JP4724075B2 - ホイール回転装置 - Google Patents

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Description

本発明は、自動車のホイールを回転するホイール回転装置に係り、特に、遊星歯車機構により高減速比を得ながら、しかも、ホイール軸方向をコンパクト化できるホイール回転装置に関する。
一般に、インホイールモータ車のドライブ方式は、ダイレクトドライブモータ方式とギヤドモータ方式に大別される。
ダイレクトドライブモータ方式は、モータの出力軸を直接ホイールの駆動軸(ハブ)に連結する方式であり、減速機を設けないため、部品点数を削減して軽量化を図ることができるという長所を有する一方、モータでトルクを稼ぐ必要があるため、トルクアームを大きくする関係からモータが大型化するとともに、モータの出力効率や動力性能の点で短所を有する。
ギヤドモータ方式は、モータの出力を減速機で減速してホイールの駆動軸に伝達する方式であり、減速機でモータのトルクを増大させることができるため、モータの小型化を図りながら、出力効率を高めて動力性能を向上させることができるという長所を有する一方、ホイールとモータとの間に減速機を介して構成するため、減速機の収納スペースやギヤオイルを供給する関係で付帯装置が必要になり、装置全体が大型化するという短所を有する。
このため、ギヤドモータ方式においては、減速機をコンパクトにするため、いわゆる遊星歯車機構を使用したものが知られている(例えば、特許文献1、2)。
特に、特許文献2では、径の異なる歯車を一体として遊星歯車を構成しているが、遊星歯車減速機をモータと軸方向に並べて配置し、径の小さい遊星歯車の外周側にブレーキ機構を配置することで、スペースの有効利用を図る技術が開示されている。
特許第2849201号公報 特開2005−81871号公報
しかしながら、特許文献1に開示された技術では、遊星歯車機構の性質上、減速比を高めようとすると内歯歯車の歯車径を大きくし、太陽歯車の歯車径を小さくする必要がある。すなわち、減速比は基本的に太陽歯車と内歯歯車のピッチ円の比率によって支配される。この点、太陽歯車の歯車径を小さくするには、強度上の制約があり、また、内歯歯車の歯車径(内径)を大きくすることは、装置全体の大型化につながるという問題があった。また、特許文献1に開示された技術では、ロータの径方向内側に内歯歯車が配置されているので、内歯歯車の外径がロータ内径により制約を受ける。この制約の中、内歯歯車の歯車径(内径)を大きくすることは、内歯歯車の肉厚(内径と外径の差)を減少させることになり、結果として内歯歯車の強度を維持することが困難となる。
また、特許文献2に開示された技術では、遊星歯車減速機とモータとを軸方向に並べて配置しているため、ホイール軸方向の幅が広くなり、モータがホイールから張り出すように構成されている。このようにホイールからモータ等が張り出すように構成されていると、操舵輪に使用する場合には操舵に必要な機構がモータ等に干渉して操舵角が制限されるおそれがある。そして、ホイールから張り出した部分が車両内部のスペースを圧迫するので、インホイール車最大のメリットである車両内部の有効スペースの拡大が妨げられるという問題点がある。
本発明は、このような背景に鑑みてなされたものであり、回転支承の安定性を確保しながら、遊星歯車機構により高減速比を得ることができ、しかも、ホイール軸方向をコンパクト化することができるホイール回転装置を提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、請求項1に係る発明は、回転力を発生するモータと、このモータの出力軸に連結された遊星歯車装置と、この遊星歯車装置の出力軸に連結されたホイール回転部材と、このホイール回転部材を回転自在に車体側に支持する回転支承部材と、を備え、前記ホイール回転部材に結合されたホイールを回転させて駆動力を発生させるホイール回転装置であって、前記モータは、モータハウジングに固定されたステータと、このステータと前記ホイールの周方向に沿って対面して配置されたロータと、を備え、前記ステータおよび前記ロータは、前記ホイールの内周面に沿って前記ホイールの径方向内側に配置され、前記遊星歯車装置は、前記ロータおよびステータの径方向内側に配置され前記回転支承部材に対して回転自在に支持された太陽歯車と、この太陽歯車に遊星歯車を介して噛合された内歯歯車と、を備え、前記遊星歯車は、径の異なる第1歯車と第2歯車の2つの歯車が回転軸方向に一体として結合され、前記第1歯車は前記太陽歯車に噛合され、前記第2歯車は前記内歯歯車に噛合されるとともに、前記第1歯車は、前記ステータおよび前記ロータより前記ホイール径方向内側に配置され、前記第2歯車は、前記第1歯車よりも前記ホイールの軸方向外側に配置され、前記内歯歯車あるいは前記遊星歯車のどちらか一方が前記モータハウジングに固定され、前記ロータと前記太陽歯車とは、入力フランジを介して一体として回転できるように結合され、前記太陽歯車と前記入力フランジは、中空部を有する円筒形状を備え、前記中空部に前記ホイール回転部材および前記回転支承部材を配置したこと、を特徴とする。
かかる構成によれば、モータの回転力を遊星歯車装置で減速してホイール回転部材に伝達することで、モータを小型化しながら出力効率を高めて、加速性能等の走行性能を向上させることができる。
また、ホイールの内周面に沿ってホイールの径方向内側(ホイールの径方向におけるホイールの中心寄り側)にステータおよびロータを配置して、モータのトルクアームを拡大している。これは、モータの薄型化に貢献する。そして、モータのステータおよびロータがホイールの外周寄りに配置される分、余裕がでるホイールの中心寄りの空間に遊星歯車装置を配置することで、モータおよび遊星歯車装置からなる構造部分の薄型化を実現している。この結果、ホイール内にモータおよび遊星歯車装置を完全に収納できるようになった。
さらに、遊星歯車装置を径の異なる第1歯車と第2歯車の2つの歯車を一体として結合して構成しているため、第1歯車と第2歯車の歯車径(歯数)を適宜設定することで、適切な減速比を得ることができる。これにより、モータへの負担を軽減してモータの大型化を防止し、ホイール軸方向をコンパクト化することができる。しかも、第1歯車をステータおよびロータの内側に配置することで、ホイール軸方向に対しても遊星歯車装置をコンパクトに収納することができる。
したがって、モータと遊星歯車装置をホイール内に収納し、ホイールからモータや減速機が張り出すことを防止することも可能であり、サスペンションジオメトリーの自由度を高めながら、操舵輪への適用を容易にするとともに、車両内部の有効スペースを拡大することができる。
このように本発明では、十分な動力性能を得ながら、モータおよび遊星歯車装置のコンパクト化および軽量化を実現している。
かかる構成によれば、太陽歯車および入力フランジの円筒状の中空部にホイール回転部材および回転支承部材を配置することで、このホイール回転部材および回転支承部材により、太陽歯車および入力フランジをホイール軸方向に長いスパンで支持することができる。このため、ロータの回転を支承する太陽歯車および入力フランジを安定して支持することができる。また、太陽歯車および入力フランジを支持する位置の選定の自由度が向上し、適切な位置を支持することで、ロータや遊星歯車装置等の適切な回転バランスを確保することができる。これにより、軸受の負荷の偏りを低減することができる。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載のホイール回転装置であって、前記回転支承部材は中空形状をさらに備え、前記ホイール回転部材は前記回転支承部材の内側にベアリングを介して内嵌されていること、を特徴とする。
かかる構成によれば、ホイール回転部材をホイール軸方向に長いスパンで支持することができる。このため、タイヤを含むホイールの倒れに対するホイール回転部材および回転支承部材の支持強度を高くすることができ、ホイール回転部材を安定して支持することができる。
請求項3に係る発明は、請求項1に記載のホイール回転装置であって、前記ホイール回転部材は中空形状をさらに備え、前記回転支承部材は前記ホイール回転部材の内側にベアリングを介して内嵌されていること、を特徴とする。
かかる構成によれば、ホイール回転部材をホイール軸方向に長いスパンで支持することができる。このため、タイヤを含むホイールの倒れに対するホイール回転部材および回転支承部材の支持強度を高くすることができ、ホイール回転部材を安定して支持することができる。
請求項4に係る発明は、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のホイール回転装置であって、前記太陽歯車および前記入力フランジは、ギヤベアリングを介して、前記ホイール回転部材または前記回転支承部材に対して回転自在に外嵌され、前記ギヤベアリングは、転動体を保持するホイール軸方向の外側のベアリング部および内側のベアリング部とを備え、前記外側のベアリング部および内側のベアリング部は、同じベアリング径を有していることを特徴とする。
かかる構成によれば、太陽歯車および入力フランジの回転を支承する軸受として同径の軸受を使用することで、コストを低減できる。
請求項5に係る発明は、請求項4に記載のホイール回転装置であって、前記外側のベアリング部と内側のベアリング部は、前記ホイールの重心に対して対称に配置されていること、および遊星歯車装置とモータを合わせた重心が前記ホイールの重心と略一致していること、を特徴とする。
かかる構成によれば、前記外側のベアリング部と内側のベアリング部により、ホイールの重心をバランスよく支持することで、振動や衝撃荷重の偏りを防止してホイールの円滑な回転を確保することができる。このため、ベアリングの耐久性を向上させることができる。また、遊星歯車装置とモータを合わせた重心がホイールの重心と略一致することにより、ホイールから伝達された振動がサスペンション装置にしっかりと伝達され、サスペンション装置により振動を吸収できるので、車体側への振動の伝達を低減し、ホイール内に配置された構成部材への振動による負荷を低減できる。
請求項6に係る発明は、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のホイール回転装置であって、前記第2歯車は、前記第1歯車よりも径が小さいこと、を特徴とする。
かかる構成によれば、第2歯車と第1歯車の径の比により、自由度の高いレイアウトが可能であり、また、より高い減速比も得ることができる。
また、内歯歯車と噛み合う第2歯車の径を第1歯車よりも小さくしているので、遊星歯車が一段のものに比べ内歯歯車の肉厚を確保しつつ、高減速比を得ることができる。
請求項7に係る発明は、請求項6に記載のホイール回転装置であって、前記第1歯車は、前記太陽歯車よりも径が小さいこと、を特徴とする。
かかる構成によれば、太陽歯車と第1歯車の径の比により、遊星歯車アッシーのセット数を調整できるため、内歯歯車径や第2歯車径を調整して遊星歯車アッシーのセット数を調整しやすくなり、各遊星歯車にかかる負担を分散することができる。
請求項8に係る発明は、請求項1から請求項7のいずれか1項に記載のホイール回転装置であって、前記内歯歯車は、前記ステータおよび前記ロータよりも前記ホイールの軸方向外側に配置され、この内歯歯車の外径は、前記ステータの内径よりも小さいことを特徴とする。
かかる構成によれば、内歯歯車をステータおよびロータよりもホイール軸方向外側に配置することで、ステータおよびロータ内径の制約を受けることなく内歯歯車の肉厚を確保することができる。
また、内歯歯車の外径をステータの内径よりも小さくすることで、ギヤアセンブリを組み付けた後にモータハウジングを組み付けることができ、組み立て性を確保することができる。
請求項9に係る発明は、請求項1から請求項8のいずれか1項に記載のホイール回転装置であって、前記遊星歯車は、回転軸となるギヤシャフトがアウタベアリングおよびインナベアリングで回転自在に支持されてギヤケースに収納され、前記アウタベアリングまたは前記インナベアリングのうち、一方は前記ギヤシャフトのスラスト方向の移動を規制可能なベアリングとし、他方は前記ギヤシャフトのスラスト方向の移動を許容可能なベアリングとしたことを特徴とする。
かかる構成によれば、スラスト方向の移動を許容可能なベアリングを採用し、熱膨張によるギヤシャフトの軸方向への伸び、および回転にて生じる僅かなスラスト荷重を逃がすことで、これら軸方向の応力がギヤケースに伝達されることを防止している。このため、ギヤケースの剛性を確保してギヤケースのたわみを防止する必要がないので、ギヤケースの重量増加を防止することができる。
請求項10に係る発明は、請求項9に記載のホイール回転装置であって、前記アウタベアリングが前記ギヤシャフトのスラスト方向の移動を許容可能なベアリングであり、前記インナベアリングが前記ギヤシャフトのスラスト方向の移動を規制可能なベアリングであること、を特徴とする。
かかる構成によれば、太陽歯車と第1歯車の噛み合いを確保したまま、熱膨張によるギヤシャフトの軸方向への伸び、および回転にて生じる僅かなスラスト荷重を逃がすことで、これら軸方向の応力がギヤケースに伝達されることを防止することができる。
請求項11に係る発明は、請求項9に記載のホイール回転装置であって、前記アウタベアリングが前記ギヤシャフトのスラスト方向の移動を規制可能なベアリングであり、前記インナベアリングが前記ギヤシャフトのスラスト方向の移動を許容可能なベアリングであること、を特徴とする。
かかる構成によれば、内歯歯車と第2歯車の噛み合いを確保したまま、熱膨張によるギヤシャフトの軸方向への伸び、および回転にて生じる僅かなスラスト荷重を逃がすことで、これら軸方向の応力がギヤケースに伝達されることを防止することができる。
請求項12に係る発明は、請求項11に記載のホイール回転装置であって、前記ステータは、前記ホイールの内周面に沿って前記ホイールの径方向内側に配置され、前記ロータは、前記ステータの前記径方向内側に配置されたことを特徴とする。
かかる構成によれば、ロータをステータの内側に配置するいわゆるインナロータ型のモータ形式を採用することで、ホイールの径方向をコンパクトに構成することができる。
本発明に係るホイール回転装置は、回転支承の安定性を確保しながら、遊星歯車機構により高減速比を得ることができ、しかも、ホイール軸方向をコンパクト化することができる。
本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。参照する図面において、図1は本発明の実施形態に係るホイール回転装置の全体構成を示す斜視図であり、図2は図1の要部断面図である。なお、図2において、図1におけるサスペンション装置SPの図示を省略している。
本発明の実施形態に係るホイール回転装置1は、図1に示すように、回転力を発生するモータ2と、モータ2の出力軸に連結された遊星歯車装置6と、遊星歯車装置6の出力軸に連結されたホイール回転部材であるアクスルシャフト4と、アクスルシャフト4を車体側に回転自在に支持する回転支承部材であるハブホルダ5と、ハブホルダ5をサスペンションシステムを介して車体側に固定するナックル12と、を備え、これらをホイール13内に収納している。
具体的には、図2に示すように、モータ2は、ステータ21とロータ22とを備え、ステータ21がモータハウジング23に固定され、ホイール13の内周面13aに沿って、ホイール13の径方向内側に配置されている。ロータ22は、ステータ21のさらに内側に配置されている。
そして、モータ2の略内側になるように遊星歯車装置6が配置されている。アクスルシャフト4は車体側に固定されたハブホルダ5にハブインナベアリング4aおよびハブアウタベアリング4bを介して回転自在に内嵌されている。
また、ホイール13には、ブレーキ機構BRが内蔵されており、モータ2に対してホイール13の軸方向の外側に配置されている。ブレーキ機構BRのホイール軸方向内側(車体側)には、ホイール回転装置1が配置されている。ブレーキ機構BRに関しては、ここでは説明を省略する。
なお、本実施形態は、例えば、インホイールモータ車の前後輪の4輪すべてに適用することができるが、ここでは操舵輪を例として説明する。駆動するだけで、操舵しない車輪であっても、モータ2、遊星歯車装置6、アクスルシャフト4、ハブホルダ5等の基本的構成は同様である。
ここで、モータ2は同期モータであり、ステータ21に交流電流が供給されてロータ22が回転する。そして、モータ2の回転力を遊星歯車装置6により減速してアクスルシャフト4に伝達し、アクスルシャフト4に結合されたホイール13を回転させて駆動力を発生する。
なお、本実施形態においては、同期モータを採用しているが、これに限定されるものではなく、誘導モータであってもよく、直流モータであってもよい。
続いて、モータ2の具体的な構成について、図3を参照しながら説明する。図3は本発明の実施形態に係るモータの主要な構成を示す分解斜視図である。
モータ2は、図3に示すように、筐体となるモータハウジング23と、モータハウジング23の内周面に沿って固定されたリング状のステータ21と、ステータ21の内側で回転するように配置されたロータ22と、を備えている。
モータ2は、モータハウジング23のホイール軸方向内側において、車体側のナックル12に固定されている(図2を併せて参照)。
モータハウジング23は、有底の偏平な円筒形状であり、底部23aの中央に貫通孔23bが形成されている。円筒形状部の外周面23cはホイール13の内周面13aに対面するように隣接して配置され(図2参照)、モータハウジング23の内周面側にはステータ21が固定されている。
一方、ロータ22は、鉄製積層鋼板ヨークや永久磁石等によって円筒形状に形成され、入力フランジ24を介して太陽歯車62と連結されている(図2参照)。そして、太陽歯車62と入力フランジ24は、嵌合部24c(図2参照)においてスプライン嵌合され、ギヤベアリング6aを介してハブホルダ5に回転自在に外嵌されている。
かかる構成により、ロータ22と太陽歯車62とは、入力フランジ24を介してスプライン嵌合により結合したことで、ロータ22からの回転を太陽歯車62へ滑りなく伝達することができ、また、軸方向に作用する応力を逃がすことができる。
入力フランジ24は、円筒形状をなし、内周面側には中空部である貫通孔24aが形成され、ホイール軸方向内側の端部には大径のフランジ24bが形成されている。また、入力フランジ24のホイール軸方向外側(ホイール側、本図における左側)の端部には、嵌合部24c(図2参照)において太陽歯車62と嵌合するスプラインが形成されている。
かかる構成により、ロータ22は、入力フランジ24を介して、太陽歯車62と一体として回転する。また、太陽歯車62と入力フランジ24は、スプライン嵌合されているため、ロータ22からの回転を太陽歯車62へ滑りなく伝達することができ、また、軸方向に作用する応力を逃がすことができる。
かかるモータ2の構成により、モータ2のトルクアーム(ロータ22の回転中心となるホイール回転軸CLからロータ22の外周までの距離)を大きくし、出力トルクを稼ぐことができる。本発明のような軸方向幅を小さくした薄型大径のモータ2の採用により、モータ2等をホイール13の軸方向幅J(図2)内に完全に収納することが可能となった上、ブレーキ機構BRやロアアーム締結部LA(図1)の収納スペースをも十分に確保できるようになった(図2参照)。
続いて、遊星歯車装置6について、図4〜図6を参照しながら説明する。図4は図2における遊星歯車装置周りの部分拡大断面図であり、図5は本発明の実施形態に係る遊星歯車装置の構成を示す分解斜視図であり、図6は遊星歯車アッシーの主要な構成を示す分解斜視図であり、図7は遊星歯車装置の動作を説明するための平面図である。
遊星歯車装置6は、図4に示すように、モータハウジング23の底部23a(図3参照)に固定された内歯歯車61と、ロータ22(図3参照)に対して入力フランジ24を介して固定された太陽歯車62と、この太陽歯車62および内歯歯車61に噛合されて、太陽歯車62の回転力をアクスルシャフト4(図2参照)に伝達する遊星歯車アッシー63と、を備え、ホイールの軸方向幅J(図2参照)内に収納されている。
遊星歯車アッシー63は、図5に示すように、太陽歯車62の外歯62bの回りに回転する遊星歯車である6個の複合遊星歯車64と、複合遊星歯車64を回転自在に支持するアウタベアリング65およびインナベアリング66(図6)と、アクスルシャフト4(図4参照)に連結するための連結ボルト68と、これらを収納する筐体となるギヤケースであるケース69と、を備えている。ケース69は、アウタケース69aとインナケース69bとで構成されている。
そして、遊星歯車アッシー63は、全体として略リング状の形態を備え、複合遊星歯車64の公転運動により、ホイール回転軸(アクスルシャフト4の回転軸)CL(図2参照)を中心として回転する遊星歯車装置6の出力軸として機能する。
複合遊星歯車64は、入力段の第1歯車64aと、出力段の第2歯車64bと、回転軸となるギヤシャフト64cと、を備えている(図6を併せて参照)。複合遊星歯車64は、ケース69の内周面69c(および外周面69d)から第1歯車64aの歯面が突出し、外周面69dから第2歯車64bの歯面が突出するようにケース69に装着されている。このため、複合遊星歯車64は、第1歯車64aがケース69の内周面69c側で太陽歯車62の外歯62bと噛合し、第2歯車64bが外周面69d側で内歯歯車61の内歯61bと噛合する。
また、複合遊星歯車64は、入力段の第1歯車64aの方が出力段の第2歯車64bよりも歯車径(歯数)の大きな歯車で構成されている。
ここで、太陽歯車62と第1歯車64aの歯車径(歯数)の比により複合遊星歯車64の回転(自転)数が定められ、第2歯車64bと内歯歯車61の歯車径の比により複合遊星歯車64の公転回転の回転数(ホイールの回転数)が定められる。このため、入力段の第1歯車64aの方を出力段の第2歯車64bよりも歯車径の大きな歯車で構成することで、1段の単一遊星歯車よりも複合遊星歯車64の方が減速比を高めることができる。
このように、第1歯車64aと第2歯車64bの歯車径の比により、減速比を適宜調整することができるので、より自由度の高いレイアウトが可能である。
なお、本実施形態においては、入力段の第1歯車64aの方を出力段の第2歯車64bよりも歯車径(歯数)の大きな歯車で構成したが、これに限定されるものではなく、入力段の第1歯車64aの方を出力段の第2歯車64bよりも歯車径の小さな歯車で構成することもできる。
このように、第1歯車64aと第2歯車64bの歯車径の比を適宜設定することで、搭載される車の性格やモータの特性等に合わせて減速比を調整することができる。
複合遊星歯車64は、ギヤシャフト64cがアウタベアリング65およびインナベアリング66で回転自在に支持されている。そして、アウタベアリング65には、一例としてギヤシャフトのスラスト方向の移動を許容可能なベアリングであるニードルベアリングを採用し、インナベアリング66には、一例としてのスラスト方向の移動を規制可能なベアリングであるボールベアリングを採用している。
なお、本実施形態においては、アウタベアリング65にはニードルベアリングを採用し、インナベアリング66にはボールベアリングを採用したが、これに限定されるものではなく、アウタベアリング65にボールベアリングを採用し、インナベアリング66にニードルベアリングを採用してもよい。
また、ギヤシャフト64cのスラスト方向の移動を規制可能なベアリングとしてボールベアリングの他、円錐ころ軸受のようなラジアル荷重とスラスト荷重をかけることができる種々のタイプの軸受を採用することができる。
内歯歯車61は、図5に示すように、ホイール軸方向内側にフランジ61aを有する略リング状の形状を備え、内周面には複合遊星歯車64の第2歯車64b(出力段の歯車)と噛合する内歯61bが形成されている。そして、フランジ61aにおいて、モータハウジング23の底部23aに固定されている(図2参照)。
太陽歯車62は、略円筒形状をなし、内周面側には中空部である貫通孔62aが形成され、外周面側には複合遊星歯車64の第1歯車64a(入力段の歯車)と噛合する外歯62bが形成されている。そして、太陽歯車62とスプライン嵌合された入力フランジ24のフランジ24bがロータ22に固定されているため、太陽歯車62はロータ22と一体としてホイール回転軸CLの回りに回転する(図2参照)。
ここで、本発明の実施形態に係るホイール回転装置1における遊星歯車装置6の位置関係について説明する。
内歯歯車61は、図4に示すように、ロータ22の内周面側に重ならないように、ロータ22よりもホイール軸方向外側(本図における左側)に配置されている。そして、内歯歯車61には複合遊星歯車64の第2歯車64bがホイール径方向内側に噛合され、第2歯車64bのホイール軸方向内側に第1歯車64aが配置されている。
かかる構成により、第2歯車64bよりも径の大きな第1歯車64aはロータ22の内周面側に収納されている。このようにして、軸方向の長さが1段の単一遊星歯車よりも大きくなる複合遊星歯車64をコンパクトに収納することができる。
また、第1歯車64aに噛合される太陽歯車62が第2歯車64bのホイール径方向内側まで、端部を延長して配置されている。
なお、本実施形態のように、内歯歯車61のような重量物をホイール軸方向の外側に配置することは、ホイールバランスを考慮すれば通常は行なわれないが、太陽歯車62、入力フランジ24、およびハブホルダ5を筒状の中空形状とし、ギヤベアリング6aおよびハブベアリング4a,4bの軸方向支持スパンを大きくすることで、ホイールバランスを改善している。
かかる遊星歯車装置6の構成により、6個の複合遊星歯車64を収納した遊星歯車アッシー63は、複合遊星歯車64の公転運動に伴いホイール回転軸CLの回りに回転し、遊星歯車装置6の出力軸として機能している。
詳細には、図7に示すように、内歯歯車61がモータハウジング23(図2参照)に固定された状態で、太陽歯車62がロータ22の回転に伴って図面上において右回転すると、太陽歯車62に噛合された複合遊星歯車64の第1歯車64aは左回転に自転する。そうすると、第1歯車64aと第2歯車64bはギヤシャフト64cで一体として結合されているため、第2歯車64bも左回転に自転する。第2歯車64bが自転すると第2歯車64bに噛合された内歯歯車61は固定されているため、複合遊星歯車64は左回転に自転しながら、太陽歯車62の外歯62bの回りを右回りに公転する。
このようにして、複合遊星歯車64が太陽歯車62の外歯62bの回りを右回りに公転すると、6個の複合遊星歯車64は、ギヤケースであるケース69(図4参照)に回転自在に収納されているため、遊星歯車アッシー63は、全体としてホイール回転軸CL(図2参照)の回りに回転し、遊星歯車装置6の出力軸として機能する。
一方、車体側の構成について、主として図2を参照しながら説明する。
車体側には、図2に示すように、サスペンション装置SP(図1参照)等のサスペンションシステムで懸架されたナックル12を介して、ハブホルダ5が連結されている。ハブホルダ5の内周面側には、ハブインナベアリング4aおよびハブアウタベアリング4bを介してアクスルシャフト4が回転自在に内嵌されている。そして、ハブホルダ5の外周面側には、ギヤベアリング6aを介して太陽歯車62および入力フランジ24が回転自在に外嵌されている。
なお、アクスルシャフト4、ハブインナベアリング4a、ハブアウタベアリング4b、ハブホルダ5、およびナックル12は、いわゆる駆動軸系を構成している。
ナックル12は、円盤状に形成され(図3参照)、中心部にはハブホルダ5が嵌め込まれて固定される貫通孔12aが形成されている。ナックル12には、連結部12bにサスペンション装置SP(図1参照)が連結され、図示は省略するが操舵用部材であるタイロッドも連結される。
本実施形態では、いわゆるマクファーソン・ストラット方式のサスペンションが適用された例を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、ダブル・ウイッシュボーン方式など他のサスペンション方式にも適用可能である。
すなわち、車両に応じて様々なサスペンション方式が用いられるが、本発明では図2に示すようなナックル12およびハブホルダ5からなる駆動軸系を採用しているため、モータ2はそのままでナックル12のみを取り替えることで、操舵輪か駆動のみで操舵しない車輪かに係わらず様々なサスペンション方式に適用可能である。
また、連結部12bの形状や位置を適宜変えることで、様々な車両要求に沿ったキングピン角やスクラブの最適設定が可能である。
ハブホルダ5は、円筒形状を備え、図2に示すように、ホイール軸方向内側(車体側)の端面にはフランジ5aが形成されている。ハブホルダ5は、ナックル12の中心部の貫通孔12aに嵌め合わされ、かつフランジ5aをナックル12の車体側の端面に当接させて図示しないボルトによって固定されている(図3参照)。
アクスルシャフト4は、図4に示すように、ホイール13の回転軸となる軸部41と、軸部41のホイール軸方向における外側の端部に形成されたディスク部42と、を備えている。アクスルシャフト4は、ディスク部42のホイール軸方向外側でハブボルト14とナット15でホイール13と結合される。
また、アクスルシャフト4は、ディスク部42のホイール軸方向内側(車体側)で遊星歯車装置6の出力軸である遊星歯車アッシー63と連結ボルト68およびナット68aで連結されている。
ギヤベアリング6a,6bは、それぞれ転動体B(ボール)を保持する軌道輪の内輪6c1と外輪6c2とを備え、この軌道輪の内輪6c1および軌道輪の外輪6c2は、それぞれギヤベアリング6aと6bで同径である。
このように、太陽歯車62および入力フランジ24の回転を支承する軸受として同径の軸受を使用し、組み立て性を向上して組み立て工数を削減することで、コスト低減を図ることができる。
ここで、アクスルシャフト4と遊星歯車装置6との関係について、図4を参照しながら簡単に説明する。
前記したように、ロータ22(図2参照)の回転力は、遊星歯車装置6の出力軸として機能する遊星歯車アッシー63cに所定の減速比で伝達される。一方、アクスルシャフト4はハブインナベアリング4aおよびハブアウタベアリング4bを介して、ハブホルダ5(図2参照)に回転自在に支持されている。
したがって、アクスルシャフト4と遊星歯車アッシー63cとを連結ボルトで連結することで、ロータ22の回転は遊星歯車装置6で減速されアクスルシャフト4へ伝達されて、アクスルシャフト4を介してホイール13に伝達される(図2参照)。
続いて、本発明に係るホイール回転部材と、このホイール回転部材を回転自在に車体側に支持する回転支承部材との関係について、図8および図9を参照しながら説明する。図8はいわゆる内輪回転型の構成を概念的に示す断面図である。図9はいわゆる外輪回転型の構成を概念的に示す断面図である。
なお、図8および図9は、あくまで、回転支承のタイプを説明するためにその構成を概念的に示したものであり、本発明の遊星歯車装置の配置を説明するものではない。
内輪回転型の駆動軸系は、図8に示すように、前記した本発明の実施形態として示したものであり、ホイール回転部材であるアクスルシャフト104が車体側に固定された回転支承部材であるハブホルダ105にハブインナベアリング104aおよびハブアウタベアリング104bを介して回転自在に内嵌されてホイール13を回転する方式である。
減速機などの重量物がホイール軸方向外側に配置される場合は、回転支承部材のホイール軸方向内側(ナックルとホイール回転支承部材の支持部、つまり付け根の部分)に負荷がかかりやすくなるので、回転支承部材の径を大きく採れる内輪回転型の方が好ましい。
外輪回転型の駆動軸系は、図9に示すように、ホイール回転部材であるハブ204が車体側に固定された回転支承部材であるスピンドル205にハブインナベアリング204aおよびハブアウタベアリング204bを介して回転自在に外嵌されてホイール13を回転する方式である。
このため、内輪回転型では遊星歯車装置106からアクスルシャフト104を介してホイール13に駆動力が伝達されるが(図8の矢印P1参照)、外輪回転型では遊星歯車装置206からハブ204を介してホイール13に駆動力が伝達される(図9の矢印P2参照)。もっとも、内輪回転型のハブホルダ105およびアクスルシャフト104は、慣習的な称呼であり、実質的には、図9に示す外輪回転型のスピンドル205およびハブ204にそれぞれ相当する。
したがって、本発明は、前記した実施形態に示したいわゆる内輪回転型のみならず、外輪回転型においても同様に適用することができる。
また、本実施形態においては、モータの配置に関し、いわゆるインナロータ型を採用している。そして、ステータ121およびロータ122は、ホイール13の回転中心線CLとビード落とし線L3との中線L4よりもホイール13の外周側に配置されている。
このように、ステータ121をホイール13の回転中心線CLとビード落とし線L3との中線L4よりもホイール13の径方向外側に配置することで、ホイール13の外周側に近づけて配置し、ホイール径の制約の範囲内において、できるだけ大きなトルクアームを確保している。ただし、本発明が適用されるホイール13や車両によっては、ステータ121のみが中線L4よりも外側に設けられるようにしてもよい。
以上のように構成された本発明の実施形態に係るホイール回転装置1の作用について、図2を参照しながら説明する。
本発明の実施形態に係るホイール回転装置1において、ステータ21に交流電流が供給されるとロータ22が回転し、ロータ22の回転力を遊星歯車装置6により減速してアクスルシャフト4に伝達し、アクスルシャフト4に結合されたホイール13を回転させて駆動力を発生する。
すなわち、ロータ22が回転すると、ロータ22に入力フランジ24を介して固定された太陽歯車62が回転する。そうすると、内歯歯車61がモータハウジング23に固定されているため、入力段の第1歯車64aと出力段の第2歯車64bからなる6個の複合遊星歯車64は自転しながら、太陽歯車62の回りを公転する(図5参照)。そして、6個の複合遊星歯車64は遊星歯車アッシー63(図4参照)に一体として収納されているため、6個の複合遊星歯車64の公転運動に伴い、遊星歯車アッシー63cはホイール回転軸CLの回りに回転する遊星歯車装置の回転軸として機能する。
一方、車体側には、ナックル12を介して、ハブホルダ5が連結されている。ハブホルダ5にはハブインナベアリング4aおよびハブアウタベアリング4bを介してアクスルシャフト4が回転自在に内嵌されている。そして、アクスルシャフト4に遊星歯車アッシー63cが連結ボルトで連結されているため、アクスルシャフト4がホイール回転軸CLの回りに回転され、ホイール13が回転されて駆動力が発生する。
このように、遊星歯車装置6によりモータ2の回転力を減速してアクスルシャフト4に伝達することで、モータ2を小型化しながら出力効率を高めて、加速性能等の走行性能を向上させることができる。
また、遊星歯車装置を径の異なる第1歯車64aと第2歯車64bの2つの歯車を一体として結合して構成しているため、第1歯車64aと第2歯車64bの歯車径(歯数)を適宜設定することで、適切な減速比を得ることができる。
これにより、モータ2への負担を軽減してモータ2の大型化を防止し、ホイール軸方向をコンパクト化することができる。しかも、第1歯車64aをロータ22の内周面の内側に配置することで、ホイール軸方向に対しても遊星歯車装置6をコンパクトに収納することができる。
すなわち、ホイール13の内周面13aに沿ってホイール13の径方向内側にステータ21を配置するとともに、ステータ21の内側にロータ22を配置し、モータ2のトルクアームを拡大することで、モータ2の軸方向幅を小さくしている。
そして、遊星歯車装置6の第1歯車をロータの内周面の内側に配置して、ホイール13の軸方向幅J内に収納したことで、モータ2と遊星歯車装置6をホイール13内に収納し、ホイール13からモータ2や遊星歯車装置6が張り出すことを防止している。このため、サスペンションジオメトリーの自由度を高めながら、操舵輪への適用を容易にするとともに、車両内部の有効スペースを拡大することができる。
このように本発明では、十分な動力性能を得ながら、モータおよび遊星歯車装置のコンパクト化および軽量化を実現している。
続いて、本発明に係るホイール回転装置の他の実施例について、図10を参照しながら説明する。参照する図において、図10はいわゆるアウタロータ型のモータの構成を示す模式的な断面図である。
なお、モータのステータとロータの配置、およびその配置の変更に伴うモータハウジングの形態以外の構成については、前記した実施形態と同様であるので、その説明は省略する。
いわゆるアウタロータ型のモータは、図10に示すように、ステータがモータハウジングに固定され、このステータのホイール径方向外側にロータが配置されている。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記した実施形態に限定されるものではなく、適宜変更して実施することが可能である。
例えば、本実施形態においては、遊星歯車装置6において、内歯歯車61をモータハウジング23に固定し、ロータ22を太陽歯車62に固定して、複合遊星歯車64の公転回転から出力を取り出すように構成したが、これに限定されるものではなく、複合遊星歯車64を固定し、内歯歯車61から出力を取り出すように構成することもできる。
本実施形態においては、モータ2と遊星歯車装置6の全体をホイール13の軸方向幅J内に収納して構成したが、これに限定されるものではなく、一部分、例えばモータハウジングの一部等がホイール13からはみ出すようなものであっても、本発明の技術的範囲に属することが否定されるものではない。
本実施形態においては、太陽歯車62と入力フランジ24とを別体としスプラインで嵌合させたが、これに限定されるものではなく、一体として結合したものでもよい。
本発明の実施形態に係るホイール回転装置の全体構成を示す斜視図である。 図1の要部断面図である。 本発明の実施形態に係るモータの主要な構成を示す分解斜視図である。 図2における遊星歯車装置周りを示す部分拡大断面図である。 本発明の実施形態に係る遊星歯車装置の構成を示す分解斜視図である。 本発明の実施形態に係る遊星歯車アッシーの主要な構成を示す分解斜視図である。 本発明の実施形態に係る遊星歯車装置の動作を説明するための平面図である。 本発明の実施形態に係る内輪回転型の構成を概念的に示す断面図である。 本発明の実施形態に係る外輪回転型の構成を概念的に示す断面図である。 本発明の実施例に係るアウタロータ型のモータの構成を示す模式的な断面図である。
符号の説明
1 ホイール回転装置
2 モータ
4 アクスルシャフト(ホイール回転部材)
5 ハブホルダ(回転支承部材)
6 遊星歯車装置
6a,6b ギヤベアリング
12 ナックル
13 ホイール
21 ステータ
22 ロータ
23 モータハウジング
24 入力フランジ
61 内歯歯車
62 太陽歯車
63 遊星歯車アッシー
64 複合遊星歯車(遊星歯車)
64a 第1歯車
64b 第2歯車
64c ギヤシャフト
65 アウタベアリング
66 インナベアリング
68 連結ボルト
69 ケース
104 アクスルシャフト
105 ハブホルダ
106,206 減速機
121,221 ステータ
122,222 ロータ
204 ハブ
205 スピンドル
B 転動体
CL ホイール回転軸
J ホイールの軸方向幅

Claims (12)

  1. 回転力を発生するモータと、このモータの出力軸に連結された遊星歯車装置と、この遊星歯車装置の出力軸に連結されたホイール回転部材と、このホイール回転部材を回転自在に車体側に支持する回転支承部材と、を備え、
    前記ホイール回転部材に結合されたホイールを回転させて駆動力を発生させるホイール回転装置であって、
    前記モータは、モータハウジングに固定されたステータと、このステータと前記ホイールの周方向に沿って対面して配置されたロータと、を備え、
    前記ステータおよび前記ロータは、前記ホイールの内周面に沿って前記ホイールの径方向内側に配置され、
    前記遊星歯車装置は、前記ロータおよびステータの径方向内側に配置され前記回転支承部材に対して回転自在に支持された太陽歯車と、この太陽歯車に遊星歯車を介して噛合された内歯歯車と、を備え、
    前記遊星歯車は、径の異なる第1歯車と第2歯車の2つの歯車が回転軸方向に一体として結合され、前記第1歯車は前記太陽歯車に噛合され、前記第2歯車は前記内歯歯車に噛合されるとともに、
    前記第1歯車は、前記ステータおよび前記ロータより前記ホイール径方向内側に配置され、
    前記第2歯車は、前記第1歯車よりも前記ホイールの軸方向外側に配置され、
    前記内歯歯車あるいは前記遊星歯車のどちらか一方が前記モータハウジングに固定され、
    前記ロータと前記太陽歯車とは、入力フランジを介して一体として回転できるように結合され、
    前記太陽歯車と前記入力フランジは、中空部を有する円筒形状を備え、
    前記中空部に前記ホイール回転部材および前記回転支承部材を配置したこと、
    を特徴とするホイール回転装置。
  2. 前記回転支承部材は中空形状をさらに備え、
    前記ホイール回転部材は前記回転支承部材の内側にベアリングを介して内嵌されていること、
    を特徴とする請求項1に記載のホイール回転装置。
  3. 前記ホイール回転部材は中空形状をさらに備え、
    前記回転支承部材は前記ホイール回転部材の内側にベアリングを介して内嵌されていること、
    を特徴とする請求項1に記載のホイール回転装置。
  4. 前記太陽歯車と前記入力フランジは、ギヤベアリングを介して、前記ホイール回転部材または前記回転支承部材に対して回転自在に外嵌され、
    前記ギヤベアリングは、転動体を保持するホイール軸方向の外側のベアリング部および内側のベアリング部とを備え、前記外側のベアリング部および内側のベアリング部は、同じベアリング径を有していること、
    を特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のホイール回転装置。
  5. 前記外側のベアリング部と内側のベアリング部は、前記ホイールの重心に対して対称に配置されていること、および遊星歯車装置とモータを合わせた重心が前記ホイールの重心と略一致していること、
    を特徴とする請求項4に記載のホイール回転装置。
  6. 前記第2歯車は、前記第1歯車よりも径が小さいこと、
    を特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のホイール回転装置。
  7. 前記第1歯車は、前記太陽歯車よりも径が小さいこと、
    を特徴とする請求項6に記載のホイール回転装置。
  8. 前記内歯歯車は、前記ステータおよび前記ロータよりも前記ホイールの軸方向外側に配置され、
    この内歯歯車の外径は、前記ステータの内径よりも小さいこと、
    を特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載のホイール回転装置。
  9. 前記遊星歯車は、回転軸となるギヤシャフトがアウタベアリングおよびインナベアリングで回転自在に支持されてギヤケースに収納され、
    前記アウタベアリングまたは前記インナベアリングのうち、一方は前記ギヤシャフトのスラスト方向の移動を規制可能なベアリングとし、他方は前記ギヤシャフトのスラスト方向の移動を許容可能なベアリングとしたこと、
    を特徴とする請求項1から請求項8のいずれか1項に記載のホイール回転装置。
  10. 前記アウタベアリングが前記ギヤシャフトのスラスト方向の移動を許容可能なベアリングであり、
    前記インナベアリングが前記ギヤシャフトのスラスト方向の移動を規制可能なベアリングであること、
    を特徴とする請求項9に記載のホイール回転装置。
  11. 前記アウタベアリングが前記ギヤシャフトのスラスト方向の移動を規制可能なベアリングであり、
    前記インナベアリングが前記ギヤシャフトのスラスト方向の移動を許容可能なベアリングであること、
    を特徴とする請求項9に記載のホイール回転装置。
  12. 前記ステータは、前記ホイールの内周面に沿って前記ホイールの径方向内側に配置され、前記ロータは、前記ステータの前記径方向内側に配置されたことを特徴とする請求項1から請求項11のいずれか1項に記載のホイール回転装置。
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