JP4720372B2 - 電源装置 - Google Patents

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Description

本発明は、圧電トランスを内蔵し、前記圧電トランスにパルス電圧を印加し所定の昇圧比で出力電圧を得る電源装置、及び、この電源装置を複数有する電源システムに関する。
近年、液晶ディスプレイの薄型化に伴い、バックライトのインバータ用の電源装置に圧電トランスが用いられるようになっている(例えば、特許文献1又は2参照)。圧電トランスは、圧電振動子に一次と二次の電極を設け、一次側を圧電振動子の厚み方向に分極させるとともに、二次側を圧電振動子の長さ方向に分極したものである。この圧電トランスは、一次側に所定周波数のパルス電圧が入力されると、逆圧電効果によって、その所定周波数に応じた昇圧比で昇圧し、二次側から出力する。昇圧比がピークとなる際のパルス電圧の周波数(共振周波数)は、圧電振動子の長さに応じて定められ、パルス電圧の周波数が共振周波数である場合の昇圧比は、圧電振動子の長さを厚みで除したものとなる。このような圧電トランスは、磁気トランスと比較すると、小型化、薄型化、軽量化が図られ、更には、電磁界ノイズが発生することもなく、利点が多い。
ところで、コピー機、プリンタ、あるいはこれらの機能を併せ持ついわゆるデジタル複合機等の画像形成装置には、近年、画像のカラー化、高画質化や、処理の高速化のみならず、機器の小型化も要求されるようになっている。これに対して電源装置の要求仕様は、出力数の増加、複雑化、出力精度性能向上等を招き、高圧電源装置の大型化、コストアップに繋がっている。このため、電源装置に上述した圧電トランスを用いることが提案されている(例えば、特許文献3参照)。図1は、従来の電源システムの構成を示すブロック図である。図1に示す電源システム700は、高圧電源装置710及びPWM信号回路730を有する。このうち、高圧電源装置710は、制御回路711、駆動回路712、圧電トランス713、二次側回路714、検知回路715、クロック信号回路720及び矩形波制御回路721を有する。この電源システム700では、圧電トランス713は、クロック信号回路720からのクロック信号の周波数に応じた昇圧比で、駆動回路712からのパルス電圧を昇圧して二次側回路714へ出力する。図2は、PWM信号出力回路730が出力するPWM信号のデューティ比と出力負荷800に供給される電圧(出力電圧)との対応関係を示す図であり、PWM信号のデューティ比が大きいほど、出力電圧が大きくなる。また、図3は、出力電圧が大きい場合と小さい場合とにおけるクロック信号回路720、矩形波制御回路721及び駆動回路712の出力信号の一例を示す図である。図3に示すように、クロック信号回路720の出力信号波形は、出力電圧を大きくする場合と小さくする場合とで変化はない。一方、矩形波制御回路721の出力信号波形は、出力電圧を大きくする場合と小さくする場合とで周波数に変化はないが、出力電圧を大きくする場合の方がデューティ比は大きくなっている。また、駆動回路712の出力信号波形は、出力電圧を大きくする場合と小さくする場合とで周波数に変化はないが、出力電圧を大きくする場合の方が内蔵するスイッチング素子のオン期間が長くなることに対応して、オフ期間が長くなる。
特開平10−247593号公報 特開平14−291253号公報 特開9−275678号公報
しかし、上述した従来の高圧電源装置710では、圧電トランス713に入力される周波数の電圧に対応するクロック信号を発生させるクロック信号回路720が高圧電源装置710の内部に構成されているため、装置構成の複雑化を招き、小型化の妨げとなっていた。すなわち、コピー機等の電源装置は前述したとおり出力数が多くなってきており、圧電トランスの共振周波数は数百kHzと高いため、出力相互間で出力誘導等による出力リップル増加や出力不安定動作等の不具合が発生してしまう。その対応として出力容量のアップや機能絶縁以上の距離を確保する必要がある。このため、立ち上がり・立ち下がり時間特性の遅れや、小型化の妨げとなってしまう。また、特許文献1に記載の電源装置のように、個々の圧電トランスに対応してクロック信号回路が設けられる場合には、小型化が困難である。
本発明は、前述したような従来の問題を解決するためになされたもので、更なる小型化を図った電源装置を提供するものである。
本発明は、圧電トランスを内蔵し、前記圧電トランスの入力にパルス電圧を印加し共振させることで所定の昇圧比で出力電圧を得る電源装置であって、前記圧電トランスの前段において、前記PWM信号のデューティ比に応じて、前記パルス電圧のデューティ可変を行うためにスイッチング素子のデューティ可変回路を有し、前記パルス電圧の周波数は、外部から入力するクロック信号の周波数により決定されるとともに、外部から入力するPWM信号により前記出力電圧のオン、オフ及び可変を行うことを特徴とする電源装置。
この構成により、電源装置内部には、クロック信号を発生させる回路が必要でなく、電源装置の小型化が可能となる。
また、PWM信号のデューティ比を変化させることによって、パルス電圧のレベルを変化させ、出力電圧の制御及び可変させることが可能となる。
本発明によれば、電源装置内部に、クロック信号を発生させる回路が必要でなく、電源装置の小型化が可能となる。
以下、本発明の実施の形態の電源システムについて、図面を用いて説明する。図4は、第1の電源システムの構成を示すブロック図である。図4に示す電源システム100−1は、高圧電源装置110a、110b、クロック信号回路120及びPWM信号回路130を有する。これらのうち、高圧電源装置110aは、直流電圧を入力し、出力負荷600aに対して電圧供給を行うものであり、制御回路111a、駆動回路112a、圧電トランス113a、二次側回路114a及び検知回路115aを有する。同様に、高圧電源装置110bは、出力負荷600bに対して電圧供給を行うものであり、制御回路111b、駆動回路112b、圧電トランス113b、二次側回路114b及び検知回路115bを有する。
クロック回路120は、圧電トランス113a及び113bを動作させるためのクロック信号を、高圧電源装置110a内の駆動回路112a及び高圧電源装置110b内の駆動回路112bへ出力する。PWM信号回路130は、高圧電源装置110aの出力電圧のオン、オフ及び可変を行うための第1のPWM信号を高圧電源装置110a内の制御回路111aへ出力するとともに、高圧電源装置110bの出力電圧のオン、オフ及びレベルの変換を行うための第2のPWM信号を高圧電源装置110b内の制御回路111bへ出力する。
高圧電源装置110a内の駆動回路112aは、圧電トランス113aを駆動させるためのものであり、外部からの直流電圧を圧電トランス113aに供給する。この際、駆動回路112aは、圧電トランス113aに供給する電圧について、制御回路111aを介してPWM信号回路130から入力したPWM信号のデューティ比に応じて、オン、オフ及び可変を行うとともに、周波数をクロック回路120からのクロック信号の周波数に一致させる。同様に、高圧電源装置110b内の駆動回路112bは、圧電トランス113bを駆動させるためのものであり、外部からの直流電圧を圧電トランス113bに供給する。この際、駆動回路112bは、圧電トランス113bに供給する電圧について、制御回路111bを介してPWM信号回路130から入力したPWM信号のデューティ比に応じてオン、オフ及び可変を行うとともに、周波数をクロック回路120からのクロック信号の周波数に一致させる。
高圧電源装置110a内の圧電トランス113aは、駆動回路112aによって制御されたパルス電圧を一次側に入力し、そのパルス電圧の周波数に応じた昇圧比で昇圧して二次側から出力する。昇圧された電圧は、二次側回路114aを介して出力負荷600aに供給される。同様に、高圧電源装置110b内の圧電トランス113bは、駆動回路112bによって制御された電圧を一次側に入力し、その入力電圧の周波数に応じた昇圧比で昇圧して二次側から出力する。昇圧された電圧は、二次側回路114bを介して出力負荷600bに供給される。
高圧電源装置110a内の検知回路115aは、二次側回路114aに接続されており、出力負荷600aに供給される電圧を検出して制御回路111aへ出力する。制御回路111aは、検知回路115aによって検知された電圧が出力負荷600aに供給すべき電圧であるか否か、換言すれば、所望の電圧であるか否かを判定し、所望の電圧でない場合には、駆動回路112aを制御する。同様に、高圧電源装置110b内の検知回路115bは、二次側回路114bに接続されており、出力負荷600bに供給される電圧を検出して制御回路111bへ出力する。制御回路111bは、検知回路115bによって検知された電圧が出力負荷600bに供給すべき電圧であるか否か、換言すれば、所望の電圧であるか否かを判定し、所望の電圧でない場合には、駆動回路112bを制御する。
上述した電源システム100−1では、クロック信号を発生させるクロック信号回路120及びPWM信号を発生させるPWM信号回路130が高圧電源装置110a及び110bの外部に構成されており、更には、1つのクロック信号が高圧電源装置110a及び110bで共用されている。従って、高圧電源装置110a及び110bの小型化が可能となり、更には電源システム100−1全体の小型化も可能となる。
また、PWM信号回路130が高圧電源装置110a及び110bのそれぞれに対して、異なるPWM信号を入力することができるため、高圧電源装置110a内の圧電トランス113aと、高圧電源装置110b内の圧電トランス113bとが、同一形状であって同一の特性となっていても、高圧電源装置110a及び110bのそれぞれから所望の電圧を出力させることが可能である。
一方、例えば、図5に示すように、厚みのみが異なる圧電トランス間では、昇圧比や出力パワーが異なっている。このため、適切な厚みの圧電トランス113a及び113bが用いられることによって、高圧電源装置110a及び110bのそれぞれから所望の電圧を出力させることが可能であり、PWM信号によって出力電圧を更に調整することも可能である。すなわち、厚みの異なる圧電トランス113a及び113bを用いることが可能であり、その場合、圧電トランス113a及び113bを収容するパッケージの深さに余裕を持たせることにより、同一のパッケージを用いることができ、コスト削減が図られる。
図6は、第2の電源システムの構成を示すブロック図である。図6に示す電源システム100−2は、図4に示した電源システム100−1と比較すると、高圧電源装置110a内に入力電圧可変回路116aを有するとともに、高圧電源装置110b内に入力電圧可変回路116bを有する。
図7は、電源システム100−2の回路図である。図7に示す電源システム100−2において、高圧電源装置110aでは、基準電圧回路212aは、24V入力ラインと24VRTN(接地)ラインとに接続されている。D/A変換回路214aは、PWM信号回路130からのPWM信号をアナログ信号に変換してOPアンプ218aの一方の入力端子へ出力する。OPアンプ218は、一方の入力端子がD/A変換回路214aに、他方の入力端子が抵抗246aの一端、コンデンサ244aの一端及び抵抗252aの一端にそれぞれ接続されるとともに、出力端子が抵抗220aの一端に接続されている。PNP型のトランジスタ216aは、エミッタが24V入力ライン、ベースが抵抗220aの他端、コレクタが磁心入りのインダクタンス222aの一端に接続され、OPアンプ218aの出力によってオン状態となり、24Vの直流電圧をインダクタンス222aに供給する。
圧電トランス113aは、圧電振動子に一次と二次の電極が設けられており、一方の一次電極がインダクタンス222aの他端、N型のMOSFET224aのドレイン、コンデンサ234aの一端に接続され、他方の一次電極が24VRTNラインに接続されている。また、二次電極がダイオード240aのカソード、ダイオード238aのアノードに接続されている。この圧電トランス113は、一次電極に供給される電圧の周波数に応じた昇圧比で、その電圧を昇圧し、二次電極から出力する。
ダイオード240aのアノードは抵抗246aの他端、及び、抵抗248aの一端に接続されており、抵抗248aの他端が高圧電源装置110aの出力電圧となる。ダイオード238aのカソードとコンデンサ242aの一端は、24VRTNラインに接続されている。また、抵抗246aの一端は、一端が24VRTNラインに接続されたコンデンサ244aの他端、及び、抵抗252aの一端に接続されている。
MOSFET224aのゲートは、抵抗226aの一端、及び、N型のMOSFET228aのドレインに接続され、ソースは、24VRTNラインに接続されている。また、MOSFET228aのゲートは、抵抗230aの一端に接続され、ソースは、24VRTNラインに接続されている。抵抗230aの他端は、クロック信号回路120と、抵抗232aの一端に接続され、抵抗232aの他端は、24VRTNラインに接続されている。また、抵抗226aの他端は、抵抗250aの一端、抵抗252aの他端、及び基準電圧回路252に接続され、抵抗250aの他端は、D/A変換回路214aに接続されている。なお、高圧電源装置110bの回路構成は、高圧電源装置110aと同様であるので、その説明は省略する。
再び、図6に戻って説明する。電源システム100−2において、高圧電源装置110a内の入力電圧可変回路116aは、外部からの直流電圧のレベルを変換して駆動回路112aを介して圧電トランス113aに供給する。同様に、高圧電源装置110b内の入力電圧可変回路116bは、外部からの直流電圧のレベルを変換して駆動回路112bを介して圧電トランス113bに供給する。
従って、圧電トランス113a及び113bは、入力電圧可変回路116a及び116bによるレベルを変換して駆動回路112a及び112bを介したパルス電圧を昇圧して出力することになり、クロック信号回路120からのクロック信号の周波数やPWM信号回路130からのPWM信号のデューティ比だけでなく、入力電圧のレベルを変換させることによっても、高圧電源装置110a及び110bの出力電圧を適切に制御及び可変することが可能となる。また、高圧電源装置110a及び110bのそれぞれにおいて入力電圧のレベルが変換されるため、高圧電源装置110a内の圧電トランス113aと、高圧電源装置110b内の圧電トランス113bとが、同一形状であって同一の特性となっていても、厚みが異なることによって異なる特性となっていても、高圧電源装置110a及び110bのそれぞれから所望の電圧を出力させることが可能である。
図8は、出力負荷660a及び600bに供給される電圧(出力電圧)が大きい場合と小さい場合とにおけるクロック信号回路120、PWM信号回路130、入出力可変回路116a、116b、駆動回路112a、112bの出力信号の一例を示す図である。図8に示すように、クロック信号回路120の出力信号波形は、出力電圧を小さくする場合と大きくする場合とで変化はない。一方、PWM信号回路130の出力信号(PWM信号)波形は、出力電圧を小さくする場合にはデューティ比が小さくなり、出力電圧を大きくする場合にはデューティ比が大きくなる。また、入力電圧可変回路116a、116bは、出力電圧を小さくする場合には、直流電圧回路からの直流電圧のレベルを24Vから1Vに変換して出力し、出力電圧を大きくする場合には、直流電圧回路からの直流電圧のレベルを24Vから8Vに変換して出力する。また、駆動回路112の出力信号波形は、PWM信号のオフ期間にオンとなるものであり、出力電圧を大きくする場合と小さくする場合とで周波数に変化はなく、デューティ比もほぼ同一であるが、出力電圧を大きくする場合の方がピーク値が大きくなる。
図9は、第3の電源システムの構成を示すブロック図である。図9に示す電源システム100−3は、図4に示した電源システム100−1と比較すると、高圧電源装置110aの制御回路111aがデューティ可変回路117a及び可変制御回路118aにより構成されるとともに、高圧電源装置110bの制御回路111bがデューティ可変回路117b及び可変制御回路118bにより構成される。
図10は、電源システム100−3の回路図である。図10に示す電源システム100−3において、高圧電源装置210aでは、基準電圧回路212aは、24V入力ラインと24VRTN(接地)ラインとに接続されている。D/A変換回路214aは、PWM信号回路130からのPWM信号をアナログ信号に変換してOPアンプ218aの一方の入力端子へ出力する。OPアンプ218は、一方の入力端子がD/A変換回路214aに、他方の入力端子が抵抗246aの一端、コンデンサ244aの一端及び抵抗252aの一端にそれぞれ接続されるとともに、出力端子がN型のMOSFET228aのゲートに接続されている。磁心入りのインダクタンス222aは、一端が24V入力ラインに接続されている。
圧電トランス113aは、一方の一次電極がインダクタンス222aの他端、N型のMOSFET224aのドレイン、コンデンサ234aの一端に接続され、他方の一次電極が24VRTNラインに接続されている。また、二次電極がダイオード240aのカソード、ダイオード238aのアノードに接続されている。この圧電トランス113aは、一次電極に供給される電圧の周波数に応じた昇圧比で、その電圧を昇圧し、二次電極から出力する。
ダイオード240aのアノードは抵抗246aの他端、及び、抵抗248aの一端に接続されており、抵抗248aの他端が高圧電源装置110aの出力電圧となる。ダイオード238aのカソードとコンデンサ242aの一端は、24VRTNラインに接続されている。また、抵抗246aの一端は、一端が24VRTNラインに接続されたコンデンサ244aの他端、及び、抵抗252aの一端に接続されている。
MOSFET224aのゲートは、抵抗262aの一端、及び、N型のMOSFET228aのドレインに接続され、ソースは、24VRTNラインに接続されている。また、MOSFET228aのゲートは、抵抗226aの一端に接続され、ソースは、24VRTNラインに接続されている。更に、抵抗226aの他端は、基準電圧回路212a、抵抗254aの一端に接続されている。N型のトランジスタ256aとP型のトランジスタ258aは、ベースがクロック信号回路120及び抵抗254aの他端に接続されている。また、トランジスタ256aのコレクタは、基準電圧回路212aに接続され、トランジスタ258aのコレクタは、24VRTNラインに接続されている。更にトランジスタ256aのエミッタと、トランジスタ258aのエミッタは、抵抗262aの他端に接続されている。
また、抵抗226aの他端は、抵抗250aの一端、抵抗252aの他端、及び基準電圧回路252に接続され、抵抗250aの他端は、D/A変換回路214aに接続されている。なお、高圧電源装置110bの回路構成は、高圧電源装置110aと同様であるので、その説明は省略する。
再び、図9に戻って説明する。電源システム100−3において、高圧電源装置110a内のデューティ可変回路117aは、PWM信号回路130からのPWM信号を、可変制御回路118aを介して入力し、デューティ比を調整して駆動回路112aに出力する。駆動回路112aは、圧電トランス113aに供給するパルス電圧について、デューティ可変回路117aから入力したPWM信号のデューティ比に応じてパルス電圧のデューティを調整して出力の制御及び可変を行うとともに、周波数をクロック回路120からのクロック信号の周波数に一致させる。同様に、高圧電源装置110bのデューティ可変回路117bは、PWM信号回路130からのPWM信号を、可変制御回路118bを介して入力し、デューティ比を調整して駆動回路112bに出力する。駆動回路112bは、圧電トランス113bに供給するパルス電圧について、デューティ可変回路117bから入力したPWM信号のデューティ比に応じてパルス電圧のデューティを調整して出力の制御及び可変を行うとともに、周波数をクロック回路120からのクロック信号の周波数に一致させる。
従って、圧電トランス113a及び113bは、駆動回路112a及び112bがデューティ可変回路117a及び117bのよってデューティ比が調整された後のPWM信号に基づいて、パルス電圧のデューティを調整した後の入力電圧を昇圧して出力することになり、PWM信号回路130からのPWM信号のデューティ比を調整することによって、高圧電源装置110a及び110bの出力電圧を適切に制御することが可能となる。また、高圧電源装置110a及び110bのそれぞれにおいてPWM信号のデューティ比が調整されるため、高圧電源装置110a内の圧電トランス113aと、高圧電源装置110b内の圧電トランス113bとが、同一形状であって同一の特性となっていても、厚みが異なることによって異なる特性となっていても、高圧電源装置110a及び110bのそれぞれから所望の電圧を出力することが可能である。
図11は、出力負荷660a及び600bに供給される電圧(出力電圧)が大きい場合と小さい場合とにおけるクロック信号回路120、PWM信号回路130、デューティ可変回路117a、117b、駆動回路112a、112bの出力信号波形の一例を示す図である。図11に示すように、クロック信号回路120の出力信号波形は、出力電圧を小さくする場合と大きくする場合とで変化はない。一方、PWM信号回路130の出力信号(PWM信号)波形は、出力電圧を小さくする場合にはデューティ比が小さくなり、出力電圧を大きくする場合にはデューティ比が大きくなる。また、デューティ可変回路117a、117bの出力信号波形は、PWM信号のデューティ比に応じて基準となる信号がカットされてデューティ比が調整されたものである(カットされる部分は斜線部)。このデューティ可変回路117a、117bの出力信号波形のデューティ比は、出力電圧を小さくする場合にはPWM信号のデューティ比が小さいために基準となる信号の多くがカットされて小さくなり、出力電圧を大きくする場合にはPWM信号のデューティ比が小さいために基準となる信号が出力電圧を小さくする場合よりも少なくカットされて大きくなる。また、駆動回路112の出力信号波形は、デューティ可変回路117a、117bの出力信号のオフ期間にオンとなるものであり、出力電圧を大きくする場合と小さくする場合とで周波数に変化はない。しかし、出力電圧を小さくする場合にはデューティ可変回路117a、117bの出力信号のデューティ比が小さいため、駆動回路112の出力信号波形のデューティ比は大きくなり、出力電圧が大きくする場合にはデューティ可変回路117a、117bの出力信号のデューティ比が大きいため、駆動回路112の出力信号波形のデューティ比は小さくなる。
図12は、第4の電源システムの構成を示すブロック図である。図12に示す電源システム100−4は、高圧電源装置110a、110b、及び、マシンコントロールユニット(MCU)150を有する。高圧電源装置110a及び110bは、上述した電源システム100−1乃至100−3における高圧電源装置110a及び110bのいずれかと同一の構成である。MCU150は、クロック信号回路120、PWM信号回路130及びタイマ資源部140を有する。このタイマ資源部140は、クロック周波数演算部142、クロック周波数設定部146、PWMデューティ比設定部146を有する。
クロック周波数演算部142は、クロック信号回路120が発生するクロック信号の周波数、すなわち、高圧電源装置110a及び110b内の圧電トランス113a及び113b(図12では図示せず)を共振させるための周波数を演算する。
図13は、圧電トランス113a及び113b(以下、これら圧電トランス113a及び113bをまとめて、適宜「圧電トランス113」と称する)に入力される電圧の周波数と、圧電トランス113の昇圧比との対応関係を示す図である。
図13(a)に示すように、昇圧比は、入力電圧の周波数が、昇圧比がピークとなる際の周波数(共振周波数)の近傍である場合には、急激な変化を示している。このように昇圧比が急激な変化を示す部分では、入力電圧の周波数がわずかに変化しただけでも昇圧比の変化が大きくなり、安定した制御が困難である。このため、クロック周波数演算部142は、入力電圧の周波数、換言すれば、クロック信号の周波数を、昇圧比の変化が所定範囲内に収まるような周波数帯域(例えば、図13(a)の設定周波数帯)内の周波数とする。
また、図13(b)に示すように、昇圧比や共振周波数は、出力負荷600a及び600b(以下、これら出力負荷600a及び600bをまとめて、適宜「出力負荷600」と称する)のインピーダンス(負荷インピーダンス)の変化によって変動する。また、昇圧比は、周囲の温度や圧電トランス113のばらつきによっても変動する。このため、クロック周波数演算部142は、入力電圧の周波数、換言すれば、クロック信号の周波数を、負荷インピーダンスが変化して昇圧比及び共振周波数が変動しても、昇圧比の変化が所定範囲内に収まるような周波数帯域(例えば、図13(b)の設定周波数帯)内の周波数とする。
クロック周波数設定部144は、上述したクロック周波数演算部142によって算出された周波数をクロック信号回路120が出力するクロック信号の周波数として設定する。クロック信号回路120は、設定された周波数のクロック信号を高圧電源装置110a及び110bに対して出力する。
一方、PWMデューティ比設定部146は、PWM信号回路130が高圧電源装置110a及び110bに対して出力するPWM信号のデューティ比を設定する。上述したように、PWM信号のデューティ比によって、圧電トランス113に入力されるパルス電圧を制御し、更には、出力電圧の制御及び可変を行う。PWMデューティ比設定部146は、高圧電源装置110a及び110bのそれぞれから所望の電圧が出力されるように、高圧電源装置110aに対して出力するPWM信号のデューティ比と、高圧電源装置110bに対して出力するPWM信号のデューティ比とを設定する。このため、PWMデューティ設定部146からの出力値に応じて、圧電トランスが効率良く使えるような周波数をクロック周波数演算部142において設定することができる。
以上、説明したように、本発明に係る電源装置及び電源システムは、電源装置の小型化が可能となり、電源装置及び電源システムとして有用である。
従来の電源システムの構成を示す図である。 従来の電源システムにおけるPWM信号出力回路が出力するPWM信号のデューティ比と出力電圧との対応関係を示す図である。 従来の電源システムでの出力電圧が大きい場合と小さい場合とにおけるクロック信号回路、矩形波制御回路、駆動回路の出力信号の一例を示す図である。 第1の電源システムの構成を示す図である。 圧電トランスの特性の一例を示す図である。 第2の電源システムの構成を示す図である。 第2の電源システムの回路図である。 第2の電源システムでの出力電圧が大きい場合と小さい場合とにおけるクロック信号回路、PWM信号回路、入出力可変回路、駆動回路の出力信号の一例を示す図である。 第3の電源システムの構成を示す図である。 第3の電源システムの回路図である。 第3の電源システムでの出力電圧が大きい場合と小さい場合とにおけるクロック信号回路、PWM信号回路、デューティ可変回路、駆動回路の出力信号波形の一例を示す図である。 第4の電源システムの構成を示す図である。 第4の電源システムにおける圧電トランスにおける入力電圧と昇圧比との対応関係を示す図である。
符号の説明
100−1、100−2、100−3、100−4 電源システム
110a、110b 高圧電源装置
111a、111b 制御回路
112a、112b 駆動回路
113a、113b 圧電トランス
114a、114b 二次側回路
115a、115b 検知回路
116a、116b 入力電圧可変回路
117a、117b デューティ可変回路
118a、118b 可変制御回路
120 クロック信号回路
130 PWM信号回路0
140 タイマ資源部
142 クロック周波数設定部
144 クロック周波数設定部
146 PWMデューティ比設定部
150 マシンコントロールユニット(MCU)

Claims (1)

  1. 圧電トランスを内蔵し、前記圧電トランスの入力にパルス電圧を印加し共振させることで所定の昇圧比で出力電圧を得る電源装置であって、
    前記圧電トランスの前段において、前記PWM信号のデューティ比に応じて、前記パルス電圧のデューティ可変を行うためにスイッチング素子のデューティ可変回路を有し、
    前記パルス電圧の周波数は、外部から入力するクロック信号の周波数により決定されるとともに、外部から入力するPWM信号により前記出力電圧のオン、オフ及び可変を行うことを特徴とする電源装置。
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