JP2001349515A - カセットコンロ装置 - Google Patents
カセットコンロ装置Info
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- Y02B40/00—Technologies aiming at improving the efficiency of home appliances, e.g. induction cooking or efficient technologies for refrigerators, freezers or dish washers
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- Gas Burners (AREA)
Abstract
の向上と燃料ガスの低消費化を図る。 【解決手段】 バーナ本体13とバーナヘッド14とを
備える。バーナ本体13は、同心円状の内周環状壁部1
7と外周環状壁部18とによりガス流路を構成する環状
凹溝19が形成され、この環状凹溝19内に混合ガス供
給口22が接線方向に開口され、環状凹溝19が混合ガ
ス供給口22から供給される混合ガスの進行方向に対し
て断面積が次第に小ならしめられてなる。バーナヘッド
14は、バーナ本体13に対して、環状凹溝19を被冠
するようにして組み付けられる。バーナ本体13及び/
又はバーナヘッド14に、混合ガスの進行方向に対して
内側に向かう角度と、上方に向かう角度とが付されて開
口されることによって渦流火炎を生成する多数個の炎孔
26が形成される。
Description
されテーブル等に載置されて使用されるカセットコンロ
装置に関する。
は、ガス配管設備が不要であり適宜の場所に持ち運び自
在であることから、手軽な加熱調理器具として一般家庭
ばかりでなくアウトドア用等にと幅広く使用されてい
る。カセットコンロ装置は、一般に燃焼部と、この燃焼
部に隣接して配置されるボンベ装填部とからなる全体箱
型に構成されている。燃焼部は、バーナが配設されると
ともに複数個の五徳が設けられた汁受けプレート部材が
装着されてなる。
を有するバルブ構体が組み合わされて構成され、内部に
比較的活性の低い液化ブタン等の液化燃料ガスが充填さ
れている。ガスボンベは、充填された液化燃料ガスの一
部が内部で気化することにより内部圧力が外気に対して
高い状態となっている。したがって、ガスボンベは、カ
セットコンロ装置側のバルブ機構が開放されると、気化
した燃料ガスがノズル孔から噴出する。
ンロ装置は、限られた量の燃料ガスを充填したガスボン
ベが用いられることから、使用するに伴ってガスボンベ
の内部圧が次第に低下して熱量が小さくなるといった特
性がある。また、カセットコンロ装置は、一般に都市ガ
ス用やプロパンガス用の一般のガスコンロ装置と比較し
て発熱量が小さいために、本格的な調理用として好適に
用いられていない。さらに、カセットコンロ装置は、例
えばアウトドア等で長時間に亘って使用する場合に複数
個のガスボンベを持参しなければならない煩わしさがあ
った。
自在であり簡易に取り扱われるコンロ装置として位置付
けされているが、使用態様の多様化に伴ってより大きな
発熱量、効率的な燃焼能力を有するものの要求が大きく
なっている。このため、カセットコンロ装置にも、一般
のガスコンロ装置と同様に、一定の燃料ガスを効率的か
つより高温で燃焼させるためのバーナを付設したものが
提供されている。
によりガスボンベからの噴出量を適宜制御された状態で
供給される燃料ガスに対して混合管において適当量の空
気を混合し、この混合ガスをバーナへと供給して燃焼が
行われる。かかるカセットコンロ装置は、小型軽量・簡
易といった特性が多少損なわれることになるが、従来装
置と比較して高い発熱量が得られ、結果的に燃料ガスの
低消費化が図られることで好評を博している。
ように小型軽量・簡易な操作と構成等の基本的特性を保
持して、さらに性能向上を図るべく種々の検討が図られ
ている。カセットコンロ装置は、例えば火炎の拡がりを
抑制することにより五徳上に載置された容器等の被加熱
体の中央部を集中的に加熱するようにした対応が考慮さ
れる。また、カセットコンロ装置は、バーナの各炎孔か
ら混合ガスを均一に吹き出させるようにして被加熱体を
均一に加熱するようにした対応が考慮される。カセット
コンロ装置は、これらの対応を講じることによって、さ
らに被加熱体に対する効率的な加熱が行われるようにな
るとともに燃料ガスの低消費化が図られるようになる。
特性を保持して、燃焼効率の向上と低消費化を図ったカ
セットコンロ装置を提供することを目的に提案されたも
のである。
本発明にかかるカセットコンロ装置は、ボンベ装填部に
装填されたガスボンベから噴射される燃料ガスに混合管
内で空気が混合された混合ガスが供給され、この混合ガ
スを燃焼させるバーナ本体とバーナヘッドとからなるバ
ーナを備える。バーナ本体は、互いに同心円をなす内周
環状壁部と外周環状壁部とによってガス流路を構成する
環状凹溝が形成されるとともにこの環状凹溝内に混合ガ
ス供給口が接線方向に開口され、環状凹溝が混合ガス供
給口から供給される混合ガスの進行方向に向かうにした
がって断面積が次第に小ならしめられて構成される。バ
ーナヘッドは、バーナ本体に対してその環状凹溝を被冠
するようにして組み付けられる環状プレート状に形成さ
れてなる。バーナ本体及び/又はバーナヘッドには、混
合ガスの進行方向に対して内側に向かう角度と上方に向
かう角度とが付されて開口されることによって渦流火炎
を生成する多数個の炎孔が形成されてなる。
セットコンロ装置によれば、接線方向に開口された混合
ガス供給口からガス流路内に供給されることで、このガ
ス流路内において混合ガスが旋回流となって流れて内側
に向かう角度を付された各炎孔から効率的に噴出する。
カセットコンロ装置によれば、混合ガスの燃焼により各
炎孔からの火炎がバーナの中心部に向かって渦巻き状に
吹き出すようになる。したがって、カセットコンロ装置
によれば、被加熱体の中心部を効率的に加熱することで
燃焼効率の向上が図られるとともに、結果的に燃料ガス
の低消費化が図られる。
進行方向に向かって次第に断面積を小ならしめられて構
成されていることから、混合ガスがその内部をほぼ均一
な流速で旋回流となって流れて各炎孔から噴出する。し
たがって、カセットコンロ装置によれば、バーナの全周
に亘って火炎が一定となり不完全燃焼が低減されて燃焼
効率の向上が図られる。
て図面を参照して詳細に説明する。実施の形態として示
すカセットコンロ装置1は、全体箱型を呈する基本的な
形態を従来のカセットコンロ装置と同様とされ、図1に
示すように一方側にガスボンベ2が装填されるガスボン
ベ装填部3と燃焼部4とが仕切り板を介して隣り合って
構成されている。ガスボンベ装填部3には、詳細を省略
するがカバー部材5によって開閉されるガスボンベ装填
空間部の内部にカバナ機構6やボンベチャッキング機構
等が配設されている。ガスボンベ装填部3には、燃焼部
4側に配置された点火プラグ7を点火させるとともに、
燃焼ガスの供給量を調整するダイヤルツマミ8が設けら
れている。
もに中央部に円形の開口9aが設けられた汁受けプレー
ト部材9が組み付けられるとともに、この汁受けプレー
ト部材9に対して一端側を回動自在に支持されて丸棒材
を格子状に組み合わせてなる五徳部材10が組み付けら
れている。燃焼部4には、汁受けプレート部材9の開口
9aに臨ませられて詳細を後述する環状のバーナ11が
備えられている。燃焼部4には、先端部をバーナ11の
内方に臨ませて上述した点火プラグ7が設けられるとと
もに、チャッキング機構を駆動する操作レバー12が設
けられている。
に、例えばアルミダイキャスト等によって一体に形成さ
れた略円筒形のバーナ本体13と、真鍮等の耐熱性の金
属材によって全体略環状に形成されたバーナヘッド14
と、混合管部材15とから構成される。バーナ11は、
その中央部の内周空間部が、後述する燃焼動作に際して
火炎が吹き出されるとともに二次空気を取り込む燃焼空
間部11aとして構成される。
の底面壁部16と、この底面壁部16から所定の対向間
隔を以って一体に立設された内周環状壁部17及び外周
環状壁部18とからなる。バーナ本体13は、その中央
空間部13aが燃焼空間部11aを構成する。バーナ本
体13には、上述した各部によってその内部に、同図に
示すように上方が開放された環状凹溝19が全周に亘っ
て構成されてなる。環状凹溝19は、後述するように混
合ガスが同図において左回りの旋回流として流れるガス
流路を構成する。
底面壁部16の底面に水平方向の接続管部20が一体に
形成されている。接続管部20は、環状凹溝19の一部
を接線方向に横切るようにして底面壁部16に形成さ
れ、先端側が閉塞されるとともに基端部に混合管接続部
21が形成されてなる。接続管部20には、先端側に底
面壁部16を切り欠いて環状凹溝19と連通する円弧状
の混合ガス供給口22が形成されている。
部20には、図3に示すようにその底面に図示しないシ
ャーシに対する取付部を構成する取付ボス部23及び位
置決めボス部24が一体に突設されている。底面壁部1
6には、混合ガス供給口22に対して反時計方向側に位
置してバーナヘッド14の取付部25が形成されてい
る。点火プラグ7は、取付部25にねじ込まれる止めね
じによって、先端部をバーナ本体13の中央空間部13
aに臨ませて底面壁部16の底面に取り付けられる。
り、図3に示すように上端縁に内周側に突出する内周フ
ランジ部17aが全周に亘って形成されている。内周フ
ランジ部17aは、内周縁に向かって次第に上方へと傾
斜され、後述するようにバーナ本体13に組み合わされ
るバーナヘッド14と共同して炎孔26を構成する。外
周環状壁部18も、垂直環状壁からなり、図3に示すよ
うに上端縁から所定の深さに位置してその内周面に全周
に亘って係合段部18aが形成されている。
展開して示すように、混合ガス供給口22を最深部とし
て混合ガスの流れ方向に対して次第に浅くなるように底
面壁部16を底上した構造となっている。環状凹溝19
は、上述したように内周環状壁部17と外周環状壁部1
8との対向間隔が全周に亘って均等とされていることか
ら、混合ガス供給口22の開口部位を最大として混合ガ
スの流れ方向に対してその断面積が次第に小ならしめら
れて構成される。したがって、環状凹溝19によって構
成されるガス流路は、同図矢印で示すように混合ガス供
給口22から供給される混合ガスが、旋回流として流れ
るにしたがって、その流速を次第に大きくさせる。
ように、環状プレート部27と、この環状プレート部2
7の底面部に一体に突設された環状の内周壁部28及び
この内周壁部28の外周側に位置して同心円状に形成さ
れた環状の外周壁部29とからなる。バーナヘッド14
は、後述するようにバーナ本体13に組み付けられた状
態において、上述した各部によって構成される環状の凹
溝がバーナ本体13側の環状凹溝19と共同してガス流
路を構成する。バーナヘッド14は、中央空間部14a
がバーナ本体13の中央空間部13aと共同して燃焼空
間部11aを構成する。
本体13の外周環状壁部18とほぼ同径とされるととも
に内径が内周環状壁部17の内径とほぼ同径とされてな
る。環状プレート部27は、バーナ本体13に対して環
状凹溝19を被冠するようにして組み付けられる。
面に、その内周縁に位置して全周に亘って一体に突設さ
れる。内周壁部28は、その高さと幅とがバーナ本体1
3の内周環状壁部17に形成された内周フランジ部17
aの高さ位置と幅とにほぼ等しく形成されている。内周
壁部28は、バーナヘッド14がバーナ本体13に組み
付けられた状態において、図3に示すように内周フラン
ジ部17a上に支持される。
多数個の放射状の凹溝によって多数個の炎孔26が形成
されている。各炎孔26は、図6に示すように環状凹溝
19内を旋回流となって流れる混合ガスの流れ方向(同
図矢印方向)に対して内側に向かう角度を付されて開口
されている。また、各炎孔26には、図7に示すよう
に、その上面部にバーナ本体13側の内周フランジ部1
7aに付された傾斜に対応して内側に向って次第に開口
