却剤が排出される。
【0059】
図6においては、スペーサ70の溝部74によって断熱層が構成される。そして、冷却剤が逆S字状の溝部74を周回してスペーサ70の下面71を環流する構造となっている。断熱層を構成する溝部74は、軸受22とテーブル24との間に位置している。したがって、軸受22を高速でレール21上を滑動させた場合でも、転動ボール23を熱源とする軸受22の熱は溝部74を流れる冷却剤によって吸収され、軸受22からテーブル24への熱の伝播が遮断されるので、テーブル24の熱変形を防止して加工精度を向上させることができる。
【0060】
断熱層が設けられるスペーサ70は、工作機械の種類や用途に応じて厚さを自由に決定できるので、軸受22とテーブル24との間にスペーサ70を設けることにより、テーブル24を軸受22の熱源(転動ボール23の列)から任意の距離に配置することができ、テーブル24に熱を伝わりにくくすることができる。また、断熱層を溝部74で構成することで、断熱層の経路や形状を自由に設計することができ、エンドミルによる溝加工や厚さ調整加工も簡単にできる。さらに、スペーサ70に対して任意の複雑な加工を施すことも可能となる。
【0061】
図6においては、スペーサ70の下面に断熱層(溝部74)を設けた例を示したが、断熱層をスペーサ70の内部あるいは上面に設けてもよい。また、図5においては、第2の断熱層(溝部58)をテーブル24に設けた例を示したが、軸受22とテーブル24との間にスペーサ70を介在させた場合には、第2の断熱層をスペーサ70に設けてもよい。
【実施例7】
【0062】
図7は、実施例7を示している。本実施例は、図6の実施例の変形例である。図7(a)、(b)はスペーサに溝部と導管を設ける場合の例であって、(a)はスペーサ70の断面図、(b)はスペーサ70の平面図である。断面図(a)は平面図(b)のA−A断面での矢視図である。80、86は冷却剤が環流する導管、83は冷却剤が環流する溝部である。溝部83は、スペーサ70の下面71にS字状に形成されている。
【0063】
このスペーサ70は、図5(a)、(b)に示したような2列の導管56、63を有する軸受22の上面に載置される。また、スペーサ70の上には、図6(e)、(f)、(g)に示した構造のテーブル24が載置される。テーブル24が軸受22に装備された状態では、スペーサ70の導管80と軸受22の導管55とが連通し、スペーサ70の導管80とテーブル24の導管28とが連通する。また、スペーサ70の導管86と軸受22の導管64とが連通し、スペーサ70の導管86とテーブル24の導管36とが連通する。また、溝部83の一方の端部82は軸受22の導管57と連通し、溝部83の他方の端部85は軸受22の導管62と連通する。
【0064】
図7(b)、図5(b)および図6(g)を参照して、図示しない冷却剤供給部から供給される冷却剤は、入口導管25を通ってテーブル24の入口導管27に入り、導管28を経て、図7(b)の2点鎖線81で示すように、スペーサ70の導管80へ入る。導管80へ入った冷却剤は、図5(b)に示す軸受22の導管55を経て導管56を流れ、導管57を経て、図7(b)に示すスペーサ70の下面71に形成された溝部83の端部82に流れ込む。端部82に流れ込んだ冷却剤は、矢印84で示すようにS字状の溝部83を環流し、端部85において図5(b)に示す軸受22の導管62に入り、導管63を流れる。その後、冷却剤は、導管64を登り、図7(b)に示すスペーサ70の導管86を通り、2点鎖線87で示すように導管86から出て、図6(g)に示すテーブル24の導管36、導管44を通って出口導管26に導かれ、出口導管26から熱を吸収した冷却剤が排出される。
【0065】
図7(c)、(d)はスペーサ70に導管のみを設ける例である。(a)はスペーサ70の断面図、(b)はスペーサ70の平面図である。断面図(a)は平面図(b)のA−A断面での矢視図である。80、86は冷却剤が流れる導管である。本実施例では、スペーサ70に冷却剤が環流する溝部は設けられていない。
【0066】
このスペーサ70は、図3(a)、(b)に示したような2列の導管49、54とS字状の溝部40とを有する軸受22の上面に載置される。また、スペーサ70の上には、図3(c)、(d)、(e)に示した構造のテーブル24が載置される。テーブル24が軸受22に装備された状態では、スペーサ70の導管80と軸受22の導管30とが連通し、スペーサ70の導管80とテーブル24の導管28とが連通する。また、スペーサ70の導管86と軸受22の導管55とが連通し、スペーサ70の導管86とテーブル24の導管36とが連通する。
【0067】
図7(d)、図3(b)および図3(e)を参照して、図示しない冷却剤供給部から供給される冷却剤は、入口導管25を通ってテーブル24の入口導管27に入り、導管28を経て、図7(d)の2点鎖線81で示すように、スペーサ70の導管80へ入る。導管80へ入った冷却剤は、図3(b)に示す軸受22の導管30を経て導管49を流れ、導管50を経て、溝部40へ流れ込む。溝部40へ流れ込んだ冷却剤は、矢印51で示すようにS字状の溝部40を環流し、導管53、54、55を経て、図7(d)に示すスペーサ70の導管86を通り、2点鎖線87で示すように導管86から出て、図3(e)に示すテーブル24の導管36、導管44を通って出口導管26に導かれ、出口導管26から熱を吸収した冷却剤が排出される。
【0068】
図8は、スペーサ70の変形例を示している。各図(a)、(b)、(c)は、スペーサ70の平面図およびD−D断面での矢視図を示している。前述した図6の場合は、スペーサ70に冷却剤の流れる溝部74を設けることで断熱層を構成したが、図8の場合は、断熱材を用いることで断熱層を構成している。
【0069】
図8(a)はセラミック等の断熱材Hでスペーサ70を構成した例、図8(b)は一般鋼材STで断熱材Hを挟んでスペーサ70を構成した例、図8(c)は一般鋼材STの中に断熱材Hを埋設または嵌合(分割嵌合)させてスペーサ70を構成した例である。
【0070】
このように断熱材Hで断熱層を構成した場合は、図6のように溝部74で断熱層を構成して冷却剤を環流させる場合に比べて断熱効率は劣るが、一般鋼材に比較して熱伝導率が1/4000である市販の断熱材を用いることにより、実用上十分な断熱効果を得ることができる。図8の実施形態は、スペース的に冷却剤の導管等の冷却剤供給設備が設置できない場合に有効である。
【0071】
断熱材としては、セラミックのほかに、熱伝導率が0.002、0.0077、0.009といった高強度断熱板(商品名ELG−14)や、ヒュームドシリカを材料とした低熱伝導率断熱材等の市販の断熱材を使用することができる。
【0072】
図1〜図5で示した実施例においても、軸受22またはテーブル24に導管や溝を設けることが構造上困難な場合は、導管や溝に代えて、上述した断熱材を設けることができる。この場合も、冷却剤を環流させる場合に比べて熱の吸収度合いは低下するが、実用上は十分効果がある。
【0073】
なお、軸受22またはテーブル24に導管や溝などの断熱層を設ける場合は、スペーサ70は断熱層を有しないものであってもよい。このようなスペーサ70を用いた場合も、工作機械の種類や用途に応じてスペーサ70の厚さを自由に決定できるので、軸受22とテーブル24との間にスペーサ70を設けることにより、テーブル24を軸受22から任意の距離に配置することができ、テーブル24に熱を伝わりにくくすることができる。
【0074】
以上のように、スペーサ70を用いると、断熱構造の多彩な組み合わせが可能となり、しかも、テーブル24の熱による変形を簡単な構造で防ぐことが可能となる。
【0075】
図9は、そのような組み合わせによる断熱構造の例を示している。図9において、(c)、(d)、(e)、(f)、(g)、(h)、(i)が軸受22とテーブル24との間にスペーサ70を設けた3層構造の例であって、レール21、軸受22、スペーサ70およびテーブル24からなる構成に、断熱層となる冷却剤環流用の溝部Gが設けられている。
【0076】
図9(c)は、溝部Gを軸受22に設け、入口導管25および出口導管26をテーブル24に設けた例である。
【0077】
図9(d)は、溝部G、入口導管25および出口導管26をテーブル24に設けた例である。
【0078】
図9(e)は、溝部Gを軸受22に設け、入口導管25および出口導管26をスペーサ70に設けた例である。
【0079】
図9(f)は、溝部G、入口導管25および出口導管26を軸受22に設けた例である。
【0080】
図9(g)は、溝部Gをスペーサ70に設け、入口導管25および出口導管26をテーブル24に設けた例である。
【0081】
図9(h)は、第1の断熱層(溝部G)を軸受22の上面に設け、第2の断熱層(溝部G)をスペーサ70の上面に設け、入口導管25および出口導管26をスペーサ70に設けて、導管25、26を各断熱層で共用した例である。
【0082】
図9(i)は、第1の断熱層(溝部G)をスペーサ70の下面に設け、第2の断熱層(溝部G)をスペーサ70の上面に設け、入口導管25および出口導管26をスペーサ70に設けて、導管25、26を各断熱層で共用した例である。
【0083】
なお、図9(a)、(b)はスペーサ70を用いない場合の例であって、(a)では軸受22に溝部Gが設けられており、(b)ではテーブル24に溝部Gが設けられている。
【0084】
以上の図9に示したパターン以外にも、断熱層の数や設ける場所については種々のパターンが考えられ、必要に応じて所望のパターンを選択することができる。
【実施例8】
【0085】
図10は、実施例8を示している。今まで述べた実施例においては、溝部がS字状(または逆S字状)に形成されていたが、溝部の形状は他にも考えられる。図10には、そのような溝部の形状の変形例が示されている。
【0086】
図10(a1)、(a2)は第1の変形例であって、(a1)は軸受22の平面図、(a2)はテーブル24の平面図を示す。図10(b1)、(b2)は第2の変形例であって、(b1)は軸受22の平面図、(b2)はテーブル24の平面図を示す。図10(c1)、(c2)は第3の変形例であって、(c1)は軸受22の平面図、(c2)はテーブル24の平面図を示す。
【0087】
図10(a1)、(a2)を参照して、第1の変形例の概略を説明する。本実施例では、溝部Gは単純なS字状(または逆S字状)ではなく、転動ボール23の列に平行な部分が蛇行しており、この蛇行部分において熱吸収効果を上げる工夫をしている。また、蛇行部分とほぼ直交する部分によって、全体的な熱的バランスをとるようにしている。
【0088】
テーブル24の入口導管25から流れ込んだ冷却剤は、導管28を通って軸受22の溝部Gの入口部91に入り、溝部Gを部分的に蛇行しながら環流して出口部92に至り、テーブル24の導管36、44を通って出口導管26に導かれ、出口導管26から熱を吸収した冷却剤が排出される。
【0089】
図10(b1)、(b2)を参照して、第2の変形例の概略を説明する。本実施例では、溝部Gは、転動ボール23の列と平行に配列された複数の平行溝と、これらの平行溝の両側にあって、転動ボール23の列と直交するように配列された一対の直交溝とからなる。このように平行溝と直交溝とを配列することで、熱吸収効果を上げるとともに、直交溝を設けることでバランスよく熱を吸収して、熱的バランスをとるようにしている。
【0090】
テーブル24の入口導管25から流れ込んだ冷却剤は、導管28を通って軸受22の溝部Gの入口部91に入り、溝部Gを縦横に流れて出口部92に至り、テーブル24の導管36、44を通って出口導管26に導かれ、出口導管26から熱を吸収した冷却剤が排出される。
【0091】
図10(c1)、(c2)を参照して、第3の変形例の概略を説明する。本実施例では、溝部Gは渦巻き状に形成されており、転動ボール23の列と平行な部分と、転動ボール23の列と直交する部分とを有している。これによって、第2の変形例と同様に、熱吸収効果を上げるとともに、軸受22の全体にわたってバランスよく熱を吸収して、熱的バランスをとるようにしている。
【0092】
テーブル24の入口導管25から流れ込んだ冷却剤は、導管28を通って軸受22の溝部Gの入口部91に入り、溝部Gを中心に向かって渦巻き状に流れて出口部92に至り、テーブル24の導管36、93、44を通って出口導管26に導かれ、出口導管26から熱を吸収した冷却剤が排出される。なお、図10(c2)のSは、導管93の埋栓である。
【0093】
本発明は、以上説明したように、冷却剤の環流する溝部や断熱材などからなる断熱層を設けたものであるから、軸受22からテーブル24への熱の伝播を断熱層によって遮断することができる。この結果、テーブル24の熱変形を防止して、加工精度を向上させることができる。
【0094】
