JP4732141B2 - 赤外線送信装置および赤外線送信範囲表示方法 - Google Patents

赤外線送信装置および赤外線送信範囲表示方法 Download PDF

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Description

本発明は、赤外線を送信する機能を有する赤外線送信装置、赤外線送信範囲表示方法、赤外線送信範囲表示プログラム、および記録媒体に関する。
赤外線を利用したリモートコントローラや通信技術が考案され、実用化されて久しい。また、近年、携帯端末の普及と多機能化に伴い、携帯端末を用いて赤外線通信を行うことが一般化している。赤外線に一般に指向性がある。そのため、赤外線は、指向角度の範囲から外れると、保証されている範囲の外に到達する。さらに、赤外線の強度は、送信距離の二乗に反比例して減衰する。これにより、赤外線の受信機と送信機とが離れれば離れるほど、赤外線信号を正しく受信する可能性が低くなる。言い換えれば、赤外線通信には、送信距離および送信角度に制限がある。そのため、赤外線の送信機を、通信保証の範囲内に向けたり、通信保証の範囲内の距離以内に置いたりする必要があった。
そこで、以下に説明するように、赤外線の送信機能をユーザに扱いやすくさせる技術が、いくつか提案されている。
特許文献1には、カメラ本体にカークを設け、該マークによってカメラの画角を視覚認識できるようにしたことを特徴とするカメラが開示されている。
この技術によれば、マークによって表示された画角から被写体の写る範囲をある程度認識することができ、これにより所要の被写体が写るようにカメラの姿勢を設定することができる。
特許文献2では、反射ミラーと赤外線検出素子とを有する光学ユニットを備えた赤外線検知センサの検知エリアを確認するための表示装置であって、可視光を照射可能にした可視光投光ユニットが上記反射ミラーの至近位置に備えられ、上記可視光投光ユニットが、検知エリアを設定するための上記反射ミラーの角度調整に連動して、検知エリアの基準位置に可視光を照射・表示するようにしたことを特徴とする赤外線検知センサの検知エリア確認表示装置が開示されている。
この技術によれば、侵入者検知センサが検知するエリアを視覚的に示すために可視光を照射することによって、照射された範囲が検知エリアであることを示すことができる。
また、特許文献3には、監視カメラと照明用光源と受動型赤外線センサとを備えたセンサカメラにおいて、前記受動型赤外線センサの赤外線検出素子の近傍、もしくは赤外線検出素子と置き換わる位置に、近赤外線発光源を設け、前記近赤外線発光源から発せられ、前記受動型赤外線センサの集光光学系を介して投射される光によって照らし出される部分を、前記監視カメラにて撮影し、受動型赤外線センサの監視方向を確認するようにしたことを特徴とするセンサカメラの照準機構が開示されている。
この技術を用いれば、検知領域のうち、光によって照らし出される部分がモニターの画面内で明るく映し出される。そのため、監視カメラの監視範囲と、受動型赤外線センサの監視範囲と、両者の監視範囲の相対位置を同時に確認しながら、調整できる。
特開昭64−31138号公報(1989年2月1日公開) 特開2001−215284号公報(2001年8月10日公開) 特開2004−184372号公報(2004年7月2日公開)
上述した従来技術には、以下に示す問題がある。
特許文献1では、カメラの筐体に画角のラインを印刷または凹凸をつけている。この画角はレンズによって撮影可能は範囲を示すものであり、赤外線の送信角度を示すものではない。
特許文献2では、赤外線によって検知可能な範囲を可視的に表すために、対象となる場所を可視光によって照射している。すなわち侵入者検知センサにおいて、赤外線の照射範囲を正確には確認できない。
特許文献3では、検知する対象を光によって照射しているため、監視カメラにおいて赤外線信号を送信する範囲を確認できない。したがって、検知する対象をわざわざ確認しないといけない。
以上のように、従来の技術では、ユーザは、装置の手元において、赤外線の送信範囲を確認できない。したがって、赤外線送信機能の操作性に未だ難がある。
本発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、その目的は、赤外線送信機能の操作性を向上させた赤外線送信装置を、赤外線送信範囲表示方法、赤外線送信範囲表示プログラム、および記録媒体を提供することにある。
本発明に係る赤外線送信装置は、上記の課題を解決するために、
赤外線を送信する機能を有する赤外線送信装置であって、
上記赤外線の送信範囲を、所定のディスプレイに表示する表示手段を備えていることを特徴としている。
上記の構成によれば、表示手段は、赤外線送信装置から送信される赤外線の送信範囲を、所定のディスプレイに表示する。このとき、たとえば、赤外線の到達する保証範囲を示す図形を、赤外線の送信範囲としてディスプレイに表示する。この表示を確認したユーザは、赤外線がどの範囲に送信されるのかを知ることができる。したがって、赤外線通信の成功率を高めることができるなど、赤外線送信機能の操作性を向上できる効果を奏する。
本発明に係る赤外線送信範囲表示方法は、上記の課題を解決するために、
赤外線を送信する機能を有する赤外線送信装置が、上記赤外線の送信範囲を所定のディスプレイに表示する赤外線送信範囲表示方法であって、
上記赤外線の送信範囲を、所定のディスプレイに表示する表示ステップを有していることを特徴としている。
上記の構成によれば、本発明に係る赤外線送信装置と同様の作用効果を奏する。
また、本発明に係る赤外線送信装置では、さらに、
上記表示手段は、
上記送信範囲として、上記赤外線の送信角度を、上記ディスプレイに表示することが好ましい。
これにより赤外線送信装置は、赤外線がどのくらいの広がりを持って送信されるか、ユーザに知らせることができる効果を奏する。
また、本発明に係る赤外線送信装置では、さらに、
上記表示手段は、
上記送信範囲を表す図形を、上記ディスプレイに表示することが好ましい。
これによりユーザは、赤外線の送信範囲を、直感的に把握できる。したがって、赤外線の送信範囲をよりすばやく知ることができる効果を奏する。
また、本発明に係る赤外線送信装置では、さらに、
上記図形の形状は、上記赤外線の送信方向に向かって広がりを有することが好ましい。
上記の構成によれば、表示手段は、赤外線の送信方向に向かって広がりを有する形状の図形を、ディスプレイに表示する。これによりユーザは、どの方向赤外線が照射されているのかを一目で把握できる効果を奏する。
また、本発明に係る赤外線送信装置では、さらに、
上記表示手段は、
上記赤外線の照射口の中心部と、上記図形の中心線とが、上記ディスプレイに投射させたときに重なるように、上記図形を上記ディスプレイに表示することが好ましい。
上記の構成によれば、表示手段は、赤外線の照射口の中心部と、図形の中心線とが、ディスプレイに投射させたときに重なるように、図形をディスプレイに表示できる。これによりユーザは、ディスプレイに表示されている図形の中心線を中心した位置から、赤外線が照射されていることがわかる。すなわちユーザは、ディスプレイの図形を見るだけで、赤外線送信装置におけるどの位置から赤外線が送信されているのかを、容易に知ることができる効果を奏する。
また、本発明に係る赤外線送信装置では、さらに、
上記赤外線の送信方向を撮影するカメラをさらに備え、
上記表示手段は、上記ディスプレイにおいて、上記カメラが撮影した画像に、上記送信範囲を表す図形を重ねて表示することが好ましい。
これによりユーザは、赤外線を送信したい対象物に、赤外線が正しく送信されるか否かを知ることができる効果を奏する。
また、本発明に係る赤外線送信装置では、さらに、
上記表示手段は、
上記カメラによるズームの度合いに応じて、上記図形の表示形態を異ならせて表示することが好ましい。
上記の構成によれば、ユーザは、図家の表示形態の変化、たとえば色や形の変化を通じて、カメラのズームの度合いを容易に知ることができる効果を奏する。
また、本発明に係る赤外線送信装置では、さらに、
上記カメラは、赤外線送信装置において、上記赤外線の照射方向と上記カメラの撮影方向とが一致するように配置されていることが好ましい。
上記の構成によればカメラの撮影方向と、赤外線の照射方向とが一致している。したがって表示手段は、赤外線の送信範囲を表す図形をディスプレイに表示するとき、両者の方向のずれを考慮にいれた補正を行う必要がない。これにより赤外線送信装置は、図形をディスプレイに正しく表示するときの手間を低減できる効果を奏する。
また、本発明に係る赤外線送信装置では、さらに、
上記カメラと、上記赤外線の照射口とが、上記ディスプレイの横方向に並んで配置されていることが好ましい。
上記の構成によれば、赤外線送信装置において、カメラと、赤外線の照射口とは、ディスプレイの横方向に並んで配置されている。したがって表示手段は、赤外線の送信範囲を表す図形をディスプレイに表示するとき、表示位置の横方向を補正する必要がない。これにより赤外線送信装置は、図形をディスプレイに正しく表示するときの手間を低減できる効果を奏する。
また、本発明に係る赤外線送信装置では、さらに、
上記カメラと、上記赤外線の照射口とが、上記ディスプレイの縦方向に並んで配置されていることが好ましい。
上記の構成によれば、赤外線送信装置において、カメラと、赤外線の照射口は、ディスプレイの縦方向に並んで配置されている。したがって表示手段は、赤外線の送信範囲を表す図形をディスプレイに表示するとき、表示位置の横方向を補正する必要がない。これにより赤外線送信装置は、図形をディスプレイに正しく表示するときの手間を低減できる効果を奏する。
また、本発明に係る赤外線送信装置では、さらに、
上記赤外線の送信範囲を設定する送信範囲設定手段をさらに備え、
上記表示手段は、
上記送信範囲設定手段によって設定された上記送信範囲を、上記ディスプレイに表示することが好ましい。
これによりユーザは、送信範囲の変更の度合いをリアルタイムで知ることができる効果を奏する。
また、本発明に係る赤外線送信装置では、さらに、
上記表示手段は、
上記赤外線の送信中に、上記送信範囲を上記ディスプレイに表示することが好ましい。
これによりユーザは、赤外線送信機能を使用していないときに、無用な情報を知らされずに済む効果を奏する。
また、本発明に係る赤外線送信装置では、さらに、
上記表示手段は、
上記赤外線として送信するデータをユーザが選択したとき、上記送信範囲を上記ディスプレイに表示することが好ましい。
これによりユーザは、データの送信前に、選択したデータを正しく対象物に送信できるか否かを知ることができる効果を奏する。
また、本発明に係る赤外線送信装置では、さらに、
上記表示手段は、
上記送信範囲の通知を開始してから、あらかじめ定められた時間が経過するまでの間、上記送信範囲を上記ディスプレイに表示することが好ましい。
これによりユーザは、いったん理解した情報をいつまでも通知されずに済む効果を奏する。
