JP4723449B2 - 等速ジョイント - Google Patents
等速ジョイント Download PDFInfo
- Publication number
- JP4723449B2 JP4723449B2 JP2006272776A JP2006272776A JP4723449B2 JP 4723449 B2 JP4723449 B2 JP 4723449B2 JP 2006272776 A JP2006272776 A JP 2006272776A JP 2006272776 A JP2006272776 A JP 2006272776A JP 4723449 B2 JP4723449 B2 JP 4723449B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- boot
- band
- constant velocity
- velocity joint
- circumferential direction
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Sealing Devices (AREA)
- Diaphragms And Bellows (AREA)
Description
上記実施形態では、外輪部材18に対してブーツ14を接続することについて詳述したが、等速ジョイント用ブーツを接続する構成であれば、これに限られない。例えば、ドライブシャフト24やプロペラシャフト等の動力伝達シャフトに対してブーツ14を接続する場合も、同様の構成を採用することができる。
上記実施形態では、等速ジョイント10をトリポードタイプとしたが、レーザビームにより溶接されるバンドを用いてブーツが固定される等速ジョイントであれば、これに限られない。例えば、バーフィールドタイプの等速ジョイントも用いることができる。
上記実施形態では、ブーツ14が熱可塑性ポリエステル系エラストマ製であるとしたが、その他の合成樹脂製のブーツも用いることができる。また、等速ジョイントに用いることができるものであれば、合成樹脂以外の素材からなるものでもよい。例えば、クロロプレンゴム等のゴム製ブーツも使用可能である。
上記実施形態では、バンド16がスチール製であるとしたが、レーザ溶接が可能なものであれば、これに限られない。例えば、ステンレス製のバンドも使用可能である。また、バンド16の幅、厚さ及び長さは、必要に応じて変更可能である。
(a)配置
上記実施形態では、ブーツ14の軸方向において、熱逃がし用空間34を大径環状取付部28の中央部に配置したが、レーザビーム40の照射位置に対応して配置されるものであれば、これに限られない。例えば、大径環状取付部28の端部により近い位置又はより遠い位置に設けてもよい。
上記実施形態では、熱逃がし用空間34は1つのみであったが、複数設けることもできる。図6の第1変形例、図7の第2変形例、図8の第3変形例、図9の第4変形例及び図10の第5変形例には、熱逃がし用空間34を複数設けた構成が示されている。このように熱逃がし用空間34を複数設け、熱逃がし用空間34が1つの場合と同じ距離をそれぞれの熱逃がし用空間34に対してレーザ照射すれば、バンド溶接部の範囲が広がるため、バンド16の溶接強度がより高くなる。或いは、各熱逃がし用空間34におけるレーザ照射距離を短くして、バンド溶接部の範囲の合計を、熱逃がし用空間34が1つの場合と同じとし、熱逃がし用空間34が1つの場合と同じ溶接強度を得ることで、バンド重合部30の長さを短くすることができる。なお、熱逃がし用空間34をブーツ14の周方向に複数設けた場合でも、ブーツ14の端部などの所定位置からの距離がわかれば、バンド16を巻き付けた後でも熱逃がし用空間34の位置を容易に判定可能である。
上記実施形態では、熱逃がし用空間34の断面は五角形状であったが、レーザビーム40による熱を逃がすことができるものであれば、これに限られない。例えば、半円状や矩形状とすることができる。
(a)配置
上記実施形態では、熱逃がし用空間34と同様、ブーツ14の軸方向において、凸部36を大径環状取付部28の中央部に配置し、凹部38をこれに対応させて配置したが、凸部36と凹部38が対応する位置にあれば、これに限られない。例えば、凸部36を大径環状取付部28の端部により近い位置又はより遠い位置に設け、凹部38をこれに対応させて配置してもよい。
上記実施形態では、凸部36及び凹部38を1つずつ設けたが、複数設けることもできる。例えば、図10のように、熱逃がし用空間34を2つ配置した状態で、2つの熱逃がし用空間34それぞれに対応して凸部36及び凹部38を設けてもよい。
上記実施形態では、凸部36の断面を山型とし、凹部38の断面を台形状としたが、凸部36と凹部38が対応するものであれば、これに限られない。例えば、図12の第7変形例に示すように、凸部36及び凹部38それぞれの断面を円弧状としてもよい。
図9の第4変形例及び図13の第8変形例に示すように、凸部36及び凹部38を設けない構成も可能である。
上記実施形態では、ブーツ14の周方向にレーザビーム40を連続的に照射したが(図5参照)、図14に示すように、断続的に照射してもよい。また、ブーツ14の軸方向等その他の方向に照射することもできる。
16…バンド 18…外輪部材
20…クロスジョイント 22…ローラ
24…ドライブシャフト 26…小径環状取付部(バンド巻付部)
28…大径環状取付部(バンド巻付部) 30…バンド重合部
32…バンド取付部 34…熱逃がし用空間
36、42、46、50…凸部 38、44、48…凹部
40…レーザビーム
Claims (2)
- レーザビームにより溶接されたバンドを用いて固定された等速ジョイント用ブーツを有する等速ジョイントであって、
前記等速ジョイント用ブーツは、前記バンドが巻き付けられたバンド巻付部を備え、
前記バンド巻付部の外周面には、前記バンドが重なり合うバンド重合部のうち、前記レーザビームが照射された部分に対応して熱逃がし用空間が設けられ、
前記等速ジョイント用ブーツは、その内周面のうち、前記熱逃がし用空間に対応する位置に、凸部が形成され、
前記凸部を嵌め込む凹部が、外輪部材の外周面に形成され、
前記熱逃がし用空間は、前記バンド巻付部の外周面を周方向に1周するように、且つ周方向での断面形状が一定となるように設けられ、
前記凸部は、前記バンド巻付部の内周面を周方向に1周するように、且つ周方向での断面形状が一定となるように設けられ、
前記凹部は、前記外輪部材の周方向に1周するように、且つ周方向での断面形状が一定となるように設けられ、
前記凸部は、その周囲よりも肉厚に形成される
ことを特徴とする等速ジョイント。 - 請求項1記載の等速ジョイントにおいて、
前記等速ジョイント用ブーツが、合成樹脂製である
ことを特徴とする等速ジョイント。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006272776A JP4723449B2 (ja) | 2006-10-04 | 2006-10-04 | 等速ジョイント |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006272776A JP4723449B2 (ja) | 2006-10-04 | 2006-10-04 | 等速ジョイント |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008089135A JP2008089135A (ja) | 2008-04-17 |
JP4723449B2 true JP4723449B2 (ja) | 2011-07-13 |
Family
ID=39373487
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006272776A Active JP4723449B2 (ja) | 2006-10-04 | 2006-10-04 | 等速ジョイント |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4723449B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4998835B2 (ja) * | 2008-10-02 | 2012-08-15 | 株式会社デンソー | 燃料噴射装置 |
JP5534733B2 (ja) * | 2009-07-28 | 2014-07-02 | Nok株式会社 | 自在継手用ブーツ |
JP6253933B2 (ja) * | 2013-09-27 | 2017-12-27 | Ntn株式会社 | 等速自在継手 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60123662U (ja) * | 1984-01-31 | 1985-08-20 | 本田技研工業株式会社 | ブ−ツ固定装置 |
JPH0718034U (ja) * | 1993-08-31 | 1995-03-31 | エヌティエヌ株式会社 | 等速自在継手 |
JPH08128457A (ja) * | 1994-11-01 | 1996-05-21 | Honda Motor Co Ltd | バンドの巻付け固定方法 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60123662A (ja) * | 1983-12-05 | 1985-07-02 | 成和機工株式会社 | 型枠等のせり上げ装置 |
-
2006
- 2006-10-04 JP JP2006272776A patent/JP4723449B2/ja active Active
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60123662U (ja) * | 1984-01-31 | 1985-08-20 | 本田技研工業株式会社 | ブ−ツ固定装置 |
JPH0718034U (ja) * | 1993-08-31 | 1995-03-31 | エヌティエヌ株式会社 | 等速自在継手 |
JPH08128457A (ja) * | 1994-11-01 | 1996-05-21 | Honda Motor Co Ltd | バンドの巻付け固定方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2008089135A (ja) | 2008-04-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
WO2011093257A1 (ja) | 等速自在継手 | |
JP4723449B2 (ja) | 等速ジョイント | |
ES2296549A1 (es) | Junta homocinetica con disposicion de sellado. | |
JP2009068510A (ja) | 等速自在継手 | |
JP2015212561A (ja) | 密封装置 | |
CN105402409A (zh) | 密封套组件 | |
WO2016136355A1 (ja) | 等速自在継手 | |
JP2006275259A (ja) | 等速自在継手 | |
JP2009085380A (ja) | 等速自在継手 | |
JP6305744B2 (ja) | 等速自在継手 | |
JP4794867B2 (ja) | ブーツ付き等速自在継手 | |
JP2006275169A (ja) | ブーツ付き等速自在継手 | |
JP2006308075A (ja) | 等速自在継手 | |
JP2008089136A (ja) | 等速ジョイント | |
JP2008309223A (ja) | トリポード型等速自在継手用ブーツ | |
JP2020041661A (ja) | ブーツバンド | |
JP2013087915A (ja) | 等速自在継手 | |
JP2011080554A (ja) | 等速自在継手 | |
JP6398367B2 (ja) | 等速ジョイント | |
US8167729B2 (en) | Sealing element and sealing assembly for homokinetic joints | |
JP2008064121A (ja) | クロスグルーブ型等速自在継手 | |
JP6253933B2 (ja) | 等速自在継手 | |
JP2008045675A (ja) | 等速自在継手のブーツ装着構造 | |
JP6809195B2 (ja) | 転がり軸受装置 | |
JP2019138463A (ja) | ブーツバンド |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20081126 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20100525 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20101019 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20101220 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20110329 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20110407 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140415 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4723449 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |