JP4722511B2 - 吸音体及び吸音構造体並びに吸音体の製造方法 - Google Patents
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Description
具体的に、本発明の吸音体は、表裏面に形成されたスキン層と、このスキン層に挟まれ多数の空隙を備えた空隙層とを有し、一方のスキン層を貫通し他方のスキン層まで到達しない深さの孔を複数形成した吸音体であって、前記孔を前記空隙層に連通させるとともに、前記孔の底部を、入射音を乱反射させる凸形状とした構成としてある。
孔の底部をこのような形状とすることにより、入射音を乱反射させて内部空隙層に取り込み、吸音効率を高めることが可能になる。
本発明においては、孔の配置位置や孔数、底部形状を種々に組み合わせることで、吸音のターゲットとされる特定の周波数帯を選択することができ、かつ、緻密なスキン層により遮音性も得ることができる。さらに、成形と同時に内部の空隙層と連通した孔を形成できるため、後加工が不要で生産性の高い吸音体を製造することができる。
さらに、前記孔の底部の凸形状の部分の上部が、前記スキン層で覆われているとよい。
本発明の吸音体の製造方法は、上記の吸音体を製造するための製造方法であって、固定型、移動型及びキャビティ内に出没自在に設けられた少なくとも一つのピンを備えた金型を準備するとともに、前記ピンの先端を、前記孔の底部の凸形状と対応する形状に形成し、前記キャビティに樹脂材料を充填して前記吸音体を成形する過程で前記ピンを前記キャビティ内に突出させ、前記吸音体の成形と同時に、前記空隙層に連通し、かつ、前記ピンの先端形状に応じた底部形状の前記孔を形成する工程を有する方法としてある。
この方法によれば、吸音体の成形と同時に孔を形成することができるので、効率よく吸音体を製造することが可能である。また、カスの除去も不要で安定した吸音性を得ることができるという利点がある。
さらに、ピンの先端形状とほぼ同一形状の底部を有する孔を、吸音体の成形と同時に形成することができる。
このようにすることで、多数の空隙により優れた吸音性を有する空隙層と、密度が高く、高い剛性を備え優れた遮音性を有するスキン層とを一体に形成することができる。
この方法によれば、膨張の影響を受けることなく、ピン形状に応じた底部形状を有する孔を形成することができる。
また、前記ピンの突出量は、前記吸音体の最終肉厚に対して30〜90%の範囲内とするとよい。
このような補強用繊維を用いることで、移動型を後退させることによりいわゆるスプリングバック現象が生じ、キャビティ内の溶融状態の樹脂材料が膨張し、樹脂材料の内部に多数の空隙を発生させることができる。補強用繊維としては、ロックウールやポロン繊維などのセラミック繊維、ガラス繊維や炭素繊維などの無機繊維、アルミニウム繊維や鋼繊維などの金属繊維、超高分子量ポリエチレン繊維やアラミド織維あるいはポリアリレート繊維などの有機繊維維など、いずれもが採用できる。特に、ガラス繊維を採用することが好ましい。
また、前記補強用繊維の含有量が前記樹脂材料全体の2重量%より少なくなると、十分な強度が得られず、制振性などの特性が損なわれたり、膨張しにくくなる。一方、60重量%より大きくなると、補強用繊維の量が多くなりすぎて、流動性が悪化し、成形がしにくくなる。
この場合、前記ピンを加熱する加熱手段を準備し、前記ピンの外周面を前記樹脂材料の溶融温度に近い温度で加熱しつつ前記ピンを後退させるとよい。
この方法によれば、内周面にスキン層が形成されず、空隙層が内周面の全面にわたって露出した孔を吸音体に形成することができる。このような孔を一つ又は複数吸音体の所定位置に形成することで、所定周波数帯の音の吸音性を高めることができる。
このように、一方のスキン層が形成されるタイミングでピンを突出させることで、スキン層の一部を孔底部に押し込み、この押し込み作用で空隙層を押しつぶすことで、孔周辺の空隙層に大きな空間を形成することができる。
図1は、本発明の吸音体の製造方法に用いられる金型の構成及び作用を説明する概略図である。なお、この金型の基本構成は、上記した特許文献3,4,5等で公知である。
金型1の基本構成は、固定型11と、移動型12と、この移動型12に形成されたキャビティ13と、移動型12を固定型11に向けて進退移動させる駆動機構とからなっている。
また、図3(b)に示す例では、三角波形(鋸歯)状の縦断面形状の先端を有するピン14を用いて孔21を形成したもので、このピン14を用いて形成した孔21の底部21aの断面形状は三角波形状になる。
図3(c)に示す例では、球状に凹んだ先端形状を有するピン14を用いて孔21を形成したもので、孔21の底部21aの断面形状は凸形の円弧状になる。
図3に示した各形状において、底部21aと孔21の軸線Cとのなす各θは、30°〜80°の範囲内とするとよく、特に、30°〜60°の範囲内とするのが好ましい。
この他にも、ピン14の先端を種々の形状とすることにより、あらゆる断面形状の底部21aを孔21に形成することができる。
そして、これら熱可塑性材料は、単独で用いることもできるが、二種類以上を組み合わせて用いてもよい。
このような熱可塑性樹脂のうち、ポリプロピレン、プロピレンと他のオレフインとのブロック共重合体、ランダム共重合体、あるいは、これらの混合物などのポリプロピレン系樹脂が好ましく、特に、不飽和カルポン酸、または、その誘導体で変性された酸変性ポリオレフイン系樹脂を含有するポリプロピレン系樹脂が好適である。
また、前記補強用繊維の含有量が前記樹脂材料全体の2重量%より少なくなると、十分な強度が得られず、制振性などの特性が損なわれたり、膨張しにくくなる。一方、60重量%より大きくなると、補強用繊維の量が多くなりすぎて、流動性が悪化し、成形がしにくくなる。
なお、他の無機充填剤として、タルクや炭酸カルシウム、硫酸バリウム、クレー、雲母などを用いることができ、これらを単体あるいは二種類以上併用して利用してもよい。
この実施形態では、樹脂材料を溶融混練し、最終成形品の容積よりも小さくなるように閉じた金型中に溶融樹脂を射出し、射出完了前若しくは完了後に金型を目的とする最終成形品の容積まで開いて膨張させる成形法により成形品(吸音体)を製造する。この場合の最初の金型の閉じ具合、最終の金型の開き具合は、成形原料のガラス繊維の含有量、繊維長さあるいは目的とする成形品の空隙率(成形体の比重)などをもとに適宜設定することができる。また、金型を開くタイミングは金型の温度、成形品表面のスキン層の厚み、成形品の厚みなどを考慮して適宜決定すればよい。
本発明の製造方法の一実施形態を、図1(a)〜(d)を参照しながら説明する。
この実施形態では、図1(a)に示すように型締めを行って樹脂材料をキャビティ13に射出した後に、図1(b)に示すように移動型12を後退させて樹脂材料Pを膨張させる。
この場合、ピン14の突出量は、一方のスキン層を貫通し、他方のスキン層までは達しない深さであればよい。好ましくは最終的な成形体(吸音体)の肉厚の30〜90%となるように、突出量を予め調整しておく。
なお、吸音体2の表裏両面に形成されるスキン層22,23(図2(b)参照)の肉厚は、最良の吸音性及び遮音性を得るために、0.5mm〜2.0mm程度とするとよい。
このピン後退のタイミングは、ピン14の外周面に接する樹脂材料Pが固化して、樹脂材料Pの孔内周面にスキン層が形成される前である。
また、ピン14の先端部分を樹脂材料Pの溶融温度近傍まで加熱する加熱手段を設けて、ピン14の外周面に接する樹脂材料Pが固化しないようにしてもよい。
図2及び図3に示すように、上記の方法により成形された吸音体2には、一方のスキン層22を貫通して空隙層24まで連通する孔21が形成され、孔21の内周面の全面にわたって空隙層24が露出している。
本発明の製造方法の他の実施形態として、一方のスキン層22(図2(b)参照)が形成されるタイミングでピン14を突出させるようにしてもよい。
これにより、図4に示すように、スキン層22の一部を孔底部に押し込み、この押し込み作用で空隙層を押しつぶすことで、孔21周辺の空隙層に大きな空間を形成することができる。この場合も、ピン14の先端を例えば三角錘形状に凹んだ形にすることで、孔21の底部の断面形状を三角形状等に形成することができる。ヒータ等の加熱手段でピン14の先端を加熱しつつスキン層22の一部を孔底部に押し込むようにしてもよい。
上記した実施形態の吸音体は、例えば、タイミングベルトカバー、エアクリーナカバー、エアーダクト、エンジンカバー、吸排気用レゾネーター、インテークマニホールド、エンジンルームと室内の遮蔽板、トランクルーム、自動車天井材、ドアパネル等の吸音構造体として使用することができる。
図5および図6において、吸音構造体である吸気装置200は、例えば自動車のエンジンなどの図示しない内燃機関の吸気側に配設される。
そして、吸気装置200は、略筒状の上流嵌合部252を有している。
また、吸気装置200には、上流嵌合部252に一体に連続して空気清浄部としての略筒状のエアクリーナ253が設けられている。このエアクリーナ253は、例えば、内部に通気性を有する図示しないフィルタを収容し、流通する空気は透過させ空気中に混入する塵挨などを捕捉して空気から分離除去するものである。また、吸気装置200には、エアクリーナ253に一体に連続して略筒状のダクト部254が設けられている。さらに、吸気装置200には、ダクト部254に一体に連続して共鳴部としての略筒状のレゾネータ255が設けられている。このレゾネータ255は、共鳴や干渉などにより騒音を吸音する。
孔256の断面積は、0.785〜314mm2である。孔256は、そのピッチが1mm以上であって、好ましくは10mm以上200mm以下となるピッチで複数設けられている。なお、この孔256は、レゾネ一夕255の外周面と内周面とが連続して貫通するものではない。また、孔256の内径は、1〜20mmの範囲内である。
さらに、吸気装置200には、レゾネータ255に一体に連続して略筒状の下流嵌合部257が設けられている。この下流嵌合部257は、内燃機関側に連結される。
また、吸気装置200は、下モジュール片260とこの下モジュール片260と略対称形状の上モジュール片261とが一体に接合して略筒形状に形成されている。
そして、下モジュール片260には、上端縁に外周方向に向けて突出するフランジ状の下接合片部260Aが、下上流嵌合部252A、下空気清浄部253A、下ダクト部254A、下共鳴部255Aおよび下下流嵌合部257Aの上端両側線に亘って一連に設けられている。
また、下モジュール片260および上モジュール片261は、断面に空隙、すなわち微細な気孔が多数発泡した状態の多孔常に形成されている。すなわち、下モジュール片260および上モジュール片261は、2つのスキン層と、これらスキン層に挟まれかつ多数の空隙を有する空隙層とを備えた断面構造を有するものである。
この吸気装置200は、下モジュール片260および上モジュール片261の接合により、下モジュール片260の下上流嵌合部252Aと上モジュール片261の上上流嵌合部252Bとにて上流嵌合部252を構成する。また、エアクリーナ253は、下モジュール片260の下空気清浄部253Aと上モジュール片261の上空気清浄部203Bとにて構成される。
そして、調製した原料を溶融し、図7に示すように、金型270に射出する。ここで、金型270は、移動型と固定型からなる型枠271、272を有している.これら型枠271、272の対向面には、原料が射出される成形凹部273、274が形成されている。そして、一対の型枠271、72が接合された金型270は、各成形凹部273、274にて分割体である下モジュール片260および上モジュール片261の形状に対応したキャピティである成形空間275を形成する。また、一方の型枠271には、成形空間275にガスを注入するガス注入孔276が設けられている。
(1) スキン層と空隙層とを備えることにより、スキン層は遮音性を有し、空隙層は内部に多数の空隙を有するので、吸音性能を有する。従って、複数の材料を張り合わせることなく、一体成形により、吸音性能および遮音性能の両方が確保可能である。
(2) 成形体の任意の箇所には、スキン層から空隙層に連通する孔256が複数形成され、その孔256の形態が上記第一〜第三の実施形態で説明したように形成されているので、選択的に任意の周波数の昔を吸収することができ、不快な音のみを選択的に吸収することができる。
(3)孔256が筒形状の吸気装置200の内部に形成されることになるので、内部において吸音することが要求される吸気装置200を容易に製造することができる。
(4)分割体(下モジュール片260および上モジュール片261)を成形すると同時に孔256を形成することができるので、容易かつ低コストで孔256を形成することができる。
(5)分割体(下モジュール片260および上モジュール片261)を振動溶着法によって接合しているから接合面等のずれを起こさずに接合することができる。従って、吸音性能を確実に発現することができる。
次に、本発明の吸音体の具体的な実施例について説明する。この実施例では、上記で説明した手順で吸音体を成形し、測定を行った。
成形の条件は以下のとおりである。
(1)樹脂材料: 長さ8mm、GF量20%のガラス繊維含有ポリプロピレン(出光モストロンL)に、発泡剤を3重量%添加したものを用いた。
(2)金型:図1に示した金型と同じものを用いた。ピンはヒータにより加熱可能とした。
(3)成形体の形状:平面形状を一辺180mmの正方形とし、初期肉厚3mm、最終肉厚を9mm(3倍膨張)とした。このうち、スキン層の肉厚は片側0.6mmとした。
(4)孔形状及び配置位置:図8に示すように、吸音体2の二つの対角線のそれぞれをほぼ四等分する位置に、直径6mmで深さを8mmの円形の孔21を4個形成した。
(5)成形条件:以下の条件で成形を行って吸音体を得た。
成形温度 230℃
金型温度 30℃
充填時間 1秒
移動型後退開始タイミング 充填完了後3秒
移動型後退速度 2mm/秒
冷却時間 60秒
ピン突出しタイミング 移動型後退後1秒
ピン突出し保持時間 5秒
底部形状 実施例1:図3(a)の形状でθ=45°
実施例2:図2(b)の形状でθ=80°
実施例3:図3(c)の形状でθ=35°
比較例:図10に示すような平坦な形状でθ=90°
(6)結果:孔の内周面にはスキン層がなく、孔内周面の全面にわたって空隙層が露出している吸音体が得られた。
この吸音体を、実施例1,2,3と底部の形状のみが異なる比較例と比較した。
吸音率の測定は、JIS A1405の管内法による垂直入射吸音率判定に準拠して行った。
図9のグラフからわかるように、各実施例及び比較例において一定の周波数帯で高い吸音率を有する吸音体を得ることができたが、特に実施例において、比較例のものよりも広い周波数帯で高い吸音効果の吸音体を得ることができた。
本発明においては、上記した各底部形状の孔を単独で又は組み合わせて吸音体に設けること、孔数や配置位置を種々変更することで、吸音のターゲットとする周波数帯の帯域を変化させることが可能である。
例えば、上記の説明では、ピン14は移動型に設けるものとして説明したが、固定型側に設けるものとしてもよい。
また、上記の説明では、ピン14は樹脂材料Pの膨張後に突出させるものとして説明したが、樹脂材料Pをキャビティ13に射出する前又は射出と同時に突出させるものとしてもよい。また、移動型12の後退のタイミングと同期させながら、膨張と同時にピン14を突出させるようにしてもよい。
さらに、上記の説明では、樹脂材料が膨張性のものであることを前提としているが、本発明は非膨張性の樹脂材料を用いた成形にも適用が可能である。
11 固定型
12 移動型
13 キャビティ
14 ピン
2 吸音体
21 孔
21a 底部
P 樹脂材料
Pa 孔
Claims (13)
- 表裏面に形成されたスキン層と、このスキン層に挟まれ多数の空隙を備えた空隙層とを有し、一方のスキン層を貫通し他方のスキン層まで到達しない深さの孔を複数形成した吸音体であって、
前記孔を前記空隙層に連通させるとともに、前記孔の底部を、入射音を乱反射させる凸形状としたこと、
を特徴とする吸音体。 - 前記底部の断面形状が、三角形状、波形状及び円弧状のいずれかであることを特徴とする請求項1に記載の吸音体。
- 前記底部と孔軸線とのなす角が、30°〜80°の範囲内であることを特徴とする請求項1又は2に記載の吸音体。
- 前記孔の底部の凸形状の部分の上部が、前記スキン層で覆われていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の吸音体。
- 請求項1〜4のいずれかに記載の吸音体を含む吸音構造体であって、その用途が、エアクリーナー、エアーダクト、吸排気用レゾネーターのいずれかであることを特徴とする吸音構造体。
- 請求項1〜4のいずれかに記載の吸音体を製造するための製造方法であって、
固定型、移動型及びキャビティ内に出没自在に設けられた少なくとも一つのピンを備えた金型を準備するとともに、前記ピンの先端を、前記孔の底部の凸形状と対応する形状に形成し、
前記キャビティに樹脂材料を充填して前記吸音体を成形する過程で前記ピンを前記キャビティ内に突出させ、前記吸音体の成形と同時に、前記空隙層に連通し、かつ、前記ピンの先端形状に応じた底部形状の前記孔を形成する工程を有すること、
を特徴とする吸音体の製造方法。 - 前記樹脂材料として膨張性の材料を用い、前記樹脂材料を前記キャビティ内に充填した後に、前記移動型を後退させて溶融状態の前記樹脂材料を膨張させることを特徴とする請求項6に記載の吸音体の製造方法。
- 前記樹脂材料を前記キャビティに充填し、前記移動型を後退させて樹脂を膨張させると同時又は膨張させた後に、前記ピンを前記キャビティ内に突出させること、
を特徴とする請求項7に記載の吸音体の製造方法。 - 請求項6〜8のいずれかに記載の吸音体の製造方法において、前記ピンの突出量が、前記吸音体の最終肉厚に対して30〜90%であることを特徴とする吸音体の製造方法。
- 長さ2〜100mmの補強用繊維を包含する繊維含有熱可塑性樹脂ペレットが含まれるとともに、補強用繊維が材料全体の2〜60重量%であり、溶融膨張性を有する繊維含有熱可塑性樹脂材料を用いることを特徴とする請求項6〜9のいずれかに記載の吸音体の製造方法。
- 前記ピンの後退を、前記ピンの外周面に接する前記樹脂材料の表面にスキン層が形成される前に行い、前記孔内周面の全面に空隙層を露出させたことを特徴とする請求項6〜10のいずれかに記載の吸音体の製造方法。
- 前記ピンを加熱する加熱手段を準備し、前記ピンの外周面を前記樹脂材料の溶融温度に近い温度で加熱しつつ前記ピンを後退させるようにしたことを特徴とする請求項11に記載の吸音体の製造方法。
- 前記スキン層が形成されたときに前記ピンを前記キャビティ内に突出させ、前記スキン層の一部とともに前記ピンを前記空隙層に押し込むこと、
を特徴とする請求項6〜10のいずれかに記載の吸音体の製造方法。
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