JP4730179B2 - 食器洗い機 - Google Patents

食器洗い機 Download PDF

Info

Publication number
JP4730179B2
JP4730179B2 JP2006105944A JP2006105944A JP4730179B2 JP 4730179 B2 JP4730179 B2 JP 4730179B2 JP 2006105944 A JP2006105944 A JP 2006105944A JP 2006105944 A JP2006105944 A JP 2006105944A JP 4730179 B2 JP4730179 B2 JP 4730179B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
door body
main body
upper door
opening
interlocking
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006105944A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007275326A (ja
Inventor
眞 大山
浩章 乾
智之 菊川
智彰 梶浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2006105944A priority Critical patent/JP4730179B2/ja
Publication of JP2007275326A publication Critical patent/JP2007275326A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4730179B2 publication Critical patent/JP4730179B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Washing And Drying Of Tableware (AREA)

Description

本発明は、洗浄水を用いて食器等を洗浄する食器洗い機の扉体の構造に関するものである。
従来、この種の食器洗い機は、図9に示すような構成であった(例えば、特許文献1参照)。以下、その構成について説明する。図9に示すように、食器等の被洗浄物をセットする食器かご1と、食器かご1を収容した洗浄槽2と、洗浄槽2の前面に設けた開口部3と、開口部3を開閉する上扉体4および下扉体5と、上扉体4を移動自在に支持する支持手段6(2本の回転リンク7、8)とで構成されていた。上扉体4を本体9の上方に開閉する構成において、回転リンクを用いずに1個の回転支点のみで上扉体4を開閉する場合と比べて、2本の回転リンク7、8を用いることで、開口部3をより広く開放しつつ、上扉体4の開閉に必要な高さを低く抑えることができ、キッチンなどへの設置可能率を高めるようになっていた。
特開2001−327452号公報
しかしながら、従来の食器洗い機では、上扉体4の支持手段6である2本の回転リンク7、8は、上扉体4を開いた状態に支持するときは本体9から前方へと露出するという課題を有していた。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、支持手段として2本の回転リンクを用いた場合でも、支持手段が本体から露出することなく扉体の開閉動作が行えるようにすることを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の食器洗い機は、本体と、前記本体内に設けた洗浄槽と、前記洗浄槽の開口部を上方に開閉する上扉体と下方に開閉する下扉体と、前記上扉体に固定された固定部材と、前記上扉体を移動自在に支持する支持手段と、前記下扉体と前記上扉体の開閉動作を連動する連動手段とを備え、前記支持手段は、2本の回転リンクとして、各々の回転リンクの一端側は前記本体側に、他端側は前記固定部材側に各々回転支持されるとともに、前記本体内に位置した状態で前記固定部材を介して上扉体を開閉する構成とし、前記連動手段は、一端側を前記固定部材側に、他端側を前記下扉体側に各々回転支持された連動リンクとして前記本体内に位置した状態で連動する構成とし、前記連動リンクを前記固定部材に設置する回転支点は、前記固定部材に設置した前記2本の回転リンクの回転支点の間に設けたものである。
これにより、支持手段を2本の回転リンクで構成した場合でもこの支持手段が本体より露出することがなく、上扉体を安全に開閉することができるとともに、連動リンクの力が両方の回転リンクの回転支点に作用するため、こじれやがたつきを生じることなく、円滑に上扉体を開閉動作させることが可能となる
また、上扉体を固定部材を介して開閉することで、固定部材のみが露出する構成となり、この固定部材は、上扉体と一体で動作することから、安全に開閉することができる。また、連動手段が本体外に露出することはなく、安全性を阻害する恐れが発生しない。
本発明の食器洗い機は、上扉体の支持手段が本体より露出することがなく安全に開閉することができる。
第1の発明は、本体と、前記本体内に設けた洗浄槽と、前記洗浄槽の開口部を上方に開閉する上扉体と下方に開閉する下扉体と、前記上扉体に固定された固定部材と、前記上扉体を移動自在に支持する支持手段と、前記下扉体と前記上扉体の開閉動作を連動する連動手段とを備え、前記支持手段は、2本の回転リンクとして、各々の回転リンクの一端側は前記本体側に、他端側は前記固定部材側に各々回転支持されるとともに、前記本体内に位置した状態で前記固定部材を介して上扉体を開閉する構成とし、前記連動手段は、一端側を前記固定部材側に、他端側を前記下扉体側に各々回転支持された連動リンクとして前記本体内に位置した状態で連動する構成とし、前記連動リンクを前記固定部材に設置する回転支点は、前記固定部材に設置した前記2本の回転リンクの回転支点の間に設けたもので
あり、支持手段を2本の回転リンクで構成した場合でもこの支持手段が本体より露出することがなく、上扉体を安全に開閉することができるとともに、連動リンクの力が両方の回転リンクの回転支点に作用するため、こじれやがたつきを生じることなく、円滑に上扉体を開閉動作させることが可能となる
また、上扉体を固定部材を介して開閉することで、固定部材のみが露出する構成となり、この固定部材は、上扉体と一体で動作することから、安全に開閉することができる。また、連動手段が本体外に露出することはなく、安全性を阻害する恐れが発生しない。
第2の発明は、第1の発明の食器洗い機において、連動リンクを固定部材に設置する回転支点は、前記固定部材に設置した2本の回転リンクの回転支点の間に設けたことに代えて、連動リンクを固定部材に設置する回転支点は、前記固定部材に設置した2本の回転リンクのいずれか一方の回転支点と同一位置に設けたもので、回転支点の数を一個減らすことができ、構成の簡素化やコストダウンにつながる。
第3の発明は、2本の回転リンクは、本体側の回転支点間の距離よりも、固定部材側の回転支点間の距離を長く構成したものであり、平行リンクでないため、上扉体を傾斜させつつ移動させることができ、より本体に沿うように移動させることができ、上扉体の開閉に必要な最大高さを低く抑えることができ、本体の設置可能性を高めることができる。
第4の発明は、回転リンクは、他方の回転リンクとの干渉を回避するように屈曲して構成したものであり、回転支点を含む回転リンク同士を平面的に避けることで、回転支点の軸方向に回転リンクや回転支点を避ける必要がなく、支持手段の軸方向の厚み増加することによる庫内容積の減少あるいは本体幅の増大を防ぐことができる。
第5の発明は、上扉体は、本体の上部に沿うように前記本体の外側へ開成する構成としたものであり、上扉体の開閉に必要な高さを低く抑えつつ、開口部を大きく開放することができ、使い勝手のよい機器を提供できる。
第6の発明は、開口部は少なくとも本体の上面を開口するとともに、前記本体の上部形状は前面から背面にかけて略円弧状に形成したものであり、本体の上面を含めて大きく開口部を開口できることから、上段の食器かごを引き出さなくとも上段かごの食器を出し入れできるなどの効果が得られる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、本実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態における食器洗い機の側壁部の主要断面図、図2は中央部の主要断面図、図3は扉体の開閉移動軌跡図、図4は扉体開放状態での中央部の主要断面図である。図において、食器洗い機本体20は扉体21を備え、扉体21は洗浄槽22に設けた開口部22Aを開閉する。食器等の被洗浄物23は食器かご24にセットされ、洗浄槽22内に収容される。給水弁25は洗浄槽22に洗浄水を供給する。洗浄ポンプ26は洗浄水を加圧して、複数の噴射孔を設けた洗浄ノズル27に供給し、洗浄ノズル27より洗浄水を噴射することで洗浄を行う。
洗浄槽22の底部には、洗浄ポンプ26の吸い込み側へ連通した排水口28を有し、この排水口28には残さいを収集する残さいフィルタ29を備えている。また、加熱用の発熱体30を設け、洗浄槽22の温度を検知する温度センサ31を設けている。排水ポンプ32は洗浄槽22内の洗浄水を排出するものである。送風機33は、送風経路34を通して洗浄槽22に空気を送り、その排気を排気口35より排出するようにしている。
本体20の上部36の形状は、前面から背面にかけて略円弧状に形成している。また、扉体21は、本体20の上方に開く上扉体37と、開口部22Aの下方側に開く下扉体38とし、下扉体38は本体20に回転支点39で回動自在に支持され、上扉体37は、支持手段40で開閉自在に支持されており、支持手段40は、2本の回転リンク41、42で構成されている。
回転リンク41、42は、一端側を上扉体に一体で構成された固定部材43に回転支点44、45で支持され、他端側は本体側に回転支点46、47で支持されている。下扉体38と上扉体37は連動手段(連動リンク)48で連結され、連動手段48は一端側を固定部材43に回転支点49で支持され、他端側は下扉体側に回転支点50で支持されている。また、本体20と扉体21の間および下扉体38と上扉体37の分割位置には弾性を有するシール部材51が設置されている。
食器洗い機の基本動作としては、食器等の被洗浄物23を食器かご24にセットして洗浄槽22に収納し、洗剤を投入した後、扉21により食器洗い機本体20の開口部22Aを閉塞し、運転を開始する。被洗浄物23の汚れを落とす洗浄工程、付着した洗剤や残さいを流すすすぎ工程、そして被洗浄物23に付着している水適を乾燥させる乾燥工程の順に実行する。
本発明の特徴的な構成である扉体21、特に上扉体37の動作、作用について説明する。上扉体37は、支持手段である回転リンク41、42によって、図1の位置から図3のように、本体20の上方空間へ、本体20の外郭に沿うように移動する。
上扉体を1個の回転支点で回動させる場合よりも、2本の回転リンク41、42を用いた方が、本体20の上面に沿ってよりコンパクトに上扉体37を回動させることが可能となり、開閉途中の上扉体37の最大高さを低く抑えることができ、設置に必要な高さを低く抑えることができる。また、固定部材43を介して開閉することで、固定部材43のみが露出する構成となる。この固定部材43は、上扉体37と一体で動作することから、固定部材43も本体20から離れるように移動するため安全を確保できる。また、固定部材43の動作は上扉体37の開閉動作と一致するため、視覚と動作が一致し、使用者が不安に感じることもない。
また、回転リンク41、42を平行リンクではなく、本体20側の回転支点46、47間の距離よりも、固定部材43側の回転支点44、45間の距離を長くなるように構成することで、図8のように、洗浄槽22の前面に設けた上扉体37を、本体20に沿うように、本体20の上方に移動させることができ、上扉体37の開閉に必要な高さを低く抑えつつ、開口部22Aを大きく開放することができ、扉体37の開閉高さを低く抑えつつ、開口部22Aを大きく開放し、使い勝手と設置性を両立できる。なお、回転リンク41、42の長さは、閉塞状態で前方に位置するの回転リンク41の長さ(回転支点44、46間の距離)よりも、後方の回転リンク42の長さ(回転支点45、47間の距離)の方が長くなるように構成しており、上扉体37を本体の上方20に開放させることができる。
また、回転リンク41、42を並行ではなく角度をもって設置することで、開放状態では本体20の後方まで上扉体37を開放し、開口部22Aを大きく開放することができ、扉体37の開閉高さを低く抑えつつ、開口部22Aを大きく開放し、食器の出し入れ性を向上できる。
また、回転リンク41と回転リンク42は、扉体の閉塞状態では、互いに平面的に干渉しないように設置しているが、開放状態では干渉していしまう。この場合、外側方向に立体的に避けることで対応できるが、その分、本体20の幅が増加するか、洗浄槽22の容積が減少してしまう。そこで、図3のように、扉体21の開放状態で、2本の回転リンク41、42同士が干渉しないように回転リンク42を屈曲して構成しており、2本の回転リンク41、42を同一平面に設置することが可能となり、本体20の幅増加や、洗浄槽22の容積減少を防止できる。
回転リンク42の屈曲形状は、図のように回転リンク全体を円弧形状に構成したものや、直線状の回転リンクの一部を変形させたものた、2つ折れ形状など種々の形状が考えられ、一方の回転リンクのみを屈曲させた場合と、両方の回転リンクを屈曲させた場合などもあるが、回転リンク同士が平面的に干渉しない構成であれば、効果を得ることができる。
上扉体37の後端部52に傾斜部53を設け、傾斜部53は、上扉体37の開成時に本体20の外面と沿うように形成しているので、図3のように、略円弧状の本体20の上方に、略円弧状の上扉体37を移動する場合に、より低い位置に上扉体37を移動することが可能となり、上扉体37の開閉に必要な高さを低く抑えられる。
また、傾斜部53は扉体が回動する方向、すなわち後ろ上方に傾斜させることで、上扉体37を開放開始直後に、上扉体37を本体20から高く離れた位置まで移動させなくても、本体20の上面に沿ってよりコンパクトに回動させることが可能となり、開閉途中の上扉体37の最大高さを低く抑えることができる。
また、図3のように、上扉体37と本体20の境界位置(傾斜部除く)54より外側にシール部材51を配置した場合には、傾斜部53を設けることにより、開口部22Aの上端部55を後方に下げることができ、開放時に開口部22Aをより大きく開放できる。これにより、図4のように、上段の食器かご24Aを引き出さなくとも、洗浄槽22の天面付近の食器23を出し入れすることができる。
特に、図4のように、食器かご24を上下2段に構成した場合には、従来だと、上段の食器かご24Aに食器を出し入れする際には上段の食器かご24Aを引き出し、下段の食器かご24Bに食器を出し入れする際には、上段の食器かご24Aは格納する必要があり、食器等の被洗浄物23をセットする際に、上段の食器かご24Aを頻繁に出し入れする操作が必要であり、食器セットの煩わしさを増大させていた。しかし、本実施の形態の食器洗い機では、下段の食器かご24Bのみを引き出しておけば、上下両方の食器かご24に対しても食器の出し入れが可能であり、食器かごを何度も出し入れする煩わしさがなくなる。
なお、上扉体後方の傾斜部53は、上扉体の開放状態で、本体上部の略円弧形状と完全に一致させる必要はなく、傾斜の方向が同一であれば、開閉高さを低く抑える効果が得られる。傾斜部53形状も、直線状であったり、屈曲形状であっても同様の効果が得られる。
また、上扉体37の開放する軌跡は、まず、上扉体37の下端部(開放時の前端部)56は、やや前方上方に移動してから後方に移動し、上扉体37の上端部(開放時の後端部)52は、略上方に移動してから後方に移動する。上扉体37の下端部56のシール部材51のシール方向は前後方向、上端部52のシール方向は上下方向であることから、上扉体37が同じ姿勢で平行運動するのではなく、傾斜しながら移動することで、上扉体37のシール構成にあわせて適した移動軌跡をとることができる。これにより、シール部材51を圧縮し、確実にシールするために必要な操作力を小さく抑えることができ、小さな力で扉体を閉塞操作できることから、操作性の向上が図れる。
また、本実施の形態では、図1などのように、開口部22Aは本体20の上面から前面にかけて形成されていることから、被洗浄物23を斜め前方に取り出すことができ、より出し入れが容易に行えるようになっている。また、頂部からの背面にかけての傾斜に沿って、上扉体37を移動させることで、開閉高さの低減に有効である。
なお、上下の食器かご24A、24Bの大きさやセットする食器の配置には、特に制限はなく、図のような配置に限定するものではない。
なお、上段の食器かご24Aを引き出さなくとも、食器の出し入れを行うことができる場合であっても、上段の食器かご24Aを前方へ引き出せば、さらに上段の食器かご24Aへのセットのしやすさは向上するので、食器かご出し入れの操作は必要となるが、引き出し可能に構成しておけばより使い勝手のよい食器かご24Aを提供できる。
