JP4726666B2 - 光学ガラス、光学素子およびその製造方法 - Google Patents

光学ガラス、光学素子およびその製造方法 Download PDF

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    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
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    • C03C3/068Glass compositions containing silica with less than 40% silica by weight containing boron containing rare earths

Description

本発明は、高屈折率を有し、カメラやプロジェクターに用いられるレンズ用として好適なガラスに関する。更に、本発明は、前記ガラスからなる光学素子とその製造方法に関する。
屈折率が1.8以上の高屈折率ガラスは、アッベ数が25以下の高分散ガラス、25〜35の中分散ガラス、35以上の低分散ガラスの3タイプに分類できる。従来、アッベ数が25〜35の中分散ガラスとしては、Pbを含有するものが知られていた。しかし、環境は人体への配慮から、近年、Pbを導入することなく上記光学特性を実現するガラスとして、以下のものが提案されている。
例えば、特許文献1には、屈折率ndが1.80〜1.85、アッベ数νdが31〜32であり、眼鏡用レンズとして好ましい比重3.0〜3.7を有するガラスが開示されている。
特許文献2には、屈折率ndが1.84〜1.93、アッベ数νdが25〜32であり、比重4.0以下のガラスが開示されている。
特許文献3には、屈折率ndが1.84以上、比重3.9以下のガラスが開示されている。
特許文献4には、屈折率が1.70〜1.93、アッベ数νdが28〜45のガラスが開示されている。
特開昭62−275038号公報 特開平7−41334号公報 特開2000−128570号公報 特開2004−175632号公報
ガラスを加熱、軟化して高品質の光学素子を製造するにあたり、原料となるガラスの熔融性が低いと熔融温度を上昇させなければならず、熔融容器を構成する白金がガラス中に溶け込みガラスが着色してしまう。
また、熔融状態からガラスを成形する際の失透安定性が低いと、熔融したガラスを急冷して成形する際にガラスが失透してしまう。また、熔融状態からガラスを成形する際の失透安定性だけが優れていても、一旦成形したガラスを成形素材として用い、この素材を再加熱、軟化して成形する際の失透安定性が低いと、得られた成形品が失透してしまう。
このように、高品質の光学素子を得るためには、熔融から光学素子の製造に至るまで、熔融性、熔融状態からガラスを成形する際の失透安定性、低着色性、加熱軟化して成形する際の失透安定性を同時に満足するガラスを用いることが求められる。
しかし、特許文献1〜4に記載のガラスは、いずれも有害なPbを含まないという特徴を有するが、熔融性、熔融状態からガラスを成形する際の失透安定性、低着色性、加熱軟化して成形する際の失透安定性を同時に満足し得ないという問題がある。しかも、上記各ガラスはいずれもTiO2を必須成分として含むため、高温熔融によってTiイオンに起因すると考えられる着色が増大するという問題もある。
かかる状況下、本発明は、熔融性、熔融状態からガラスを成形する際の失透安定性、低着色性、加熱軟化して成形する際の失透安定性を同時に満足し得る高屈折率中分散特性を有する光学ガラス、および前記ガラスからなる光学素子とその製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成する手段は、以下の通りである
[1] 質量%表示で、
SiO2 10%超22%以下
23 3〜24%、
ZnO 8%超30%以下、
CaO+BaO+ZnO 10〜50%、
MgO 0〜3%、
La23+Y23+Gd23+Yb23 3〜28%、
TiO2 2〜20%、
ZrO2 0〜10%、
Nb25 2〜32%
2O 0〜8%、
2O 0〜10%、
WO3 〜20%、
CaO 0〜%、
BaO 3〜22%、
を含み、Li 2 Oを含まず、質量基準で、La23、Y23、Gd23およびYb23の合計含有量に対するLa23含有量の割合が0.7〜1の範囲であり、ZnOの含有量に対するBaOの含有量の割合(BaO/ZnO)が1未満であり、TiO2とNb25の合計含有量が10〜38%の範囲であり、屈折率ndが1.80〜1.95の範囲であり、アッベ数νdが25〜35の範囲であり、かつガラス転移点(Tg)と結晶化ピーク温度(Tx)の差(Tx−Tg)が165℃以上であることを特徴とする光学ガラス。
[2] [1]に記載の光学ガラスからなる光学素子。
[3] [1]に記載の光学ガラスからなるガラス素材を加熱して軟化した状態で成形する工程を含む光学素子の製造方法。
本発明によれば、熔融性、熔融状態からガラスを成形する際の失透安定性、低着色性、加熱軟化して成形する際の失透安定性を兼ね備えた光学ガラスを提供することができる。更に、前記光学ガラスから高品質な光学素子を提供することができる。
以下、本発明について更に詳細に説明する。

[光学ガラス]
本発明の光学ガラスは、質量%表示で、
SiO2 2〜22%、
23 3〜24%、
ZnO 8%超30%以下
CaO+BaO+ZnO 10〜50%、
MgO 0〜3%、
La23+Y23+Gd23+Yb23 1〜33%、
TiO2 2〜20%、
ZrO2 0〜10%、
Nb25 2〜32%、
Li2O 0〜5%、
Na2O 0〜8%、
2O 0〜10%、
WO3 0〜20%、
を含み、かつ質量基準で、La23、Y23、Gd23およびYb23の合計含有量に対するLa23含有量の割合(La23/(La23+Y23+Gd23+Yb23))が0.7〜1の範囲である。
本発明の光学ガラスは、ガラスの基本成分であるSiO2およびB23、熔融性向上効果とプレス成形温度低下効果を有するZnOを含み、更に高屈折率付与成分を導入する。高屈折率付与成分としては、所望の分散を実現するために、希土類酸化物、TiO2およびNb25を導入する。希土類酸化物はガラスを着色せずに高屈折率を付与するとともに化学的耐久性を向上させる効果を有する。TiO2、Nb25はともに分散を高め所望の範囲にする働きをするが、TiO2の導入のみではガラスの着色が増大するため、Nb25も必須成分として導入する。Nb25の適量導入により、失透安定性を高める効果を得ることもできる。ガラスを再加熱、軟化して成形する際の失透安定性を向上するには、どの希土類酸化物を使用するかも重要なポイントになる。すなわち、希土類酸化物導入量をY23やYb23に多く配分すると上記失透安定性が低下し、原料コストも上昇してしまう。また、Gd23への配分を多くしても原料コストが上昇し、ガラスひいては光学素子の生産コストを上昇させてしまう。本発明は、希土類酸化物導入量をLa23に多く配分することにより、コストを抑えつつ上記失透安定性を良化することができる。
本発明の光学ガラスは、上記方針に基づき、その他の任意成分も含め、熔融性、熔融状態からガラスを成形する際の失透安定性、低着色性、加熱軟化して成形する際の失透安定性を同時に満足するように、各成分量をバランスさせることによって完成に至った。
次に、本発明の光学ガラスの組成について詳しく述べる。なお、以下、特記しない限り、各成分の含有量、合計含有量、それらの比率は質量%または質量比にて表示するものとする。
SiO2はガラスの基本成分であり、化学的耐久性、機械的強度、熱的安定性、失透安定性、熔融時の粘性を向上させる効果を有する。また、成形のために行う再加熱時の失透性の一つの指標であるガラス転移点(Tg)と結晶化ピーク温度(Tx)の差(Tx−Tg)を高める役割を有する。その含有量が2%未満では耐失透性が低下し、22%を越えると屈折率が小さくなりすぎる。従って、本発明の光学ガラスでは、SiO2の含有量は2〜22%とする。好ましくは3〜22%、より好ましくは4〜22%、さらに好ましくは10%超22%以下、より一層好ましくは11〜22%、なお一層好ましくは11〜20%、特に好ましくは11〜19%の範囲である。
なお、上記温度差(Tx−Tg)が大きいガラスは、プレス成形可能な温度領域の下限と結晶化が起きる温度領域が離れているため、プレス成形可能な粘度を示す温度が、結晶化が起きる温度領域よりも十分低く、プレス成形時の加熱によって失透が起こりにくい。他方、前記温度差が小さいガラスはプレス成形可能な粘度を示す温度が、結晶化が起きる温度領域に近いか、または重複するため、プレス成形時の加熱によってガラスが失透しやすい。
このようにガラスを再加熱して成形する際の失透安定性を確保する上から、前記温度差(Tx−Tg)が150℃より大きいガラスが好ましく、160℃以上であるガラスが好ましく、165℃以上であるガラスがより好ましく、170℃以上であるガラスがさらに好ましい。また、本発明の光学ガラスのガラス転移点(Tg)は、好ましくは600℃以下、より好ましくは580℃以下であり、結晶化ピーク温度(Tx)は、好ましくは720℃以上、より好ましくは730℃以上である。なお、ガラス転移点(Tg)の下限は特に限定されないが、例えば450℃を目安とすることができる。また、結晶化ピーク温度(Tx)の上限も特に限定されないが、例えば880℃を目安とすることができる。
23はガラスの基本成分であり、ガラス転移点の低下、熔融性を向上させる効果を有する。その含有量が3%未満では熔融性が悪化するとともにガラスが失透しやすくなり、24%を越えるとガラスを高屈折率とすることが困難となり、また熔融時の粘性が低下して成形が困難になることがある。従って、B23の含有量は3〜24%とする。好ましくは4〜22%、さらに好ましくは5〜21%の範囲である。
ZnOはガラスの熔融性を向上させるために有用な成分であり、またプレス成形温度を低下させて、プレス型の劣化を防ぐとともに、温度差(Tx−Tg)の確保などの効果が期待できる。8%以下では十分な効果が発揮されず、30%超では失透安定性が損なわれてしまう。従ってZnOの含有量は8%超30%以下とする。好ましくは8.5〜30%、より好ましくは9〜28%、さらに好ましくは9〜27%、より一層好ましくは10〜27%である。
CaOおよびBaOは、ZnOとともに溶解性を向上させる効果がある。但し、CaO、BaOおよびZnOの合計含有量が10%未満では十分な効果が発揮されず、50%を越えると溶解時の粘性の低下や、失透安定性が損なわれることがある。従ってCaO、BaOおよびZnOの合計含有量は10〜50%とする。前記合計含有量は、好ましくは12〜48%、より好ましくは14〜46%の範囲である。
上記二価成分の中でも、ZnOは導入による効果が大きい。ZnOの導入により、熔融性の向上に伴う熔融温度の低下や温度差(Tx−Tg)の増加による再加熱時の成形性の向上によって、溶解や成形の不具合を軽減する効果が期待される。また、ZnOの導入により、ガラス転移点を大幅に低下することができ、これにより精密プレス成形(モールドプレスともいう)に好適なガラスとすることができる。
CaOはガラスの比重を小さくし、かつ化学的耐久性を向上させる効果を有する。但し、多量のCaOを含有させると熔融性が悪化するとともに失透安定性が損なわれることがあり、また温度差(Tx−Tg)を減少させてしまうこともある。CaOの含有量の好ましい範囲は0〜10%、より好ましくは0.1〜8%、さらに好ましくは0.1〜6%、より一層好ましくは0.1〜4%の範囲である。
BaOは優れた融材としての作用があり、失透安定性を向上させ、かつガラスを着色することなく屈折率を高める効果を有する。但し、多量にBaOを含有させると化学的耐久性が悪くなることがあり、また、温度差(Tx−Tg)を減少させてしまうこともある。BaOの含有量の好ましい範囲は0〜30%、より好ましくは0〜24%、さらに好ましくは1〜24%、より一層好ましくは3〜22%の範囲である。
なお、ZnO、BaOの含有量によって温度差(Tx−Tg)を確保する場合、ZnOの含有量に対するBaOの含有量の割合(BaO/ZnO)を1未満とすることが好ましく、0.9以下とすることがより好ましく、0.8以下とすることがさらに好ましく、0.75以下とすることがより一層好ましい。
MgOはCaOと同様にガラスの比重を小さくする効果を有する。しかし、多量のMgOを含有させると熔融性が悪化するとともに失透安定性が損なわれる。また、温度差(Tx−Tg)を減少させてしまう。従って、MgOの含有量は0〜3%とする。好ましくは0〜2%、より好ましくは0〜1%、さらに好ましくは使用しないことである。
La23、Y23、Gd23、Yb23はガラスの化学的耐久性を向上させ、かつガラスを着色することなく屈折率を高める効果を有する。La23、Y23、Gd23およびYb23の合計含有量が1%未満では、前記効果を得ることが困難となり、33%を超えると熔融性、失透安定性が低下し、温度差(Tx−Tg)も小さくなる。よって、前記合計含有量は1〜33%とする。La23、Y23、Gd23およびYb23の合計含有量の好ましい範囲は1〜30%、より好ましい範囲は2〜30%、さらに好ましい範囲は3〜30%、より一層好ましい範囲は3〜28%である。
前述のように、La23、Y23、Gd23およびYb23の中で、Y23とYb23が温度差(Tx−Tg)を減少させる傾向が強い。また、Gd23、Y23、Yb23はLa23と比較して原料コストが高いので、低コスト化のためにはLa23、Y23、Gd23およびYb23の中でLa23への配分を多くするべきである。このような観点から、La23、Y23、Gd23およびYb23の合計含有量に対するLa23含有量の割合(La23/(La23+Y23+Gd23+Yb23))を0.7〜1とする。好ましくは0.8〜1、より好ましくは0.85〜1、さらに好ましくは0.9〜1の範囲であり、上記希土類酸化物の中でLa23のみを導入することが特に好ましい。
なお、La23の含有量は1〜33%の範囲とすることが好ましく、1〜30%の範囲とすることがより好ましく、2〜28%の範囲とすることがさらに好ましく、3〜28%の範囲とすることがより一層好ましい。
前記希土類酸化物の合計含有量を少なくする方が温度差(Tx−Tg)を大きくするためには有利であるので、上記手法により前記温度差を所要の値以上にする場合には、La23、Y23、Gd23およびYb23の合計含有量を1%以上10%未満とすることが好ましく、1〜9.5%とすることがより好ましく、1〜9%とすることがさらに好ましく、2〜9%とすることがより一層好ましく、3〜9%とすることがなお一層好ましい。
TiO2はガラスの屈折率および分散を高める効果を有するので、高屈折率中分散ガラスを得る上から2%以上導入する。一方、TiO2の含有量の増加に伴い着色度が増加するとともに熔融性が悪化する傾向があるので、その含有量を20%以下とする。TiO2の好ましい含有量は3〜20%、より好ましい含有量は3〜18%、さらに好ましい含有量は3〜17%である。
Nb25はガラスの屈折率および分散を高め、かつ失透安定性を向上させる効果を有する。その含有量が2%未満では上記効果を得ることができず、32%を超えると逆に失透安定性が低下してしまうので、その含有量を2〜32%とする。好ましい範囲は2〜30%、より好ましい範囲は3〜30%、さらに好ましい範囲は3〜29%である。
なお、前述の諸要求を満たしつつ所要の光学特性を得る上から、TiO2とNb25の合計含有量を5%以上とすることが好ましい。また、失透安定性を良好に維持する上から前記合計含有量を40%以下にすることが好ましい。TiO2とNb25の合計含有量のより好ましい範囲は10〜38%、さらに好ましい範囲は12〜36%である。
Nb25はZnOとの相性が良いため、ZnOの含有量を多くすることによりNb25を多く含ませることが出来る。それによって優れた熔融性と成形性を実現し、更に着色低減の面でTiO2よりも有利なNb25を使用することができるので、低着色、高屈折率中分散のガラスを実現することができる。
ZrO2はガラスを着色することなく屈折率および分散を高める効果がある。また、ガラスを安定にし、失透安定性の向上、温度差(Tx−Tg)を増加させる効果が期待される。但し、その含有量が10%を超えると熔融性、失透安定性が悪化するので、その含有量を0〜10%とする。好ましくは1〜10%、より好ましくは1〜9%、さらに好ましくは1〜8%である。
本発明の光学ガラスは、上記成分に加え、さらに任意成分としてLi2O、Na2O、K2O、WO3をそれぞれ所定範囲内で含有することができる。以下、上記任意成分について説明する。
Li2Oは熔融性を向上させるために有用であり、またプレス成形温度を低下させプレス型の劣化を防ぐなどの効果が期待できる。但し、その含有量が5%を超えると失透安定性が損なわれることがある。従ってLi2Oの含有量は0〜5%とする。好ましくは0〜4%、より好ましくは0〜3%、さらに好ましくは0〜2%である。
Na2OはLi2Oと同様に熔融性を向上させるために有用であり、またプレス成形温度を低下させプレス型の劣化を防ぐなどの効果が期待できる。但し、その含有量が8%を超えると失透安定性が損なわれることがある。従ってNa2Oの含有量は0〜8%とする。好ましくは0〜7%である。
2OはLi2Oと同様に熔融性を向上させるために有用であり、またプレス成形温度を低下させプレス型の劣化を防ぐなどの効果が期待できる。但し、その含有量が10%を越えると失透安定性が損なわれることがある。従って、K2Oの含有量は0〜10%とする。好ましくは0〜5%、より好ましくは0〜2%、さらに好ましくは0〜1%、より一層好ましくは使用しないことである。
WO3はガラスの屈折率および分散を高め、かつ失透安定性を向上させる効果を有する。但し、その含有量が20%を超えると逆に失透安定性を損なうことがある。また、WO3の増量によって温度差(Tx−Tg)が減少する傾向がある。従ってWO3の含有量は0〜20%とする。好ましくは0〜15%、さらに好ましくは0〜12%、より一層好ましくは0〜11%、なお一層好ましくは0〜10%、特に好ましくは0〜5%である。
なお、上記組成範囲内にあって温度差(Tx−Tg)をより増加させるために好ましい組成範囲を以下に例示する。
第1の範囲は、SiO2を10%超、より好ましくは11%以上導入しつつ、WO3の含有量を15%以下、より好ましくは12%以下、さらに好ましくは11%以下に抑えた範囲である。
第2の範囲は、La23、Y23、Gd23およびYb23の合計含有量を10%未満、より好ましくは9.5%以下、さらに好ましくは9%以下に抑えた範囲である。
第3の範囲は、ZnOの含有量に対するBaOの含有量の割合(BaO/ZnO)を
1未満、より好ましくは0.9以下、さらに好ましくは0.8以下、より一層好ましくは0.75以下に抑えた範囲である。
前述の第1の範囲および第2の範囲に属するガラス、第2の範囲および第3の範囲に属するガラス、第1の範囲および第3の範囲に属するガラス、第1〜第3のいずれの範囲にも属するガラスも、温度差(Tx−Tg)をより増加させるために好ましい。
前記組成を有する本発明の光学ガラスは、高屈折率中分散特性を発揮しつつ、熔融性、熔融状態からガラスを成形する際の失透安定性、低着色性、加熱軟化して成形する際の失透安定性を同時に満足することができる。本発明の光学ガラスの光学特性としては、屈折率(nd)は、例えば1.80〜1.95、好ましくは1.82〜1.93であり、アッベ数(νd)は、例えば25〜35、好ましくは27〜33である。
本発明の光学ガラスは、ガラス原料を加熱、熔融することにより製造することができる。ガラス原料としては、酸化物、水酸化物、炭酸塩、硝酸塩等を適宜用いることが可能である。これらの原料を所定の割合に秤取し、混合して調合原料とし、これを、例えば1200〜1400℃にて熔解・清澄・攪拌し、均質化することにより、泡や未熔解物を含まず均質な熔融ガラスを得ることができる。この熔融ガラスを成形、徐冷することにより、本発明の光学ガラスを得ることができる。成形方法としては、鋳込み成形、棒材成形、プレス成形などの公知の技術が使用できる。成形されたガラスは予めガラスの転移点付近に加熱されたアニール炉に移し、室温まで徐冷される。得られたガラスは適宜、切断、研削、研磨が施される。必要に応じて、ガラスを切断し加熱プレスを行うこともできるし、精密なゴブを作製し、加熱し非球面レンズなどに精密プレス成形をすることもできる。
[光学素子およびその製造方法]
本発明の光学素子は、本発明の光学ガラスからなるものである。
更に、本発明の光学素子の製造方法は、本発明の光学ガラスからなるガラス素材を加熱して軟化した状態で成形する工程を含む。
前述のように、本発明の光学ガラスは、ガラスを加熱、軟化して成形する際に失透しにくい性質を有するため、加熱成形用ガラス素材として好適である。例えば、本発明の光学ガラスからなるプレス成形用ガラス素材を作製し、このガラス素材を加熱し軟化した状態でプレス成形型でプレス成形することにより光学素子ブランクを製造する方法は、ガラスを失透させずに光学素子ブランクを量産する方法として優れている。前記光学素子ブランクを研磨することにより光学素子を量産することができる。
また、本発明の光学ガラスから精密プレス成形用ガラス素材を作製し、このガラス素材を加熱し軟化した状態でプレス成形型で精密プレス成形することにより光学素子を製造する方法は、ガラスを失透させずに光学素子、例えば非球面レンズなどを量産する方法として優れている。上記光学素子の例としては、各種レンズ、プリズムなどがある。
更に、本発明の光学ガラスからなるガラス素材を加熱し軟化した状態で回転する複数のローラでプレス成形し、丸棒状のガラスに成形することもできる。上記丸棒をスライスして光学素子ブランクを作ることもできるし、必要に応じてスライスしたガラス片を加工し、プレス成形用ガラス素材にすることもできる。
本発明の光学ガラスからなる光学素子は、特に、デジタルスチルカメラやデジタルビデオカメラ、カメラ用交換レンズ、フロントおよびリアプロジェクター用レンズとして好適である。また球面研磨は勿論のこと、精密加工された型で非球面プレスされるガラスモールドにも適している。
以下に、本発明を実施例により更に説明する。但し、本発明は実施例に示す態様に限定されるものではない。
(実施例1、7、8、10、参考例1〜9、比較例1〜3)
表1の組成になるように、酸化物、水酸化物、炭酸塩、硝酸塩などの原料を適宜用いて原料を秤量した。調合した原料を混合した後、白金坩堝中にて溶解した。各ガラスは1200〜1400℃で熔融した。ガラスの攪拌・清澄を行った後、鉄板状に流し出しガラスブロックを成形した。ガラスブロックをガラス転移点付近に加熱しておいた炉に移し、室温までアニールした。得られたガラスブロックより各種測定用のサンプルを切り出し、下記の方法で諸物性を測定した。
(1)屈折率(nd)およびアッベ数(νd)
日本光学硝子工業会規格JOGIS−01に基づいて測定した。
(2)着色度
日本光学硝子工業会規格JOGIS−02に基づいて測定した。表1には着色度をλ70によって表示した。λ70は前記規格に準拠し、以下の方法により測定した。まず、厚さ10mmの平行な両面を光学研磨したガラス試料を用意し、前記光学研磨面の一方に垂直に強度Iinの測定光を入射し、他方の光学研磨面から出射する光の強度Ioutを測定する。可視域における外部透過率(Iout/Iin)が70%になる波長をλ70とした。λ70よりも長波長側の可視域では外部透過率が70%超となる。厚さ10mmの試料を用意できない場合は、所定の厚さで外部透過率を測定し、その結果を換算してλ70を算出する手法を用いればよい。
(3)ガラス転移点(Tg)
直径5mm、長さ20mmの円柱状ガラス試料を用意し、ブルカー・エイエックスエス(BRUKER axs)製の熱機械分析装置TMA4000sを使用して測定した。
(4)結晶化ピーク温度(Tx)
ガラスを乳鉢で十分粉砕したものを試料とし、株式会社リガク製の高温型示差走査熱量計Thermo Plus 2/DSC8270を使用して測定した。示差走査熱量分析において、試料を昇温すると吸熱ピークが現れ、さらに昇温すると発熱ピークが現れる。この発熱ピークが生じ始める点が結晶化ピーク温度(Tx)である。
示差走査熱量分析では横軸を温度、縦軸を試料の発熱吸熱に対応する量とする示差走査熱量曲線(DSC曲線)が得られる。この曲線でベースラインから発熱ピークが現れる際に傾きが最大になる点における接線と前記ベースラインの交点を結晶化ピーク温度(Tx)とする。実施例、参考例および比較例では、昇温速度10℃/分で1250℃まで測定した。
(A)非球面レンズの作製
表1に記載した各ガラスを用いてゴブを作製して精密プレス成形用ガラス素材とし、このゴブを加熱して、成形面を精密に研磨加工したプレス成形型で精密プレス成形し、非球面レンズを作製した。なお、精密プレス成形は公知の方法を適用すればよい。
(B)球面レンズの作製
表1に記載した各ガラスを用いてゴブを作製してプレス成形用ガラス素材とし、このゴブを加熱して、プレス成形型でプレス成形し、レンズ形状に近似するレンズブランクを作製した。このレンズブランクを研削、研磨して球面レンズを作製した。
表1に示すように、実施例のガラスはいずれも、高屈折率中分散特性を示すとともに、温度差(Tg−Tx)が150℃以上であった。なお、温度差(Tx−Tg)をより大きくするため、各実施例とも、(i)SiO2を10%超導入する、(ii)質量比(BaO/ZnO)を1未満とする、(iii)La23、Y23、Gd23およびYb23の合計含有量を10%未満とする、(iv)WO3を15%以下とするといった手法を組み合わせている。また、表1に示すように、実施例のガラスはいずれもλ70が低く着色が少ないものであった。
また、実施例のガラスによれば、上記(A)、(B)のいずれの方法においても、ガラスを失透させることなく、各光学素子を製造することができた。
これに対し、比較例1はλ70の値が実施例の各ガラスと比べ高く、着色に関して問題があった。また温度差(Tx−Tg)が十分に確保できず、同ガラスからなるプレス成形用素材を作り、加熱、軟化してプレス成形したところ、ガラスの失透が発生した。
比較例2は着色の面では実施例のガラスと同等の数値を示したが、La23やBaOの含有量が多いことによる温度差(Tx−Tg)の減少のため、同ガラスからなるプレス成形用素材を作り、加熱、軟化してプレス成形したところ、ガラスの失透が発生した。
比較例3は着色、ガラス転移点(Tg)ともに実施例と同等であったが、温度差(Tx−Tg)が減少した。その結果、同ガラスからなるプレス成形用素材を作り、加熱、軟化してプレス成形したところ、ガラスの失透が発生した。
Figure 0004726666
Figure 0004726666
(注)ΣROはCaO、BaOおよびZnOの合計含有量
ΣLn2O3はLa2O3、Y2O3、Gd2O3およびYb2O3の合計含有量
本発明によれば、デジタルスチルカメラやデジタルビデオカメラ、カメラ用交換レンズ、フロントおよびリアプロジェクター用レンズとして好適な光学素子を得ることができる。

Claims (3)

  1. 質量%表示で、
    SiO2 10%超22%以下
    23 3〜24%、
    ZnO 8%超30%以下、
    CaO+BaO+ZnO 10〜50%、
    MgO 0〜3%、
    La23+Y23+Gd23+Yb23 3〜28%、
    TiO2 2〜20%、
    ZrO2 0〜10%、
    Nb25 2〜32%
    2O 0〜8%、
    2O 0〜10%、
    WO3 〜20%、
    CaO 0〜%、
    BaO 3〜22%、
    を含み、Li 2 Oを含まず、質量基準で、La23、Y23、Gd23およびYb23の合計含有量に対するLa23含有量の割合が0.7〜1の範囲であり、ZnOの含有量に対するBaOの含有量の割合(BaO/ZnO)が1未満であり、TiO2とNb25の合計含有量が10〜38%の範囲であり、屈折率ndが1.80〜1.95の範囲であり、アッベ数νdが25〜35の範囲であり、かつガラス転移点(Tg)と結晶化ピーク温度(Tx)の差(Tx−Tg)が165℃以上であることを特徴とする光学ガラス。
  2. 請求項1に記載の光学ガラスからなる光学素子。
  3. 請求項1に記載の光学ガラスからなるガラス素材を加熱して軟化した状態で成形する工程を含む光学素子の製造方法。
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