JP4727067B2 - 水系化粧料 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、使用部位を際立たせ、より魅力的な容貌を作り出すといった化粧効果、及びその持続性、仕上がり膜の均一性に優れ、使用性、使用感や安全性、安定性も良好な水系化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】
メークアップ化粧料、なかでもポイントメ−クアップ化粧料は、目元や爪、唇などに塗布することにより、使用部位に色彩を付与したり、質感を変えることのできる化粧料であり、これにより、使用部位の立体感を演出したり、より魅力的な容貌をつくるために用いられるものである。
従来、これらの化粧料の化粧効果の演出には、様々な種類の粉体が目的に応じて使用されており、例えば、唇に塗布し、より魅力的な容貌をつくるために用いられる口紅では、高彩度の化粧膜を演出するためにタール系色素が、また、目元に塗布することで印象的な顔を演出することのできるアイシャドウにおいては、質感を変える目的で、多量のパール剤が用いられてきた。また、化粧効果の持続性を付与させる目的で、水溶性、油溶性の樹脂成分を配合し、化粧膜の付着性を向上させる試みや、皮膜形成性のエマルションポリマーを配合することで耐水性を付与するといった試みが成されてきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、水溶性樹脂成分の配合により化粧膜の付着性は向上させることができるものの、耐水性が低く、十分な化粧効果の持続性を付与することが出来なかった。また、油溶性樹脂成分の配合により耐水性を高めることができるが、配合量によっては化粧膜のべたつきを生じてしまい、使用感の点で満足の行くものが得られなかった。さらに、皮膜形成性のエマルションポリマーは、耐水性は向上できるものの、化粧膜の付着性に乏しく、化粧効果の持続性の点で満足の行くものが得られなかった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
そこで本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意研究した結果、キャンデリラレジンと水溶性高分子、及び低級アルコールとを用いることにより、使用部位を際立たせ、より魅力的な容貌を作り出すといった化粧効果、及びその持続性、仕上がり膜の均一性に優れ、使用性、使用感の良好な化粧料が得られることを見出し、本発明を開発するに至った。
すなわち、本発明は(A)キャンデリラレジン、(B)水溶性高分子、及び(C)低級アルコールを含有する水系化粧料を提供するものである。
【0005】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明に使用される成分(A)のキャンデリラレジンとは、キャンデリラワックスを有機溶剤にて分別抽出して得られる樹脂分で、樹脂分が好ましくは65質量%(以下、単に「%」で示す)以上、更に好ましくは85%以上の割合で含有されるものである。
この分別抽出の方法としては、例えば、キャンデリラワックスにエタノールを添加して水浴上等で加熱することによりキャンデリラワックスを溶解する。次に、これを常温まで冷却して、ワックスの結晶を析出させ、これを濾過することにより結晶と濾液とに分ける。樹脂分は濾液中に溶解しているため、濾液中のエタノールを蒸留回収することにより、樹脂分を得ることができる。
また、キャンデリラレジンの軟化点は35〜55℃が好ましく、例えばINCI名(International Nomenclature Cosmetic Ingredient labeling names)でキャンデリラワックスエキストラクト等が挙げられる。軟化点の測定方法としては、化粧品原料基準一般試験法軟化点測定法に準じ、試料量0.5g、昇温速度0.2℃/分、12mmφ、10gの鉛球を用いて行う。
本発明に使用される成分(A)のキャンデリラレジンの配合量は、0.1〜30%が好ましく、更に好ましくは0.5〜20%である。この範囲であれば、使用部位を際立たせるといった化粧効果の持続性、使用性及び使用感の点で満足のいくものが得られる。
【0006】
本発明に使用される成分(B)の水溶性高分子としては、通常化粧品に使用されるものであれば特に制限されるものではなく、いずれのものも使用することができる。例えば、増粘性の水溶性高分子としては、グアーガム、アラビアガム、アルギン酸ナトリウム、カラギーナン等の天然系のもの、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロース等の半合成系のもの、カルボキシビニルポリマー、ポリアクリル酸ナトリウム等の主としてアクリル酸の重合した合成系のものが挙げられる。これらの中でも、増粘性の水溶性高分子としてはカルボキシビニルポリマーが使用性、使用感の点で最も好ましい。カルボキシビニルポリマーは、主としてアクリル酸の重合したものであれば、いずれのものも使用する事ができ、市販品としては、カーボポール940、941、934、1342、ペミュレンTR−1、TR−2(以上、BF Gooodrich Chemical社製)等が挙げられる。
また、皮膜形成性の水溶性高分子としては、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリエチレングリコール、酢酸ビニルとビニルピロリドンの共重合体等が挙げられるが、なかでも、酢酸ビニルとビニルピロリドンの共重合体が使用部位を際立たせるといった化粧効果の持続の点で最も好ましい。市販品としては、PVP/VAE−735、PVP/VAE−535(以上、ISPヴァンダイク社製)等が挙げられる。また、これらは必要に応じて1種又は2種以上を用いることができる。
本発明に使用される成分(B)の水溶性高分子の配合量は、0.1〜30%が好ましく、更に好ましくは0.3〜15%である。この範囲であれば使用部位を際立たせるといった化粧効果、使用性、使用感、及び安定性の点で満足のいくものが得られる。
【0007】
本発明に使用される成分(C)の低級アルコールは、通常化粧品に使用されるものであればいずれのものも使用できる。例えば、エタノール、イソプロピルアルコール、n−ブタノール等が挙げられるが、中でもエタノールが使用性、使用感の点で最も好ましい。
本発明に使用される成分(C)の低級アルコールの配合量は、0.1〜80%が好ましく、更に好ましくは0.5〜60%であり、この範囲であれば、使用性、及び使用感の点で満足のいくものが得られる。
【0008】
本発明の水系化粧料とは、(C)成分の低級アルコールや水等の水性成分を分散媒とするものであり、実質的に乳化型化粧料とは異なるものである。ここで、(C)成分の低級アルコール以外で分散媒として用いられる水性成分としては、水及び水に可溶な成分であれば何れでもよく、水の他に、例えば、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリエチレングリコール等のグリコール類、グリセリン、ジグリセリン、ポリグリセリン等のグリセロール類、アロエベラ、ウイッチヘーゼル、ハマメリス、キュウリ、レモン、ラベンダー、ローズ等の植物抽出液が挙げられる。
【0009】
本発明の水系化粧料には、本発明の効果を損なわない程度で、必要に応じて、前記必須成分以外の各種成分、例えば、粉体、油性成分、紫外線吸収剤、保湿剤、皮膜形成剤、褪色防止剤、酸化防止剤、消泡剤、美容成分、防腐剤、香料などを各種の効果を付与するために適宜配合することができる。
粉体としては、着色や感触の改善等に寄与する事ができるが、球状、板状、針状等の形状、煙霧状、微粒子、顔料級等の粒子径、多孔質、無孔質等の粒子構造等により特に限定されず、無機粉体類、光輝性粉体類、有機粉体類、色素粉体類、金属粉体類、複合粉体類等が挙げられる。具体的に例示すれば、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化セリウム、硫酸バリウム等の白色無機顔料、酸化鉄、カーボンブラック、チタン・酸化チタン焼結物、酸化クロム、水酸化クロム、紺青、群青等の有色無機顔料、タルク、白雲母、金雲母、紅雲母、黒雲母、合成雲母、絹雲母(セリサイト)、合成セリサイト、カオリン、炭化珪素、ベントナイト、スメクタイト、無水ケイ酸、酸化アルミニウム、酸化マグネシウム、酸化ジルコニウム、酸化アンチモン、珪ソウ土、ケイ酸アルミニウム、メタケイ酸アルミニウムマグネシウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸バリウム、ケイ酸マグネシウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、ヒドロキシアパタイト、窒化ホウ素等の白色体質粉体、二酸化チタン被覆雲母、二酸化チタン被覆オキシ塩化ビスマス、酸化鉄雲母チタン、紺青処理雲母チタン、カルミン処理雲母チタン、オキシ塩化ビスマス、魚鱗箔等の光輝性粉体、ポリアミド系樹脂、ポリエチレン系樹脂、ポリアクリル系樹脂、ポリエステル系樹脂、フッ素系樹脂、セルロース系樹脂、ポリスチレン系樹脂、スチレン−アクリル共重合樹脂等のコポリマー樹脂、ポリプロピレン系樹脂、シリコーン樹脂、ウレタン樹脂等の有機高分子樹脂粉体、ステアリン酸亜鉛、N−アシルリジン等の有機低分子性粉体、澱粉、シルク粉末、セルロース粉末等の天然有機粉体、赤色201号、赤色202号、赤色205号、赤色226号、赤色228号、橙色203号、橙色204号、青色404号、黄色401号等の有機顔料粉体、赤色3号、赤色104号、赤色106号、橙色205号、黄色4号、黄色5号、緑色3号、青色1号等のジルコニウム、バリウム又はアルミニウムレーキ等の有機顔料粉体あるいは更にアルミニウム粉、金粉、銀粉等の金属粉体、微粒子酸化チタン被覆雲母チタン、微粒子酸化亜鉛被覆雲母チタン、硫酸バリウム被覆雲母チタン、酸化チタン含有二酸化珪素、酸化亜鉛含有二酸化珪素等の複合粉体、等が挙げられ、これら粉体はその1種又は2種以上を用いることができ、更に複合化したものを用いても良い。尚、これら粉体は、フッ素系化合物、シリコーン系化合物、シリル化剤、金属石鹸、レシチン、水素添加レシチン、コラーゲン、炭化水素、高級脂肪酸、高級アルコール、エステル、ワックス、ロウ、界面活性剤等の1種又は2種以上を用いて表面処理を施してあっても良い。
【0010】
油性成分としては、様々な感触を演出したり、エモリエント感等に寄与することができるが、動物油、植物油、合成油等の起源の固形油、半固形油、液体油、揮発性油等の性状を問わず、炭化水素類、油脂類、ロウ類、硬化油類、エステル油類、脂肪酸類、高級アルコール類、シリコーン油類、フッ素系油類、ラノリン誘導体類、油性ゲル化剤類等が挙げられる。具体的には、流動パラフィン、スクワラン、ワセリン、ポリイソブチレン、ポリブテン、パラフィンワックス、モクロウ、モンタンワックス、フィッシャートロプシュワックス、オゾケライトワックス、マイクロクリスタリンワックス、ポリエチレンワックス、エチレン・プロピレンコポリマー等の炭化水素類、オリーブ油、ヒマシ油、ホホバ油、ミンク油、マカデミアンナッツ油等の油脂類、ミツロウ、ゲイロウ等のロウ類、セチルイソオクタネート、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、ミリスチン酸オクチルドデシル、ジイソステアリン酸ポリグリセリル、ロジン酸ペンタエリトリットエステル、ジオクタン酸ネオペンチルグリコール、コレステロール脂肪酸エステル、カルナウバワックス、キャンデリラワックス等のエステル類、ステアリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、ベヘン酸、イソステアリン酸、オレイン酸、12−ヒドロキシステアリン酸等の脂肪酸類、ステアリルアルコール、セチルアルコール、ラウリルアルコール、オレイルアルコール、イソステアリルアルコール、ベヘニルアルコール等の高級アルコール類、低重合度ジメチルポリシロキサン、高重合度ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、ポリエーテル変性ポリシロキサン、ポリオキシアルキレン・アルキルメチルポリシロキサン・メチルポリシロキサン共重合体、アルコキシ変性ポリシロキサン、架橋型オルガノポリシロキサン、フッ素変性ポリシロキサン等のシリコーン類、パーフルオロデカン、パーフルオロオクタン、パーフルオロポリエーテル等のフッ素系油剤類、ラノリン、酢酸ラノリン、ラノリン脂肪酸イソプロピル、ラノリンアルコール等のラノリン誘導体、デキストリン脂肪酸エステル、蔗糖脂肪酸エステル、デンプン脂肪酸エステル、イソステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸カルシウム等の油性ゲル化剤類等が挙げられる。
【0011】
界面活性剤としては、粉体の分散性向上に寄与する事ができるが、化粧品一般に用いられている界面活性剤であればよく、非イオン界面活性剤、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、両性界面活性剤等が挙げられる。
紫外線吸収剤としては、例えばベンゾフェノン系、PABA系、ケイ皮酸系、サリチル酸系、4−tert−ブチル−4’−メトキシジベンゾイルメタン、オキシベンゾン等、保湿剤としては、例えばタンパク質、ムコ多糖、コラーゲン、エラスチン、ケラチン等が挙げられる。酸化防止剤としては、例えばα−トコフェロール、アスコルビン酸等、美容成分としては、例えばビタミン類、消炎剤、生薬等、防腐剤としては、例えばパラオキシ安息香酸エステル、フェノキシエタノール等が挙げられる。
【0012】
本発明の水系化粧料の形態としてはスキンケア、メーキャップ、頭髪等の化粧料が挙げられるが、代表的なものとしてゲル状が挙げられ、化粧膜の美しさを十分に演出するためには、透明〜半透明の剤型が好ましい。なかでもメーキャップ化粧料としては、口紅、アイシャドウ、マスカラ、アイライナー、白粉、ファンデーション、頬紅等が挙げられるが、特に、本発明の効果が最も発揮されやすいものとしては、口紅、アイシャドウ、マスカラ、アイライナー等のポイントメーキャップ化粧料である。
【0013】
【実施例】
以下に実施例をあげて本発明を詳細に説明する。尚、これらは本発明を何ら限定するものではない。
実施例1〜6及び比較例1〜5 アイシャドウ
表1に示す処方のアイシャドウを調製し、目元を際立たせるといった化粧効果の持続性、塗布時の化粧のしやすさ(使用性、使用感)、及び仕上がり膜の均一性について下記の方法により官能評価を行った。その結果もあわせて表1に示す。
【0014】
【表1】
Figure 0004727067
【0015】
*1:キャンデリラレジンの組成は、樹脂分90%、遊離アルコール5%、遊離脂肪酸分2%、エステル分2%、炭化水素分1%であり、軟化点は47〜48℃である。
【0016】
(製法)
A.成分(1)〜(8)及び(11)、(12)を混合溶解し、成分(9)〜(10)を加えて均一に混合する。
B.Aを容器に充填して製品とする。
【0017】
(評価方法)
10名の官能検査パネルにより、各試料を下記a〜cについて、(1)絶対評価を用いて7段階に評価し、各試料ごとの評点の平均値を(2)4段階評価基準を用いて評価した。尚、評価項目aについては、試料を目元に塗布し、パネルに通常の生活をしてもらい、12時間後の化粧効果について評価した。
(評価項目)
a.化粧効果の持続性
b.化粧のしやすさ
c.仕上がり膜の均一性
(1)絶対評価
Figure 0004727067
(2)4段階評価基準
5点を超える :非常に良好:◎
3点を超えて5点以下:良好 :○
2点を超えて3点以下:やや不良 :△
2点以下 :不良 :×
【0018】
表1の結果から明らかなように、本発明品である実施例1〜6のアイシャドウは、比較例1〜5のアイシャドウに比較し、目元を際立たせるという化粧効果の持続性、化粧のしやすさ、仕上がり膜の均一性のすべての点ではるかに優れた特性を有していることがわかる。特に、本発明のアイシャドウは、目元を際立たせるといった化粧効果が持続し、化粧がしやすく、仕上がり膜の均一性に優れたものである。
一方、キャンデリラレジンの配合されていない比較例1、2では、化粧効果の持続の点で満足のいくものが得られず、水溶性高分子の配合されていない比較例3では、化粧のしやすさ点で満足のいくものが得られなかった。また、低級アルコールの配合されていない比較例4では、化粧のしやすさ、化粧膜の均一性の点で、キャンデリラレジンを用いずにキャンデリラワックスを用いた比較例5では、化粧効果の持続の点で満足のいくものが得られなかった。
【0019】
実施例7 口紅
(成分) (%)
(1)キャンデリラレジン*2 5
(2)エタノール 3
(3)メチルセルロース 1
(4)精製水 残量
(5)ポリビニルアルコール 10
(6)赤色202号 0.5
(7)シリル化処理無水ケイ酸 2
(8)シャクヤクエキス 0.1
*2:キャンデリラレジンの組成は、樹脂分65%、遊離アルコール18%、遊離脂肪酸分9%、エステル分5%、炭化水素分3%であり、軟化点は35〜40℃である。
(製法)
A.成分(1)〜(5)を混合溶解し、成分(6)〜(8)を加え均一に混合する。
B.Aを容器に充填して製品とする。
以上のようにして得られた口紅は、化粧効果の持続性に優れ、使用性、使用感もよく、化粧膜の均一性に優れたものであった。
【0020】
実施例8 マスカラ
(成分) (%)
(1)キャンデリラレジン*1 30
(2)エタノール 30
(3)ヒドロキシプロピルセルロース 0.5
(4)精製水 残量
(5)黒酸化鉄 10
(6)アクリル酸アルキル共重合体エマルション*3 10
(7)ポリオキシエチレンセチルエーテル 1
*3:水分散物(固形分40%)
(製法)
A.成分(1)〜(4)を混合溶解し、成分(5)〜(7)を加えて均一に混合する。
B.Aを容器に充填して製品とする。
以上のようにして得られたマスカラは、目元を際立たせるといった化粧効果の持続性に優れ、使用性、使用感も良く、化粧膜の均一性に優れたものであった。
【0021】
実施例9 アイライナー
(成分) (%)
(1)キャンデリラレジン*2 1
(2)エタノール 0.1
(3)アルキル変性カルボキシビニルポリマー 0.1
(4)精製水 残量
(5)チタンブラック 10
(6)エデト酸二ナトリウム 0.1
(製法)
A.成分(1)〜(4)を混合溶解し、成分(5)〜(6)を加えて均一に混合する。
B.Aを容器に充填して製品とする。
以上のようにして得られたアイライナーは、目元を際立たせるといった化粧効果の持続性に優れ、使用性、使用感も良く、化粧膜の均一性に優れたものであった。
【0022】
Figure 0004727067
(製法)
A.成分(1)〜(6)を混合溶解する。
B.Aを容器に充填して製品とする。
以上のようにして得られた整髪料は、髪を整えるといった化粧効果の持続性に優れ、使用性、使用感も良く、化粧膜の均一性に優れたものであった。
【0023】
【発明の効果】
本発明の水系化粧料は、塗布した部位を際立たせるといった化粧効果の持続性に優れ、かつ使用性、使用感において化粧がしやすく、化粧膜の均一性をあわせ持ち、経時安定性にも優れるものである。

Claims (3)

  1. 次の成分(A)、(B)及び(C);
    (A)キャンデリラレジン
    (B)カルボキシビニルポリマー、アルキル変性カルボキシビニルポリマー、ビニルピロリドン・酢酸ビニル共重合体、メチルセルロース、ポリビニルアルコール及びヒドロキシプロピルセルロースから選ばれる1種又は2種以上の水溶性高分子
    (C)エタノール
    を含有することを特徴とする水系ポイントメークアップ化粧料。
  2. 成分(A)の含有量が0.1〜30質量%、成分(B)の含有量が0.1〜30質量%、成分(C)の含有量が0.1〜80質量%であることを特徴とする請求項1記載の水系ポイントメークアップ化粧料。
  3. 成分(A)の軟化点が35℃〜55℃であることを特徴とする請求項1又は2記載の水系ポイントメークアップ化粧料。
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