JP4729406B2 - エアゾール容器用残留ガス排出装置 - Google Patents

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Description

この発明は、使用後のエアゾール容器内部に残留した内容物(残留ガス)を排出するための装置に関するものである。
特開平7−330048号公報 特開2001−55284号公報
従来、エアゾール製品を使用し終わった後の廃棄時において、エアゾール容器内部に残留した内容物(残留ガス)を排出する手段に関しては、使用済みエアゾール容器に直接開孔して、残留ガスを排出しようとするもの(A)がある。例えば、穴開け用ピンを飛散防止用スポンジと一体としたものや、缶切り又は缶穴空け器具であって小型のもの等を、エアゾール容器外部に開孔治具として装着したものである。また、エアゾール製品のキャップ本体を逆さまの状態にして使用済みエアゾール容器に取り付け、このキャップ本体でバルブを押さえつけることによって、開放されたバルブから残留ガスを排出しようとするもの(B)がある。例えば、キャップ本体の中心にバルブコアの嵌合部と貫通穴を設けておき、キャップ本体を逆さまの状態にしてバルブ又はエアゾール容器に取り付けられるような形状としたものである。また、キャップ本体の一部を切り取ってキャップ本体の内部に装着し、その切片によってバルブを操作するためのボタンを押さえつけることによって、バルブを通して残留ガスを排出しようとするもの(C)がある。例えば、特許文献1に記載された発明である。
上記(A)に係る手段は、万が一残留ガスが多量であった場合、開孔の仕方によっては瞬時に大量の残留ガスが噴出するので、飛び散った残留ガス(気体及び液体)が身体や目にかかる危険性はもちろんのこと、作業中において、残留ガス自体の帯電や、周囲の静電気や火花等の存在によって引火爆発を起こす危険性がある。実際に、このような事故が起こったために、危険性の面から最近は実施されなくなってきた。よって、従来は「使用後は穴を開けてからお捨て下さい」との表記であったエアゾール容器外面への注意表示も、最近では、「使い切って捨てること」や、「火気のない戸外で噴射音が消えるまでボタンを押し、ガスを抜いて下さい」などの表記に書き変えられるようになった。
上記(B)に係る手段は、そのほとんどが作業に当たり、バルブからボタンを取り去ることが必要条件となっている。よって、エアゾールよりボタンを外そうとする時に、残留ガスが身体や目にかかる危険性がある。また、キャップ本体を、逆さまの状態にして使用済みエアゾール容器に取り付け可能な構造としておかなくてはならないので、例えば、キャップ本体の外面に窪みを設ける必要がある等、エアゾール製品のデザイン上制限を受けるという問題がある。
また、上記(B)に係る手段は、ボタンを取り去った状態のバルブをキャップ本体で押さえつける関係上、キャップ本体に設けられる残留ガスを通過させる貫通孔は上下方向に設けられる場合が多いために、排出された残留ガスが直接上側に放出される場合が多く、残留ガスが顔に直接かかったり、目に入ったりする危険があった。上記の貫通孔を横向きに形成することも不可能ではないが、成形型が複雑となるため製造コストが上昇する。上記の問題を回避するために、キャップ本体内にティッシュペーパーなどを丸めて詰めて作業することを消費者に勧めるものもあるが、廃棄物として紙(ティッシュペーパー)がもう一つ加わることとなり、金属、プラスチック、紙と少なくとも三つの異なる種類の廃棄物が発生するので、分別廃棄をより難しくすることとなる。
また、上記(C)に係る手段は作業が難しく、慣れないと上手くできない上、失敗すると残留ガスが顔に直接かかったり、目に入ったりする危険があった。
上記の問題に鑑み、本願の発明者は、これらの欠点のないエアゾール容器用残留ガス排出装置として、特許文献2に記載の発明をした。
この特許文献2に記載の発明は、エアゾール容器側にのみ押し下げが可能で逆には動かせない一方可動構造のボタンカップを備えたエアゾール容器用残留ガス排出装置である。エアゾール容器にこの装置を被せてボタンカップを押し下げることで、エアゾール容器に設けられたバルブを操作するためのボタンを押し下げたままの状態を保つことができ、残留ガスを吐出し続けることができる。
しかしながら、この特許文献2に記載の発明に係るエアゾール容器用残留ガス排出装置においては、ボタンカップが上記のように一方可動構造であるのみであり、ボタンカップを押し下げようとする力を無条件に許容するものであったため、外力などによりボタンカップが押し下げられてしまい、誤ってエアゾールの内容液が噴出し続けるという事故が起こる恐れがあった。
本願発明はこのことに鑑み、エアゾール容器の廃棄時以外においてはボタンカップが押し下げられないようにされた、より安全なエアゾール容器用残留ガス排出装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本願の請求項1に記載の発明は、使用済みのエアゾール容器4に取り付けられ、残留ガスを放出するために用いられるものであって、内面が円筒状面とされたガイド壁23を備えたキャップ本体2と、上記ガイド壁23に囲まれた空間を、ガイド壁23に沿うようにして垂直方向に移動可能とされたボタンカップ3とを有し、上記ボタンカップ3は、上記垂直方向への移動に関して、下方にのみ押し下げ可能であり、上方には動かせない一方可動構造とされており、上記の一方可動構造が、ボタンカップ側壁31に設けられたカップ側壁係合部33と、このカップ側壁係合部33と係合可能とされた、キャップ本体2に設けられたガイド壁係合部24とにより構成されたものであって、上記キャップ本体2にはキャップ側係合部25が備えられ、上記ボタンカップ3にはボタンカップ側係合部34が備えられており、上記ボタンカップ側係合部34は、上記キャップ側係合部25よりも上方に配位されたものであり、キャップ側係合部25は、上記キャップ本体2の径内方向に、ボタンカップ側係合部34は、上記ボタンカップ3の径外方向に、それぞれ円周方向に延びるように設けられたものであって、キャップ側係合部25とボタンカップ側係合部34とが上記の位置関係にある場合においては、上記ボタンカップ3が上記ガイド壁23に対して回動可能とされており、キャップ側係合部25とボタンカップ側係合部34には、各々相手方の係合部34,25よりも、周方向の寸法が大きな切欠部25a,34aがそれぞれ形成されたことを特徴とする、エアゾール容器用残留ガス排出装置を提供する。
また、本願の請求項2に記載の発明は、上記のカップ側壁係合部33が、ボタンカップ側壁31から径外方向に突出したカップ側壁突起とされ、上記のガイド壁係合部24が、キャップ本体2のガイド壁23から径内方向に突出したガイド壁突起とされたことを特徴とする、請求項1に記載のエアゾール容器用残留ガス排出装置を提供する。
また、本願の請求項3に記載の発明は、少なくとも、キャップ本体2とボタンカップ3とのいずれかに外れ止め22a,31bが備えられたものであって、キャップ本体2に備えられた上側外れ止め22aは、キャップ本体2の頂壁22の少なくとも一部が径内方向に延長されたものであって、内径寸法が上記ボタンカップ側係合部34の外径寸法よりも小さいものであり、ボタンカップ3に備えられた下側外れ止め31bは、ボタンカップ側壁31の下端に設けられたものであって、外径寸法がキャップ本体2のガイド壁23の内径寸法よりも大きいことを特徴とする、請求項1または2に記載のエアゾール容器用残留ガス排出装置を提供する。
また、本願の請求項4に記載の発明は、ボタンカップ3における頂壁32の下面から突出するように形成された突出部32aを備え、この突出部32aがガス抜き流路32bを備えたものであり、このガス抜き流路32bは、少なくとも突出部32aの下端面と側面とに開口されたものであって、上記下端面と側面との開口部分間で、エアゾール容器4のノズル43から放出された残留ガスが通過可能とされたことを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載のエアゾール容器用残留ガス排出装置を提供する。
また、本願の請求項5に記載の発明は、キャップ本体2のガイド壁23に膨出部23bを備え、この膨出部23bは、ガイド壁23の一部が径外方向に膨らんで形成されたものであって、内面における周方向及び径方向の寸法が、少なくともボタンカップ3のボタンカップ側係合部34の周方向及び径方向の寸法よりも大きいものであり、ガイド壁23の垂直方向に沿って、連続して形成されたことを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載のエアゾール容器用残留ガス排出装置を提供する。
また、本願の請求項6に記載の発明は、ボタンカップ3にバルブ嵌合突起31cが備えられたものであって、このバルブ嵌合突起31cは、ボタンカップ側壁31の下端に設けられたものであり、内径寸法がバルブ43におけるバルブマウンテン43aの外径寸法よりも小さいことを特徴とする、請求項1〜5のいずれかに記載のエアゾール容器用残留ガス排出装置を提供する。
本願の請求項1に記載の発明は、キャップ本体2にはキャップ側係合部25が備えられ、ボタンカップ3にはボタンカップ側係合部34が備えられており、ボタンカップ側係合部34がキャップ側係合部25よりも上方に配位された位置関係にある場合においては、ボタンカップ3が上記ガイド壁23に対して回動可能とされており、キャップ側係合部25とボタンカップ側係合部34には、各々相手方の係合部34,25よりも、周方向の寸法が大きな切欠部25a,34aがそれぞれ形成されたものである。これにより、ボタンカップ側係合部34がキャップ側切欠部25aと一致した際、あるいはキャップ側係合部25がボタンカップ側切欠部34aと一致した際にのみ、ボタンカップ3の押し下げが可能となる。よって、外力などによりボタンカップ3が不意に押し下げられてしまい、誤ってエアゾールの内容液が噴出し続けるという事故が起こる恐れがほとんどない。すなわち、廃棄時以外においてはボタンカップが押し下げられないようにされた、より安全なエアゾール容器用残留ガス排出装置を提供することができたものである。
また、本願の請求項2に記載の発明は、上記請求項1に記載の発明の効果に加え、上記のカップ側壁係合部33が、ボタンカップ側壁31から径外方向に突出したカップ側壁突起とされ、上記のガイド壁係合部24が、キャップ本体2のガイド壁23から径内方向に突出したガイド壁突起とされたことから、特にキャップ本体2とボタンカップ3とが樹脂成型品である場合に、大変容易に各係合部33,24を形成できる。
また、本願の請求項3に記載の発明は、上記請求項1または2に記載の発明の効果に加え、キャップ本体2とボタンカップ3とのいずれかに外れ止め22a,31bが備えられたものであることにより、より安定した形でボタンカップ3をガイド壁23内に保持することが可能である。
また、本願の請求項4に記載の発明は、上記請求項1〜3のいずれかに記載の発明の効果に加え、突出部32aがガス抜き流路32bを備えたものであり、このガス抜き流路32bは、少なくとも突出部32aの下端面と側面とに開口されたものであって、上記下端面と側面との開口部分間で、エアゾール容器4のノズル43から放出された残留ガスが通過可能とされたことにより、噴射用ボタン42が常設されていないタイプのエアゾール容器4に用いる場合であっても、このガス抜き流路32bを通じ、効果的に残留ガスの排出が可能である。
また、本願の請求項5に記載の発明は、上記請求項1〜4のいずれかに記載の発明の効果に加え、ガイド壁23に膨出部23bを備えたことにより、残留ガスを膨出部23bを通して大気中に拡散されることができ、かつ、キャップ本体2を透明性の樹脂などで製作したときにガイド壁23を美しく見せることができるので、デザイン上効果的である。
また、本願の請求項6に記載の発明は、上記請求項1〜5のいずれかに記載の発明の効果に加え、ボタンカップ3にバルブ嵌合突起31cが備えられたことから、エアゾール容器4の種類により、キャップ本体2とエアゾール容器4との嵌合性が良くない場合であっても、バルブ43におけるバルブマウンテン43aの下端部とバルブ嵌合突起31cとが噛み合うことによりボタンカップ3が噴射用ボタン42を押さえ込む力を保つことができ、効果的に残留ガスの排出が可能である。
以下、図面に基づき本願発明の実施の形態の一例をとりあげて説明する。図1は実施例1に係るエアゾール容器用残留ガス排出装置を示す斜視図、図2は同平面図及び底面図、図3及び図4は実施例1に係るエアゾール容器用残留ガス排出装置の使用方法を示す縦断面図、図5は実施例1のボタンカップを示す斜視図である。また、図6は実施例2を示す縦断面図、図7及び図8は実施例3に係るエアゾール容器用残留ガス排出装置の使用方法を示す縦断面図、図9は実施例4を示す底面図、図10は実施例5を示す縦断面図である。
なお、以下においては、エアゾール容器用残留ガス排出装置を「キャップ体」と称して説明する。また、本願の特許請求の範囲及び明細書の記載における上下方向の表記は、図1、図3、図4に示したように、キャップ体1及びエアゾール容器4を配位した状態における方向を示すものであって、この記載により本願発明の実施態様が限定されるものではない。
本願発明のエアゾール容器用残留ガス排出装置(キャップ体)1は、樹脂製のキャップ本体2とボタンカップ3との二つの部材から成り立っている。なお、キャップ本体2の形状やボタンカップ3の形状は、図示した形状に限定されるものではなく、自由に変更して実施可能である。
ここで、キャップ本体2とボタンカップ3は別々の部材であることから、それぞれを異なった色に変えて製造することが簡単にできる。よって、化粧品等人体用品向けのキャップとしては、ツートンカラーなどデザイン的に優れた配色をすることが可能なことはもちろん、例えば、ボタンカップ3をそれぞれの内容物に合わせた色で作り、キャップ本体2にはめ込むようにすれば、ペイントなどの色製品においては、内容物の色に合わせたしゃれた表示が簡単にでき、かつ、色シールでの表示よりも耐候性に優れた色見本を作ることができる。
キャップ本体2は、外観が円筒状であって下端面が開放されたものである。このキャップ本体2の側壁21の内面下端側には、図3に示すように、エアゾール容器4に対して嵌合可能な容器嵌合突起26が設けられる。本例では、図2(B)に示すように、周方向に90°毎に4箇所設けられている。
一方、キャップ本体2の上端面を構成する頂壁22は、後述するボタンカップ3が通過可能な大きさに、円形の空間である開口部2aが設けられている。そして、この開口部2aに面するようにしてガイド壁23が設けられている。このガイド壁23は内面が円筒状面とされており、ガイド壁23に囲まれた空間にボタンカップ3が配位された場合において、このガイド壁23に沿ってボタンカップ3が移動可能とされる。
また、ガイド壁23の内面側にはガイド壁係合部24が設けられている。本実施例では、ガイド壁23の下端において、径内方向に突出したガイド壁突起24として実施される。本実施例のガイド壁突起24は、下方に向かうにつれ、径寸法が縮小する斜面を有するものであり、この斜面が、後述するボタンカップ側壁31に設けられたカップ側突起33に対して係合することとなる。
そして、キャップ本体2にはキャップ側係合部25が設けられている。このキャップ側係合部25は、キャップ本体2の側壁21から径内方向に向かうように、つまり開口部2aを取り囲むように設けられたものであって、側壁21の周方向に沿うようにして設けられている。本実施例のキャップ本体2においては、頂壁22が側壁21と一体に設けられ、この頂壁22の径方向における内端から下方に垂れ下がるようにしてガイド壁23が設けられている。そして、頂壁22とガイド壁23との間が、図3に示すように、90°に2回折り曲げられたようにされて段差が形成されている。この段差のうち、上側を向いた平面を有する部分がすなわちキャップ側係合部25である。つまり、キャップ側係合部25は、図1及び図2(A)に示すように、キャップ本体2の頂壁22の円周方向に延びる同心円状の平面を有する部分であると言える。このキャップ側係合部25は、後述するボタンカップ側係合部34との係合により、ボタンカップ3が不意に押し下げられることを阻止する作用を有する。
上記のキャップ側係合部25にはキャップ側切欠部25aが設けられている。このキャップ側切欠部25aは、後述するボタンカップ3のボタンカップ側係合部34に対応する位置関係に設けられたものであって、90°毎に4箇所設けられた切欠である。そしてガイド壁23には、このキャップ側切欠部25aと周方向において一致する、つまり、キャップ側切欠部25aと空間が連通した状態にあるガイド壁切欠部23aが設けられている。このガイド壁切欠部23aは、キャップ側切欠部25aと周方向の寸法が同一に形成されたものである。つまり、本実施例のガイド壁23は、このガイド壁切欠部23aによって、周方向に4分割されていると言える。
ボタンカップ3は、図5に示したものであり、キャップ本体2のガイド壁23に囲まれた空間を、ガイド壁23に沿うようにして垂直方向に移動可能とされている。このボタンカップ3は外観が略円筒状であって、頂壁32が閉鎖されている。この頂壁32の外径寸法は、キャップ本体2のガイド壁23の内径寸法よりも小さく形成されている。なお、この頂壁32の中央部には、図3に示すように、エアゾール容器4に設けられた噴射用ボタン42に当接する突出部32aが、頂壁32の下面から突出するように形成されている。なお、本実施例では設けられていないが、頂壁32に残留ガス放出用の貫通孔を設けても良い。
図5に示すように、ボタンカップ3の側壁31には切欠部31aが設けられており、これにより側壁31が可撓とされている。なお本実施例では、上記のように、キャップ本体2の側壁23にもガイド壁切欠部23aが設けられているが、場合によってはキャップ本体2とボタンカップ3とのいずれか一方にのみ切欠部が設けられたものとして実施しても良い。
ボタンカップ側壁31にはカップ側壁係合部が設けられている。本実施例では、周方向に沿うものであり径外方向に突出するカップ側壁突起33として実施される。具体的には、図3に示すように、垂直方向についての断面形状について、上側が急斜面とされ、下側が緩斜面とされた鋸状の山として形成されている。なお本実施例においては、カップ側壁突起33が、垂直方向において等間隔に7つ並列するように形成されているが、カップ側壁突起33の形成数や配位される間隔はこれに限定されるものではない。
このカップ側壁突起33は、上記のガイド壁突起24に対して係合可能とされている。上記のように、カップ側壁突起33の斜面の傾斜が上側と下側とで異なるものであるため、ボタンカップ3は、ガイド壁23に囲まれた空間を下方にのみ押し下げ可能であり、上方には動かせない。このようにしてボタンカップ3がキャップ本体2と共に一方可動構造を構成する。なお、上記のように側壁31には切欠部31aが設けられて可撓とされているため、側壁31が撓むことにより、ボタンカップ3を容易に押し下げることができる。
ボタンカップ3には、上記のキャップ側係合部25と係合するボタンカップ側係合部34が設けられている。具体的には、頂壁32の一部が径外方向に延長されたものとされている。本実施例では、90°毎に4箇所が設けられている。このボタンカップ側係合部34の外径寸法は、上記キャップ側係合部25の内径寸法よりも大きく形成されている。また、ボタンカップ側係合部34の周方向の寸法は、上記キャップ側係合部25のキャップ側切欠部25a及びガイド壁切欠部23aの周方向の寸法よりも小さく形成されている。
これにより、図1〜図3に示すように、ボタンカップ側係合部34がキャップ側係合部25よりも上方に配位されている場合は、各係合部25,34が係合することにより、ボタンカップ3の押し下げができない状態となる。そして、キャップ本体2に対しボタンカップ3が、各係合部25,34が当接した状態のまま回動可能とされる。そして、ボタンカップ側係合部34がキャップ側切欠部25aと一致した際にのみ、図4に示したようにボタンカップ3の押し下げが可能となる。なおこの押し下げの際、上記のガイド壁切欠部23aは、ボタンカップ側係合部34の垂直下方向への移動を案内する作用も果たす。
なお、ボタンカップ3の頂壁32の周縁端よりもさらに外側であって、ボタンカップ側係合部34が設けられていない空間をボタンカップ側切欠部34aと表現した場合においては、上記のことは、「ボタンカップ側切欠部34aがキャップ側係合部25と一致した際にのみ、ボタンカップ3の押し下げが可能となる」とも表現できる。つまり、各係合部25,34は作用上、ボタンカップ側係合部34がキャップ側係合部25よりも上方に配位されたものであれば良く、周方向の寸法においては、本実施例のように、ボタンカップ側係合部34がキャップ側係合部25よりも大きいものに限られず、逆に、キャップ側係合部25よりも小さいものであっても良い。
なお、偶然に外力の影響を受け、上記のようにボタンカップ側係合部34がキャップ側切欠部25aと一致した際であっても、カップ側壁突起33のうち最も下方に形成されたものと、上記ガイド壁突起24とが係合した状態にあるため(図3参照)、勝手にボタンカップ3が押し下げられてしまうような事態はほとんど起こり得ない。
なお、念のために、ボタンカップ3がキャップ本体2に対して不意に回動することを防止するための手段(ストッパー)を付加しても良い。例えば、キャップ本体2とボタンカップ3との間、具体的にはキャップ本体2の側壁21とボタンカップ3の頂壁32との間での嵌合具合を調整すること、または、キャップ側係合部25とボタンカップ側係合部34のうち一方側に凹部あるいは凸部のうち少なくとも一方を形成すること、または、キャップ側係合部25とボタンカップ側係合部34とを弱く接着しておくことにより、人為的にやや強い力を加えない限りは、ボタンカップ3が回動できないようにしても良い。また、キャップ本体2とボタンカップ3との間に詰め物をしておき、ボタンカップ3を回動させる際に詰め物を取り外すようにしても良い。また、ボタンカップ3を回動させる際、回動をより容易になすため、レバーを設けても良い。
上記の一例として、図1に、キャップ側係合部25上において、ボタンカップ側係合部34を周方向の両側から挟むようにして設けられた突起であるストッパーS、及び、ボタンカップ3の頂壁32上に設けられたレバーLを示す(破線で図示)。
ここで、ガイド壁係合部24とカップ側壁係合部33は、本実施例では突起として実施されているが、各係合部24,33の実施態様はこれに限られるものではなく、ガイド壁係合部24とカップ側壁係合部33とを組み合わせた状態でボタンカップ3を垂直方向に移動させる際に、一方向にのみ可動であり、逆方向には動かせない構造を構成するものであれば他の構造であっても良い。よって、各係合部24,32が凹凸の対で構成された場合にあっては、例えば、ガイド壁係合部24が凸状で、これと対になるカップ側壁係合部33が凹状に形成されたものであっても良いし(本実施例は、複数形成されたカップ側壁係合部33同士の間における凹部で凸状のガイド壁係合部24と係合するものであると言える)、その逆で、ガイド壁係合部24が凹状で、これと対になるカップ側壁係合部33が凸状に形成されたものであっても良い。なお、このように各係合部24,32が凹凸の対で構成された場合には、特にキャップ本体2とボタンカップ3とが樹脂成型品である場合、大変容易に各係合部33,24を形成することが可能である。
次に、本実施例に係るキャップ体1の具体的な使用方法について説明する。残留ガスの排出を行うまでは、キャップ体1は図3に示した状態となっており、ボタンカップ3はガイド壁23に囲まれるようにしてキャップ本体2の中心部に収まっている。ボタンカップ3は、外力を受けない自然の状態でキャップ本体2から上下に移動せず定位置を守るために、キャップ側係合部25とボタンカップ側係合部34とが係合することで支えられており、更には、カップ側壁突起33のうち最下端のものがガイド壁突起24と係合することにより支えられている。なお、これに加えて、エアゾール製品の販売時には、キャップ体1はエアゾール容器4と共にシュリンクフィルムなどでカバーされているので、ボタンカップ3の上方への移動は阻止されている。
図3は、本実施例のキャップ体1が使用済みのエアゾール容器4に取り付けられた状態である。この際、キャップ体1の容器嵌合突起26をエアゾール容器4の上縁部4aと噛み合うようにきっちりと装着することが必要である。その後、ボタンカップ3をキャップ本体2に対して回動させる。そして、ボタンカップ側係合部34をキャップ側切欠部25aと一致させる(言い換えると、ボタンカップ側切欠部34aをキャップ側係合部25と一致させる)。そして、ボタンカップ3の頂壁32の中央付近を指で押さえ、下方向(エアゾール容器4側への方向)に力を加える。これにより、図4に示すように、キャップ本体2に対してボタンカップ3が押し込まれ、これに伴い、ボタンカップ3の頂壁32に設けられた突出部32aが噴射用ボタン42を押さえこむことになるので、この噴射用ボタン42がバルブ43に設けられたバルブコア(図示しない)を開口する。その結果、エアゾール容器4内にあった残留ガスは上記バルブコアを通り、噴射用ボタン42の噴射口44よりボタンカップ3内に排出される。このときボタンカップ3に設けられたカップ側壁突起33が、キャップ本体2のガイド壁突起24と噛み合っているので、指を離しても、排出された残留ガスの圧力によってボタンカップ3が元の位置に戻ることはなく、噴射用ボタン42を押し下げたままの状態を保つ。
上記のように噴射用ボタン42が押し下げられた状態が保たれているため、噴射口44からこのボタンカップ3内に順次排出される残留ガスは、バルブ43の上部とボタンカップ3の下部との隙間からキャップ本体2に流れ込んで充満しつつ、ガイド壁23のガイド壁切欠部23aを通過し、その後順次大気中に拡散される。なお、本実施例では設けていないが、キャップ本体2に残留ガス放出用の貫通孔を設けた場合は、よりスムーズに拡散がなされる。
上記のことにより、エアゾール容器4内に残留ガスが残っていたとしても、このガスは噴射口44より排出された際に、ボタンカップ3内もしくはキャップ本体2内のいずれかで一旦霧状か液状となって滞留し、その後気体として順次外部に放散されるため、残留ガスが直接噴霧されることにより顔にかかったり、目に入ったりするなどの事故が起こる可能性をなくすことができる。これは特に、残留ガスの量が多い場合に顕著な効果を発揮する。
また、残留ガスの放出後は、ボタンカップ3がキャップ本体2に押し込まれた状態のまま保たれるため、このボタンカップ3が押し込まれているか否かによって「処理前(未処理)」と「処理後(処理済)」の区別が一目ではっきり分かる。よって、廃棄物として捨てる際及び回収時の確認が、速く確実にできて、より安全な作業が可能となる。
次に本願発明の他の実施例について説明する。なお、以下の説明において、上記の実施例1と同一の作用を有する部位については、実施例1におけるものと同一の符号を付して説明する。
図6に示したものは、ボタンカップ3の上下への抜け止めの処置がなされた場合の実施例である。具体的には、上側外れ止め22a及び下側外れ止め31bを設けたものである。上側外れ止め22aは、キャップ本体2の頂壁22の少なくとも一部が径内方向に延長されたものであって、内径寸法が上記ボタンカップ側係合部34の外径寸法よりも小さいものであり、ボタンカップ側係合部34の少なくとも一部を上方から覆うように配位された部分である。下側外れ止め31bは、ボタンカップ側壁31の下端に設けられたものであって、外径寸法がキャップ本体2のガイド壁23の内径寸法よりも大きいものであり、ボタンカップ3の下端において、ボタンカップ側壁31よりも径外方向に突出した部分である。
上記上側外れ止め22a及び下側外れ止め31bの形成により、キャップ体1を単独で運送する時や保管時に、ボタンカップ3がキャップ本体2から万一にも上方に抜け出してしまわないようにできる。よって、より安定した形でボタンカップ3をガイド壁23内に保持することが可能となる。
なお、本実施例では、上側外れ止め22a及び下側外れ止め31bの両方を設けた例を示したが、どちらか一方のみを設けたものであっても、各外れ止め22a,31bの有する作用を十分発揮することができる。なお、ボタンカップ3のキャップ本体2に対する抜け止めについては、この実施例の態様にかかわらず自由に実施可能である。
図7及び図8に示したものは、噴射用ボタン42が常設されていないタイプのエアゾール容器4に用いる場合のキャップ体1を示す実施例である。本実施例においては、図7に示すように突出部32aの形状が変更され、ガス抜き流路32bを備えたものとされている。このガス抜き流路32bは、少なくとも突出部32aの下端面と側面とに開口されたものであって、上記下端面と側面との開口部分間で、エアゾール容器4のノズル43から放出された残留ガスが通過可能とされたものである。具体的には、中実円筒状に形成された突出部32aの下端面において、径方向に横断するようにして上方へと掘られた溝として実施される。そして、この溝の幅寸法は、少なくともノズル43から突出した噴射用パイプ43bの外径寸法よりも小さく形成されたものとし、望ましくは、噴射用パイプ43bの内径寸法よりも大きく形成されたものとする。
エアゾール容器4の廃棄時には、上記実施例1と同様にして、キャップ本体2にボタンカップ3を押し込み、図8に示した状態とする。そして突出部32aがバルブ43のバルブコアを直接押さえ込みバルブコアが開口する。これにより、エアゾール容器4内にあった残留ガスはバルブコアよりガス抜き流路32bを通り、ボタンカップ3内に排出される。実施例1と同様、この際カップ側壁突起33がガイド壁突起24と噛み合っているので、指を離してもボタンカップ3は元の位置に戻ることはなく、噴射用ボタン42を押し下げたままの状態を保つことができ、残留ガスを大気中に拡散させることができる。
なお、この実施例3は、ノズル付ボタン45(図7に破線で図示)を外部に装着できるようにした(エアゾール業界用語で言えば)袋キャップタイプとなっている。具体的には、キャップ本体2の側壁21から径外方向に突出した柱状のボタンレスト27を設けたものとされている。ノズル付ボタン45を装着するにあたっては、ノズル付ボタン45のノズル部分45aを下側にして、バルブ43に取り付けるためにボタン部分45bに開口されたコア穴にボタンレスト27を挿入し固定する。なお、このノズル付ボタン45の装着方法は実施例のようにボタンレスト27を用いたタイプのものに限られるものではなく、従来から存在する、袋状で差し込むタイプのものや挟み込んで抱くタイプのものなどであっても何ら問題なく実施できる。
図9に示したものは、ガイド壁23のガイド壁切欠部23aの代わりに膨出部23bをガイド壁23に設けた実施例である。この膨出部23bは、ガイド壁23の一部が径外方向に膨らんで形成されたものであって、内面における周方向及び径方向の寸法が、少なくともボタンカップ3のボタンカップ側係合部34の周方向及び径方向の寸法よりも大きいものであり、ガイド壁23の垂直方向に沿って、連続して形成されている。
このように膨出部23bをガイド壁23に設けることによって、ボタンカップ側係合部34の垂直方向への通過を許容し、かつ、ガイド壁23とボタンカップ側壁31の間に通気路を形成できる。よって、バルブ43からボタンカップ3内に排出された残留ガスは、バルブ43上部とボタンカップ3の下部との隙間からキャップ本体2に流れ込み、充満しつつ、上記膨出部23bを通って外部に放出され大気中に拡散されることとなる。この方法はキャップ本体2を透明性の樹脂などで製作したときに、ガイド壁切欠部23aを設けたものよりもガイド壁23を美しく見せることができるので、デザイン上効果的である。
図10に示したものは、ボタンカップ側壁31の下端にバルブ嵌合突起31cを設けた実施例である。このバルブ嵌合突起31cは、内径寸法がバルブ43におけるバルブマウンテン43aの外径寸法よりも小さく形成されたものである。
エアゾール容器4がアルミ缶からなる場合など、エアゾール容器4の種類によっては、エアゾール容器4に存在する窪み部分が浅く形成されたことにより、容器嵌合突起26とエアゾール容器4との嵌合性が良くない(弱い)ものがある。そこで、この嵌合性が少々悪くても噴射用ボタン42を押さえ込む力を保つようにしたのがこの実施例5であり、図示したように、キャップ本体2にボタンカップ3を押し込んだ状態にて、バルブ43におけるバルブマウンテン43aの下端部とバルブ嵌合突起31cとが噛み合うことにより、噴射用ボタン42をより確実に押さえることが可能である。
以上、本願発明を説明し易くするため、種々の実施例を掲げて説明してきたが、これらの各実施例は本願発明を限定するものではなく、これ以外の実施態様であっても、必ずしも本願発明を逸脱するものと理解すべきではない。
本願発明の実施例1に係るエアゾール容器用残留ガス排出装置を示す斜視図である。 本願発明の実施例1に係るエアゾール容器用残留ガス排出装置を示し、(A)は平面図であり、(B)は底面図である。 本願発明の実施例1に係るエアゾール容器用残留ガス排出装置の使用方法を示す部分縦断面図である。 本願発明の実施例1に係るエアゾール容器用残留ガス排出装置の使用方法を示す部分縦断面図である。 本願発明の実施例1に係るエアゾール容器用残留ガス排出装置のボタンカップを示す斜視図である。 本願発明の実施例2に係るエアゾール容器用残留ガス排出装置の使用方法を示す部分縦断面図である。 本願発明の実施例3に係るエアゾール容器用残留ガス排出装置の使用方法を示す部分縦断面図である。 本願発明の実施例3に係るエアゾール容器用残留ガス排出装置の使用方法を示す部分縦断面図である。 本願発明の実施例4に係るエアゾール容器用残留ガス排出装置の使用方法を示す部分底面図である。 本願発明の実施例5に係るエアゾール容器用残留ガス排出装置の使用方法を示す部分縦断面図である。
符号の説明
1 エアゾール容器用残留ガス排出装置、キャップ体
2 キャップ本体
22a 上側外れ止め
23 ガイド壁
23b 膨出部
24 ガイド壁係合部、ガイド壁突起
25 キャップ側係合部
25a 切欠部
3 ボタンカップ
31 ボタンカップ側壁
31b 下側外れ止め
31c バルブ嵌合突起
32 頂壁
32a 突出部
32b ガス抜き流路
33 カップ側壁係合部、カップ側壁突起
34 ボタンカップ側係合部
34a 切欠部
4 エアゾール容器
43 バルブ
43a バルブマウンテン

Claims (6)

  1. 使用済みのエアゾール容器(4)に取り付けられ、残留ガスを放出するために用いられるものであって、
    内面が円筒状面とされたガイド壁(23)を備えたキャップ本体(2)と、
    上記ガイド壁(23)に囲まれた空間を、ガイド壁(23)に沿うようにして垂直方向に移動可能とされたボタンカップ(3)とを有し、
    上記ボタンカップ(3)は、上記垂直方向への移動に関して、下方にのみ押し下げ可能であり、上方には動かせない一方可動構造とされており、
    上記の一方可動構造が、ボタンカップ側壁(31)に設けられたカップ側壁係合部(33)と、このカップ側壁係合部(33)と係合可能とされた、キャップ本体(2)に設けられたガイド壁係合部(24)とにより構成されたものであって、
    上記キャップ本体(2)にはキャップ側係合部(25)が備えられ、上記ボタンカップ(3)にはボタンカップ側係合部(34)が備えられており、
    上記ボタンカップ側係合部(34)は、上記キャップ側係合部(25)よりも上方に配位されたものであり、
    キャップ側係合部(25)は、上記キャップ本体(2)の径内方向に、ボタンカップ側係合部(34)は、上記ボタンカップ(3)の径外方向に、それぞれ円周方向に延びるように設けられたものであって、
    キャップ側係合部(25)とボタンカップ側係合部(34)とが上記の位置関係にある場合においては、上記ボタンカップ(3)が上記ガイド壁(23)に対して回動可能とされており、
    キャップ側係合部(25)とボタンカップ側係合部(34)には、各々相手方の係合部(34,25)よりも、周方向の寸法が大きな切欠部(25a,34a)がそれぞれ形成されたことを特徴とする、エアゾール容器用残留ガス排出装置。
  2. 上記のカップ側壁係合部(33)が、ボタンカップ側壁(31)から径外方向に突出したカップ側壁突起とされ、
    上記のガイド壁係合部(24)が、キャップ本体(2)のガイド壁(23)から径内方向に突出したガイド壁突起とされたことを特徴とする、請求項1に記載のエアゾール容器用残留ガス排出装置。
  3. 少なくとも、キャップ本体(2)とボタンカップ(3)とのいずれかに外れ止め(22a,31b)が備えられたものであって、
    キャップ本体(2)に備えられた上側外れ止め(22a)は、キャップ本体(2)の頂壁(22)の少なくとも一部が径内方向に延長されたものであって、内径寸法が上記ボタンカップ側係合部(34)の外径寸法よりも小さいものであり、
    ボタンカップ(3)に備えられた下側外れ止め(31b)は、ボタンカップ側壁(31)の下端に設けられたものであって、外径寸法がキャップ本体(2)のガイド壁(23)の内径寸法よりも大きいことを特徴とする、請求項1または2に記載のエアゾール容器用残留ガス排出装置。
  4. ボタンカップ(3)における頂壁(32)の下面から突出するように形成された突出部(32a)を備え、
    この突出部(32a)がガス抜き流路(32b)を備えたものであり、
    このガス抜き流路(32b)は、少なくとも突出部(32a)の下端面と側面とに開口されたものであって、上記下端面と側面との開口部分間で、エアゾール容器(4)のノズル(43)から放出された残留ガスが通過可能とされたことを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載のエアゾール容器用残留ガス排出装置。
  5. キャップ本体(2)のガイド壁(23)に膨出部(23b)を備え、
    この膨出部(23b)は、ガイド壁(23)の一部が径外方向に膨らんで形成されたものであって、内面における周方向及び径方向の寸法が、少なくともボタンカップ(3)のボタンカップ側係合部(34)の周方向及び径方向の寸法よりも大きいものであり、ガイド壁(23)の垂直方向に沿って、連続して形成されたことを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載のエアゾール容器用残留ガス排出装置。
  6. ボタンカップ(3)にバルブ嵌合突起(31c)が備えられたものであって、
    このバルブ嵌合突起(31c)は、ボタンカップ側壁(31)の下端に設けられたものであり、内径寸法がバルブ(43)におけるバルブマウンテン(43a)の外径寸法よりも小さいことを特徴とする、請求項1〜5のいずれかに記載のエアゾール容器用残留ガス排出装置。
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