JP4722538B2 - 表示装置 - Google Patents

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Description

この発明は、表示装置に関するものであり、具体的には、各画素の表示のON・OFFを行うチャネル部を有する駆動素子が形成されたアレイ基板を有し、このアレイ基板の形成部位にブラックマトリクス層が設けられている表示装置に関するものである。
現在、表示装置は、小型、薄型、低消費電力、および軽量といった特徴を持ち、各種電子機器に広く用いられるようになっている。特に、スイッチング素子を能動素子として有するアクティブマトリクス型の液晶表示装置は、CRTと同等の表示特性が得られるため、パソコン等のOA機器、テレビ等のAV機器や携帯電話などに広く応用されている。また、近年、液晶表示装置は、大型化と、高精細化、画素有効面積比率向上(高開口率化)などの品位向上とが急速に進んでいる。
アクティブマトリクス基板上で、画素電極とソースライン(信号線)とを同一平面上に形成する場合にあっては、高精細化および高開口率化を図るべく有効画素領域を増やすために、画素とソースラインとの間隔を近づける手法や、ソースラインを細線化する手法がとられてきた。
しかし、画素とソースラインとの間隔を近づけると、短絡不良が発生しやすくなる。また、ソースラインを細線化すると、断線不良が発生しやすくなる。つまり、アクティブマトリクス基板上で、画素電極とソースラインとが同一平面上に形成する場合には、短絡不良および断線不良の発生等によって、歩留まりの低下が発生する。
そこで、それら短絡不良および断線不良を防止して、上記歩留まりの低下を改善するために、例えば、以下の(a)〜(c)の手順によってアクティブマトリクス基板を製造する方法が提案されている。
(a)アクティブ素子とソースラインとを形成した後に、透明層間絶縁膜を配する。
(b)アクティブ素子と透明画素電極とを、コンタクトホールを通して接触(コンタクト)させる。
(c)透明層間絶縁膜上に画素電極を形成することで、同一平面からソースラインと画素電極とを分離する。
また、上記のように製造されたアクティブマトリクス基板と対向するようにカラーフィルター基板を貼り合わせて、それら基板と基板との間に液晶を注入することによって、液晶表示装置は製造される。ここで言うカラーフィルター基板としては、例えば、R(赤)、G(緑)、B(青)の色領域が、アクティブマトリクス基板側の画素領域と一致するように作成されており、さらに、各画素領域以外の部分にはブラックマトリックス(遮光膜)が配置されている基板が挙げられる。
上記のようなカラーフィルターを用いた液晶表示装置の製造方法において、ブラックマトリックス(以下、ブラックマトリックスのことを適宜「BM」と表記することがある)の精度は、液晶表示装置の開口率に影響を与える。ここで、このBMの精度は、アクティブマトリクス基板およびカラーフィルター基板を貼り合わせる際の貼り合せ精度と、所望のBMの幅を形成する際の形成精度との足し合わせとなる。
また、特許文献1および特許文献2所載のものにあっては、上記事実に鑑みて、開口率の向上を図るべく、アクティブマトリクス基板側にBMを形成するいわゆるBMオンアレイ構造を採用し、このBMを自己整合的に形成している。
このBMを自己整合的に形成したアクティブマトリクス基板の具体例について、図1および図2を参照して説明する。図1は、従来のアクティブマトリクス基板(薄膜トランジスタアレイ)における1画素と、その1画素の隣りに位置する画素の一部とを示す概略的平面図であり、図2は、図1に示す薄膜トランジスタアレイのA−A線における矢視端面図である。
このアクティブマトリクス基板は、図1に示すように、ゲートバスライン(走査線)101とソースバスライン(信号線)102とが、平面視において互いに交差するように配置されており、各画素電極103が、平面視においてゲートライン101とソースライン103とに囲まれた領域に配置されるように構成されている。ここで、一つの画素電極103が形成された画素の隣りの画素には、画素電極103と同様の画素電極103’が設けられており、つまり、隣接する画素電極103,103’の間には、平面視において、ゲートバスライン(走査線)101とソースバスライン102とが配置されている。
上記ゲートバスライン101から平面視において画素領域側に延びた形状からなるゲート電極104が、各画素に設けられており、前記ゲートバスライン101と電気的に接続されている。また、ソースバスライン102から平面視において画素領域側に延びた形状からなるソース電極105が、画素ごとに設けられており、前記ソースバスライン102と電気的に接続されている。
また、画素電極103は、ドレイン電極106と電気的に接続されている。ここで、画素電極103は、コンタクトホール109を介して、ドレイン電極106が電気的に接続されている。また、画素電極103には、コンタクトホール109’を介して、補助容量バスライン107が電気的に接続されている。
次に、上記アクティブマトリクス基板、特に駆動素子が形成されたアレイ基板(薄膜トランジスタアレイ)の製造方法について、図1および図2を用いて簡単に説明する。
まず、ガラス等の透明絶縁性基板からなる基板110上に、ゲートライン(ゲート線)101と、ゲート電極104と、補助容量ライン7とを同一工程にて形成する。次に、それらの上に、ゲート絶縁膜111を形成する。
そして、前記基板110のゲート絶縁膜111の表面に、薄膜駆動素子(TFT)などのアクティブ素子を形成する。そして、図1および図2においては、基板110のゲート絶縁膜111の表面に、ゲート電極104を跨ぐような形状で活性半導体層114を積層形成し、この活性半導体層114の表面に、アモルファスシリコン(例えばn型アモルファスシリコン)層113を積層形成する。ここで、該アモルファスシリコン層113は、前記ゲートライン101の形成部位の両側に位置するように一対形成しており、この一対のアモルファスシリコン層113は、ゲート電極104の上方で隙間をもつように配置されている。
また、上記のように形成された一対のアモルファスシリコン層113の表面に、ソース電極105と、ドレイン電極106とを、それぞれ積層形成する。これにより、ソース電極105とドレイン電極106とは、前記ゲート電極104の上方で隙間をもって配置されている。なお、ソースライン102の形成はこのソース電極105の形成と同一工程によって形成している。
また、このようにソース電極105とドレイン電極106とが形成された基板110の表面に非導電膜112を形成し、さらに、この非導電膜112の表面に、前記アクティブ素子と、ソースライン102と、ゲートライン101と、補助容量ライン107とを覆うように、絶縁層パターンからなる高OD値のBM108を形成する(なお、BM108は、コンタクトホール109およびその周辺部を除いて形成されている)。ここで、BM108は、前記各構成要素(アクティブ素子等)の領域上に、自己整合的に設置される。つまり、このBM108は、その形成工程の露光手順において基板110の裏面から露光されることによって、ゲートライン101、ソースライン102、アクティブ素子114、および補助容量ライン107に対して、自己整合的に作成されている。
その後、基板110の全面を覆うように、層間絶縁膜115を形成し、次に、コンタクトホール109を形成する。次に、コンタクトホール109を覆うように、画素電極103,103’を形成する。なお、上記コンタクトホール109により、ドレイン電極106と画素電極103とが接続されている。また、上記コンタクトホール109により、補助容量を形成するための補助容量バスライン107と、画素電極103とが接続されている。
上記製造方法により製造されたアクティブマトリクス基板にあっては、ソースライン102と画素電極103とを、非導電膜112および層間絶縁膜115によって電気的に分離することができる。
上記のようなソースライン102と画素電極103との電気的な分離によって、図2に示すように、画素電極(103および103’)とソースライン102とを上下方向に重ね合わせて配置することができる。従来、この重ね合わせと、必要最小限のBMパターンを自己整合的に形成することとによって、液晶表示装置の開口率を改善している。
上述してきた、BMオンアレイ構造において、BMを配置すべき断面的位置は、アクティブ素子を構成するアモルファスシリコン層113よりも表面側の非導電膜112の表面側でなければならない。また、BMは、カラーフィルターの形成で通常使用されるべき手法にてパターンニングされて形成され、BMの表面側には、層間絶縁膜115や透明電極103が形成されている。
ここで、このBMオンアレイ構造では、CF側にBMを配置した構造に比して、アクティブの表面側における光励起が起こりにくく、その為アクティブ素子に電荷が溜まりやすく、このため、モジュール状態でいきなり電源を切る等すると、電荷残り(画面に画像が残りながら消えていく)という不具合が生じる。つまり、CF側にBMを配置した構造であれば、バックライトからの光がカラーフィルター基板で反射し、この反射光がアクティブ素子に到達して、光励起による電荷減少の効果が期待できる。これに対して、BMオンアレイ構造では、カラーフィルター基板で反射した反射光が仮にアクティブ素子の表面側に到達しても、アクティブ素子の表面はBMに覆われているため、このBMに反射光が吸収されてしまい、光励起が起こりにくく、その為チャネルに電荷が溜まりやすい。
一般にBMオンアレイ構造のBMを構成する材料は樹脂からなるが、メタルBMを採用することにより、上記電荷残りの現象を回避することも考えられるが、メタルBMを採用することは、メタルプロセスの原価が高い、プロセス的に黒い膜を上層に残しながらパターンニングすることが出来ない、および、アレイ側へのメタルによる容量の変化が非常に大きいという問題を有する。
特開平10−170950号公報 特開2001−33816号公報
本願発明は上記問題に鑑みてなされたものであり、いわゆるBMオンアレイ構造において、チャネル部における電荷残りが起こりにくい表示装置、および、アレイ基板を提供することを課題とする。
本願発明は上記課題を解決するためになされたものであって、本願発明に係る表示装置は、アレイ基板を有する表示装置であって、該アレイ基板には、各画素の表示のON・OFFを行うチャネル部を有する駆動素子が形成され、該駆動素子の形成部位には、ブラックマトリクス層が設けられており、以下の構成を有することを特徴とする。
本願発明に係る表示装置は、前記ブラックマトリクス層は、少なくとも前記駆動素子のチャネル部の形成部位において、OD値0.0〜2.99で構成されていることを特徴とする。このように、従来の高OD値のブラックマトリクス層に比して、OD値の低いブラックマトリスク層を用いることにより、チャネル部の電荷が光励起によって減少することが期待でき、このため、チャネル部における電荷残りが起こりにくい。
なお、前記チャネル部の形成部位における前記ブラックマトリクス層のOD値は、駆動素子自身の特性の不具合(たとえばTFTの場合にはoff特性が劣化してゲートのマイナス電圧を下回りムラが生ずる不具合)の発生を防止すべく、0.8以上であることが好ましく、より好ましくは1.2以上とすることが好ましい。
また、チャネル部の形成部位における前記ブラックマトリクス層のOD値は、チャネル部の電荷残りの欠点を排除すべく、2.8もしくは2.4以下であることが好ましく、より好ましくは2.0以下とすることが好ましい。
なお、OD値0.0とは、ブラックマトリクス層がチャネル形成部位において切り欠かれた(存在しない)状態を意味している(図6参照)。
また、本願発明に係る表示装置は、ブラックマトリクス層が、少なくとも前記チャネル部の形成部位において、その他の部位のブラックマトリクス層よりOD値が低く設けられていることを特徴とする。
このように、チャネル部以外の部位よりもチャネル部の形成部位におけるOD値を低くしたことにより、チャネル部の電荷が光励起によって減少することが期待でき、このため、チャネル部における電荷残りが起こりにくい。
なお、上記構成を採用した場合には、チャネル部の形成部位における前記ブラックマトリクス層のOD値は、その他の部位のブラックマトリクス層のOD値の20%以上とすることが好ましく、より好ましくは30%以上である。
また、チャネル部の形成部位における前記ブラックマトリクス層のOD値は、その他の部位のブラックマトリクス層のOD値の70%以下とすることが好ましく、より好ましくは、60%以下である。
また、本願発明に係る表示装置は、前記駆動素子のチャネル部の形成部位におけるブラックマトリクス層には、他の部位よりも薄肉の薄肉部が形成されていることを特徴とする。
このように、チャネル部の形成部位において薄肉部が形成されていることにより、チャネル部の電荷が光励起によって減少することが期待でき、このため、チャネル部における電荷残りが起こりにくい。
なお、前記ブラックマトリクス層の形成は、ネガレジスト材を塗布し、駆動素子に相当する開口領域に対して前記チャネル部の形成部位に相当する遮蔽領域が3分の1から8分の1の面積であるマスクを用いて露光し形成することが好ましい。これにより、所望のOD値のブラックマトリクス層を形成することが可能となる。
また、本願発明に係るアレイ基板は、各画素の表示のON・OFFを行うチャネル部を有する駆動素子が形成された表示装置用のアレイ基板であって、該駆動素子の形成部位には、ブラックマトリクス層が設けられ、以下の構成を採用することを特徴とする。
本願発明に係るアレイ基板は、ブラックマトリクス層が、少なくとも前記駆動素子のチャネル部の形成部位において、OD値0.0〜2.99で構成されていることを特徴とする。このように、OD値の低いブラックマトリスク層を用いることにより、チャネル部の電荷が光励起によって減少することが期待でき、このため、チャネル部における電荷残りが起こりにくい。
また、本願発明に係るアレイ基板は、ブラックマトリクス層が、少なくともチャネル部の形成部位において、その他の部位のブラックマトリクス層よりOD値が低く設けられていることを特徴とし、これにより、チャネル部の電荷が光励起によって減少することが期待できる。
また、本願発明に係る表示装置の製造方法は、該アレイ基板に、各画素の表示のON・OFFを行うチャネル部を有する駆動素子を形成する工程、および、該駆動素子の形成部位に、ブラックマトリクス層を形成する工程を備え、前記ブラックマトリクス層を、少なくとも前記駆動素子のチャネル部の形成部位において、OD値0.0〜2.99で構成することを特徴とする。
また、本願発明に係る表示装置の製造方法は、該アレイ基板に、各画素の表示のON・OFFを行うチャネル部を有する駆動素子を形成する工程、および、該駆動素子の形成部位に、ブラックマトリクス層を形成する工程を備え、前記ブラックマトリクス層を、少なくとも前記駆動素子のチャネル部の形成部位において、他の部位のブラックマトリクス層よりOD値を低く構成することを特徴とする。
上記構成からなる製造方法により製造された表示装置にあっては、チャネル部におけるブラックマトリクス層のOD値が低いため、チャネル部の電荷が光励起によって減少することが期待でき、このため、チャネル部における電荷残りが起こりにくい。
また、本願発明に係るアレイ基板の製造方法は、各画素の表示のON・OFFを行うチャネル部を有する駆動素子を形成する工程、および、該駆動素子の形成部位に、ブラックマトリクス層を形成する工程を有し、前記ブラックマトリクス層を、少なくとも前記駆動素子のチャネル部の形成部位において、OD値0.0〜2.99で構成することを特徴とする。
また、本願発明に係るアレイ基板の製造方法は、各画素の表示のON・OFFを行うチャネル部を有する駆動素子を形成する工程、および、該駆動素子の形成部位に、ブラックマトリクス層を形成する工程を有し、前記ブラックマトリクス層を、少なくとも前記駆動素子のチャネル部の形成部位において、他の部位のブラックマトリクス層よりOD値を低く構成することを特徴とする。
上記構成からなる製造方法により製造されたアレイ基板を有する表示装置にあっては、チャネル部におけるブラックマトリクス層のOD値が低いため、チャネル部の電荷が光励起によって減少することが期待でき、このため、チャネル部における電荷残りが起こりにくい。
なお、上記本願発明に係る製造方法にあっては、前記ブラックマトリクス層の形成工程は、基板にネガレジスト材を塗布する手順、および、塗布されたネガレジスト材を露光する手順を備え、前記露光する手順において、駆動素子に相当する開口領域に対して前記チャネル部の形成部位に相当する遮蔽領域が3分の1から8分の1の面積であるマスクを用いることが好ましい。これにより、所望のOD値のブラックマトリクス層を形成することが可能となる。
以下、本願発明に係る液晶表示装置の一実施例について図面を参酌しつつ以下説明する。なお、図3は、本願発明に係る液晶表示装置の一実施例のアレイ基板の概略的平面図である。なお、図3においては、ブラックマトリクス層を一点鎖線で表示している。また、図4は、同実施例のアレイ基板のA−A線概略端面図である。図5は、本願発明に係る液晶表示装置の他の実施例のアレイ基板の概略的端面図である。図6は、本願発明に係る液晶表示装置の他の実施例のアレイ基板の概略的端面図である。
本実施例の液晶表示装置は、カラーフィルター(以下、「CF」と称することがある)基板とアレイ基板との間に液晶が封入された構造からなり、本実施例にあっては、ブラックマトリクス(以下、「BM」と称することがある)層がアレイ基板側に設けられているものである。
また、前記CF基板には、各画素に、各色材料(通常3色)が配置され、その表面(アレイ基板側)に透明電極が蒸着により積層されているものである。なお、垂直配向液晶を用いる場合には、CF基板やアレイ側透明電極のパターンで配向させる場合があり、その場合、CF側の透明電極上にアクリル等の透明樹脂をパターンニングすることで、配向を規制する。また、近年ではアクリル等の樹脂でアレイ側とCF側の支持基板を挟持させる場合もある(尚、その他としては、アクリル樹脂ではなく球形のプラスチックビーズでアレイ側とCF側の支持基板を挟持させる方法も採用できる)。
また、前記アレイ基板は、複数の画素電極103が平面視マトリクス状に配置されており、平面視における各画素の間には、ゲートライン101およびソースライン102が配置されている。そして、各画素には、前記ゲートライン101に電気的に接続されたゲート電極104、および、前記ソースライン102に電気的に接続されたソース電極105とが配置されている。また、各画素には、画素電極103にコンタクトホール109を介して電気的に接続されるドレイン電極106が設けられている。また、画素電極103は、前記ゲートライン101に平面視平行に前記アレイ基板に形成された補助容量ライン107にもコンタクトホール109を介して電気的に接続されている。
また、アレイ基板の各画素には、前記ゲート電極104のON・OFFに基づいて、ソース電極105とドレイン電極106との電気的接続状態をON・OFFするトランジスタT(駆動素子)が設けられている。
このトランジスタTの構造について、以下、詳述すると、まず、支持基板110の表面(CF基板の対向面)に前記ゲート電極104が形成されており、このゲート電極104の表面にはゲート絶縁膜111が積層形成されている。
そして、このゲート絶縁膜111の表面には、前記ゲート電極104を覆うような形状で活性半導体層114が積層されている。また、この活性半導体層114の表面には、前記ゲート電極104の形成部位の両側に位置し、互いに一定の隙間をもって配置された一対のアモルファスシリコン(例えばn型アモルファスシリコン)層113が積層形成されている。そして、上記のように形成された一対のアモルファスシリコン層113の表面には、前記ソース電極105および前記ドレイン電極106とがそれぞれ積層形成されており、既述のようなトランジスタTが構成されている。
また、アレイ基板には、前記ソース電極105、ドレイン電極106、および、この両電極105,106の隙間部分の表面に前記BM層108が積層形成されている。なお、該BM層108は、その他、ソースライン102と、ゲートライン101と、補助容量ライン107とを覆うように配置されている。なお、本実施例においては、該トランジスタを構成する部材(ソース電極105等)の表面側(対向基板側)にBM層を設けたものについて説明するが、BM層をアレイ基板の内部に設けることも可能である。
ここで、該BM層108には、ソース電極105とドレイン電極106との隙間の表面側に、他の部位よりも薄肉の薄肉部となる段差部108aが形成されている。この段差部108aは、BM層108の他の部分よりも薄くなるように設けられている。このため、BM層108は、この段差部108aを形成した箇所が、他の部位よりOD値が低く設けられている。ここで、段差部108aの形成箇所以外のBM層108のOD値は4.0程度であり、段差部108aを形成した箇所のBM層108のOD値は1.5程度となるようにBM層108は設けられている。
前記BM層108は、樹脂材料からなるネガレジストから構成されており、BM層108の形成手順における露光に際して、前記段差部108aに相当する箇所をハーフ露光とすることにより、前記段差部108aを有するBM層108を形成している。ここでは、露光に際して、段差部108aに相当する箇所のマスク開口を、その他の部位の3/8としたマスクを利用することにより、段差部108aのOD値を1.5とし、他の部位のOD値を4.0とすることができる。
また、アレイ基板には、前記BM層108の表面に非導電膜115が積層形成されている。なお、該非導電膜115はコンタクトホール109の形成箇所に形成されていない。また、この非導電膜115の表面には前記画素電極103が積層形成されており、該画素電極103は既述のようにコンタクトホール109を介して前記ドレイン電極106に電気的に接続されている。
次に、上記実施例のアレイ基板の製造方法について概説する。
本実施例の製造方法は、基板の表面にトランジスタを形成する工程、および、該トランジスタの表面側にBM層を形成する工程を備えている。
このトランジスタを形成する工程においては、支持基板110の表面に、ソースライン102およびソース電極105を形成し、この表面にゲート絶縁膜111を積層形成し、そして、このゲート絶縁膜111にトランジスタTを形成している。その後、さらにソース電極105およびソースライン102を形成するとともに、ドレイン電極106および補助容量ライン107を形成している。
このように所望の構成要素が積層形成された支持基板110の表面に、少なくともトランジスタTの形成箇所を含む領域で、BM層108を積層形成するBM層形成工程が施される。
このBM層形成工程は、前記構成要素が形成された支持基板110の表面にネガレジスト材を塗布する手順、塗布されたネガレジスト材を露光する手順、および、露光されたネガレジスト材を現像する手順を備えている。
この露光する手順においては、駆動素子に相当する開口領域に対して前記チャネル部の形成部位に相当する遮蔽領域が3/8の面積であるマスクを用いてネガレジスト材を露光している。そして、前記のように露光されたネガレジストを現像することにより、露光されていないネガレジストが除去され、露光されたネガレジストは基板の表面に残存することになる。このようにして形成されたBM層は、トランジスタTのチャネル部(ソース電極105とドレイン電極106との隙間部分・ゲート電極104の表面部位)において、段差部108aが形成され、この段差部108aのOD値は1.5であり、他の部位のOD値が4.0となる。
上記のように表面にBM層108が形成された基板の表面に、非導電膜115を形成し、さらに画素電極103を形成する。なお、前記非導電膜115の形成に際しては一定の箇所にコンタクトホール109を形成しておき、このコンタクトホール109によって、前記画素電極103と前記ドレイン電極106とを、ならびに、画素電極103と前記補助容量ライン107とを、それぞれ電気的に接続させている。
なお、本願発明は、上記実施例の構成に限定されるものではなく、本願発明の意図する範囲内において適宜設計変更可能である。
つまり、本願発明においては、上記段差部108aを形成するものに限定されるものではなく、また、この段差部108aのように他の部位よりも薄肉の薄肉部を設ける場合にあっても、上記実施例のものに限定されるものではなく、たとえば、図5に示すように、他の部位より徐々に薄くなるように表面を傾斜させた薄肉部108aから構成することもでき、また、図6に示すように、トランジスタTのチャネル部の形成部位に設けた切り欠き部108aより前記薄肉部を形成することも可能である。
なお、この図5に示す切り欠き部108aは、前記トランジスタTのチャネル部におけるBM層108を完全に除去し、トランジスタTのチャネル部が表面側に表出して、このチャネル部が非導電膜115と接するような構造をなしている。ここで、この切り欠きは、チャネル部の面積の1/4を切り欠くことにより、電荷残りが改善した。また、この切り欠き部は、チャネル部の面積の1/3以下とすることが好ましく、また、1/8以上とすることが好ましい。
従来例の液晶表示装置のアレイ基板の概略的平面図である。 同従来例のアレイ基板のA−A線概略端面図である。 本願発明に係る液晶表示装置の一実施例のアレイ基板の概略的平面図である。 同実施例のアレイ基板のA−A線概略端面図である。 本願発明に係る液晶表示装置の他の実施例のアレイ基板の概略的端面図である。 本願発明に係る液晶表示装置の他の実施例のアレイ基板の概略的端面図である。
符号の説明
101 ゲートライン
102 ソースライン
103 画素電極
104 ゲート電極
105 ソース電極
106 ドレイン電極
107 補助容量ライン
108 ブラックマトリクス層
108a 薄肉部
109 コンタクトホール
110 支持基板
111 ゲート絶縁膜
112 非導電膜
113 アモルファスシリコン層
114 活性半導体層
115 非導電膜
T トランジスタ(駆動素子)

Claims (8)

  1. 各画素の表示のON・OFFを行うチャネル部を有する駆動素子が形成されたアレイ基板を有する表示装置であって、
    上記アレイ基板には、上記駆動素子の形成部位にブラックマトリクス層が設けられているとともに、上記ブラックマトリクス層上には、層間絶縁膜を介して画素電極が設けられており、
    上記ブラックマトリクス層は、上記駆動素子のソース電極とドレイン電極との隙間部分である上記チャネル部の形成部位において切り欠かれており、当該切り欠かれた部分において上記チャネル部と上記層間絶縁膜とが接していることを特徴とする表示装置。
  2. 上記チャネル部の形成部位において上記ブラックマトリクス層が切り欠かれている部分の面積は、チャネル部の面積の8分の1以上3分の1以下となっていることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 各画素の表示のON・OFFを行うチャネル部を有する駆動素子が形成された表示装置用のアレイ基板であって、
    該アレイ基板には、上記駆動素子の形成部位にブラックマトリクス層が設けられているとともに、上記ブラックマトリクス層上には、層間絶縁膜を介して画素電極が設けられており、
    上記ブラックマトリクス層は、上記駆動素子のソース電極とドレイン電極との隙間部分である上記チャネル部の形成部位において切り欠かれており、当該切り欠かれた部分において上記チャネル部と上記層間絶縁膜とが接していることを特徴とするアレイ基板。
  4. 上記チャネル部の形成部位において上記ブラックマトリクス層が切り欠かれている部分の面積は、チャネル部の面積の8分の1以上3分の1以下となっていることを特徴とする請求項3に記載のアレイ基板。
  5. 各画素の表示のON・OFFを行うチャネル部を有する駆動素子が形成されたアレイ基板を有する表示装置の製造方法であって、
    上記アレイ基板に、上記チャネル部を有する駆動素子を形成する工程、上記駆動素子の形成部位に、ブラックマトリクス層を形成する工程、および、上記ブラックマトリクス層上に層間絶縁膜を形成する工程を有し、
    上記ブラックマトリクス層を形成する工程では、上記駆動素子のソース電極とドレイン電極との隙間部分であるチャネル部の形成部位におけるブラックマトリクス層を除去し、当該チャネル部の形成部位を表出させ、
    上記層間絶縁膜を形成する工程では、上記ブラックマトリクス層から表出した上記チャネル部と上記層間絶縁膜とが接するように上記層間絶縁膜を形成することを特徴とする表示装置の製造方法。
  6. 上記ブラックマトリクス層を形成する工程では、上記チャネル部の形成部位上に形成された上記ブラックマトリクス層のうち、上記チャネル部の面積の8分の1以上3分の1以下に相当する面積の上記ブラックマトリクスを除去し、上記チャネル部の形成部位を表出させることを特徴とする請求項5に記載の表示装置の製造方法。
  7. 各画素の表示のON・OFFを行うチャネル部を有する駆動素子が形成された表示装置用のアレイ基板の製造方法であって、
    該アレイ基板に、上記チャネル部を有する駆動素子を形成する工程、上記駆動素子の形成部位に、ブラックマトリクス層を形成する工程、および、上記ブラックマトリクス層上に層間絶縁膜を形成する工程を有し、
    上記ブラックマトリクス層を形成する工程では、上記駆動素子のソース電極とドレイン電極との隙間部分であるチャネル部の形成部位におけるブラックマトリクス層を除去し、当該チャネル部の形成部位を表出させ、
    上記層間絶縁膜を形成する工程では、上記ブラックマトリクス層から表出した上記チャネル部と上記層間絶縁膜とが接するように上記層間絶縁膜を形成することを特徴とするアレイ基板の製造方法。
  8. 上記ブラックマトリクス層を形成する工程では、上記チャネル部の形成部位上に形成された上記ブラックマトリクス層のうち、上記チャネル部の面積の8分の1以上3分の1以下に相当する面積の上記ブラックマトリクスを除去し、上記チャネル部の形成部位を表出させることを特徴とする請求項7に記載のアレイ基板の製造方法。
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