径が大きくなるような傾斜が付されている。
面に、その外周縁のやや内側に位置して全周に亘って一
体に突設される。外周壁部29は、その外径がバーナ本
体13の外周環状壁部18の内径とほぼ同径とされると
ともに、その高さが外周環状壁部18の係合段部18a
の高さ位置とほぼ等しく形成されている。外周壁部29
は、図3に示すように外周環状壁部18内に嵌合され、
その下端縁が係合段部18aによって係止される。
管接続部21に混合管部材15の一端部が嵌合される。
混合管部材15は、詳細を省略するが全体が略筒状を呈
し、他端側がガバナ機構6と接続された図示しないノズ
ル導管が接続されるガス供給部30として構成されてい
る。混合管部材15には、ガバナ機構6及びノズル導管
を介して燃料ガスが供給される。混合管部材15には、
ガス供給部30に一次空気吸引ダンパ31が組み付けら
れている。混合管部材15は、燃料ガスの流入による負
圧によって一次空気吸引ダンパ31を介して管内に一次
空気を吸引し、燃料ガスと混合させて混合ガスを生成し
てバーナ11へと供給する。
置1においては、従来のカセットコンロ装置と同様に、
ガスボンベ2の装填、着火操作が行われることによりバ
ーナ11において混合ガスが燃焼される。カセットコン
ロ装置1においては、ガスボンベ2から供給されてガバ
ナ機構6を介して流入する燃料ガスと、一次空気吸引ダ
ンパ31から流入する空気とが混合管部材15内におい
て混合されてバーナ11へと供給される。
スが、混合管部材15から接続管部20内を流れ、混合
ガス供給口22からバーナ本体13の環状凹溝19内へ
と流入する。カセットコンロ装置1においては、上述し
た環状凹溝19とその接線方向に開口された混合ガス供
給口22との構成によって、混合ガスが環状凹溝19内
において滞留することなく旋回流となって流れる。カセ
ットコンロ装置1においては、上述したようにガス流路
を構成するバーナ本体13の環状凹溝19が、混合ガス
の進行方向に対して次第にその断面積を小ならしめて構
成されることによって、各炎孔26からの混合ガスの噴
出量が均一化される。
たように各炎孔26が混合ガスの流れ方向に対して内側
に向かう角度を付されてバーナヘッド14に形成されて
いることから、各炎孔26から燃焼空間部11aの中心
に向かって渦巻き状の火炎となって効率的に噴出する。
カセットコンロ装置1においては、各炎孔26が上方に
向かう角度を付されていることによって、渦巻き状火炎
に上昇特性を生じさせる。したがって、カセットコンロ
装置1においては、火炎が、五徳部材10上に載置され
た被加熱体の底面中央部に集中した後に、底面部を旋回
しながら側面へと拡がるようにする。カセットコンロ装
置1においては、燃焼空間部11aの開放された下方部
から二次空気を吸い上げ、被加熱体を効率よく加熱す
る。
たようにガス流路を構成するバーナ本体13の環状凹溝
19が、混合ガスの進行方向に対して次第にその断面積
を小ならしめて構成されることによって、各炎孔26か
らの混合ガスの噴出量が均一化される。したがって、カ
セットコンロ装置1においては、バーナ11の全周に亘
って火炎の大きさが一定となり、被加熱体を均一に加熱
する。
と従来のカセットコンロ装置とについて、以下の性能比
較を行った。比較例1には、カタログ消費量値が250
0Kcal/hのカセットコンロ装置を用いた。比較例
2も、カタログ消費量値が2500Kcal/hの他の
カセットコンロ装置を用いた。比較例3にも、カタログ
消費量値が2500Kcal/hの他のカセットコンロ
装置を用いた。
水(800cc、2000cc、2700cc)を、初期温度
から95℃まで加熱した際に要した燃料ガスの使用量
(g)、消費量値(Kcal/h)、所用時間(分)をそれぞ
れ測定することによって行った。実施例及び比較例1乃
至比較例3の測定結果は、それぞれ図8に示す通りであ
った。また、実施例及び比較例1乃至比較例3は、正味
250gの燃料ガスが充填されたガスボンベ2を用い
て、2700ccの水を初期温度から95℃までの加熱が
何回可能であるかの測定を行った結果、それぞれ37
回、31回、27回、26回であった。
ガス使用量が2.61g、消費量が277.3Kcal
/h、所要時間が6.78分であった。実施例では、水
量が2000ccの場合に、ガス使用量が6.89g、
消費量が445.6Kcal/h、所要時間が11.1
3分であった。実施例では、水量が2700ccの場合
に、ガス使用量が6.75g、消費量が432.0Kc
al/h、所要時間が11.25分であった。
場合に、ガス使用量が2.77g、消費量が305.8
Kcal/h、所要時間が6.52分であった。比較例
1では、水量が2000ccの場合に、ガス使用量が
7.75g、消費量が502.9Kcal/h、所要時
間が11.10分であった。比較例1では、水量が27
00ccの場合に、ガス使用量が8.07g、消費量が
488.3Kcal/h、所要時間が11.90分であ
った。
場合に、ガス使用量が4.11g、消費量が312.5
Kcal/h、所要時間が9.48分であった。比較例
2では、水量が2000ccの場合に、ガス使用量が1
0.50g、消費量が540.0Kcal/h、所要時
間が14.00分であった。比較例2では、水量が27
00ccの場合に、ガス使用量が9.27g、消費量が
483.5Kcal/h、所要時間が13.80分であ
った。
の場合に、ガス使用量が4.12g、消費量が309.
9Kcal/h、所要時間が9.60分であった。比較
例3では、水量が2000ccの場合に、ガス使用量が
10.02g、消費量が492.0Kcal/h、所要
時間が14.67分であった。比較例3では、水量が2
700ccの場合に、ガス使用量が9.48g、消費量
が473.9Kcal/h、所要時間が14.40分で
あった。
カセットコンロ装置との性能比較の測定結果からも明ら
かなように、ガス使用量、消費量或いは所要時間のいず
れについてもその効率化が図られている。
は、バーナヘッド14の内周壁部28に多数個の炎孔2
6を形成したが、本発明はかかる構成に限定されるもの
では無く、例えば図9に示すようにバーナ本体40側に
炎孔41を形成するようにしてもよい。なお、バーナ本
体40は、多数個の炎孔41を有する以外、その他の構
成について上述したバーナ14と同様とすることから対
応する部位については同一符号を付すことによって説明
を省略する。
内周フランジ部17aとに、その上端縁から多数個の放
射状の凹溝を形成することによって多数個の炎孔41が
設けられる。各炎孔41は、環状凹溝19内を旋回流と
なって流れる混合ガスの流れ方向に対して内側に向かう
角度を付されて内周空間部13aに開口されている。ま
た、各炎孔41は、環状凹溝19の底面部から内周空間
部13aに向かって次第に上方へと傾斜する上向きの凹
溝として構成されている。
するようにしてバーナヘッド14が組み付けられる。バ
ーナヘッド14は、上述したようにバーナ本体40側に
炎孔41を形成したことによって、炎孔26を形成した
内周壁部28の構成が不要となり環状プレート部27と
外周壁部29とから構成されればよい。バーナヘッド1
4は、一般に輻射に対する耐熱性を保持するために真鍮
等を材料とした鍛造品が用いられる。
個の傾斜溝からなる炎孔26を有しないことで、鍛造加
工と比較して生産効率が高く廉価なプレス加工の採用が
可能とされる。なお、バーナ本体40は、アルミダイキ
ャストによって成形することで、内周環状壁部17と内
周フランジ部17aとに多数個の炎孔41を設けても殆
どコストアップとはならない。したがって、カセットコ
ンロ装置1は、廉価なバーナヘッド14を用いることで
コスト低減が図られる。
ナヘッドとに凹溝を形成し、これら凹溝を組み合わせて
構成するようにしてもよいことは勿論である。
かるカセットコンロ装置によれば、混合ガス供給口が接
線方向に開口されるとともに混合ガスの進行方向に向か
うにしたがって断面積が次第に小ならしめられガス流路
が構成され、混合ガスの進行方向に対して内側に向かう
角度と上方に向かう角度とが付されて多数個の炎孔が開
口されて構成されている。カセットコンロ装置によれ
ば、バーナの全周に亘って各炎孔から均一な火炎がバー
ナの中心部に向かって渦巻き状に吹き出てその周囲に拡
がることから、被加熱体を効率的に加熱する。したがっ
て、カセットコンロ装置によれば、燃焼効率の向上が図
られ、燃料ガスの使用量、消費量の効率化が図られる。
装置の平面図である。
面図である。
面図である。
明する展開図である。
る。
ンロ装置との性能比較の結果を表した図であり、同図
(A)はガス使用量の測定結果、同図(B)は燃料ガス
の消費量の測定結果、同図(C)は所要時間の測定結果
を示す。
図である。
ンベ装着部、4 燃焼部、11 バーナ、11a 燃焼
空間部、13 バーナ本体、14 バーナヘッド、15
混合管部材、16 底面壁部、17 内周環状壁部、
18 外周環状壁部、19 環状凹溝(ガス流路)、2
2 混合ガス供給口、26 炎孔、27環状プレート
部、28 内周壁部、29 外周壁部、40 バーナ本
体、41炎孔
Claims (1)
- 【請求項1】 ボンベ装填部に装填したガスボンベから
噴射される燃料ガスを燃焼部に配置されたバーナに供給
して燃焼するカセットコンロ装置において、 互いに同心円をなす内周環状壁部と外周環状壁部とによ
ってガス流路を構成する環状凹溝が形成されるとともに
この環状凹溝内に混合ガス供給口が接線方向に開口さ
れ、上記環状凹溝が上記混合ガス供給口から供給される
混合ガスの進行方向に向かうにしたがって断面積が次第
に小ならしめられてなるバーナ本体と、 上記バーナ本体に対して、上記環状凹溝を被冠するよう
にして組み付けられる環状プレート状のバーナヘッドと
からなるバーナを備え、 上記バーナ本体の内周環状壁部及び/又は上記バーナヘ
ッドの内周壁部に、上記混合ガスの進行方向に対して内
側に向かう角度と、上方に向かう角度とが付されて開口
されることによって渦流火炎を生成する多数個の炎孔を
形成したことを特徴とするカセットコンロ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2000169472A JP3581981B2 (ja) | 2000-06-06 | 2000-06-06 | カセットコンロ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP3581981B2 JP3581981B2 (ja) | 2004-10-27 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2000169472A Expired - Lifetime JP3581981B2 (ja) | 2000-06-06 | 2000-06-06 | カセットコンロ装置 |
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JP (1) | JP3581981B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100604134B1 (ko) | 2003-08-08 | 2006-07-25 | 린나이코리아 주식회사 | 가스렌지용 멀티버너 |
JP2011085303A (ja) * | 2009-10-14 | 2011-04-28 | Nichinen:Kk | 内炎式バーナ |
KR101128091B1 (ko) * | 2003-12-26 | 2012-03-30 | 도호 긴조쿠 고교 가부시키가이샤 | 버너 장치 |
CN107366909A (zh) * | 2017-08-30 | 2017-11-21 | 胡仁俊 | 旋流混气上进风炉头 |
-
2000
- 2000-06-06 JP JP2000169472A patent/JP3581981B2/ja not_active Expired - Lifetime
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