また、本発明に係る赤外線送信装置では、さらに、
上記表示手段は、
上記赤外線の送信を終了後、上記送信範囲の表示を停止することが好ましい。
これによりユーザは、もはや必要としなくなった情報を知らされずに済む効果を奏する。
また、本発明に係る赤外線送信装置では、さらに、
赤外線送信装置から、上記赤外線を送信する対象物までの距離を測定する距離測定手段と、
上記赤外線の到達距離が、上記対象物までの距離以内であるか否かをユーザに通知する通知手段とをさらに備えていることが好ましい。
これによりユーザは、赤外線が対象物に到達できるかどうかを確実に知ることができる効果を奏する。
また、本発明に係る赤外線送信装置は、
赤外線送信装置から、上記赤外線を送信する対象物までの距離を測定する距離測定手段をさらに備え、
上記表示手段は、
上記距離測定手段が測定した上記距離に応じて、上記図形の表示形態を異ならせて表示することが好ましい。
上記の構成によれば、ユーザは、図形の表示形態の変化、たとえば色や形の変化を通じて、対象物までの距離を容易に知ることができる効果を奏する。
なお、上記赤外線送信装置は、コンピュータによって実現してもよい。この場合、コンピュータを上記各手段として動作させることにより上記赤外線送信装置をコンピュータにおいて実現する赤外線送信範囲表示プログラム、およびその赤外線送信範囲表示プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。
以上のように、本発明に係る赤外線送信装置は、赤外線の送信範囲を所定のディスプレイに表示する表示手段を備えているため、赤外線送信機能の操作性を向上させることができる効果を奏する。
本発明の一実施形態について、図1〜図8を参照して以下に説明する
(赤外線送信装置1)
まず、本発明に係る赤外線送信装置1について、図1を参照して以下に説明する。図1は、本発明に係る赤外線送信装置1の構成を表すブロック図である。図1に示すように、赤外線送信装置1は、操作部10、入力処理部11、ディスプレイ12、表示処理部13、カメラ14、撮影部15、メモリ16、赤外線送信口17、赤外線送信部18、距離測定部19、送信角度設定部20、および送信範囲表示部21(表示手段)を備えている。
(赤外線の送信角度を表示)
赤外線送信装置1では、赤外線送信部18が、赤外線送信口17を通じて、赤外線を対象物50に送信する。このとき、たとえば、IrSimpleなどの、所定のプロトコルにしたがった赤外線通信を行う。一般に、赤外線通信では、赤外線の送信範囲や送信角度が、到達保証範囲(角度)として、あらかじめ定められている。たとえば、IrSimpleでは、到達の保証角度が、送信方向を中心に±15°である。
赤外線送信装置1では、送信範囲表示部21が、赤外線の送信範囲をディスプレイ12に表示する。これを図2を参照して以下に説明する。図2は、送信範囲表示部21が、赤外線の送信範囲をディスプレイ12に表示する様子を説明する図である。この図に示すように、赤外線送信装置1では、赤外線送信部18が、赤外線送信口17を通じて、送信角度θかつ送信範囲24の広がりを有する赤外線を送信する。このとき赤外線送信装置1では、送信範囲24を表す図形26のデータが、メモリ16にあらかじめ格納されている。そこで送信範囲表示部21は、図形26をメモリ16から読み出し、表示処理部13を通じてディスプレイ12に表示する。
赤外線送信部18から送信される赤外線は、通常、受信機において正しく受信される保証範囲が、あらかじめ定められている。たとえばその保証範囲は、保証角度として±15°を有する。図形26は、その保証範囲や保証角度を正確に反映した形状を取る。図2に示す例では、図形26は、保証範囲の広がりを示す角度θと同じ中心角度を有する扇形である。
この図形26をディスプレイ12において確認したユーザは、図形26の広がりを有する赤外線が、現在、赤外線送信装置1から送信されていることを知ることができる。したがってユーザは、目に見えない赤外線が、現在、どの程度の広がりを持って照射されているのかを、手元にあるディスプレイ12を一目して知ることができる。
そこでユーザは、たとえば、ディスプレイ12に表示されている図形26と、赤外線を送信する対象物の位置とを照らし合わせることによって、赤外線が対象物に正しく送信されているのかを知ることができる。このように赤外線送信装置1は、赤外線を送信するときの操作性を向上させることができる。
(赤外線の送信範囲を重ねて表示)
赤外線には一般に指向性があるため、赤外線送信装置1から送信された赤外線は、対象物における、ある限られた範囲にしか到達しない。そこで赤外線送信装置1では、送信範囲表示部21は、その送信範囲をディスプレイ12に単純に表示するだけではなく、対象物の画像に重ねあわせて表示できる。この例について、図3を参照して以下に説明する。図3は、送信範囲表示部21が、赤外線の送信範囲を、赤外線を送信する対象物の画像に重ねて、ディスプレイ12に表示する例を説明する図である。
赤外線送信装置1では、カメラ14が、赤外線の送信方向と同一方向を向いている。そこで撮影部15は、カメラ14を通じて、赤外線
を送信する先の対象物30を撮影する。撮影部15は、撮影した対象物30の画像である対象物画像34を、表示処理部13を通じてディスプレイ12に表示する。
このとき、送信範囲表示部21が、赤外線の送信範囲を表す図形を、ディスプレイ12において対象物画像34に重ね合わせて表示する。このとき赤外線送信部18は、赤外線送信口17を通じて、赤外線を対象物30に送信している。これにより、対象物30において、送信範囲32によって示される部分に、保証範囲の赤外線が照射される。
そこで送信範囲表示部21は、対象物30における送信範囲32に相当する部分を、図形36としてディスプレイ12に表示する。この図形36は、赤外線の送信範囲32を表すものである。図3の例では、図形36は円形である。すなわち、この円の内部に示す範囲内であれば、赤外線送信装置1から送信された赤外線は、対象物30に正しく送信される。言い換えれば、対象物32は、図形36の内部に赤外線の受光部があれば、赤外線送信装置1から送信された赤外線を正しく受信できる。
このように、ユーザは、対象物30のどの部分に、保証範囲の赤外線が到達するのかを、ディスプレイ12において図形36を通じて知ることができる。したがってユーザは、赤外線を送信したい対象物30に赤外線が正しく送信されるか否かを、手元において確認できる。
なお、赤外線送信装置1は、カメラ14のレンズをズームさせることができる。このとき撮影部15は、レンズのズームにあわせて、撮影された画像をディスプレイ12に拡大表示する。そこで送信範囲表示部21は、画像拡大の度合いに比例させて、図形36の大きさを拡大させて表示する。これにより、図形36と対象物画像34との表示関係を等しく保つことができる。したがって、撮影部15がどの倍率で対象物30を撮影しても、送信範囲表示部21は、対象物30に到達する赤外線の送信範囲を、ディスプレイ12において正しく表示できる。
なお、赤外線送信装置1は、所定の角度検知センサを備えていてもよい。角度検知センサは、赤外線送信装置1のディスプレイ12の傾きを、たとえば地磁気の強度を測定することによって、検知する。この傾き情報を用いて、送信範囲表示部21は、ディスプレイ12の傾きに対応した、赤外線の送信範囲を算出し、ディスプレイ12に表示する。
(送信角度の変更)
赤外線送信装置1では、赤外線の送信範囲をユーザが設定できる。このとき赤外線送信装置1は、ユーザの設定に応じて、ディスプレイ12に表示する図形の形状を変化させる。この例について、図4を参照して以下に説明する。図4は、ユーザによる設定に基づき、送信角度設定部20が赤外線の送信角度を変更する様子を説明する図である。この図に示すように、赤外線送信部18は、発光ダイオードD1に所定の電圧を印加することによって、赤外線を照射する。このとき赤外線送信部18は、赤外線送信口17を通じて赤外線を外部に送信する。また赤外線は、赤外線を外部に導くための導光部22の中を通って、外部に照射される。導光部22は所定の幅を有し、その幅によって、赤外線の送信角度を規定する。本実施形態では、導光部22は、図4に示すように、内部に空洞を有し、遮光性の材料によって周囲を取り囲まれた構造をしている。
送信角度設定部20は、導光部22の角度を変更する。これにより、赤外線の送信角度を変更できる。たとえば図4に示すように、送信角度設定部20が、赤外線の送信角度を広角度40に設定すれば、赤外線送信部18は、より送信角度の広い、広送信範囲42を有する赤外線を送信する。一方、送信角度設定部20が送信角度を狭角度42に設定すれば、赤外線送信部18は、より送信角度の狭い、狭送信範囲46を有する赤外線を送信する。
なお、送信角度設定部20は、所定の集光レンズを利用して、赤外線の送信角度を変更してもよい。この場合、集光レンズを絞ることによって、赤外線の送信角度を狭めることができる。
(対象物までの距離の測定)
赤外線送信装置1は、赤外線を送信する対象物までの距離を測定できる。このとき赤外線送信装置1が行う距離測定方法について、図5を参照して以下に説明する。図5は、距離測定部19が、赤外線送信装置1から対象物50までの距離を測定するための方法を説明する図である。この図に示すように、赤外線送信装置1において、距離測定部19が、赤外線送信部18を通じて、パルス状の信号を対象物50に向けて送信する。この信号は、対象物50によって反射されて、赤外線送信装置1まで戻る。赤外線送信装置1では、距離測定部19が、赤外線送信口17を通じて、戻ってきた信号を受信する。このとき距離測定部19は、パルス信号を送信してから、戻ってきた反射信号を受信するまでに要する時間を測定する。この時間を用いて、距離測定部19は、赤外線送信装置1から対象物50までの距離を測定する。
このとき赤外線送信装置1では、メモリ16に、赤外線が到達する限度の距離を表す保証距離に関する情報があらかじめ格納されている。そこで距離測定部19は、測定した実際の距離と、メモリ16に格納されている保証距離とを比較することによって、赤外線送信装置1から対象物50までの距離が保証距離以内であるか否かを、任意の方法によってユーザに通知する。
たとえば距離測定部19は、測定距離が保証距離以内であるか否かを表すメッセージを、表示処理部13を通じてディスプレイ12に表示する。または、測定距離が保証距離以内であるか否かを説明する音声を、図示しないスピーカを通じて出力する。また、または、測定距離が保証距離以内であるか否かを表す光を、図示しない発光部を通じて出力する。また、測定距離が保証距離以内であるか否かを表す振動を、図示しないバイブレータを通じて出力する。
この通知に基づきユーザは、赤外線送信装置1から送信される赤外線が、対象物50まで到達できるかどうかを知ることができる。
(保証範囲図形の表示変更)
赤外線送信装置1では、赤外線の送信角度を変更することによって、それに併せて、送信範囲を表す図形の大きさを変化させることができる。この例について、図6を参照して以下に説明する。図6は、送信角度設定部20が赤外線の送信角度を変更したときに、その変さらに併せて、送信範囲表示部21がディスプレイ12に表示する図形を変化させる様子を表す図である。上述したように、赤外線送信装置1では、送信角度設定部20が赤外線の送信角度を設定する。そこで図6に示すように、送信角度設定部20が赤外線の送信角度を広角度60に設定すれば、送信範囲表示部21は、広角度60の送信範囲を表す図形62をディスプレイ12に表示する。一方、送信角度設定部20が送信角度を狭角度64に設定すれば、送信範囲表示部21は、狭角度64の送信範囲を表す図形66を表示する。すなわち送信範囲表示部21は、送信角度設定部20が設定した送信角度を有する送信範囲を表す図形を、ディスプレイ12に表示する。
このように、送信範囲表示部21は、送信角度設定部20が設定した送信範囲を表す図形を、ディスプレイ12に表示する。これにより、赤外線送信装置1が赤外線を送信しているときに、その送信範囲をユーザが変更すれば、送信範囲表示部21は、範囲の変さらに併せて、設定された送信角度を有する送信範囲を表す図形を、ディスプレイ12に表示する。これによりユーザは、赤外線の送信中において変更した送信角度や送信範囲を、ディスプレイ12に表示される図形を通じてリアルタイムで知ることができる。
赤外線送信装置1では、赤外線の送信角度を変更することによって、それに併せて、送信範囲を表す図形の大きさを変化させることができる。この例について、図6を参照して以下に説明する。図6は、送信角度設定部20が赤外線の送信角度を変更したときに、その変更に併せて、送信範囲表示部21がディスプレイ12に表示する図形を変化させる様子を表す図である。上述したように、赤外線送信装置1では、送信角度設定部20が赤外線の送信角度を設定する。そこで図6に示すように、送信角度設定部20が赤外線の送信角度を広角度60に設定すれば、送信範囲表示部21は、広角度60の送信範囲を表す図形62をディスプレイ12に表示する。一方、送信角度設定部20が送信角度を狭角度64に設定すれば、送信範囲表示部21は、狭角度64の送信範囲を表す図形66を表示する。すなわち送信範囲表示部21は、送信角度設定部20が設定した送信角度を有する送信範囲を表す図形を、ディスプレイ12に表示する。
このように、赤外線送信装置1は、赤外線の送信範囲を表す図形を、対象物画像70に重ねて表示する。これによりユーザは、対象物画像70が表す対象物に、赤外線を正しく送信できるか否かを確実に知ることができる。
また、赤外線送信部18が赤外線を送信しているときに、赤外線の送信範囲をユーザが変更すれば、送信範囲表示部21は、その変さらに併せて、設定された送信角度を表す図形を、対象物画像70に重ねてディスプレイ12に表示する。これによりユーザは、赤外線の送信中に赤外線の到達範囲がどの程度変更されたかを、リアルタイムで知ることができる。
(処理の流れ)
図8は、赤外線送信装置1が赤外線を送信するときに行う処理の流れを示すフローチャートである。赤外線送信装置1では、まず、表示処理部13が、ユーザが選択可能なデータのリストを、メモリ16から読み出し、ディスプレイ12に表示する。これによりユーザは、操作部10を通じて、対象物に送信するデータを選択する(ステップS10)。この選択を入力処理部11が受け付けたときに、送信範囲表示部21は、赤外線の送信範囲を表す図形をメモリ16から読み出し、ディスプレイ12に表示する(ステップS11)。
つぎに、赤外線送信部18が、ユーザが選択したデータをメモリ16から読み出す。送信範囲表示部21は、データを変調することによって、データを赤外線として対象物に送信することを開始する(ステップS12)。このとき、送信範囲表示部21は、図示しないタイマーを開始する(ステップS13)。これにより送信範囲表示部21は、赤外線送信部18が赤外線の送信を開始してからの経過時間を測定する。なお、送信範囲表示部21が測定する時間を表すデータは、メモリ16にあらかじめ格納されている。
つぎに、送信範囲表示部21は、タイマーが終了したか否かを判定する。具体的には、送信範囲表示部21は、タイマーの開始後、メモリ16に格納されている、あらかじめ定められた時間が経過したか否かを判定する。タイマーが終了したと判定するとき(Yes)、送信範囲表示部21は、図形をディスプレイ12に表示することを終了する(ステップS15)。このとき、赤外線送信部18による赤外線の送信は続けられているけれども、赤外線の送信範囲を表す図形はディスプレイ12に表示されていない。
このように送信範囲表示部21は、赤外線の送信が開始された後、あらかじめ定められた時間が経過すれば、赤外線の送信範囲を表す図形をディスプレイ12に表示することを終了する。したがって、このような図形をいつまでもディスプレイ12に表示し続けることを防止できる。
ユーザは、赤外線の送信範囲を表示し続ける所定の時間の間に、赤外線が送信される範囲がどこまでであるのかを、理解できる。したがってユーザは、いったん理解した情報をいつまでも通知されずに済む。
一方、ステップS14においてタイマーが終了していないと送信範囲表示部21が判定したとき(No)、つぎに、赤外線送信部18が、赤外線の送信が完了したか否かを判定する(ステップS16)。すなわち、ユーザが選択したデータを、対象物に送信し終えたか否かを判定する。ステップS16において赤外線の送信が完了してしないと判定したとき(No)、赤外線送信部18は、赤外線の送信を続ける。したがって、処理は再びS14に戻って、赤外線送信部18は赤外線を送信し、さらに送信範囲表示部21が、タイマーが終了したか否かを判定する。
