JP4725438B2 - 自動倉庫における荷移載装置の制御装置及び制御方法 - Google Patents

自動倉庫における荷移載装置の制御装置及び制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、荷入庫待機部からの荷下ろしを行う荷移載装置の動作を制御する制御装置及び制御方法に関する。
一般に自動倉庫は、荷を収納する収納部を複数段、複数連備えた棚(ラック)と、入出庫される荷を一時的に載置する荷待機部と、荷待機部及び棚との間で荷の搬送及び移載作業を行うスタッカクレーンとを備えている(例えば、特許文献1参照。)。また、自動倉庫は、荷搬送装置を備え、該荷搬送装置は荷供給部及び前記荷待機部を備え、荷は前記荷供給部から荷待機部まで搬送されるようになっている。
図11に示すように、前記スタッカクレーンは、キャリッジ101上に、荷Bを把持して搬入及び搬出を行う荷移載装置102を備え、該荷移載装置102は収納部又は荷待機部に対して進退可能になっている。また、荷移載装置102には、一対のコンベアアーム103が設けられている。この一対のコンベアアーム103は、矢印Xで示すように、互いに接近又は離間する方向に同期して移動しながら荷Bを挟む込む構造となっている。
そして、上記自動倉庫においては、スタッカクレーンが荷待機部105の所定位置まで移動され、その後、荷移載装置102が荷待機部105に向けて接近される。続けて、一対のコンベアアーム103が互いに接近する方向へ同期して移動され、荷Bを予め設定された基準位置で挟み込む。この基準位置は、荷Bを荷待機部105から下ろし、収納部に載せる際に基準となる位置である。そして、一対のコンベアアーム103で荷Bを把持したまま荷移載装置102が荷待機部105から離間され、荷Bがキャリッジ101上に引き込まれる。その後、スタッカクレーンは棚に向けて搬送され、荷Bが指定された収納部に収納される。
特開2005−219832号公報
ところで、自動倉庫においては、一対のコンベアアーム103は同期して移動し、両コンベアアーム103の移動量が同じである。そして、自動倉庫においては、様々な荷幅の荷Bの搬送及び移載作業が行われる。このため、各種荷幅の荷Bを一対のコンベアアーム103によって挟み込み可能とするためには、荷待機部105において荷Bが常に所定の基準位置にある状態でコンベアアーム103によって挟み込まれる必要がある。すなわち、荷Bをその荷幅中心線Nを一対のコンベアアーム103間の中心線Lに一致させる必要がある。
荷Bにおいては、荷待機部105上における位置は様々であるため、荷Bの荷幅中心線Nをコンベアアーム103間の中心線Lに一致させ、前記基準位置に位置させるにはセンタリング装置106が必要となる。このセンタリング装置106は、一対の荷押し板107を荷待機部105から出没可能に構成されており、両荷押し板107が図11の実線に示す位置から2点鎖線に示す位置まで移動し、荷Bを互いに押し合うことで荷Bをその荷幅中心線Nがコンベアアーム103間の中心線Lに一致するように移動させるものである。
したがって、上記自動倉庫においては、様々な荷幅の荷Bをコンベアアーム103で挟み込むことを可能とするためにセンタリング装置106を必要とし、自動倉庫の荷待機部105(荷搬送装置)における構造が複雑化するとともに、その制御が複雑となりコストが嵩んでいた。
本発明は、様々な荷幅の荷をセンタリング装置を必要とせずに基準位置で荷下ろしを行うことができ、自動倉庫の製造コストを抑えることを可能とする自動倉庫における荷移載装置の制御装置及び制御方法を提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、複数の収納部を有する棚と、前記収納部に入庫する荷を待機させる荷入庫待機部と、前記棚の連方向に延びる走行路に沿って走行する移動体と、該移動体に設けられ各々独立して駆動する第1把持部及び第2把持部によって前記荷入庫待機部上の荷の両側を挟んだ状態で移載する荷移載装置とを備えた自動倉庫に装備され、前記荷入庫待機部からの荷下ろしを行う前記荷移載装置の動作を制御する制御装置であって、前記第1把持部の第2把持部に対する接近又は離間と、前記第2把持部の第1把持部に対する接近又は離間とを制御する把持部制御手段と、前記把持部制御手段によって移動された前記第2把持部により前記荷入庫待機部上の荷が所定値以上の力で押圧された時に検知信号を出力する検知手段とを備え、前記把持部制御手段は、前記荷入庫待機部上の荷の側面に対して規定寸法離れた位置に第1把持部及び第2把持部を位置させ、第1把持部を第2把持部に向けて移動させた後、予め設定された基準位置で停止させ、前記第2把持部を第1把持部に向けて移動させて前記検知手段からの検知信号の出力を契機として第2把持部の移動を停止させることを要旨とする。
また、請求項5に記載の発明は、複数の収納部を有する棚と、前記収納部に入庫する荷を待機させる荷入庫待機部と、前記棚の連方向に延びる走行路に沿って走行する移動体と、該移動体に設けられ各々独立して駆動する第1把持部及び第2把持部によって前記荷入庫待機部上の荷の両側を挟んだ状態で移載する荷移載装置とを備えた自動倉庫における前記荷移載装置の制御方法であって、前記荷入庫待機部上の荷の側面に対して規定寸法離れた位置に第1把持部及び第2把持部を位置させ、第1把持部を第2把持部に向けて移動させた後、予め設定された基準位置で停止させ、前記第2把持部を第1把持部に向けて移動させて第2把持部により荷が所定値以上の力で押圧された時に第2把持部の移動を停止させることを要旨とする。
請求項1及び請求項5に記載の発明によれば、第1把持部を第2把持部に向けて移動させ、基準位置に停止させた後、第2把持部を第1把持部に向けて移動させる。すると、荷幅が様々であっても第2把持部によって荷を第1把持部に向けて移動させることで第1把持部と第2把持部とで荷を挟み込むことができる。さらに、第1把持部は停止しているため、第2把持部によって荷を介して第1把持部が押圧されても荷は基準位置から移動することが防止される。そして、検知手段の検知信号が出力されたことを契機に第2把持部の第1把持部に向けた移動が停止されるため、荷は基準位置において第1把持部と第2把持部によって両側から挟みこまれ、両把持部によって把持される。よって、背景技術のようにセンタリング装置を用いて荷を基準位置に位置させることなく基準位置で荷入庫待機部から荷下ろしを行うことができる。
また、前記走行路の延びる方向に対して直交する方向に沿った前記荷移載装置の荷入庫待機部に対する接近又は離間を制御する荷移載装置制御手段をさらに備え、前記荷移載装置制御手段は、前記把持部制御手段が前記荷入庫待機部上の荷の側面に対して規定寸法離れた位置に第1把持部及び第2把持部を位置させる前に前記第1把持部の内面及び第2把持部の内面が荷の側面に対向するまで荷移載装置を荷入庫待機部に向けて接近させてもよい。
この構成によれば、把持部制御手段によって第2把持部を第1把持部に向けて移動させたとき、第2把持部の内面を荷に確実に当接させて第1把持部に向けて押すことができる。さらに、荷を第1把持部に確実に当接させて、第1把持部の内面と第2把持部の内面とで荷の両側を挟み込み、確実に荷を把持することができる。
また、前記荷入庫待機部は、荷供給側から該荷入庫待機部に向けて荷を搬送する荷搬送装置を備えるとともに、該荷搬送装置に搬送途中の荷の移動を停止させる荷ストッパを備えており、前記基準位置は前記荷ストッパにおいて前記荷搬送装置によって搬送された荷が接触するストッパ面と面一となる位置であってもよい。
この構成によれば、荷ストッパのストッパ面に接触して荷搬送装置上での移動が停止された荷は、必ず荷ストッパよりも荷供給側に位置している。そして、基準位置をストッパ面と面一となる位置にすることにより、第2把持部によって押される荷の第1把持部側への移動量を少なくすることができ、荷を挟み込む時間の短縮に寄与することができる。
また、前記荷移載装置は、前記走行路の延びる方向における棚側に第1把持部が位置し、第1把持部よりも荷供給側に第2把持部が位置するように構成されており、前記制御装置は、移動体の走行路に沿った走行を制御する走行制御手段をさらに備え、該走行制御手段は、前記荷入庫待機部において前記荷ストッパよりも前記棚側に第1把持部の内面が位置するように前記移動体を停止させてもよい。
この構成によれば、移動体が停止したとき、第1把持部が荷入庫待機部上の荷を超えてしまい、第1把持部と第2把持部との間に荷が位置しなくなる不具合の発生を防止することができる。
本発明によれば、様々な荷幅の荷をセンタリング装置を必要とせずに基準位置で荷下ろしを行うことができ、自動倉庫の製造コストを抑えることを可能とする。
以下、本発明の自動倉庫における荷移載装置の制御装置及び制御方法を具体化した一実施形態を図1〜図8にしたがって説明する。
まず、自動倉庫11について説明する。図1に示すように、自動倉庫11は棚12を備えている。棚12には、荷を収納する収納部13が連方向及び段方向にそれぞれ複数ずつ配設されている。棚12の外側であって、該棚12の連方向の一端側には荷搬送装置としての荷入庫コンベヤ17が装備されている。
また、前記荷入庫コンベヤ17の一端側(棚12より離れた側)には荷供給部(図示せず)が設けられ、荷入庫コンベヤ17の他端側(棚12に近い側)には荷入庫待機部19が設けられている。そして、荷供給部に供給された荷Bは、荷入庫コンベヤ17によって荷入庫待機部19まで搬送されるようになっている。また、荷入庫コンベヤ17において、荷入庫待機部19には荷ストッパ20が出没可能に設けられている。この荷ストッパ20は、荷入庫コンベヤ17からの突出状態で荷供給部側にストッパ面20aを有し、該ストッパ面20aに搬送途中の荷Bが接触することにより荷Bの移動を停止させるようになっている。なお、荷ストッパ20は、ストッパ面20aに荷Bが接触すると、荷入庫コンベヤ17内に没入するようになっている。
自動倉庫11の通路には、棚12の連方向に沿って延びる走行路21が敷設され、走行路21上には移動体としてのスタッカクレーン22が走行可能に配備されている。スタッカクレーン22は、走行路21上を走行自在な前後2つの走行輪23を有する走行台24と、その上に立設された一対のマスト25と、マスト25間に上下動可能に配設された昇降キャリッジ26とを備えている。昇降キャリッジ26上には、荷移載装置27が設けられている(図2参照)。
走行台24には、スタッカクレーン22を走行させるための走行用モータ24aと、昇降キャリッジ26を昇降させる昇降用モータ(図示せず)とが設けられている。前記走行用モータ24a及び昇降用モータはサーボモータよりなる。そして、走行輪23は、走行用モータ24aにより回転駆動され、スタッカクレーン22は、走行輪23が走行路21上を転動することにより該走行路21に沿って走行する。また、昇降キャリッジ26は、図示しない巻き上げ装置が昇降用モータにより駆動されることで、前記巻き上げ装置にてワイヤが巻き上げ及び繰り出しされることによって昇降する。マスト25の下部と対応する位置には、前記走行用モータ24aと昇降用モータを制御するための制御装置としてのクレーンコントローラ40が装備されている。
図2(a)〜(c)に示すように、前記昇降キャリッジ26において、荷移載装置27は荷入庫コンベヤ17又は棚12の奥行き方向に往復動可能な移載板28と、該移載板28上に設けられた第1把持部としての第1ベルトコンベア31と、第2把持部としての第2ベルトコンベア32とを備えている。前記荷移載装置27の動作はクレーンコントローラ40によって制御されるようになっている。
前記移載板28は、モータ33(図2(d)参照)によって昇降キャリッジ26上において矢印Wで示す前記奥行き方向に往復動されるようになっている。すなわち、移載板28は、走行路21の延びる方向に対して直行する方向に沿って移動し、棚12又は荷入庫待機部19に対して接近又は離間するようになっている。前記モータ33の駆動力は、例えばラック−ピニオン機構を介して移載板28に伝達される。また、モータ33の駆動はクレーンコントローラ40によって制御され、移載板28の荷入庫待機部19又は棚12に対する接近又は離間は、クレーンコントローラ40によって制御されるようになっている。
第1及び第2ベルトコンベア31,32は、モータ29によって矢印Rで示す回転方向に駆動されるようになっている(図2(a)参照)。また、第1ベルトコンベア31及び第2ベルトコンベア32は、それぞれ移載板28上に設けられたスタッカクレーン22の走行方向へ延びるレール37に支持されている。すなわち、第1ベルトコンベア31及び第2ベルトコンベア32は、前記矢印Wで示す奥行き方向と直交する方向へ移動可能にレール37に支持されている。
さらに、第1ベルトコンベア31は、第1駆動手段としての第1駆動モータ34によって駆動され、第1駆動モータ34の駆動力は第1プーリ・ベルト機構P1を介して第1ベルトコンベア31に伝達される。その結果、第1ベルトコンベア31は、レール37に沿って移動し、矢印Yで示すように走行路21の延びる方向に沿って往復動され、第2ベルトコンベア32に対して接近又は離間する方向へ移動するようになっている。
一方、第2ベルトコンベア32は、第2駆動手段としての第2駆動モータ35によって駆動され、第2駆動モータ35の駆動力は第2プーリ・ベルト機構P2を介して第2ベルトコンベア32に伝達される。その結果、第2ベルトコンベア32は、レール37に沿って移動し、矢印Yで示すように走行路21の延びる方向に沿って往復動され、第1ベルトコンベア31に対して接近又は離間する方向へ移動するようになっている。すなわち、移載板28上において、第1ベルトコンベア31と第2ベルトコンベア32は各々独立して駆動するようになっている。前記レール37には、前記第2ベルトコンベア32によって荷Bが所定値以上の力で押圧された時に検知信号を出力する検知手段としての圧力センサSが設けられている。この圧力センサSからの検知信号はクレーンコントローラ40に出力されるようになっている。
図1に示すように、前記クレーンコントローラ40は、通路に配設された地上コントローラ50からの指令信号に基づいて走行用モータ24aや昇降用モータなどを制御するようになっている。図3に示すように、地上コントローラ50には、情報を表示するディスプレイ51や各種データを入力するキーボード52が設けられている。
クレーンコントローラ40及び地上コントローラ50は、クレーンコントローラ40と地上コントローラ50との間で無線により信号の授受を行う送受信装置53a,53bを備えている。地上コントローラ50は、図示しない在庫管理コンピュータから入出庫指令を受信するとスタッカクレーン22に入庫先の収納部13あるいは出庫元の収納部13の位置を指令する。そして、クレーンコントローラ40は、地上コントローラ50の指令に基づいて、入庫作業又は出庫作業を行うように、スタッカクレーン22の走行用モータ24aや昇降用モータを制御する。クレーンコントローラ40は、中央処理装置であるCPU(Central Processing Unit)41及びメモリ42を備え、当該メモリ42に記憶された各種の制御プログラムにしたがって各種の処理を実行する。
クレーンコントローラ40はCPU41の制御により、走行用モータ24a、昇降用モータ、モータ29、モータ33、第1駆動モータ34、及び第2駆動モータ35の駆動を制御する。メモリ42には、スタッカクレーン22の走行、昇降キャリッジ26の昇降、荷移載装置27の動作を制御するための制御プログラム等が記憶されている。また、メモリ42には、予め定めた荷入庫待機部19においてスタッカクレーン22を停止させ、待機させる位置(待機位置)を示す待機位置データが記憶されている。前記待機位置データは、走行用モータ24aに出力される電力量として記憶されている。さらに、メモリ42には、入出庫される荷Bの荷幅を示す荷幅データが記憶されている。
次に、本実施形態における荷移載装置27の制御方法を説明する。
まず、荷供給部側より供給された荷Bは荷入庫コンベヤ17によって荷入庫待機部19に向けて搬送される。すると、図4に示すように、荷ストッパ20が荷入庫コンベヤ17から突出することによって荷Bが荷ストッパ20のストッパ面20aに接触して荷Bが停止される。なお、図4では、荷ストッパ20によって移動が停止された荷Bがストッパ面20aに接触した状態を示しているが、移動が停止された荷Bが荷ストッパ20から若干離れた位置にある場合もある。
次に、クレーンコントローラ40は、地上コントローラ50からの入庫指令を入力すると、その指令に従ってスタッカクレーン22を制御する。クレーンコントローラ40は、メモリ42に記憶された待機位置データに基づいて走行用モータ24aを制御し、スタッカクレーン22の走行を制御する。すると、スタッカクレーン22は、第1ベルトコンベア31が、前記荷ストッパ20よりも棚12側に位置するまで走行し、停止される。すなわち、第1ベルトコンベア31の内面31aは荷ストッパ20よりも棚12側に位置し、スタッカクレーン22は待機位置に移動される。本実施形態では、クレーンコントローラ40が走行用モータ24aを制御し、スタッカクレーン22の走行を制御する走行制御手段として機能するとともに、荷移載装置27の動作として、該荷移載装置27を備えるスタッカクレーン22の動作も含むものとする。
次に、図5に示すように、クレーンコントローラ40は、モータ33を駆動させ、移載板28を荷入庫待機部19に向けて接近させ、第1ベルトコンベア31の内面31a及び第2ベルトコンベア32の内面32aが荷Bの側面と対向する位置まで移動させる(シフト動作)。本実施形態では、クレーンコントローラ40が荷移載装置27の荷入庫待機部19に対する接近又は離間を制御する荷移載装置制御手段として機能する。
次に、図示しないが、クレーンコントローラ40は、前記入庫指令に含まれる荷幅データに基づいて第1駆動モータ34及び第2駆動モータ35を駆動させ、第1ベルトコンベア31及び第2ベルトコンベア32をそれぞれ荷Bから規定寸法だけ離れた位置にまで移動させる(事前動作)。なお、規定寸法とは、第1ベルトコンベア31の内面31a及び第2ベルトコンベア32の内面32aが、対向する荷Bの側面に対して接触せず、かつ速やかに接触可能とする寸法のことを言う。
次に、図6に示すように、クレーンコントローラ40は、第1駆動モータ34を駆動させ、第1ベルトコンベア31を第2ベルトコンベア32に向けて接近させて荷ストッパ20に向けて移動させるとともに、第2ベルトコンベア32を第1ベルトコンベア31に接近するように移動させる。そして、クレーンコントローラ40は、第1ベルトコンベア31をその内面31aが前記荷ストッパ20のストッパ面20aと面一となる位置で停止させる。このとき、荷Bは、第1ベルトコンベアの内面31aに接触する一方で、第2ベルトコンベア32の内面32aに接触せず、内面32aから離間した位置にある。なお、この第1ベルトコンベア31が停止した位置を、荷入庫待機部19からの荷下ろし作業を行う際に基準となる基準位置とする。そして、本実施形態では、クレーンコントローラ40が、第1ベルトコンベア31の第2ベルトコンベア32に対する接近(移動)を制御する把持部制御手段として機能する。
次に、図7に示すように、クレーンコントローラ40によって駆動された第2ベルトコンベア32の内面32aが荷Bに接触すると、荷Bは第2ベルトコンベア32によって第1ベルトコンベア31側に向けて押されていき、第1ベルトコンベア31と第2ベルトコンベア32によって荷Bが挟み込まれていく(挟み込み動作)。第2ベルトコンベア32が荷Bを押圧していき荷Bが所定値以上の力で押圧される。そして、圧力センサSが検知信号を出力すると、クレーンコントローラ40は前記検知信号の出力を契機として第2駆動モータ35を停止させる。本実施形態では、クレーンコントローラ40が、第2ベルトコンベア32の第1ベルトコンベア31に対する接近(移動)及び停止を制御する把持部制御手段として機能する。そして、第1ベルトコンベア31と第2ベルトコンベア32によって荷Bが両側から挟み込まれ、荷Bが第1ベルトコンベア31と第2ベルトコンベア32に把持される。このとき、第1ベルトコンベア31は、前記基準位置で停止しているため、荷Bは基準位置において第1ベルトコンベア31と第2ベルトコンベア32によって把持される。
次に、図8に示すように、クレーンコントローラ40は、モータ29を駆動させ、第1ベルトコンベア31及び第2ベルトコンベア32を駆動させ、荷Bを昇降キャリッジ26に引き寄せる。すると、荷Bが昇降キャリッジ26上に移載される(引き込み動作)。すなわち、荷Bは、基準位置から昇降キャリッジ26に向けて引き込まれ、基準位置で荷下ろしが行われる。その後、クレーンコントローラ40は、スタッカクレーン22を制御して入庫指令によって指定された収納部13に荷Bを収納させる。
上記実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)互いに接近又は離間する方向へ独立して駆動可能な第1ベルトコンベア31及び第2ベルトコンベア32を有する荷移載装置27を備えた自動倉庫11において、第1ベルトコンベア31を基準位置に停止させた後、第2ベルトコンベア32を第1ベルトコンベア31に向けて移動させて荷Bを挟み込むようにした。このため、荷幅が様々であっても第2ベルトコンベア32の移動によって、第1ベルトコンベア31が基準位置に位置した状態で荷Bが第1ベルトコンベア31と第2ベルトコンベア32に把持される。したがって、背景技術のようにセンタリング装置を用いることなく様々な荷幅の荷Bを基準位置で挟み込み、荷下ろしを行うことができる。よって、センタリング装置を必要とする背景技術に比して荷入庫コンベヤ17の構成及びその制御を簡単にすることができ、自動倉庫11の製造コストを抑えることができる。
(2)第1ベルトコンベア31を停止させる基準位置は、第1ベルトコンベア31の内面31aと荷ストッパ20のストッパ面20aとが面一となる位置に設定されている。よって、第1ベルトコンベア31を停止させる位置は一定であり、また、物理的に特定することができるため、荷下ろしを行うスタッカクレーン22の制御プログラムを容易に設計することができる。
(3)第1ベルトコンベア31を停止させ、第2ベルトコンベア32を第1ベルトコンベア31に向けて移動させることで荷Bを挟み込むようにした。このため、第1ベルトコンベア31と第2ベルトコンベア32の間に収まる荷幅を有した荷Bであれば、サイズが様々であっても基準位置で荷下ろしを行うことができる。
(4)第1ベルトコンベア31及び第2ベルトコンベア32を規定寸法だけ荷Bから離れた位置まで移動させて事前動作を行った後に挟み込み動作が行われる。このため、荷Bを挟み込む動作は、第1及び第2ベルトコンベア31,32を僅かに移動させるだけで済むため、事前動作を行わない場合に比して荷の移載時間を短縮することができる。
(5)荷移載装置27を荷入庫待機部19に向けて接近させ、第1ベルトコンベア31の内面31a及び第2ベルトコンベア32の内面32aが荷Bの側面と対向するようにした。このため、第2ベルトコンベア32を第1ベルトコンベア31に向けて移動させたとき、第2ベルトコンベア32の内面32aによって荷Bを第1ベルトコンベア31に向けて押すことができる。さらに、第2ベルトコンベア32によって押された荷Bを第1ベルトコンベア31の内面31aに当接させることができ、結果として第1ベルトコンベア31と第2ベルトコンベア32によって荷Bを確実に挟み込み、把持することができる。
(6)荷入庫コンベヤ17を搬送された荷Bは荷ストッパ20に接触し、その移動が停止される。そして、移動が停止された荷Bは、必ず荷ストッパ20よりも荷供給側に位置している。このため、基準位置をストッパ面20aと面一となる位置にすることにより、荷Bを第2ベルトコンベア32によって押して第1ベルトコンベア31に当接させるまでの荷Bの移動量を少なくすることができ、荷Bを挟み込む時間の短縮に寄与することができる。
(7)荷入庫コンベヤ17を搬送され、荷ストッパ20のストッパ面20aに接触した荷Bは、必ず荷ストッパ20よりも荷供給側に位置している。このため、荷ストッパ20よりも棚12側に第1ベルトコンベア31の内面31aが位置するようにスタッカクレーン22を停止させることで、第1ベルトコンベア31が荷Bよりも荷供給側へ超えてしまうことを防止することができる。
なお、各実施形態は以下のように変更してもよい。
○ 図9に示すように、第1把持部及び第2把持部として複数段のスライド式のフォークを備えた第1スライドアーム55及び第2スライドアーム56としてもよく、この場合、第1スライドアーム55と、移載板28と、第2スライドアーム56とから荷移載装置27が構成される。この場合、移載板28を荷入庫待機部19に向けて接近させるシフト動作が必要なくなる。
○ 図10に示すように、第1ベルトコンベア31と第1駆動モータ34とをラック−ピニオン機構60を介して連結し、第1駆動モータ34の駆動力をラック−ピニオン機構60を介して第1ベルトコンベア31に伝達する構成としてもよい。第1ベルトコンベア31は、基準位置に停止されるまでの移動量は僅かである。このため、ラック−ピニオン機構60を用いても第1ベルトコンベア31の移動は十分に賄うことができる。よって、第1プーリ・ベルト機構P1を用いる場合に比して部品点数を減らすことができるとともに、メンテナンス性を向上させることができる。
○ 第1ベルトコンベア31を停止させる基準位置は、荷ストッパ20のストッパ面20aと面一となる位置でなくてもよく、ストッパ面20aよりも荷供給部側であってもよく、荷Bの載せ下ろしに適した位置に任意に変更してもよい。
○ 荷入庫待機部19への荷Bの搬送は、荷入庫コンベヤ17を用いず、フォークリフトや手作業によって行ってもよい。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について以下に追記する。
(1)複数の収納部を有する棚と、前記収納部に入庫する荷を待機させる荷入庫待機部と、走行路に沿って走行する移動体と、該移動体に設けられた第1把持部及び第2把持部によって前記荷入庫待機部上の荷の両側を挟んだ状態で移載する荷移載装置とを備えた自動倉庫であって、前記荷移載装置は、第1把持部を第2把持部に対して接近又は離間させる第1駆動手段と、前記第2把持部を第1把持部に対して接近又は離間させる第2駆動手段とを別々に備えている自動倉庫。
実施形態の自動倉庫を示す斜視図。 (a)は荷移載装置を示す平面図、(b)は移載板を荷入庫待機部に接近させた状態を示す平面図、(c)は第2ベルトコンベアを第1ベルトコンベアに向けて移動させた状態を示す平面図、(d)は荷移載装置を示す側面図。 自動倉庫の制御構成を示すブロック図。 荷ストッパによって荷が停止された状態を示す平面図。 荷移載装置の移載板を荷入庫待機部に接近させた状態を示す平面図。 第1ベルトコンベアを基準位置で停止させた状態を示す平面図。 荷移載装置による挟み込み動作を示す平面図。 荷を昇降キャリッジに引き込んだ状態を示す平面図。 第1及び第2把持部の別例を示す平面図。 第1駆動手段の別例を示す平面図。 背景技術の荷移載装置を示す平面図。
符号の説明
B…荷、S…検知手段としての圧力センサ、11…自動倉庫、12…棚、13…収納部、17…荷搬送装置としての荷入庫コンベヤ、19…荷入庫待機部、20…荷ストッパ、20a…ストッパ面、21…走行路、22…移動体としてのスタッカクレーン、27…荷移載装置、31…第1把持部としての第1ベルトコンベア、31a…内面、32…第2把持部としての第2ベルトコンベア、32a…内面、40…制御装置であり把持部制御手段、荷移載装置制御手段、及び走行制御手段として機能するクレーンコントローラ。

Claims (5)

  1. 複数の収納部を有する棚と、前記収納部に入庫する荷を待機させる荷入庫待機部と、前記棚の連方向に延びる走行路に沿って走行する移動体と、該移動体に設けられ各々独立して駆動する第1把持部及び第2把持部によって前記荷入庫待機部上の荷の両側を挟んだ状態で移載する荷移載装置とを備えた自動倉庫に装備され、前記荷入庫待機部からの荷下ろしを行う前記荷移載装置の動作を制御する制御装置であって、
    前記第1把持部の第2把持部に対する接近又は離間と、前記第2把持部の第1把持部に対する接近又は離間とを制御する把持部制御手段と、
    前記把持部制御手段によって移動された前記第2把持部により前記荷入庫待機部上の荷が所定値以上の力で押圧された時に検知信号を出力する検知手段とを備え、
    前記把持部制御手段は、前記荷入庫待機部上の荷の側面に対して規定寸法離れた位置に第1把持部及び第2把持部を位置させ、第1把持部を第2把持部に向けて移動させた後、予め設定された基準位置で停止させ、前記第2把持部を第1把持部に向けて移動させて前記検知手段からの検知信号の出力を契機として第2把持部の移動を停止させることを特徴とする自動倉庫における荷移載装置の制御装置。
  2. 前記走行路の延びる方向に対して直交する方向に沿った前記荷移載装置の荷入庫待機部に対する接近又は離間を制御する荷移載装置制御手段をさらに備え、前記荷移載装置制御手段は、前記把持部制御手段が前記荷入庫待機部上の荷の側面に対して規定寸法離れた位置に第1把持部及び第2把持部を位置させる前に前記第1把持部の内面及び第2把持部の内面が荷の側面に対向するまで荷移載装置を荷入庫待機部に向けて接近させる請求項1に記載の自動倉庫における荷移載装置の制御装置。
  3. 前記荷入庫待機部は、荷供給側から該荷入庫待機部に向けて荷を搬送する荷搬送装置を備えるとともに、該荷搬送装置に搬送途中の荷の移動を停止させる荷ストッパを備えており、前記基準位置は前記荷ストッパにおいて前記荷搬送装置によって搬送された荷が接触するストッパ面と面一となる位置である請求項1又は請求項2に記載の自動倉庫における荷移載装置の制御装置。
  4. 前記荷移載装置は、前記走行路の延びる方向における棚側に第1把持部が位置し、第1把持部よりも荷供給側に第2把持部が位置するように構成されており、前記制御装置は、移動体の走行路に沿った走行を制御する走行制御手段をさらに備え、該走行制御手段は、前記荷入庫待機部において前記荷ストッパよりも前記棚側に第1把持部の内面が位置するように前記移動体を停止させる請求項3に記載の自動倉庫における荷移載装置の制御装置。
  5. 複数の収納部を有する棚と、前記収納部に入庫する荷を待機させる荷入庫待機部と、前記棚の連方向に延びる走行路に沿って走行する移動体と、該移動体に設けられ各々独立して駆動する第1把持部及び第2把持部によって前記荷入庫待機部上の荷の両側を挟んだ状態で移載する荷移載装置とを備えた自動倉庫における前記荷移載装置の制御方法であって、
    前記荷入庫待機部上の荷の側面に対して規定寸法離れた位置に第1把持部及び第2把持部を位置させ、第1把持部を第2把持部に向けて移動させた後、予め設定された基準位置で停止させ、前記第2把持部を第1把持部に向けて移動させて第2把持部により荷が所定値以上の力で押圧された時に第2把持部の移動を停止させることを特徴とする自動倉庫における荷移載装置の制御方法。
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