また、扉体21は下と上に2個に分割しており、1個の扉体21の長さを短くできるため、開口部22Aをより大きく開放したり、開閉に必要な高さをより低くできる。また、下扉体38は、上扉体37や引き出した食器かご24等から落下する水滴や汚れを受けることができ、装置外にそれらが落下することを防止できる。特に、図3のように上扉体37の開閉軌跡を下扉体38の先端より後方で収まるようにしておけば、水滴等の落下を完全に防止できる。また、設計的にも余裕ができるため、扉体21がシール部材49を横に擦りながら移動することを抑制でき、シールをより確実なもとし、水漏れを防止することができる。
また、上扉体37と下扉体38の開閉動作を連動する連動手段(連動リンク)48を設けており、一方の扉体を開放すれば、他方の扉体も連動して開放するため、2個の扉体も別個に操作する煩わしさがなく、装置の使い勝手が向上する。ここで、連動部材48の回転支点49は、支持手段40と同様に、固定部材43に対して設置しており、本体20内に収まった状態で開閉するため、安全のためにガード部材等を設置する必要がない。
また、固定部材43に設置した連動部材48の回転支点49は、回転リンク41、42の回転支点44、45の略中間位置に設置しており、下扉体38を開閉操作した時に、連動手段48が回転支点49に加える力が、2本の回転リンク41、42の両方に伝わるため、こじれやがたつきを生じることなく、スムーズに開閉動作させることができる。
なお、図5のように、連動手段48の回転支点49を回転リンクの回転支点44と共通の回転支点として構成した場合には、回転支点の部材の数を減らすことができる。また、回転リンク41に対して、連動手段48の力が確実に作用するため、リンク41が連動動作の主な支持手段として作用し、よじれ等の発生しない、円滑な開閉動作を実現できる。
なお、作業者は扉体21の開閉順序を考慮する必要がなくなる。さらに、連動した扉体21の動作に若干の遊びを設けておき、例えば、下扉体38が先に少し開き、その後上扉体37が開くようにしておけば、下扉体38の先端は上扉体37よりも常に前方に位置するようにできるため、確実に水滴等が装置外に落下することを防止できる。
また、扉体21の分割位置は自由端同士となり、熱変形や押圧等によってたわみやすくなるため、確実なシールは困難となるが、開閉順序を定めれば、図4のように、分割位置のシールには扉体21同士で前後にシール部材49を挟みこんでシールできるため、簡単な構成で確実に水漏れを防止できる。
また、図示していないが、扉体の閉塞位置で扉体21と本体20とを係止するロック手段を扉体21の分割位置の近傍に設けておけば、分割位置の近傍は、開閉に伴う移動距離が最も大きい位置であり、最も小さい力で扉体21を係止することができる。なお、上扉体37と下扉体38同士を係合した場合でも、扉体21と本体20とをロックすることができ、連動手段48も含めてどこか1ヶ所を係止すればいい。
扉体21の動作に対してばねなどの付勢力を作用させ、扉体21の開閉操作力を低減したり、常に扉体21の開放方向に付勢力を作用させ、ロック手段を解除するだけで扉体21を略開放状態まで開放することも可能である。
連動手段48はリンク構造としたため、上扉体37を動作させた場合でも、下扉体38は連動して動くことから、操作する扉体21を問わない。なお、連動手段48はリンク構造に限定するものではなく、ワイヤで連結したり、歯車やベルト、チェーン等で連動させるなど、他の構成であっても同様の効果が得られる。
(実施の形態2)
図6は、本発明の第2の実施の形態の食器洗い機の側壁部の主要断面図である。基本的な構成は図1と同様であり、上扉体37のみで扉体を構成している。
食器洗い機本体20高さが、低い場合に有効であり、実施の形態1の上扉体37の開閉動作について同様の作用効果を得ることができる。
(実施の形態3)
図7は、本発明の第2の実施の形態の食器洗い機の側壁部の主要断面図である。基本的な構成は図1と同様であり、開口部は主に洗浄槽の前面に設けている。
図7のように、上下に設置した上扉体37においても、支持手段40は固定部材43を介して開閉動作させることで、支持手段40である回転リンク41、42が本体外に露出することがない。
また、回転リンク41、42を平行リンクではなく、本体20側の回転支点46、47間の距離よりも、固定部材43側の回転支点44、45間の距離を長くなるように構成することで、図8のように、洗浄槽22の前面に設けた上扉体37を、本体20に沿うように、本体20の上方に移動させることができ、上扉体37の開閉に必要な高さを低く抑えつつ、開口部22Aを大きく開放することができ、使い勝手と設置性を両立できる。なお、回転リンク41、42の長さは、閉塞状態で前方に位置するの回転リンク41の長さ(回転支点44、46間の距離)よりも、後方の回転リンク42の長さ(回転支点45、47間の距離)の方が長くなるように構成しており、上扉体37を本体の上方20に開放させることができる。
以上のように、本発明にかかる食器洗い機は、食器かごを引き出さなくとも洗浄槽の天面付近に設置された容易に食器を出し入れでき、扉体の開閉に必要な高さを低く抑制することができ、食器以外の洗浄機にも適用できる。
本発明の実施の形態1の食器洗い機の側壁部の主要断面図 同食器洗い機の中央部の主要断面図 同食器洗い機の扉体の開閉移動軌跡図 同食器洗い機の扉体開放状態での中央部の主要断面図 本発明の実施の形態1の他の食器洗い機の主要断面図 本発明の実施の形態2の食器洗い機の主要断面図 本発明の実施の形態3の食器洗い機の主要断面図 同食器洗い機の扉体の開閉移動軌跡図 従来の食器洗い機の主要断面図
符号の説明
20 食器洗い機本体
21 扉体
22 洗浄槽
22A 開口部
37 上扉体(扉体)
38 下扉体(扉体)
40 支持手段
41 回転リンク
42 回転リンク
48 連動手段(連動リンク)

