JP4730342B2 - 軸受構造 - Google Patents

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本発明は、軸受構造に関する。
内燃機関のクランクシャフト、カムシャフト等には軸受構造が採用されている。この軸受構造においては、軸と軸受との熱膨張率差に起因して、軸と軸受との間の間隙の体積が温度変化に伴って変化することがある。
例えば、エンジンのクランクシャフトに鉄系材料を使用し、軸受であるエンジンブロックに鉄系材料よりも熱膨張率が高いアルミ合金を使用する技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。また、低熱膨張率を有する材料を軸受ハウジングに用いる技術が開示されている(例えば、特許文献2参照)。さらに、軸受ハウジングを二重構造とし、熱膨張率が大きい支持部材を軸受ハウジングの内周面の外側に配置する技術が開示されている(例えば、特許文献3参照)。
特開昭60−219436号公報 特開2005−40826号公報 特開平9−242745号公報
特許文献1の技術では、軸と軸受との間の間隙は、低温域においては小さく高温域においては大きくなる。この場合、低温域においては軸と軸受との摩擦が大きくなってしまう。また、高温域においてにはオイルの流出量が大きくなってしまい、オイルポンプの負担が大きくなる。特許文献2の技術では、温度上昇に伴って軸と軸受との間の間隙が小さくなる。したがって、高温域において油膜が不足するおそれがある。特許文献3の技術では、低温域および高温域において軸と軸受との間の間隙が適度に調整される。しかしながら、内燃機関の中温域に上記間隙が比較的大きくなってしまう。それにより、オイルポンプの負担が大きくなる。その結果、燃費が悪化するおそれがある。
本発明は、低温域における摩擦を抑制することができ、高温域におけるオイル流出および油膜切れを抑制することができ、中温域における燃費悪化を抑制することができる軸受構造を提供することを目的とする。
本発明に係る軸受構造は、軸受部と、軸受部に嵌合する軸と、を備え、潤滑液体が充填される軸受部と軸との間隙は、低温域および高温域に比較して中温域において小さくなり、軸受部の一部または全部は、低温域から中温域にかけて負の熱膨張率を有し、中温域から高温域にかけて正の熱膨張率を有する熱膨張材料から構成されることを特徴とするものである。本発明に係る軸受構造においては、低温域において軸と軸受部との間の摩擦を抑制することができる。また、高温域においてオイル流出および油膜切れを抑制することができる。さらに、中温域において燃費悪化を抑制することができる。
軸の一部または全部は、低温域から中温域にかけて正の熱膨張率を有し、中温域から高温域にかけて負の熱膨張率を有する熱膨張材料から構成されていてもよい。本発明に係る他の軸受装置は、軸受部と、軸受部に嵌合する軸と、を備え、潤滑液体が充填される軸受部と軸との間隙は、低温域および高温域に比較して中温域において小さくなり、軸の一部または全部は、低温域から中温域にかけて正の熱膨張率を有し、中温域から高温域にかけて負の熱膨張率を有する熱膨張材料から構成されることを特徴とするものである。
本発明に係る内燃機関の他の軸受構造は、軸受部と、軸受部に嵌合する軸と、を備え、軸受部の一部または全部は、低温域から中温域にかけて負の熱膨張率を有し、中温域から高温域にかけて正の熱膨張率を有する熱膨張材料から構成されることを特徴とするものである。本発明に係る内燃機関の他の軸受構造においては、低温域において軸と軸受部との間の摩擦を抑制することができる。また、高温域においてオイル流出および油膜切れを抑制することができる。さらに、中温域において燃費悪化を抑制することができる。
本発明に係る内燃機関のさらに他の軸受構造は、軸受部と、軸受部に嵌合する軸と、を備え、軸の一部または全部は、低温域から中温域にかけて正の熱膨張率を有し、中温域から高温域にかけて負の熱膨張率を有する熱膨張材料から構成されることを特徴とするものである。本発明に係る内燃機関のさらに他の軸受構造においては、低温域において軸と軸受部との間の摩擦を抑制することができる。また、高温域においてオイル流出および油膜切れを抑制することができる。さらに、中温域において燃費悪化を抑制することができる。
熱膨張部材は、MnXNで表されるマンガン窒化物からなり、Xの少なくとも一部はゲルマニウムで置換されていてもよい。
本発明によれば、低温域における摩擦を抑制することができ、高温域におけるオイル流出および油膜切れを抑制することができ、中温域における燃費悪化を抑制することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を説明する。
図1は、本発明の第1実施例に係る軸受構造100の全体構成を示す模式図である。軸受構造100は、例えば内燃機関に用いられる軸受構造であり、クランクシャフト、カムシャフト等に用いられる。
図1に示すように、軸受構造100は、軸受部として機能する軸受ハウジング10に軸20が回転可能に嵌合した構造を有する。軸受ハウジング10は、二分割された一対の分割ハウジングであり、ブロックハウジング11とキャップハウジング12とからなる。ブロックハウジング11とキャップハウジング12とは、ボルト13によって締結されている。軸受ハウジング10と軸20との間には間隙30が介在する。この間隙30には潤滑油等の潤滑液体が充填されている。それにより、軸受ハウジング10と軸20との間の摩擦が低減される。潤滑液体は、潤滑液体循環手段として機能するオイルポンプ200によって循環する。
間隙30は、低温域(例えば、20℃以下のいずれかの温度域)および高温域(例えば、100℃以上のいずれかの温度域)に比較して中温域(例えば、20℃〜100℃のいずれかの温度域)において小さくなる。ここでいう低温域とは、内燃機関の低温始動時等で、機関温度が比較的低い温度であることにより、カムシャフトやクランクシャフト近傍の温度が比較的低くなる場合の温度域である。一方、高温域とは、内燃機関が高負荷、高回転で運転するとき等で、機関温度が比較的高い温度であることによりカムシャフトやクランクシャフト近傍の温度が比較的高くなる場合の温度域である。中温域とは、定常運転時等の温度域のことをいう。
本実施例においては、軸受ハウジング10の熱膨張率が所定の温度範囲において負になることによって、間隙30の体積が調整されている。具体的には、軸20は、低温域〜高温域のいずれの温度域においても正の熱膨張率を有する材料からなり、例えば鉄系材料からなる。ブロックハウジング11およびキャップハウジング12は、低温域から中温域にかけて負の熱膨張率を有し、中温域から高温域において正の熱膨張率を有する熱膨張材料からなる。ブロックハウジング11およびキャップハウジング12を構成する材料は、後述する。
図2(a)は、温度と軸20の径または軸受ハウジング10の軸受の径との関係を示す模式図である。図2(b)は、温度と間隙30の体積との関係を示す模式図である。図2(a)において、横軸は温度を示し、縦軸は軸20の径および軸受ハウジング10の軸受の径を示す。図2(b)において、横軸は温度を示し、縦軸は間隙30の体積を示す。なお、間隙30の体積が小さい場合には軸20と軸受ハウジング10の軸受との距離は小さく、間隙30の体積が大きい場合には軸20と軸受ハウジング10の軸受との距離は大きくなる。
図2(a)に示すように、軸20の径は、低温域、中温域および高温域のいずれの温度範囲においても、温度上昇に伴って大きくなる。一方、軸受ハウジング10の軸受の径は、低温域から中温域にかけて温度上昇に伴って小さくなり、中温域から高温域にかけて温度上昇に伴って大きくなる。
したがって、図2(b)に示すように、低温域においては、間隙30の体積は比較的大きくなる。この場合、軸20と軸受ハウジング10との間の摩擦が低減される。それにより、クランキング回転数が大きくなる。その結果、内燃機関の始動性が向上する。
中温域においては、軸受ハウジング10の軸受の径が小さくなることから、間隙30の体積は小さくなる。この場合、潤滑液体流出量が抑制される。それにより、潤滑液体を循環させるオイルポンプ200の負担が軽減される。その結果、燃費が向上する。なお、内燃機関の定常運転時における温度域は、中温域である。すなわち、内燃機関が作動中に最も長い時間とりうる温度域は中温域である。したがって、中温域において燃費が向上すると、大幅な燃費向上がもたらされる。
高温域においては、軸受ハウジング10の軸受の径が再度大きくなることから、間隙30の体積が過小となることが抑制される。それにより、油膜切れが抑制される。また、軸受ハウジング10の軸受の径は、中温域において一度小さくなっていることから、高温域において過大となることが抑制される。それにより、潤滑液体流出量が抑制される。また、軸20の回転に伴う振動、騒音の発生が抑制される。
以上のことから、本実施例に係る軸受構造を用いることによって、低温域における摩擦を抑制することができ、高温域におけるオイル流出および油膜切れを抑制することができ、内燃機関の定常運転時における燃費悪化を抑制することができる。
次に、軸受ハウジング10に用いることができる熱膨張材料について説明する。上述したように、上記熱膨張材料は、所定の温度域において負の熱膨張率を有する。このような性質を有する材料は、例えば、逆ペロブスカイト構造を有するマンガン窒化物MnXN(Xの少なくとも一部はGeで置換)、タングステン酸ジルコニウムZrW、シリコン酸化物LiO−Al−nSiO等である。これらの熱膨張材料は、軸受および軸に用いられる金属に求められる強度と同程度の強度を備える。
図3(a)および図3(b)に、上記マンガン窒化物の線膨張率ΔL/Lおよび線膨張係数αを示す。ここで、α(T)=(dL/dT)/Lである。また、Tは温度、Lは温度Tでの長さ、Lは基準温度での長さ、ΔLは(L−L)を示す。図3(a)および図3(b)においては、基準温度は400Kである。図3(a)および図3(b)において、横軸は温度Tを示し、縦軸はマンガン窒化物の線膨張率ΔL/Lを示す。
図3(a)および図3(b)に示すように、線膨張率ΔL/ΔLは、所定の温度域において負になる。また、上記マンガン窒化物の組成を変更することによって、線膨張係数α、線膨張率ΔL/L、および線膨張率ΔL/Lが負になる温度域が変化する。したがって、軸受構造100を用いる温度域、間隙30の望ましい範囲等に応じて上記マンガン窒化物の組成を変更することによって、間隙30を最適化することができる。
タングステン酸ジルコニウムおよびシリコン酸化物についても、組成を変更することによって、線膨張係数α、線膨張率ΔL/L、および線膨張率ΔL/Lが負になる温度域を変化させることができる。
なお、ボルト13を構成する材料は特に限定されるものではないが、軸受ハウジング10を構成する材料と同じであることが好ましい。この場合、ボルト13の熱膨張は、軸受ハウジング10の熱膨張と略同一となる。それにより、ボルト13の緩みを抑制することができる。
また、ブロックハウジング11およびキャップハウジング12の熱膨張率が正から負に変化する変極点は、−20℃〜―50℃程度であることが好ましい。内燃機関が使用される最低温度環境域において間隙30が大きくなるからである。また、間隙30が最も小さくなる温度は、内燃機関の定常運転における軸受構造100の温度(例えば、80℃〜120℃程度)であることが好ましい。この場合、燃費悪化を特に抑制できるからである。
続いて、本発明の第2実施例に係る軸受構造100aについて説明する。本実施例においても、間隙30は、低温域および高温域に比較して中温域において小さくなる。本実施例においては、軸受ハウジングの一部の部材の熱膨張率が所定の温度範囲において負になることによって、間隙30の体積が調整されている。以下、詳細を説明する。
図4は、軸受構造100aの全体構成を示す模式図である。図4に示すように、軸受構造100aは、図1の軸受構造100と異なり軸受ハウジング10の代わりに軸受ハウジング10aを備える。軸受ハウジング10aは、ブロックハウジング11の代わりにブロックハウジング11aを備える。ブロックハウジング11aは、低温域〜高温域のいずれの温度範囲においても正の熱膨張率を有する。したがって、ブロックハウジング11aの軸受の径は、低温域において比較的小さくなる。
ここで、軸受構造100aにおいては、内燃機関の筒内圧、バルブスプリング等に起因して、回転軸が軸受ハウジング10aのキャップハウジング12側に偏っている。また、実施例1で説明したようにキャップハウジング12の軸受の径は低温域において比較的大きくなっている。したがって、低温域においてブロックハウジング11aの軸受の径が小さくても、軸20と軸受ハウジング10aとの間の摩擦を抑制することができる。
続いて、本発明の第3実施例に係る軸受構造100bについて説明する。本実施例においても、間隙30は、低温域および高温域に比較して中温域において小さくなる。本実施例においては、軸の熱膨張率が所定の温度範囲において負になることによって、間隙30の体積が調整されている。以下、詳細を説明する。
図5は、軸受構造100bの全体構成を示す模式図である。図5に示すように、軸受構造100bは、図1の軸受構造100と異なり、軸受ハウジング10bに軸20bが回転可能に嵌合した構造を有する。軸受ハウジング10bは、ブロックハウジング11bとキャップハウジング12bとからなる。ブロックハウジング11bおよびキャップハウジング12bは、低温域〜高温域において正の熱膨張率を有する材料からなり、例えばアルミ合金からなる。また、軸20bは、低温域から中温域にかけて軸受ハウジング10bの熱膨張率よりも大きい正の熱膨張率を有し、中温域から高温域にかけて負の熱膨張率を有する熱膨張材料から構成される。
図6(a)は、温度と軸20bの径または軸受ハウジング10bの軸受の径との関係を示す模式図である。図6(b)は、温度と間隙30の体積との関係を示す模式図である。図6(a)において、横軸は温度を示し、縦軸は軸20bの径および軸受ハウジング10bの軸受の径を示す。図6(b)において、横軸は温度を示し、縦軸は間隙30の体積を示す。
図6(a)に示すように、軸受ハウジング10bの軸受の径は、低温域、中温域および高温域のいずれの温度範囲においても、温度上昇に伴って大きくなる。一方、軸20bの径は、低温域から中温域にかけて温度上昇に伴って大きくなり、中温域から高温域にかけて温度上昇に伴って小さくなる。また、低温域から中温域においては軸20bの熱膨張率は軸受ハウジング10bの熱膨張率に比較して大きいことから、図6(b)に示すように、低温域から中温域にかけて体積30は小さくなり、中温域から高温域にかけて体積30は大きくなる。したがって、本実施例に係る軸受構造を用いることによって、低温域における摩擦を抑制することができ、高温域におけるオイル流出および油膜切れを抑制することができ、内燃機関の定常運転時における燃費悪化を抑制することができる。
なお、軸20bを構成する材料は、実施例1で挙げたマンガン窒化物MnXN(Xの少なくとも一部はGeで置換)、タングステン酸ジルコニウムZrW、シリコン酸化物LiO−Al−nSiO等の組成を変更することによって、組成される。
続いて、本発明の第4実施例に係る軸受構造100cについて説明する。本実施例においても、間隙30は、低温域および高温域に比較して中温域において小さくなる。本実施例においては、軸受ハウジングの熱膨張率が所定の温度範囲において負になり、軸の熱膨張率が所定の温度範囲において負になることによって、間隙30の体積が調整されている。以下、詳細を説明する。
図7は、軸受構造100cの全体構成を示す模式図である。図7に示すように、軸受構造100cは、図1の軸受構造100と異なり、軸受ハウジング10cに軸20cが回転可能に嵌合した構造を有する。軸受ハウジング10cは、低温域から中温域にかけて負の熱膨張率を有し、中温域から高温域において正の熱膨張率を有する熱膨張材料からなる。軸20cは、低温域から中温域にかけて正の熱膨張率を有し、中温域から高温域にかけて負の熱膨張率を有する熱膨張材料から構成される。
本実施例においては、低温域から中温域にかけて、軸20cの径が大きくなるとともに軸受ハウジング10cの軸受の径が小さくなることから、中温域において間隙30の体積は小さくなる。この場合、軸20cの径が大きくなるか軸受ハウジング10cの軸受の径が小さくなるかいずれかである場合に比較して、間隙30の体積をより小さくすることができる。それにより、中温域における潤滑液体流出量がより抑制される。その結果、燃費がより向上する。
なお、上記各実施例においては内燃機関の軸受構造について説明したが、本発明はそれに限定されない。本発明は、低温域、中温域および高温域の3つの温度範囲で使用される軸受構造であれば適用することができる。
本発明の第1実施例に係る軸受構造の全体構成を示す模式図である。 (a)は温度と軸の径または軸受ハウジングの軸受の径との関係を示す模式図であり、(b)は温度と間隙の体積との関係を示す模式図である。 マンガン窒化物の線膨張率ΔL/Lおよび線膨張係数αを示す図である。 本発明の第2実施例に係る軸受構造の全体構成を示す模式図である。 本発明の第3実施例に係る軸受構造の全体構成を示す模式図である。 (a)は温度と軸の径または軸受ハウジングの軸受の径との関係を示す模式図であり、(b)は温度と間隙の体積との関係を示す模式図である。 本発明の第4実施例に係る軸受構造の全体構成を示す模式図である。
符号の説明
10 軸受ハウジング
11 ブロックハウジング
12 キャップハウジング
13 ボルト
20 軸
100 軸受構造

Claims (6)

  1. 軸受部と、
    前記軸受部に嵌合する軸と、を備え、
    潤滑液体が充填される前記軸受部と前記軸との間隙は、低温域および高温域に比較して中温域において小さくなり、
    前記軸受部の一部または全部は、低温域から中温域にかけて負の熱膨張率を有し、中温域から高温域にかけて正の熱膨張率を有する熱膨張材料から構成されることを特徴とする軸受構造。
  2. 前記軸の一部または全部は、低温域から中温域にかけて正の熱膨張率を有し、中温域から高温域にかけて負の熱膨張率を有する熱膨張材料から構成されることを特徴とする請求項1記載の軸受構造。
  3. 軸受部と、
    前記軸受部に嵌合する軸と、を備え、
    潤滑液体が充填される前記軸受部と前記軸との間隙は、低温域および高温域に比較して中温域において小さくなり、
    前記軸の一部または全部は、低温域から中温域にかけて正の熱膨張率を有し、中温域から高温域にかけて負の熱膨張率を有する熱膨張材料から構成されることを特徴とする軸受構造
  4. 軸受部と、
    前記軸受部に嵌合する軸と、を備え、
    前記軸受部の一部または全部は、低温域から中温域にかけて負の熱膨張率を有し、中温域から高温域にかけて正の熱膨張率を有する熱膨張材料から構成されることを特徴とする軸受構造。
  5. 軸受部と、
    前記軸受部に嵌合する軸と、を備え、
    前記軸の一部または全部は、低温域から中温域にかけて正の熱膨張率を有し、中温域から高温域にかけて負の熱膨張率を有する熱膨張材料から構成されることを特徴とする軸受構造。
  6. 前記熱膨張部材は、MnXNで表されるマンガン窒化物からなり、前記Xの少なくとも一部はゲルマニウムで置換されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の軸受構造。
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