JP4720458B2 - 加湿装置 - Google Patents

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Description

本発明は、中空糸膜の内部を流れる第1のガスと、中空糸膜の外部を流れる第2のガスとの間で水分交換を行う加湿装置に関する。
従来より、燃料電池システムにおいて使用される加湿装置として、中空糸膜を用いた加湿装置が知られている。この加湿装置は、中空糸膜内部の細孔への毛管凝縮作用を利用して、中空糸膜内部を流れる湿潤ガスから水分を分離して、これを中空糸膜外部へ移動させ、これにより、中空糸膜外部を流れる乾燥ガスを加湿する(例えば、特許文献1参照)。なお、中空糸膜の性質上、中空糸膜内部に乾燥ガスを流し、中空糸膜外部に湿潤ガスを流した場合であっても、同様に、乾燥ガスの加湿を行うことができる。
中空糸膜は、これが複数本束ねられた状態で筒状のモジュールケースに収納されてモジュール化されており、このケースには、中空糸膜の外部を流れるガスをモジュールケースの内部へ流入するための開口が、ガス流入口として設けられている。
特開2002−66265号公報
しかしながら、ガス流入口の形状によっては、モジュールケース内部におけるガスの流れが不均一となり、これにより、加湿性能を低下させる恐れがある。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、モジュールケース内部におけるガスの流れの均一化を図ることである。
かかる課題を解決するために、本発明は、中空糸膜の内部を流れる第1のガスと、この中空糸膜の外部を流れる第2のガスとの間で水分交換を行う加湿装置を提供する。この加湿装置は、中空糸モジュールと、ハウジングと、ガス導入部とを主体に構成されている。ここで、中空糸モジュールは、複数の中空糸膜の束を、筒状のモジュールケースに収容し、ハウジングは、モジュールケースとの間に空間を形成しつつ、中空糸モジュールの外周部を覆う。ガス導入部は、ハウジングに接続されており、ハウジングとモジュールケースとの間の空間へ、第2のガスを導入する。この場合、モジュールケースは、空間へ導入された第2のガスがモジュールケースの内部へと流入するガス流入口を、モジュールケースの周方向に沿って複数有している。そして、それぞれのガス流入口は、モジュールケースの周方向における位置がガス導入部側から離れる程、開口面積が小さくなっている。また、前記空間を、前記ガス導入部から前記第2のガスが導入される第1の空間と、当該第1の空間とは異なる第2の空間とに区画する仕切板と、前記ハウジングに接続されており、前記第2の空間と連通するガス排出部とをさらに有している。前記モジュールケースは、当該モジュールケースの内部へ流入した前記第2のガスが前記モジュールケースの内部から前記第2の空間へと流出するガス流出口を、前記モジュールケースの周方向に沿って複数有している。前記ガス流出口のそれぞれは、前記モジュールケースの周方向における位置が前記ガス排出部側に近づく程、開口面積が小さく形成されている。前記ガス排出部は、当該ガス排出部と前記ハウジングとの接続部位が、前記ガス流出口と位置的にオフセットされ、前記ガス導入部は、当該ガス導入部と前記ハウジングとの接続部位が、前記ガス流入口と位置的にオフセットしている。
本発明によれば、モジュールケースの内部にガスが複数のガス流入口より概ね均一に流入し易くなる。その結果、中空糸モジュールの内部におけるガスの流れの均一化を図ることができる。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態にかかる加湿装置1の概略斜視図である。この加湿装置1は、例えば、燃料電池システムに用いられる加湿装置として好適である。
燃料電池システムは、燃料ガス(例えば、水素)と、酸化剤ガス(例えば、空気)とを電気化学的に反応させて発電電力を発生する燃料電池スタックを主体に構成されている。燃料電池スタックは、電解質および電極触媒複合体を挟んで酸化剤極と燃料極とを対設した燃料電池構造体をセパレータで挟持して、これを複数積層して構成されている。電解質としては、高エネルギー密度化、低コスト化、軽量化等を考慮して、固体高分子電解質が多く用いられる。固体高分子電解質は、例えば、フッ素樹脂系イオン交換膜といったイオン伝導性の高分子膜で構成されており、飽和含水することによりイオン伝導性電解質として機能する。したがって、このような燃料電池システムでは、反応ガス(本実施形態では、酸化剤ガス)を加湿した状態で燃料電池に供給することによって、各セルの固体高分子電解質膜を加湿している。
加湿装置1は、湿潤気体、具体的には、燃料電池スタックから排出された酸化剤ガス(以下、「オフガス」という)Wと、乾燥気体、具体的には、燃料電池スタックに供給する酸化剤ガス(以下、「スイープガス」という)Dとが供給されることにより、オフガスWとスイープガスDとの間で水分交換を行い、これにより、スイープガスDを加湿する装置である(換言すれば、オフガスWを除湿する装置である)。この加湿装置1は、酸化剤ガス供給装置(例えば、コンプレッサ)から燃料電池スタックへとスイープガスDを供給する流路(以下「酸化剤ガス供給流路」という)と、燃料電池スタックからのオフガスWを外部に排出する流路(以下「酸化剤ガス排出流路」という)とにそれぞれ介装されるようにレイアウトされている。
加湿装置1は、中空糸モジュール10と、中空糸モジュール10の外周部を覆うハウジング20と、中空糸モジュール10へ一方のガス(本実施形態では、スイープガスD)を導入するガス導入部30と、中空糸モジュール10からスイープガスDを排出するガス排出部40とを主体に構成されている。なお、説明の便宜上、図中への記載を省略しているが、この加湿装置1には、中空糸モジュール10へ他方のガス(本実施形態では、オフガスW)を導入するガス導入部と、中空糸モジュール10を通過したオフガスWを中空糸モジュール10から外部へ排出するガス排出部とがさらに備えられている。
中空糸モジュール10は、両端が開放された筒状のモジュールケース11と、複数本の水透過性の中空糸膜12とで構成されており、中空糸膜12の束がモジュールケース11の内部に収容された格好となっている。モジュールケース11の両端部では、収容された複数の中空糸膜12同士の隙間が、ポッティング材13によってシールされている。
図2は、図1に示す加湿装置1の線分AAにおける断面状態を概略的に示す説明図である。本実施形態において、中空糸モジュール10は、中空糸膜12の軸心方向と直交する断面の形状が長円形状となっている。この断面形状は、トラック形状とも称されており、縦横のサイズがオフセットし、かつ、角部を備えていないことが主たる特徴点として挙げられる。このような断面形状を有する中空糸モジュール10において、モジュールケース外周の直線部分における垂線、或いは、モジュールケース外周の曲線部分における法線は、中空糸膜12の束の中央部分に到達するまでの距離Lがいずれの箇所においても概ね等しくなっている。
再び図1を参照するに、モジュールケース11は、それぞれの端部近傍に、ガス流入口14とガス流出口15とを有している。ガス流入口14は、一方の端部近傍(図中、上端部近傍)において、モジュールケース11の周方向に沿って複数設けられており、スイープガスDがモジュールケース11の内部へと流入する開口として機能する。これに対して、ガス流出口15は、ガス流入口14とは対向する他方の端部近傍(図中、下部近傍)において、モジュールケース11の周方向に沿って複数設けられており、モジュールケース11の内部のスイープガスDが外部へと流出する開口として機能する。本実施形態の特徴の一つして、ガス流入口14およびガス流出口15の開口形状が挙げられるが、その詳細については後述する。
中空糸膜12は、内部が中空となった管状の部材であり、内部から外部に達する微細な毛管を多数備えている。中空糸膜12は、この毛管により、中空糸膜12の内部を流れるガスと、その外部を流れるガスとの間で水分交換を行う。
ハウジング20は、概ね中空糸モジュール10と形状的に対応した筒状の部材であり、中空糸膜12の軸心方向と直交する断面のサイズが中空糸モジュール10のそれよりも大きく形成されている。このハウジング20は、モジュールケース11との間に空間21を形成しつつ、中空糸モジュール10の外周部を覆っており、その両端部は、空間21が閉空間となるように密閉されている。ハウジング20には、その延在方向の略中央位置に、空間21を、モジュールケース11のガス流入口14を含む空間と、モジュールケース11のガス流出口15を含む空間とに区画する環状の仕切板22が設けられている。以下、仕切板22を境に、ガス流入口14を含む空間を導入室21aといい、ガス流出口15を含む空間を排出室21bという。
ハウジング20の外周側には、スイープガスDの導管として機能するガス導入部30とガス排出部40とが、周方向において互いに対向する位置にそれぞれ接続されている。ガス導入部30は、一方の端部がハウジング20に接続され、これにより、導入室21aと連通している。ガス導入部30とハウジング20との接続部位は、中空糸モジュール10の端部位置よりも仕切板22に近寄った位置に設けられており、中空糸膜12の軸心方向にかけて、モジュールケース11のガス流入口14と位置的にオフセットした格好となっている。一方、ガス導入部30の他方の端部(図示せず)は、酸化剤ガス供給流路の上流側(すなわち、燃料ガス供給装置側)に接続されている。
これに対して、ガス排出部40は、一方の端部がハウジング20に接続され、これにより、排出室21bと連通している。ガス排出部40とハウジング20との接続部位は、中空糸モジュール10の端部位置よりも仕切板22に近寄った位置に設けられており、中空糸膜12の軸心方向にかけて、モジュールケース11のガス流出口15と位置的にオフセットした格好となっている。一方、ガス排出部40の他方の端部(図示せず)は、酸化剤ガス供給流路の下流側(すなわち、燃料電池スタック側)に接続されている。
ここで、本実施形態の特徴の一つである、モジュールケース11に設けられたガス流入口14およびガス流出口15について説明する。上述したように、ガス流入口14は、モジュールケース11の周方向に沿って複数設けられており、個々のガス流入口14は、矩形形状を有している。このガス流入口14は、ガス導入部30側をモジュールケース11の手前側と見立てた際に、手前側から奥側(ガス導入部30と対向する側)に向かうに連れて、開口面積が徐々小さくなっている。換言すれば、それぞれのガス流入口14は、モジュールケース11の周方向における位置が、ガス導入部30側から離れる程、開口面積が小さくなっている。個々のガス流入口14において、モジュールケース11の周方向における辺の長さは同じであるが、中空糸膜12の軸心方向への長さが異なっており、これにより、その開口面積の大きさが相違している。本実施形態では、ガス導入部30側から離れる程、その開口面積が規則的に小さくなるように設定されているが、必ずしもこの形態に限定される必要はなく、その開口面積が順次小さくなっているのであれば、その規則性に特段の制限はない。なお、ガス流入口14は、モジュールケース11の全周に亘って設けられている。そのため、図1には示されていないが、中空糸モジュール10の反対側の面(紙面裏側より眺めた際に手前側となる面)においても、それぞれのガス流入口14は、モジュールケース11の周方向における位置が、ガス導入部30から離れる程、開口面積が小さくなっている。
ガス流出口15は、ガス流入口14と同様に、モジュールケース11の周方向に沿って複数設けられており、個々のガス流出口15は、矩形形状を有している。このガス流出口15は、ガス排出部40側をモジュールケース11の手前側と見立てた際に、奥側(ガス排出部40と対向する側)から手前側に向かうに連れて、開口面積が徐々に小さくなっている。換言すれば、それぞれのガス流出口15は、モジュールケース11の周方向における位置がガス排出部40側に近づく程、開口面積が小さくなっている。
上述したように、ガス導入部30とガス排出部40とが周方向において互いに対向する位置に設けられている関係上、それぞれのガス流出口15は、モジュールケース11の周方向における位置がガス導入部30から離れる程、開口面積が小さくなっている。本実施形態では、それぞれのガス流出口15は、個々のガス流入口14と対称的なレイアウトとなるように、モジュールケース11の周方向において、それぞれのガス流入口14と位置的に対応して設けられており、かつ、位置的に対応するガス流入口14と同一の開口形状に形成されている。
このような構成を有する加湿装置1において、酸化剤ガス供給流路を流れるスイープガスDは、ガス導入部30より、ハウジング20と中空糸モジュール10との間の空間21(具体的には、導入室21a)へと導入され、この導入室21aを介して、ガス流入口14からモジュールケース11の内部へと流入する。モジュールケース11の内部へと流入したスイープガスDは、個々の中空糸膜12の外部を流れながら、中空糸モジュール10を通過する。モジュールケース11の内部を通過したスイープガスDは、ガス流出口15から空間21(具体的には、排出室21b)へと流出し、この排出室21bを介してガス排出部40から導出される。そして、このガス排出部40と繋がる酸化剤ガス供給流路を介して燃料電池スタックへと供給される。
一方で、燃料電池スタックから排出されるオフガスWは、酸化剤ガス排出流路を流れ、この酸化剤ガス排出流路と繋がるオフガス用のガス導入部(図示せず)を介して中空糸モジュール10へと導入される。このオフガス用のガス導入部は、中空糸モジュール10を流れるオフガスWの向きが、スイープガスDの流れと反対向きとなるように、スイープガス用のガス導入部30とは対向する側のモジュールケース11の端部に接続されている。導入されたオフガスWは、個々の中空糸膜12の内部を流れ、中空糸モジュール10を通過する。中空糸モジュール10を通過したオフガスWは、他方の端部(スイープガス用のガス導入部30側の端部)に接続されたオフガス用のガス排出部へと排出され、このガス排出部と繋がる酸化剤ガス排出流路を介して外部(大気)へと排出される。
ここで、スイープガスDとオフガスWとが中空糸モジュール10をそれぞれ通過することにより、個々の中空糸膜12において、その内部を流れるオフガスW(第1のガス)と外部を流れるスイープガスD(第2のガス)との間で水分交換が行われ、スイープガスDが加湿される。本実施形態では、中空糸膜12の外部にスイープガスDを流し、中空糸膜12の内部にオフガスWを流す構成であるが、本発明は、これらのガスの関係が逆あっても同様に成立する。
このように本実施形態によれば、加湿装置1は、複数の中空糸膜12の束を筒状のモジュールケース11に収容した中空糸モジュール10と、このモジュールケース11との間に空間21を形成しつつ、中空糸モジュール10の外周部を覆うハウジング20と、このハウジング20に接続されて、空間21へガス(本実施形態では、スイープガスD)を導入するガス導入部30とを有している。この場合、モジュールケース11は、空間21(具体的には、導入室21a)へ導入されたガスがモジュールケース11の内部へと流入するガス流入口14を、モジュールケース11の周方向に沿って複数有している。ここで、それぞれのガス流入口14は、モジュールケース11の周方向における位置がガス導入部30側から離れる程、開口面積が小さくなっている。
モジュールケースに設けられた複数のガス流入口(すなわち、中空糸膜の外部を流れるガスがモジュールケースの内部へ流入するためのガス流入口)のうち、ハウジングに接続されたガス導入部と位置的に近いガス流入口では、ガス流入時の圧力損失が大きくなる傾向がある。そのため、ガス導入部と対向する側に位置するガス流入口と比較して、モジュールケースの内部へガスが流入し難くなる。これにより、モジュールケースの内部におけるガスの流れが不均一となり、デッドスペース、すなわち、ガスが行き渡り難い箇所が発生し、加湿性能の低下を招く可能性がある。
しかしながら、本実施形態では、ガスが入り難いガス導入部30側のガス流入口14の開口面積を、ガス導入部30と対向する側のガス流入口14のそれよりも大きくすることにより、偏ったガスの流入を抑制するように構成している。これにより、モジュールケース11の内部に個々のガス流入口14よりガスが概ね均一に流入し易くなり、中空糸モジュール10の内部におけるガスの流れの均一化を図ることができる。その結果、加湿性能の向上を図ることができる。
また、本実施形態において、加湿装置1は、ハウジング20とモジュールケース11との間に形成される空間21を、ガス導入部30からガスが導入される第1の空間(すなわち、導入室21a)と、この導入室21aとは異なる第2の空間(すなわち、排出室21b)とに区画する仕切板22と、ハウジング20に接続されて、排出室21bと連通するガス排出部40とをさらに有している。ここで、モジュールケース11は、モジュールケース11の内部から排出室21bへとガスが流出するガス流出口15を、モジュールケース11の周方向に沿って複数有している。この場合、それぞれのガス流出口15は、モジュールケース11の周方向における位置がガス排出部40側に近づく程、開口面積が小さくなっている。
モジュールケースに設けられた複数のガス流出口(すなわち、中空糸膜の外部を流れるガスがモジュールケースの外部へと流出するためのガス流入口)では、ハウジングに接続されたガス排出部と位置的に近いガス流出口ほど、ガスが偏って流出し易いという傾向がある。そのため、モジュールケースの内部においてガスが不均一に流れ、モジュールケースの内部にデッドスペースが発生し、これにより、加湿性能の低下を招く可能性がある。しかしながら、本実施形態では、ガスが排出され易いガス排出部40側のガス流出口15の開口面積を小さく、ガスが排出され難い側(すなわち、ガス排出部40と対応する側)のガス流出口15の開口面積をそれよりも大きくすることにより、偏ったガスの流出を抑制するように構成している。これにより、モジュールケース11の内部からガスが概ね均一に流出し易くなり、中空糸モジュール10の内部におけるガスの流れの均一化を図ることができる。
また、本実施形態において、ガス排出部40は、ハウジング20の周方向において、ガス導入部30と対向する位置に設けられており、それぞれのガス流出口15は、モジュールケース11の周方向において、それぞれのガス流入口14と位置的に対応して設けられており、かつ、位置的に対応するガス流入口14と対応した開口形状を有している。かかる構成によれば、ガス流入口14およびガス流出口15による上述した効果とともに、ガス流入口14側とガス流出口15側とで対応したガスの流れとなり、中空糸モジュール10の内部におけるガスの流れの均一化をより有効に図ることができる。
また、本実施形態において、ガス導入部30は、このガス導入部30とハウジング20との接続部位が、モジュールケース11に設けられたガス流入口14と位置的にオフセットしている。ガス導入部と、ガス流入口の位置とが対応している場合には、導入されたガスが、ガス導入部の近傍にあるガス流入口に集中的に流入し易すくなるという傾向がある。そのため、モジュールケースの内部へとガスが不均一に流入する可能性があり、中空糸モジュールの内部におけるガスの流れも不均一となってしまう可能性がある。また、このケースでは、一部のガス流入口におけるガス流速が大きくなり、局所的な応力集中が起こるため、中空糸膜の寿命低下に繋がる恐れがある。しかしながら、本実施形態では、ガス導入部30とガス流入口14と位置的にオフセットさせることにより、ガス導入部30からのガスが導入室21aで拡散され、一部のガス流入口14からガスが集中的に流入するといった事態の発生を抑制することができる。その結果、モジュールケース11の内部にガスが概ね均一に流入し易くなり、中空糸膜12の劣化抑制とともに、中空糸モジュール10の内部におけるガスの流れの均一化を図ることができる。
また、本実施形態において、ガス排出部40は、このガス排出部40とハウジング20との接続部位が、モジュールケース11に設けられたガス流出口15と位置的にオフセットしている。ガス排出部の位置と、ガス流出口の位置とが対応している場合には、モジュールケース内を流れるガスが、ガス排出部の近傍にあるガス流出口から集中的に流出し易くなるという傾向がある。そのため、中空糸モジュールの内部におけるガスの流れも不均一となる可能性がある。また、このケースでは、一部のガス流出口におけるガス流速が大きくなり、局所的に応力集中が起こるため、中空糸膜の寿命低下に繋がる恐れがある。しかしながら、本実施形態では、ガス排出部40とガス流出口15とを位置的にオフセットさせることにより、一部のガス流出口15からガスが集中的に流出することを抑制することができる。そのため、モジュールケース11の内部からガスが概ね均一に流出し易くなり、中空糸膜12の劣化抑制とともに、中空糸モジュール10の内部におけるガスの流れの均一化を図ることができる。
ここで、ガス導入部30とモジュールケース11のガス流入口14とのオフセット量は、車両に搭載する際のレイアウト条件などに左右されるが、予め決められたガス導入部30の位置に対して、ガス流入口14の面積を調整することで、適切なバランスを図ることができる。また、ガス排出部40とモジュールケース11のガス流出口15とのオフセット量についても、同様である。
また、本実施形態において、中空糸モジュール10は、中空糸膜12の軸心方向と直交する断面の形状が長円形状となっている。かかる形状によれば、中空糸膜12の束の中心部分までの距離が、いずれのガス流入口14或いはガス流出口15からも概ね同じとなる。そのため、中空糸膜12の束の中心部分までガスが一様に流入し易くなり、これにより、中空糸モジュール10の中心部におけるデッドスペースの発生を抑制することができる。これにより、中空糸モジュール10の内部におけるガスの流れの均一化を図ることができ、加湿性能の向上を図ることができる。
なお、加湿性能を向上させる手法としては、中空糸モジュールのサイズを大きくすることで対応可能となるが、燃料電池自動車としてこの加湿装置を車両に搭載する場合には、レイアウトスペースによる制限や、小型化への要求から、単純にサイズを大きくすることは難しい。しかしながら、同一の膜面積を確保する際、円形状と長円形状では、モジュール中心部までの距離は長円形状の方が小さくなるため、中心部に発生するデッドスペースを抑制するには、長円形状を採用する方が有利である。これにより、中空糸モジュール10全体における流れの均一化とともに、加湿性能の向上を図ることができる。
なお、本実施形態では、中空糸モジュール10の断面形状として、長円形状を例示したが、本発明はこれに限定されず、その特徴として上述したように、縦横のサイズがオフセットしており、かつ、その外周領域が角部を備えていない形状であれば種々の形状を採用することができる。このような形状としては、例えば、図3に示すように、楕円形状((a)参照)、角部のない長方形((b)参照)などが挙げられる。また、本実施形態では、長円形状の中空糸モジュール10を前提に、ガス流入口14およびガス流出口15の開口形状、および、これらとガス導入部30およびガス排出部40との位置的な関係を説明したが、円筒形状を有する中空糸モジュールであってもこれらの構成が、上述した効果を奏することはいうまでもない。
(第2の実施形態)
図4は、本発明の第2の実施形態にかかる加湿装置1aの概略斜視図である。第2の実施形態にかかる加湿装置1aが、第1の実施形態のそれと相違する点は、中空糸モジュール10aのモジュールケース11aに設けられたガス流入口14aとガス流出口15aとの形状である。なお、第1の実施形態と同一の構成については、同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
第2の実施形態にかかる中空糸モジュール10aは、両端が開放された筒状のモジュールケース11aと、水透過性の中空糸膜12とで構成されており、モジュールケース11aの内部に、複数本の中空糸膜12を束ねた状態で収容している。モジュールケース11aの両端部は、収容された複数の中空糸膜12同士の隙間が、ポッティング材13によってシールされている。モジュールケース11aには、一方の端部近傍にガス流入口14aが形成されており、他方の端部近傍にガス流出口15aが形成されている。
具体的には、ガス流入口14aは、モジュールケース11aの周方向に沿って複数設けられており、個々のガス流入口14aは、矩形形状を有している。それぞれのガス流入口14aは、ガス導入部30側からモジュールケース11aの周方向に沿って設けられた複数の第1のガス流入口14aと、この第1のガス流入口14aに続き、ガス導入部30側と対向する側までモジュールケース11の周方向に沿って設けられた複数の第2のガス流入口14aとで構成されている。ここで、個々の第2のガス流入口14aは、個々の第1のガス流入口14aよりも開口形状が小さくなっている。本実施形態では、個々の第1のガス流入口14aは、互いに同一な開口形状に形成されており、個々の第2のガス流入口14aは、モジュールケース11aの周方向における位置が、ガス導入部30側から離れる程、開口面積が小さくなっている。
図4に示す例では、ガス導入部30側から周方向に沿ってこれと対向する側までの間において、その略中央付近まで第1のガス流入口14aが複数設けられており、それ以降に第2のガス流入口14aが複数設けられている。なお、ガス流入口14aは、モジュールケース11aの周方向に沿ってその全周に亘って複数設けられている。そのため、図4には示されていないが、中空糸モジュール10aの反対側の面(紙面裏側より眺めた際に手前側となる面)においても、それぞれのガス流入口14aは、複数の第1のガス流入口14aと、複数の第2のガス流入口14aとによって同様に構成されている。
これに対して、ガス流出口15aは、モジュールケース11aの周方向に沿って複数設けられており、個々のガス流出口15aは、矩形形状を有している。個々のガス流出口15aは、ガス排出部40側からモジュールケース11aの周方向に沿って設けられた複数の第1のガス流出口15aと、この第1のガス流出口15aに続き、ガス排出部40側と対向する側までモジュールケース11の周方向に沿って設けられた複数の第2のガス流出口15aとで構成されている。ここで、それぞれの第1のガス流出口15aは、それぞれの第2のガス流出口15aよりも開口形状が小さくなっている。本実施形態では、個々の第1のガス流出口15aは、モジュールケース11aの周方向における位置がガス排出部40側に近づく程、開口面積が小さくなっており、個々の第2のガス流出口15aは、互いに同一な開口形状となっている。
第1の実施形態に示すように、ガス導入部30とガス排出部40とがハウジング20の周方向において互いに対向した位置に設けられているため、これらのガス流出口15aは、ガス導入部30側からモジュールケース11aの周方向に沿って設けられた複数の第2のガス流出口15aと、この第2のガス流出口15aに続き、ガス排出部40側と対向する側までモジュールケース11の周方向に沿って設けられた複数の第1のガス流出口15aとで構成されていると言い換えることができる。本実施形態では、それぞれのガス流出口15aは、個々のガス流入口14aと対称的なレイアウトとなるように、モジュールケース11aの周方向において、それぞれのガス流入口14aと位置的に対応して設けられており、かつ、位置的に対応するガス流入口14aと同一の開口形状に形成されている。
モジュールケースの周方向に沿って設けられた複数のガス流入口において、ガス導入部に近い位置、具体的には、ガス導入部側から周方向に沿ってこれと対向する側までの間において、その中央付近までは、モジュールケース内にガスが流れ難くなる傾向が顕著となる。しかしながら、本実施形態では、ガスが入り難いガス導入部30側の第1のガス流入口14aをレイアウトし、それ以降に、第1のガス流入口14aよりも開口面積が小さい第2のガス流入口14aをレイアウトしている。これにより、個々のガス流入口14aよりモジュールケース11aの内部にガスが概ね均一に流入し易くなり、中空糸モジュール10の内部におけるガスの流れの均一化を図ることができる。その結果、加湿性能の向上を図ることができる。
また、モジュールケースの周方向に沿って設けられた複数のガス流出口において、ガス排出部に近い位置、具体的には、ガス排出部側から周方向に沿ってこれと対向する側までの間において、その略中央付近までは、モジュールケースからガスが流出し易くなる傾向が顕著となる。しかしながら、本実施形態では、ガスが流れ難い側(すなわち、ガス排出部40と対向する側)に第1のガス流出口15aをレイアウトし、ガス流出し易い側(すなわち、ガス排出部40側)に、それよりも開口面積が小さい第1のガス流出口15aをレイアウトしている。これにより、個々のガス流出口15aよりガスが概ね均一に流出し易くなり、中空糸モジュール10aの内部におけるガスの流れの均一化を図ることができる。その結果、加湿性能の向上を図ることができる。
また、第1の実施形態と同様に、ガス流入口14aとガス流出口15aとを位置的かつ形状的に対応させることにより、ガス流入口14aおよびガス流出口15aによる上述した効果とともに、ガス流入口14a側とガス流出口15a側とで対応したガスの流れとなり、中空糸モジュール10aの内部におけるガスの流れの均一化をより有効に図ることができる。
(第3の実施形態)
図5は、本発明の第3の実施形態にかかる加湿装置1bの概略斜視図である。第3の実施形態にかかる加湿装置1bが、第1の実施形態または第2の実施形態のそれと相違する点は、中空糸モジュール10bのモジュールケース11bに設けられたガス流入口14bとガス流出口15bとの形状である。なお、第1の実施形態または第2の実施形態と同一の構成については、同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
第3の実施形態にかかる中空糸モジュール10bは、両端が開放された筒状のモジュールケース11bと、水透過性の中空糸膜12とで構成されており、モジュールケース11bの内部に、複数本の中空糸膜12を束ねた状態で収容している。モジュールケース11bの両端部は、収容された複数の中空糸膜12同士の隙間が、ポッティング材13によってシールされている。モジュールケース11bには、第1の実施形態または第2の実施形態と同様に、一方の端部近傍にガス流入口14bが形成されており、他方の端部近傍にはガス流出口15bが形成されている。
具体的には、ガス流入口14bは、モジュールケース11bの周方向に沿って複数設けられており、個々のガス流入口14bは、矩形形状の開口をモジュールケース11bの周方向へせん断変形させたような平行四辺形形状となっている。換言すれば、各ガス流入口14bは、中空糸膜12の軸心方向から傾斜した一対の傾斜辺16を有する開口形状となっている。
ガス流入口が、例えば、矩形形状や円形状の開口である場合、これをモジュールケースの周方向に沿って複数設けた際には、モジュールケースへ流入したガスが、ガス流入口から下流側へとそのまま流れ易い傾向がある。本実施形態によれば、一対の傾斜辺16を有する開口形状のガス流入口14bを周方向に沿って複数設けているので、単一のガス流入口14bにおけるモジュールケース11の周方向へのガスの流入幅が広くなり、モジュールケース11bの内部にガスがより均一に流入し易くなり、中空糸モジュール10bの内部におけるガスの流れの均一化を図ることができる。
この点、矩形形状や円形状のガス流入口であっても、隣接するガス流入口間の間隔を狭くすることで、周方向へのガスの流入幅を広げることは可能である。しかしながら、かかる形状ではガス流入口間の間隔が狭くなり、形状的に脆弱となってしまうが、本実施形態のガス流入口14bでは、隣接するガス流入口14b間の間隔を狭めずとも周方向へのガスの流入幅を広げることができ、形状的な脆弱性を解消することができる。
また、本実施形態では、ガス流入口14bの一方の傾斜辺16と、この一方の傾斜辺16と隣接する他のガス流入口14bの傾斜辺16とが、中空糸膜12の軸心方向へ伸びる延在線L1に接続するような開口形状となっている。これにより、モジュールケース11bの全周に亘ってガスが流入することとなり、モジュールケース11bの内部にガスが均一に流入し易くなる。その結果、中空糸モジュール10bの内部におけるガスの流れの均一化を図ることができる。なお、この点に鑑みれば、それぞれのガス流入口14bは、自己の一方の傾斜辺16と、この一方の傾斜辺16と隣接する他のガス流入口14bの傾斜辺16とが、中空糸膜12の軸心方向の延在線L1と、交差するような開口形状であってもよい。
また、本実施形態では、各ガス流入口14bは、自己の一方の傾斜辺16と、この一方の傾斜辺16と隣接する他のガス流入口14bの傾斜辺16とが互いに平行となる開口形状となっている。これにより、モジュールの全周に亘りガスがより均一に流入し易くなるので、ガスの流れの均一化を図ることができる。
これに対して、ガス流出口15bは、モジュールケース11bの周方向に沿って複数設けられており、個々のガス流出口15bは、矩形形状の開口をモジュールケース11bの周方向へせん断変形させたような平行四辺形形状となっている。換言すれば、各ガス流出口15bは、中空糸膜12の軸心方向から傾斜させた一対の傾斜辺17を有する開口形状となっている。
ガス流出口が、例えば、矩形形状や円形状の開口である場合、これをモジュールケースの周方向に沿って複数設けた際には、モジュールケース内を流れるガスは、ガス流出口に向かう程、このガス流出口に向かって流れる傾向となる。本実施形態のガス流出口15bによれば、ガス流出口15bにおけるガスの流出幅がモジュールケース11bの周方向へ広げられるので、モジュールケース11bの内部をガスがより均一に流れ易くなる。その結果、上述したガス流入口14bと同様に、中空糸モジュール10bの内部におけるガスの流れの均一化を図ることができる。
また、本実施形態では、それぞれのガス流出口15bが、モジュールケース11bの周方向において、それぞれのガス流入口14bと位置的に対応して設けられており、かつ、位置的に対応するガス流入口14bと同一の開口形状に形成されている。これにより、ガス流入口14bおよびガス流出口15bによる上述した効果とともに、ガス流入口14b側とガス流出口15b側とで対応したガスの流れとなり、中空糸モジュール10bの内部におけるガスの流れの均一化をより有効に図ることができる。
なお、第2または第3の実施形態では詳述しないが、ガス流入口14a,14bとガス導入部30との位置的な関係、ガス流出口15a,15bとガス排出部40との位置的な関係は、第1の実施形態の構成と同じであり、上述した効果を奏することができる。また、中空糸モジュール10a,10bの断面形状は、縦横のサイズがオフセットしており、かつ、その外周領域が角部を備えていない形状となっており、第1の実施形態と同様に、ガスの流れの均一化を図ることができる。ただし、円筒形状を有する中空糸モジュール10a,10bであっても第2または第3の実施形態に示す構成が同様に効果を奏することはいうまでもない。
本発明の第1の実施形態にかかる加湿装置の概略斜視図である。 図1に示す加湿装置1の線分AAにおける断面状態を概略的に示す説明図である。 加湿装置1の線分AAにおける断面形状の変形例を示す説明図である。 本発明の第2の実施形態にかかる加湿装置の概略斜視図である。 本発明の第3の実施形態にかかる加湿装置の概略斜視図である。
符号の説明
D スイープガス
W オフガス
1 加湿装置
10 中空糸モジュール
11 モジュールケース
12 中空糸膜
13 ポッティング材
14 ガス流入口
15 ガス流出口
20 ハウジング
21 空間
21a 導入室
21b 排出室
22 仕切板
30 ガス導入部
40 ガス排出部

Claims (6)

  1. 中空糸膜の内部を流れる第1のガスと、当該中空糸膜の外部を流れる第2のガスとの間で水分交換を行う加湿装置において、
    複数の前記中空糸膜の束を、筒状のモジュールケースに収容した中空糸モジュールと、
    前記モジュールケースとの間に空間を形成しつつ、前記中空糸モジュールの外周部を覆うハウジングと、
    前記ハウジングに接続されており、前記ハウジングと前記モジュールケースとの間の前記空間へ、前記第2のガスを導入するガス導入部とを有し、
    前記モジュールケースは、前記空間へ導入された前記第2のガスが前記モジュールケースの内部へと流入するガス流入口を、前記モジュールケースの周方向に沿って複数有しており、
    前記ガス流入口のそれぞれは、前記モジュールケースの周方向における位置が前記ガス導入部側から離れる程、開口面積が小さくなっており、
    前記空間を、前記ガス導入部から前記第2のガスが導入される第1の空間と、当該第1の空間とは異なる第2の空間とに区画する仕切板と、
    前記ハウジングに接続されており、前記第2の空間と連通するガス排出部と
    をさらに有し、
    前記モジュールケースは、当該モジュールケースの内部へ流入した前記第2のガスが前記モジュールケースの内部から前記第2の空間へと流出するガス流出口を、前記モジュールケースの周方向に沿って複数有しており、
    前記ガス流出口のそれぞれは、前記モジュールケースの周方向における位置が前記ガス排出部側に近づく程、開口面積が小さく形成され、
    前記ガス排出部は、当該ガス排出部と前記ハウジングとの接続部位が、前記ガス流出口と位置的にオフセットされ、
    前記ガス導入部は、当該ガス導入部と前記ハウジングとの接続部位が、前記ガス流入口と位置的にオフセットしていることを特徴とする加湿装置。
  2. 中空糸膜の内部を流れる第1のガスと、当該中空糸膜の外部を流れる第2のガスとの間で水分交換を行う加湿装置において、
    複数の前記中空糸膜の束を、筒状のモジュールケースに収容した中空糸モジュールと、
    前記モジュールケースとの間に空間を形成しつつ、前記中空糸モジュールの外周部を覆うハウジングと、
    前記ハウジングに接続されており、前記ハウジングと前記モジュールケースとの間の前記空間へ、前記第2のガスを導入するガス導入部とを有し、
    前記モジュールケースは、前記空間へ導入された前記第2のガスが前記モジュールケースの内部へと流入するガス流入口を、前記モジュールケースの周方向に沿って複数有しており、
    前記ガス流入口のそれぞれは、前記ガス導入部側から前記モジュールケースの周方向に沿って設けられた複数の第1のガス流入口と、当該第1のガス流入口に続き、前記ガス導入部側と対向する側まで前記モジュールケースの周方向に沿って設けられた複数の第2のガス流入口とで構成されており、
    前記第2のガス流入口のそれぞれは、前記第1のガス流入口のそれぞれよりも開口面積が小さく形成され、
    前記空間を、前記ガス導入部から前記第2のガスが導入される第1の空間と、当該第1の空間とは異なる第2の空間とに区画する仕切板と、
    前記ハウジングに接続されており、前記第2の空間と連通するガス排出部と
    をさらに有し、
    前記モジュールケースは、当該モジュールケースの内部へ流入した前記第2のガスが前記モジュールケースの内部から前記第2の空間へと流出するガス流出口を、前記モジュールケースの周方向に沿って複数有しており、
    前記ガス流出口のそれぞれは、前記ガス排出部側から前記モジュールケースの周方向に沿って設けられた複数の第1のガス流出口と、当該第1のガス流出口に続き、前記ガス排出部側と対向する側まで前記モジュールケースの周方向に沿って設けられた複数の第2のガス流出口とで構成されており、
    前記第1のガス流出口のそれぞれは、前記第2のガス流出口のそれぞれよりも開口面積が小さく形成され、
    前記ガス排出部は、当該ガス排出部と前記ハウジングとの接続部位が、前記ガス流出口と位置的にオフセットされ、
    前記ガス導入部は、当該ガス導入部と前記ハウジングとの接続部位が、前記ガス流入口と位置的にオフセットしてことを特徴とする加湿装置。
  3. 前記第1のガス流入口のそれぞれは、互いに同一な開口形状に形成されており、
    前記第2のガス流入口のそれぞれは、前記モジュールケースの周方向における位置が、前記ガス導入部側から離れる程、開口面積が小さくなっていることを特徴とする請求項2に記載された加湿装置。
  4. 前記ガス排出部は、前記ハウジングの周方向において、前記ガス導入部と対向する位置に設けられており、
    前記ガス流出口のそれぞれは、前記モジュールケースの周方向において、前記ガス流入口のそれぞれと位置的に対応して設けられており、かつ、位置的に対応する前記ガス流入口と対応した開口形状を有していることを特徴とする請求項1または2に記載された加湿装置。
  5. 前記中空糸モジュールは、前記中空糸膜の軸心方向と直交する断面の形状が、縦横のサイズがオフセットし、かつ、角部を備えない形状であることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載された加湿装置。
  6. 前記中空糸モジュールは、前記中空糸膜の軸心方向と直交する断面の形状が長円形状であることを特徴とする請求項5に記載された加湿装置。
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