Claims (6)

  1. 本体と、前記本体内に設けた洗浄槽と、前記洗浄槽の開口部を上方に開閉する上扉体と下方に開閉する下扉体と、前記上扉体に固定された固定部材と、前記上扉体を移動自在に支持する支持手段と、前記下扉体と前記上扉体の開閉動作を連動する連動手段とを備え、前記支持手段は、2本の回転リンクとして、各々の回転リンクの一端側は前記本体側に、他端側は前記固定部材側に各々回転支持されるとともに、前記本体内に位置した状態で前記固定部材を介して上扉体を開閉する構成とし、前記連動手段は、一端側を前記固定部材側に、他端側を前記下扉体側に各々回転支持された連動リンクとして前記本体内に位置した状態で連動する構成とし、前記連動リンクを前記固定部材に設置する回転支点は、前記固定部材に設置した前記2本の回転リンクの回転支点の間に設けた食器洗い機。
  2. 本体と、前記本体内に設けた洗浄槽と、前記洗浄槽の開口部を上方に開閉する上扉体と下方に開閉する下扉体と、前記上扉体に固定された固定部材と、前記上扉体を移動自在に支持する支持手段と、前記下扉体と前記上扉体の開閉動作を連動する連動手段とを備え、前記支持手段は、2本の回転リンクとして、各々の回転リンクの一端側は前記本体側に、他端側は前記固定部材側に各々回転支持されるとともに、前記本体内に位置した状態で前記固定部材を介して上扉体を開閉する構成とし、前記連動手段は、一端側を前記固定部材側に、他端側を前記下扉体側に各々回転支持された連動リンクとして前記本体内に位置した状態で連動する構成とし、前記連動リンクを前記固定部材に設置する回転支点は、前記固定部材に設置した前記2本の回転リンクのいずれか一方の回転支点と同一位置に設けた食器洗い機。
  3. 2本の回転リンクは、本体側の回転支点間の距離よりも、固定部材側の回転支点間の距離を長く構成した請求項1又は2記載の食器洗い機。
  4. 回転リンクは、他方の回転リンクとの干渉を回避するように屈曲して構成した請求項1〜3のうちいずれか一項記載の食器洗い機。
  5. 上扉体は、本体の上部に沿うように前記本体の外側へ開成する構成とした請求項1〜4のうちいずれか一項記載の食器洗い機。
  6. 開口部は少なくとも本体の上面を開口するとともに、前記本体の上部形状は前面から背面にかけて略円弧状に形成した請求項1〜5のうちいずれか一項記載の食器洗い機。
JP2006105944A 2006-04-07 2006-04-07 食器洗い機 Expired - Fee Related JP4730179B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006105944A JP4730179B2 (ja) 2006-04-07 2006-04-07 食器洗い機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006105944A JP4730179B2 (ja) 2006-04-07 2006-04-07 食器洗い機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007275326A JP2007275326A (ja) 2007-10-25
JP4730179B2 true JP4730179B2 (ja) 2011-07-20