一方、ステップS16おいて赤外線の送信が完了したと判定したとき(Yes)、送信範囲表示部21は、赤外線の送信範囲を表す図形をディスプレイ12に表示することを終了する。したがって、赤外線の送信が完了すると同時に、ディスプレイ12において図形の表示が消える。これによりユーザは、赤外線の送信が終了したことを、手元のディスプレイ12を通じて知ることができる。赤外線の送信が終了すれば、ユーザは、赤外線の送信範囲を知る必要はもはや無い。したがってユーザは、もはや必要としなくなった情報を知らされずに済む。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。すなわち、請求項に示した範囲で適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態についても、本発明の技術的範囲に含まれる。
(赤外線の送信中にのみ送信範囲を通知)
たとえば送信範囲表示部21は、ユーザがデータを選択してからではなく、赤外線送信部18が赤外線の送信を開始したときから、その送信範囲を表す図形をディスプレイ12に表示してもよい。このとき送信範囲表示部21は、赤外線の送信中にのみ、赤外線の送信範囲を表す図形をディスプレイ12に表示する。したがってユーザは、赤外線を対象物に送信していないときに、必要としない情報を通知されずに済む。
(通知の変形例)
送信範囲表示部21は、ユーザが視覚によって認識できる情報を用いて、送信される赤外線の送信範囲を、ディスプレイ12に表示さえすればよい。その意味では、送信範囲表示部21は、赤外線の送信範囲を、図形に限らない何らかの形で、ディスプレイ12に表示できる。たとえば、赤外線の送信角度を表す数値をディスプレイ12に表示することによって、赤外線の送信範囲をユーザに通知してもよい。
(表示する図形)
送信範囲表示部21がディスプレイ12に表示する図形は、上述した扇型や円に限定されない。すなわち送信範囲表示部21は、赤外線の送信範囲を表す図形であれば、三角形や三角柱などの、どのような形状の図形でもディスプレイ12に表示できる。また、図形を表すデータは、必ずしもメモリ16にあらかじめ格納されている必要はない。たとえば送信範囲表示部21は、メモリ16にあらかじめ格納されている、赤外線の送信保証範囲を表す値や、送信角度設定部20が設定した、赤外線の送信範囲の値を用いて、送信範囲を表す図形を計算によって作成し、ディスプレイ12に表示することもできる。
また、送信範囲表示部21がディスプレイ12に表示する図形26の形状は、赤外線の送信方向に向かって広がりを有することが好ましい。これによりユーザは、どの方向に赤外線が照射されているのかを、ディスプレイ12において一目で把握できる。
また、送信範囲表示部21は、赤外線の照射口の中心部と、図形26の中心線とが、ディスプレイ12に投射させたときに重なるように、図形26をディスプレイ12に表示することが好ましい。このとき、端末装置1には、ディスプレイ12の中心部から、赤外線の照射口の中心部までの距離に関するデータが、あらかじめ用意されている。そこで送信範囲表示部21は、この距離に関するデータに基づき、図形26の表示位置を、この距離の分、補正する。たとえば、赤外線の照射口の中心部が、ディスプレイ12の中心から左横方向に3cmずれた位置に配置されているとき、送信範囲表示部21は、図形26を、ディスプレイ12の中心から左横方向に3cmずらした位置に表示する。これによりユーザは、ディスプレイ12に表示されている図形26の中心線を中心した位置から、赤外線が照射されていることがわかる。すなわちユーザは、ディスプレイ12に表示されている図形26を見るだけで、端末装置1におけるどの位置から赤外線が送信されているのかを、容易に知ることができる。
また、送信範囲表示部21は、カメラ14によるズームの度合いに応じて、図形36の表示形態を異ならせて表示することが好ましい。これによりユーザは、図形36の表示形態の変化、たとえば色や形の変化を通じて、カメラ14のズームの度合いを容易に知ることができる。
また、カメラ14は、端末装置1において、赤外線の照射方向とカメラ14の撮影方向とが一致するように配置されていることが好ましい。このとき、カメラ14の撮影方向と、赤外線の照射方向とが一致している。したがって送信範囲表示部21は、赤外線の送信範囲を表す図形36をディスプレイ12に表示するとき、両者の方向のずれを考慮にいれた補正を行う必要がない。これにより、図形36をディスプレイ12に正しく表示するときの手間を低減できる。
また、カメラ14と、赤外線の照射口とは、端末装置1において、ディスプレイ12の横方向に並んで配置されていることが好ましい。このとき送信範囲表示部21は、赤外線の送信範囲を表す図形36をディスプレイ12に表示するとき、表示位置の横方向を補正する必要がない。これにより送信範囲表示部21は、図形36をディスプレイ12に正しく表示するときの手間を低減できる。
また、カメラ14と、赤外線の照射口とは、端末装置1において、ディスプレイ12の横方向に並んで配置されていることが好ましい。このとき送信範囲表示部21は、赤外線の送信範囲を表す図形36をディスプレイ12に表示するとき、表示位置の縦方向を補正する必要がない。これにより送信範囲表示部21は、図形36をディスプレイ12に正しく表示するときの手間を低減できる。
また、送信範囲表示部21は、距離測定部19が測定した距離に応じて、図形36の表示形態を異ならせて表示することが好ましい。このとき、ユーザは、図形36の表示形態の変化、たとえば色や形の変化を通じて、対象物30までの距離を容易に知ることができる。
(他の構成)
なお、本発明を、以下のように表現することも可能である。
(第1の構成)
赤外線送信機能を備えた端末であって、赤外線データ送信手段と、画像を表示させる表示手段と、を備え、前記表示手段に赤外線送信範囲(角度)を表す図形を表示することを特徴とする赤外線送信端末。
(第2の構成)
赤外線送信方向を連続的に撮影する撮影手段と、をさらに備え、前記撮影手段にて撮影した画像に送信可能範囲を表す図形を重ねて表示することを表示することを特徴とする第1の構成に記載の赤外線送信端末。
(第3の構成)
前記赤外線送信角度を変えることが可能な送信角度可変手段と、をさらに備え、前記送信角度可変手段で送信角度を変えることに連動して送信可能範囲を表す図形を変形させることを特徴とする第1または第2の構成に記載の赤外線送信端末。
(第4の構成)
前記赤外線データ送信手段から送信されるデータを記憶している送信データ記憶手段と、をさらに備え、前記送信データ記憶手段に記憶されているデータを、前記赤外線データ送信手段から送信中に、前記表示手段に送信範囲を表す図形を表示することを特徴とする第1から第3の構成のいずれか記載の赤外線送信端末。
(第5の構成)
前記送信データ記憶手段に記憶しているデータを選択するデータ選択手段と、をさらに備え、前記データ選択手段で前記送信データ記憶手段のデータを選択した段階で前記表示手段に送信範囲を表す図形を表示することを特徴とする第1から第4の構成のいずれかに記載の赤外線送信端末。
(第6の構成)
時間をカウントするタイマーと、前記送信範囲を表す図形を表示する時間を記憶する時間記憶手段と、をさらに備え、前記時間記憶手段に記憶された時間を経過するまで前記表示手段に前記送信範囲を表す図形を表示することを特徴とする第1から第5の構成のいずれかに記載の赤外線送信端末。
(第7の構成)
前記赤外線データ送信手段からデータを送信終了した時点で前記送信範囲を表す図形の表示を停止することを特徴とする第4から第6の構成のいずれかに記載の赤外線送信端末。
(第8の構成)
該端末から赤外線送信対象物までの距離を測る距離測定手段と、をさらに備え、赤外線送信対象物までの距離が送信可能範囲であるか否かを利用者に報知することを特徴とする第1から第3のいずれかの構成に記載の赤外線送信端末。
(プログラムおよび記録媒体)
最後に、赤外線送信装置に含まれている各ブロックは、ハードウェアロジックによって構成すればよい。または、次のように、CPU(Central Processing Unit)を用いてソフトウェアによって実現してもよい。
すなわち、赤外線送信装置は、各機能を実現する制御プログラムの命令を実行するCPU、この制御プログラムを格納したROM(Read Only Memory)、上記制御プログラムを実行可能な形式に展開するRAM(Random Access Memory)、および、上記制御プログラムおよび各種データを格納するメモリ等の記憶装置(記録媒体)を備えている。
この構成により、本発明の目的は、所定の記録媒体によっても、達成できる。この記録媒体は、上述した機能を実現するソフトウェアである赤外線送信装置の制御プログラムのプログラムコード(実行形式プログラム、中間コードプログラム、ソースプログラム)をコンピュータで読み取り可能に記録していればよい。赤外線送信装置はに、この記録媒体を供給する。これにより、コンピュータとしての赤外線送信装置(またはCPUやMPU)が、供給された記録媒体に記録されているプログラムコードを読み出し、実行すればよい。
プログラムコードをに供給する記録媒体は、特定の構造または種類のものに限定されない。すなわち、この記録媒体は、たとえば、磁気テープやカセットテープ等のテープ系、フロッピー(登録商標)ディスク/ハードディスク等の磁気ディスクやCD−ROM/MO/MD/DVD/CD−R等の光ディスクを含むディスク系、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等のカード系、あるいはマスクROM/EPROM/EEPROM/フラッシュROM等の半導体メモリ系などとすることができる。
また、赤外線送信装置を、通信ネットワークと接続可能に構成しても、本発明の目的を達成できる。この場合、上記のプログラムコードを、通信ネットワークを介して赤外線送信装置に供給する。この通信ネットワークは、赤外線送信装置にプログラムコードを供給できるものであればよく、特定の種類または形態に限定されない。たとえば、インターネット、イントラネット、エキストラネット、LAN、ISDN、VAN、CATV通信網、仮想専用網(Virtual Private Network)、電話回線網、移動体通信網、衛星通信網等であればよい。
この通信ネットワークを構成する伝送媒体も、プログラムコードを伝送可能な任意の媒体であればよく、特定の構成または種類のものに限定されない。たとえば、IEEE1394、USB(Universal Serial Bus)、電力線搬送、ケーブルTV回線、電話線、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)回線等の有線でも、IrDAやリモコンのような赤外線、Bluetooth(登録商標)、802.11無線、HDR、携帯電話網、衛星回線、地上波デジタル網等の無線でも利用可能である。なお、本発明は、上記プログラムコードが電子的な伝送で具現化された、搬送波に埋め込まれたコンピュータデータ信号の形態でも実現され得る。
本発明は、赤外線を送信する機能を有する各種の装置として利用できる。したがって、リモートコントローラ、携帯端末装置、通信端末装置、パーソナルコンピュータなど、赤外線を送信することによって何らかのタスクを実行する装置であれば、どのような装置としても利用できる。
本発明に係る赤外線送信装置の構成を表すブロック図である。 送信範囲表示部が、赤外線の送信範囲をディスプレイに表示する様子を説明する図である。 送信範囲表示部が、赤外線の送信範囲を、赤外線を送信する対象物の画像に重ねて、ディスプレイに表示する例を説明する図である。 ユーザによる設定に基づき、送信角度設定部が赤外線の送信角度を変更する様子を説明する図である。 距離測定部が、赤外線送信装置1から対象物までの距離を測定するための方法を説明する図である。 送信角度設定部が赤外線の送信角度を変更したときに、その変さらに併せて、送信範囲表示部がディスプレイに表示する図形を変化させる様子を表す図である。 送信角度設定部が赤外線の送信角度を変更したときに、その変さらに併せて、送信範囲表示部がディスプレイに表示する図形を変化させる様子を表す図である。 赤外線送信装置が赤外線を送信するときに行う処理の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
1 赤外線送信装置
10 操作部
11 入力処理部
12 ディスプレイ
13 表示処理部
14 カメラ
15 撮影部
16 メモリ
17 赤外線送信口
18 赤外線送信部
19 距離測定部(距離測定手段)
20 送信角度設定部
21 送信範囲表示部(表示手段)
22 導光部

Claims (11)

  1. 赤外線の送信口を通じて赤外線を送信する赤外線送信手段を備えている赤外線送信装置であって、
    上記赤外線の送信範囲を、所定のディスプレイに表示する表示手段をさらに備え、
    上記表示手段は、上記送信範囲を表す図形を、上記ディスプレイに表示し、
    受信機において上記赤外線が正しく受信される保証範囲が、赤外線送信装置において予め定められており、
    上記送信範囲は上記保証範囲であり、
    上記図形は、上記赤外線の保証範囲の広がりを示す角度と同じ中心角度を有し、かつ、上記赤外線の上記送信口から送信方向に向かって広がりを有する扇形または三角形であることを特徴とする赤外線送信装置。
  2. 上記表示手段は、
    上記送信範囲として、上記赤外線の送信角度を、上記ディスプレイに表示することを特徴とする請求項1に記載の赤外線送信装置。
  3. 上記表示手段は、
    上記赤外線の照射口の中心部と、上記図形の中心線とが、上記ディスプレイに投射させたときに重なるように、上記図形を上記ディスプレイに表示することを特徴とする請求項1に記載の赤外線送信装置。
  4. 上記赤外線の送信範囲を設定する送信範囲設定手段をさらに備え、
    上記表示手段は、
    上記送信範囲設定手段によって設定された上記送信範囲を、上記ディスプレイに表示することを特徴とする請求項1に記載の赤外線送信装置。
  5. 上記表示手段は、
    上記赤外線の送信中に、上記送信範囲を上記ディスプレイに表示することを特徴とする請求項1に記載の赤外線送信装置。
  6. 上記表示手段は、
    上記赤外線として送信するデータをユーザが選択したとき、上記送信範囲を上記ディスプレイに表示することを特徴とする請求項1に記載の赤外線送信装置。
  7. 上記表示手段は、
    上記送信範囲の通知を開始してから、あらかじめ定められた時間が経過するまでの間、上記送信範囲を上記ディスプレイに表示することを特徴とする請求項1に記載の赤外線送信装置。
  8. 上記表示手段は、
    上記赤外線の送信を終了後、上記送信範囲の表示を停止することを特徴とする請求項1に記載の赤外線送信装置。
  9. 赤外線送信装置から、上記赤外線を送信する対象物までの距離を測定する距離測定手段と、
    上記赤外線の到達距離が、上記対象物までの距離以内であるか否かをユーザに通知する通知手段とをさらに備えていることを特徴とする請求項1に記載の赤外線送信装置。
  10. 上記赤外線の送信角度を設定する設定手段をさらに備え、
    上記表示手段は、上記設定手段によって設定された上記送信角度に対応した上記送信範囲を表す上記図形を、上記ディスプレイに表示することを特徴とする請求項1に記載の赤外線送信装置。
  11. 赤外線の送信口を通じて赤外線を送信する赤外線送信手段を備えている赤外線送信装置が、上記赤外線の送信範囲を所定のディスプレイに表示する赤外線送信範囲表示方法であって、
    上記赤外線の送信範囲を、所定のディスプレイに表示する表示ステップを有し、
    上記表示ステップにおいて、上記送信範囲を表す図形を、上記ディスプレイに表示し、
    受信機において上記赤外線が正しく受信される保証範囲が、赤外線送信装置において予め定められており、
    上記送信範囲は上記保証範囲であり、
    上記図形は、上記赤外線の保証範囲の広がりを示す角度と同じ中心角度を有し、かつ、上記赤外線の上記送信口から送信方向に向かって広がりを有する扇形または三角形であることを特徴とする赤外線送信範囲表示方法。
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