JP4720241B2 - 救急自動車用防振ベッドのスライドロック機構 - Google Patents

救急自動車用防振ベッドのスライドロック機構 Download PDF

Info

Publication number
JP4720241B2
JP4720241B2 JP2005088011A JP2005088011A JP4720241B2 JP 4720241 B2 JP4720241 B2 JP 4720241B2 JP 2005088011 A JP2005088011 A JP 2005088011A JP 2005088011 A JP2005088011 A JP 2005088011A JP 4720241 B2 JP4720241 B2 JP 4720241B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
side edge
slide
lock plate
rotating body
notch
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2005088011A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006263288A (ja
Inventor
弘之 片野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP2005088011A priority Critical patent/JP4720241B2/ja
Publication of JP2006263288A publication Critical patent/JP2006263288A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4720241B2 publication Critical patent/JP4720241B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Seats For Vehicles (AREA)
  • Invalid Beds And Related Equipment (AREA)

Description

本発明は、救急自動車におけるスライド部のスライドを阻止する救急自動車用防振ベッドのスライドロック機構に関する。
従来、救急自動車の後部室には、防振ベッドが設けられており、該防振ベッドは、搬送されたストレッチャーを載置した状態で支持できるように構成されている。
この防振ベッドは、側壁面に寄せて設置されているが、この側壁面側に診察装置を配置したり、この側壁面側からの診察を要する場合がある。このため、前記防振ベッドには、キャスターが設けられており、横方向へスライドできるように構成されている。また、前記防振ベッドには、当該防振ベッドの不用意な横滑りを防止する為のスライドロック機構が設けられている。
図8は、スライドロック機構801を示す図であり、該スライドロック機構801は、フロアに立設されたロックピン802と、該ロックピン802と係合するロック部803とによって構成されている。該ロック部803は、防振ベッドに固定される固定部804と、該固定部804にスライド自在に支持された可動部805とを備えており、該可動部805の先端部には、前記ロックピン802が挿入される係止溝806,・・・が複数並設されている。
また、前記固定部804と前記可動部805との間には、スプリング811,811が設けられており、前記可動部805は、先端側へ向けて付勢され、いずれかの係止溝806に前記ロックピン802が挿入された状態で係合するように構成されている。前記可動部805には、当該可動部805を後退させるロッド812が連結されており、該ロッド812は、図外の操作部に連結されている。
これにより、前記防振ベッドを幅方向821にスライドする際には、前記操作部を操作して前記可動部805を後退させることにより、前記係止溝806と前記ロックピン802との係合状態を解除して当該防振ベッドをスライドできるように構成されている。また、前記操作部を解放することによって、前記ロックピン802をいずれかの係止溝806に係合して、前記防振ベッドの不用意なスライドを防止できるように構成されている。
しかしながら、このような従来のスライドロック機構801にあっては、可動部805を固定部804に沿ってスライドさせる構造上、摺接抵抗が大きく、大きな操作力を要するという問題があった。
また、前記可動部805に設けられた一方側の係止溝806から他方側の係止溝806までの寸法を、防振ベッドのスライド量に合わせて確保する必要があり、小型化の阻害要因となっていた。
本発明は、このような従来の課題に鑑みてなされたものであり、操作力の低減及び小型化を図ることができる救急自動車用防振ベッドのスライドロック機構を提供することを目的とするものである。
前記課題を解決するために本発明の請求項1の救急自動車用防振ベッドのスライドロック機構にあっては、基準面に沿ってスライドされるスライド部のスライドを阻止する救急自動車用防振ベッドのスライドロック機構において、前記スライド部に回動自在に支持された回転操作される回転体と、前記基準面に固定されたロックプレートとで構成し、前記回転体は、横長の板材で構成され、その中央部に前記スライド部に回動自在に支持される軸部が設けられ、この軸部を回転中心として回転体がスライド部に対して回動自在に支持されており、前記ロックプレートは、固定状態において防振ベッドの幅方向に延在する長板状部材によって構成され、その両端縁のうち一方側が一側縁に形成され、この一側縁の反対側の他方側が他側縁に形成され、前記ロックプレートにおける一側縁の長手方向の端部には、短手方向の内側に向けて凹む干渉回避部が形成され、前記回転体は、ロックプレートの上に配置され、ロックプレートの長手方向に沿って移動可能に構成されており、前記スライド部のスライドに伴って前記ロックプレートの一側縁に沿って移動する一方側係合部を前記回転体の回転中心を境とする一方側に設け、前記回転体の前記回転中心を境とする他方側に前記ロックプレートの他側縁に沿って移動する他方側係合部を設ける一方、前記ロックプレートの前記一側縁に前記一方側係合部と係合する一側縁切欠部を設け、前記ロックプレートの前記他側縁に前記他方側係合部と係合する他側縁切欠部を設けるとともに、前記一方側係合部が前記一側縁切欠部に係合する前記スライド部のスライド位置と、前記他方側係合部が前記他側縁切欠部に係合する前記スライド部のスライド位置とが異なるように前記一側縁切欠部と前記他側縁切欠部との配置を設定し、前記一方側係合部が前記一側縁切欠部に係合した状態においては、前記他方側係合部が前記他側縁から離間され、前記他方側係合部が前記他側縁切欠部に係合した状態においては、前記一方側係合部が前記一側縁から離間され、または、前記一方側係合部が前記干渉回避部に配置されるように前記一方側係合部と前記他方側係合部との離間距離を設定した
すなわち、スライド部をスライドし、回転体に設けられた一方側係合部が基準面に固定されたロックプレートの一側縁切欠部に達した際には、前記回転体が回動することによって前記一方側係合部が前記一側縁切欠部に係合し、前記スライド部のスライドが阻止される。
この状態において、前記スライド部のスライドを許容する際には、前記回転体を回転操作することで、当該回転体の回転中心を境とする一方側に設けられた前記一方側係合部を前記一側縁切欠部から離脱する。これにより、前記スライド部のスライドが許容される。
このように、前記回転体を回動操作することによって、前記スライド部のスライドが阻止されたロック状態とスライドが許容されたアンロック状態とを形成することができる。
そして、前記スライド部をスライドし、前記回転体に設けられた他方側係合部が前記ロックプレートの他側縁切欠部に達した際には、前記回転体が回動して前記他方側係合部が前記他側縁切欠部に係合することで、前記スライド部のスライドが阻止される。
このとき、前記一方側係合部は、前記回転体の回転中心を境とする一方側に設けられており、前記他方側係合部は、前記回転中心を境とする他方側に設けられ、前記一方側係合部と前記他方側係合部とは、離れた位置に設定されている。
このため、例えば前記回転体の右端部に設けられた一方側係合部を、ロックプレートの左端部に設けられた一側縁切欠部に係合した状態においては、前記回転体の回転中心を前記一側縁切欠部よりさらに左方に配置することができる。また、前記回転体の左端部に設けられた他方側係合部を、ロックプレートの右端部に設けられた他側縁切欠部に係合した状態においては、前記回転体の回転中心を前記他側縁切欠部よりさらに右方に配置することができる。
また、請求項1救急自動車用防振ベッドのスライドロック機構においては、前記一方側係合部が前記一側縁切欠部に係合した状態においては、前記他方側係合部が前記他側縁から離間され、前記他方側係合部が前記他側縁切欠部に係合した状態においては、前記一方側係合部が前記一側縁から離間され、または、前記一方側係合部が前記干渉回避部に配置されるように前記一方側係合部と前記他方側係合部との離間距離を設定した。
これにより、回転体の一方側係合部がロックプレートの一側縁切欠部に係合する際に、前記回転体の他方側係合部が前記ロックプレートの他側縁に干渉し、前記一方側係合部の前記一側縁切欠部への係合が阻害されるといった不具合が解消される。
同様に、回転体の他方側係合部がロックプレートの他側縁切欠部に係合する際に、前記回転体の一方側係合部が前記ロックプレートの一側縁に干渉し、前記他方側係合部の前記他側縁切欠部への係合が阻害されるといった不具合が解消される。
以上説明したように本発明の請求項1の救急自動車用防振ベッドのスライドロック機構にあっては、スライド部に支持された回転体を回動操作することによって、前記スライド部のスライドが阻止されたロック状態とスライドが許容されたアンロック状態とを形成することができる。これにより、操作力の低減を図ることができる。
したがって、可動部を固定部に沿ってスライド操作してロック状態及びアンロック状態を形成する従来と比較して、操作時の摺接抵抗を小さくすることができる。これにより、操作力の低減を図ることができる。
そして、ロックプレートに設けられた第1及び他側縁切欠部と係合する第1及び他方側係合部は、回転体の離れた位置に設けられており、前記回転体の各係合部を前記ロックプレートの各切欠部に係合した状態において、当該回転体の回転中心を各切欠部より側方へずれた位置に配置することができる。これにより、前記スライド部のスライド量を、両側に設けられた切欠部の離間距離より大きくすることができる。
このため、スライド部のスライド量が可動部に設けられた各係止溝の離間距離と一致する従来と比較して、所定のスライド量を確保しつつ、前記各切欠部が設けられたロックプレートの小型化を図ることができる。
また、請求項1救急自動車用防振ベッドのスライドロック機構においては、回転体の各係合部がロックプレートの対応した切欠部に係合する際に、他方の係合部が前記ロックプレートの側縁に干渉し、係合部と切欠部との係合を阻害するといった不具合を、回避構造を別途設けることなく解消することができる。
以下、本発明の一実施の形態を図に従って説明する。図1は、本実施の形態にかかるスライドロック機構を備えた防振ベッド1を示す図であり、該防振ベッド1は、救急自動車の後部室に設けられ、搬入されたストレッチャーを載置した状態で支持できるように構成されている。
この防振ベッド1は、基準面としてのフロア11に固定されるロアフレーム12と、該ロアフレーム12に対して上下動自在に支持されるアッパフレーム13と、該アッパフレーム13を前記ロアフレーム12に支持する緩衝機構14とを備えており、前記アッパフレーム13上には、図2にも示すように、ストレッチャーが載置される載置部15が設けられている。
前記緩衝機構14は、図1に示したように、当該防振ベッド1の左側部及び右側部に設けられた四節リンク21,21を中心として構成されており、両四節リンク21は、同構造を有している。この四節リンク21は、前記アッパフレーム13の側部メンバが構成する上部リンク22と、該上部リンク22の前方支持部23に前部ブラケット24を介して回動自在に支持された前部回動リンク25と、前記上部リンク22の後方支持部26に後部ブラケット27を介して回動自在に支持された前記後部回動リンク28と、両回動リンク28,28を連結する連結リンク29とで構成されており、前記前部回動リンク25に付与されたスプリング30からの付勢力が前記アッパフレーム13を上動させる力として作用するように構成されている。
前記ロアフレーム12の底部には、図2に示したように、キャスター41,41が前後の二カ所に設けられており、当該防振ベッド1を幅方向に移動できるように構成されている。また、前記ロアフレーム12の底部には、図3に示すように、矩形状の開口部42,42が前後の二カ所に設けられており、各開口部42,42には、前記フロア11に沿ってスライドされる防振ベッド1のスライドを阻止するスライドロック機構43,43が設けられている。
このスライドロック機構43の一方には、図4に示すように、ワイヤ51を介して操作レバー52が接続されており、該操作レバー52操作時に作動するように構成されている。前記両スライドロック機構43,43は、ロッド53によって連結されており、両スライドロック機構43,43が連動するように構成されている。
前記スライドロック機構43は、図4及び図5に示すように、前記ロアフレーム12の前記開口部42に架橋した状態で固定されるベースプレート61と、該ベースプレート61中央の円筒部62に回動自在に支持された回転体としての回転プレート63と、前記フロア11にカラー64を介して固定されたロックプレート65とによって構成されている(図4参照)。
前記回転プレート63は、横長の板材によって構成されており、その中央部には、前記ベースプレート61の前記円筒部62に回動自在に支持される軸部71が設けられている。前記回転プレート63には、前記軸部71で構成された回転中心72を境とする一方側に、一方側係合部としての円柱状の第1係合部73が設けられており、該第1係合部73は、下方へ向けて延出している。前記回転プレート63の前記回転中心72を境とする他方側には、他方側係合部としての円柱状の第2係合部74が設けられており、該第2係合部74も、下方へ向けて延出している。
また、前記回転プレート63の前記回転中心72を境とする一方側には、ロッド係止穴81が設けられており、前記ロッド53を係止できるように構成されている(図4参照)。前記回転プレート63の前記回転中心72を境とする他方側には、前記ワイヤ51が係止されるワイヤ係止ピン82と第1係止穴83とが設けられており、該第1係止穴83と前記ベースプレート61に設けられた第2係止穴84との間にコイルスプリング85が張設されることによって(図4参照)、当該回転プレート63には回転力が付与されている。これにより、前記防振ベッド1をスライドした際には、前記回転プレート63の前記第1係合部73が前記ロックプレート65の車両前方FR側の一側縁86に摺接して移動するとともに、前記第2係合部74が前記ロックプレート65の車両後方RR側の他側縁87に摺接して移動するように構成されている。
前記ロックプレート65は、固定状態において前記防振ベッド1の幅方向に延在する長板状部材によって構成されており、左端部には、車両前方FRへ向けて延出する前方延出部91が設けられている。前記ロックプレート65の右端部には、車両後方RRへ向けて延出する後方延出部92が設けられており、両延出部91,92には、前記フロア11への固定点93,94が設定されている。
このロックプレート65の前記一側縁86には、一側縁切欠部としての第1切欠部101と第2切欠部102とが前記前方延出部91側から前記後方延出部92側へ向けて順に設けられており、両切欠部101,102は、車両前方FRへ向けて開口したU字状の切り欠きによって構成されている。各切欠部101,102は、前記第1係合部73を挿入した状態で係合できる大きさに形成されており、いずれかの切欠部101,102に前記前記第1係合部73を係合した状態で、前記防振ベッド1の幅方向へのスライドを阻止できるように構成されている。
前記前方延出部91の内縁111は、前記一側縁86と交差する方向に延在しており、該一側縁86に沿って移動する前記第1係合部73のストッパとして機能するように構成されている。また、前記一側縁86には、前記第2切欠部102より前記後方延出部92側の部位に車両後方RRへ後退した干渉回避部112が設けられている。
前記ロックプレート65の前記他側縁87には、他側縁切欠部としての第3切欠部121と第4切欠部122と第5切欠部123とが前記前方延出部91側から前記後方延出部92側へ向けて順に設けられており、各切欠部121〜123は、車両後方RRへ向けて開口したU字状の切り欠きによって構成されている。各切欠部121〜123は、前記第2係合部74を挿入した状態で係合できる大きさに形成されており、いずれかの切欠部121〜123に前記前記第2係合部74を係合した状態で、前記防振ベッド1の幅方向へのスライドを阻止できるように構成されている。
前記後方延出部92の内縁131は、前記他側縁87と交差する方向に延在しており、該他側縁87に沿って移動する前記第2係合部74のストッパとして機能するように構成されている。また、前記他側縁87は、前記第3切欠部121より左方側が円弧状に丸められている。
図6及び図7は、前記防振ベッド1をスライドしてロックした状態を示す図で、図6の(a)には、前記回転プレート63の第1係合部73が前記ロックプレート65の第1切欠部101に係合した第1スライド位置141が示されており、図6の(b)には、前記回転プレート63の第1係合部73が前記ロックプレート65の第2切欠部102に係合した第2スライド位置142が示されている。
また、図7の(a)には、前記回転プレート63の第2係合部74が前記ロックプレート65の第3切欠部121に係合した第3スライド位置143が示されており、図7の(b)には、前記回転プレート63の第2係合部74が前記ロックプレート65の第5切欠部123に係合した第5スライド位置144が示されている。なお、図示は省略したが、前記回転プレート63の第2係合部74が前記ロックプレート65の第4切欠部122に係合した第4スライド位置も形成できるうように構成されている。
このように、前記各係合部73,74が対応するいずれかの切欠部101,102,121〜123に係合した各スライド位置141〜144では、前記防振ベッド1の位置が、それぞれ異なるように各切欠部101,102,121〜123の位置が設定されている。
また、図6の(a)に示したように、前記第1係合部73が前記第1切欠部101に係合した状態で前記第2係合部74の前記他側縁87への干渉を回避するとともに、図7の(b)に示したように、前記第2係合部74が前記第5切欠部123に係合した状態で前記第1係合部73の前記一側縁86への干渉を回避するように、前記第1係合部73と前記第2係合部74との離間距離が設定されている。
さらに、図7の(a)に示したように、前記第2係合部74が前記第3切欠部121に係合した状態では、前記第1係合部73が前記干渉回避部112に配置されることによって、前記第1係合部73と前記一側縁86との干渉を回避できるように構成されている。
以上の構成にかかる本実施の形態において、操作レバー52を操作してスライドロック機構43によるロック状態を解除して防振ベッド1をスライドし、回転プレート63に設けられた第1係合部73がフロア11に固定されたロックプレート65の第1切欠部101に達した際には、前記回転プレート63がコイルスプリング85の付勢力で回動することによって、前記第1係合部73が前記第1切欠部101に係合し、前記防振ベッド1のスライドが阻止される。
この状態において、前記防振ベッド1のスライドを許容する際には、前記操作レバー52を操作して前記回転プレート63を回転操作することで、当該回転プレート63の回転中心72を境とする一方側に設けられた前記第1係合部73を前記第1切欠部101から離脱する。これにより、前記防振ベッド1のスライドが許容される。
このように、前記回転プレート63を回動操作することによって、前記防振ベッド1のスライドが阻止されたロック状態とスライドが許容されたアンロック状態とを形成することができる。
したがって、可動部を固定部に沿ってスライド操作してロック状態及びアンロック状態を形成する従来と比較して、操作時の摺接抵抗を小さくすることができる。これにより、操作力の低減を図ることができる。
そして、このアンロック状態において、前記防振ベッド1をスライドし、例えば前記回転プレート63に設けられた第2係合部74が前記ロックプレート65の第5切欠部123に達した際に前記操作レバー52から手を放すと、前記回転プレート63が回動して前記第2係合部74が前記第5切欠部123に係合し、前記防振ベッド1のスライドが阻止される。
このとき、前記第1係合部73は、前記回転プレート63の回転中心72を境とする一方側に設けられており、前記第2係合部74は、前記回転中心72を境とする他方側に設けられ、前記第1係合部73と前記第2係合部74とは、離れた位置に設定されている。
このため、図6の(a)に示したように、前記回転プレート63の右端部に設けられた第1係合部73を、前記ロックプレート65の左端部に設けられた第1切欠部101に係合した状態では、前記回転プレート63の回転中心72を前記第1切欠部101よりさらに左方に配置することができる。また、図6の(b)に示したように、前記回転プレート63の左端部に設けられた第2係合部74を、前記ロックプレート65の右端部に設けられた第5切欠部123に係合した状態では、前記回転プレート63の回転中心72を前記第5切欠部123よりさらに右方に配置することができる。
これにより、前記防振ベッド1のスライド量を、前記ロックプレート65の両端部に設けられた切欠部101,123の離間距離より大きくすることができる。このため、防振ベッドのスライド量が可動部に設けられた各係止溝の離間距離と一致する従来と比較して、所定のスライド量を確保しつつ、前記各切欠部101,102,111〜123が設けられた前記ロックプレート65の小型化を図ることができる。
また、図6の(a)に示したように、前記第1係合部73が前記第1切欠部101に係合した状態で前記第2係合部74の前記他側縁87への干渉を回避するとともに、図7の(b)に示したように、前記第2係合部74が前記第5切欠部123に係合した状態で前記第1係合部73の前記一側縁86への干渉を回避するように、前記第1係合部73と前記第2係合部74との離間距離が設定されている。
このため、前記回転プレート63の第1係合部73が前記ロックプレート65の第1切欠部101に係合する際に、前記回転プレート63の第2係合部74が前記ロックプレート65の他側縁87に干渉し、前記第1係合部73の前記第1切欠部101への係合が阻害されるといった不具合を、回避構造を別途設けることなく解消することができる。
同様に、前記回転プレート63の第2係合部74が前記ロックプレート65の第5切欠部123に係合する際に、前記回転プレート63の第2係合部74が前記ロックプレート65の一側縁886に干渉し、前記第2係合部74の前記第5切欠部123への係合が阻害されるといった不具合を、回避構造を別途設けることなく解消することができる。
そして、前記ロックプレート65の前記一側縁86及び他側縁87には、第1〜第5切欠部101,102,111〜123が設けられているので、前記防振ベッド1のスライドロック位置を5カ所に設定することができる。
本発明の一実施の形態を示す分解斜視図である。 同実施の形態の断面図である。 同実施の形態のロアフレームを示す平面図である。 同実施の形態のスライドロック機構を示す斜視図である。 同実施の形態のスライドロック機構を示す分解斜視図である。 同実施の形態の防振ベッドをスライドしてロックした状態を示す図で、(a)は第1スライド位置でのロック状態を示す図であり、(b)は第2スライド位置でのロック状態を示す図である。 同実施の形態の防振ベッドをスライドしてロックした状態を示す図で、(a)は第3スライド位置でのロック状態を示す図であり、(b)は第5スライド位置でのロック状態を示す図である。 従来のスライドロック機構を示す平面図である。
符号の説明
1 防振ベッド
11 フロア
43 スライドロック機構
63 回転プレート
65 ロックプレート
72 回転中心
73 第1係合部
74 第2係合部
86 一側縁
87 他側縁
101 第1切欠部
102 第2切欠部
121 第3切欠部
122 第4切欠部
123 第5切欠部
141 第1スライド位置
144 第5スライド位置

Claims (1)

  1. 基準面に沿ってスライドされるスライド部のスライドを阻止する救急自動車用防振ベッドのスライドロック機構において、
    前記スライドロック機構は、前記スライド部に回動自在に支持された回転操作される回転体と、前記基準面に固定されたロックプレートとで構成し、
    前記回転体は、横長の板材で構成され、その中央部に前記スライド部に回動自在に支持される軸部が設けられ、この軸部を回転中心として回転体がスライド部に対して回動自在に支持されており、
    前記ロックプレートは、固定状態において防振ベッドの幅方向に延在する長板状部材によって構成され、その両端縁のうち一方側が一側縁に形成され、この一側縁の反対側の他方側が他側縁に形成され、
    前記ロックプレートにおける一側縁の長手方向の端部には、短手方向の内側に向けて凹む干渉回避部が形成され、
    前記回転体は、前記ロックプレートの上に配置され、ロックプレートの長手方向に沿って移動可能に構成されており、
    前記スライド部のスライドに伴って前記ロックプレートの一側縁に沿って移動する一方側係合部を前記回転体の回転中心を境とする一方側に設け、前記回転体の前記回転中心を境とする他方側に前記ロックプレートの他側縁に沿って移動する他方側係合部を設ける一方、
    前記ロックプレートの前記一側縁に前記一方側係合部と係合する一側縁切欠部を設け、前記ロックプレートの前記他側縁に前記他方側係合部と係合する他側縁切欠部を設けるとともに、前記一方側係合部が前記一側縁切欠部に係合する前記スライド部のスライド位置と、前記他方側係合部が前記他側縁切欠部に係合する前記スライド部のスライド位置とが異なるように前記一側縁切欠部と前記他側縁切欠部との配置を設定し、
    前記一方側係合部が前記一側縁切欠部に係合した状態においては、前記他方側係合部が前記他側縁から離間され、
    前記他方側係合部が前記他側縁切欠部に係合した状態においては、前記一方側係合部が前記一側縁から離間され、または、前記一方側係合部が前記干渉回避部に配置されるように前記一方側係合部と前記他方側係合部との離間距離を設定したことを特徴とする救急自動車用防振ベッドのスライドロック機構。
JP2005088011A 2005-03-25 2005-03-25 救急自動車用防振ベッドのスライドロック機構 Active JP4720241B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005088011A JP4720241B2 (ja) 2005-03-25 2005-03-25 救急自動車用防振ベッドのスライドロック機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005088011A JP4720241B2 (ja) 2005-03-25 2005-03-25 救急自動車用防振ベッドのスライドロック機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006263288A JP2006263288A (ja) 2006-10-05
JP4720241B2 true JP4720241B2 (ja) 2011-07-13

Family

ID=37199837

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005088011A Active JP4720241B2 (ja) 2005-03-25 2005-03-25 救急自動車用防振ベッドのスライドロック機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4720241B2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61163035A (ja) * 1985-01-10 1986-07-23 Fuji Kiko Co Ltd 車両用シ−トスライド装置
JPH03146060A (ja) * 1989-11-01 1991-06-21 Toshin Jidosha Kogyosho:Kk 救急車のストレッチャー載置装置

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5020733B1 (ja) * 1970-11-04 1975-07-17

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61163035A (ja) * 1985-01-10 1986-07-23 Fuji Kiko Co Ltd 車両用シ−トスライド装置
JPH03146060A (ja) * 1989-11-01 1991-06-21 Toshin Jidosha Kogyosho:Kk 救急車のストレッチャー載置装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006263288A (ja) 2006-10-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4770835B2 (ja) 車両用シートの移動装置
JP4480036B2 (ja) アームレストの取付け構造
JP4984471B2 (ja) 車両用シートスライド装置
JP3356970B2 (ja) 車両用シート取付構造
JP6456253B2 (ja) シートスライド装置
JP6263652B2 (ja) シャーシシステム用のスライドレールアセンブリ
JP6802665B2 (ja) シートリクライニング装置
US20200278023A1 (en) Shift device
US20120260701A1 (en) Steering locking device
RU2673322C2 (ru) Узел подлокотника транспортного средства (варианты) и подлокотник транспортного средства
JP7079401B2 (ja) 車両用シート装置
JP5845949B2 (ja) 車両用シートスライド装置
US8465074B2 (en) Pick-up style utility vehicle with expandable cargo bed
JP5795397B2 (ja) 電気的手動解除シート
JP4720241B2 (ja) 救急自動車用防振ベッドのスライドロック機構
JP4609292B2 (ja) 車両用収納ボックス
WO2018202295A1 (en) A vehicle storage compartment arrangement
JP5073320B2 (ja) 車両用シートスライド装置
WO2018229852A1 (ja) 開閉装置移動機構
JP2006168688A (ja) 車両用シートスライド装置
JP4853074B2 (ja) 車両用シートスライド装置
JP6777455B2 (ja) 車両用シートの駆動装置
JP5025595B2 (ja) 車両用のステップ装置
JP2016165967A (ja) グラブボックス
JP7026198B1 (ja) 車両用回転シートのインターロック装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080227

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100520

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100615

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20101109

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110203

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20110215

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110308

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110321

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140415

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150