JP2570592Y2 - 中空糸型モジュール - Google Patents

中空糸型モジュール

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JP2570592Y2 JP1991102150U JP10215091U JP2570592Y2 JP 2570592 Y2 JP2570592 Y2 JP 2570592Y2 JP 1991102150 U JP1991102150 U JP 1991102150U JP 10215091 U JP10215091 U JP 10215091U JP 2570592 Y2 JP2570592 Y2 JP 2570592Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、中空糸分離膜の内側を
1次側とし、膜の外側に気体が接触する用法で使用され
る中空糸型モジュールに関するものであり、例えば、窒
素富化、水素分離、ヘリウム分離その他の気体分離、水
から酸素、炭酸ガスなどの気体や、トリクロロエチレン
などの揮発制物質を除去する脱気や脱揮、水/アルコー
ルなどを分離する浸透気化(パ−ベ−パレ−ション)や
膜蒸留等の用途において、分離の効率を向上させたモジ
ュールに関するものである。
【0002】
【従来の技術】膜分離において、中空糸膜(以後単に中
空糸と呼ぶ場合もある)は通常、ハウジングに収められ
た、いわゆるモジュールの形状で使用される。モジュー
ルは、中空糸膜を束状、巻き取られた状態もしくは編組
された状態などでハウジングに装填し、その両端部を樹
脂にて封止し、端面を切断することにより、中空糸膜の
内側が外側と隔てられ、封止部に中空糸膜内側が開口し
た構造を持つ。その代表的な構造を図1に示す。
【0003】モジュールを使用するに当り、例えば気体
分離膜モジュールの場合、混合気体を接続口5から中空
糸膜の内側に導入し、中空糸膜内側の反対の端である接
続口6から取り出される非透過ガスと、中空糸膜を透過
して接続口7及び/または7’より取り出される透過ガ
スとに分離される。あるいはまた、接続口7または7’
より中空糸膜の外側に混合気体を導入し、接続口7また
は7’から流出する非透過ガスと、接続口5及び/また
は6から取り出される、中空糸膜内側に透過した透過ガ
スとに分離される。この時、化学工学的には、混合ガス
と透過ガスを向流(カウンタ−フロ−)に流すのが最も
効率が高いとされている。
【0004】しかしながら、図1の構造のモジュールに
おいて、例えば接続口5より中空糸膜内側に混合ガスを
導入し、接続口7’を閉じ、接続口7から透過ガスを取
り出すことにより向流で作動するよう試みても、分離さ
れるガスの濃度や収率は理論値より相当低く、十字流
(クロスフロー)型のシミュレーション結果に近い性能
を示すに過ぎなかった。また図1のモジュールを使用し
て、混合ガスを接続口7に導入することにより中空糸膜
の外側に流し、透過ガスを接続口5から取り出す試みを
行ってもさらに低い結果を得るだけであった。即ち、中
空糸型モジュールにおいて、理論に近い向流型の性能を
実現することは困難であった。
【0005】気体分離以外の分離、例えば、液体からの
脱気や脱揮、あるいはパーベ−パレ−ションや膜蒸留に
於ても、1次側が気体でなく液体であることが異なるだ
けであり、向流型が最も効率が良いこと、中空糸型モジ
ュールにおいて理想的な向流型が実現していないことに
ついて事情は同じであった。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、中空糸膜外
側の気体の流れを理想的な向流モデルに近付けた中空糸
型モジュールを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案者等は、中空糸型
膜モジュールにおいて最も分離効率が高いとされる向流
型の性能を実現すべく、上記課題について鋭意検討を行
った結果本考案に到達した。
【0008】即ち本考案の要旨は、複数の中空糸膜がハ
ウジングに装填され、中空糸膜の両端部が樹脂で封止さ
れた膜モジュールにおいて、中空糸が複数の組に分割さ
れ、それぞれの中空糸の組が、上記樹脂でその末端が
封止された実質上気体不透過性の筒に装填され、該筒が
該筒の樹脂から露出した片末端から中空糸膜の長さ方向
長さ(中空糸膜の長さ方向長さとは、樹脂封止された両
端部を除く樹脂から露出した部分の長さを意味する)
50%を越える位置部分で開口しているものであるか、
又は該筒が、上記樹脂でその片末端が封止され、前記
空糸膜の長さ方向長さの50〜99.5%の長さを有す
るものであって、長さ方向の少なくとも50%までの位
置範囲には開口を持たないことを特徴とする中空糸型モ
ジュールであり、特に筒の片末端から前記中空糸膜の長
さ方向長さの50%を越える部分が筒で被われていない
か、あるいは筒の片末端から中空糸膜の長さ方向長さ
50%を越える部分に一個または複数個の孔が穿たれて
いることを特徴とする中空糸型モジュールにある。
【0009】本考案をその要部についてさらに詳細に説
明すると、例えば実施例で使用する図2および図3に示
されたモジュールに見られるように、まず、本考案のモ
ジュールは中空糸膜1の両端が別々に樹脂で封止され
(4,4’)、中空糸膜1の内側に通じる両端部には別
々の接続口5,6を有しており、中空糸膜の一端から気
体または液体を導入し、他端から流出させることが可能
なタイプである。
【0010】中空糸1は複数の組に分けられてそれぞれ
筒9に装填されている。筒9は、一方の封止部4に気密
に接続され、モジュール内の封止部間距離の50〜9
9.5%の範囲の中空糸を被っている。筒9は実質的に
気体不透過性であり、中空糸膜1を透過した気体は、筒
の壁を透過することなく筒の内部を流れ、筒の開口部1
0からハウジング2の内側空間8に出、接続口7からモ
ジュール外に取り出される。筒9の長さが50%より短
いと向流として働く部分が減少し、分離効率の低下を招
く。また筒9の長さが99.5%より長いと筒9の開口
部10からモジュールハウジングの内部空間8に出る際
の圧力損失が増大しこれまた分離効率の低下を招く。
【0011】筒9の、封止部4に接続されていない側の
端は、直角に切断されている必要はなく、斜めに切断さ
れた形状あるいはその他の複雑な形状であってもよい。
筒の断面が筒に直角でない場合には、筒の長さは平均値
をもってする。中空糸膜の、筒で被われていない部分を
補強する意味で筒の外側または内側に筒状の網を装着す
ることも可能である。
【0012】本考案になる他のモジュールは、筒の代わ
りに、実質的に気体不透過性のフィルムまたはシート
(以下シートと略す)が中空糸の組毎に巻かれている物
である。シート9は一方の封止部4に接続され、モジュ
ール内の封止部間距離の50〜99.5%の範囲の中空
糸を被っている。巻かれたシートの内端または外端は、
気密な筒になるように接着する必要はない。このため中
空糸膜1を透過した気体の一部は、シート9の隙間から
ハウジングの内部空間8に漏洩するがその影響は無視で
き、大部分は筒状に巻かれたシートの内部を流れ、筒状
シートの開口部10からモジュールハウジングの内側空
間8に出、接続口7からモジュール外に取り出される。
シートの外側または内側に、補強の意味で筒状の網を装
着することも可能である。
【0013】本考案になるさらにもう一つのモジュール
は、やはり実施例で使用される図4に見られるモジュー
ルの如く、中空糸膜1が複数の組に分割され、それぞれ
の中空糸の組が、一方の封止部4から他の封止部4’ま
で筒9の中に装填されており、筒9は、少なくとも一方
の封止部4に気密に接している。筒9は封止部4から、
中空糸膜の長さ方向の50%の位置まで孔がなく実質上
気体不透過性であり、50%を越える部分に孔11が穿
たれている。孔は一個でもよいし複数個であってもよ
い。また孔の形状は円形である必要はなく、例えばスリ
ット状であっても、異形孔であってもよい。中空糸膜1
を透過した気体は、実質的に筒の壁を透過することなく
筒の内部を流れ、孔11からハウジング2の内側空間8
に出、接続口7からモジュール外に取り出される。
【0014】本考案において、筒またはシートの筒に装
填される中空糸の組は、実質的に並行な中空糸束であっ
てもよいし、単糸または複数本の中空糸を綾角30度以
上で巻き取った一巻きを、巻き取りの際の回転面に概ね
平行に切断して複数の中空糸の集合したものであっても
よいし、また中空糸同士または中空糸と他の糸条とで構
成された、編組物または織物であってもよい。勿論、中
空糸の組が中空糸の一巻きを切断した中空糸の集合体で
ある場合、切断は封止操作の前に実施されてもよいし後
に実施されてもよい。しかしながら本考案のモジュール
は、実質的に並行な中空糸束の場合に最も性能改善効果
が大きく、生産上の効率からも実質的に並行な中空糸束
とするのが好ましい。尚、綾状に巻き取られた中空糸の
場合等の実質的に並行な中空糸束に該当しない場合は、
前記中空糸膜の長さ方向長さとしては、両端封止樹脂間
の空間直線距離がそれに該当する。
【0015】中空糸の一組は、中空糸100〜3000
0本で構成されていることが好ましい。中空糸の組が実
質上並行な束であり、かつ中空糸外径が150〜400
μmの場合には、1000〜10000本であることが
好ましく、同じく中空糸外径400〜1000μmの場
合には100〜2000本であることが好ましい。中空
糸の一組が綾角30度以上で巻き取られた中空糸の一巻
きである場合や、中空糸同士または他の糸条やテープと
で構成された編組物や織物である場合には、封止部の切
断面に現れた中空糸の本数をもって一組の中空糸の数と
する。一組の中空糸の本数が多すぎると性能改善効果が
減少し、少なすぎると製造コストがかさむ。
【0016】筒または巻かれたシート内の中空糸の充填
率は、25〜75%であることが好ましく、充填される
中空糸が実質上並行な束である場合には、45〜75%
であることがさらに好ましい。ここで言う充填率とは、
筒または巻かれたシートの断面積に対する中空糸の占め
る面積のことである。最密充填の場合の充填率は約91
%となる。充填率は高いほうが本発明の効果が発揮され
るが、75%より高すぎると封止が不完全になり易くな
り製造歩留まりが低下する。一方充填率が25%より低
すぎると性能改善効果が減少する。
【0017】モジュール内の筒または巻かれたシートの
断面形状は円である必要はなく、任意の形状であってよ
いし、各筒毎に異なっていることも可能である。筒また
は巻かれたシートの直径や断面積についても、中空糸本
数や充填率の条件を満たしておれば特に制約はなく、任
意の値を採り得るし、各筒毎に異なっていてもよい。モ
ジュールハウジングの断面形状についても特に制約はな
い。
【0018】ハウジングに充填される筒の数についても
特に制約は無いものの、モジュールハウジングが円筒状
の場合には、充填効率の点から3、4、5、7または1
5本以上であることが好ましい。
【0019】封止部(チューブシートともいう)4,
4’はハウジング2に接着されていてもよいし、オ−リ
ングやパッキンを用いてハウジングに気密に固定されて
いてもよい。また、複数の筒9をまとめて一つのチュー
ブシートとしてもよいし、筒毎に封止し、その複数個を
ハウジングに装着することもできる。
【0020】中空糸1の外側もしくは筒9の外側とモジ
ュールハウジング2の内側とで構成された空間8に通じ
る接続口7の位置や数については制約はなく、モジュー
ルの任意の位置に任意の数を設置することができる。
【0021】本考案のモジュールは、中空糸内側を1次
側とし、かつ、1次側に導入する液体または気体を、筒
9または筒状に巻かれたシート9の開口部10に近い側
の、あるいは筒9に穿たれた孔11に近い側の1次側接
続口5から導入することにより、向流型モジュールとし
て働き、その性能が発揮される。
【0022】
【実施例】以下実施例により、本考案をさらに具体的に
説明するが、これらの例により本考案が限定されるもの
ではない。
【0023】[実施例1] 特開平1ー104271の製造例2記載の方法にしたが
って、ポリ(4メチルペンテン1)を溶融押出しにより
中空糸状に成形し、熱処理、冷延伸、熱延伸、および熱
固定の処理を加えることにより、外径250μm、内径
200μm、酸素透過速度8.0×10-6(cm3/c
2,Sec,cmHg)、酸素/窒素分離係数4.1の中
空糸膜を得た。この中空糸膜各6000本を内径25m
m、外径32mmの硬質塩化ビニル製の7本の筒にそれ
ぞれ装填し、その7本の筒を内径100mmの硬質塩化
ビニル製の円筒型ハウジングに納め、2液型ポリウレタ
ン樹脂にて両端を遠心封止した後端部を切断して、図2
および図3に見られる様な、封止部厚みが平均5cm、
封止部内側間平均距離40cmのモジュールを製作し
た。この時、中空糸1を装填した筒9の一方の端は封止
樹脂4に埋め込んで接着し、封止部4の内面から筒9の
他の端までの長さが35cm、筒9に被われない中空糸
部分が5cmになるように設定した。
【0024】このモジュールの、筒9の途切れている方
に近い側の接続口5より中空糸内側に7.0Kgf/c
2Gの空気を導入し、接続口6に流量調節バルブ(図示
せず)を接続して、非透過気体を取り出した。一方接続
口7は大気解放とし、膜を透過した気体を排出した。
【0025】接続口6から取り出される気体の窒素濃度
が99.0%になるように、接続口6に接続された流量
調節バルブを調節したところ、接続口6から取り出され
る窒素富化空気の流量は113 l/minであった。
また、収率(接続口5に導入される空気流入量に対する
窒素富化空気の取り出し量の比)は20%であった。
【0026】[実施例2] 中空糸を筒9に装填する代わりにポリエステルフィルム
で巻き、それをハウジングに収めたこと以外は実施例1
と同様のモジュールを作成した。この場合も、両封止部
の間でポリエステルフィルムで被われている中空糸の長
さは35cm、フィルムからはみ出ている長さは5cm
とした。このモジュールを使用して、実施例1と同様の
実験を行ったところ、結果は実施例1と全く同じであっ
た。
【0027】[実施例3] 図に示されたように、実施例1で使用した筒9の代わ
りに、全長50cmでかつ端から10cmの範囲にのみ直径
1cmの多数の孔が穿たれた筒9を使用し、この筒の両端
各5cmを封止樹脂に埋め込んだこと以外は実施例1と同
様のモジュールを作成し、筒9の孔の穿たれた部分に近
い側の接続口5より中空糸内側に空気を導入し、実施例
1と同様の実験を行った。結果は実施例1と全く同様で
あった。
【0028】[比較例1] 筒9を使用せずに、中空糸膜42000本を実質上並行
に1つの束にまとめて直接ハウジングに収めたほかは、
実施例1と同様にして同寸法のモジュールを製作した。
このモジュールを用いて実施例1と同様の実験を行った
ところ、窒素濃度99.0%となる流量は92 l/m
in、収率は17%であった。
【0029】[実施例4] 実施例1で使用したモジュールの接続口5から溶存酸素
濃度8.3ppmの水道水を導入し、接続口7に水封式
真空ポンプを接続して約30torrに減圧し、接続口
6から流出する水の溶存酸素濃度を測定しつつ、接続口
6に接続された流量調節バルブ(図示せず)にて水流量
を調節したところ、流出水の溶存酸素濃度が0.50p
pmとなる流量は470 l/minであった。
【0030】[比較例2] 筒9として長さ20cmの筒を使用し、封止樹脂に埋め
込まれた部分が5cm、封止部の内面から筒9の他の端
までの長さが15cmとなるように封止したこと以外
は、実施例1と同様の封止部内側間平均距離40cmの
モジュールを作成し、実施例1と同様の試験を行ったと
ころ、窒素濃度99.0%となる流量は98 l/mi
n、収率は18%であった。
【0031】[比較例3] 比較例1で使用したモジュールを使用したこと以外は実
施例4と全く同じ実験を行ったところ、流出水の溶存酸
素濃度が0.50ppmとなる流量は450l/min
であった。
【0032】
【考案の効果】本考案の構造を取ることにより、気体分
離に於ては、濃縮気体の濃度増加、収率の増加、運転エ
ネルギーコストの減少が計れる。また、液体の脱気や脱
揮に於ては、残存気体濃度や残存揮発性物質濃度の減
少、処理量の増加、運転エネルギーコストの減少が計れ
る。さらに、浸透気化や膜蒸留においても、濃縮液体の
濃度増加、収率の増加、運転エネルギーコストの減少が
計れる。さらに、モジュールをコンパクトにでき、かつ
製造が容易であるため、設置スペースの節約、モジュー
ル製造コストの低廉化が計れる。
【0033】
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のモジュールの部分縦断面正面図。
【図2】本考案のモジュールの縦断面正面図。
【図3】図2のA部における横断面側面図。
【図4】本考案のモジュールの縦断面正面図。
【符号の説明】 1 中空糸膜 2 ハウジング 3 封止部 4、4’ キャップ内側空間 5、6、7、7’ 接続口 8 ハウジング内側空間 9 筒、または筒状に巻いたシート 10 筒の開口部 11 孔

Claims (11)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の中空糸膜がハウジングに装填され、
    中空糸膜の両端部が樹脂で封止された膜モジュールにお
    いて、中空糸が複数の組に分割され、それぞれの中空
    の組が、上記樹脂でその末端が封止された実質上気
    体不透過性の筒に装填され、該筒が該筒の樹脂から露出
    した片末端から中空糸膜の長さ方向長さ(中空糸膜の長
    さ方向長さとは、樹脂封止された両端部を除く樹脂から
    露出した部分の長さを意味する)の50%までの位置範
    囲には開口を持たず、50%を越える位置部分で開口し
    ているものであることを特徴とする中空糸型モジュー
    ル。
  2. 【請求項2】筒が、樹脂でその片末端が封止され、その
    樹脂から露出した部分が中空糸膜の長さ方向長さの50
    〜99.5%の長さを有するものであって、長さ方向の
    少なくとも50%までの位置範囲には開口を持たないこ
    とを特徴とする請求項1記載の中空糸型モジュール。
  3. 【請求項3】筒の片末端から中空糸膜の長さ方向長さ
    50%を越える部分が筒で被われていないことを特徴と
    する請求項記載の中空糸型モジュール。
  4. 【請求項4】筒の片末端から中空糸膜の長さ方向長さ
    50%を越える部分に一個または複数個の孔が穿たれて
    いることを特徴とする請求項1記載の中空糸型モジュー
    ル。
  5. 【請求項5】筒がフィルムまたはシートを巻いたものか
    らなることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項記
    載の中空糸型モジュール。
  6. 【請求項6】中空糸の組が、実質的に並行な中空糸束
    である請求項1〜のいずれか1項記載の中空糸型モジ
    ュール。
  7. 【請求項7】中空糸の組が、中空糸または中空糸
    と他の糸条もしくはテープとから構成された、編組物ま
    たは織物である請求項1〜のいずれか1項記載の中空
    糸型モジュール。
  8. 【請求項8】筒内の中空糸の充填率が25〜75%で
    ある請求項1〜7のいずれか1項記載の中空糸型モジュ
    ール。
  9. 【請求項9】筒内の中空糸の充填率が45〜75%で
    ある請求項記載の中空糸型モジュール。
  10. 【請求項10】中空糸の組がそれぞれ中空糸100
    〜10000本で構成されている請求項1〜9のいずれ
    か1項記載の中空糸型モジュール。
  11. 【請求項11】中空糸の組の数が3、4、5、7また
    は15組以上である請求項1〜10のいずれか1項記載
    の中空糸型モジュール。
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