JP4729027B2 - 車体フレーム構造 - Google Patents
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Description
また、請求項3に係る発明は、請求項2に記載の車体フレーム構造において、前記バルクヘッドは、平面視四角形状のプレート部材であり、前記発泡硬化樹脂充填材は、発泡する前の状態で、前記インナパネルに取り付けられるとともに、前記バルクヘッドの上下に配置されることを特徴とする。
さらに、請求項4に係る発明は、請求項3に記載の車体フレーム構造において、前記バルクヘッドは、前記一端側以外の他端がそれぞれ前記第1の壁面と前記第2の壁面とに近接配置されることを特徴とする。
またさらに、請求項5に係る発明は、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の車体フレーム構造において、前記第1の壁面は、衝突荷重の入力方向と略平行に配置されていることを特徴とする。
図1(a)に示すように、自動車Cの車体の前部には、前部から延びるアッパーメンバ2が設けられ、このアッパーメンバ2の後方に、フロントピラー10が設けられている。
図1(b)に示すように、本実施形態に係る車体フレーム構造1は、インナパネル11とアウタパネル12との間に配置されるスチフナー13と、スチフナー13とインナパネル11とにより形成される閉断面S1(特許請求の範囲における「第1の閉断面」に相当する。)に配置されるバルクヘッド15と、閉断面S1内に配置され、スチフナー13の側壁13a,13bとバルクヘッド15とを接着する発泡硬化樹脂充填材16と、スチフナー13に設けた貫通孔14からスチフナー13とアウタパネル12とにより形成される閉断面S2(特許請求の範囲における「第2の閉断面」に相当する)内に発泡硬化樹脂充填材16をはみ出させてなるはみ出し部17と、を備えて構成される。本実施形態では、このような車体フレーム構造1の考え方を具現した車体フレームについて、その一部分であるフロントピラー10を例にとって説明する。
インナパネル11およびアウタパネル12は、フロントピラー10の骨格となる部材である。インナパネル11の側壁11aと側壁11bとにより形成したへこみ部分と、アウタパネル12の側壁12aと側壁12bとにより形成したへこみ部分を対向させた状態で相互に接合されることで、内部に中空のボックス形状を形成している。
また、前記したとおり、発泡硬化樹脂充填材16は、スチフナー13の側壁13aの変形に追従して変形するため、側壁13aに対し直角方向に配置されている側壁13bの面に沿う方向に変形(移動)することとなる。このとき、スチフナー13の側壁13bに形成された貫通孔14から膨出形成されたはみ出し部17がせん断される方向の力(せん断力)が加わり、はみ出し部17の変形がせん断強度の限界を超えたところで破断するので、はみ出し部17自体のせん断強度の分だけ、側壁13bと発泡硬化樹脂充填材16との結合強度を向上させることができる。
そして、従来技術(図4(c)参照)では、スチフナー213において、衝突荷重Eが入力される方向に対して略平行方向に配置され、発泡硬化樹脂充填材216から離れる方向に変形する第1の壁面と発泡硬化樹脂充填材216との剥離強度と、この第1の壁面に対し直角方向に配置されている第2の壁面と発泡硬化樹脂充填材216とのせん断強度と、によって発泡硬化樹脂充填材216とバルクヘッド215との結合強度が決まる。これに対し、本実施形態に係る車体フレーム構造1によれば、さらに、はみ出し部17自体の引っ張り強度と、はみ出し部17自体のせん断強度とによって結合強度が決まるため、インナパネル11と、スチフナー13と、発泡硬化樹脂充填材16と、バルクヘッド15と、の結合強度を向上させることができる。
図3(a)に示すように、例えば、自動車Cに、他の自動車など(図示せず)が側面(C方向)から衝突すると、サイドフレーム20には、室外側から室内側に向かって衝突荷重が入力される。
スチフナー23の側壁23b側に形成されたはみ出し部27は、側壁23bに係合しているので、側壁23bに追従して変形し、はみ出し部27(図3(a)参照)の変形が限界を超えたところで破断する。
10 フロントピラー
11,21,111,211 インナパネル
12,22,112,212 サイドパネル
13,23,113,213 スチフナー
14,24 貫通孔
15,25,115,215 バルクヘッド
16,26,216 発泡硬化樹脂充填材
17,27 はみ出し部
20 サイドフレーム
Claims (5)
- インナパネルとアウタパネルの間に配置されるスチフナーと、
前記スチフナーと前記インナパネルとにより形成される第1の閉断面内に配置されるバルクヘッドと、
前記第1の閉断面内に配置され、前記スチフナーの壁面と前記バルクヘッドとを接着する発泡硬化樹脂充填材と、を有する車体フレーム構造において、
前記スチフナーは、衝突荷重が入力されたときに前記発泡硬化樹脂充填材から離れる方向に変形する第1の壁面と、この第1の壁面に対し直角方向に配置されている第2の壁面とにそれぞれ貫通孔を有し、
当該貫通孔から前記スチフナーと前記アウタパネルとにより形成される第2の閉断面内に前記発泡硬化樹脂充填材をはみ出させてなるはみ出し部を設けた
ことを特徴とする車体フレーム構造。 - 前記バルクヘッドは、一端側が前記インナパネルに溶接される
ことを特徴とする請求項1に記載の車体フレーム構造。 - 前記バルクヘッドは、平面視四角形状のプレート部材であり、
前記発泡硬化樹脂充填材は、発泡する前の状態で、前記インナパネルに取り付けられるとともに、前記バルクヘッドの上下に配置される
ことを特徴とする請求項2に記載の車体フレーム構造。 - 前記バルクヘッドは、前記一端側以外の他端がそれぞれ前記第1の壁面と前記第2の壁面とに近接配置される
ことを特徴とする請求項3に記載の車体フレーム構造。 - 前記第1の壁面は、衝突荷重の入力方向と略平行に配置されている
ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の車体フレーム構造。
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