JP4725321B2 - 画像符号化装置及び画像符号化方法 - Google Patents
画像符号化装置及び画像符号化方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4725321B2 JP4725321B2 JP2005378984A JP2005378984A JP4725321B2 JP 4725321 B2 JP4725321 B2 JP 4725321B2 JP 2005378984 A JP2005378984 A JP 2005378984A JP 2005378984 A JP2005378984 A JP 2005378984A JP 4725321 B2 JP4725321 B2 JP 4725321B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- encoding
- pixel
- pixel data
- code
- compression rate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Compression Of Band Width Or Redundancy In Fax (AREA)
Description
非可逆モードにて、前記符号化対象画素の画素データを前記規定圧縮率となる固定長符号で表現して符号化する非可逆符号化部と、
可逆モードにて、前記符号化対象画素の画素データの圧縮率が前記規定圧縮率よりも高い圧縮率となる時には、前記固定長符号に対する余剰符号を余らせて前記符号化対象画素の画素データを符号化し、前記符号化対象画素の画素データの圧縮率が前記規定圧縮率よりも低い圧縮率となる時には、前記固定長符号に追加される余剰符号を消費させて前記符号化対象画素の画素データを符号化する可逆符号化部と、
前記可逆符号化部で符号化した時に、前記余剰符号をカウントアップし、消費された前記余剰符号をカウントダウンする余剰符号カウンタと、
前記余剰カウンタのカウント値が前記規定圧縮率よりも低圧縮率を示す値とならない範囲で、前記可逆符号化部での符号化動作を継続させる符号化制御部と、
を有することを特徴とする。
非可逆モードにて、前記符号化対象画素の画素データを前記規定圧縮率となる固定長符号で表現して符号化する非可逆符号化部と、
可逆モードにて、前記符号化対象画素の画素データの単独圧縮率が前記規定圧縮率よりも高い圧縮率となる時には、前記符号化対象画素の画素データを第1優先順位で符号化し、前記複数画素の各画素データの平均圧縮率が前記規定圧縮率よりも高い圧縮率となる時には、前記複数画素の各画素データを関連付けて第2優先順位で符号化し、前記複数画素の各画素データの見掛け上の平均圧縮率または前記符号化対象画素の画素データの見掛け上の単独圧縮率が前記規定圧縮率と等しくなる時には、前記複数画素の各画素データを関連付けて、または前記符号化対象画素の画素データを単独で、第3優先順位で符号化する可逆符号化部と、
前記可逆符号化部で符号化した時であって、前記第1及び第2優先順位のいずれか一方で符号化した時に前記固定長符号に対して余る余剰符号をカウントアップし、前記余剰符号の累計の一部又は全部を差し引いて算出した前記見掛け上の平均圧縮率または前記見掛け上の単独圧縮率が前記規定圧縮率と等しくなるように前記第3優先順位で符号化した時に、差し引かれた分の前記余剰符号をカウントダウンする余剰符号カウンタと、
前記余剰カウンタのカウント値が前記規定圧縮率よりも低圧縮率を示す値とならない範囲で、前記可逆符号化部での前記第1〜第3優先順位のいずれかの符号化動作を継続させる符号化制御部と、
を有することを特徴とする。
可逆モードでの符号化が実施されるための予め定めた条件が成立しない時に、非可逆モードにて、前記符号化対象画素の画素データを前記規定圧縮率となる固定長符号で表現して符号化する工程と、
前記符号化対象画素の画素データの圧縮率が前記規定圧縮率よりも高い圧縮率となる条件が成立する時に、前記固定長符号に対する余剰符号を余らせて、前記符号化対象画素の画素データを可逆モードにて符号化し、かつ、前記余剰符号を余剰カウンタにてカウントアップする工程と、
前記複数画素の画素データの圧縮率が前記規定圧縮率より低くなる条件が成立する時に、前記固定長符号に追加される前記余剰符号を消費させて、前記符号化対象画素の画素データを可逆モードにて符号化し、かつ、消費される前記余剰符号を前記余剰カウンタにてカウントダウンする工程と、
を有し、
前記余剰カウンタのカウント値が前記規定圧縮率よりも低圧縮率を示す値とならない範囲で、前記可逆符号化部での符号化動作を継続させることを特徴とする。
可逆モードでの符号化が実施されるための予め定めた条件が成立しない時に、非可逆モードにて、前記符号化対象画素の画素データを前記規定圧縮率となる固定長符号で表現して符号化する工程と、
前記符号化対象画素の画素データの単独圧縮率が前記規定圧縮率よりも高い圧縮率となる条件が成立する時に、前記符号化対象画素の画素データを可逆モードにて第1優先順位で符号化し、かつ、前記固定長符号に対して余る余剰符号を余剰カウンタにてカウントアップする工程と、
前記複数画素の各画素データの平均圧縮率が前記規定圧縮率よりも高い圧縮率となる条件が成立する時に、前記複数画素の各画素データを関連付けて可逆モードにて第2優先順位で符号化し、かつ、前記固定長符号に対して余る余剰符号を余剰カウンタにてカウントアップする工程と、
前記複数画素の各画素データの見掛け上の平均圧縮率または前記符号化対象画素の画素データの見掛け上の単独圧縮率が前記規定圧縮率と等しくなる条件が成立する時に、前記複数の画素の各画素データを関連付けて、または前記符号化対象画素を単独で、可逆モードにて第3優先順位で符号化し、かつ、差し引かれた分の前記余剰符号を前記余剰カウンタにてカウントダウンする工程と、
を有し、
前記余剰カウンタのカウント値が前記規定圧縮率よりも低圧縮率を示す値とならない範囲で、前記可逆符号化部での前記第1〜第3優先順位のいずれかの符号化動作を継続させることを特徴とする。
1.1.画像入力部
図1は、本実施形態に係る画像符号化装置のブロック図である。画像入力部100は、画素データをシリアルに入力し、一ライン上で隣り合う複数例えば4つの画素P,X,A,Bの各画素データをパラレルに出力する。ここで、図2に示すように、画素Xが符号化対象画素であり、画素Pは符号化対象画素Xの先行画素であり、画素Aは符号化対象画素Xの1番目の後続画素であり、画素Bは符号化対象画素Xの2番目の後続画素である。各画素のデータは、R,G,B画素データでも、YCrCb(輝度信号+色差信号)画素データのいずれであっても良い。本実施形態では、各画素データは、サブビクセルが各8ビットのR,G,Bで構成された計24ビットのデータとする。
非可逆符号化部の一例である予測符号化部110は、非可逆モードに(Lossyモードともいう)て、符号化対象画素Xの画素データ(24ビットデータ)を規定圧縮率(例えば50%)で固定長データ(例えば12ビットデータ)に符号化する。この予測符号化部110は、隣接する画素間の差分をPCM符号化するDPCM(Differential Pulse Code Modulation)符号化するもので、特許文献2の予測符号器と同様にルックアップテーブルを用いてソフトウェアにて実現することもできるが、本実施形態では図3に示すようにハードウェアにて構成している。ただし、特許文献2の予測符号器はハフマン符号のような可変長符号化を実施したが、本実施形態では、規定圧縮率を担保するために、可変長符号化は採用しない。
この場合、取り得る予測誤差の範囲は、−159〜159である。したがって、図4に示すように、量子化コードを割り当てる。
取り得る予測誤差の範囲は、−95〜191である。したがって、図5に示すように、量子化コードを割り当てる。
取り得る予測誤差の範囲は、−191〜95である。したがって、図6に示すように、量子化コードを割り当てる。
取り得る予測誤差の範囲は、−63〜223である。したがって、図7に示すように、量子化コードを割り当てる。
取り得る予測誤差の範囲は、−223〜63である。したがって、図8に示すように、量子化コードを割り当てる。
可逆モード(Losslessモードともいう)で符号化する可逆符号化部の一例である先頭移動辞書符号化部120は、R,G,B形式の画素データ(24ビット)をそのまま1つの非圧縮データとして扱い、完全に復号可能な可逆データとして符号化する。先頭移動辞書による符号化の方法自体は、特許文献2(特開2001-257888)と基本的に同じである。但し、本実施形態では、ハフマン符号のような可変長符号化は行わない。規定圧縮率を保証できないためである。
図1に周辺画素値評価部130は、画素入力部110からパラレルに入力される例えば4画素(P,X,A,B:図2参照)の各画素データの関係を評価するものである。本実施形態では、周辺画素値評価部130は4画素のうちの3画素または2画素が一定の関係を有するか否かを評価している。具体的には、図11または図12に示すように、3画素または2画素の画素データが同一であるか否かを評価している。
図1に示す余剰符号カウンタ140は、規定圧縮率(例えば50%)を達成する上で余る符号ビット(余剰符号)をカウントアップし、消費される余剰ビットをカウントダウンするものである。余剰カウンタ140の累積カウント値が初期値(例えば0=規定圧縮率を意味する)を下回らなければ(例えば、マイナス値にならなければ)、規定圧縮率が達成でき、本実施形態では余剰カウンタ140の累積カウント値が初期値を下回らないように制御している。この結果、可逆モードでの符号化は余剰カウンタでの制御により必ず規定圧縮率以上の高圧縮率が保障される。非可逆モードでの符号化は、規定圧縮率となる固定長符号で符号化を実施しているので、可逆・非可逆モードでのトータル圧縮率としても、規定圧縮率以上の高圧縮率を常に保障できる。
図1に示す符号化制御部150は、先頭移動辞書符号化部120、周辺画素値評価部130及び余剰符号カウンタ140からの出力に基づいて、可逆モードと非可逆モードとの間の遷移条件と、可逆モードの継続条件との充足を判断して、遷移・継続を決定するとともに、その判断に従って、予測符号化部110、先頭移動辞書符号化部120、余剰符号カウンタ140及び符号化多重部160を制御するものである。
図13は、符号化制御部150の制御に従って動作する符号多重化制御部160の動作を説明するための図である。
図14は、本発明の実施形態である画像復号装置を示し、上述した画像符号化装置での図13に示す符号化シンタクッスに基づいて、符号を読み取り、デコード(復号)して画素データを出力するものである。画像復号装置は、図14に示すように、符号分離制御部200、予測復号部210、先頭移動辞書復号部220及び画素出力制御部230を有する。
符号分離制御部200での動作は、上述した画像符号化装置での最初の画素データ、非可逆モード時、非可逆モードから可逆モードへの遷移時、可逆モード時で異なる。符号分離制御部200は、符号化モード遷移コードにより、受信コードがどの態様で符号化されたかが分かるので、上述の4つの態様に分けて制御している。
図13にて説明したように、デコード開始時にあっては、符号多重化部160から出力される圧縮ストリーム中に、画素データが埋め込まれている。したがって、符号分離制御部200は、24ビットの画素データを直接に画像出力制御部230に送出する。
非可逆モードでは、符号分離制御部200は、図4〜図8等に示す成分毎の量子化値を圧縮ストリームから読み込み、予測復号部210に送出する。
符号分離制御部200が、図11に示す符号化モード遷移を示すコードを受信すると、非可逆モードから可逆モードへ復号化モードを変える。具体的には、符号分離制御部200は、符号化モード遷移を示すコードに続く4ビットを見て、辞書インデックスなのか、あるいは条件1、2、3を示すコードなのかを判断する。符号分離制御部200は、受信コードが辞書インデックスの場合は、先頭移動辞書復号部220に送り、そうでない場合は、24ビットの画素データを抽出して、直接、画素出力制御部230に送るとともに、条件符号に基づく制御信号を画素出力制御部230に送る。
可逆モードでは、符号分離制御部200は、図12に示す4ビットの符号を見て、辞書インデックスなのか、条件4−10のいずれなのかを判断する。符号分離制御部200は、受信コードが辞書インデックスの場合は、先頭移動辞書復号部220に送り、そうでない場合は、24ビットの画素データを抽出して、直接、画素出力制御部230に送るとともに、条件符号に基づく制御信号を画素出力制御部230に送る。
予測復号部210は、図1に示す予測符号化部110とは逆操作を行なうことで、非可逆にて画素データを復号する。先頭移動辞書復号部220は、先頭移動辞書符号化部120と同様に、図9に示すものと同等の辞書を有する。そして、辞書登録されていない画素データが入力されたら、図9と同様にして辞書登録する。一方、辞書インデックスを受信したら、その辞書中の登録位置にある画素データを画素出力制御部230に出力する。
画素出力制御部230は、符号分離制御部200からの画素データ、予測復号部210にて復号された画素データ、先頭移動辞書復号部220にて復号された画素データ、さらに符号分離制御部200からの制御信号に基づいて、復号された画素データを出力制御するものである。
先頭画素の画素データは、図14の符号分離制御部200にて分離された後に、直接、制御回路232により制御されるマルチプレクサMUX0を介してレジスタR0に格納され、次のサイクルで出力される。
非可逆モード時は、予測復号部210より供給される画素データをマルチプレクサMUX0経由でレジスタR0に格納し、1サイクル後に出力される。
図12に示す符号化時の条件に従って、下記の通り出力制御される。
先頭移動辞書復号部220にて辞書インデックスに示す登録位置の画素データを辞書より読み出し、マルチプレクサMPU0経由でレジスタR0に格納し、1サイクル後に出力する。
符号分離制御部200に取り込まれた画素データXを、図15のマルチプレクサMUX0経由でレジスタR0に格納するとともに、マルチプレクサMUX1,2を経由して、同じ値XをレジスタR1,R2にも格納する。すなわち、レジスタR12,R2すべてに、画素データXが格納される(条件4は、X=A=B)。そして、3サイクルかけて、同一の画素データXが順次出力される。なお、同一の画素データXが出力される間には、新たな符号の取り込みは抑止される。
符号分離制御部200に取り込まれた画素データXを、制御回路232により制御されるマルチプレクサMUX0経由でレジスタR0に格納するとともに、レジスタR0に直前まで格納されていた画素データPをマルチプレクサMUX1,2を経由して、レジスタR1,R2にも格納する(条件5は、P=A=B)、そして、3サイクルかけて、画素データX,P,Pを順次出力する。この間も、新たな符号の取り込みは抑止される。
符号分離制御部200に取り込まれた画素データXを、制御回路232により制御されるMUX0経由でレジスタR0に格納するとともに、マルチプレクサMUX1を経由してレジスタR1にも格納する(条件6はX=Aが要件の一つ)。また、レジスタR0に直前まで格納されていた画素データPをマルチプレクサMUX2を経由してレジスタR2に格納する(条件6は、P=BTが要件の他の一つ)。そして、3サイクルかけて、画素データX,X,Pを順次出力する。この間も、新たな符号の取り込みは抑止される。
符号分離制御部200に取り込まれた画素データXを、制御回路232により制御されるマルチプレクサMUX0経由でレジスタR0に格納するとともに、マルチプレクサMU2を経由してレジスタR2にも格納する(条件7は、X=Bが要件の一つ)。また、レジスタR0に直前まで格納されていた画素データPをマルチプレクサMUX1を経由してレジスタR1に格納する(条件7は、P=Aが要件の他の一つ)。そして、3サイクルかけて、画素データX,P,Xが順次出力される。この間も、新たな符号の取り込みは抑止される)。
符号分離制御部200に取り込まれた画素データXを、制御回路232により制御されるマルチプレクサMUX0経由でレジスタR0に格納するとともに、レジスタR0に直前まで格納されていた画素データPをマルチプレクサMUX1を経由してレジスタR1に格納する(条件8は、P=Aが要件)。そして、2サイクルかけて、画素データX,Pが順次出力される。この間も、新たな符号の取り込みは抑止される)。
符号分離制御部200に取り込まれた画素データXを、制御回路232により制御されるマルチプレクサMUX0経由でレジスタR0に格納するとともに、マルチプレクサMU2を経由してレジスタR2にも格納する(条件9は、X=Aが要件)。そして、2サイクルかけて、画素データX,Xが順次出力される。この間も、新たな符号の取り込みは抑止される)。
符号分離制御部200に取り込まれた画素データXを、制御回路232により制御されるマルチプレクサMUX0経由でレジスタR0に格納し、次サイクルで出力する。
条件1の符号を受信した時には、上述の条件4の時の動作と同じであり、条件2の符号を受信した時には、上述の条件9の時の動作と同じであり、条件3の符号を受信した時には、上述の条件10の時の動作と同じである。
Claims (14)
- 画素データを、規定圧縮率以上の圧縮率で符号化することを保障する画像符号化装置であって、
非可逆モードにて、前記符号化対象画素の画素データを前記規定圧縮率となる固定長符号で表現して符号化する非可逆符号化部と、
可逆モードにて、前記符号化対象画素の画素データの圧縮率が前記規定圧縮率よりも高い圧縮率となる時には、前記固定長符号に対する余剰符号を余らせて前記符号化対象画素の画素データを符号化し、前記符号化対象画素の画素データの圧縮率が前記規定圧縮率よりも低い圧縮率となる時には、前記固定長符号に追加される余剰符号を消費させて前記符号化対象画素の画素データを符号化する可逆符号化部と、
前記可逆符号化部で符号化した時に、前記余剰符号をカウントアップし、消費された前記余剰符号をカウントダウンする余剰符号カウンタと、
前記余剰カウンタのカウント値が前記規定圧縮率よりも低圧縮率を示す値とならない範囲で、前記可逆符号化部での符号化動作を継続させる符号化制御部と、
を有することを特徴とする画像符号化装置。 - 符号化対象画素の画素データを単独で、あるいは、前記符号化対象画素と一ライン上で隣接する少なくとも一つの後続画素と前記符号化対象画素とを含む複数画素の各画素データを関連付けて符号化して、規定圧縮率以上の圧縮率で符号化することを保障する画像符号化装置であって、
非可逆モードにて、前記符号化対象画素の画素データを前記規定圧縮率となる固定長符号で表現して符号化する非可逆符号化部と、
可逆モードにて、前記符号化対象画素の画素データの単独圧縮率が前記規定圧縮率よりも高い圧縮率となる時には、前記符号化対象画素の画素データを第1優先順位で符号化し、前記複数画素の各画素データの平均圧縮率が前記規定圧縮率よりも高い圧縮率となる時には、前記複数画素の各画素データを関連付けて第2優先順位で符号化し、前記複数画素の各画素データの見掛け上の平均圧縮率または前記符号化対象画素の画素データの見掛け上の単独圧縮率が前記規定圧縮率と等しくなる時には、前記複数画素の各画素データを関連付けて、または前記符号化対象画素の画素データを単独で、第3優先順位で符号化する可逆符号化部と、
前記可逆符号化部で符号化した時であって、前記第1及び第2優先順位のいずれか一方で符号化した時に前記固定長符号に対して余る余剰符号をカウントアップし、前記余剰符号の累計の一部又は全部を差し引いて算出した前記見掛け上の平均圧縮率または前記見掛け上の単独圧縮率が前記規定圧縮率と等しくなるように前記第3優先順位で符号化した時に、差し引かれた分の前記余剰符号をカウントダウンする余剰符号カウンタと、
前記余剰カウンタのカウント値が前記規定圧縮率よりも低圧縮率を示す値とならない範囲で、前記可逆符号化部での前記第1〜第3優先順位のいずれかの符号化動作を継続させる符号化制御部と、
を有することを特徴とする画像符号化装置。 - 請求項2において、
前記可逆符号化部は、出現頻度が高い画素データほど上位に移動させて登録する辞書を含み、
前記符号化制御部は、前記可逆モードで符号化した画素の次の符号化対象画素の画素データが前記辞書に登録されている時に、前記辞書への登録位置を前記固定長符号で表現した辞書インデックスを、前記可逆符号化部より出力させて前記第1の優先順位で符号化して、前記可逆モードでの符号化を継続させることを特徴とする画像符号化装置。 - 請求項3において、
前記前記符号化対象画素と前記一ライン上で隣接する先行画素と、前記複数の画素とを含む4画素の各画素データの関係を評価する周辺画素値評価部をさらに有し、
前記符号化制御部は、前記可逆モードで符号化した画素の次の符号化対象画素の画素データが前記辞書に登録されていない時であって、前記周辺画素値評価部にて前記4画素のうち3画素以上の画素データが予め定めた第1の関係を有することを示す出力があった時に、前記第1の関係を前記固定長符号で表現した符号と、前記符号化対象画素の非圧縮の画素データとを前記可逆符号化部より出力させて、前記3画素以上の各画素データを関連付けて前記第2の優先順位で符号化するように制御して、前記可逆モードでの符号化を継続させ、前記符号化対象画素の画素データは前記辞書に登録されることを特徴とする画像符号化装置。 - 請求項4において、
前記符号化制御部は、前記可逆モードで符号化した画素の次の符号化対象画素の画素データが前記辞書に登録されていない時であって、前記第1の関係が成立せず、前記周辺画素値評価部にて前記4画素のうち2画素の画素データが予め定めた第2の関係を有することを示す出力があった時に、前記第2の関係を前記固定長符号で表現した符号と、前記符号化対象画素の非圧縮の画素データとを前記可逆符号化部より出力させて、前記2画素の各画素データを関連付けて前記第2の優先順位で符号化するように制御して、前記可逆モードでの符号化を継続させ、前記符号化対象画素の画素データは前記辞書に登録されることを特徴とする画像符号化装置。 - 請求項5において、
前記符号化制御部は、前記可逆モードで符号化した画素の次の符号化対象画素の画素データが前記辞書に登録されていない時であって、前記周辺画素値評価部にて前記4画素のうち2画素の画素データが予め定めた第3の関係を有することを示す出力があり、かつ、前記余剰カウンタでのカウント値が前記第3の優先順位での前記複数画素についての符号化時に消費される余剰符号の値以上である第1の継続条件が成立した時に、前記第1の継続条件を前記固定長符号で表現した符号と、前記符号化対象画素の非圧縮の画素データとを前記可逆符号化部より出力させて、前記2画素の各画素データを関連付けて前記第3の優先順位で符号化するように制御して、前記可逆モードでの符号化を継続させ、前記符号化対象画素の画素データは前記辞書に登録されることを特徴とする画像符号化装置。 - 請求項6において、
前記符号化制御部は、前記可逆モードで符号化した画素の次の符号化対象画素の画素データが前記辞書に登録されていない時であって、前記第3の関係が成立しない時であって、前記余剰カウンタでのカウント値が前記第3の優先順位での前記単独画素についての符号化時に消費される余剰符号の値以上である第2の継続条件が成立した時に、前記第2の継続条件を前記固定長符号で表現した符号と、前記符号化対象画素の非圧縮の画素データとを前記可逆符号化部より出力させて、前記符号化対象画素の画素データを前記第3の優先順位で符号化するように制御して、前記可逆モードでの符号化を継続させ、前記符号化対象画素の画素データは前記辞書に登録されることを特徴とする画像符号化装置。 - 請求項3乃至7のいずれかにおいて、
前記符号化制御部は、前記非可逆モードで符号化した画素の次の符号化対象画素の画素データが前記辞書に登録されていた時、前記非可逆モードから前記可逆モードへの遷移を前記固定長符号で表現する符号化モード遷移コードと、前記辞書への登録位置を前記固定長符号で表現した辞書インデックスとを、前記可逆符号化部より出力するように制御して、前記非可逆モードから前記可逆モードへ遷移させることを特徴とする画像符号化装置。 - 請求項4乃至8のいずれかにおいて、
前記符号化制御部は、前記非可逆モードで符号化した画素の次の符号化対象画素の画素データが前記辞書に登録されていない時であって、前記周辺画素値評価部にて前記符号化対象画素及びその前後の画素の計3画素の各画素データが実質的に等しい第1の条件を示す出力があった時に、前記非可逆モードから前記可逆モードへの遷移を示す前記固定長符号で表現された符号化モード遷移コードと、前記第1の条件を示す前記固定長符号で表現された第1条件符号と、前記符号化対象画素の非圧縮の画素データとを、前記可逆符号化部より出力させて、前記3画素の各画素データを関連付けて符号化するように制御して、前記非可逆モードから前記可逆モードへ遷移させ、前記符号化対象画素の画素データは前記辞書に登録されることを特徴とする画像符号化装置。 - 請求項4乃至9のいずれかにおいて、
前記符号化制御部は、前記非可逆モードで符号化した画素の次の符号化対象画素の画素データが前記辞書に登録されていない時であって、前記周辺画素値評価部にて前記符号化対象画素及び前記後続画素の計2画素の各画素データが実質的に等しい第2の条件を示す出力があった時に、前記非可逆モードから前記可逆モードへの遷移を示す前記固定長符号で表現された符号化モード遷移コードと、前記第2の条件を示す前記固定長符号で表現された第2条件符号と、前記符号化対象画素の非圧縮の画素データとを、前記可逆符号化部より出力させて、前記2画素の画素データを関連付けて符号化するように制御して、前記非可逆モードから前記可逆モードへ遷移させ、前記符号化対象画素の画素データは前記辞書に登録されることを特徴とする画像符号化装置。 - 請求項1乃至10のいずれかにおいて、
前記余剰符号カウンタは、前記一ラインについての全画素の符号が終了するごとにリセットされることを特徴とする画像符号化装置。 - 請求項1乃至10のいずれかにおいて、
前記余剰符号カウンタは、一画面についての全画素の符号が終了するごとにリセットされることを特徴とする画像符号化装置。 - 画素データを、規定圧縮率以上の圧縮率で符号化することを保障する画像符号化方法であって、
可逆モードでの符号化が実施されるための予め定めた条件が成立しない時に、非可逆モードにて、前記符号化対象画素の画素データを前記規定圧縮率となる固定長符号で表現して符号化する工程と、
前記符号化対象画素の画素データの圧縮率が前記規定圧縮率よりも高い圧縮率となる条件が成立する時に、前記固定長符号に対する余剰符号を余らせて、前記符号化対象画素の画素データを可逆モードにて符号化し、かつ、前記余剰符号を余剰カウンタにてカウントアップする工程と、
前記複数画素の画素データの圧縮率が前記規定圧縮率より低くなる条件が成立する時に、前記固定長符号に追加される前記余剰符号を消費させて、前記符号化対象画素の画素データを可逆モードにて符号化し、かつ、消費される前記余剰符号を前記余剰カウンタにてカウントダウンする工程と、
を有し、
前記余剰カウンタのカウント値が前記規定圧縮率よりも低圧縮率を示す値とならない範囲で、前記可逆符号化部での符号化動作を継続させることを特徴とする画像符号化方法。 - 符号化対象画素の画素データを単独で、あるいは、前記符号化対象画素と一ライン上で隣接する少なくとも一つの後続画素と前記符号化対象画素とを含む複数画素の各画素データを関連付けて符号化して、規定圧縮率以上の圧縮率で符号化することを保障する画像符号化方法であって、
可逆モードでの符号化が実施されるための予め定めた条件が成立しない時に、非可逆モードにて、前記符号化対象画素の画素データを前記規定圧縮率となる固定長符号で表現して符号化する工程と、
前記符号化対象画素の画素データの単独圧縮率が前記規定圧縮率よりも高い圧縮率となる条件が成立する時に、前記符号化対象画素の画素データを可逆モードにて第1優先順位で符号化し、かつ、前記固定長符号に対して余る余剰符号を余剰カウンタにてカウントアップする工程と、
前記複数画素の各画素データの平均圧縮率が前記規定圧縮率よりも高い圧縮率となる条件が成立する時に、前記複数画素の各画素データを関連付けて可逆モードにて第2優先順位で符号化し、かつ、前記固定長符号に対して余る余剰符号を余剰カウンタにてカウントアップする工程と、
前記複数画素の各画素データの見掛け上の平均圧縮率または前記符号化対象画素の画素データの見掛け上の単独圧縮率が前記規定圧縮率と等しくなる条件が成立する時に、前記複数の画素の各画素データを関連付けて、または前記符号化対象画素を単独で、可逆モードにて第3優先順位で符号化し、かつ、差し引かれた分の前記余剰符号を前記余剰カウンタにてカウントダウンする工程と、
を有し、
前記余剰カウンタのカウント値が前記規定圧縮率よりも低圧縮率を示す値とならない範囲で、前記可逆符号化部での前記第1〜第3優先順位のいずれかの符号化動作を継続させることを特徴とする画像符号化方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005378984A JP4725321B2 (ja) | 2005-12-28 | 2005-12-28 | 画像符号化装置及び画像符号化方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005378984A JP4725321B2 (ja) | 2005-12-28 | 2005-12-28 | 画像符号化装置及び画像符号化方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007181051A JP2007181051A (ja) | 2007-07-12 |
JP4725321B2 true JP4725321B2 (ja) | 2011-07-13 |
Family
ID=38305720
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005378984A Expired - Fee Related JP4725321B2 (ja) | 2005-12-28 | 2005-12-28 | 画像符号化装置及び画像符号化方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4725321B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10506137B2 (en) | 2018-02-08 | 2019-12-10 | Seiko Epson Corporation | Image coding device, image coding method, and image coding system |
Families Citing this family (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101578308B (zh) | 2007-01-17 | 2013-04-10 | 旭硝子株式会社 | 斥油性共聚物及其制造方法以及斥油性处理液 |
JP4650512B2 (ja) | 2008-03-28 | 2011-03-16 | セイコーエプソン株式会社 | 画像符号化装置及び集積回路装置 |
CN102165760B (zh) * | 2008-09-25 | 2014-08-06 | 松下电器产业株式会社 | 图像编码装置、数字静态相机、数字摄像机、摄像元件以及图像编码方法 |
JP5149427B2 (ja) * | 2011-06-22 | 2013-02-20 | シャープ株式会社 | 符号化装置、復号化装置、符復号化システム、符号化方法及び復号化方法 |
US9185424B2 (en) | 2011-07-05 | 2015-11-10 | Qualcomm Incorporated | Image data compression |
US9076233B2 (en) | 2012-02-03 | 2015-07-07 | Seiko Epson Corporation | Image processing device and electronic apparatus using the same |
KR102294830B1 (ko) | 2014-01-03 | 2021-08-31 | 삼성전자주식회사 | 디스플레이 구동 장치 및 이미지 데이터 처리 장치의 동작 방법 |
JP7115099B2 (ja) * | 2018-07-25 | 2022-08-09 | セイコーエプソン株式会社 | 印刷装置、印刷方法および印刷システム |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09149260A (ja) * | 1995-11-22 | 1997-06-06 | Canon Inc | 情報処理装置及び方法 |
JPH09168092A (ja) * | 1995-12-14 | 1997-06-24 | Ricoh Co Ltd | 画像処理装置 |
JP2001257888A (ja) * | 2000-03-09 | 2001-09-21 | Seiko Epson Corp | 画像符号化装置、画像符号化方法、画像復号化装置および画像復号化方法ならびに情報記録媒体 |
-
2005
- 2005-12-28 JP JP2005378984A patent/JP4725321B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10506137B2 (en) | 2018-02-08 | 2019-12-10 | Seiko Epson Corporation | Image coding device, image coding method, and image coding system |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2007181051A (ja) | 2007-07-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4725321B2 (ja) | 画像符号化装置及び画像符号化方法 | |
JP5082240B2 (ja) | 画像コントロールic | |
CN101816182B (zh) | 图像编码装置、图像编码方法、图像编解码系统 | |
CN101142821B (zh) | 新压缩格式和用其在帧存储器中暂存图像数据的设备 | |
JP5208218B2 (ja) | 画像符号化装置、デジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラ、撮像素子、および画像符号化方法 | |
US8902992B2 (en) | Decoder for selectively decoding predetermined data units from a coded bit stream | |
CN101039374B (zh) | 一种图像无损压缩方法 | |
CN101193301A (zh) | 在视觉上压缩图像数据的方法、介质和系统 | |
JP2007182060A (ja) | 画像処理装置及びその制御方法 | |
JP2007178850A (ja) | 画像出力ドライバic | |
US7373001B2 (en) | Compressed moving image decompression device and image display device using the same | |
JP5375372B2 (ja) | 圧縮符号化装置、および復号装置 | |
CN110971904B (zh) | 一种图像压缩的控制方法 | |
JP2007184977A (ja) | 画像出力システム | |
US8559741B2 (en) | Lossless image compression method | |
US8750607B2 (en) | Image processing apparatus capable of efficiently compressing an original image | |
JP2007181052A (ja) | 画像出力システム | |
CN101406034B (zh) | 使用限定符水印的压缩方案及使用该压缩方案在帧存储器中临时存储图像数据的装置 | |
JP2001257888A (ja) | 画像符号化装置、画像符号化方法、画像復号化装置および画像復号化方法ならびに情報記録媒体 | |
US20110299790A1 (en) | Image compression method with variable quantization parameter | |
CN116156185A (zh) | 一种基于增量优化的图像压缩和恢复方法 | |
JPH08139936A (ja) | 符号化方法 | |
JPH118848A (ja) | 画像符号化方法および画像符号化装置 | |
JP2011124866A (ja) | 符号化装置および表示制御装置 | |
US8774505B2 (en) | Method and apparatus of fixed bit-rate image compression/decompression based on 2×2 image unit |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20080627 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20081119 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20081119 |
|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20081119 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20110304 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20110315 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20110328 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Ref document number: 4725321 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140422 Year of fee payment: 3 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |