JP2000092332A - 画像符号化装置及び画像符号化方法 - Google Patents

画像符号化装置及び画像符号化方法

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JP2000092332A
JP2000092332A JP10258274A JP25827498A JP2000092332A JP 2000092332 A JP2000092332 A JP 2000092332A JP 10258274 A JP10258274 A JP 10258274A JP 25827498 A JP25827498 A JP 25827498A JP 2000092332 A JP2000092332 A JP 2000092332A
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Mutsuaki Noma
睦明 野間
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 可逆圧縮方式は圧縮率向上のためのコストが
高く、可変長圧縮は画像データによっては圧縮の効果が
得られず却って逆効果になる。一方、非可逆圧縮方式は
圧縮率を高くすることができるが、符号化においてはエ
ントロピー符号化を行うため可変長圧縮となる。また処
理時間がかかり、高価である。 【解決手段】 ブロック化した画像データを擬似的なY
C変換後、信号変換し、そのうちの差分値を予測確率に
応じた量子化を行うことで、画像の特性を損なうことな
く、簡易、高速、低価格、高能率な、固定圧縮率で圧縮
することのできる画像符号化装置が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は多階調画像データを
圧縮符号化する方法であり、簡便な構成で高速、高能率
に符号化圧縮する画像符号化方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、画像符号化方法は情報量の多
い画像を圧縮するための手法として用いられ、特に最近
では圧縮率の高い、高速高細精な圧縮方法の要求が高ま
っている。このような画像圧縮の手法として広く用いら
れているもののひとつとして、いわゆるJPEG符号化
方式がある。
【0003】このJPEG方式には、大きく分けて2種
類の符号化方式が含まれている。一方は、DCT(離散
コサイン変換)符号化を用いたDCT方式と呼ばれるベ
ーシックな符号化方式であり、もう一方はDPCM(差
分PCM)方式と呼ばれるオプション的な符号化方式で
ある。DCT方式は、符号化処理の途中で画像情報の一
部が削減されて完全に元の情報に復元できない、いわゆ
る非可逆(ロッシー)符号化方式であり、DPCM方式
は、符号化処理の途中で画像情報を損なうことがなく完
全に元の情報に復元できる、いわゆる可逆(ロスレス)
符号化方式である。
【0004】可逆符号化方式であるDPCM方式では、
画像情報が損なわれないので画像の保存性が優れてお
り、再生画像の画質が極めて良好であるが、DCT方式
に比べて符号化圧縮率が低く、画像の種類によるが1/
1.5程度である。一方、非可逆符号化方式であるDC
T方式では、N×N画素(JPEGではN=8)のブロ
ックデータに対し、2次元のDCT変換後、その変換係
数に対して非線形量子化を行い、交流成分についてジグ
ザグスキャンして2次元ハフマン符号化を施す。この非
線形量子化においては、低周波数成分に対して細かく量
子化を行い、高周波数成分の係数に対して粗く量子化を
行うことで、高圧縮を行うようになっている。これによ
り、画像により圧縮率1/10〜1/30程度で、画質
的にもほぼ満足できるような画像を得ることができてい
る。しかし、画像により、また圧縮率を上げることによ
り、ブロック歪みやモスキートノイズの発生などの画質
劣化の現象が知られている。
【0005】また、JPEG以外にも、さまざまな圧縮
方式の研究や提案がなされているのが現状である。可逆
圧縮方式においては、JPEG−LSやJPEG200
0などの新しい国際標準規格などにおいてDPCM方式
を超える圧縮性能を持つものが提案されている。非可逆
圧縮方式についても、DCT方式以外に、ウェーブレッ
ト変換方式や、ベクトル量子化方式、フラクタル圧縮方
式などさまざまなものが提案されている。
【0006】一方、カラースキャナやカラープリンタな
どのカラー入出力機器においては、システムトータルの
スループットを一定に保つために、圧縮率1/4〜1/
16程度で圧縮率固定、低価格、高速な圧縮方法が求め
られており、独自の圧縮方法が用いられていることも多
い。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の方法では以下のような課題がある。まず、可逆圧縮
方式の場合、DPCM方式も含めその他の圧縮方式も、
基本的な圧縮方式は予測符号化方式である。そのため圧
縮率の向上はほぼ1/3程度で頭打ちの状態であり、わ
ずか数%〜10%程度の圧縮率改善を得るためにさまざ
まな処理が追加されており、これら追加された処理が非
常に重い割には圧縮率の向上のコストが高い。また、エ
ントロピー符号化を行うため可変長圧縮となることと、
画像データによっては、圧縮の効果が得られないばかり
か、かえって逆効果になる等という問題点を有してい
た。
【0008】一方の非可逆圧縮方式においては、圧縮率
を高くすることができるが、符号化においてはエントロ
ピー符号化を行うため、可変長圧縮となる。また複雑な
処理や重い処理を行うため、処理時間がかかったり、高
価になる等の問題点を有していた。
【0009】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、圧縮率が1/4〜1/8の固定率圧縮を簡便な構成
で提供することにより、低価格で高速かつ高画質な画像
圧縮方法を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、ブロック化した画像データを擬似的にYC
変換した後、信号変換し、そのうちの差分値を予測確率
に応じて量子化することで、画像の特性を損なうことな
く、簡易、高速、低価格、高能率な、固定圧縮率で圧縮
することのできる画像符号化方法が得られる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、画像データを複数の画素ごとにまとめてブロックに
分割するブロック化手段と、前記ブロック化手段により
分割されたブロックデータを色空間変換する色空間変換
手段と、前記色空間変換手段により色空間変換されたブ
ロックデータをサブブロックに分割するサブブロック化
手段と、前記サブブロック化手段により分割されたサブ
ブロックデータを信号変換する信号変換手段と、前記信
号変換手段により信号変換された変換データを非線形量
子化する非線形量子化手段とを含み、画像の特性を損な
うことなく、簡易、高速、低価格、高能率な、固定画像
符号化を行うことができるという作用を有する。
【0012】請求項2に記載の発明は、画像データを複
数の画素ごとにまとめてブロックに分割するブロック化
手段と、前記ブロック化手段により分割されたブロック
データを色空間変換する色空間変換手段と、前記色空間
変換手段により色空間変換されたブロックデータをサブ
ブロックに分割するサブブロック化手段と、前記サブブ
ロック化手段により分割されたサブブロックデータを空
間周波数の低周波数部分に相当する部分と高周波数部分
に相当する部分とに分けて信号変換する信号変換手段
と、前記信号変換手段により信号変換された変換データ
を非線形量子化する非線形量子化手段とを含むことを特
徴とし、画像の特性を損なうことなく、簡易、高速、低
価格、高能率な、固定画像符号化を行うことができると
いう作用を有する。
【0013】請求項3に記載の発明は、画像データを複
数の画素ごとにまとめてブロックに分割するブロック化
手段と、前記ブロック化手段により分割されたブロック
データを色空間変換する色空間変換手段と、前記色空間
変換手段により色空間変換されたブロックデータをサブ
ブロックに分割するサブブロック化手段と、前記サブブ
ロック化手段により分割されたサブブロックデータを
(数1)を用いて信号変換する信号変換手段と、前記信
号変換手段により信号変換された変換データを非線形量
子化する非線形量子化手段とを含むことを特徴とし、画
像の特性を損なうことなく、簡易、高速、低価格、高能
率な、固定画像符号化を行うことができるという作用を
有する。
【0014】本発明の請求項4に記載の発明は、画像デ
ータを複数の画素ごとにまとめてブロックに分割するブ
ロック化手段と、前記ブロック化手段により分割された
ブロックデータをRGB色空間から、擬似的なYCrC
b色空間へ色空間変換する色空間変換手段と、前記色空
間変換手段により色空間変換されたブロックデータをサ
ブブロックに分割するサブブロック化手段と、前記サブ
ブロック化手段により分割されたサブブロックデータを
信号変換する信号変換手段と、前記信号変換手段により
信号変換された変換データを非線形量子化する非線形量
子化手段とを含むことを特徴とし、画像の特性を損なう
ことなく、簡易、高速、低価格、高能率な、固定画像符
号化を行うことができるという作用を有する。
【0015】本発明の請求項5に記載の発明は、画像デ
ータを複数の画素ごとにまとめてブロックに分割するブ
ロック化手段と、前記ブロック化手段により分割された
ブロックデータを(数2)を用いて色空間変換する色空
間変換手段と、前記色空間変換手段により色空間変換さ
れたブロックデータをサブブロックに分割するサブブロ
ック化手段と、前記サブブロック化手段により分割され
たサブブロックデータを信号変換する信号変換手段と、
前記信号変換手段により変換された変換データを非線形
量子化する非線形量子化手段とを含むことを特徴とし、
画像の特性を損なうことなく、簡易、高速、低価格、高
能率な、固定画像符号化を行うことができるという作用
を有する。
【0016】本発明の請求項6に記載の発明は、画像デ
ータを複数の画素ごとにまとめてブロックに分割するブ
ロック化手段と、前記ブロック化手段により分割された
ブロックデータを色空間変換する色空間変換手段と、前
記色空間変換手段により色空間変換されたブロックデー
タをサブブロックに分割するサブブロック化手段と、前
記サブブロック化手段により分割されたサブブロックデ
ータを信号変換する信号変換手段と、前記信号変換手段
により変換された変換データを発生頻度がラプラス分布
に従うと仮定して非線形量子化する非線形量子化手段と
を含むことを特徴とし、画像の特性を損なうことなく、
簡易、高速、低価格、高能率な、固定画像符号化を行う
ことができるという作用を有する。
【0017】本発明の請求項7に記載の発明は、画像デ
ータを複数の画素ごとにまとめてブロックに分割するブ
ロック化手段と、前記ブロック化手段により分割された
ブロックデータを色空間変換する色空間変換手段と、前
記色空間変換手段により色空間変換されたブロックデー
タをサブブロックに分割するサブブロック化手段と、前
記サブブロック化手段により分割されたサブブロックデ
ータを信号変換する信号変換手段と、前記信号変換手段
により変換された変換データを発生頻度がラプラス分布
に従うと仮定して非線形量子化する非線形量子化手段
と、前記非線形量子化手段を画像領域により適応的に切
り替えて行う適応選択手段とを含むことを特徴とし、画
像の特性を損なうことなく、簡易、高速、低価格、高能
率な、固定画像符号化を行うことができるという作用を
有する。
【0018】本発明の請求項8に記載の発明は、画像デ
ータを複数の画素ごとにまとめてブロックに分割するブ
ロック化手段と、前記ブロック化手段により分割された
ブロックデータを色空間変換する色空間変換手段と、前
記色空間変換手段により色空間変換されたブロックデー
タをサブブロックに分割するサブブロック化手段と、前
記サブブロック化手段により分割されたサブブロックデ
ータを信号変換する信号変換手段と、前記信号変換手段
により変換された変換データを非線形量子化する非線形
量子化手段とを用いて、平均値領域4つを用いて更に2
×2サブブロックを構成し、順次ピラミッド構成で多階
調画像データを符号化を行うことを特徴とし、画像の特
性を損なうことなく、簡易、高速、低価格、高能率な、
固定画像符号化を行うことができるという作用を有す
る。
【0019】以下、本発明の実施の形態について説明す
る。図1は本発明の一実施の形態による符号化方法を実
現するためのブロック図を、図2は本発明の一実施の形
態による符号化方法のフロー図を、図3は本発明の一実
施の形態による非線形量子化テーブルの例を、図4は本
発明の一実施例の形態によるピラミッド構造を示す説明
図を示している。
【0020】図1において、101は画像データをN×
Mブロックにブロック化するブロック化部、102はR
GB表現された画素情報をYCrCb表現へ変換する色
変換部、103は画像データを2×2のサブブロックに
ブロック化するサブブロック化部、104は符号化の原
画像やブロック化画像データ等の画像データのメモリ、
105は2×2サブブロックの4データを信号変換する
信号変換部、106は信号変換されたデータのうち差分
データに対しその予測確率に応じた量子化を行う非線形
量子化部、107は量子化ビットを符号化もしくは復号
化する符号化/復号化部を表している。
【0021】以上のように構成された画像符号化方法に
ついて、以下その処理手順を図2のフロー図を用いて説
明する。入力データはRGBの多階調データであり、メ
モリ内104に、適切なバンド幅で格納されているもの
とする(201)。尚、RGB3チャンネルのデータ構
造として、画素毎、ライン毎にインタリーブして構成し
たりシーケンシャルに構成したりする方法があるが、こ
の構成がどのようになっていても良い。以下の説明にお
いては、信号変換部105で信号変換した後のYCrC
b信号については、シーケンシャルになっているものと
し、その中の1つのチャンネルについて説明する。
【0022】そこで、まずこのメモリ104内の画像デ
ータを読み込んで、最初にブロック化部101において
N×Mブロックにブロック化する(202)。ここで
N,Mは2nとなる数値(n=1,2,…)である。ブ
ロック化されたデータは、そのままもとのメモリ104
の該当するデータブロックへ格納しても良いし、別のメ
モリへ書き込んでも良い。尚、元のメモリに格納する場
合、一般には読み出しのデータは、ブロック数の縦方向
の画素を持つバンド幅のデータを読み込むことになる。
このブロック化されたRGBデータに対し色変換部10
2において、YC分離を行う。よく使われるYC分離方
法として(数3)に示すYCrCb変換がある。
【0023】
【数3】
【0024】ここで、RGB表現された画素情報をYC
rCb変換する場合に、擬似的なYCrCbへ変換する
方法について説明する。上述したように、一般には(数
3)で表されるYCrCb変換は、整数演算で行うよう
に近似される。本発明においては、さらに(数1)に示
すようなさらに簡略した変換式を用いてYC分離を行う
(203)。また、この時4:1:1のサブサンプリン
グを行うことで、データ量を1/2にすることもでき
る。当然、ブロック化202とYC分離203とは順序
が逆であっても本件にはなんらの影響もないため、順序
はどちらでも良い。ここでも、元のメモリに変換データ
を書き込んでも良いし、別メモリに書き込んでも良い。
以下の処理においても同様に、このようなメモリの使用
方法はどのような形態を取っても良い。サブブロック化
部103においては、YC分離されたデータに対し、2
×2のブロックにサブブロック化する(204)。ブロ
ック化部101、色変換部102、サブブロック化部1
03は、それぞれ別バンドで並列に処理を行うこともで
きる。サブブロック化された2×2データつまり4画素
のデータに対し、信号変換部105により、信号の変換
処理を行う(205)。ここで、もっとも簡略で信号変
換によく使用されるアダマール変換を(数4)に示す。
【0025】
【数4】
【0026】アダマール変換は、直交変換の一種であ
り、変換行列の要素が1と−1のみを使って正規化した
ものであり、(数4)に示したものはナチュラル形と呼
ばれるもっとも一般的なものである。一般に、情報圧縮
において用いる信号の変換方式は、直交変換と呼ばれる
ものを使うことが多い。直交変換は、逆行列と転置行列
が同じであり情報圧縮には有利とされる。ここで、本発
明において用いる変換行列として(数2)を用いる場
合、その逆行列は(数5)となり直交変換ではない。
【0027】
【数5】
【0028】しかし、(数2)の行列による変換では、
1つの4画素による低周波数成分と、3つの2画素によ
る高周波数成分とを生成するものと考えることができ
る。DCT変換やサブバンド変換などを用いる画像符号
化方式においては、この高周波成分を削減することによ
り情報量の圧縮を図っている。同様に、この変換後の4
つのデータのうち、高周波数成分つまり差分値のデータ
は、視覚特性から見て削減が可能である。また、多階調
の画像情報は、隣接または近接画素間の相関が高いこと
が良く知られている。従って、これら差分値は、0を中
心としたポアソン分布に従うと仮定して、その分布に応
じた量子化を施すことで情報削減を行うことができる
(206)。図5にポアソン分布の例を示す。たとえ
ば、この量子化を16段階で行えば、高周波数成分のデ
ータ量を1/2にすることができる。
【0029】一実施の形態として、この非線形量子化を
行う量子化テーブルの例を、図3に示す。図3におい
て、差分が0,−1,1のときの量子化値はそれぞれ
0,−1,1となる。差分が8から15であれば12に
量子化し、−64から−127であれば−96に量子化
する。これにより、発生頻度の高い0近辺は、細かく量
子化を行い、差分が大きい部分については、粗く量子化
を行うことになる。この差分値の分布は、画像によっ
て、また同じ画像の局所的な違いによって異なってく
る。従って、画像の特性に合う量子化テーブルを複数持
っていてそれを切り替えることや、動的に量子化テーブ
ルを構成することも考えられる。その場合、そのような
適応的な処理のオーバーヘッドが圧縮率へ悪影響を与え
ないような選択をすることになる。
【0030】次に、2×2サブブロックを積み重ねて、
ピラミッド構成で圧縮効率を向上する方法について、図
4を用いて説明する。一例として、ブロック化を4×4
画素で行う場合で説明を行う。ブロック化を4×4画素
毎に行い、色変換、2×2のサブブロック化、信号変換
を行うと、4×4ブロックの16画素のうちから4つの
低周波成分のデータすなわち平均値データと、12個の
高周波成分のデータすなわち差分値データができる。こ
こで、4つの低周波成分を2×2ブロックに再構成し、
この再構成された2×2ブロックに対し、信号変換を行
う。これにより、4×4の16画素を2段階のピラミッ
ド構造で表すことができる。この場合、解像度は水平・
垂直方向にそれぞれ1/2、全体で1/4になる。これ
により、プログレッシブな表示が可能になるとともに、
16画素のうち、15画素が差分値となり、量子化の対
象が増えるため、更に圧縮率が向上する。尚、この時の
量子化テーブルは、別のものを用いることが十分に考え
られる。
【0031】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、ブロッ
ク化したデータをYC分離して信号変換を行い、高周波
成分に該当する部分について非線形量子化をすることに
より、簡便な処理方法で画像情報の圧縮を行え、人間の
視覚特性に合った高画質な画像符号化方法を得ることが
できる。また、画像の特性により量子化テーブルを変え
ることやピラミッド型のデータ構造を採れること、固定
長の符号化を行えることなどにより、比較的低圧縮なア
プリケーションに幅広く応用できる画像符号化方法を得
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態による符号化方法を実現
するための画像符号化装置の構成図
【図2】本発明の一実施の形態による画像符号化方法の
フロー図
【図3】本発明の一実施の形態による画像符号化方法で
用いる量子化テーブル
【図4】本発明の一実施の形態によるピラミッド構成を
示す図
【図5】ポアソン分布を示す図
【符号の説明】
101 ブロック化部 102 色変換部 103 サブブロック化部 104 メモリ 105 信号変換部 106 量子部 107 復号化部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像データを複数の画素ごとにまとめてブ
    ロックに分割するブロック化手段と、前記ブロック化手
    段により分割されたブロックデータを色空間変換する色
    空間変換手段と、前記色空間変換手段により色空間変換
    されたブロックデータをサブブロックに分割するサブブ
    ロック化手段と、前記サブブロック化手段により分割さ
    れたサブブロックデータを信号変換する信号変換手段
    と、前記信号変換手段により信号変換された変換データ
    を非線形量子化する非線形量子化手段とを含むことを特
    徴とする画像符号化装置。
  2. 【請求項2】前記信号変換手段は、空間周波数の低周波
    数部分に相当する部分と高周波数部分に相当する部分と
    に分けて画像データを変換することを特徴とする請求項
    1記載の画像符号化装置。
  3. 【請求項3】前記信号変換手段は、サブブロックデータ
    の信号変換に(数1)を用いることを特徴とする請求項
    1記載の画像符号化装置。 【数1】
  4. 【請求項4】前記色空間変換手段は、RGB色空間から
    擬似的なYCrCb色空間へ画像データを変換すること
    を特徴とする請求項1記載の画像符号化装置。
  5. 【請求項5】前記色空間変換手段は、RGB色空間から
    擬似的なYCrCb色空間への変換手段として、(数
    2)を用いることを特徴とする請求項4記載の画像符号
    化装置。 【数2】
  6. 【請求項6】前記非線形量子化手段は、発生頻度がラプ
    ラス分布に従うと仮定して非線形量子化を行うことを特
    徴とする請求項1記載の画像符号化装置。
  7. 【請求項7】前記非線形量子化手段は、画像領域により
    適応的に切り替えて上記非線形量子化を行うことを特徴
    とする請求項6記載の画像符号化装置。
  8. 【請求項8】画像データを複数の画素ごとにまとめてブ
    ロックに分割するブロック化手段と、前記ブロック化手
    段により分割されたブロックデータを色空間変換する色
    空間変換手段と、前記色空間変換手段により色空間変換
    されたブロックデータをサブブロックに分割するサブブ
    ロック化手段と、前記サブブロック化手段により分割さ
    れたサブブロックデータを信号変換する信号変換手段
    と、前記信号変換手段により信号変換された変換データ
    を非線形量子化する非線形量子化手段とを用いて、平均
    値領域4つを用いて更に2×2サブブロックを構成し、
    順次ピラミッド構成で多階調画像データの符号化を行う
    ことを特徴とする画像符号化方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002204356A (ja) * 2000-10-27 2002-07-19 Canon Inc データ処理装置、プロセッサ、及びその制御方法
US8270747B2 (en) 2008-03-28 2012-09-18 Seiko Epson Corporation Image encoding device, image decoding device, and integrated circuit

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