JP4725446B2 - 電子音楽装置及び音楽情報記録プログラム - Google Patents

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この発明は、演奏操作や自動演奏データに基づく音楽情報をディジタルオーディオ形式で常時レコーディングする音楽情報記録システムに関する。
従来より、ユーザによる鍵盤などの演奏操作による演奏データを常時記録しておく装置は、例えば、特許文献1により知られている。また、楽曲データをMIDI等の演奏データ形式からオーディオデータ形式へと変換する装置が、例えば、特許文献2により知られている。
特開平8−211864号公報 特開2004−45706号公報
これに対して、自動演奏データを再生しながら、ユーザによる演奏操作に基づいて形成された楽音信号をディジタルオーディオ形式で常時記録することが考えられる。しかしながら、常時記録されたディジタルオーディオデータの頭出しや切出しの際に、ユーザが望む位置を特定するのが難しい。また、一定時間(例えば、10分)ごとにマーキングをすることなども考えられるが、ユーザが望む位置にマーキングされるとは限らない。
この発明は、このような事情に鑑み、演奏操作や自動演奏データに基づく楽音信号及び外部入力音信号を常時記録する際に、頭出しや切出しをし易くすることができる電子音楽装置を提供することを目的とする。
この発明の主たる特徴に従うと、演奏データ(Sa,Sb)を入力する演奏データ入力手段(4a,5)と、演奏データ入力手段(4a,5)により入力された演奏データ(Sa,Sb)に基づいて楽音信号(SA,SB)を形成する音源手段(8)と、外部より外部入力音信号(SC)を入力する外部音入力手段(17)と、音源手段(8)により形成された楽音信号(SA,SB)と外部音入力手段(17)により入力された外部入力音信号(SC)とをミキシングしてオーディオ信号(SQ)を出力するミキサ(9)と、ミキサ(9)により出力されたオーディオ信号(SQ)を記録データとして記録する記録手段(2;R1〜R3)と、音源手段(8)において、所定時間(T3)以上楽音信号の形成がなされていない状態が続いた後に楽音信号(SA,SB)の形成がなされている状態に変化したこと(t3,t7)を検出する楽音形成検出手段(R8)と、楽音形成検出手段(R8)により状態変化が検出されたタイミング(t3,t7)に基づいて記録データ(SQ)にマーキング(M1,M2)を設定するマーキング設定手段〔図3(8)tb,tc;R8=YES→R9〕とを具備する電子音楽装置(コンピュータ)〔請求項1〕が提供され、演奏データ(Sa,Sb)を入力する演奏データ入力手段(4a,5)と、音源手段(8)と、外部より外部入力音信号(SC)を入力する外部音入力手段(17)と、ミキサ(9)とを具備し、電子音楽装置として機能するコンピュータに、演奏データ入力手段(4a,5)により入力された演奏データ(Sa,Sb)に基づいて音源手段(8)により楽音信号(SA,SB)を形成する楽音形成ステップ(8→9)と、音源手段(8)により形成された楽音信号(SA,SB)と外部音入力手段(17)により入力された外部入力音信号(SC)とをミキサ(9)によりミキシングしてオーディオ信号(SQ)を出力するオーディオ出力ステップ(9→2)と、ミキサ(9)により出力されたオーディオ信号(SQ)を記録データとして記録する記録ステップ(2;R1〜R3)と、音源手段(8)において、所定時間(T3)以上楽音信号の形成がなされていない状態が続いた後に楽音信号(SA,SB)の形成がなされている状態に変化したこと(t3,t7)を検出する楽音形成検出ステップ(R8)と、楽音形成検出ステップ(R8)で状態変化が検出されたタイミング(t3,t7)に基づいて記録データ(SQ)にマーキング(M1,M2)を設定するマーキング設定ステップ〔図3(8)tb,tc;R8=YES→R9〕とから成る手順を実行させる音楽情報記録プログラム〔請求項3〕が提供される。なお、括弧書きは、理解の便のために付記した実施例の参照記号、用語、箇所等を表わし、以下においても同様である。
この発明による電子音楽装置において、マーキング設定手段〔図3(8);R9〕は、前記楽音形成検出手段(R8)により状態変化が検出されたタイミング(t3,t7)よりも所定時間(T4)前の位置(tb,tc)にマーキング(M1,M2)を設定する〔請求項2〕ように構成することができる。
この発明の主たる特徴による音楽情報記録システムでは(請求項1,3)、電子音楽装置は、音源手段(8)及びミキサ(9)を備えており、MIDI形式の演奏データ(記憶手段4aからの自動演奏データSa及び/又は演奏操作に基づく実演奏データSb)や、音波形を表わす外部(17)からの外部入力音信号(SC)が入力されると、音源手段(8)にて、入力された演奏データ(Sa,Sb)に基づき、対応する楽音波形を表わす楽音信号(SA,SB)を形成し、ミキサ(9)にて、音源手段(8)にて形成された楽音信号(SA,SB)及び外部(17)から入力された外部入力音信号(SC)をミキシングし、ミキサ(9)にて両信号(SA,SB;SC)がミキシングされたオーディオ信号(SQ)は、記録データとして所定時間(T1−T2〜T1)にわたり常時記録される(R1〜R3)。そして、記録に際しては、音源手段(8)にて所定時間(T3)以上楽音信号の形成がなされていない“「楽音信号形成なし」の状態”が続いた後に楽音信号(SA,SB)の形成がなされている“「楽音信号形成有り」の状態”に変わったこと(t3,t7)を検出し(R8=YES)、この検出タイミング(t3,t7)に基づく記録データ(SQ)上の位置(tb,tc)にマーキング(M1,M2)を設定する(R9)。
従って、この発明によれば、演奏操作や自動演奏データなどの演奏データに基づく楽音信号及び外部入力音信号を常時記録する際に、演奏操作や自動演奏などによる演奏楽音信号の形成開始に関連してマーキングがなされるので、ユーザが望む位置にマーキングされる確率が高くなり、記録データの再生のための頭出しや保存のための切出しをし易くすることができる。
また、この発明による電子音楽装置では、マーキング(M1,M2)は、音源手段(8)における楽音信号(SA,SB)の形成が所定時間(T3)以上「無し」の状態から「有り」の状態に変わったタイミング(t3,t7)よりも所定時間(T4)前の位置(tb,tc)に設定される(請求項2)。
従って、この発明によれば、例えば、外部入力音として歌が入力され、演奏開始前に歌が始まるような楽曲を記録した場合であっても、歌の部分の前にマーキングされる確立が高くなり、記録データの再生のための頭出しや保存のための切出しを、よりし易くすることができる。
〔電子音楽装置の概要〕
図1は、この発明の一実施例による電子音楽装置のハードウエア構成ブロック図を示す。この電子音楽装置は、電子楽器のように演奏操作部及び楽音信号形成部(モジュール)を備え所定の音楽情報処理機能を有する一種のコンピュータであり、中央処理装置(CPU)1、ランダムアクセスメモリ(RAM)2、読出専用メモリ(ROM)3、外部記憶装置4、演奏操作検出回路5、設定操作検出回路6、表示回路7、音源回路8、ミキサ回路9、MIDIインターフェース(I/F)10、通信インターフェース(I/F)11などを備え、これらの要素1〜11はバス12を介して互いに接続される。
CPU1は、RAM2及びROM3と共にデータ処理回路を構成し、所定の制御プログラムに従い、タイマ13によるクロックを利用してレコーディング処理を含む種々の音楽情報処理を実行する。RAM2は、これらの処理に際して必要な各種データを一時記憶するためのワーク領域として用いられ、ROM3には、これらの処理を実行するために必要な各種制御プログラムや制御データ、自動演奏データSa等が予め記憶される。例えば、レコーディング処理時には、RAM2内に、再生される自動演奏データSaを保持するための記憶領域や、ディジタルオーディオデータSQを記録(記憶)するための記録領域が確保され、データ処理回路(1〜3)はディジタルレコーダとして機能する。なお、ディジタルオーディオデータはオーディオデータ又は音データと略称され、その記憶は「録音」又は「レコーディング」と呼ばれ、その記録領域は「録音領域」とも呼ばれる。
外部記憶装置4は、ハードディスク(HD)や、フラッシュメモリのような書換え可能な不揮発性の半導体メモリ、などの内蔵記憶媒体の外に、コンパクトディスク・リード・オンリィ・メモリ(CD−ROM)、フレキシブルディスク(FD)、光磁気(MO)ディスク、ディジタル多目的ディスク(DVD)、スマートメディア(登録商標)等の小型メモリカード、等々、種々の可搬性の外部記録媒体を含み、制御プログラムを含む任意のデータを任意の外部記憶装置4に記憶することができる。
また、所定の外部記憶装置(例えば、HD)4は、多数の自動演奏データSaを記憶する自動演奏データ記憶領域4aを備え、レコーディング処理で得られるオーディオデータを保存するためのオーディオデータ記憶領域4bが設けられる。なお、記憶手段3,4等に記憶される自動演奏データが、MIDI形式で記述された楽音イベント進行型データであるのに対して、オーディオデータは、楽音の波形を表わす楽音波形データである。
演奏操作検出回路5は、鍵盤などの演奏操作子14の演奏操作を検出し、演奏操作に対応するMIDI形式の実演奏データSbをデータ処理回路の制御に従い音源回路に導入する。設定操作検出回路6は、キースイッチやマウス等の設定操作子15の設定操作内容を検出し、これに対応する設定データをデータ処理回路に導入する。設定操作子15には、例えば、音源回路8における楽音信号形成(生成)の条件を設定するスイッチの外に、マーキング位置指定スイッチや、ジャンプ指示スイッチ、保存スイッチ等が設けられる。
なお、設定操作子15には、必要に応じて、レコーディングモードを解除するためのモード解除スイッチを設けることができる。つまり、この電子音楽装置では、電源スイッチの投入によりレコーディングモードがセットされて、後述する常時記録(常時録音)が行われるが、モード解除スイッチの操作でレコーディングモードを解除することにより、レコーディングを伴わない他の動作モードをセットすることができ、モード解除スイッチの再操作により、レコーディングモードに復帰させることができる。
表示回路7は、画面表示用LCD等のディスプレイ(表示器)16や各種インジケータ(図示せず)の表示/点灯内容をCPU1からの指令に従って制御し、各操作子14,15の操作に対する表示援助を行う。
音源回路8は、音源及びDSPを有する楽音信号形成(生成)モジュールであり、演奏操作(手動演奏ともいう)及び自動演奏データに基づく楽音信号SB,SAを形成(生成)する。すなわち、演奏操作については、設定操作子15で設定された条件に従い、演奏操作子14の演奏操作により演奏操作検出回路5で発生される実演奏データSbに応じた実演奏楽音信号SBを形成する。また、自動演奏データについては、記憶手段3,4等からRAM2に保持された所望楽曲の自動演奏データSaを再生して自動演奏楽音信号SAを形成する。これらの楽音信号SA,SBは、楽音波形を表わすオーディオデータであって、演奏オーディオデータ又は演奏音データと総称される。これに従って、演奏操作に基づく楽音信号SBは実演奏オーディオデータ又は実演奏音データと呼ばれ、自動演奏データに基づく楽音信号SAは自動演奏オーディオデータ又は自動演奏音データと呼ばれる。
ミキサ回路9は、データ処理回路からの経路制御情報に基づいてオーディオデータの入出力状態をミキシング制御し、所定の入力端子から入力されたオーディオデータをミキシングして所定の出力端子から出力する。ミキサ回路9には、音源回路8、外部入力回路17及びサウンドシステム18が接続され、必要に応じて、さらに、ディジタルオーディオ出力回路19やアナログライン出力回路20を接続することができる。
外部入力回路17は、マイク等から入力される歌などのアナログ音信号をディジタルオーディオデータにA/D変換したり、エレクトリックギター等の他の音響入力機器からのディジタルオーディオデータをライン入力で受け取り、これらデータを外部入力オーディオデータ(外部入力音データ)SCとしてミキサ回路9に入力する。一方、サウンドシステム18は、D/A変換部やアンプ、スピーカを備え、ミキサ回路9から出力されるオーディオデータSPに基づく楽音を発生する。
また、ディジタルオーディオ出力回路19は、ミキサ回路9から出力される別のオーディオデータSQをディジタルのまま、データ記憶能力のあるCDライター等の外部ディジタルオーディオ機器に出力し、アナログライン出力回路20は、ミキサ回路9からのオーディオデータSQをD/A変換し、変換したアナログオーディオデータを、データ記憶能力のあるテープレコーダ等の外部アナログオーディオ機器にライン出力で供給する。
これに対して、ミキサ回路9は、レコーディングモードにおいて、音源回路8から入力される演奏オーディオデータSA,SBと、外部入力回路17から入力される外部入力オーディオデータSCをミキシングし、ミキシングしたオーディオデータSPをサウンドシステム18にオーディオ出力し、オーディオ出力されるオーディオデータSPのうち録音可能な期間又は部分は、別のオーディオデータSQとして、RAM2内の録音領域(ディジタルレコーダ)に出力することができる。このオーディオデータSQは、常時録音により得られる最新の一定時間分データであり、後述する第2実施形態では、更に、出力回路19,20にも出力することができる。
MIDII/F10には、この電子音楽装置と同様のMIDI音楽情報処理機能を有する外部MIDI機器50が接続され、MIDII/F10を通じてこの電子音楽装置と外部MIDI機器50との間でMIDI演奏データを授受することができる。また、外部MIDI機器50からの外部演奏データは、実演奏データや自動演奏データと同様に、音源回路9を通じて演奏オーディオデータを形成するのに利用することができる。
通信I/F11には、インターネットやローカルエリアネットワーク(LAN)などの通信ネットワーク60が接続され、外部のサーバコンピュータ70等から制御プログラムをダウンロードしたり自動演奏データを外部記憶装置4の自動演奏データ記憶領域4aに保存してこの電子音楽装置で利用することができる。
〔レコーディング処理の実施形態〕
この発明の一実施例による電子音楽装置は、レコーディングモードにおいてレコーディング処理を実行し、自動演奏、実演奏及び外部入力オーディオデータSA〜SCに基づく楽音を発生すると共に、録音(記録)可能なオーディオデータを所定の態様でディジタルレコーダに常時録音(常時記録)することができる。このレコーディング処理は、第1実施形態或いは第2実施形態で実現することができ、図2は、各実施形態のレコーディング処理に関する機能ブロック図を示す。
図2において、音源回路8は、多数(例えば、64)の発音チャンネルを有し、外部記憶装置4の自動演奏データ記憶領域4a等に記憶されており、再生のためにRAM2に保持される自動演奏データ(例えば、ソングデータや自動伴奏データ等)Saや、演奏操作子(例えば、鍵盤)14の演奏操作による実演奏データSbに基づいて、同時に多数の楽音信号を形成し、各演奏データSa,Sbに基づき音源回路8で形成された自動演奏及び実演奏楽音信号SA,SBは演奏オーディオデータとしてミキサ回路9に入力される。
ここで、各発音チャンネルには、異なる音色を割り当てることができ、自動演奏データSaの自動演奏イベントと実演奏データSbからの実演奏イベントとで異なる音色の楽音信号SA,SBを形成することができる(もちろん同じ音色でもよい)。また、図2では、理解し易くするために「自動演奏用」と「実演奏用(演奏操作子用)」とを別に表わしたが、通常は、多数のチャンネルのうちの任意のチャンネルに自動演奏データSaからの演奏イベント及び演奏操作子Sbからの演奏イベントを割り当てることができる。
「外部オーディオ入力」は、マイクやライン入力から外部入力回路17を通じて入力される外部入力オーディオデータSCを表わす。これら自動演奏、実演奏及び外部入力オーディオデータSA,SB,SCがミキサ回路9に入力されると、ミキサ回路9は、入力されたオーディオデータSA〜SCをミキシングし、ミキシングされたオーディオデータSPをサウンドシステム18にオーディオ出力しそのスピーカから発音させる。また、ディジタルレコーダにおいては、常時、ミキシングオーディオデータSPのうち録音可能な最新の一定時間分のオーディオデータSQが録音(記録)されて行く。
つまり、レコーディングについては、例えば、録音を開始して第1設定時間(T1)が経過すると、以後、録音しているオーディオデータの先頭から第2設定時間(T2)分づつ古いデータを順次削除しながら、新たなデータの録音を進めて行き、最新の一定時間(T1−T2〜T1)分のオーディオデータを録音することができる。このように常時データ記録を持続する記録態様は、「常時録音」、「常時記録」或いは「常時レコーディング」と呼ばれ、常時録音によって、演奏者は、「録音」していることを意識せずに気楽に演奏をし、この演奏内容を含むオーディオデータSQをほぼ所定時間T1分だけ蓄積しておくことができる。なお、この電子音楽装置では、ディジタルレコーダにおいて一定時間分のオーディオデータSQを録音するのにRAM2内の録音領域が利用される。
自動演奏データSaについては、保護が必要な場合には著作権情報Cpが付与されており、著作権情報Cpの有無により著作権保護の必要/不要が規定されている。そこで、この電子音楽装置では、レコーディング処理時に保護情報検出部Aを機能させ、著作権保護が必要なものはディジタルオーディオデータSQとして録音することができないようにしている。なお、全ての自動演奏データに著作権情報が付与されているものに限らず、保護が必要なものにのみ、付与するようにしてもよい。
保護情報検出部Aは、レコーディングモードで自動演奏データSaの再生を開始する際に、著作権情報Cpにより自動演奏データSaから著作権情報Cpを検出すると、ディジタルレコーダ(2)或いはミキサ回路9を制御して自動演奏オーディオデータSAのディジタルレコーダへの録音を禁止し、自動演奏データSaのコピー保護を図る。
また、ディジタルレコーダ(2)に録音済みのオーディオデータSRを過去に遡って再生することができる。この場合、ミキサ回路9は、ディジタルレコーダ(2)の録音済みオーディオデータSRをサウンドシステム18に出力するようにデータ入出力経路を切り換え、また、録音済みオーディオデータSRの再生開始ポイントは、録音時に自動的にマーキングされた位置に戻して、サウンドシステム18により録音済みオーディオデータSRのオーディオ再生を行うが、ディジタルレコーダ(2)への常時録音は継続する。
さらに、必要に応じて、録音済みオーディオデータSRの一部を切り出し、外部記憶装置4のオーディオデータ記憶領域4b内に永久保存することもできる。この場合は、ディジタルレコーダ(2)への常時録音を一時停止し、録音時に自動的にマーキングされた位置に基づき録音済みオーディオデータSRの一部を切り出して保存し、保存処理後に常時録音を再開する。
第1実施形態では、図2(1)に示されるように、単独のミキサモジュール9を用いて上述した種々の処理が行われる。すなわち、ミキサ9は、基本的な動作として、音源回路8の各チャンネル8a,8bからの演奏オーディオデータSA,SB及び外部入力回路17からの外部入力オーディオデータSCをミキシングし、ミキシングされたオーディオデータSPをサウンドシステム18及びディジタルレコーダ(2)に出力する。この場合、オーディオデータのレコーディングについては、ディジタルレコーダ(2)で、保護情報検出部Aによる所定の制限の下に、録音可能なオーディオデータSQを録音する。
保護情報検出部Aは、自動演奏データSaから著作権情報を検出した場合は、この自動演奏データSaの再生中はディジタルレコーダの録音動作を停止させる。つまり、著作権保護「有り」の自動演奏データの再生を開始すると、ディジタルレコーダによる常時録音が一時停止され、再生が終了すると常時録音が再開される。これにより、著作権保護「有り」の自動演奏データSaを再生する場合は、ミキサ9からオーディオ出力されるオーディオデータSPのうち、当該自動演奏データSaが再生される期間を除いたオーディオデータSQが、録音可能な音データとして、ディジタルレコーダ(2)に録音される。
第2実施形態では、第1実施形態に対してミキサモジュール及び制御ゲートを追加し、図2(2)に示されるように、2つのミキサモジュール9a,9bを用いると共に、制御ゲートBにより第2ミキサ9bを制御する。第1ミキサ9aは、オーディオ出力専用で、第1実施形態のミキサ9と同様に、基本的には、各入力オーディオデータSA〜SCをミキシングし、ミキシングオーディオデータSPをサウンドシステム18にオーディオ出力し、必要に応じて、ディジタルレコーダ(2)の録音済みオーディオデータSPを所定のマーキング位置からサウンドシステム18に再生出力する。
第2ミキサ9bはレコーディング用に設けられたものであり、音源回路8の実演奏(演奏操作子)用チャンネル8bからの実演奏オーディオデータSBや外部入力からの外部入力オーディオデータSCは、常時、第1ミキサ9aに入力されるが、自動演奏用チャンネル8aからの自動演奏オーディオデータSBについては、保護情報検出部Aにより制御される制御ゲートBを介して第2ミキサ9bに入力される。
つまり、制御ゲートBは、再生される自動演奏データSaの著作権情報に応じて当該自動演奏データSaに対応する自動演奏オーディオデータSAの通過を制御し、著作権保護が「有り」の場合は遮断し、「無し」の場合には自動演奏オーディオデータSAを第2ミキサ9bへと通過させる。これにより、著作権保護「有り」の自動演奏データSaを再生する場合は、全入力オーディオデータ(SA〜SC)から当該自動演奏データSaに基づく自動演奏オーディオデータSAの部分を除いたオーディオデータSQが、録音可能な音データとして第2ミキサ9bからディジタルレコーダ(2)へと録音される。例えば、自動演奏、実演奏及び外部オーディオデータSA〜SCが全て入力された際には、実演奏及び外部オーディオデータSB,SCのみが録音可能なオーディオデータSQとされる。
また、第2ミキサ9bから出力される録音可能なオーディオデータSQは、ディジタルオーディオ出力回路19やアナログライン出力回路20を通じて外部ディジタルオーディオ機器や外部アナログオーディオ機器に送られ、各外部オーディオ機器で記憶し利用することができる。さらに、ディジタルレコーダ(2)に録音済みのオーディオデータSRは、外部記憶装置4のオーディオデータ録音領域4bに保存したり、第2ミキサ9bを通じて、各出力回路19,20に出力し、各外部オーディオ機器で利用することができる。
以上のように、この電子音楽装置によるオーディオデータのレコーディング上の特徴によれば、音源8により演奏操作Sb及び自動演奏データSaに基づいて形成された楽音信号SB,SAが記録データSQとして所定時間(T1−T2〜T1)にわたりディジタルレコーダ2に常時記録される。その際、著作権保護が必要な自動演奏データSaによる楽音信号SAが形成されるときは、保護情報検出部Aの著作権情報検出及び制限制御機能により記録データSQの常時記録に制限を加える。第1実施形態においては、著作権情報が検出され保護が必要な自動演奏データSaによる楽音信号SAの形成が開始されると常時記録を一時停止し、楽音形成の終了で常時記録を再開する(A→2)。また、第2実施形態では、著作権保護が必要な自動演奏データSaによる楽音信号SAの形成が開始してから終了するまで、当該楽音信号SAについてのみ記録が禁止される(A→B→9a)。
〔各種演奏・入力状態及び常時録音の例〕
図3は、この発明の一実施例によるレコーディング処理における演奏・入力状態と常時録音態様について、時間経過を横軸に採りその一例を示す図である。図3において、(1)〜(3)は、手動演奏(演奏操作)、自動演奏及び外部入力による演奏進行の状態の一例を示しており、(4)〜(6)は、これに対応するオーディオ出力(音響出力)SP、常時録音の許可状態及び常時録音による録音内容SQを示す。
演奏者が時間t1で電子音楽装置の電源を投入してレコーディングモードに入ると、常時録音が開始される。演奏が進行していない開始当初t1〜t2は、図3(5),(6)に示されるように録音可能であり、無音状態がディジタルレコーダに録音される。時間t2で、図3(3)に示すように外部入力があると、図3(4)〜(6)のように、外部入力による外部入力音データSCがミキサ回路9からサウンドシステム18にオーディオ出力されると共にレコーダに録音される。その後、時間t3で、図3(1)のように手動演奏(演奏操作)が始まると、図3(4)〜(6)のように、外部入力音データSCに加えて、手動演奏による実演奏音データSBがオーディオ出力されると共に録音される。
さらに、時間t4で、図3(2)のように、著作権保護が必要な自動演奏データPaの再生が開始されると、図3(4)のように、外部入力及び実演奏音データSA,SBに加えて、自動演奏による自動演奏音データSCがサウンドシステム18にオーディオ出力されるが、保護情報検出部Aの機能により、図3(5)のように録音不可が設定され、外部入力や手動演奏の有無に拘わらず、自動演奏音データSAの録音不可として録音制限を行う。すなわち、第1実施形態〔図2(1)〕では、図3(6a)のようにディジタルレコーダの録音が停止され、第2実施形態〔図2(2)〕では、図3(6b)のように、自動演奏音データSCを除く実演奏及び外部入力音データSA,SBのみが録音される。
そして、時間t5で、図3(2)のように、著作権保護が必要な自動演奏データPaの最後まで再生されたり或いは途中で再生が止められて、当該自動演奏データPaの再生が終了すると、図3(5)のように、録音可能状態に復帰する。この時点t5で、図3(1),(3)のように、外部入力及び手動演奏も同時に停止した場合は、図3(4)のように音データのオーディオ出力は無く、ディジタルレコーディングについては、第1実施形態では、図3(6a)のように無音状態の録音が開始され、第2実施形態では、図3(6b)のように無音状態の録音に移行する。
さらに、時間t6で、図3(3)のように外部入力があると、図3(6)のように外部入力音データSCがオーディオ出力されると共に録音される。また、時間t7で、図3(2)のように著作権保護が不要な自動演奏データPaが再生されると、図3(4),(6)のように、その自動演奏音データPAもオーディオ出力されると共に録音される。そして、時間t8で、図3(2),(3)のように、保護不要な自動演奏データPaの再生が終わり、外部入力音もなくなると、図3(4),(6)のように、音データのオーディオ出力は無くなり、無音状態が録音され、以後、この状態が持続する。
更に時間が経過し、実録音時間が、予め定められた第1設定時間T1(例えば、T1=1時間5分)に達すると、録音されているデータの先頭から第2設定時間T2(例えば、T2=5分)分までを削除する。例えば、録音を継続する第2実施形態の場合は、図3(7),(6b)に示すように、録音開始時点t1から第1設定時間T1が経過したタイミングt9において、録音しているオーディオデータの先頭位置t1から第2設定時間T2経過後の位置taまでの記録データを削除する。以後も、時点taから第1設定時間T1が経過したタイミングで、新たな先頭位置taから第2設定時間T2経過後の位置までの記録データを削除するというように、古いデータを順次削除しながら新たなデータの追加録音を進める。なお、図3(6a)のように録音中断期間t4〜t5がある第1実施形態の場合には、中断期間t4〜t5を除外して第1設定時間T1の経過を判断する。
自動演奏音データの再生開始時点や手動演奏(演奏操作)の開始時点は、時間を遡って再生したり、必要部分を切り出して保存する際のポイントになることが多い。そこで、この発明の一実施例においては、所定時間(T3)以上の無演奏後における自動演奏或いは手動演奏の開始時点に相当する録音位置にマーキングを行う。この場合、より好ましくは、開始時点の所定時間(T4)前とするのがよい。このようにマーキングポイントを「所定時間前」とすることにより、「演奏が始まる前から歌が始まる」ような楽曲を遡って再生したり切り出す際にも、歌の部分を含める可能性を高めることができる。
例えば、図3におけるタイミングt3,t7のように、第3設定時間T3(例えば、T3=5分)以上の間、自動演奏や手動演奏などの演奏がない無演奏状態が続き、かかる無演奏の後で自動演奏或いは手動演奏が開始された場合には、図3(8)に示すように、当該自動演奏又は手動演奏の開始位置t3,t7から第4設定時間T4(例えば、T4=30秒)だけ前の時間位置tb,tcをマーキングポイント(所謂“頭出し位置”)とし、この位置にマーキングM1,M2を設定する。
なお、一般的なレコーダにおいては、外部入力音が「無し」から「有り」に変わった時点でマーキングをするものが知られているが、この発明の一実施例においては、外部入力音の有無ではマーキングをせず、演奏開始に対応してマーキングを行うようにしている。この理由は、外部入力音は、例えば、物音のように、演奏者の意図とは無関係に発生する可能性があり、外部入力音によるものでは不必要にマーキングされてしまう恐れがあるからである。
以上のように、この電子音楽装置による記録データのマーキング上の特徴によれば、音源8により演奏操作Sb及び/又は自動演奏データSaに基づいて形成された楽音信号SB,SAと外部17から入力される外部入力音信号SCとが記録データSQとして所定時間T1−T2〜T1にわたりディジタルレコーダ2に常時記録される。その際、音源8で形成される楽音信号SB,SAが所定時間T3以上の間「無し」を持続した後の時間位置t3,t7で「有り」に変わったことを検出すると、記録データSQにマーキングM1,M2を設定する。マーキングM1,M2は、検出された位置t3,t7よりも所定時間T4だけ前の位置tb,tcに設定され、これにより、記録データの再生や保存の際には、マーキングM1,M2に従い、余裕をもって的確に頭出しや切出しを行うことができる。
〔処理フロー例〕
図4は、この発明の一実施例によるレコーディング処理を表わすフローチャートを示す。電子音楽装置の電源を投入すると、このレコーディング処理が始まり、最初のステップR1で録音動作を開始する。次のステップR2では、録音時間が第1設定時間T1を越えたか否かを判定し、第1設定時間T1を越えたときは(R2→YES)、ステップR3に進んで、録音済みオーディオデータの先頭から第2設定時間T2分のデータを削除する。
録音時間が第1設定時間T1を越えていないとき(R2→NO)或いはステップR3の先頭部分データ削除処理の後は、ステップR4で、著作権保護有りの自動演奏データの再生を開始しようとしているか否かを判定する。ここで、著作権保護有りの自動演奏データの再生を開始すると判定したときは(R4→YES)、ステップR5に進み、当該自動演奏データの録音不可をセットして所定の録音制限を行う。例えば、第1実施形態では、録音区間を制限してオーディオデータの録音を一時停止し、第2実施形態では、録音対象のデータを制限して、自動演奏データに基づき形成される自動演奏音デーSAについてのみ録音を禁止する(録音しない)。
著作権保護有りの自動演奏データの再生開始はないと判定したとき(R4→NO)或いはステップR5の録音制限処理の後は、ステップR6で、著作権保護有りの自動演奏データの再生を終了したか否かを判定する。ここで、著作権保護有りの自動演奏データの再生を終了したと判定したときは(R6→YES)、ステップR7に進み、ステップR5での処理を無効化し、当該自動演奏データの録音不可をリセットして録音制限を解除する。例えば、第1実施形態では、一時停止していた録音を再開し、第2実施形態では、自動演奏音データSAのみの録音禁止を解除する。
著作権保護有りの自動演奏データの再生終了はないと判定したとき(R6→NO)或いはステップR7の録音制限解除処理の後は、ステップR8で、音源回路8において第3設定時間T3以上「楽音信号(演奏音データSA,SB)形成なし」の状態が続いた後に「楽音信号(SA,SB)形成有り」に変化したか否かを判定する。ここで、第3設定時間T3以上の「楽音信号形成なし」状態から「楽音信号形成有り」に変化したと判定したときは(R8→YES)、ステップR9に進んで、この変化のタイミングから第4設定時間T4前のタイミング位置にマーキングを行う。
第3設定時間T3以上の「楽音信号形成なし」状態から「楽音信号形成有り」への変化はないと判定したとき(R8→NO)或いはステップR9のマーキング処理の後は、ステップR10で、マーキング位置を指定してジャンプの指示があったか否かを判定する。ここで、マーキング位置指定スイッチの操作によりマーキング位置が指定され更にジャンプ指示スイッチの操作でジャンプが指示されたと判定したときは(R10→YES)、ステップR11に進んで、録音済みオーディオデータSRのポイントを、指定されたマーキング位置に戻し、このポイントを読出し開始位置として録音済みオーディオデータSRの再生を開始する(ただし、録音は継続する)。
マーキング位置指定によるジャンプ指示はないと判定したとき(R10→NO)或いはステップR11のマーキング位置からの再生開始処理の後は、ステップR12に進んで、マーキング位置を指定して切出し保存の指示があったか否かを判定する。
ここで、保存指示スイッチの操作で保存が指示され更にマーキング位置指定スイッチの操作によりマーキング位置が指定されたと判定したときは(R12→YES)、ステップR13に進み、録音動作を一時停止すると共に、録音済みオーディオデータSRから、指定されたマーキング位置に対応する区間を切り出して外部記憶装置4のオーディオデータ記憶領域4bに保存する。例えば、マーキング位置を1つ指定した場合は、指定されたマーキング位置とその直前のマーキング位置との間の録音済みオーディオデータSRを保存し、マーキング位置を2つ指定した場合には、指定された2つのマーキング位置間の録音済みオーディオデータSRを保存する。そして、保存処理の後は、録音動作を再開する。
マーキング位置指定による保存指示はないと判定したとき(R12→NO)或いはステップR13の録音済みオーディオデータ保存処理の後は、ステップR14で終了指示があったか否かを判定し、終了指示がないときは(R14→NO)ステップR2に戻り、終了指示がない間は、ステップR1〜R14の処理を繰り返す。そして、電源供給のオフ或いはモード解除スイッチの操作などによりレコーディング終了の指示があると(R14→YES)、このレコーディング処理を終了する。
〔種々の実施態様〕
以上、図面を参照しつつ、この発明の好適な実施の形態について詳述したが、これは単なる一例であって、この発明の精神を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば、常時記録の第1設定時間T1は、ユーザ(演奏者)によって選択可能としてもよい。
マーキング判断のための第3設定時間T3とマーキングする位置を決定する第4設定時間Tは、ユーザによって選択可能としてもよい。なお、第4設定時間T4は「0」(音源で楽音信号の形成を開始したタイミングに等しい)としてもよい。
著作権保護が必要な自動演奏データは、ソングデータ、自動伴奏データなど、どのような形態のものでもよい。また、MIDIデータのみで構成されるものに限らず、オーディオデータも含まれているようなデータであってもよい。
アナログライン出力回路20へは、著作権保護をした第2ミキサ9bからの出力SQを供給するものに限らず、著作権保護をしていない第1ミキサ9aからの出力SPを供給しても良い。
この発明の一実施例による電子音楽装置のハードウエア構成例を表わすブロック図である。 この発明の一実施例による電子音楽装置のレコーディング機能を説明するための機能ブロック図である。 この発明の一実施例によるレコーディング処理における演奏・入力状態と常時録音の例を表わす図である。 この発明の一実施例によるレコーディング処理例を表わすフローチャートである。
符号の説明
4a,4b 外部記憶装置4の自動演奏データ記憶領域及びオーディオデータ記憶領域、
Sb 演奏操作(手動演奏)により発生される実演奏データ(手動演奏データ)、
SA 自動演奏データSaに基づき形成される楽音信号(自動演奏音データ)、
SB 実演奏データSbに基づき形成される楽音信号(実演奏音データ)、
SC 外部入力音データ、
SP オーディオ出力されるオーディオデータ、
SQ 常時記録(常時録音)されるオーディオデータ、
SR 記録(録音)済みオーディオデータ(記録データ又は録音データ)、
A,B 保護情報検出部及び制御ゲート、
T1〜T4 第1〜第4設定時間、
M1,M2 マーキング。

Claims (3)

  1. 演奏データを入力する演奏データ入力手段と、
    上記演奏データ入力手段により入力された演奏データに基づいて楽音信号を形成する音源手段と、
    外部より外部入力音信号を入力する外部音入力手段と、
    上記音源手段により形成された楽音信号と上記外部音入力手段により入力された外部入力音信号とをミキシングしてオーディオ信号を出力するミキサと、
    上記ミキサにより出力されたオーディオ信号を記録データとして記録する記録手段と、
    上記音源手段において、所定時間以上楽音信号の形成がなされていない状態が続いた後に楽音信号の形成がなされている状態に変化したことを検出する楽音形成検出手段と、
    上記楽音形成検出手段により状態変化が検出されたタイミングに基づいて上記記録データにマーキングを設定するマーキング設定手段と
    を具備することを特徴とする電子音楽装置。
  2. 前記マーキング設定手段は、前記楽音形成検出手段により状態変化が検出されたタイミングよりも所定時間前の位置にマーキングを設定することを特徴とする請求項1に記載の電子音楽装置。
  3. 演奏データを入力する演奏データ入力手段と、音源手段と、外部より外部入力音信号を入力する外部音入力手段と、ミキサとを具備し、電子音楽装置として機能するコンピュータに、
    上記演奏データ入力手段により入力された演奏データに基づいて上記音源手段により楽音信号を形成する楽音形成ステップと、
    上記音源手段により形成された楽音信号と上記外部音入力手段により入力された外部入力音信号とを上記ミキサによりミキシングしてオーディオ信号を出力するオーディオ出力ステップと、
    上記ミキサにより出力されたオーディオ信号を記録データとして記録する記録ステップと、
    上記音源手段において、所定時間以上楽音信号の形成がなされていない状態が続いた後に楽音信号の形成がなされている状態に変化したことを検出する楽音形成検出ステップと、
    上記楽音形成検出ステップで状態変化が検出されたタイミングに基づいて上記記録データにマーキングを設定するマーキング設定ステップ
    から成る手順を実行させる音楽情報記録プログラム。
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