JP4727518B2 - 内燃機関の制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、機関始動性能の向上を図り得る内燃機関の制御装置に関する。
周知のように、内燃機関の始動時の排気エミッションの規制強化やハイブリット車による再始動頻度の増加に伴って始動初期における機関弁、特に吸気弁の開閉時期(バルブタイミング)を高精度に制御することが望まれている。
これらを実現するためにカムシャフトに固定されたベーンとタイミングスプロケットの相対回転位相を油圧によって変化させて、機関弁の開閉時期を始動時などの機関運転状態に応じて可変制御し得る可変動弁装置が種々提供されている。
ところが、かかる油圧式の可変動弁装置は、始動時のような機関の極低回転時では制御油圧が低く切り換え動力が不足していると共に、クランキング時には、クランキング回転方向とは逆の遅角側に保持されやすいことに加え、各構成部品のフリクションなどに起因して、進角側への速やかな切り換え応答性が低下してしまう。
そこで、これらの対策の一つとして、例えば、以下の特許文献1に記載されている可変動弁装置が提供されている。
この可変動弁装置は、吸気弁側に位相変換機構が設けられ、機関停止時に、ある程度進角した位置でベーンをロックピンによって固定し、再始動時にある程度進角した状態で始動させるようにしたものである。これによって、排気弁と吸気弁との適度のバルブオーバラップと吸気弁の閉時期を下死点に近づけて燃焼を安定させることによって冷機時の排気エミッションの低減化などを図れるなどの始動性能の向上が期待されている。
特開2005−233049号公報
しかしながら、特許文献1に記載された内燃機関の可変動弁装置にあっては、機関の始動前におけるクランクシャフトのいずれのクランク角度に拘わらず、つまり機関始動前における各気筒のそれぞれのピストンのいずれの停止位置に拘わらず、前記バルブタイミングが一定になっている。このため、前記機関の始動性能の向上には自ずと限界がある。
本発明は、前記従来の可変動弁装置の技術的課題に鑑みて案出したもので、機関始動前のクランク角度に応じてバルブタイミングを予め強制的に変更して、始動性能を向上させることのできる内燃機関の可変動弁装置を提供することを目的としている。
請求項1に記載の発明は、複数気筒の各機関弁の作動特性を制御可能な可変機構を制御する内燃機関の制御装置であって、
少なくとも機関の始動前のクランクシャフトのクランク角度位置に応じて、前記機関弁の閉時期を設定すると共に、クランキング前あるいはクランキング初期に、前記可変機構に対して、全気筒の機関弁を同一閉時期へ制御する切り換え信号を出力して、機関始動時のクランキング前あるいはクランキング初期に吸入行程から圧縮行程で、かつピストン位置が下死点に近い側の気筒の有効圧縮比を可変にすることを特徴としている。
この発明によれば、機関始動前のクランクシャフトのクランク角度に応じて、全気筒の機関弁を同一閉時期へ制御する切り換え信号を出力して、機関始動時のクランキング前あるいはクランキング初期に吸入行程から圧縮行程で、かつピストン位置が下死点に近い側の気筒の有効圧縮比を低く抑えるようにしたため、機関の始動性能を向上できる。
なお、前記機関の始動性は、必ずしもクランキング回転の容易さだけではなく、機関燃焼時のHC(ハイドロカーボン)などのエミッションを低減させるような機関弁の開閉時期を目標設定値とすることも可能である。
請求項2に記載の発明は、機関始動前のクランクシャフトのクランク角度が吸入行程から圧縮行程にある気筒においてピストン位置が下死点付近にある場合に、前記機関弁の制御目標特性を、前記可変機構によって吸気弁の閉時期が下死点より所定量だけ遅角した特性としたことを特徴としている。
この発明によれば、機関の停止時においてピストンが下死点付近に位置している場合には、かかる停止中に気筒内に大容量の大気圧空気が流入しているが、機関再始動時の初回クランキング時に、前記大容量の空気を吸気弁の下死点後の開弁継続とともにここからはき出すことができる。したがって、減圧効果(ディコンプレッサ効果)によって始動騒音の低減とクランキング速度の上昇効果が得られる。
請求項3に記載の発明は、クランク角検出手段によりクランクシャフトのクランク角度を検出し、前記クランク角度を含む機関状態によってクランク角度目標位置をクランク角度目標位置設定手段によって演算し、前記クランクシャフトは、前記クランク角度目標位置に回転制御するクランク角制御手段によって制御され、前記クランク角検出手段によって再度検出されたクランク角度に応じて、複数気筒の各機関弁の作動特性を変更可能な可変機構を制御する内燃機関の制御装置であって、
前記機関弁の閉時期を設定すると共に、前記可変機構に対して全気筒の機関弁を同一の閉時期へ制御する切り換え信号を出力して、クランキング前あるいはクランキング初期に吸入行程から圧縮行程の気筒の有効圧縮比を可変にすることを特徴としている。
クランク角制御手段によって機関始動前のクランク角を始動に適した位置に制御できると共に、かかるクランク角を前提として機関弁の開閉時期(バルブタイミング)も始動に適した位置に制御できるので、始動性能をさらに向上させることが可能になる。
請求項4に記載の発明は、前記クランク角制御手段によって、機関始動前のクランク角を吸入行程から圧縮行程にある気筒のピストン位置が下死点となる角度より所定量だけ進角側へクランクシャフトを回転制御して、前記機関弁である吸気弁の前記制御目標特性を、該吸気弁の閉時期が前記回転制御されたクランク角度よりも進角側となる位置に設定したことを特徴としている。
クランク角制御手段によって、機関始動前のクランク角を、吸入、圧縮行程にある気筒のピストンが下死点となる角度より所定量だけ進角させると共に、可変機構によって吸気弁の閉時期が前記回転制御されたクランク角よりも進角側に制御されるので、ディコンプレッサ効果が発揮されて、始動騒音の低減とクランキング速度の上昇効果が得られる。
請求項5に記載の発明にあっては、前記可変機構は、吸気弁の作動角を大小に制御する構成とし、前記作動角を小さく制御して吸気弁の閉時期を前記下死点位置よりも進角側の位置に設定したことを特徴としている。
したがって、吸気弁の閉時期を進角させるのに作動角を小さくすることによって行うことから、クランキング時の動弁フリクションを低減でき、これによってクランキング速度をさらに上昇させることができる。
請求項6に記載の発明は、前記クランク角制御手段が誤作動した場合にのみ少なくとも機関始動前のクランク角度に応じて前記機関弁の作動目標位置を設定すると共に、前記可変機構に前記機関弁の作動目標位置への切り換え信号を出力することを特徴としている。
この発明によれば、クランク角制御手段が誤作動した場合のみに、可変機構を作動させるため、該可変機構の切り換え作動頻度が少なくなって、耐久性の向上が図れる。
請求項7に記載の発明は、少なくとも機関始動前のクランク角度を含む機関状態に応じて前記機関弁の制御目標特性を設定すると共に、クランキング前またはクランキング初期に、前記可変機構に前記制御目標特性への切り換え信号を出力することを特徴としている。
この発明によれば、機関始動前のクランク角に加えて機関状態も加味して機関弁の制御目標特性を決定するので、より良好な始動性能が得られる。
請求項8に記載の発明は、前記可変機構を電動によって駆動させると共に、クランキングに先だって前記可変機構にコントローラから目標位置への切り換え信号を出力し、前記電動の電流ピークを越えた後に、クランキングを開始することを特徴としている。
この発明によれば、可変機構の駆動時におけるピーク電流発生時期とクランキングモータ(スタータモータ)のピーク電流発生時期が重ならないので、バッテリーへの負担増を抑制できる。
請求項9に記載の発明は、複数気筒の各機関弁の作動特性を制御可能な可変機構を制御する内燃機関の制御装置であって、少なくとも始動前のクランクシャフトのクランク角度を検出すると共に、吸入行程から圧縮行程でかつ下死点に近い位置にある気筒を特定し、該特定された気筒において前記クランク角度に応じた機関弁の制御目標特性を設定し、クランキング前またはクランキング初期に、前記可変機構に対して、前記機関弁を制御目標特性に制御する切り換え信号を出力することを特徴としている。
この発明によれば、機関始動性上の問題が発生し易い気筒に対して、始動性を向上させることが可能になる。
請求項10に記載の発明は、前記特定された気筒以外の他の気筒の機関弁の制御目標特性を、前記特定された気筒での目標特性と同一に設定したことを特徴としている。
この発明によれば、多気筒内燃機関において、特定以外の他の気筒も含めて全体の始動性の向上が図れる。
以下、本発明に係る内燃機関の可変動弁装置の実施形態を図面に基づいて詳述する。この実施形態は、いわゆる4サイクルの多気筒内燃機関で吸気弁側に適用したものを示している。
まず、本発明における内燃機関全体の構成を、図1に基づいて概略を説明すると、シリンダブロックSB内に形成されたシリンダボア内に上下摺動自在に設けられたピストン01と、シリンダヘッドSHの内部にそれぞれ形成された吸気ポートIP及び排気ポートEPと、該シリンダヘッドSHに摺動自在に設けられて前記吸、排気ポートIP,EPの開口端を開閉する一気筒当たりそれぞれ一対の吸気弁4,4及び排気弁5,5とを備えている。
前記ピストン01は、クランクシャフト02にコンロッド03を介して連結されていると共に、冠面とシリンダヘッドSHの下面との間に燃焼室04を形成している。
前記吸気ポートIPに接続された吸気管Iの吸気マニホルドIaの上流側の内部には、吸入空気量を制御するスロットルバルブSVが設けられていると共に、下流側に図外の燃料噴射弁が設けられている。また、前記シリンダヘッドSHのほぼ中央には、点火栓05が設けられている。
前記クランクシャフト02は、ピニオンギア機構06を介して電動式のスタータモータ07によって回転可能になっている。このスタータモータ07は、この実施の形態では一方向へのみ回転してクランクシャフト02を一方向へクランキング回転させるものになっている。
また、動弁装置には、図1及び図2に示すように、両吸気弁4,4のバルブリフト及び作動角(開期間)を制御する可変機構であるリフト可変機構(VEL)1が設けられている。
前記リフト可変機構1は、本出願人が先に出願した例えば特開2003−172112号公報などに記載されたものと同様の構成であるから、簡単に説明
すると、シリンダヘッドSHの上部の軸受に回転自在に支持された中空状の駆動軸6と、該駆動軸6の外周面に圧入等により固設された偏心回転カムである駆動カム7と、駆動軸6の外周面に揺動自在に支持されて、各吸気弁4,4の上端部に配設されたバルブリフター8、8の上面に摺接して各吸気弁4,4を開作動させる2つの揺動カム9,9と、駆動カム7と揺動カム9,9との間に介装されて、駆動カム7の回転力を揺動運動に変換して揺動カム9,9に揺動力として伝達する伝達機構とを備えている。
前記駆動軸6は、一端部に設けられたタイミングスプロケット30を介して前記クランクシャフト02から図外のタイミングチェーンによって回転力が伝達されており、この回転方向は図2中、時計方向(矢印方向)に設定されている。
前記駆動カム7は、ほぼリング状を呈し、内部軸方向に形成された駆動軸挿通孔を介して駆動軸6に貫通固定されていると共に、カム本体の軸心が駆動軸6の軸心から径方向へ所定量だけオフセットしている。
前記両揺動カム9は、図2及び図3などにも示すように、同一形状のほぼ雨滴状を呈し、円環状のカムシャフト10の両端部に一体的に設けられていると共に、該カムシャフト10が内周面を介して駆動軸6に回転自在に支持されている。また、下面にカム面9aが形成され、カムシャフト10の軸側の基円面と、該基円面からカムノーズ部側に円弧状に延びるランプ面と、該ランプ面からカムノーズ部の先端側に有する最大リフトの頂面に連なるリフト面が形成されており、該基円面とランプ面及びリフト面が、揺動カム9の揺動位置に応じて各バルブリフター8の上面の所定位置に当接するようになっている。
前記伝達機構は、駆動軸6の上方に配置されたロッカアーム11と、該ロッカアーム11の一端部11aと駆動カム7とを連係するリンクアーム12と、ロッカアーム11の他端部11bと揺動カム9とを連係するリンクロッド13とを備えている。
前記ロッカアーム11は、中央に有する筒状の基部が支持孔を介して後述する制御カムに回転自在に支持されていると共に、一端部11aがピン14によってリンクアーム12に回転自在に連結されている一方、他端部11bがリンクロッド13の一端部13aにピン15を介して回転自在に連結されている。
前記リンクアーム12は、比較的大径な円環状の基部12aの中央位置に前記駆動カム7のカム本体が回転自在に嵌合する嵌合孔が形成されている一方、突出端12bが前記ピン14によってロッカアーム一端部11aに連結されている。
前記リンクロッド13は、他端部13bがピン16を介して揺動カム9のカムノーズ部に回転自在に連結されている。
また、駆動軸6の上方位置に同じ軸受部材に制御軸17が回転自在に支持されていると共に、該制御軸17の外周に前記ロッカアーム11の支持孔に摺動自在に嵌入されて、ロッカアーム11の揺動支点となる制御カム18が固定されている。
前記制御軸17は、駆動軸6と並行に機関前後方向に配設されていると共に、駆動機構19によって回転制御されている。一方、前記制御カム18は、円筒状を呈し、軸心位置が制御軸17の軸心から所定分だけ偏倚している。
前記駆動機構19は、図外のハウジングの一端部に固定された電動モータ20と、ハウジングの内部に設けられて電動モータ20の回転駆動力を前記制御軸17に伝達するボール螺子伝達手段21とから構成されている。
前記電動モ−タ20は、比例型のDCモータによって構成され、機関運転状態を検出する制御機構であるコントローラ22からの制御信号によって駆動するようになっている。
このコントローラ22は、クランクシャフト02のクランク角を検出するクランク角センサ27からの出力信号によって現在の機関回転数N(rpm)やクランク角を検出すると共に、エアーフローメータからの吸入空気量(負荷)、その他、アクセル開度センサ、車速センサ、ギア位置センサ、機関本体の温度T1を検出する機関冷却水温センサなどから各種情報信号から現在の機関運転状態を検出している。また、駆動軸6の回転角度を検出する駆動軸角度センサ28からの検出信号や大気湿度センサからの大気湿度H1を入力するようになっていると共に、前記制御軸17の回転角度位置を検出する制御軸角センサ29からの出力信号を入力して前記リフト可変機構1の現在の作動位置、つまり作動角(リフト)を演算によって検出する。
前記ボール螺子伝達手段21は、電動モータ20の駆動シャフトとほぼ同軸上に配置されたボール螺子軸23と、該ボール螺子軸23の外周に螺合する移動部材であるボールナット24と、前記制御軸17の一端部に直径方向に沿って連結された連係アーム25と、該連係アーム25と前記ボールナット24とを連係するリンク部材26とから主として構成されている。
前記ボール螺子軸23は、両端部を除く外周面全体に所定幅のボール循環溝が螺旋状に連続して形成されていると共に、一端部が電動モータ20の駆動シャフトに結合され、かかる結合によって電動モータ20の回転駆動力を前記ボール螺子軸23に伝達すると共に、ボール螺子軸23の軸方向の僅かな移動を許容している。
前記ボールナット24は、ほぼ円筒状に形成され、内周面に前記ボール循環溝と共同して複数のボールを転動自在に保持するガイド溝が螺旋状に連続して形成されていると共に、各ボールを介してボール螺子軸23の回転運動をボールナット24に直線運動に変換しつつ軸方向の移動力が付与されるようになっている。また、このボールナット24は、コイルスプリング31のばね力によって電動モータ20側に付勢されて、ボール螺子軸23との間のバックラッシ隙間が消失されるようになっている。
以下、前記リフト可変機構1の基本作動を説明すると、所定の運転領域で、前記コントローラ22からの電動モータ20への通電制御によって回転駆動し、該電動モータ20の回転トルクによってボール螺子軸23が一方向へ回転すると、ボールナット24が最大一方向(電動モータ20に接近する方向)へ直線状に移動し、これによって制御軸17がリンク部材39と連係アーム25を介して一方向へ回転する。
したがって、制御カム18は、図3A、B(リアビュー)に示すように、軸心が制御軸17の軸心の回りを同一半径で回転して、肉厚部が駆動軸6から上方向に離間移動する。これにより、ロッカアーム11の他端部11bとリンクロッド13の枢支点は、駆動軸6に対して上方向へ移動し、このため、各揺動カム9は、リンクロッド13を介してカムノーズ部側が強制的に引き上げられて全体が図3に示す反時計方向へ回動する。
よって、駆動カム7が回転してリンクアーム12を介してロッカアーム11の一端部11aを押し上げると、そのリフト量がリンクロッド13を介して揺動カム9及びバルブリフター16に伝達され、これによって、吸気弁4,4は、そのバルブリフト量は図3に示すように小リフト(L1)になり、その作動角D1(開弁期間)が小さくなる。
したがって、デコンプ効果と小リフト低フリクション効果、燃費効果などが得られる。
そして、別の運転状態では、コントローラ22からの制御信号によって電動モータ20が逆回転して、この回転トルクがボール螺子軸23に伝達されて回転すると、この回転に伴ってボールナット24が反対方向へ直線移動する。これにより、制御軸17が、図3中、反時計方向(電動モータ20から離れる方向)へ所定量だけ回転駆動する。
このため、制御カム18は、軸心が制御軸17の軸心から所定量だけ下方の回転角度位置に保持され、肉厚部が下方へ移動する。このため、ロッカアーム11は、全体が図3の位置から時計方向へ移動して、これによって各揺動カム9がリンク部材13を介してカムノーズ部側が強制的に押し下げられて、全体が時計方向へ僅かに回動する。
したがって、駆動カム7が回転してリンクアーム12を介してロッカアーム11の一端部11aを押し上げると、そのリフト量がリンク部材13を介して各揺動カム9及びバルブリフタ8に伝達され、吸気弁4,4のリフト量が中リフト(L2)になり、作動角もやや大きなD2となる。これによって、吸気弁4,4の閉時期が遅角側の下死点近傍に制御されることから、有効圧縮比が高くなって冷機始動時などにおける燃焼が良好になる。また、新気の充填効率も高くなって燃焼トルクも大きくなる。
また、機関が暖まった後の低回転低負荷域では、例えば、リフトを小リフトL1に制御すれば、排気弁5,5とのバルブオーバーラップが小さくなって、燃焼が安定し、また小リフトで動弁フリクションが小さいことから燃費を向上させることもできる。
また、低中回転負荷域などで、コントローラ22によって、中リフトL2乃至やや高いリフトに制御すれば、吸気弁4,4の閉時期が下死点乃至やや遅角側に制御されるので、この回転域での吸気充填効率が向上してトルクが向上する。。
また、高回転高負荷領域に移行した場合などは、コントローラ22からの制御信号によって電動モータ20がさらに逆回転し、制御軸17は、制御カム18をさらに反時計方向へ回転させて、図4A、Bに示すように軸心を下方向へ回動させる。このため、ロッカアーム11は、全体がさらに駆動軸6方向寄りに移動して他端部11bが揺動カム9のカムノーズ部を、リンクロッド13を介して下方へ押圧して該揺動カム9全体を所定量だけさらに時計方向へ回動させる。
よって、駆動カム7が回転してリンクアーム12を介してロッカアーム11の一端部11aを押し上げると、そのリフト量がリンクロッド13を介して揺動カム9及びバルブリフター8に伝達されるが、そのバルブリフト量は図4に示すようにL2からL3に連続的に大きくなり、作動角もD2からD3に連続的に大きくなる。その結果、高回転域での吸気充填効率を高め、もって出力を向上させることができる。
すなわち、吸気弁4,4のリフト量は、機関の運転状態に応じて小リフトのL1から大リフトL3まで連続的に変化するようになっており、したがって、各吸気弁4,4の作動角も小リフトD1から大リフトのD3まで連続的に変化する。
次に、本実施形態における前記コントローラ22による始動性向上のための制御を図5に基づいて説明する。
まず、ステップ1では、前記イグニッションキースイッチがオンになっているか否かを判別する。ここで、オンになっていない場合、つまりオフになっている場合は機関停止状態であるから、そのままリターンするが、オンになっている場合は、ステップ2に移行する。
このステップ2では、前記クランク角センサ27からの現在のクランク角位相であるクランク角や、機関冷却水温センサからの機関温度T1、大気湿度センサからの大気湿度H1などの情報信号を読み込んで、現在の機関状態を検出する。また、前記駆動軸角度センサ28(絶対角度センサ)からの現在の駆動軸6の回転角度、つまりカム角を読み込む。
ステップ3では、前記制御軸角センサ29から現在の制御軸17の回転角度を読み込む。
続いて、ステップ4では、前記制御軸角センサ29で読み込んだ制御軸17の回転位置信号から前記リフト可変機構1の現在の作動位置、つまり作動角(リフト)を検出する。
ステップ5では、クランク角センサ27あるいは駆動軸角センサ28から読み込まれた現在のクランク角あるいはカム角に基づいて吸入圧縮行程にある気筒についてクランク角がピストン下死点位置よりも所定以上乖離しているか否かを判別する。ここで、吸入、圧縮行程の気筒が複数ある場合は、ピストン下死点に近い側の気筒のクランク角度について判断する。そして、ここで所定以上乖離していると判別した場合、つまり図6に示すようにクランク停止位置が通常位置Q(頻度の高い停止位置)である場合が多い。なぜなら、機関停止の際を考えると、図6に示すように別の圧縮行程の気筒のピストンはQ1の位置にあり(4気筒、180°位相差)、時計方向へ回転する、すなわち圧縮行程の上死点方向へ回転しようとすると、ピストンに高い筒内圧が作用し、反時計方向へ押し戻されるためである。この結果、吸入行程のピストンはQ付近に落ち着くのである。
この状態では、前記のように、ステップ5でYESと判断され、次のステップ6でリフト可変機構1の作動角は、機関温度T1や大気湿度H1を考慮した上での始動の最適値にリフト可変機構1に切り換え目標が設定される。つまり、機関温度T1が低い場合は、フリクションが大きくなるので、トルクが出にくくなるため、図6に示すように、吸気弁4,4の作動角をやや大きくし、吸気弁4,4の閉時期はやや遅角側、すなわち、下死点側に目標位置が補正される。これによって、フリクションの増加に見合った吸入空気量(燃焼トルク)の増加補正が行われることになる。また、湿度が高いときも、同様にトルクが出にくくなるので、作動角がやや大きいリフト可変機構1の目標位置に補正される。
しかし、ステップ5における判断で、常にYESになるわけではなく、圧縮行程の気筒が反時計方向に押し戻されようとした際に、どこで止まるかはピストンなどのフリクションで決定される。つまり、ばらつく要素が大きく、フリクションが大きかった場合などは吸入行程の気筒は下死点付近の図3のQ2に示す位置付近で停止する場合がある。この場合には、機関の始動に問題が発生する。
すなわち、吸入行程の気筒は、下死点付近のQ2に停止した場合、停止後に大気がピストンとシリンダとの間の隙間を介して侵入してくるので、次の始動の際、ピストンの下死点から圧縮上死点までのフルストロークの空気圧縮が行われ、圧縮過大になって始動時にコンプレッションによる振動が発生するおそれがある。
また、機関温度が高い場合は、この圧縮により気筒内に残された燃料が自着火するといった、いわゆるプレイグニッション現象が発生し、異音が発生したり、衝撃によりピストンに損傷を与えるおそれがある。
そこで、吸入、圧縮行程の気筒のピストンが下死点付近のQ2に停止すると、前記ステップ5においてNOと判断されて、ステップ7に移行する。
このステップ7では、前述の問題を回避すべく、リフト可変機構1の位置が制御目標(大作動角Z)に設定される。つまり、リフト可変機構1によって吸気弁4,4の閉時期(IVC)を下死点より所定量だけ遅くするように補正される(図6参照)。そうすると、ピストンが下死点から上昇する際に、気筒内の空気を所定量押し出し、IVCポイントから圧縮が開始される。その結果、有効圧縮比が低下してコンプレッションによる始動時の振動やプレイグニッションが回避される。
すなわち、機関の停止時においてピストンが下死点付近に位置している場合には、かかる停止中に気筒内に大容量の大気圧空気が流入し、機関再始動時の初回クランキング時に、前記大容量の空気を吸気弁の下死点後開継続とともにここからはき出すことができる。したがって、減圧効果(ディコンプレッサ効果)によって始動騒音の低減とクランキング速度の上昇効果が得られる。
さらに、機関の状態によってリフト可変機構1の目標は遅角側あるいは進角側に僅かに補正される。例えば、前記ステップ2で読み込んだ機関温度T1が高い場合は、プレイグニッションの回避性をさらに高めるために、IVC目標はさらに遅め(やや大作動角側)に補正される。逆に、機関温度T1が低い場合は、フリクションが大きくなり、トルクが低下するので、IVC目標は僅かに早めに(やや小作動角側、やや下死点側)に補正されて、吸入空気量の増加補正が行われる。また、湿度H1が高いときは、同様にトルクが低下するのでIVC目標は僅かに早め(やや小作動角側、やや下死点側)に補正される。
次にステップ8では、前記IVCの目標位置に向けてリフト可変機構1に対して作動切り換え制御信号が出力される。ステップ9において前記制御軸角センサ29によってリフト可変機構1の現在に作動位置を読み込み、ステップ10では、前記現在の作動位置が目標位置に達したか否かを判断する。目標位置に達していないと判断した場合はステップ9に戻るが、達していると判断した場合には、ステップ11に移行する。ここでは、前記スタータモータ07に通電してクランキングを開始し、ステップ12で、燃料噴射や点火制御を行って、初回クランキングに適したバルブタイミングによる完爆制御を行い、これによって、始動時の振動やプレイグニッションを抑制しつつ機関状態、大気状態を加味した良好な始動性が得られる。ここで、完爆制御とは、クランキング回転での燃焼から機関が自立回転燃焼する状態(アイドル回転)へ至らしめる制御をいう。
以上のように、本実施の形態によれば、機関始動前のクランク角度に応じて始動に最適な機関弁の開閉時期(バルブタイミング)を、リフト可変機構1を介してクランキング中に得ることができるので、かかる始動性能を向上できる。
図7は本発明の第2の実施の形態を示し、全体の基本構造は図1に示す第1の実施の形態とほぼ同様であるが、可変機構として前記リフト可変機構1に加えてバルブタイミング可変機構2(VTC)を並設したものである。このバルブタイミング可変機構2は、例えば特開2003−35115号公報に記載された機構であって、ハウジングの外周にクランクシャフト02によって回転駆動されるスプロケット30が設けられ、ハウジングの内部に前記駆動軸6と連繋した制御要素が設けられている。またかかる制御要素は、油圧ではなく電動によってVTC電動モータによって駆動され、クランクシャフト02と駆動軸06との相対回転位相を可変にして吸気弁4,4の開閉時期を機関運転状態に応じて可変制御するようになっている。
また、このバルブタイミング可変機構2は、リフト可変機構1と同じく前記コントローラ22からの通電によって駆動制御されると共に、該コントローラ22がクランク角センサ27及び駆動軸角度センサ28からの信号によってタイミングスプロケット30と駆動軸6との相対回転位置が検出されるようになっている。
さらに、図1に示したスタータモータ07は、この実施の形態では一方向への回転だけでなく、逆回転も可能な構造になっている。これによって、クランクシャフト02のクランク角度位相を、機関停止時あるいは停止直前の極低回転状態などでも補正可能になっている。
次に、本実施形態における前記コントローラ22による制御を図8のフローチャートに基づいて説明する。
まず、ステップ11は、前記イグニッションキースイッチがオンになっているか否かを判別する。ここで、オンになっていない場合は機関停止状態であるから、そのままリターンするが、オンになっている場合は、ステップ12に移行する。
このステップ12では、前記クランク角センサ27からの現在のクランク角や機関冷却水温センサからの機関本体温度T1、大気湿度センサからの大気湿度H1などの情報信号を読み込んで、現在の機関状態を検出する。
ステップ13では、クランク角目標値の演算を行う。すなわち、本実施の形態のような通常の4気筒内燃機関であれば、吸入行程の気筒が下死点前90°付近に設定され、これによって有効圧縮比を低減し、始動時の振動の低減やプレイグニッションの回避が行われる。一方、機関温度が低い場合は、燃焼改善・排気エミッション低減のため、有効圧縮比を上げるため、むしろクランク角を下死点に近づける制御が行われる。
ここでは、通常始動を想定して、吸入行程の気筒が下死点前90°付近の位置、つまり図9のQ3の位置をクランク角目標値とする。
次に、ステップ14では、前記クランク角目標値に制御するために、前記スタータモータ07に通電してクランクシャフト02を正転あるいは逆転制御を行う。
ステップ15では、前記クランク角センサ27と駆動軸角度センサ28と(絶対角度センサ)のそれぞれの角度位置情報から前記バルブタイミング可変機構2の現在の作動位置を検出する。
続いて、ステップ16では、同じく前記リフト可変機構1の現在の作動位置、つまり作動角(リフト)を制御軸角センサ29から読み込む。
ステップ17では、前記回転位置が制御された現在のクランク角を再度読み込む。
ステップ18では、良好な始動性を得るため、バルブタイミング可変機構2の目標位置を演算する。具体的には、吸気弁4,4の閉時期(IVC)をクランク角よりも早めるバルブタイミング目標値を設定する。このようにすれば、クランキング時の有効圧縮比がクランク角Q3で決定される状態が維持されるので、ばらつきなく始動振動を低減できる。なぜなら、クランク角Q3で筒内に大気圧が速やかに充填されるので、IVCがQ3より早ければIVCに無関係になるためである。IVCがQ3より遅れるとIVCで有効圧縮比が決まる。また、吸気弁4,4の開時期(IVO)は、初期位置の付近を目標とする。なぜなら、ある程度IVCを遅くし、開弁時に筒内負圧を発達させておくほうが、ガス流動が強まって燃焼が良いためである。このIVOとIVCの目標値からリフト可変機構1の駆動目標値とバルブタイミング可変機構2の駆動目標値が演算によって算出される。
そして、ステップ19では、リフト可変機構1とバルブタイミング可変機構2を前記目標位置に切り換え制御する電流を、前記電動モータ20や図外のVTC電動モータに出力する。これによって、リフト可変機構1は、必然的に小作動角Z1に設定されるので、後述のステップ22においてクランキングが行われた場合の動弁フリクションが低減する。この結果、良好なクランキング回転上昇が見込める。
次に、ステップ20では、前記電動モータ20やVTC電動モータに給電された総和電流値Iを読み込み、ステップ21において前記総和電流値Iがピーク値を越えたか否かを判別する。
ここで、前記電流値Iがピークを越えない場合はステップ20に戻るが、越えたと判別した場合は、ステップ22に移行し、ここでスタータモータ07に通電してクランキングを開始させる。つまり、図10に示すように、前記電動モータ20とVTC電動モータの総和電流値IがピークとなるタイミングTpを越えた時点で、スタータモータ07への通電を開始する。このため、電動モータ20、VTC電動モータの総和電流のピーク値タイミングTpとスタータモータ07の電流値I’のピークタイミングTp’が重ならないため、バッテリー電源の負荷を軽減することができる。
次に、ステップ23では、クランキングが開始されてクランクシャフト02の回転が上昇すると、燃料噴射や点火といった完爆制御が行われ、円滑な始動が終了する。
図11は第3の実施の形態におけるコントローラ22の制御フローチャートを示し、前記スタータモータ07の故障(誤作動)時のフェールセーフ制御に関するものである。なお、メカ的な構造については、第1の実施の形態と同様であって、リフト可変機構1のみの構造になっている。但し、スタータモータ7は第2実施の形態と同様に逆回転も可能になっている。
まず、ステップ31では、前記イグニッションキースイッチがオンになっているか否かを判別する。ここで、オンになっていない場合、つまりオフになっている場合は機関停止状態であるから、そのままリターンするが、オンになっている場合は、ステップ32に移行する。
このステップ32では、機関冷却水温センサからの機関本体温度T1、大気湿度センサからの大気湿度H1などの情報信号を読み込んで、現在の機関状態を検出する。
ステップ33では、前記クランク角センサ27からの現在のクランク角度を検出し、ステップ34では、前記機関の状態からクランクシャフト02のクランク角の目標値を演算する。
ステップ35では、前記クランク角度の目標値に合わせるべくスタータモータ07を回転駆動させる制御電流を出力し、ステップ36においては、再びクランク角を検出する。
そして、ステップ37では、ステップ36で検出されたクランク角度が前記目標値から所定以上乖離しているか否かを判断する。ここで、所定以上乖離していないと判断した場合はリターンするが、所定以上乖離していると判断した場合には、スタータモータ07が故障により誤作動していると判断してステップ38以下のフェールセーフ制御に移行する。
すなわち、まず、図12において、例えばクランク角度位置が目標値のQ3に対して実位置が下死点に近いQ4の位置にあるとすると、ステップ38に移行する。ここでは、リフト可変機構1の現在の制御位置を、前述と同じく制御軸角センサ29から検出する。
その後、ステップ39では、前記リフト可変機構1を、第1の実施の形態と同様に、吸気下死点(吸入、圧縮行程での下死点)に最も近い気筒を基準として始動のための目標位置を演算する。つまり、リフト可変機構1によって各吸気弁4,4を大作動角Zとする目標位置を定める。
次に、ステップ40では、電動モータ20に前記目標値となるように通電し、大作動角制御が行なわれ、これによって、吸気弁4,4のIVCが遅れ側に制御される。したがって、ステップ41でのスタータモータ07によるクランキングが開始されると、ステップ42で燃料噴射、や点火プラグの点火に伴って完爆制御される。したがって、かかるクランキング時における前記大作動角制御によって有効圧縮比が下げられて、始動時の振動やプレイグニッションなどを抑制することが可能になる。したがって、スタータモータ07の故障などにより作動不良があったとしても、良好な始動性を確保できる。また、スタータモータ07が誤作動した場合のみに、リフト可変機構1を作動させるため、該リフト可変機構1の切り換え作動頻度が少なくなって、耐久性の向上が図れる。
ここで、図12のQ4’で示す別の気筒も吸入、圧縮行程になっているが、ピストン下死点に近いQ4の気筒に着目してリフト可変機構1の制御を行えばよい。なぜなら、ピストン下死点から遠い側のQ4’の気筒では有効圧縮比が十分に小さく、したがって、始動上の問題はならないためである。よって、この考えに立てば、前記各実施の形態で示した4気筒だけではなく、6気筒や8気筒などにも本発明を適用することが可能である。
図13は第4の実施の形態におけるコントローラ22の制御フローチャートを示し、前記第2実施の形態の図8に示すクランク角度の検出をイグニッションキーのキーオン時に行うのではなく、前回の機関停止直前に行うものである点が前記第2の実施形態と異なっている。
すなわち、ステップ50では、前回の機関運転中において、適宜、クランクシャフト02の回転位置を前記クランク角センサ27によって検出し、コントローラ22のメモリーにそのデータを予め記憶させておく。
そして、ステップ51において、イグニッションキースイッチがオフされた場合に、ステップ52では、即座にクランクシャフト02の現在の位置をクランク角センサ27によって検出して前記同様にメモリーに上書きして記憶させる。これらにより検出されたクランクシャフト02回転位置は機関停止後もコントローラ22のメモリーに記憶しておく。
ステップ53では、エンストのように瞬間的に機関が停止してしまった場合は、最新のメモリーがクランクシャフト02回転位置として記憶される。
次に、ステップ54においては、イグニッションキースイッチがオンされているか否かを判別し、オンされていない場合はそのままリターンするが、オンされている場合は、ステップ55に移行する。
このステップ55では、前述と同じく各種センサによって現在の機関状態を検出し、ステップ56、57では、前述と同じ方法でリフト可変機構1とバルブタイミング可変機構2の現在の位置をそれぞれ検出し、その後、ステップ58では、ステップ52で前回機関停止時に記憶されたクランクシャフト02の回転位置、すなわちクランク角を前提としてリフト可変機構1とバルブタイミング可変機構2の目標位置を演算によって算出する。
続いて、ステップ59ではリフト可変機構1の電動モータ20やバルブタイミング可変機構2のVTC電動モータに目標位置に作動するように切り換え制御用の電流を出力するわけであるが、このステップを含めた以下のステップ60〜63は前記第2実施の形態のステップ20〜23と同じ処理を行う。
このように本実施の形態では、クランク角度を機関の始動直前にクランク角センサ27によって検出するのではなく、前回の機関停止移行の際に検出するようにしたため、始動時にクランク角センサ27によるクランク角度認識に要する時間が短縮することができ、機関の始動時間の短縮化が図れる。
また、クランク角を検出する際、クランクシャフトが僅かながら回転しているので、絶対角センサでなく、安価なトリガータイプのクランク角センサとすることも可能である。
本発明は、前記各実施の形態の構成に限定されるものではなく、吸気側ばかりか排気側に適用することも可能であり、また両方に適用することも可能である。排気側に可変動弁を装着した場合、例えば排気弁開閉時期制御により圧縮上死点での温度なども変更可能であり、始動クランク角に応じて排気側可変動弁制御を行うことで、さらなる始動性の向上も図れる。
さらに、前記各実施形態では、クランク角以外の機関状態として機関温度(冷却水温)やクランク角について説明したが、他の部位の温度でもよく、また他の指標であっても良い。また、大気状態として大気湿度の他に、出力トルクに影響を与える大気圧でもよい。
また、前記各実施の形態では、可変機構として、電動タイプのものを用いたが、油圧タイプのものを用い、クランキング前に電動ポンプを回転させてクランキング前あるいはクランキング初期に切り換えてもよい。
さらに、可変機構は、VEL、VTCに限られるものではなく、作動角をステップ的に切り換えるカムスイッチング方式のものでもよい。
本発明に係る可変動弁装置の第1の実施形態に供される内燃機関の概略図である。 本実施形態に供されるリフト可変機構を示す斜視図である。 A及びBはリフト可変機構による小リフト制御時の作動説明図である。 A及びBは同リフト可変機構による最大リフト制御時の作動説明図である。 本実施形態におけるコントローラの制御フローチャートである。 コントローラによるリフト可変機構による吸気弁の閉時期を補正した状態を示す特性図である。 第2の実施の形態におけるリフト可変機構とバルブタイミング可変機構の斜視図である。 本実施の形態のコントローラによる制御フローチャートである。 本実施の形態のコントローラによるクランクシャフトのクランク角度制御状態と吸気弁の作動角補正を示す特性図である。 本実施の形態のコントローラによるリフト可変機構の電動モータとスタータモータの通電のピーク位置をずらした状態を示す時間と電流値との特性図である。 第3の実施の形態のコントローラによる制御フローチャートである。 本実施の形態のコントローラによるクランクシャフトのクランク角度制御状態と吸気弁の作動角補正を示す特性図である。 第4の実施の形態のコントローラによる制御フローチャートである。
符号の説明
01…ピストン
02…クランクシャフト
07…スタータモータ
1…リフト可変機構(可変機構)
2…バルブタイミング可変機構(可変機構)
4…吸気弁
6…駆動軸
20…電動モータ
22…コントローラ
27…クランク角センサ
28…駆動軸角センサ
29…制御軸角センサ

Claims (10)

  1. 複数気筒の各機関弁の作動特性を制御可能な可変機構を制御する内燃機関の制御装置であって、
    少なくとも機関の始動前のクランクシャフトのクランク角度位置に応じて、前記機関弁の閉時期を設定すると共に、クランキング前あるいはクランキング初期に、前記可変機構に対して、全気筒の機関弁を同一閉時期へ制御する切り換え信号を出力して、機関始動時のクランキング前あるいはクランキング初期に吸入行程から圧縮行程で、かつピストン位置が下死点に近い側の気筒の有効圧縮比を可変にすることを特徴とする内燃機関の制御装置
  2. 機関始動前のクランクシャフトのクランク角度が吸入行程から圧縮行程にある気筒においてピストン位置が下死点付近にある場合に、前記機関弁の制御目標特性を、前記可変機構によって吸気弁の閉時期が下死点より所定量だけ遅角した特性としたことを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の制御装置
  3. クランク角検出手段によりクランクシャフトのクランク角度を検出し、前記クランク角度を含む機関状態によってクランク角度目標位置をクランク角度目標位置設定手段によって演算し、
    前記クランクシャフトは、前記クランク角度目標位置に回転制御するクランク角制御手段によって制御され、
    前記クランク角検出手段によって再度検出されたクランク角度に応じて、複数気筒の各機関弁の作動特性を変更可能な可変機構を制御する内燃機関の制御装置であって、
    前記機関弁の閉時期を設定すると共に、前記可変機構に対して全気筒の機関弁を同一の閉時期へ制御する切り換え信号を出力して、クランキング前あるいはクランキング初期に吸入行程から圧縮行程の気筒の有効圧縮比を可変にすることを特徴とする内燃機関の制御装置
  4. 前記クランク角制御手段によって、機関始動前のクランク角を吸入行程から圧縮行程にある気筒のピストン位置が下死点となる角度より所定量だけ進角側へクランクシャフトを回転制御して、前記機関弁である吸気弁の前記制御目標特性を、該吸気弁の閉時期が前記回転制御されたクランク角度よりも進角側となる位置に設定したことを特徴とする請求項3に記載の内燃機関の制御装置
  5. 前記可変機構は、吸気弁の作動角を大小に制御する構成とし、前記作動角を小さく制御して吸気弁の閉時期を前記下死点位置よりも進角側の位置に設定したことを特徴とする請求項3または4に記載の内燃機関の制御装置
  6. 前記クランク角制御手段が誤作動した場合にのみ少なくとも機関始動前のクランク角度に応じて前記機関弁の作動目標位置を設定すると共に、前記可変機構に前記機関弁の作動目標位置への切り換え信号を出力することを特徴とする請求項3〜5のいずれかに記載の内燃機関の制御装置
  7. 少なくとも機関始動前のクランク角度を含む機関状態に応じて前記機関弁の制御目標特性を設定すると共に、クランキング前またはクランキング初期に、前記可変機構に前記制御目標特性への切り換え信号を出力することを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の制御装置
  8. 前記可変機構を電動によって駆動させると共に、クランキングに先だって前記可変機構にコントローラから目標位置への切り換え信号を出力し、前記電動の電流ピークを越えた後に、クランキングを開始することを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の制御装置
  9. 複数気筒の各機関弁の作動特性を制御可能な可変機構を制御する内燃機関の制御装置であって、
    少なくとも始動前のクランクシャフトのクランク角度を検出すると共に、吸入行程から圧縮行程でかつ下死点に近い位置にある気筒を特定し、該特定された気筒において前記クランク角度に応じた機関弁の制御目標特性を設定し、クランキング前またはクランキング初期に、前記可変機構に対して、前記機関弁を制御目標特性に制御する切り換え信号を出力することを特徴とする内燃機関の制御装置
  10. 前記特定された気筒以外の他の気筒の機関弁の制御目標特性を、前記特定された気筒での目標特性と同一に設定したことを特徴とする請求項9に記載の内燃機関の制御装置
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