JP4724152B2 - 非可逆回路素子 - Google Patents
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Description
堀口秀人, 高橋洋一, 武田茂,"小型アイソレータにおける高調波制御と広帯域化",日立金属技報,vol.17,pp.58-62,2001.
また、第1の本発明において好ましくは、各整合用コンデンサと第1可変整合機構との間のインピーダンスが全て等しい(後述の図22に例示)。
以上のようにインピーダンスを等しくした場合、等しくしなかった場合に比べ、通過損失の劣化を抑制できる。
また、第1の本発明において好ましくは、第1可変整合機構の第2導体側端に対する他端及び第1導体は、それぞれ電気的に接地される(後述の図8に例示)。
また、第1の本発明において好ましくは、第1導体及び第2導体は、相互に接続又は一体化され、第1可変整合機構の第1,2導体側端に対する他端は、電気的に接地される(後述の図9に例示)。特に第1導体及び第2導体を一体化する構成では、部品点数の削減が可能となる。
また、第1の本発明において好ましくは、一端が第1導体と接続又は一体化され、他端が第2導体と接続又は一体化され、当該一端と当該他端との間のリアクタンスを変化させることが可能な第2可変整合機構も備え、第1可変整合機構の第2導体側端に対する他端は電気的に接地される(後述の図10に例示)。
この場合、各入出力ポートから見て、各整合用コンデンサに第1可変整合機構と第2可変整合機構を直列接続し、複数の中心導体の接続端に第2可変整合機構を直列接続する構成となるため、第1,2可変整合機構のリアクタンスをそれぞれ制御することにより、1つの可変整合機構のみを有する構成よりも、多くの動作周波数帯域への切り替えが可能である。さらに、この構成では、第1可変整合機構と第2可変整合機構とが全く同じ構成であったとしても、1つの可変整合機構のみを有する構成よりも、多くの動作周波数帯域への切り替えが可能である。このような部品の共通化は、部品コストの低減や部品管理コストの低減といった有利な効果をもたらす。
この場合、各入出力ポートから見て、各整合用コンデンサに第1可変整合機構を直列接続し、複数の中心導体の接続端に第2可変整合機構を直列接続し、各可変整合機構の他端を電気的に接地する構成となるため、1つの可変整合機構のみを有する構成よりも、多くの動作周波数帯域への切り替えが可能となる。
以上のように接地用コンデンサを装荷した構成の場合、接地用コンデンサを装荷しない構成に比べ、通過損失が改善される。
この構成の場合、複数の整合用コンデンサとそれぞれ別個に直列接続された複数の可変整合機構のリアクタンスを変化させることにより、アイソレータの整合条件を複数状態に切り替えることが可能である。これにより、アイソレータ単体で、複数の周波数帯域において十分な非可逆特性を得ることができる。
このように接地用コンデンサを装荷した構成の場合、接地用コンデンサを装荷しない構成に比べ、通過損失が改善される。
まず、本発明における第1の実施の形態について説明する。なお、本形態は、請求項14の例である。
図1は、第1の実施形態に係るアイソレータ1の構成例を示した透過斜視図である。また、図2は、図1に例示したアイソレータ1の分解斜視図である。
図3は、図1に図示した構成の等価回路図である。また、図4は、可変整合機構V1の等価回路図の例示である。なお、図3に示す等価回路では、フェライト板F1の記載、及び、線路導体LI1及び電極E1の記載を省略してある。以下、図3に従い、本形態のアイソレータ1の等価回路構成を説明する。
次に、図3,図4の等価回路を用いて、本形態のアイソレータ1の動作を説明する。
上述のように、可変整合機構V1のスイッチSW1がONであるとき、平面導体P1は電気的に接地し、端子T1,T3間のリアクタンスは0になる。一方、スイッチSW1がOFFであるときには、コンデンサC41の容量が平面導体P1と直列に装荷され、それに応じて端子T1,T3間のリアクタンスも変化する。すなわち、スイッチSW1の制御により、アイソレータ1の整合条件を2状態に変化させることができ、これにより、アイソレータ1の動作周波数帯域を2通りに切り替えることができる。そして、コンデンサC41を適宜選択することにより、アイソレータ1単体で、任意の2つの周波数帯域において十分な非可逆特性を得ることができる。なお、アイソレータの整合条件と動作周波数帯域との関係については、「橋本忠士著,マイクロ波フェライトとその応用技術,総合電子出版社,1997年5月10日 第1版発行」、「小西良弘著,マイクロ波回路の基礎とその応用,総合電子出版社,1992年2月1日 第2版発行」等の多くの公知文献に開示されている内容であるため、ここでは説明を省略する。
また、図4や図5の構成において、コンデンサの少なくとも一部をインダクタに置換したものを可変整合機構V1としてもよいし、コンデンサの少なくとも一部にインダクタを直列や並列に接続したものを可変整合機構V1としてもよい。
また、図3の等価回路を実現するアイソレータの構成は図1のものに限定されない。例えば、図6,7に例示する変形構成によって、図3の等価回路を有するアイソレータを構成してもよい。
次に、本発明における第2の実施の形態について説明する。本形態は、請求項4の例である。なお、以下では等価回路の構成のみを説明する。外観構成については以下に示す等価回路に従い、第1の実施形態の図1,6等で例示した構成を変形すればよい(第3の実施形態以降についても同様)。
図8に例示するように、本形態のアイソレータでは、3つの中心導体L1,L2,L3の各一端S1,S2,S3の他端が互いに接続され、その接続端S4が、電気的に接地された平面導体P1に接続される。中心導体L1,L2,L3の各一端S1,S2,S3には、整合用誘電体基板片C1,C2,C3からそれぞれ構成される整合用コンデンサがそれぞれ接続され、各整合用コンデンサの他端は平面導体P2に接続される。また、中心導体L3の一端S3には、終端抵抗R1が接続され、終端抵抗R1の他端は電気的に接地される。平面導体P2には、さらに可変整合機構V1の一端の端子T1が接続され、その他端の端子T3は、電気的に接地されている。なお、可変整合機構V1の構成は、第1の実施形態で説明したものと同様である。
次に、本発明における第3の実施の形態について説明する。本形態は、請求項5の例である。
図9に例示するように、本形態のアイソレータでは、3つの中心導体L1,L2,L3の各一端S1,S2,S3の他端が互いに接続され、その接続端S4が平面導体P1に接続される。なお、本形態の平面導体P1は、平面導体P2と一体である。
また、本形態のアイソレータは、平面導体P1とP2を一体化した構成であるため、部品点数や組み立て工数を削減できるという利点も有する。ただし、平面導体P1とP2を別個の部材とし、それらを接続する構成であってもよい。
次に、本発明における第4の実施の形態について説明する。本形態は、請求項6の例である。
図10に例示するように、本形態のアイソレータでは、3つの中心導体L1,L2,L3の各一端S1,S2,S3の他端が互いに接続され、その接続端S4が、平面導体P1に接続される。さらに平面導体P1には、可変整合機構V2の一端の端子T1が直列接続され、その他端の端子T3は、平面導体P2に接続される。なお、可変整合機構V2の構成は、第1の実施形態で説明した可変整合機構V1と同様である。
次に、本発明における第5の実施の形態について説明する。本形態は、請求項7の例である。
図11に例示するように、本形態のアイソレータでは、3つの中心導体L1,L2,L3の各一端S1,S2,S3の他端が互いに接続され、その接続端S4が、平面導体P1に接続される。さらに平面導体P1には、可変整合機構V2の一端の端子T1が直列接続され、その他端の端子T3は、電気的に接地される。なお、可変整合機構V2の構成は、第1の実施形態で説明した可変整合機構V1と同様である。
平面導体P2には、可変整合機構V1の一端の端子T1が接続され、その他端の端子T3は平面導体P1に接続される。なお、可変整合機構V1の構成は、第1の実施形態で説明したものと同様である。
さらに、可変整合機構V1,V2を整合用コンデンサと直列接続する構成としたため、可変整合機構V1,V2のリアクタンスの変位に対する整合条件の変位量を大きくすることができる。その結果、本形態では、動作周波数帯域の可変幅を大きくすることができる。
次に、本発明における第6の実施の形態について説明する。本形態は、請求項8の例である。
図12に例示するように、本形態のアイソレータでは、3つの中心導体L1,L2,L3の各一端S1,S2,S3の他端が互いに接続され、その接続端S4が、平面導体P1に接続される。さらに平面導体P1には、可変整合機構V2の一端の端子T1が直列接続され、その他端の端子T3は、電気的に接地される。なお、可変整合機構V2の構成は、第1の実施形態で説明した可変整合機構V1と同様である。
また、可変整合機構V1を整合用コンデンサと直列接続する構成としたため、可変整合機構V1を整合用コンデンサと並列に接続する場合に比べ、可変整合機構V1のリアクタンスの変位に対する整合条件の変位量を大きくすることができる。その結果、本形態では、可変整合機構V1を整合用コンデンサと並列に接続する場合に比べ、動作周波数帯域の可変幅を大きくすることができる。
次に、本発明における第7の実施の形態について説明する。本形態は、請求項13の例である。
図13に例示するように、本形態のアイソレータでは、3つの中心導体L1,L2,L3の各一端S1,S2,S3の他端が互いに接続され、その接続端S4が、電気的に接地された平面導体P1に接続される。
次に、本発明における第8の実施の形態について説明する。本形態は、第3の実施形態の図9で示した構成に接地用コンデンサを装荷するものである。なお、本形態は、請求項9の例である。
このように接地用コンデンサC5を装荷した場合、接地用コンデンサC5を装荷しない構成に比べ、通過損失が低減する。
次に、本発明における第9の実施の形態について説明する。本形態は、第4の実施形態の図10で示した構成に接地用コンデンサを装荷するものである。なお、本形態は、請求項10の例である。
このように接地用コンデンサC5を装荷した場合、接地用コンデンサC5を装荷しない構成に比べ、通過損失が改善される。
次に、本発明における第10の実施の形態について説明する。本形態は、第5の実施形態の図11で示した構成に接地用コンデンサを装荷するものである。なお、本形態は、請求項11の例である。
次に、本発明における第11の実施の形態について説明する。本形態は、第6の実施形態の図12で示した構成に接地用コンデンサを装荷するものである。なお、本形態は、請求項12の例である。
第6の実施形態のアイソレータは、平面導体P1が可変整合機構V2の一端の端子T1に接続され、その他端の端子T3が電気的に接地され、平面導体P2が可変整合機構V1の一端の端子T1に接続され、その他端の端子T3が電気的に接地されていた(図12)。しかし、図17に例示するように、本形態のアイソレータは、平面導体P1が可変整合機構V2の一端の端子T1に接続され、その他端の端子T3が、接地用コンデンサC52に直列に接続され、接地用コンデンサC52の他端が電気的に接地され、平面導体P2が可変整合機構V1の一端の端子T1に接続され、その他端の端子T3が、接地用コンデンサC51に直列に接続され、接地用コンデンサC51の他端が電気的に接地されている。
次に、本発明における第12の実施の形態について説明する。本形態は、第1の実施形態の図3で示した構成に接地用コンデンサを装荷するものである。なお、本形態は、請求項15の例である。
このように接地用コンデンサC5を装荷した場合、接地用コンデンサC5を装荷しない構成に比べ、通過損失が改善される。
本形態は、可変整合機構に内蔵されたコンデンサを接地用コンデンサとして流用し、第8〜12の実施形態と同等以上の性能を発揮させる形態である。なお、本形態は、請求項20〜22の例である。
本形態は、可変整合機構として、静電容量が可変する可変コンデンサを具備し、当該可変コンデンサの静電容量を変化させることにより、当該可変コンデンサの一端と他端との間のリアクタンスを変化させることが可能な回路を用いる形態である(請求項18の例)。また、本形態の可変コンデンサは、第1導体と第2導体とで構成されるコンデンサであり、第1導体と第2導体との距離を機械的に変化させることによって静電容量を変化させるものである(請求項19の例)。
本形態は、各中心導体L1、L2、L3と可変整合機構V1との間を接続する部分のインピーダンスZ1、Z2、Z3を全て等しくする形態である(請求項2の例)。また、各整合用コンデンサC1、C2、C3と可変整合機構V1との間を接続する部分のインピーダンスZ1´、Z2´、Z3´を全て等しくする形態である(請求項3の例)。
また、各整合用コンデンサC1、C2、C3のインピーダンスを等しくできる場合には、各整合用コンデンサC1、C2、C3と可変整合機構V1との間のインピーダンスZ1´、Z2´、Z3´(図22参照)を全て等しくすることによってもZ1、Z2、Z3を全て等しくすることができる。インピーダンスZ1´、Z2´、Z3´を等しくする方法としては、例えば整合用コンデンサC1、C2、C3と可変整合機構V1との間を接続する部分を、長さ、幅とも等しい線路により接続する方法が考えられる。
次に、本発明の効果を表すための通過特性データを示す。
図23,図24は、第3の実施形態で示した図9のアイソレータの通過特性を示すグラフである。なお、可変整合機構V1には図4のものを用い、コンデンサC41の静電容量を1.5pFとした。
すなわち、可変整合機構V1の制御により、整合条件が変化し、アイソレータの非可逆性が得られる周波数帯が変化している。
L1〜L3 中心導体
C1〜C3 整合用誘電体基板片(整合用コンデンサを構成)
C41〜C43 コンデンサ
C5,C51,C52 接地用コンデンサ
F1 フェライト(磁性体)板
R1 終端抵抗
V1〜V3 可変整合機構
P1 平面導体(第1導体)
P2 平面導体(第2導体)
VP1 平面導体
LI1〜LI4 線路導体
I1 絶縁膜
SW1,SW2 スイッチ
A1 アクチュエータ
Claims (13)
- 磁性体と、
一端がそれぞれ異なる入出力ポートに接続され、前記磁性体上に互いに絶縁された状態で交差して配置される複数の中心導体と、
すべての前記中心導体の他端に接続される第1導体と、
第2導体と、
前記中心導体毎に、前記中心導体の一端と前記第2導体との間を接続する複数の整合用コンデンサと、
一端が前記第2導体と接続又は一体化され、その一端と他端との間のリアクタンスを変化させることが可能な第1可変整合機構と、
一端が前記第1導体と接続又は一体化され、他端が前記第2導体と接続又は一体化され、当該一端と当該他端との間のリアクタンスを変化させることが可能な第2可変整合機構と、
を備え、
前記第1可変整合機構の前記他端は電気的に接地される
非可逆回路素子。 - 磁性体と、
一端がそれぞれ異なる入出力ポートに接続され、前記磁性体上に互いに絶縁された状態で交差して配置される複数の中心導体と、
すべての前記中心導体の他端に接続される第1導体と、
第2導体と、
前記中心導体毎に、前記中心導体の一端と前記第2導体との間を接続する複数の整合用コンデンサと、
一端が前記第2導体と接続又は一体化され、その一端と他端との間のリアクタンスを変化させることが可能な第1可変整合機構と、
一端が前記第1導体と接続又は一体化され、他端が電気的に接地され、当該一端と当該他端との間のリアクタンスを変化させることが可能な第2可変整合機構と、
を備え、
前記第1可変整合機構の前記他端は前記第1導体に接続される
非可逆回路素子。 - 磁性体と、
一端がそれぞれ異なる入出力ポートに接続され、前記磁性体上に互いに絶縁された状態で交差して配置される複数の中心導体と、
すべての前記中心導体の他端に接続される第1導体と、
第2導体と、
前記中心導体毎に、前記中心導体の一端と前記第2導体との間を接続する複数の整合用コンデンサと、
一端が前記第2導体と接続又は一体化され、その一端と他端との間のリアクタンスを変化させることが可能な第1可変整合機構と、
一端が前記第1導体と接続又は一体化され、他端が電気的に接地され、当該一端と当該他端との間のリアクタンスを変化させることが可能な第2可変整合機構と、
を備え、
前記第1可変整合機構の前記他端は電気的に接地される
非可逆回路素子。 - 磁性体と、
一端がそれぞれ異なる入出力ポートに接続され、前記磁性体上に互いに絶縁された状態で交差して配置される複数の中心導体と、
すべての前記中心導体の他端に接続される第1導体と、
第2導体と、
前記中心導体毎に、前記中心導体の一端と前記第2導体との間を接続する複数の整合用コンデンサと、
一端が前記第2導体と接続又は一体化され、その一端と他端との間のリアクタンスを変化させることが可能な第1可変整合機構と、
一端が前記第1導体と接続又は一体化され、他端が前記第2導体と接続又は一体化され、当該一端と当該他端との間のリアクタンスを変化させることが可能な第2可変整合機構と、
を備え、
前記第1可変整合機構の前記他端には接地用コンデンサが直列に接続され、当該接地用コンデンサの他端は電気的に接地される
非可逆回路素子。 - 磁性体と、
一端がそれぞれ異なる入出力ポートに接続され、前記磁性体上に互いに絶縁された状態で交差して配置される複数の中心導体と、
すべての前記中心導体の他端に接続される第1導体と、
第2導体と、
前記中心導体毎に、前記中心導体の一端と前記第2導体との間を接続する複数の整合用コンデンサと、
一端が前記第2導体と接続又は一体化され、その一端と他端との間のリアクタンスを変化させることが可能な第1可変整合機構と、
一端が前記第1導体と接続又は一体化され、当該一端とその他端との間のリアクタンスを変化させることが可能な第2可変整合機構と、
を備え、
前記第1可変整合機構の前記他端は前記第1導体に接続され、
前記第2可変整合機構の前記他端には接地用コンデンサが直列に接続され、当該接地用コンデンサの他端は電気的に接地される
非可逆回路素子。 - 磁性体と、
一端がそれぞれ異なる入出力ポートに接続され、前記磁性体上に互いに絶縁された状態で交差して配置される複数の中心導体と、
すべての前記中心導体の他端に接続される第1導体と、
第2導体と、
前記中心導体毎に、前記中心導体の一端と前記第2導体との間を接続する複数の整合用コンデンサと、
一端が前記第2導体と接続又は一体化され、その一端と他端との間のリアクタンスを変化させることが可能な第1可変整合機構と、
一端が前記第1導体と接続又は一体化され、当該一端とその他端との間のリアクタンスを変化させることが可能な第2可変整合機構と、
を備え、
前記第1可変整合機構の前記他端には第1接地用コンデンサが直列に接続され、当該第1接地用コンデンサの他端は電気的に接地され、
前記第2可変整合機構の前記他端には第2接地用コンデンサが直列に接続され、当該第2接地用コンデンサの他端は電気的に接地される
非可逆回路素子。 - 請求項1から6の何れかに記載の非可逆回路素子であって、
少なくとも一部の前記可変整合機構は、
所定のリアクタンスを有する回路素子とスイッチとが並列に接続され、当該スイッチをON・OFFすることにより、当該回路素子と当該スイッチとの接続端の一方と、他方の接続端と、の間のリアクタンスを変化させる回路である
ことを特徴とする非可逆回路素子。 - 請求項1から6の何れかに記載の非可逆回路素子であって、
少なくとも一部の前記可変整合機構は、
所定のリアクタンスを有する第1回路素子とスイッチとが直列接続された1以上の直列回路と、所定のリアクタンスを有する第2回路素子とが、並列に接続され、当該各スイッチをON・OFFすることにより、当該直列回路と当該第2回路素子との接続端の一方と、他方の接続端と、の間のリアクタンスを変化させる回路である
ことを特徴とする非可逆回路素子。 - 請求項1から6の何れかに記載の非可逆回路素子であって、
少なくとも一部の前記可変整合機構は、
静電容量が可変する可変コンデンサを具備し、当該可変コンデンサの静電容量を変化させることにより、当該可変コンデンサの一端と他端との間のリアクタンスを変化させることが可能な回路である
ことを特徴とする非可逆回路素子。 - 請求項9に記載の非可逆回路素子であって、
少なくとも一部の前記可変コンデンサは、
前記第1導体と前記第2導体とで構成されるコンデンサであり、前記第1導体と前記第2導体との距離を機械的に変化させることによって静電容量を変化させる
ことを特徴とする非可逆回路素子。 - 請求項3に記載の非可逆回路素子であって、
前記各可変整合機構は、それぞれ、
所定のリアクタンスを有する第1回路素子とスイッチとが直列接続された1以上の直列回路と、所定のリアクタンスを有する第2回路素子とが、並列に接続され、当該スイッチをON・OFFすることにより、当該直列回路と当該第2回路素子との接続端の一方と、他方の接続端と、の間のリアクタンスを変化させる回路であり、
前記第1回路素子と前記第2回路素子は、それぞれ、前記各可変整合機構の前記他端に最も近い側にコンデンサを具備する
ことを特徴とする非可逆回路素子。 - 請求項1に記載の非可逆回路素子であって、
前記第1可変整合機構は、
所定のリアクタンスを有する第1回路素子とスイッチとが直列接続された1以上の直列回路と、所定のリアクタンスを有する第2回路素子とが、並列に接続され、当該スイッチをON・OFFすることにより、当該直列回路と当該第2回路素子との接続端の一方と、他方の接続端と、の間のリアクタンスを変化させる回路であり、
前記第1回路素子と前記第2回路素子は、それぞれ、前記第1可変整合機構の前記他端に最も近い側にコンデンサを具備する
ことを特徴とする非可逆回路素子。 - 請求項2に記載の非可逆回路素子であって、
前記第2可変整合機構は、
所定のリアクタンスを有する第1回路素子とスイッチとが直列接続された1以上の直列回路と、所定のリアクタンスを有する第2回路素子とが、並列に接続され、当該スイッチをON・OFFすることにより、当該直列回路と当該第2回路素子との接続端の一方と、他方の接続端と、の間のリアクタンスを変化させる回路であり、
前記第1回路素子と前記第2回路素子は、それぞれ、前記第2可変整合機構の前記他端に最も近い側にコンデンサを具備する
ことを特徴とする非可逆回路素子。
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