JP4729514B2 - 携帯用コンロ装置 - Google Patents

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JP4729514B2
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Description

本発明は携帯用コンロ装置に関し、特に、携帯用コンロ装置に使用される燃料カートリッジの支持構造に関する。
携帯用コンロ装置は、携帯用コンロ装置とは別体の燃料カートリッジから燃料を供給される。
燃料カートリッジを配置する方式として二つの方式がある。
第一の方式は、燃料カートリッジを携帯用コンロ装置とは隔置し、双方を燃料ホースで連結し、この燃料ホースを介して燃料カートリッジから携帯用コンロ装置へ燃料を供給する方式である。
第二の方式は、燃料カートリッジを携帯用コンロ装置の内部の空いているスペース、一般的には、バーナーユニットの下方のスペースに配置する方式である。
第二の方式によれば、燃料カートリッジと携帯用コンロ装置とを最小のスペースに配置することが可能になる。
この第二の方式を採用した携帯用コンロ装置の一例として特開2000−240945号公報に記載された携帯用コンロ装置がある。
特開2000−240945号公報(図4及び図5)
同公報に記載された携帯用コンロ装置においては、燃料として、空気よりも軽い可燃性ガスを使用している。このため、燃料が充填されている燃料カートリッジは燃料取り出し口を上向きにした状態で支持されている。
近年では、燃焼効率及び燃焼可能時間を向上させるため、携帯用コンロ装置の燃料として液体(例えば、ガソリン、軽油、石油など)が多用されている。
携帯用コンロ装置の燃料として液体燃料を用いる場合、液体燃料は空気よりも重いため、液体燃料が充填されている燃料カートリッジは、燃料取り出し口を下向きにした状態で支持することが必要となる。
このため、携帯用コンロ装置の燃料として液体燃料を用いる場合には、上記公報に記載された携帯用コンロ装置のような燃料カートリッジの支持構造は採用することができない。
本発明は、従来の携帯用コンロ装置における上記のような問題点に鑑みてなされたものであり、バーナーユニットの下方のスペースに燃料カートリッジを配置する形式の携帯用コンロ装置であって、燃料カートリッジの燃料取り出し口を下向きにした状態で燃料カートリッジを支持することを可能にする携帯用コンロ装置を提供することを目的とする。
以下に、「発明の実施の形態」において使用される参照符号を用いて、上述の課題を解決するための手段を説明する。これらの参照符号は、「特許請求の範囲」の記載と「発明の実施の形態」の記載との間の対応関係を明らかにするためにのみ付加されたものであり、「特許請求の範囲」に記載されている発明の技術的範囲の解釈に用いるべきものではない。
上記の目的を達成するため、本発明は、バーナーユニット(300)と、前記バーナーユニット(300)を支持する少なくとも3個の脚部(400)と、から構成され、前記バーナーユニット(300)の下方において、燃料カートリッジ(500)の燃料取り出し口(510)を下向きにした状態で前記燃料カートリッジ(500)を支持する形式の携帯用コンロ装置(100)であって、前記脚部(400)のうち相互に隣接する2個の脚部(400)の各々には、前記燃料カートリッジ(500)の底面の周縁に形成されている突出部(501)に係合し、前記燃料カートリッジ(500)の落下を防止する係合部(630)が形成されており、前記携帯用コンロ装置(100)は水平面内において回動可能な可動レバー(620)を備えており、前記可動レバー(620)は前記燃料カートリッジ(500)の前記突出部(501)に係合し、前記燃料カートリッジ(500)の落下を防止する可動係合部(621)を先端に備えており、前記可動レバー(620)の回動中心(624)と前記燃料カートリッジ(500)の中心(502)とは相互に偏心しており、前記可動レバー(620)は、前記可動係合部(621)が前記燃料カートリッジ(500)の前記突出部(501)に係合する第一位置と、前記可動係合部(621)が前記燃料カートリッジ(500)の前記突出部(501)に係合しない第二位置との間を回動可能であり、前記可動レバー(620)は、前記可動係合部(621)が、前記携帯用コンロ装置(100)の中心に関して、前記2個の脚部(400)とは反対側に位置するように、配置されている携帯用コンロ装置(100)を提供する。
さらに、本発明は、バーナーユニット(300)と、前記バーナーユニット(300)を支持する少なくとも3個の脚部(400)と、から構成され、前記バーナーユニット(300)の下方において、燃料カートリッジ(500)の燃料取り出し口(510)を下向きにした状態で前記燃料カートリッジ(500)を支持する形式の携帯用コンロ装置(200)であって、前記脚部(400)のうち相互に隣接する2個の脚部(400)の各々には、前記燃料カートリッジ(500)の底面の周縁に形成されている突出部(501)に係合し、前記突出部(501)の落下を防止する係合部(630)が形成されており、前記携帯用コンロ装置(100)は鉛直面内において回動可能な可動レバー(210)を備えており、前記可動レバー(210)は前記燃料カートリッジ(500)の前記突出部(501)に係合し、前記突出部(501)の落下を防止する可動係合部(214)を先端に備えており、前記可動レバー(210)は、前記可動係合部(214)が前記燃料カートリッジ(500)の前記突出部(501)に係合する第一位置と、前記可動係合部(214)が前記燃料カートリッジ(500)の前記突出部(501)に係合しない第二位置との間を回動可能であり、前記可動レバー(210)は、前記可動係合部(214)が、前記携帯用コンロ装置(200)の中心に関して、前記2個の脚部(400)とは反対側に位置するように、配置されている携帯用コンロ装置(200)を提供する。
さらに、本発明は、バーナーユニット(300)と、前記バーナーユニット(300)を支持する少なくとも3個の脚部(400)と、から構成され、前記バーナーユニット(300)の下方において、燃料カートリッジ(500)の燃料取り出し口(510)を下向きにした状態で前記燃料カートリッジ(500)を支持する形式の携帯用コンロ装置(800)であって、前記脚部(400)のうち相互に隣接する2個の脚部(400)に渡って延び、前記燃料カートリッジ(500)の底面の周縁に形成されている突出部(501)に係合し、前記突出部(501)を支持するU字型断面を有する係合部材(700)が配置されており、前記携帯用コンロ装置(800)は水平面内において回動可能な可動レバー(620)を備えており、前記可動レバー(620)は前記燃料カートリッジ(500)の前記突出部(501)に係合し、前記燃料カートリッジ(500)の落下を防止する可動係合部(621)を先端に備えており、前記可動レバー(620)の回動中心(624)と前記燃料カートリッジ(500)の中心(502)とは相互に偏心しており、前記可動レバー(620)は、前記可動係合部(621)が前記燃料カートリッジ(500)の前記突出部(501)に係合する第一位置と、前記可動係合部(621)が前記燃料カートリッジ(500)の前記突出部(501)に係合しない第二位置との間を回動可能であり、前記可動レバー(620)は、前記可動係合部(621)が、前記携帯用コンロ装置(100)の中心に関して、前記係合部材(700)とは反対側に位置するように、配置されている携帯用コンロ装置(800)を提供する。
さらに、本発明は、バーナーユニット(300)と、前記バーナーユニット(300)を支持する少なくとも3個の脚部(400)と、から構成され、前記バーナーユニット(300)の下方において、燃料カートリッジ(500)の燃料取り出し口(510)を下向きにした状態で前記燃料カートリッジ(500)を支持する形式の携帯用コンロ装置(800)であって、前記脚部(400)のうち相互に隣接する2個の脚部(400)に渡って延び、前記燃料カートリッジ(500)の底面の周縁に形成されている突出部(501)に係合し、前記突出部(501)を支持するU字型断面を有する係合部材(700)が配置されており、前記携帯用コンロ装置(800)は鉛直面内において回動可能な可動レバー(210)を備えており、前記可動レバー(210)は前記燃料カートリッジ(500)の前記突出部(501)に係合し、前記突出部(501)の落下を防止する可動係合部(214)を先端に備えており、前記可動レバー(210)は、前記可動係合部(214)が前記燃料カートリッジ(500)の前記突出部(501)に係合する第一位置と、前記可動係合部(214)が前記燃料カートリッジ(500)の前記突出部(501)に係合しない第二位置との間を回動可能であり、前記可動レバー(210)は、前記可動係合部(214)が、前記携帯用コンロ装置(200)の中心に関して、前記係合部材(700)とは反対側に位置するように、配置されている携帯用コンロ装置(800)を提供する。
本発明に係る携帯用コンロ装置(100、200、800)は、前記可動レバー(620、210)を前記第一位置の方向に付勢する付勢部材(623、212)を備えることが好ましい。
本発明に係る携帯用コンロ装置によれば、バーナーユニットの下方のスペースに燃料カートリッジを配置する形式の携帯用コンロ装置において、燃料カートリッジの燃料取り出し口を下向きにした状態で燃料カートリッジを支持することが可能である。
さらに、燃料カートリッジの取り付け及び取り外しは可動レバーを回動させることによってのみ行うことができるため、容易に燃料カートリッジを新しい燃料カートリッジに交換することができる。
(第一の実施形態)
図1は、本発明の第一の実施形態に係る携帯用コンロ装置100の一部破断図を含む斜視図である。
図1に示すように、本実施形態に係る携帯用コンロ装置100は、バーナーユニット300と、バーナーユニット300を支持する4個の脚部400と、を備えている。
また、図1に示すように、本実施形態に係る携帯用コンロ装置100においては、プロパン、ブタンその他の液体状の液化石油燃料(LPG)が充填されている燃料カートリッジ500は、バーナーユニット300の下方に形成され、4個の脚部400に囲まれているスペース内において、後述する燃料カートリッジ支持構造によって、燃料取り出し口を下向きにした状態で支持されている。
燃料カートリッジ500は携帯用コンロ装置100から取り外すことが可能であり、液化石油燃料(LPG)がなくなったときには、携帯用コンロ装置100から燃料カートリッジ500を取り外し、新しい燃料カートリッジ500に交換することができる。バーナーユニット300は燃料カートリッジ500から供給される燃料としての液化石油燃料(LPG)を燃焼させる。
なお、燃料カートリッジ500の底面(図1においては燃料カートリッジ500の上側の面)の周縁には突出部501が形成されている。この突出部501は、例えば、燃料カートリッジ500の底面を形成する薄板を燃料カートリッジ500の側壁に対して折り返すことにより、形成される。
バーナーユニット300は、燃料流量コントロールユニット310と、燃料流量コントロールユニット310から上方に延びる中空の支柱320と、支柱320の上に配置されたバーナー部330と、燃料流量コントロールユニット310から上方に向かってバーナー部330に近接した位置まで延びている逆U字型ジェネレーター340と、バーナー部330の周囲を囲む外輪350と、バーナー部330を中心としてバーナー部330の周囲に配置されている複数個の五徳360と、から構成されている。
逆U字型ジェネレーター340はその一端において燃料カートリッジ500の燃料取り出し口510と燃料輸送パイプ520を介して接続されており、燃料カートリッジ500内の燃料は燃料取り出し口510及び燃料輸送パイプ520を介して逆U字型ジェネレーター340に供給される。
逆U字型ジェネレーター340は金属製(例えば、銅製)の中空パイプからなり、全体として、逆U字型形状をなしている。
逆U字型ジェネレーター340の頂部付近はバーナー部330に接近して配置されており、逆U字型ジェネレーター340の内部を通過する燃料はバーナー部330から噴出される火炎により加熱され、気化する。
逆U字型ジェネレーター340の他端は燃料流量コントロールユニット310に接続されている。
バーナー部330から噴出される火炎により加熱され、気化した燃料ガスは燃料流量コントロールユニット310に導入される。
燃料流量コントロールユニット310には流量制御用ハンドル311が取り付けられており、この流量制御用ハンドル311を時計方向または反時計方向に回転させることにより、燃料流量コントロールユニット310の内部を通過する燃料の量を増減することができるようになっている。
燃料流量コントロールユニット310により流量が制御された燃料ガスは、燃料流量コントロールユニット310の上方に設けられている支柱320の内部を上昇する。
支柱320には空気取り入れ口321が設けられており、燃料ガスが支柱320の内部を上方に移動すると、支柱320の内部に負圧が生じ、この負圧の作用により、外部の空気が空気取り入れ口321から支柱320の内部に吸引される。支柱320の内部に吸引された空気は燃料ガスと混合し、燃料ガスと空気との混合気体となる。
バーナー部330は支柱320の上端上に取り付けられており、中空のチャンバーを形成しており、バーナー部330の側壁には多数の小孔が形成されている。
支柱320の内部を通過してきた混合気体はバーナー部330の内部のチャンバーに貯留され、その後、バーナー部330の側壁の小孔を介してバーナー部330の外部に放出される。
バーナー部330の外部に放出された混合気体は、ユーザーがマッチその他の着火手段により着火してもよく、あるいは、バーナー部330に近接してイグナイターを設けておき、混合気体に対して火花を飛ばして、着火させてもよい。
着火した混合気体は炎となって、五徳360の上に置かれている被加熱物(鍋や鉄板など)を加熱する。
各脚部400は、棒状の脚部材410と、脚部材410をバーナーユニット300に連結する連結部材420と、から構成されている。
連結部材420は板状の部材を折り曲げてつくられたものであり、脚部材410を支持するとともに、バーナーユニット300をも脚部材410の上方に支持している。
脚部材410にはその長さ方向に複数の貫通孔411が形成されている。連結部材420の下端付近には貫通孔(図番なし)が形成されており、連結部材420の貫通孔と脚部材410の貫通孔411の何れかとを合わせた状態でピン412で連結することにより、脚部材411は連結部材420に対して支持される。
脚部材410の貫通孔411を任意に選択することにより、連結部材420に対する脚部材410の長さを変更することができる。
連結部材420の上端421は外輪350を突き抜けて形成されており、五徳360は連結部材420の上端421に鉛直面内において回動可能であるように取り付けられている。
本実施形態に係る携帯用コンロ装置100は、燃料取り出し口510を下向きにした状態で燃料カートリッジ500を支持する燃料カートリッジ支持構造を備えている。
燃料カートリッジ支持構造は、燃料流量コントロールユニット310の下方において各連結部材420の間に水平方向に支持された基板610と、基板610上に取り付けられ、水平面内において基板610に対して回動可能な可動レバー620と、4個の連結部材420のうちの2個の連結部材420に形成された係合部630と、から構成されている。
図2は可動レバー620の構造を示す正面図である。
可動レバー620はクランク形状をなしており、先端には、燃料カートリッジ500の突出部501に係合し、突出部501の落下を防止する可動係合部621が形成されている。
可動レバー620は、その基端において、ピン622を介して基板610に対して回動可能であるように基板610に取り付けられている。
さらに、ピン622にはねじりバネ623が装着されており、このねじりバネ623によって、可動レバー620は常に第一位置(後述)の方向に付勢されている。
図3は、可動レバー620を上方から見た場合の可動レバー620と燃料カートリッジ500との位置関係を示す平面図である。
図3に示すように、可動レバー620は、第一位置Aと第二位置Bとの間を基板610に対して回動可能である。なお、前述のように、可動レバー620はねじりバネ623によって常に第一位置Aに位置するように付勢されている。
図4は、第一位置Aにある可動レバー620を示す側面図である。
図4に示すように、可動レバー620が第一位置Aに位置している場合には、可動レバー620の先端の可動係合部621が燃料カートリッジ500の突出部501に下方から係合し、燃料カートリッジ500の落下を防止している。
図5は、第二位置Bにある可動レバー620を示す側面図である。
図5に示すように、可動レバー620が第二位置Bに位置している場合には、可動レバー620の先端の可動係合部621は燃料カートリッジ500の突出部501からは離れており、突出部501には係合していない。
このように、可動レバー620が、第一位置Aにおいては先端の可動係合部621が燃料カートリッジ500の突出部501に係合し、第二位置Bにおいては先端の可動係合部621が燃料カートリッジ500の突出部501に係合しないのは、図3に示すように、可動レバー620の回動中心624と燃料カートリッジ500の軸心502とが一致しておらず、相互に偏心しているためである。
燃料カートリッジ支持構造を形成する係合部630は、4個の連結部材420のうちの2個の連結部材420、具体的には、可動レバー620を間に挟む2個の連結部材420以外の2個の連結部材420に形成されている。
図3を参照すると、可動レバー620が2個の連結部材420A、420Bの間に位置するように配置されているとすると、係合部630は他の2個の連結部材420C、420Dに形成されている。
図6は、連結部材420C、420Dに形成された係合部630を示す正面図である。
図6に示すように、連結部材420C、420Dの各々には燃料カートリッジ500の突出部501に下方から係合する鋭角状の角部が形成されており、この鋭角状の角部が係合部630を形成している。
すなわち、係合部630は、可動レバー620の先端に形成されている可動係合部621と同様の機能を奏するものである。
図3に示したように、可動レバー620は、携帯用コンロ装置100の中心軸(燃料カートリッジ500の中心軸502と同一の軸)に関して、係合部630が形成されている2個の420C、420Dと反対側に位置している。すなわち、可動レバー620の可動係合部621は、携帯用コンロ装置100の中心に関して、2個の係合部630と反対側に位置している。このため、燃料カートリッジ500は、その突出部501が可動レバー620の可動係合部521と2個の係合部630とにより3点支持されることになり、図1に示したように、バーナーユニット300の下方のスペースに支持できるようになっている。
以上のような構造を有する本実施形態に係る携帯用コンロ装置100における燃料カートリッジ500の支持構造について説明する。
まず、燃料カートリッジ500を携帯用コンロ装置100に取り付ける場合には、可動レバー620をその第二位置B(図5に示す位置)に回動させ、可動レバー620を第二位置Bに停止させておく。
次いで、下向きにした燃料カートリッジ500の突出部501を2個の連結部材420C、420Dに形成されている係合部630に係合させる。
燃料カートリッジ500を手で押さえて突出部501を係合部630に係合させた状態のまま、可動レバー620を第二位置Bから第一位置A(図4に示す位置)に回動させる。
これにより、燃料カートリッジ500は、その突出部501において、可動レバー620の可動係合部621と2個の連結部材420C、420Dの各係合部630とにより3点支持されることになり、図1に示すように、バーナーユニット300の下方のスペースに支持される。
燃料カートリッジ500を取り外す場合には、燃料カートリッジ500を手で押さえておいて、可動レバー620を第一位置A(図4に示す位置)から第二位置B(図5に示す位置)に回動させる。
これにより、燃料カートリッジ500は、可動レバー620による支持が解除され、2個の連結部材420C、420Dの各係合部630によってのみ支持されることになるため、取り外すことが可能になる。
以上のように、本実施形態に係る携帯用コンロ装置100によれば、バーナーユニット300の下方のスペースに燃料カートリッジ500を配置する形式の携帯用コンロ装置において、燃料カートリッジ500の燃料取り出し口510を下向きにした状態で燃料カートリッジ500を支持することが可能である。
さらに、燃料カートリッジ500の取り付け及び取り外しは可動レバー620を回動させることによってのみ行うことができるため、容易に燃料カートリッジ500を新しい燃料カートリッジ500に交換することができる。
なお、本実施形態に係る携帯用コンロ装置100は上記の構造に限定されるものではなく、種々の改変が可能である。
例えば、本実施形態に係る携帯用コンロ装置100は4個の脚部400を有するものとして構成されているが、脚部400の数は4には限定されない。3以上の数であれば、任意の数を選択することが可能である。例えば、脚部400の数を3とする場合には、各脚部400の間隔を120度の円周角とすればよい。
さらに、可動レバー620を第一位置Aに付勢するねじりバネ623は、必要に応じて、省略可能である。ねじりバネ623を用いない場合には、可動レバー620の第二位置Bから第一位置Aへの回動は手動で行う。
(第二の実施形態)
本発明に係る第二の実施形態に係る携帯用コンロ装置200は、第一の実施形態に係る携帯用コンロ装置100と比較して、可動レバーの構造が異なっている。可動レバーの構造が異なっている点を除いて、本発明に係る第二の実施形態に係る携帯用コンロ装置200は第一の実施形態に係る携帯用コンロ装置100と同様の構造を有している。このため、同一の構成要素には同一の参照符号を用いる。
図7は、本実施形態に係る携帯用コンロ装置200における可動レバー210を示す正面図であり、図8は可動レバー210の背面図(図7のC方向から見た図)である。
第一の実施形態に係る携帯用コンロ装置100における可動レバー620は水平面内において回動可能に形成されているのに対して、本実施形態に係る携帯用コンロ装置200における可動レバー210は鉛直面内において回動可能であるように構成されている。
図8に示すように、基板610にはL字型の取り付け部材211が固定的に取り付けられており、取り付け部材211には、水平方向に延びる回動軸212が取り付け部材211に対して回転可能であるように、取り付けられている。
可動レバー210は回動軸212に固定的に取り付けられており、回動軸212とともに、取り付け部材211に対して、ひいては、基板601に対して回動する。
回動軸212にはねじりバネ213が装填されており、一端は可動レバー210に固定され、他端は基板610に接している。後述するように、ねじりバネ213は可動レバー210を常に第一位置A(後述)の方向に付勢する。
可動レバー210の先端には、第一の実施形態における可動レバー620と同様に、燃料カートリッジ500の突出部501に係合し、突出部501の落下を防止する可動係合部214が形成されている。
図7に示すように、可動レバー210は第一位置A(実線で示す位置)と第二位置B(破線で示す位置)との間を鉛直面内において回動可能である。前述のように、可動レバー210はねじりバネ213によって常に第一位置Aに位置するように付勢されている。
図7に示すように、可動レバー210が第一位置Aに位置している場合には、可動レバー210の先端の可動係合部214が燃料カートリッジ500の突出部501に下方から係合し、燃料カートリッジ500の落下を防止している。
また、可動レバー210が第二位置Bに位置している場合には、可動レバー210の先端の可動係合部214は燃料カートリッジ500の突出部501からは離れており、突出部501には係合していない。
本実施形態における可動レバー210は第一の実施形態における可動レバー620と同様に機能する。このため、本実施形態に係る携帯用コンロ装置200も第一の実施形態に係る携帯用コンロ装置100と同様の効果を奏する。
(第三の実施形態)
図9は、本発明の第三の実施形態に係る携帯用コンロ装置800の概略図である。
本実施形態に係る携帯用コンロ装置800においては、上記の第一及び第二の実施形態において連結部材420C、420Dに形成された係合部630に代えて、1個の係合部材700が設けられている。
図9に示すように、係合部材700は縦断面がU字型形状をなしており、燃料カートリッジ500の突出部501をその内部において支持することができるようになっている。さらに、係合部材700は横断面が円弧形状をなしており、燃料カートリッジ500の突出部501の長さ方向(燃料カートリッジ500の円周方向)において突出部501の一部を支持することができるようになっている。
係合部材700は相互に隣接する二つの連結部材420C、420Dに渡って延びており、二つの連結部材420C、420Dに対して固定されている。
本実施形態に係る携帯用コンロ装置800の中心502((図3参照)に関して、二つの連結部材420C、420Dとは反対側には、第一の実施形態において示した可動レバー620が配置されている。
本実施形態に係る携帯用コンロ装置800によれば、係合部材700が、第一の実施形態における二つの連結部材420C、420Dに形成された係合部630と同様の機能を奏するため、本実施形態に係る携帯用コンロ装置800は第一の実施形態に係る携帯用コンロ装置100と同様の効果を奏する。
なお、本実施形態に係る携帯用コンロ装置800は第一の実施形態において示した可動レバー620を有するものとして構成されているが、第一の実施形態における可動レバー620に代えて、第二の実施形態において示した可動レバー210を有するものとして構成することも可能である。
本発明の第一の実施形態に係る携帯用コンロ装置の一部破断図を含む斜視図である。 本発明の第一の実施形態に係る携帯用コンロ装置における可動レバーの構造を示す正面図である。 本発明の第一の実施形態に係る携帯用コンロ装置における可動レバーを上方から見た場合の可動レバーと燃料カートリッジとの位置関係を示す平面図である。 本発明の第一の実施形態に係る携帯用コンロ装置において、第一位置にある可動レバーを示す側面図である。 本発明の第一の実施形態に係る携帯用コンロ装置において、第二位置にある可動レバーを示す側面図である。 本発明の第一の実施形態に係る携帯用コンロ装置において、連結部材に形成された係合部を示す正面図である。 本発明の第二の実施形態に係る携帯用コンロ装置における可動レバーを示す正面図である。 本発明の第二の実施形態に係る携帯用コンロ装置における可動レバーの背面図(図7のC方向から見た図)である。 本発明の第三の実施形態に係る携帯用コンロ装置の概略図である。
符号の説明
100 本発明の第一の実施形態に係る携帯用コンロ装置
200 本発明の第二の実施形態に係る携帯用コンロ装置
210 可動レバー
211 取り付け部材
212 回動軸
213 ねじりバネ
214 可動係合部
300 バーナーユニット
310 燃料流量コントロールユニット
320 支柱
330 バーナー部
340 逆U字型ジェネレーター
350 外輪
360 五徳
400 脚部
410 脚部材
420 連結部材
500 燃料カートリッジ
501 突出部
502 燃料カートリッジの中心軸
510 燃料取り出し口
520 燃料輸送パイプ
610 基板
620 可動レバー
621 可動係合部
622 ピン
623 ねじりバネ
624 回動中心
630 係合部
700 係合部材
800 本発明の第三の実施形態に係る携帯用コンロ装置

Claims (5)

  1. バーナーユニットと、前記バーナーユニットを支持する少なくとも3個の脚部と、から構成され、前記バーナーユニットの下方において、燃料カートリッジの燃料取り出し口を下向きにした状態で前記燃料カートリッジを支持する形式の携帯用コンロ装置であって、
    前記脚部のうち相互に隣接する2個の脚部の各々には、前記燃料カートリッジの底面の周縁に形成されている突出部に係合し、前記燃料カートリッジの落下を防止する係合部が形成されており、
    前記携帯用コンロ装置は水平面内において回動可能な可動レバーを備えており、
    前記可動レバーは前記燃料カートリッジの前記突出部に係合し、前記燃料カートリッジの落下を防止する可動係合部を先端に備えており、
    前記可動レバーの回動中心と前記燃料カートリッジの中心とは相互に偏心しており、
    前記可動レバーは、前記可動係合部が前記燃料カートリッジの前記突出部に係合する第一位置と、前記可動係合部が前記燃料カートリッジの前記突出部に係合しない第二位置との間を回動可能であり、
    前記可動レバーは、前記可動係合部が、前記携帯用コンロ装置の中心に関して、前記2個の脚部とは反対側に位置するように、配置されている携帯用コンロ装置。
  2. バーナーユニットと、前記バーナーユニットを支持する少なくとも3個の脚部と、から構成され、前記バーナーユニットの下方において、燃料カートリッジの燃料取り出し口を下向きにした状態で前記燃料カートリッジを支持する形式の携帯用コンロ装置であって、
    前記脚部のうち相互に隣接する2個の脚部の各々には、前記燃料カートリッジの底面の周縁に形成されている突出部に係合し、前記突出部の落下を防止する係合部が形成されており、
    前記携帯用コンロ装置は鉛直面内において回動可能な可動レバーを備えており、
    前記可動レバーは前記燃料カートリッジの前記突出部に係合し、前記突出部の落下を防止する可動係合部を先端に備えており、
    前記可動レバーは、前記可動係合部が前記燃料カートリッジの前記突出部に係合する第一位置と、前記可動係合部が前記燃料カートリッジの前記突出部に係合しない第二位置との間を回動可能であり、
    前記可動レバーは、前記可動係合部が、前記携帯用コンロ装置の中心に関して、前記2個の脚部とは反対側に位置するように、配置されている携帯用コンロ装置。
  3. バーナーユニットと、前記バーナーユニットを支持する少なくとも3個の脚部と、から構成され、前記バーナーユニットの下方において、燃料カートリッジの燃料取り出し口を下向きにした状態で前記燃料カートリッジを支持する形式の携帯用コンロ装置であって、
    前記脚部のうち相互に隣接する2個の脚部に渡って延び、前記燃料カートリッジの底面の周縁に形成されている突出部に係合し、前記突出部を支持するU字型断面を有する係合部材が配置されており、
    前記携帯用コンロ装置は水平面内において回動可能な可動レバーを備えており、
    前記可動レバーは前記燃料カートリッジの前記突出部に係合し、前記燃料カートリッジの落下を防止する可動係合部を先端に備えており、
    前記可動レバーの回動中心と前記燃料カートリッジの中心とは相互に偏心しており、
    前記可動レバーは、前記可動係合部が前記燃料カートリッジの前記突出部に係合する第一位置と、前記可動係合部が前記燃料カートリッジの前記突出部に係合しない第二位置との間を回動可能であり、
    前記可動レバーは、前記可動係合部が、前記携帯用コンロ装置の中心に関して、前記係合部材とは反対側に位置するように、配置されている携帯用コンロ装置。
  4. バーナーユニットと、前記バーナーユニットを支持する少なくとも3個の脚部と、から構成され、前記バーナーユニットの下方において、燃料カートリッジの燃料取り出し口を下向きにした状態で前記燃料カートリッジを支持する形式の携帯用コンロ装置であって、
    前記脚部のうち相互に隣接する2個の脚部に渡って延び、前記燃料カートリッジの底面の周縁に形成されている突出部に係合し、前記突出部を支持するU字型断面を有する係合部材が配置されており、
    前記携帯用コンロ装置は鉛直面内において回動可能な可動レバーを備えており、
    前記可動レバーは前記燃料カートリッジの前記突出部に係合し、前記突出部の落下を防止する可動係合部を先端に備えており、
    前記可動レバーは、前記可動係合部が前記燃料カートリッジの前記突出部に係合する第一位置と、前記可動係合部が前記燃料カートリッジの前記突出部に係合しない第二位置との間を回動可能であり、
    前記可動レバーは、前記可動係合部が、前記携帯用コンロ装置の中心に関して、前記係合部材とは反対側に位置するように、配置されている携帯用コンロ装置。
  5. 前記可動レバーを前記第一位置の方向に付勢する付勢部材を備えることを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の携帯用コンロ装置。
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