また、図6〜図8で示した実施例によれば、軸受22とテーブル24との間にスペーサ70を介在させることによって、非常に簡単な構造で軸受22からテーブル24への熱伝播を遮断でき、テーブル24の熱変形を防止して、加工精度を向上させることができる。また、スペーサ70に断熱層を設け、この断熱層に冷却剤を流す構造とすることで、軸受22の熱はテーブル24に一層伝わりにくくなり、加工精度がより向上する。
【0095】
上記の実施例では、軸受22に装備する担持体としてテーブル24を例に挙げたが、担持体がワーク加工を行う主軸であっても、同じ効果が得られる。担持体としては、テーブルや主軸以外に、スライド(キャリッジともいう)なども考えられる。
【0096】
また、上記の実施例では、冷却剤の環流する溝部を軸受22の上面や、テーブル24またはスペーサ70の下面に設けた例を挙げたが、導管と溝部とをスペーサ70の内部に設けてもよい。この場合は、スペーサ70を2分割することで、導管や溝部を容易に形成できる。

Claims (5)

  1. 転動体を介してレールを把持した状態でレール上を滑動する軸受と、この軸受の上面に装備され軸受と共に移動する担持体とを有する工作機械の直動案内装置において、
    前記軸受内部の、前記転動体と軸受上面との間に、前記軸受から前記担持体への前記転動体を熱源とする熱の伝播を遮断する導管からなる断熱層が設けられ、
    前記導管は、レールの両側に位置する各転動体の上方において、各転動体の列に沿うように軸受の滑動方向へ延びる部分と、これらの部分と連通し、当該部分に対して軸受上面に沿って側方へ延びる部分とを有し、
    前記導管を周回して流れる冷却材により、前記熱の伝播を遮断することを特徴とする工作機械の直動案内装置。
  2. 転動体を介してレールを把持した状態でレール上を滑動する軸受と、この軸受の上面に装備され軸受と共に移動する担持体とを有する工作機械の直動案内装置において、
    前記軸受と担持体との間に、前記軸受から前記担持体への前記転動体を熱源とする熱の伝播を遮断する溝部からなる断熱層が設けられ、
    前記溝部は、レールの両側に位置する各転動体の上方において、各転動体の列に沿うように軸受の滑動方向へ延びる部分と、これらの部分と連通し、当該部分に対して軸受上面に沿って側方へ延びる部分とを有し、
    前記溝部を周回して流れる冷却材により、前記熱の伝播を遮断することを特徴とする工作機械の直動案内装置。
  3. 転動体を介してレールを把持した状態でレール上を滑動する軸受と、この軸受の上面に装備され軸受と共に移動する担持体とを有する工作機械の直動案内装置において、
    前記軸受と前記担持体との間に介在するスペーサを備え、
    前記スペーサに、前記軸受から前記担持体への前記転動体を熱源とする熱の伝播を遮断する溝部からなる断熱層が設けられ、
    前記溝部は、レールの両側に位置する各転動体の上方において、各転動体の列に沿うように軸受の滑動方向へ延びる部分と、これらの部分と連通し、当該部分に対して軸受上面に沿って側方へ延びる部分とを有し、
    前記溝部を周回して流れる冷却材により、前記熱の伝播を遮断することを特徴とする工作機械の直動案内装置。
  4. 転動体を介してレールを把持した状態でレール上を滑動する軸受と、この軸受の上面に装備され軸受と共に移動する担持体とを有する工作機械の直動案内装置において、
    前記軸受と前記担持体との間に介在するスペーサを備え、
    前記軸受または前記担持体に、前記軸受から前記担持体への前記転動体を熱源とする熱の伝播を遮断する導管または溝部からなる断熱層が設けられ、
    前記導管または溝部は、レールの両側に位置する各転動体の上方において、各転動体の列に沿うように軸受の滑動方向へ延びる部分と、これらの部分と連通し、当該部分に対して軸受上面に沿って側方へ延びる部分とを有し、
    前記導管または溝部を周回して流れる冷却材により、前記熱の伝播を遮断することを特徴とする工作機械の直動案内装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載の工作機械の直動案内装置において、
    前記断熱層は、前記軸受の前記転動体近傍または軸受上面に設けられた第1の断熱層と、前記担持体または担持体と軸受との間に介在するスペーサに設けられた第2の断熱層とからなることを特徴とする工作機械の直動案内装置。
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