Family

ID=38677463

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006105944A Expired - Fee Related JP4730179B2 (ja) 2006-04-07 2006-04-07 食器洗い機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4730179B2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002272660A (ja) * 2001-03-15 2002-09-24 Matsushita Electric Ind Co Ltd 食器洗浄機
JP2005245641A (ja) * 2004-03-03 2005-09-15 Hitachi Home & Life Solutions Inc 食器洗浄機

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002272660A (ja) * 2001-03-15 2002-09-24 Matsushita Electric Ind Co Ltd 食器洗浄機
JP2005245641A (ja) * 2004-03-03 2005-09-15 Hitachi Home & Life Solutions Inc 食器洗浄機

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007275326A (ja) 2007-10-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4215793B2 (ja) 食器洗い機
JP2008000448A (ja) 食器洗い機
JP4730179B2 (ja) 食器洗い機
JP4742960B2 (ja) 食器洗い機
JP5126188B2 (ja) 食器洗い機
JP2007196005A (ja) 食器洗い機
JP3494117B2 (ja) 食器洗浄機
JP4670554B2 (ja) 食器洗い機
JP4474819B2 (ja) 食器洗浄機
JP3546809B2 (ja) 食器洗浄機
JP4552282B2 (ja) 食器洗浄機
JP4135604B2 (ja) 食器洗い機
JP2007181495A (ja) 食器洗浄乾燥機
JP4612724B2 (ja) 食器洗浄機
JP3988739B2 (ja) 食器洗い機
JP2007068809A5 (ja)
JP4042709B2 (ja) 食器洗い機
JP4327664B2 (ja) 食器洗浄機
JP3851334B2 (ja) 食器洗い機
JP3985808B2 (ja) 食器洗い機
KR100325988B1 (ko) 식기 세정기
JP3494179B2 (ja) 食器洗浄機
JP2006167022A (ja) 食器洗い機
JP2007282750A5 (ja)
JP3965963B2 (ja) 食器洗い機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20081216

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20091127

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101122

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101228

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110221

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110322

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110404

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140428

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4730179

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140428

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees