JPH09150041A - 外部灌流型気液接触モジュール - Google Patents

外部灌流型気液接触モジュール

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JPH09150041A
JPH09150041A JP30901295A JP30901295A JPH09150041A JP H09150041 A JPH09150041 A JP H09150041A JP 30901295 A JP30901295 A JP 30901295A JP 30901295 A JP30901295 A JP 30901295A JP H09150041 A JPH09150041 A JP H09150041A
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Japan
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hollow fiber
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fiber bundle
hollow
core tube
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Takanori Anazawa
孝典 穴澤
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Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 筒状に束ねられた中空糸膜束の空洞部の
横断面における長径に対する該長径と直交する短径の比
が、1.5〜100である筒状中空糸束を有する外部灌
流型気液接触モジュール。 【効果】 処理流量が大きい場合にも液体側の圧力損失
が小さく、液体側を層流の範囲で運転できるため機械的
強度の弱い中空糸を使用しても寿命が長く、大部分の中
空糸膜の稼働条件がほぼ同等であるためモジュールの設
計が容易である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は気体と液体とを気体
透過性の膜を介して接触させ、気体状物質を膜を通して
移動させる用途一般に使用できる気液接触モジュールに
関する。例えば、水の脱酸素などの液体に溶解している
気体の除去(いわゆる脱気)、現像液の脱泡などの液体
の脱泡、水からのトリクレン除去などの液体に溶解して
いる揮発性液体の除去、水/アルコール分離などの混合
液体からの揮発性液体の選択分離(所謂パーベーパレー
ションや隔膜蒸留)、水への酸素供給などの液体への気
体溶解、煙道ガスからの炭酸ガス除去などの気体からの
選択的気体除去、培養槽への酸素供給と炭酸ガス除去な
どの溶解と脱溶解を同時に行わしめる用途などを挙げる
ことができる。
【0002】
【従来の技術】中空糸膜(以下、単に中空糸と称する場
合もある)を使用した気液接触モジュールは、液体を中
空糸内側に流す内部灌流型と液体を中空糸外側に流す外
部灌流型に分けられる(例えば特開平2−10271
4)。外部灌流型は膜面積当りの処理量が大きいという
特徴を有し、装置がコンパクトになり、大型装置に好適
である。外部灌流型気液接触モジュールには、向流、並
流、十字流などの方式があるが、最も効率が良いとされ
る十字流式としては、管壁に複数の孔の穿たれた円筒形
の芯管の回りに、同心円の筒状に中空糸束を配し、芯管
の口から芯管に導入された液体は芯管壁の孔から流出
し、中空糸の間隙を放射状に外向きに流れて中空糸束の
外部へ出る(またはその逆に、外部から中空糸束に入
り、中空糸の隙間を流れて、芯管壁の孔から芯管に入
り、芯管の口から流出する)タイプ(以下、同心円タイ
プと称する)と、板状やブロック状の中空糸束の中空糸
の間隙を液体が一方向へ平行に流れるタイプ(以下、平
行流タイプと称する)が知られていた(例えば特開平2
−102714)。いずれの場合も、中空糸束の内側は
減圧、常圧または加圧の気体であり、用途に応じて中空
糸の端部から流入または流出すべく構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】同心円タイプの気液接
触モジュールは製造が容易で物質交換の効率も高いが、
芯管付近における液体の流速が外周部付近に比べて速
く、このために種々の問題を生じている。即ち、液体側
の圧力損失が平行流タイプに比べて格段に高いこと、流
量を高くすると芯管付近で乱流となり、中空糸膜が振動
するため機械的強度の弱い中空糸膜を使用すると寿命が
短くなる恐れがあること、単位厚み当りの圧力損失や物
質移動の境膜係数などが場所により異なるため、運転条
件の最適範囲が狭く、モジュール設計が制約されること
などである。
【0004】一方、平行流タイプはこのような欠点が無
い代わりに、中空糸束とハウジングとの接触部において
液体のショートパスが生じ易いため、該接触部への樹脂
充填などの製造工程が必要な上、中空糸束が中空糸シー
トの積層による場合には、高密度に充填することが難し
いなど、製造上の困難を有していた。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は上記欠点を鑑
み鋭意検討した結果、上記同心円タイプの欠点を除去
し、しかも同心円タイプの製造の容易さを維持したモジ
ュール構造を見いだし、本発明に到達した。
【0006】即ち本発明は、 1.筒状に束ねられた中空糸膜束を有してなる外部灌流
型気液接触モジュールであって、該筒状中空糸束の空洞
部の横断面における長径に対する該長径と直交する短径
の比が1.5〜100であることを特徴とする外部灌流
型気液接触モジュール、 2.筒状中空糸束の空洞部に、管壁に複数の孔が開いた
芯管を有する上記1記載のモジュール、 3.短径が0.5〜30cmである上記1又は2記載の
モジュール、 4.長径に対する該長径と直交する短径の比が、2〜1
0である上記1、2又は3記載のモジュール、 5.筒状中空糸束が、液体流出口または導入口を有する
ハウジング内に設置されている上記1、2、3又は4記
載のモジュール、 6.筒状中空糸束が、中空糸膜の編組体である上記1〜
5のいずれか1つに記載のモジュール、 7.中空糸膜の編組体が、中空糸膜同士または中空糸膜
と他の糸条とで構成されたシート状物を筒状に巻いた物
である上記6記載のモジュール。 8.シート状物が、中空糸膜と他の糸条とで構成された
簾状物である上記7記載のモジュール、に関する。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明のモジュールの特徴は、筒
状中空糸束の中央にある空洞部の横断面(以下横断面を
単に断面と記述する)形状が偏平であることにある。
【0008】本発明でいう筒状中空糸束とは、中空糸膜
を筒状に束ねたものであり、その束の中央には中空糸膜
が充填していない部分、即ち空洞部を有する。本発明の
モジュールは、該空洞部の断面における長径に対する該
長径と直交する短径の比が1.5〜100である(以下
この比を長径に対する短径の比と称する。)。ここでい
う長径とは、空洞部の断面における最も長い径を表わ
し、短径とは、該長径と直交する径のなかで最も長い径
を表す。本発明のモジュールにおいて、長径に対する短
径の比は1.8〜20が好ましく、2〜10がさらに好
ましい。空洞部の長径に対する短径の比が過小である
と、同心円タイプと同じ欠点が発生するし、長径に対す
る短径の比が過大であると、中空糸束の均一に充填する
上での困難などの製造上の困難が生じる。
【0009】筒状中空糸束の空洞部の断面形状は、長径
に対する短径の比が上記範囲内であれば任意であり、例
えば楕円、矩形、角を丸めた矩形、瓢箪型、三角型その
他の複雑な形状などであり得るが、矩形または角を丸め
た矩形が、性能、コンパクトさ、製造の容易さなどの面
で好ましい。角を丸めた矩形は、短辺が実質的に半円で
あることが好ましい。また、空洞部の寸法は設計すべき
モジュールの大きさ(即ち処理容量)により任意の値を
選定できるが、筒状中空糸束の空洞部断面の短径が0.
5〜30cmであるものが好ましい。これより大きくて
も小さくても製造が困難となる。
【0010】筒状の中空糸束の厚みについても任意であ
り、設計すべきモジュールの要求特性により任意の値を
選定できるが、2〜50cmが好ましい。また、該厚み
の均一性についても任意であるが、筒状中空糸束のいず
れの部分においても厚みがほぼ等しいことが性能上好ま
しい。
【0011】筒状の中空糸束における中空糸の充填形態
は任意である。中空糸束は複数の中空糸をほぼ平行に筒
状に束ねただけのものでも良いが、中空糸間隔を均一に
保って液体流路のショートパスを防止するために、中空
糸同士または中空糸と他の糸条とで構成された編組体で
あることが好ましい。中空糸編組体の形状、様式は任意
であり、例えば中空糸の綾巻きにより構成されたもの、
中空糸同士の平織りや朱珠織り等により構成されたシー
ト状物の積層体、中空糸と他の糸条とで構成された簾状
シートの積層体等が好ましく挙げられる。これらの中
で、中空糸の充填密度を高くしてコンパクトにすること
ができ、また製造も容易であるため、シート状物の積層
体であることが好ましく、簾状シートの積層体であるこ
とがより好ましい。特にシート状物を筒状に巻いた構造
が製造が容易であり好ましい。簾状シートは、例えば中
空糸を緯糸とし、他の糸条を経糸として、編み、織り、
接着などにより製造することができる。
【0012】また、本発明のモジュールは、筒状中空糸
束の内面および/または外面を網などで被ったり、糸状
物で縛るなどによりその形状を固定することも好まし
い。また、接着や融着により中空糸同士の相互位置を固
定することも好ましい。
【0013】本発明のモジュールは、筒状中空糸束の空
洞部に、管壁に複数の孔が開いた芯管を有する事がより
好ましい。芯管の断面形状は任意であり、単数または複
数の円、単数または複数の矩形、角を丸めた矩形などで
あり得る。これらの中で、角を丸めた矩形、円、または
複数の円であることが好ましい。角を丸めた矩形は、短
辺が実質的に半円であることが好ましい。芯管は又、複
数の管の集合体であったり、部分的または全面的な補強
壁を有する物であることも、モジュールの強度を増す上
で好ましい。
【0014】芯管と筒状中空糸束との間には部分的また
は全面的に空隙が有ってもよいし、芯管と筒状中空糸束
の内側境界面は全面的にまたは部分的に接していてもよ
い。また、芯管と筒状中空糸束との間に不織布や網など
を設置することも可能である。芯管と筒状中空糸束は不
織布や網を隔てて接触していることが好ましい。
【0015】芯管の壁に穿たれている孔の形状、径、数
は任意であるが、モジュールの液体設定流量における圧
力損失を勘案して決定できる。芯管は焼結体のような多
孔質体や網状のものであってもよい。芯管の口には配管
との接続口を設けることができる。モジュールが芯管を
有さない場合には、筒状の中空糸束の空洞部に直接、配
管接続口を設ける事ができる。
【0016】本発明のモジュールで用いられる中空糸膜
は、気体は透過するが液体は透過しない膜であれば、素
材、膜形態、膜形状等は任意であり、従来から気液接触
膜モジュールで用いられている膜が使用できる。例えば
膜素材としては、ポリプロピレン、ポリ−4−メチルペ
ンテン−1等のポリオレフィン系樹脂、ポリジメチルシ
ロキサン、その共重合体等のシリコン系樹脂、PPF
E、フッ化ビニリデン等のフッ素系樹脂等が挙げられ、
膜形態としては、多孔質膜、不均質膜、複合膜、均質膜
等が挙げられる。膜形状としては、中空糸外径は0.0
5〜5mmで有り得る。
【0017】また、中空糸束における中空糸の充填率
(単位断面積に中空糸が占める面積比)は20〜75
%、中空糸間隙は0.05〜3mmであり得る。本発明
のモジュールは、筒状中空糸膜束を収納するハウジング
を有さない構造であってもよい。このような場合には、
モジュールは貯水槽や培養槽などに直接浸漬した状態で
使用することができる。
【0018】本発明のモジュールは、好ましくは筒状中
空糸膜束がハウジング内に設置されていることが好まし
い。この場合ハウジングは液体流出口または導入口を有
する。本発明のモジュールは、芯管の口から芯管に導入
された液体が芯管の孔から流出し、中空糸の間隙を流れ
て中空糸束の外部へ出、中空糸束とハウジングとの間を
流れてハンジングに設けられた液体流出口から流出すべ
く構成される。またはその逆に、ハウジングに設けられ
た液体導入口から導入された液体が中空糸束の外表面か
ら中空糸束に入り、中空糸の間隙を流れて、芯管壁の孔
から芯管に入り、芯管の口から流出すべく構成される。
ハウジングの液体流出口または液体流入口は配管接続口
とする事が好ましい。
【0019】ハウジングを有する本発明のモジュール
は、既知の外部灌流型気液接触モジュールと同様に、筒
状中空糸束の端部において、中空糸間に気密に充填され
た樹脂により、中空糸の内側に通じる空間と外側に通じ
る空間とが隔てられている。更に中空糸の内側に通じる
空間と外側に通じる空間とを隔てるために、芯管と筒状
中空糸束、および該中空糸束とハウジング間も中空糸束
端部において気密にする必要があるがこの方法は任意で
ある。例えば、樹脂充填、接着、オーリングやパッキ
ン、嵌合により実施できる。
【0020】中空糸の内側に通じる空間は減圧、常圧ま
たは加圧の気体であり、用途に応じて中空糸の端部から
流入または流出すべく構成されている。各々の中空糸
は、用途により、片端が塞がれた構造であっても良い
し、両端が開いており中空糸内側を通じて気体が中空糸
の内側を一方の端から他の端へ流れる構造であってもよ
い。中空糸の内側に通じる空間にはキャップを設けるこ
とにより、配管を接続できるようにすることができる。
【0021】本発明のモジュールに係るその他の寸法は
任意であり、筒状中空糸膜束が収納できればよい。もち
ろん、ハウジングの断面は、円であっても、偏平してい
てもよいので、例えば、モジュールの外寸は、短辺3〜
150cm、長辺5〜500cm、長さ10〜500c
mであり得る。
【0022】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに具体的に
説明する。 [実施例1]外径0.19mm、酸素透過速度1×10
-4[cm3/cm2・s・cmHg]の外表面に非多孔層
を有するポリ(4−メチル−1−ペンテン)製の不均質
中空糸膜(1)を緯糸とし、ポリエステル糸(2)を経
糸として編むことにより、図1に示されたような、編み
密度25本/cmの簾状シートを作製した。次いで、図
2〜図4に示したモジュールを作製した。即ち、断面の
短辺3.2cm、長辺25.2mの、短辺が半円になる
ように角を丸めた矩形で、管壁に直径4mmの多数の孔
(3)が穿たれたポリ塩化ビニル製の芯管(4)の周り
に、約5メッシュのナイロン製の網(5)を巻き、その
上に簾状シート状の中空糸膜(1)を厚さ4.8cmだ
け巻きつけ、その周囲に約5メッシュのナイロン製の網
(5)を巻いた。使用された中空糸は505000本で
あった。これを断面が、短辺が実質的に半円であるよう
に角を丸めた矩形であり、内径が14.6×36.6
m、長さが50cmのポリ塩化ビニル製のハウジング
(6)に装填し、ハウジングの両端部6cmの厚みにエ
ポキシ樹脂を充填することにより、この部分に於て、中
空糸間、中空糸束と芯管の間、および中空糸束とハウジ
ングの間を気密に封止(7)した。この時、芯管(4)
の一方の口は開口され、配管接続口(8)が設けられ
た。他方の口は樹脂にて封入された。中空糸束の両端部
にはそれぞれキャップ(9、10)が装着された。キャ
ップにはそれぞれ配管接続口(11、12)が設けられ
ており、ハンジングにも配管接続口(13)が設けられ
ている。このモジュールの実効膜面積(中空糸外表面基
準)は114.6m2であった。また、長径と短径の比
は7.9であった。
【0023】製造したモジュールの芯管に通じる配管接
続口(8)から、温度25℃、溶存酸素濃度8.2重量
ppm(以下、重量ppmを単にppmと記載する)の
水を流量18.4m3/hr(膜面積1m2あたり0.1
6m3/hr)で導入し、ハウジングに設けられた配管
接続口(13)を大気圧解放としたところ、芯管の配管
接続口(8)における水圧(即ち、圧力損失)は0.0
13MPaG(Gはゲージ圧、即ち大気圧基準の加圧圧
力であることを示す)であった。一方、キャップに設け
られた配管接続口(11および12)を真空ポンプにて
0.0046MPaA(Aは絶対圧力であることを示
す)に減圧したところ、ハウジングの配管接続口(1
3)から流出する水の溶存酸素濃度は0.5ppmであ
った。
【0024】[実施例2]芯管の断面寸法が3.2×
6.4cmであること、ハウジング寸法が14.6×1
7.8cmであること、実効膜面積が53.9m2であ
ること以外は実施例1と同様のモジュールを作成した。
尚、長径と短径の比は2.0であった。このモジュール
を用いて、水の流量が8.66m3/hr(膜面積1m2
あたり0.16m3/hr)であること以外は実施例1
と同様の試験を行ったところ、芯管の配管接続口(8)
に於る水圧は0.034MPaG、流出水の溶存酸素濃
度は0.5ppmであった。
【0025】[実施例3]芯管として、外径3.2cm
で、管壁に直径4mmの多数の孔が穿たれたポリ塩化ビ
ニル製の円管2本を接して並べたものを使用したこと以
外は実施例2と同様のモジュールを作成し、実施例2と
同様の試験を行った。尚、長径と短径の比は2.0であ
った。結果は、実施例2と全く同様であった。
【0026】[比較例1]芯管として外径3.2cmの
ポリ塩化ビニル製円管を1本使用したこと、ハウジング
が内径14.6cmの円筒であること、および実効膜面
積が43.6m2であること以外は実施例1と同様にし
て、同心円型モジュールを作製した。このモジュールを
用いて、水の流量が7.0m3/hr(膜面積1m2あた
り0.16m3/hr)であること以外は実施例1と同
様の試験を行ったところ、液体導入口の圧力は0.04
9MPaG、流出水の溶存酸素濃度は0.5ppmであ
った。
【0027】
【発明の効果】筒状中空糸束の空洞部断面が円であるモ
ジュールに比べると、処理流量が大きい場合にも液体側
の圧力損失が小さく、液体側を層流の範囲で運転できる
ため機械的強度の弱い中空糸を使用しても寿命が長く、
大部分の中空糸膜の稼働条件がほぼ同等であるためモジ
ュールの設計が容易である。また平行流型モジュールに
比べて製造が容易であり、高精度のモジュールを製造で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1で使用する中空糸膜の簾状シートの見
取り図である。
【図2】実施例1で作製するモジュールの正面図(右上
図)、側面図(右下図)及び上面図(左下図)である。
【図3】図2におけるA部断面図である。
【図4】図2におけるB部断面図である。
【符号の説明】
1 中空糸膜 2 ポリエステル糸 3 孔 4 芯管 5 網 6 ハウジング 7 封止部 8 芯管の配管接続口 9 キャップ 10 キャップ 11 キャップの配管接続口 12 キャップの配管接続口 13 ハウジングの配管接続口 14 空洞部 15 長径 16 短径

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状に束ねられた中空糸膜束を有してな
    る外部灌流型気液接触モジュールであって、該筒状中空
    糸束の空洞部の横断面における長径に対する該長径と直
    交する短径の比が1.5〜100であることを特徴とす
    る外部灌流型気液接触モジュール。
  2. 【請求項2】 筒状中空糸束の空洞部に、管壁に複数の
    孔が開いた芯管を有する請求項1記載のモジュール。
  3. 【請求項3】 短径が0.5〜30cmである請求項1
    又は2記載のモジュール。
  4. 【請求項4】 長径に対する該長径と直交する短径の比
    が、2〜10である請求項1、2又は3記載のモジュー
    ル。
  5. 【請求項5】 筒状中空糸束が、液体流出口または導入
    口を有するハウジング内に設置されている請求項1、
    2、3又は4記載のモジュール。
  6. 【請求項6】 筒状中空糸束が、中空糸膜の編組体であ
    る請求項1〜5のいずれか1つに記載のモジュール。
  7. 【請求項7】 中空糸膜の編組体が、中空糸膜同士また
    は中空糸膜と他の糸条とで構成されたシート状物を筒状
    に巻いた物である請求項6記載のモジュール。
  8. 【請求項8】 シート状物が、中空糸膜と他の糸条とで
    構成された簾状物である請求項7記載のモジュール。
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