JP4650512B2 - 画像符号化装置及び集積回路装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像符号化装置、画像復号化装置及び集積回路装置等に関する。
画像符号化装置及び画像復号化装置として、特許文献1−3に開示されたものがある。特許文献1−3に開示された画像符号化装置では、ラスタ順序で入力される画像を小ブロック単位で符号化するために、ブロック手段が必須である。同様に、特許文献1−3に開示された画像復号化装置では、ブロック単位で復号化された画像をラスタ順序に戻すアン・ブロック化手段が必須である。
このブロック化手段またはアン・ブロック化手段では、例えば特許文献2の図10に示すブロックラインメモリが必要となり、コストアップする。
特許文献1では、画像を小ブロックに分割し、ブロック毎にアダマール返還や離散コサイン変換(DCT:Discrete Cosine Transform)を行い、変換係数を非線形量子化する。そのため、該当ブロックに大きく濃淡が変化するエッジが含まれていると、エッジ部の高周波成分による量子化誤差がブロック内の画素全てに分散される。従って、特にグラフィック系(例えば文字を含む画像や地図画像等)では、画質の劣化が目立つ。
特許文献4では、要素成分毎に、直前画素の局部復号画素値との差分を非線形量子化するため。局部復号された直前画素の量子化誤差の悪影響を受ける。端的な例として、図17(A)に示すような原画像を符号化し、その後復号化した図17(B)に示す画像を得る例について説明する。図17(A)に示す原画像は、均一な縦ストライプパターンLSPと、この縦ストライプパターンLSPの左側ではラインnの画素値が他のラインと異なっている。この場合、ラインn中であって縦ストライプパターン1に位置する画素(n,m)を符号化する際、局部復号された直前画素(n,m−1)の値が他のラインn−1,n+1と異なる値となる。このため、図17(B)に示すラインn上の画素(n,m)(n,m+1)等の復号画像には、他のラインn−1,n+1等とは異なる量子化ノイズが生じ、他のラインn−1,n+1等の復号画像と比較して劣化が目立つという問題が生ずる。
特開2000−92332号公報 特開平9−83809号公報 特開2004−104624号公報 特開2001−257888号公報
本発明の幾つかの態様によれば、画像を小ブロック単位で符号化または復号化することなく、しかも、濃淡が大きく変化する画像のエッジ部分については直前画素とは依存関係のない符号化を行い、これを復号化することで画質の劣化を低減した画像符号化装置、画像復号化装置及び集積回路装置等を提供できる。
本発明の一態様は、画素毎にカラー入力信号の複数の各成分値が入力され、前記各成分値をベクトル量子化して符号化する画像符号化装置において、対象画素の各成分値から、前回の対象画素に基づく予測値の各成分値をそれぞれ差分した各差分値を、ベクトル量子化して符合化する差分ベクトル量子化部と、前記対象画素の前記各成分値をベクトル量子化して符号化する絶対値ベクトル量子化部と、前記各差分値を各々の比較範囲と比較して、符号選択を判定する判定部と、前記判定部からの出力に基づいて、前記差分ベクトル量子化部からの出力と、前記絶対値ベクトル量子化部からの出力とのいずれか一方を選択する符号セレクタと、を有することを特徴とする。
本発明の一態様によれば、カラー入力信号の各成分値(YCrCb、YUV、RGB等)を符号化するのに、差分ベクトル量子化と絶対値ベクトル量子化とを使い分けている。どちらを使うは、差分ベクトル量子化の過程で得られる各差分値に基づいて決められる。前の画素値(予測値)と対象画素値との各差分ちが各々の比較範囲内にある場合は、差分ベクトル量子化が選択され、各差分値のいずれか一つでも各々の比較範囲外であれば絶対値ベクトル量子化を選択する。こうすると、濃淡が大きく変化する画像のエッジ部分については直前画素とは依存関係のない符号化(絶対値ベクトル量子化)を行うことができる。濃淡が大きく変化しなければ、直前画素との依存関係のある符号化(差分ベクトル量子化)を行うことができる。しかも、本発明の一態様では、画像を小ブロック単位で符号化する必要もないので、ブロック手段が不要となり画像符号化装置の小型化を図ることができる。
本発明の一態様では、前記カラー入力信号の複数の各成分値を、輝度成分と2種類の色差成分とすることができる。RGB信号の絶対値ベクトル量子化空間よりも、輝度成分と2種類の色差成分の信号(YCrCb、YUV等)の絶対値ベクトル量子化空間は狭いので、量子化代表値を効率よく割り当てることができるからである。
例えば、前記判定部は、前記各差分値を前記各々の比較範囲と比較する複数の比較器と、前記複数の比較器からの出力に基づいて、前記各差分値が前記各々の比較範囲内にあるときには、前記差分ベクトル量子化部からの出力を選択し、それ以外の時には前記絶対値ベクトル量子化部からの出力を選択する符号選択信号を生成する符号選択信号生成部とを含むことができる。
こうすると、前の画素値(予測値)と対象画素値との各差分値(マイナスの場合は絶対値)が小さい場合は、差分ベクトル量子化を選択でき、各差分値のいずれか一つでも大きければ絶対値ベクトル量子化を選択できる。なお、第1〜第3の比較器と符号選択信号生成部とは、ROM(Read Only Memory)、論理合成部またはテーブル等で構成することができる。
本発明の一態様では、前記差分ベクトル量子化部は、前記各々の比較範囲内に存在する各差分値のみをベクトル量子化する差分ベクトル量子化器を含むことができる。差分ベクトル量子化器は、各々の比較範囲内に存在する各差分値のみをベクトル量子化することで、差分ベクトル量子化に割り当てられる符号の個数を少なくでき、圧縮効率が高まる。
本発明の一態様では、前記差分ベクトル量子化器は、前記各々の比較範囲内に存在する各差分値がプロットされ得る各軸を含む仮想の差分ベクトル量子化空間を等価的に有し、前記差分ベクトル量子化空間に、複数の差分ベクトル量子化代表値を定義付することができる。こうして、各々の比較範囲内に存在する各差分値のみをベクトル量子化することができる。
本発明の一態様では、前記差分ベクトル量子化空間にて前記各差分値がいずれも0となる原点に近づくほど前記複数の差分ベクトル量子化代表値が密に配置され、前記原点から遠ざかるほど前記複数の差分ベクトル量子化代表値を粗に配置することができる。
こうすると、前段の画素に対して画像の色の変化が小さい画素は密に量子化される。よって、変化の少ない画素間を原画像に忠実に符号化できる。一方、前段の画素値に対して色の変化が大きい画素は粗く量子化されが、差分ベクトル量子化は各差分値が各々の比較範囲にある。よって、濃淡が大きく変化する画像のエッジ部分については、直前画素とは依存関係のない符号化を担保できる。
本発明の一態様では、前記差分ベクトル量子化空間において、前記各々の比較範囲の上限閾値と下限閾値とで囲まれる直方体空間内のうち、前記直方体空間内の角隅部には前記複数の差分ベクトル量子化代表値が配置されず、前記各々の差分値に対応する差分ベクトル量子化代表値が存在しない時には、前記符号セレクタは、前記判定部からの前記符号化選択信号に基づいて、前記絶対値ベクトル量子化部の出力を選択することができる。
こうすることで、各差分値が各々の比較範囲内に存在する場合であっても、少なくとも一つの差分値が飛びぬけて大きい場合には、差分ベクトル量子化でなく絶対値ベクトル量子化を選択できる。
本発明の一態様では、前記各差分値を示すビットのうち、前記各々の比較範囲内にある下位ビットのみを前記差分ベクトル量子化器に入力させることができる。各差分値が各々の比較範囲に存在する場合には、上位ビットの論理は不問だからである。
本発明の一態様では、前記絶対値ベクトル量子化部は、前記各々の成分値がプロットされ得る各軸を含む仮想の絶対値ベクトル量子化空間を等価的に有し、球体である前記絶対値ベクトル量子化空間内に、複数の絶対値分ベクトル量子化代表値を割り当てることができる。
特に、YCbCr空間やYUV空間は、色差信号を含むことからRGB空間よりも狭いので、有限数の絶対値ベクトル量子化代表値を狭い空間に比較的密に配置することができる。よって、YCbCr空間やYUV空間での絶対値ベクトル量子化では、RGB空間に比べて無駄な符号を持たずに効率のよい符号化が可能となる。
本発明の一態様では、前記絶対値ベクトル量子化部には、前記各成分値の上位側ビットのみが入力されてもよい。絶対値ベクトル量子化は、各差分値の少なくとも一つが比較範囲を超えた場合に選択されるので、下位ビットを用いて細かく量子化することの必要性が少ないからである。
この場合には、前記絶対値ベクトル量子化部は、前記各々の成分値をスカラ量子化する複数のプリスカラ量子化器と、前記複数のプリスカラ量子化器からの出力に基づいて、前記複数の絶対値分ベクトル量子化代表値の中から一つを出力する絶対値ベクトル量子化器と、を含むことができる。
本発明の他の態様は、画素毎にカラー入力信号の複数の各成分値がベクトル量子化されている符号化信号が入力され、前記符号化信号をベクトル逆量子化して復号化する画像復号化装置において、前記符号化信号が入力され、前記符号化信号が差分ベクトル量子化された符号であるか絶対値ベクトル量子化された符号であるかを判定する判定部と、前記符号化信号が入力され、前記符号化信号のうち差分ベクトル量子化された符号を逆量子化して復号化する差分ベクトル逆量子化部と、前記符号化信号が入力され、前記符号化信号のうち絶対値ベクトル量子化された符号を逆量子化して復号化する絶対値ベクトル逆量子化部と、前記判定部からの出力に基づいて、前記差分ベクトル逆量子化部からの出力と、前記絶対値ベクトル逆量子化部からの出力とのいずれか一方を選択する復号セレクタと、を有することを特徴とする。
本発明の他の態様によれば、本発明の一態様のようにして、差分ベクトル量子化と絶対値ベクトル量子化とを使い分けて出力された符号が出力され、その符号が画像復号化装置に入力されると、その符号に基づいて差分ベクトル逆量子化と絶対値ベクトル逆量子化とを使い分けて復号することができる。
本発明の他の多様でも、上述した通り、前記カラー入力信号の複数の各成分値は、輝度成分と、2種類の色差成分であることが好ましい。
本発明の他の態様では、前記符号化信号はN個の符号のいずれか一つであり、前記N個の符号のうちのM(M<N)個が差分ベクトル量子化された符号であり、前記N個の符号のうちの(N−M)個が絶対値ベクトル量子化された符号であり、前記判定部は、前記符号化信号の符号が前記M個に属するか前記(N−M)個に属するかを判定することができる。つまり、符号をみれば、差分ベクトル逆量子化すべきか、あるいは絶対値ベクトル逆量子化すべきかを判定できる。
本発明のさらに他の態様は、上述した画像符号化装置または画像復号化装置を有する集積回路装置を定義している。
以下、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお以下に説明する本実施形態は特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではなく、本実施形態で説明される構成の全てが本発明の解決手段として必須であるとは限らない。
(画像符号化装置)
図1は、本発明の一実施形態に係る画像符号化装置1の概略ブロック図である。図1において、この画像符号化装置1は、画素毎に入力カラー信号の複数の各成分値(例えばY,Cr,Cb)が入力され、各成分値Y,Cr,Cbをベクトル量子化して符号化するものである。画像符号化装置1は、大別して、差分ベクトル量子化部10と、判定部20と、絶対値ベクトル量子化部50と、符号セレクタ90とを有する。
差分ベクトル量子化部10は、対象画素の各成分値Y,Cr,Cbから、前回の対象画素に基づく予測値の各成分値をそれぞれ差分した各成分差分値DY,DCr,DCbを、ベクトル量子化して符合化する。絶対値ベクトル量子化部50は、対象画素の各成分値をベクトル量子化して符号化する。判定部20は、各差分値DY,DCr,DCbを各々の比較範囲と比較して、符号選択を判定する。符号セレクタ90は、判定部20からの出力に基づいて、差分ベクトル量子化部10からの出力C1と、絶対値ベクトル量子化部50からの出力50C2とのいずれか一方を選択して符号化信号C(C1またはC2)を出力する。より具体的には、符号セレクタ90は、各差分値DY,DCr,DCbのそれぞれが各々の比較範囲内にある場合には、差分ベクトル量子化部10の出力C1を選択し、それ以外の場合には絶対値ベクトル量子化部50の出力C2を選択する。
ここで、本実施形態では、成分ひとつずつ独立に量子化されるスカラ量子化に対し、複数の成分をまとめて量子化するベクトル量子化を用いている。また、2種類のベクトル量子化が使い分けられ、差分ベクトル量子化部10では対象画素の信号成分と前回の対象画素に基づく予測値の信号成分との差分をベクトル量子化している(差分ベクトル量子化モード)。一方、絶対値ベクトル量子化部50では、前回の対象画素に基づく予測値の信号成分とは独立して、対象画素の信号成分の絶対値をベクトル量子化している(絶対値ベクトル量子化モード)。
(差分ベクトル量子化モードでの量子化)
図2は、図1に示す画像符号化装置1の差分ベクトル量子化部10の細部を示している。この差分ベクトル量子化部10は、差分器11、差分ベクトル量子化器15、差分ベクトル逆量子化器30、加算器40、絶対値ベクトル逆量子化器60、予測値セレクタ70及び画素遅延回路80を有する。
差分器11には、この画像符号化装置1への入力であるカラー画素の各成分が入力される。本実施形態では、入力カラー画素の各成分を、例えば輝度信号Yと色差信号Cr,Cbとするが、他の信号、例えば輝度成分Yと2種類の色差成分UVからなるYUV信号等であっても良い。カラー画像の各成分がRGBであっても良いが、図5及び図6の比較を後述するように、図6に示すRGB空間は図5に示すY,Cr,Cb空間よりも広がる点で不利がある。
図2に示す差分器11には、符号化対象画素のY,Cr,Cb成分と、その前の対象画素に基づく予測値のY,Cr,Cb成分とが入力されて、成分毎に差分値V1が得られる。
この画像符号化装置1は、成分毎の差分値V1が各々の比較範囲内にある時には差分ベクトル量子化モードとなり、差分値V1が各々の比較範囲外にある時には絶対値ベクトル量子化モードとなる。このいずれかのモードで量子化された符号の総数をNとすると、差分ベクトル量子化モードにはM(M<N)個の符号として例えば0〜M−1個が割り当てられ、絶対値ベクトル量子化モードには(N−M)個の符号として例えばM〜N−1が割り当てられている。
具体的には、この2つのモードでのベクトル量子化では、例えば色信号YCbCrの各成分がそれぞれ8ビットである場合に、各成分の計24ビットを例えば10ビット(0〜1023:N=1024)に圧縮する。差分ベクトル量子化モードに割り当てられる量子化代表値(符号)の数Mを、一例として0〜299の300個(M=300)とした時、絶対値ベクトル量子化モードに割り当てられる量子化代表値の数(N−M)は、300〜1023の724個となる。
ここで、差分ベクトル量子化モードに割り当てられる量子化代表値の個数Mを大きくすると、なだらかに変化した箇所を忠実に再現するが、絶対値量子化モードに割り当てられる量子化代表値の数(N−M)が減るので、急に変化する箇所はラフにしか再現できず、本実施形態の目的と反してしまう。逆に、絶対値ベクトル量子化モードに割り当てられる量子化代表値の個数(N−M)を多くし過ぎると、なだらかに変化した箇所を忠実に再現することができなくなり画質が劣化する。よって、符号総数Nに対する差分ベクトル量子化代表値の個数Mは、両者のバランスを考えて設定する必要があり、具体的には画質を見ながら評価して決定される。
差分ベクトル量子化器15は、各成分の差分値を軸とする仮想的な三次元空間(差分ベクトル量子化空間)上に配置されたM個の量子化代表値の中から、入力された各成分の差分値の座標に空間的に最も近い(量子化誤差が最小となる)量子化代表値を選択する。そして、差分ベクトル量子化器15は、その代表値に割り当てられたユニークな符号を差分ベクトル量子化符号C1として出力する。なお、差分ベクトル量子化の量子化代表値には、0〜M−1のM個の符号が割り当てられる。
図3は、仮想的な差分ベクトル量子化空間における量子化代表値の配置を示す模式図である。図3に示すように、黒点で示す差分ベクトル量子化代表値は、各成分の差分値が0に近い空間は密に配置され、各成分の差分値が原点から離れるに従って粗に配置される。従って、差分値V1が小さい、つまり、前段の画素に対して画像の色の変化が小さい画素は密に量子化される。一方、差分値V1が大きい、つまり、前段の画素値に対して色の変化が大きい画素は粗く量子化される。この差分ベクトル量子化における量子化代表値は例えばテーブル化され、入力値V1に対して空間的に最も近い代表値を選択した値が差分ベクトル量子化符号C1となる。
ここで、差分ベクトル量子化器15は、各成分の差分値V1の空間的な位置が原点より一定距離以上は離れているときには、差分ベクトル量子化が無効であることを示す信号を出力する。この信号が、符号選択信号S1となる。なお、符号選択信号S1が、差分ベクトル量子化の無効を意味する時には、絶対値ベクトル量子化部50にて量子化が行われる。
なお、図3に示す三次元空間の各軸は、一般のスカラ量子化における各成分YCrCbの絶対値でなく差分値DY,DCr,DCbがプロットされる。しかも上述の通り、差分値が大きい時には差分ベクトル量子化が無効であるので、図3に示す三次元空間の各軸は、スカラ量子化の場合よりも短く、その三次元空間は小さいので、割り当てるべき代表値の数Mを少なくできる。よって、図3に示す小さな三次元空間に代表値を密に配置して個数Mを増やすか、あるいは、絶対値ベクトル量子化の代表値を空間的に密に配置して個数(N−M)を増やす等して、N個の符合を圧縮制度が高まるように効率よく割り当てることができる。
図4は、判定部20及び差分ベクトル量子化器15の回路ブロック図の一例である。上述の通り、YCrCbの各ビットを8ビット(Y:0〜255、Cr,Cb:−128〜+127)とすると、差分器11からの出力である各成分差分値DY,DCr,DCbはそれぞれ−255〜+255の範囲となる。よって、図6に示すように、差分ベクトル量子化器15の入力である各成分差分値DY,DCr,DCbとしてそれぞれ9ビットが必要である。
判定部20は、第1〜第3の比較器21,22,23を有する。第1の比較器21は、Y成分差分値DYを上限値及び下限値と比較し、その比較範囲内であるか否かを判定する。この第1の比較器21は、比較範囲内であれば論理の1を、比較範囲外であれば論理の0を出力する。第2,第3の比較器22,23も同様であり、入力される成分差分値DCr,DCbを比較範囲と比較して、比較範囲内であれば論理の1を、比較範囲外であれば論理の0をそれぞれ出力する。
なお、本実施形態では、Y成分差分値DYを比較する第1の比較器21での比較範囲を例えば−64≦DY<+64とし、第2,第3の比較器22,23での比較範囲を−32≦DCrまたはDCb<+32とした。
これら第1〜第3の比較器21〜23の出力は、符号選択信号生成部例えば論理積回路24に入力され。ここで、図4では、差分ベクトル量子化器15からの判定信号S2も論理積回路24に入力させているが、これについては後述する。
先ず、第1〜第3の比較器21〜23の出力と、論理積回路24の出力の関係について説明する。論理積回路24は、少なくとも第1〜第3の比較器21〜23の出力が論理の1である時に、符号選択信号S1として、有効信号である論理の1を出力する。換言すれば、各成分差分値DY,DCr,DCbが各々の比較範囲内である時、つまり差分値V1が小さい時に、符号選択信号S1は有効となり得る。各成分差分値DY,DCr,DCbのいずれか一つでも比較範囲外である時、つまり差分値V1が大きい時には、論理積回路24の出力である符号選択信号S1は無効(論理の0)となる。この場合には、上述の通り絶対値ベクトル量子化モードが選択される。
図4に示すように、第1〜第3の比較器21〜23の出力を入力とする差分ベクトル量子化器15が設けられている。この差分ベクトル量子化器15は、図3に示す仮想的な三次元空間上に配置されたM個の量子化代表値の中から、入力された各成分差分値DY,DCr,DCbの座標に空間的に最も近い量子化代表値を選択し、その代表値に割り当てられたユニークな符号を差分ベクトル量子化符号C1として出力する。なお、差分ベクトル量子化器15は、テーブル、論理合成部またはROM等にて形成することができる。つまり、差分ベクトル量子化器15を構成するテーブル、論理合成部またはROM等の動作は、図3に示す仮想的な三次元空間上に配置されたM個の量子化代表値の中から、入力された各成分差分値DY,DCr,DCbの座標に空間的に最も近い量子化代表値を選択するものと等価である。
この際、差分ベクトル量子化器15には、各9ビットの成分差分値DY,DCr,DCbが入力されるのではなく、その下位ビット群のみが入力されている。各9ビットの成分差分値DY,DCr,DCbが各々の比較範囲にある場合には、上位ビットの論理は不問であるからである。この場合、Y成分差分値DYは、第1の比較器21での比較範囲内の値である下位6ビットが、Cr差成分差分値DCrとCb成分差分値DCbは、第2,第3の比較器22,23の比較範囲内の値である下位5ビットが、それぞれ差分ベクトル量子化器15に入力されている。こうして、入力ビット数を削減できるので、回路規模を縮小できる。
ここで、図4に示すように、差分ベクトル量子化器15からの判定信号S2が論理積回路24に入力されている。この理由は、図3に示すように、各々の比較範囲の上限閾値と下限閾値とで囲まれる直方体空間(図示せず)内のうち、その直方体空間内の角隅部には前記複数の差分ベクトル量子化代表値が配置されず、球体の内部に配置されるからである。よって、量子化ベクトル代表値の存在空間を直方体でなく球体とすると、第1〜第3の比較器21〜23での比較範囲内の入力値であっても、差分ベクトル量子化器15で代表値を割り当てられない領域が存在する。そのような場合には、差分ベクトル量子化器15からの判定信号S2が論理の0(量子化せず)となり、この判定信号S2によって論理積回路24の出力信号S1が論理の0となり、絶対値ベクトル量子化モードが選択されることになる。なお、量子化ベクトル代表値の存在空間を図3の通り球体とすると、M個の代表値の割り当てを効率よく行うことができる。
差分ベクトル逆量子化器30は、差分器11にフィードバックされる予測画素値V5を生成するために局部復号処理を行うものである。この差分ベクトル逆量子化器30は、差分ベクトル量子化符号C1である量子化代表値(0〜M−1)を逆量子化して、差分逆量子化値V2を生成する。この差分逆量子化値V2は、図3に示す量子化代表値を逆量子化するため、必ずしも差分値V1とは一致せず、量子化誤差が生ずる。ただし、上述の通り、符号総数Nに対する差分ベクトル量子化代表値の個数Mは、なだらかに変化した箇所を比較的忠実に再現するように割り当てられるので、量子化誤差に伴う画質の劣化を最小限に止めることができる。
加算器40は、差分逆量子化値V2に、前段の画素を画素遅延回路80にて遅延させた予測画素値V5を加算して、差分量子化局部復号画素値V3を生成する。
(絶対値ベクトル量子化モードでの量子化)
次に、絶対値ベクトル量子化モードについて説明する。絶対値ベクトル量子化部50には、入力カラー画像の各成分として、輝度信号Yと色差信号Cr,Cbとが入力される。絶対値ベクトル量子化部50は、図5に示すように、YCbCrの各成分を軸とする三次元の絶対値ベクトル量子化空間上に配置された(N−M)個の代表値の中から、入力された各成分の差分値の座標に空間的に最も近い(量子化誤差が最小となる)量子化代表値を選択し、その代表値に割り当てられたユニークな符号を絶対値ベクトル量子化符号C2として出力する。
ここで、図5に示す絶対値ベクトル量子化の量子化代表値の配置について、図6に示すRGB空間での量子化代表値と比較して説明する。図6に示すRGB空間では、図6中に示す直方体の中の全体に量子化値が存在する。
しかし、図5のYCbCr空間では、量子化値が存在する空間は直方体内でなく、球体の中に存在する。これは、R=G=B=0〜255としたとき、RGBとYCbCrとが、例えば次の関係にあるからである。
Y=0.257R+0.504G+0.098B+16
Cb=−0.148R−0.291G+0.439B+128
Cr=0.439R−0.368G−0.071B+128
この球体は、中心がY軸を通り、球体の頂点P(Y:最大値255、Cb=C=0)が真っ白の画素値を意味し、Y軸、Cr軸及びCb軸の交点である球体の原点0(Y=Cb=C=0)は真っ黒の画素値を意味する。
このように、図5のYCbCr空間は図6のRGB空間よりも狭いので、有限数(N−M)個の絶対値ベクトル量子化代表値を比較的密に配置することができる。よって、YCbCr空間での絶対値ベクトル量子化では、RGB空間に比べて無駄な符号を持たずに効率のよい符号化が可能となる。
図7は、絶対値ベクトル量子化部50の一例を示している。絶対値ベクトル量子化部50への入力であるYCrCbの各ビットは、8ビット(Y:0〜255、Cr,Cb:−128〜+127)である。
絶対値ベクトル量子化部50での絶対値ベクトル量子化の意義は、差分ベクトル量子化モードが選択されない場合、つまり、前の画素との画素値の差分が大きい場合には、前の画素に依存させずに対象画素のみで量子化を行なうことにある。この際、図6のRGB空間でなく図5のYCrCb空間だと有限の(N−M)個の代表値を無駄なく利用できる利点がある。ただし、YCrCbの各ビットが8ビット、計24ビットの入力をそのまま用いると絶対値ベクトル量子化部50の回路規模が大きくなる。
そこで、図7に示すように、入力であるYCrCbの各8ビットをビット削減するためのプリスカラ量子化器51〜53を設けている。このプリスカラ量子化器51〜53により、Y成分は上位5ビットに量子化され、Cr,Cb成分はそれぞれ上位4ビットに量子化される。絶対値ベクトル量子化は、各差分値の少なくとも一つが比較範囲を超えた場合に選択されるので、下位ビットを用いて細かく量子化することの必要性が少ないからである。
そして、Y成分5ビット、Cr,Cb成分各上位4ビットが絶対値ベクトル量子化器54に入力される。絶対値ベクトル量子化器54は、図5に示すYCrCb空間の球体中の代表値の中から、入力値に最も近い代表値を出力する。この絶対値ベクトル量子化器54もまた、テーブル、論理合成部またはROM等にて形成することができる。
図2に示す絶対値ベクトル逆量子化器60は、差分器11にフィードバックされる予測画素値V5を生成するために局部復号処理を行うものである。この絶対値ベクトル逆量子化器60は、絶対値ベクトル量子化符号C2である絶対値ベクトル量子化代表値を逆量子化して、絶対値局部復号画素値V4を生成する。この絶対値局部復号画素値V4は、図5に示す球体内の量子化代表値を逆量子化するため、必ずしも入力値であるYCrCb成分とは一致せず、量子化誤差が生ずる。ただし、上述の通り、符号総数Nに対する絶対値ベクトル量子化代表値の個数(N−M)は、急に変化する箇所を比較的忠実に再現するように割り当てられるので、量子化誤差に伴う画質の劣化を最小限に止めることができる。
予測値セレクタ70は、判定部20からの符号選択信号S1に基づいて、信号S1の論理が1(差分ベクトル量子化が有効)であれば差分量子化局部復号画素値V3を選択して出力し、信号S1の論理が0(差分ベクトル量子化が無効)であれば絶対値局部復号画素値V4を選択して出力する。
画素遅延回路80は、予測値セレクタ70の出力を遅延させるものである。この画素遅延回路80からの出力である予測画素値V5は、差分器11及び加算器40に、前の画素値として入力される。
本実施形態では、符号化された出力C(C1またはC2)は、なだらかに変化した箇所を比較的忠実に再現する差分ベクトル量子化符号C1、急に変化する箇所を比較的忠実に再現する絶対値ベクトル量子化符号C2かである。よって、なだらかに変化する箇所も、急激に変化する箇所も比較的忠実に復号でき、復号画像の画質を改善できる。特に、濃淡が大きく変化する画像のエッジ部分については直前画素とは依存関係のない絶対値ベクトル量子化により符号化されているので、これを復号しても大きな量子化ノイズは発生しない。
また、本実施形態では画像をブロックすることなく符号化できるので、ブロック単位で符号化するためのブロック化手段が不要であり、コストダウンを図ることができる。
(画像符号化装置の動作)
図8は、画像符号化装置1の動作フローチャートである。図8において、データが入力されると、図2の差分器11にて、成分YCrCb毎に差分がとられる(ステップST1)。つまり、入力YデータをIY、入力CrデータをICr、入力CbデータをICbとし、画素遅延回路80からの予測YデータをPY、予測CrデータをPCr、予測CbデータをPCbとすると、各成分の差分値DY=IY−PY、DCr=ICr−PCr、DCb=ICb−PCbが求められる。
次に、図4に示す第1〜第3の比較器21〜23にて、各成分の差分値DY,DCr,DCbが各々の比較範囲の内外にあるかが判定される(ステップST2)。つまり、輝度成分Y用差分閾値をayとし、色差成分C用差分閾値をacとすると、各成分の差分値DY,DCr,DCbが、−ay<DY<ay、−ac<DCr<ac、−ac<DCb<acの各範囲の内外かが判定される。これら3つの比較結果のうち一つでも範囲外であれば、ステップST2の判断はNOとなり、ステップST7に移行して「絶対値ベクトル量子化モード」が選択される。
ステップST2の判断がYESであると、図4の差分ベクトル量子化器15にて、入力値に応じた差分ベクトル量子化符号C1として、Diff_VQ[DY][DCr][DCb]が例えばテーブルより出力される。この差分ベクトル量子化符号C1が図3に示す差分ベクトル量子化空間に存在する有効なものであれば、図4の差分ベクトル量子化器15からの判定信号S2が論理は1となる。その場合、ステップST4にて図4の論理積回路24の出力である符号選択信号S1が論理の1となって、差分ベクトル量子化は有効となる。しかし、差分ベクトル量子化器15への入力値が、図3に示す差分ベクトル量子化空間に存在しない時には、図4の差分ベクトル量子化器15からの判定信号S2が論理の0となる。その場合、ステップST4にて図4論理積回路24の出力である符号選択信号S1が論理の0(差分ベクトル量子化は無効)となる。よって、ステップST4の判断はNOとなり、ステップST7に移行する。
ステップST4がYESであれば、図2の差分ベクトル逆量子化器40にて、差分ベクトル量子化符号C1(Diff_VQ[DY][DCr][DCb])が成分毎に逆量子化される(ステップST5)。つまり、差分ベクトル逆量子化器40からは、各成分の差分ベクトル逆量子化値V2とし、DY’=Diff_IVQ_Y[Code]、DCr’=Diff_IVQ_Cr[Code]、DCb’=Diff_IVQ_Cb[Code]が例えばテーブルより出力される。続いて、図2の加算器40にて、この各成分の差分ベクトル逆量子化値V2に予測画素値V5が加算される(ステップST6)。ここで、前回の対象画素値に基づく各成分の予測画素値をそれぞれPY,PCr,PCbとすると、今回の対象画素値に基づく新たな予測画素値PY,PCr,PCbとして、PY=PY+DY’、PCr=PCr+DCr’、PCb=PCb+DCr’に更新される。
一方、上述の通りステップST2の判断がNOとなると、ステップST7に移行して「絶対値ベクトル量子化モード」が選択される。ステップST7では、図7に示すプリスカラ量子化器51〜53にて、各々の成分値Y,Cr,Cbをスカラ量子化して、Y=SQY[Y]、Cr=SQY[Cr]、Cb=SQY[Cb]が例えばテーブルより出力される。さらに、図7に示す絶対値ベクトル量子化器54にて、図2の絶対値ベクトル量子化符号C2として、Code=ABS_VQ[Y][Cr][Cb]が例えばテーブルより出力される。
ステップST8では、図2に示す絶対値ベクトル逆量子化器60にて、絶対値ベクトル量子化符号C2を逆量子化した絶対値量子化局部復号画素値V4が生成される。つまり、今回の対象画素値に基づく新たな予測画素値PY,PCr,PCbとして、PY=ABS_VQ[Y]、PCr=Code=ABS_VQ[Cr]、PCb=Code=ABS_VQ[Cb]が、例えばテーブルより出力される。
なお、ステップST6,8にて得られた2種類の予測画素値V3,V4の一方が、符号選択信号S1に従って予測値セレクタ70にて選択され、遅延回路80を経て予測画素値V5が生成される。つまり、符号選択信号S1が論理の1であれば予測画素値V3が選択され、符号選択信号S1が論理の0であれば予測画素値V4が選択される。この予測画素値V5が、差分器11にフィードバックされる。
また、ステップイST4での判断に基づいて、図2の符号セレクタ90では、ステップST3で得られた差分ベクトル量子化符号C1と、ステップST7にて得られた絶対値ベクトル量子化符号C2との一方が選択されて、符号化信号C(C1またはC2)が出力される(ステップ9)。つまり、符号選択信号S1が論理の1であれば差分ベクトル量子化符号C1が選択され、符号選択信号S1が論理の0であれば絶対値ベクトル量子化符号C2が選択される。なお、ステップST9の符号出力のタイミングは、ステップST5,6,8の前のタイミングであっても良い。
(画像復号化装置)
次に、画像復号化装置について図9を参照して説明する。図9は、本発明の一実施形態に係る画像復号化装置100の概略ブロック図である。図9において、この画像復号化装置100は、図1または図2に示す画像符号化装置によって符号化された符号化信号C(C1またしC2)をベクトル逆量子化して復号化するものである。画像復号化装置100は、大別して、判定部110、差分ベクトル逆量子化部120と、絶対値ベクトル逆量子化部130と、復号セレクタ140とを有する。
判定部110は、符号化信号C(C1またはC2)が入力され、その符号化信号Cが差分ベクトル量子化された符号C1であるか絶対値ベクトル量子化された符号C2であるかを判定して、符号判定信号S3を出力する。差分ベクトル逆量子化部120は、符号化信号C(C1またしC2)が入力され、符号化信号のうち差分ベクトル量子化された符号C1を逆量子化して復号化する。絶対値ベクトル逆量子化部130は、符号化信号C(C1またしC2)が入力され、その符号化信号Cのうち絶対値ベクトル量子化された符号C2を逆量子化して復号化する。復号セレクタ140は、判定部110からの符号判定信号S3に基づいて、差分ベクトル逆量子化部120からの出力と、絶対値ベクトル逆量子化部130からの出力とのいずれか一方を選択して、復号化信号(Y,Cr,Cb)を出力する。
ここで、図9に示す画像復号化装置100は、図1または図2に示す画像符号化装置1にて符号化された信号C(C1またしC2)であり、判定部110からの出力に基づいて、差分ベクトル逆量子化部120での差分ベクトル逆量子化モードまたは絶対値ベクトル逆量子化部130での絶対値ベクトル逆量子化モードのいずれか一方のモードが実施される。
ここで、符号化信号はN個の符号のいずれか一つであり、N個の符号のうちのM(M<N)個が差分ベクトル量子化された符号であり、前記N個の符号のうちの(N−M)個が絶対値ベクトル量子化された符号である。よって、判定部110は、符号化信号の符号CがM個に属する符号C1であるか、または(N−M)個に属する符号C2であるかを判定定すればよい。
より具体的には、上述の通り符号化信号C(C1またはC2)は0〜N−1の符号であり、差分ベクトル量子化された符号C1であれば0〜M−1、絶対値ベクトル量子化された符号C2であればM〜N−1の符号である。よって、判定部110は、入力された符号化信号(C1またはC2)が0〜M−1であれば符号判定信号S3の論理を1(差分ベクトル逆量子化モード)とし、入力された符号化信号(C1またはC2)がM〜N−1であれば符号判定信号S3の論理を0(絶対値ベクトル逆量子化モード)とする判定を行なうことができる。
次に、差分ベクトル逆量子化部120について、図10を参照して説明する。この差分ベクトル逆量子化部120は、差分ベクトル逆量子化器121、画素遅延回路122及び加算器123を有する。なお、復号セレクタ140は、加算器123に加算されるべき予測画素値V9を生成するための予測値セレクタとして兼用される。
ベクトル逆量子化器121は、図2の差分ベクトル逆量子化30と同一の構成とすることができる。つまり、差分ベクトル逆量子化器121は、加算器123に入力される差分逆量子化値V6を生成する。この差分ベクトル逆量子化器121は、差分ベクトル量子化符号C1である量子化代表値(0〜M−1)を逆量子化して、差分逆量子化値V6を生成する。この差分逆量子化値V6は、図3に示す量子化代表値を逆量子化するため、必ずしも差分値V1とは一致せず、量子化誤差が生ずる点は、図2の差分ベクトル逆量子化30と同じである。ただし、上述の通り、符号総数Nに対する差分ベクトル量子化代表値の個数Mは、なだらかに変化した箇所を比較的忠実に再現するように割り当てられるので、量子化誤差に伴う画質の劣化を最小限に止めることができる。
加算器123は、差分逆量子化値V6に、予測値セレクタ140にて選択された前段の画素の予測値(符号出力Y,Cr,Cb)を画素遅延回路122にて遅延させた予測画素値V9を加算して、差分量子化復号画素値V7を生成する。
図9および図10に示す絶対値ベクトル逆量子化部130は、図に示す絶対値ベクトル逆量子化器60と同一の構成とすることができる。この絶対値ベクトル逆量子化部130は、絶対値ベクトル量子化符号C2である絶対値ベクトル量子化代表値(M〜N−1)を逆量子化して、絶対値局部復号画素値V8を生成する。この絶対値局部復号画素値V8は、図5に示す球体内の量子化代表値を逆量子化するため、必ずしも図1または図2の画像符号化装置1への入力値であるYCrCb成分とは一致せず、量子化誤差が生ずる。ただし、上述の通り、符号総数Nに対する絶対値ベクトル量子化代表値の個数(N−M)は、急に変化する箇所を比較的忠実に再現するように割り当てられるので、量子化誤差に伴う画質の劣化を最小限に止めることができる。
復号(予測値)セレクタ140は、判定部20からの符号判定信号S3に基づいて、例えば信号S3の論理が1(差分ベクトル逆量子化が有効)であれば差分量子化局部復号画素値V7を選択して出力し、信号S3の論理が0(差分ベクトル逆量子化が無効)であれば絶対値局部復号画素値V8を選択して出力する。この復号(予測値)セレクタ140の出力が、復号化された出力(Y,Cr,Cb)となる。
つまり、復号化された出力(Y,Cr,Cb)は、なだらかに変化した箇所を比較的忠実に再現する差分量子化局部復号画素値V7か、急に変化する箇所を比較的忠実に再現する絶対値局部復号画素値V8かである。よって、なだらかに変化する箇所も、急激に変化する箇所も比較的忠実に復号でき、復号画像の画質を改善できる。特に、濃淡が大きく変化する画像のエッジ部分については直前画素とは依存関係のない絶対値ベクトル量子化により符号化されているので、これを復号しても大きな量子化ノイズは発生しない。
また、本実施形態では画像をブロックすることなく復号できるので、ブロック単位で復号化された画像をラスタ順序に戻すアン・ブロック化手段が不要であり、コストダウンを図ることができる。
(画像復号化装置の動作)
図11は、図10に示す画像復号化装置100の動作フローチャートである。図11において、符号化信号Cが入力されると、判定部110は符号化信号Cが例えば0≦C<Mか否かを判定する(ステップST1)。つまり、判定部110は、入力された符号化信号(C1またはC2)が0〜M−1であれば符号判定信号S3の論理を1(差分ベクトル逆量子化モード)とし、入力された符号化信号(C1またはC2)がM〜N−1であれば符号判定信号S3の論理を0(絶対値ベクトル逆量子化モード)とする判定を行なう。
図11のステップST1の判定がYESであれば、差分ベクトル逆量子化部120で差分ベクトル逆量子化モードを実施する(ステップST2)。つまり、差分ベクトル逆量子化部120の差分ベクトル逆量子化器121は、差分逆量子化値V6として、DY’=Diff_IVQ_Y[Code]、DCr’=Diff_IVQ_Cr[Code]、DCb’=Diff_IVQ_Cb[Code]を、例えばテーブルより出力する。
次に図11のステップST3に移行し、加算器123にて、差分逆量子化値V6(Dy’,DCr’,DCb’)に、前の画素の予測値V9を加算して、復号化された符号Y,Cr,Cbを得る。ここで、前の画素の予測値が前回に出力された符号Y,Cr,Cbであるから、加算器121では、今回の出力符号Y,Cr,Cbとして、前回の出力符号Y,Cr,Cbに差分逆量子化値V6(Dy’,DCr’,DCb’)を加算することになる。つまり、加算器12では、Y=Y+Dy’、Cr=Cr+DCr’、Cb=Cb+DCb’が計算される。これにより、差分ベクトル量子化符号C1が逆量子化された差分量子化復号画素値V7が得られる。
一方、図11のステップST1の判定がNOであれば、絶対値ベクトル逆量子化部130で絶対値ベクトル逆量子化モードを実施する(ステップST4)。つまり、絶対値ベクトル逆量子化部130は、絶対値逆量子化画素値V8として、Y=ABS_IVQ_Y[Code]、Cr=ABS_IVQ_Cr[Code]、Cb=ABS_IVQ_Cb[Code]を、例えばテーブルより出力する。
図11のステップST5では、判定部110からの符号判定信号S3に基づいて、差分ベクトル逆量子化部120からの差分量子化復号画素値V7か、絶対値ベクトル逆量子化部130からの絶対値量子化復号画素値V8かのいずれか一方が、復号セレクタ140にて選択されて出力される。
なお、復号セレクタ140は予測値セレクタとしても兼用され、その出力を前の画素の予測値として差分ベクトル逆量子化部120に供給する。
(集積回路装置)
図12は、画像出力システムを電子機器である携帯電話機に適用した実施形態を示している。図12において、ベースバンドエンジン(BBE:広義には第1の集積回路装置)200は携帯電話機の基本機能を司るLSI(Large Scale Integrated Circuit)であり、インターネット経由で受信した動画や静止画、カメラで撮影した自然画、携帯電話機の操作上で必要なメニュー画面、アイコンなどの文字・図形情報等の各種画像データの出力源である。
図12において、携帯電話機のディスプレイパネル例えば液晶パネル300が設けられている。この液晶パネル300は、2枚のガラス基板301,302間に液晶を封入したものである。大きなガラス基板301は例えばアクティブマトリクス基板であり、各画素にアクティブ素子であるTFT(Thin Film Transistor)が設けられている。各画素のTFTのドレイン端子に透明画素電極が、ソース端子にデータ線であるソース線が、ゲート端子に走査線であるゲート線がそれぞれ接続されている。このガラス基板301と対向するガラス基板302には透明電極が設けられている。ガラス基板301上には、ガラス基板301の短辺に沿って、液晶パネル300を駆動するドライバIC(広義には第2の集積回路)400がCOG実装されている。ドライバIC400は、液晶パネル300のゲート線に走査信号を、ソース線にデータ信号を供給して液晶パネル300を表示駆動する。
ベースバンドエンジン200とドライバIC400とは、複数本のバスライン303で接続され、画像データ、水平・垂直同期信号、クロック信号、各種コマンドが転送される。
本実施形態では、図13に示すように、ドライバIC400に、画像符号化装置(エンコーダともいう)1と、圧縮画像データメモリ401と、画像復号化装置(デコーダともいう)100と、エンコードされた画像データに基づいて液晶パネル300を駆動するドライバ部402とが搭載されている。これにより、圧縮画像データメモリ401の記憶容量を少なくでき、ドライバIC400の小型化が図られる。
あるいは、図14に示すように、画像符号化装置(エンコーダ)1をベースバンドエンジン200に搭載しても良い。
あるいは、図15に示すように、ベースバンドエンジン200と液晶パネル300との間に、表示コントロールIC(広義には第3の集積回路装置)500を追加した実施形態を示している。図15では、画像符号化装置(エンコーダ)1をベースバンドエンジン200に搭載している。表示コントロールIC500は、ベースバンドエンジン200の表示動作に必要なタスクを低減するために設けられ、圧縮画像データメモリ501、デコーダ100及びデータ加工部502を有することができる。
図15に示す実施形態に代えて、図16に示すように、表示コントロールIC500に画像符号化装置(エンコーダ)1を搭載しても良い。
なお、上記のように本実施形態について詳細に説明したが、本発明の新規事項および効果から実体的に逸脱しない多くの変形が可能であることは当業者には容易に理解できるものである。従って、このような変形例はすべて本発明の範囲に含まれるものとする。例えば、明細書又は図面において、少なくとも一度、より広義または同義な異なる用語と共に記載された用語は、明細書又は図面のいかなる箇所においても、その異なる用語に置き換えることができる。
本発明の実施形態に係る画像符号化装置の概略ブロック図である。 図1に示す画像符号化装置の差分ベクトル量子化部を具体的にしたブロック図である。 仮想的な差分ベクトル量子化空間上に配置されたM個の量子化代表値の分布を示す模式図である。 図2に示す判定部及び差分ベクトル量子化器の回路ブロック図である。 仮想的な絶対値ベクトル量子化空間上に配置された(N−M)個の代表値の分布を示す模式図である。 カラー画像信号をRGBとしたときの絶対値ベクトル量子化空間を示す模式図である。 図2に示す絶対値ベクトル量子化部の回路ブロック図である。 画像符号化装置の動作フローチャートである。 本発明の実施形態に係る画像復号化装置の概略ブロック図である。 図9に示す画像復号化装置の差分ベクトル逆量子化部を具体的にしたブロック図である。 画像復号化装置の動作フローチャートである。 本発明の実施形態に係る画像符号化装置及び画像復号化装置が搭載される電子機器の一例を示す図である。 図12に示す電子機器での画像符号化装置及び画像復号化装置の配置の一例を示す図である。 図12に示す電子機器での画像符号化装置及び画像復号化装置の配置の他の例を示す図である。 本発明の実施形態に係る画像符号化装置及び画像復号化装置が搭載される電子機器の他の例を示す図である。 図15と同種の電子機器での画像符号化装置及び画像復号化装置の配置の他の例を示す図である。 図17(A)(B)は、直前画素の局部復号画素値との差分を非線形量子化した時に、局部復号された直前画素の量子化誤差の悪影響を受ける例を示す特性図である。
符号の説明
1 画像符号化装置、10 差分ベクトル量子化部、11 差分器、
15 差分ベクトル量子化器、20 判定部、21〜23 第1〜第3の比較器、
24 符号選択信号生成部、30 差分ベクトル逆量子化器、40 加算器、
50 絶対値ベクトル量子化部、51〜53 プリスカラ量子化器、
54 絶対値ベクトル量子化器、60 絶対値ベクトル逆量子化器、
70 予測値セレクタ、80 画素遅延回路、90 符号セレクタ、
100 画像復号化装置、110 判定部、120 差分ベクトル逆量子化部、
121 差分セレクタ逆量子化器、122 画素遅延回路、123 加算器、
130 絶対値ベクトル逆量子化部、140 復号(予測値)セレクタ、
S1 符号選択信号、S3 符号判定信号、200,400,500 集積回路装置、
300 ディスプレイパネル

Claims (7)

  1. 画素毎に、輝度成分と2種類の色差成分とから成るカラー入力信号の3つの成分値が入力され、前記3つの成分値をベクトル量子化して符号化する画像符号化装置において、
    対象画素の3つの成分値から、前回の対象画素に基づく予測値の各成分値をそれぞれ差分した3つの差分値を、ベクトル量子化して符合化する差分ベクトル量子化部と、
    前記対象画素の前記3つの成分値をベクトル量子化して符号化する絶対値ベクトル量子化部と、
    前記3つの差分値の各一つを第1〜第3の比較範囲の対応する各一つと比較して、符号選択を判定する第1判定部と、
    前記第1判定部からの出力に基づいて、前記差分ベクトル量子化部からの出力と、前記絶対値ベクトル量子化部からの出力とのいずれか一方を選択する符号セレクタと、
    を有し、
    前記差分ベクトル量子化部には、前記3つの差分値を示すビットのうち、前記3つの比較範囲内にある下位側ビットのみが入力され、
    前記絶対値ベクトル量子化部には、前記3つの成分値の最上位ビットを含む上位側ビットのみが入力され、
    前記差分ベクトル量子化部は、前記3つの比較範囲内に存在する3つの差分値がプロットされる、三軸を含む仮想の差分ベクトル量子化空間を等価的に有し、前記差分ベクトル量子化空間において、前記3つの比較範囲の上限閾値と下限閾値とで囲まれる直方体空間内に配置され、かつ前記3つの差分値の全てが零である点を中心とする球体にのみ、複数の差分ベクトル量子化代表値が割り当てられ、前記球体の外側の前記直方体の角隅部には前記複数の差分ベクトル量子化代表値が配置されず、
    前記符号セレクタは、前記3つの差分値に対応する差分ベクトル量子化代表値が存在しない時には、前記絶対値ベクトル量子化部の出力を選択することを特徴とする画像符号化装置。
  2. 請求項1において、
    前記差分ベクトル量子化空間にて前記各差分値がいずれも0となる原点に近づくほど前記複数の差分ベクトル量子化代表値が密に配置され、前記原点から遠ざかるほど前記複数の差分ベクトル量子化代表値が粗に配置されていることを特徴とする画像符号化装置。
  3. 請求項1または2において、
    前記絶対値ベクトル量子化部は、前記3つの成分値がプロットされる、三軸を含む仮想の絶対値ベクトル量子化空間を等価的に有し、球体である前記絶対値ベクトル量子化空間内に、複数の絶対値分ベクトル量子化代表値を割り当てることを特徴とする画像符号化装置。
  4. 請求項3において、
    前記絶対値ベクトル量子化部は、
    前記各々の成分値をスカラ量子化する複数のプリスカラ量子化器と、
    前記複数のプリスカラ量子化器からの出力に基づいて、前記複数の絶対値分ベクトル量子化代表値の中から一つを出力する絶対値ベクトル量子化器と、
    を含むことを特徴とする画像符号化装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれかに記載の画像符号化装置と、
    前記画像符号化装置にてベクトル量子化された符号化信号が入力され、前記符号化信号をベクトル逆量子化して復号化する画像復号化装置と、を有する集積回路装置であって、
    前記符号化信号が入力され、前記符号化信号が差分ベクトル量子化された符号であるか絶対値ベクトル量子化された符号であるかを判定する第2判定部と、
    前記符号化信号が入力され、前記符号化信号のうち差分ベクトル量子化された符号を逆量子化して復号化する差分ベクトル逆量子化部と、
    前記符号化信号が入力され、前記符号化信号のうち絶対値ベクトル量子化された符号を逆量子化して復号化する絶対値ベクトル逆量子化部と、
    前記第2判定部からの出力に基づいて、前記差分ベクトル逆量子化部からの出力と、前記絶対値ベクトル逆量子化部からの出力とのいずれか一方を選択する復号セレクタと、
    を有することを特徴とする集積回路装置。
  6. 請求項5において、
    前記符号化信号はN個の符号のいずれか一つであり、前記N個の符号のうちのM(M<N)個が差分ベクトル量子化された符号であり、前記N個の符号のうちの(N−M)個が絶対値ベクトル量子化された符号であり、
    前記第2判定部は、前記符号化信号の符号が前記M個に属するか前記(N−M)個に属するかを判定することを特徴とする集積回路装置。
  7. 請求項1乃至4のいずれかに記載の画像符号化装置を有することを特徴とする集積回路装置。
JP2008085323A 2008-03-28 2008-03-28 画像符号化装置及び集積回路装置 Active JP4650512B2 (ja)

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