JP4730681B2 - スクリーン印刷機におけるスクリーン版清掃装置 - Google Patents
スクリーン印刷機におけるスクリーン版清掃装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4730681B2 JP4730681B2 JP2001049413A JP2001049413A JP4730681B2 JP 4730681 B2 JP4730681 B2 JP 4730681B2 JP 2001049413 A JP2001049413 A JP 2001049413A JP 2001049413 A JP2001049413 A JP 2001049413A JP 4730681 B2 JP4730681 B2 JP 4730681B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- air
- screen plate
- rotor
- residue
- removing means
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Screen Printers (AREA)
- Inking, Control Or Cleaning Of Printing Machines (AREA)
- Electric Connection Of Electric Components To Printed Circuits (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、被印刷物に対しスクリーン版を介して印刷ペーストを印刷するスクリーン印刷機におけるスクリーン版清掃装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種のスクリーン印刷機にあっては、スキージをスクリーン版の上面と接触した状態で直線的に移動させ、その移動によって半田ペースト等の印刷ペーストをプリント回路基板等の被印刷物に印刷するものであるから、どうしても、印刷ペーストがスクリーン版のパターン開孔より漏れ出してその開孔の下部周辺のスクリーン版下面にペースト残渣となって付着したり、開孔の内側面に付着残留して目詰まりを起こしたりするのを避けることができない。このようにスクリーン版をペースト残渣で汚れた状態に放置してスクリーン印刷を続行すると、被印刷物がプリント回路基板である場合にはそれに印刷されるペーストのパターンに、にじみ、かすれ、断線等の印刷不良が発生するので、上記の如き残渣による汚れを除去してスクリーン版を清掃してやらなければならない。。
【0003】
従来、この種のスクリーン印刷機におけるスクリーン版清掃装置としては、スクリーン版の下面に直接、又は清掃シートを介して間接的に接触した状態で移動させると、その移動に伴って該スクリーン版下面に付着した印刷ペーストの残渣を摺動除去し得るように構成した第1の残渣除去手段例えば、クリーニング用スキージ、スクレーパ・ブレード或いはその他のタイプの摺動体と、該第1残渣除去手段と一体に移動し、該スクリーン版のパターン開孔の内側面に付着した印刷ペーストの残渣を該スクリーン版の下方から空気を噴射しその空圧により除去し得るように構成した第2の残渣除去手段、例えば、空気吸出しノズルないし空気噴出ノズルとを具備するタイプのものや、これに上記清掃シートに溶剤を含浸させる溶剤塗布手段を付加すると共に、溶剤を含浸させた清掃シートの使用によつて濡れたスクリーン版を前記ノズルからの噴出空気流によって乾燥させるようにしたタイプのもの等が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前記したタイプのスクリーン版清掃装置は、スクリーン版の下面に付着したペースト残渣のみならず、そのパターン開孔の内側面に付着したペースト残渣をも同一のクリーニング工程において同時に除去し得るようになっているので、現在でもスクリーン版の清掃に広く使用されている。
【0005】
しかし乍ら、この種のスクリーン版清掃装置にあっては、前記の如き第2残渣除去手段としての空気吸出しノズルないし空気噴出ノズルは、一般にコンプレッサ等の圧縮空気供給源から送気回路を介して給送される圧縮空気を単にその噴出口から噴射させるに過ぎない構造となっており、そのため該ノズルからの噴出空気流の流速ないし圧力は基本的にはノズルに給送され圧縮空気の圧力によって左右されることとなる。。
【0006】
スクリーン印刷において、近時、プリント回路基板の小型化が促進され、それにつれて、狭小ないし微少寸法のパターン開孔を有するスクリーン版をもってする高密度、高精度の印刷が要求されている。かかる微細なパターン開孔内に半田ペーストの如き粘性の高いペーストが付着して残存している場合や、寸法が比較的大きい開孔でもその内側面にペースト残渣が強くこびりついているような場合にあっては、前記したタイプの装置では、一般に、その汚れの清掃が困難であった。従って、前記の如き従来公知の装置をもってこのような場合に有効に対処し得るようにするためには、ノズルからの噴流の速度ないし圧力を大幅に高めてやらなければならないが、コンプレッサ等の圧縮空気供給源の大型化や配管の径大化等各種の対策を講じなければならず、コスト高となるばかりでなく、ひいては装置全体の大型化を招来することとなる。
【0007】
本発明は、従来技術の有する上記の如き問題を解決すべくなされたものであって、スクリーン版の下面に付着したペースト残渣のみならず、そのパターン開孔の内側面に付着した残渣をも能率的かつ効果的に除去し得るようにしたスクリーン印刷機におけるスクリーン版清掃装置を提供することをその主たる目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1の発明に係るスクリーン版清掃装置は、被印刷物に対しスクリーン版を介して印刷ペーストを印刷するスクリーン印刷機におけるスクリーン版清掃装置であって、スクリーン版の下面に直接、又は清掃シートを介して間接的に接触した状態で移動させると、その移動に伴って該スクリーン版下面に付着した印刷ペーストの残渣を摺動除去し得るように構成した第1の残渣除去手段と、該第1残渣除去手段と一体に移動し、該スクリーン版のパターン開孔の内側面に付着した印刷ペーストの残渣を該スクリーン版の下方から空気を噴射しその噴流により除去し得るように構成した第2の残渣除去手段とを具備するスクリーン版清掃装置において、前記第2残渣除去手段がその筒壁に螺旋状の空気吹出し孔を穿設した中空円筒状のロータと、該ロータを回転駆動する駆動機構と、該ロータの一端からその内部に圧縮空気を給送する送気回路と、該ロータの筒壁の外側に該筒壁外周面との間に環状の間隙を形成した態様で配設されていて、単一又は複数個のスリット状の空気噴出口を有し、該ロータの該螺旋状空気吹出し孔から吹出されて前記環状間隙を経由して噴出せしめられる空気と、該ロータの回転に伴って該螺旋状空気吹出し孔が該空気噴出口の内側を連続的に通過する際に該螺旋状空気吹出し孔から該空気噴出口に向けてその下方から吹出される空気とが混合された圧縮空気を該空気噴出口から噴出する中空円筒状の空気噴射ノズルとからなっていることを特徴とするものである。
【0009】
また、請求項2の発明に係るスクリーン版清掃装置は、被印刷物に対しスクリーン版を介して印刷ペーストを印刷するスクリーン印刷機におけるスクリーン版清掃装置であって、スクリーン版の下面に直接、又は清掃シートを介して間接的に接触した状態で移動させると、その移動に伴って該スクリーン版下面に付着した印刷ペーストの残渣を摺動除去し得るように構成した第1の残渣除去手段と、該第1残渣除去手段と一体に移動し、該スクリーン版のパターン開孔の内側面に付着した印刷ペーストの残渣を該スクリーン版の下方から空気を噴射しその噴流により除去し得るように構成した第2の残渣除去手段とを具備するスクリーン版清掃装置において、前記第1残渣除去手段を前記第2残渣除去手段の移動方向前方に後者と所定の間隔をおいて配設したこと、及び前記第2残渣除去手段がその筒壁に螺旋状の空気吹出し孔を穿設した中空円筒状のロータと、該ロータを回転駆動する駆動機構と、該ロータの一端からその内部に圧縮空気を給送する送気回路と、該ロータの筒壁の外側に該筒壁外周面との間に環状の間隙を形成した態様で配設されていて、単一又は複数個のスリット状の空気噴出口を有し、該ロータの該螺旋状空気吹出し孔から吹出されて前記環状間隙を経由して噴出せしめられる空気と、該ロータの回転に伴って該螺旋状空気吹出し孔が該空気噴出口の内側を連続的に通過する際に該螺旋状空気吹出し孔から該空気噴出口に向けてその下方から吹出される空気とが混合された圧縮空気を該空気噴出口から噴出する中空円筒状の空気噴射ノズルとからなっていることを特徴とするものである。
【0010】
さらにまた、請求項3の発明に係るスクリーン版清掃装置は、被印刷物に対しスクリーン版を介して印刷ペーストを印刷するスクリーン印刷機におけるスクリーン版清掃装置であって、スクリーン版の下面に清掃シートを介して間接的に接触した状態で移動させると、その移動に伴って該スクリーン版下面に付着した印刷ペーストの残渣を摺動除去し得るように構成した第1の残渣除去手段と、該第1残渣除去手段と一体に移動し、該スクリーン版のパターン開孔の内側面に付着した印刷ペーストの残渣を該スクリーン版の下方から空気を噴射しその噴流により除去し得るように構成した第2の残渣除去手段とを具備するスクリーン版清掃装置において、前記第1残渣除去手段を前記第2残渣除去手段の移動方向前方に後者と所定の間隔をおいて配設すると共に、該第1残渣除去手段に前記清掃シートに溶剤を塗布する溶剤塗布手段を一体に設けたこと、及び前記第2残渣除去手段がその筒壁に螺旋状の空気吹出し孔を穿設した中空円筒状のロータと、該ロータを回転駆動する駆動機構と、該ロータの一端からその内部に圧縮空気を給送する送気回路と、該ロータの筒壁の外側に該筒壁外周面との間に環状の間隙を形成した態様で配設されていて、単一又は複数個のスリット状の空気噴出口を有し、該ロータの該螺旋状空気吹出し孔から吹出されて前記環状間隙を経由して噴出せしめられる空気と、該ロータの回転に伴って該螺旋状空気吹出し孔が該空気噴出口の内側を連続的に通過する際に該螺旋状空気吹出し孔から該空気噴出口に向けてその下方から吹出される空気とが混合された圧縮空気を該空気噴出口から噴出する中空円筒状の空気噴射ノズルとからなっていることを特徴とするものである。
【0011】
本発明に係るスクリーン印刷機におけるスクリーン版清掃装置の他の構成上の特徴については請求項4〜8の各記載事項を参照されたい。
【0012】
以下、本発明につき、その一実施形態を具体的に図示した添付図面を参照して詳細に説明する。
【0013】
【発明の実施の形態】
図面において、1はスクリーン版清掃装置の要部を構成する印刷ペーストの残渣の除去手段等を支持する枠体であり、該枠体1はスクリーン印刷機(図示してない)にスクリーンホルダーを介してセットされたスクリーン版Sの下面S1側に昇降可能かつ前後方向に往復移動可能に設けられている。
【0014】
上記枠体1は、左右一対の側板1A、1B及び該側板上に水平に支持された台板1Cを具備し、該台板1C上には、スクリーン版Sの下面S1に直接、又は後述する状態で移動させると、その移動に伴って該スクリーン版下面S1に付着した半田ペースト等の印刷ペースト(以下、ペーストという)の残渣R1を摺動除去し得るようにした摺動除去手段としての第1残渣除去手段Aと、該第1残渣除去手段Aに追従してこれと一体に移動し、該スクリーン版Sのパターン開孔S2の内側面に付着したペーストの残渣R2を該スクリーン版の下方から空気を噴射しその噴流により除去し得るようにした空気圧式除去手段としての第2の残渣除去手段Bとが、それぞれ支持体を介して、枠体1の移動方向と直交する方向に互いに平行かつ所定の間隔を置いてそれぞれ延設されている。
【0015】
前記した残渣R1の摺動除去手段としての第1残渣除去手段Aは、図示の例にあっては、細長くて比較的扁平な直方形状のヘッド2からなっていて、その上面には直接、又は清掃シート3を介してスクリーン版下S1に当接する当接面4かぎ形成されている。そして、該ヘッド2には清掃シート3に溶剤を含浸させる溶剤含浸手段5が一体的に形成されている。この溶剤含浸手段5は、図示の例にあっては、ヘッド2内部の空所に供給される溶剤を吐出する多数の小さな吐出口6からなっており、それら吐出口6は、図1に示すように、ヘッド2の当接面4に開口している。
【0016】
本発明に係るスクリーン版清掃装置においては、前記した空気圧式除去手段としての第2残渣除去手段Bは、その筒壁7Aに螺旋状の空気吹出し孔7Bを穿設した中空円筒状のロータ7と、該ロータ7を回転駆動する駆動機構8と、該ロータの一端からその内部に圧縮空気を給送する送気回路9と、該ロータの筒壁7Aの外側に該筒壁外周面との間に環状の間隙10を形成した態様で配設されていて、該ロータ7の回転に伴ってその螺旋状空気吹出し孔7Bから吹き出される空気を前記スクリーン版下面S1に向けて噴出させる単一又は複数個のスリット状の空気噴出口11Aを有する中空円筒状の空気噴射ノズル11とからなつており、前記駆動機構8はその動力源として前記送気回路9に接続された空気モーター8Aとその回転を前記ロータ7に伝達する巻掛け伝動装置8Bとから構成されていて、スクリーン版Sのクリーニングに当たって溶剤を使用した場合に溶剤に引火する危険を防止できる構成としてある。
【0017】
上記第2の残渣除去手段Bは上述の如く構成されているので、圧縮空気供給源から送気回路を介して給送される一定の圧力を有する圧縮空気を圧力を付加することなく単にその噴出口から噴出させるに過ぎない構造の空気圧式除去手段としての従来公知のノズルとは異なり、前記中空円筒状ロータ7の空気入口としてのその一端からその内部に導入される圧縮空気は、該ロータ7の回転に伴って、空気出口としての前記空気噴射ノズル11の噴出口11Aに達する流動過程で速度エネルギーが増大せしめられ、その圧力を格段と高められた状態において該噴出口11Aから噴出せしめられる結果、その噴出空気流の流速ないし圧力は上記の如き従来公知のノズルからの噴出空気流のそれより格段と高められることとなる。因みに、空気噴射ノズル11の噴出口11Aから噴出する圧力空気は、ロータ7の螺旋状空気吸出し孔7Bから吹き出されて環状間隙10を経由して噴出せしめられるものと、ロータ7の回転に伴って該螺旋状空気吹出し孔7Bが空気噴射ノズル11の噴出口11Aの内側を連続的に通過する際に該該螺旋状空気吹出し孔7Bから該ノズル11の噴出口11Aに向けてその下方から吹き出されるものとが混合したものであるから、その噴流から生じる圧力は単純な圧縮空気の噴流から生じる圧力よりも遥かに強大となる。
【0018】
清掃シート3としてはロール紙又はコットン等の柔軟な繊維からなるロール状に巻いた不織布を使用するとよい。図中、12は清掃シート3の供給ローラ、13はその巻き取りローラであり、清掃シート3を使用するときは、図3に示すように、清掃シート3を供給ローラ12から繰り出してヘッド2を経由して巻き取りローラ13に巻き付けておき、周知の駆動機構を介して該ローラ13を間欠的に回転させ、これに該シートを間欠的に所定の長さだけ巻き取らせるようにする。印刷ペーストとして半田ペーストを使用する場合には、鉛を含まない半田合金粉末とその結合媒体としての液状フラックスとを練り合わせてクリーム状にしたものを使用することが望ましい。
【0019】
次に、上記の如く構成されたスクリーン版清掃装置において、清掃シート3を使用すると共に、該シートに溶剤含浸手段5により溶剤を含浸させてスクリーン版Sを清掃する場合の該装置の作用について説明する。
【0020】
図9に示すように溶剤を含浸させた清掃シート3を第1残渣除去手段Aとしてのヘッド2の当接面でスクリーン版下面S1に当接させた状態で駆動機構(図示してない)を作動させて枠体1をクリーニング方向である矢印Xの方向、すなわち前方に移動させると、該清掃シート3はスクリーン版下面S1に溶剤を塗布しながら該スクリーン版下面に沿って摺動し、その摺動によって該スクリーン版下面S1に付着したペースト残渣R1を拭き取ると共に、スクリーン版の開孔S2の内側面に付着したペースト残渣R2に溶剤を滲みこませる。この場合、該残渣R2は酸化しないフラックスの蒸発によって固まりかけている場合でも溶剤を滲み込ませることによって軟化する。この状態においてヘッド2に追従してこれと一体に移動する空気圧式除去手段としての前記の如く構成された第2残渣除去手段Bからの高速噴流から生じる強大な圧力によって開孔S2内の残渣R2はスクリーン版Sの上面側に図9に示すように吹き飛ばされて効率的に除去されるので、スクリーン版の汚れはきれいに清掃される。また、溶剤の使用によって濡れたスクリーン版も前記高速噴流の作用によって急速に乾燥させることが可能となる。
【0021】
残渣R1及びR2がいずれも軟弱な状態にあるときは、溶剤の使用は不必要であり、また、清掃シート3の使用も不必要である。
【0022】
本発明に係るスクリーン版清掃装置は叙上の如く構成されているので、これによれば、スクリーン版の下面に付着したペースト残渣のみならず、そのパターン開孔の内側面に付着した残渣をも該開口が微細な場合でも極めて能率的かつ効果的に除去清掃することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の一例としての清掃装置の要部をロータの駆動機構を省略して示す斜視図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】同上装置の背面図である。
【図4】同上装置の側面図である。
【図5】図3のC−C線により切断すると共に、清掃シートを装着した状態を示す側面図である。
【図6】第2残渣除去手段の全体斜視図である。
【図7】ノズルを除去し、ロータの全体を示す斜視図である。
【図8】第2残渣除去手段の要部の断面図である。
【図9】同上装置の一使用態様を示す側面図である。
【符号の説明】
A 第1残渣除去手段
B 第2残渣除去手段
S スクリーン版
S1 スクリーン版下面
S2 パターン開孔
R1 スクリーン版下面に付着した残渣
R2 パターン開孔に付着した残渣
3 清掃シート
5 溶剤含浸手段
7 ロータ
7A 筒壁
7B 螺旋状空気吹出し孔
8 ロータの駆動機構
8A 空気モータ
11 空気噴射ノズル
11A 空気噴出口
Claims (8)
- 被印刷物に対しスクリーン版を介して印刷ペーストを印刷するスクリーン印刷機におけるスクリーン版清掃装置であって、スクリーン版の下面に直接、又は清掃シートを介して間接的に接触した状態で移動させると、その移動に伴って該スクリーン版下面に付着した印刷ペーストの残渣を摺動除去し得るように構成した第1の残渣除去手段と、該第1残渣除去手段と一体に移動し、該スクリーン版のパターン開孔の内側面に付着した印刷ペーストの残渣を該スクリーン版の下方から空気を噴射しその噴流により除去し得るように構成した第2の残渣除去手段とを具備するスクリーン版清掃装置において、前記第2残渣除去手段がその筒壁に螺旋状の空気吹出し孔を穿設した中空円筒状のロータと、該ロータを回転駆動する駆動機構と、該ロータの一端からその内部に圧縮空気を給送する送気回路と、該ロータの筒壁の外側に該筒壁外周面との間に環状の間隙を形成した態様で配設されていて、単一又は複数個のスリット状の空気噴出口を有し、該ロータの該螺旋状空気吹出し孔から吹出されて前記環状間隙を経由して噴出せしめられる空気と、該ロータの回転に伴って該螺旋状空気吹出し孔が該空気噴出口の内側を連続的に通過する際に該螺旋状空気吹出し孔から該空気噴出口に向けてその下方から吹出される空気とが混合された圧縮空気を該空気噴出口から噴出する中空円筒状の空気噴射ノズルとからなっていることを特徴とするスクリーン版清掃装置。
- 被印刷物に対しスクリーン版を介して印刷ペーストを印刷するスクリーン印刷機におけるスクリーン版清掃装置であって、スクリーン版の下面に直接、又は清掃シートを介して間接的に接触した状態で移動させると、その移動に伴って該スクリーン版下面に付着した印刷ペーストの残渣を摺動除去し得るように構成した第1の残渣除去手段と、該第1残渣除去手段と一体に移動し、該スクリーン版のパターン開孔の内側面に付着した印刷ペーストの残渣を該スクリーン版の下方から空気を噴射しその噴流により除去し得るように構成した第2の残渣除去手段とを具備するスクリーン版清掃装置において、前記第1残渣除去手段を前記第2残渣除去手段の移動方向前方に後者と所定の間隔をおいて配設したこと、及び前記第2残渣除去手段がその筒壁に螺旋状の空気吹出し孔を穿設した中空円筒状のロータと、該ロータを回転駆動する駆動機構と、該ロータの一端からその内部に圧縮空気を給送する送気回路と、該ロータの筒壁の外側に該筒壁外周面との間に環状の間隙を形成した態様で配設されていて、単一又は複数個のスリット状の空気噴出口を有し、該ロータの該螺旋状空気吹出し孔から吹出されて前記環状間隙を経由して噴出せしめられる空気と、該ロータの回転に伴って該螺旋状空気吹出し孔が該空気噴出口の内側を連続的に通過する際に該螺旋状空気吹出し孔から該空気噴出口に向けてその下方から吹出される空気とが混合された圧縮空気を該空気噴出口から噴出する中空円筒状の空気噴射ノズルとからなっていることを特徴とするスクリーン版清掃装置。
- 被印刷物に対しスクリーン版を介して印刷ペーストを印刷するスクリーン印刷機におけるスクリーン版清掃装置であって、スクリーン版の下面に清掃シートを介して間接的に接触した状態で移動させると、その移動に伴って該スクリーン版下面に付着した印刷ペーストの残渣を摺動除去し得るように構成した第1の残渣除去手段と、該第1残渣除去手段と一体に移動し、該スクリーン版のパターン開孔の内側面に付着した印刷ペーストの残渣を該スクリーン版の下方から空気を噴射しその噴流により除去し得るように構成した第2の残渣除去手段とを具備するスクリーン版清掃装置において、前記第1残渣除去手段を前記第2残渣除去手段の移動方向前方に後者と所定の間隔をおいて配設すると共に、該第1残渣除去手段に前記清掃シートに溶剤を塗布する溶剤塗布手段を一体に設けたこと、及び前記第2残渣除去手段がその筒壁に螺旋状の空気吹出し孔を穿設した中空円筒状のロータと、該ロータを回転駆動する駆動機構と、該ロータの一端からその内部に圧縮空気を給送する送気回路と、該ロータの筒壁の外側に該筒壁外周面との間に環状の間隙を形成した態様で配設されていて、単一又は複数個のスリット状の空気噴出口を有し、該ロータの該螺旋状空気吹出し孔から吹出されて前記環状間隙を経由して噴出せしめられる空気と、該ロータの回転に伴って該螺旋状空気吹出し孔が該空気噴出口の内側を連続的に通過する際に該螺旋状空気吹出し孔から該空気噴出口に向けてその下方から吹出される空気とが混合された圧縮空気を該空気噴出口から噴出する中空円筒状の空気噴射ノズルとからなっていることを特徴とするスクリーン版清掃装置。
- 清掃シートがロール紙又は柔軟な繊維からなる不織布であることを特徴とする請求項1、2又は3に記載のスクリーン版清掃装置。
- 被印刷物がプリント回路基板であること及び印刷用ペーストが半田合金粉末とその結合媒体としての液状フラックスとを練り合わせてクリーム状にした半田ペーストであることを特徴とする請求項1から4までのいずれか1項に記載のスクリーン版清掃装置。
- 半田合金粉末が鉛を含まない合金粉末からなっていることを特徴とする請求項5に記載のスクリーン版清掃装置。
- 請求項3から6までのいずれか1項に記載のスクリーン版清掃装置において、前記ロータと、前記駆動機構と、前記送気回路と、前記空気噴射ノズルとからなる前記第2残渣除去手段が溶剤の付着したスクリーン版を噴出空気流によって乾燥させる乾燥手段としての機能を併有することを特徴とするスクリーン版清掃装置。
- 請求項1から7までのいずれか1項に記載の前記駆動機構の動力源が前記送気回路に接続された空気モーターであることを特徴とするスクリーン版清掃装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001049413A JP4730681B2 (ja) | 2001-01-19 | 2001-01-19 | スクリーン印刷機におけるスクリーン版清掃装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001049413A JP4730681B2 (ja) | 2001-01-19 | 2001-01-19 | スクリーン印刷機におけるスクリーン版清掃装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002210924A JP2002210924A (ja) | 2002-07-31 |
JP4730681B2 true JP4730681B2 (ja) | 2011-07-20 |
Family
ID=18910520
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001049413A Expired - Fee Related JP4730681B2 (ja) | 2001-01-19 | 2001-01-19 | スクリーン印刷機におけるスクリーン版清掃装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4730681B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103991281A (zh) * | 2014-05-30 | 2014-08-20 | 苏州倍辰莱电子科技有限公司 | 一种钢网自动清洗设备 |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR200321065Y1 (ko) * | 2003-03-25 | 2003-07-22 | 고형래 | 스크린프린터의 크리너 장치 |
JP2007062075A (ja) * | 2005-08-30 | 2007-03-15 | Sony Corp | スクリーン印刷装置 |
JP2009241516A (ja) * | 2008-03-31 | 2009-10-22 | Hitachi High-Tech Instruments Co Ltd | スクリーン印刷機のクリーニング装置 |
JP5035270B2 (ja) * | 2009-02-26 | 2012-09-26 | パナソニック株式会社 | スクリーン印刷装置およびスクリーン印刷方法 |
CN111993783B (zh) * | 2020-07-26 | 2021-11-09 | 南京新洲印刷有限公司 | 一种印刷机的印刷版固定机构 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03121849A (ja) * | 1989-10-04 | 1991-05-23 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | スクリーン印刷機のクリーニング装置 |
JPH08512250A (ja) * | 1993-07-09 | 1996-12-24 | マスキンファブリケン トレース アクティーゼルスカブ | ローラ表面を清掃するための方法および装置 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3744972B2 (ja) * | 1995-06-20 | 2006-02-15 | ハリマ化成株式会社 | 半田接合方法 |
JP3332775B2 (ja) * | 1997-01-17 | 2002-10-07 | 三洋電機株式会社 | スクリーン印刷機 |
JP2883944B2 (ja) * | 1997-03-21 | 1999-04-19 | 谷電機工業株式会社 | スクリーン印刷機におけるスクリーン版クリーニングシステム |
-
2001
- 2001-01-19 JP JP2001049413A patent/JP4730681B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03121849A (ja) * | 1989-10-04 | 1991-05-23 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | スクリーン印刷機のクリーニング装置 |
JPH08512250A (ja) * | 1993-07-09 | 1996-12-24 | マスキンファブリケン トレース アクティーゼルスカブ | ローラ表面を清掃するための方法および装置 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103991281A (zh) * | 2014-05-30 | 2014-08-20 | 苏州倍辰莱电子科技有限公司 | 一种钢网自动清洗设备 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2002210924A (ja) | 2002-07-31 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4089058B2 (ja) | 印刷用スクリーンの清掃装置及び清掃方法 | |
JP3020303B2 (ja) | 印字装置及びその印字ヘッドノズルクリーニング装置 | |
JP4382970B2 (ja) | インクジェットプリンタの印刷ヘッドを洗浄する方法と装置 | |
KR100345205B1 (ko) | 스크린인쇄장치 | |
JP3272612B2 (ja) | 印刷用マスク清掃装置及び方法 | |
US9174451B2 (en) | Cleaning device for liquid ejecting head, and liquid ejecting apparatus with the same | |
JP2005161870A (ja) | 液体吐出装置 | |
JP4909481B2 (ja) | 印刷機などのプレートシリンダーのような回転シリンダーの表面を清掃する方法、装置、組立体 | |
JP4730681B2 (ja) | スクリーン印刷機におけるスクリーン版清掃装置 | |
JP6245750B2 (ja) | グラビア印刷機 | |
JP3924979B2 (ja) | 液体吐出装置 | |
JP3926094B2 (ja) | インクジェット記録装置 | |
JP4636297B2 (ja) | スクリーン印刷機のスクリーン版クリーニング装置 | |
JP7311716B2 (ja) | 印刷機械、および少なくとも1つの印刷モジュールの少なくとも1つのノズルバーをクリーニングする方法 | |
JP3024368B2 (ja) | インクジェット記録ヘッドのクリーニング装置 | |
JP2006334964A (ja) | インク吐出部の回復装置、インク吐出装置、並びにインク吐出部の回復方法 | |
JPH06297696A (ja) | スクリーン印刷機のクリーニング装置 | |
JPH0295862A (ja) | 記録ヘッドのワイピング方法 | |
JP2004034702A (ja) | ノズルプレートの清掃方法 | |
JP3810771B2 (ja) | プリント装置 | |
JP2005305845A (ja) | 液体吐出ヘッドのクリーニング装置及び液体吐出装置 | |
KR20150100149A (ko) | 인쇄잉크 분사장치가 구비된 스크린 인쇄장치 및 이를 이용한 스크린 인쇄방법 | |
JP3120283B1 (ja) | 印刷機の自動洗浄方法と該方法に用いる自動洗浄装置 | |
JPH10217433A (ja) | スクリーン印刷機のスクリーンマスクのクリーニング装置 | |
JP4246110B2 (ja) | 印刷用マスクのクリーニング装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080118 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20100910 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20101012 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20101213 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110111 |
|
A602 | Written permission of extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602 Effective date: 20110105 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20110308 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20110408 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140428 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |