JP5073320B2 - 車両用シートスライド装置 - Google Patents

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本発明は、主として車両の三列シートにおける二列目のシートを前後方向へ移動させるためのシートスライド装置に関する。
この種のシートスライド装置については、例えば特許文献1に開示された技術が既に知られている。この技術では、ロングタイプのスライドレール上に配置された前後の両シートのうち、いずれか一方のシートを他方のシートに向けて移動させるときに、その移動量を規制して両シートの間に所定のスペースを確保するためのストッパーを備えている。このストッパーは、所定のスペースを確保するのに必要な長さを有する。また、ストッパーは、両シートの間において一方のシートに追従して移動するように、レールに対して取り外し可能に組み付けられる。
特開平9−39615号公報
特許文献1のシートスライド装置では、シートに対する移動量の規制を解除してフルストロークで移動させたいとき、ストッパーをレールから取り外す作業が必要になる。そして、このストッパーは両シートの間に確保されるスペースに対応した長さを有するので、取り外した後の取り扱いが煩雑であり、また長尺のストッパーの格納スペースを車内に確保することも困難である。
本発明は、このような課題を解決しようとするもので、その目的は、車両用シートスライド装置におけるストッパーを、シートの移動量を規制する使用状態から規制を解除した待機状態に切り替える操作を簡単にするとともに、待機状態のストッパーの処置についての配慮も不要とすることである。
本発明は、上記の目的を達成するためのもので、以下のように構成されている。
第1の発明は、フロア側に固定されたロアレールに対し、シート側に固定されたアッパレールが前後方向へスライド可能に組み付けられた車両用シートスライド装置であって、ロアレールの内部において回転可能に支持されているとともに、アッパレールの後方へのスライド量を規制するための位置に設けられたストッパーと、このストッパーを切り替え操作することが可能な操作部とを備えている。ストッパーは、通常はアッパレールの後方へのスライドを受け止め可能な使用状態に保持されているとともに、操作部の操作によってストッパーが使用状態からアッパレールの後方へのスライドを受け止め不可能な待機状態に作動するように構成されている。そして、使用状態におけるストッパーは、少なくともその一部がロアレールの内部においてアッパレールの下面よりも上方へ突出した回転位置となるようにスプリング力を受けており、待機状態におけるストッパーは、スプリング力に抗してロアレールの内部の内底部に倒し込まれた回転位置に操作されるように設定されている。
この構成によれば、通常は使用状態に保持されているストッパーにより、アッパレールの後方へのスライドを受け止めてシートの後方への移動量を規制することができる。また、操作部の操作によってストッパーを使用状態から待機状態に簡単に切り替えることができ、それによってシートを後方へフルストロークで移動させることができる。そして、待機状態のストッパーを手作業で格納するなどの処置も不要となる。
また、ストッパーは、スプリング力を受けた回転位置において使用状態となり、このスプリング力に抗して倒し込まれた回転位置において待機状態となるので、ストッパーを回転させるだけの簡単な操作により、使用状態あるいは待機状態への切り替えが可能となる。
の発明は、第の発明において、ストッパーは、その一端部が回転軸によってロアレールに支持されているとともに、他端部が、ストッパーの使用状態においてはロアレールの係止部に支えられた状態で、アッパレールの後方へのスライドを受け止めるように構成されている。
このように使用状態におけるストッパーは、その両端部がロアレールに支持された状態でアッパレールの後方へのスライドを受け止めることになるので、シートの移動量を規制するストッパーとしての信頼性が向上する。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、図面を用いて説明する。
図1は、車両用シートの概要を表した側面図である。この図面では、車両の前後方向に沿って配列された三列シートのうち、二列目のシートS1と三列目のシートS2とが示されている。そして、二列目のシートS1はスライドレール10により、フロアFに対して車両の前後方向へ移動させることができる。なお、スライドレール10はシートS1の幅方向に関する左右両側にそれぞれ配置されている。
図2は、スライドレール10の一部を拡大して表した側面図である。図3は、図2の一部を拡大して表した縦断面図である。図4は、図3のA-A矢視方向の断面図である。これらの図面で明らかなように、スライドレール10はロアレール12とアッパレール14とによって構成されている。ロアレール12はフロアFに固定され、アッパレール14はシートS1におけるシートクッションS1aの固定され、ロアレール12に対してアッパレール14が前後方向へスライド可能に組み付けられている。なお、ロアレール12は、レッグ13によってフロアFに固定されている(図1、図2)。
図4で明らかなように、ロアレール12の両側において、それぞれの下部から上方へ立ち上げられた両側壁部12aの端部は、下方へ折り返された形状の垂下部12bとなっている。一方、アッパレール14の両側において、それぞれの上部から下方へ延びる両側壁部14aの端部は、ロアレール12における両側壁部12aの内面と両垂下部12bとの間に位置している。そして、アッパレール14における両側壁部14aの端部に形成されている個々の傾斜部14bと、ロアレール12における両側壁部12aの内面との間にボール16がそれぞれ組み込まれている。
また、スライドレール10は、スライドロック機構(図示省略)を備えている。このロック機構は、周知のようにロアレール12に対するアッパレール14のスライドをそのスライド方向に関する複数位置でロックし、かつ、レバー操作によってロックを解除することができる。したがってロック機構は、そのロックを解除することでシートS1を前後方向へ移動させることができ、かつ、所定の位置でシートS1の移動をロックすることができる。
二列目のシートS1を最も後方へ移動させ、その位置でロックした状態が図1の仮想線で示されている。この状態では、図1からも分かるように三列目のシートS2におけるフロアF上の足元スペースが、かなり狭くなっている。このため、三列目のシートS2に着座者がいる場合は、シートS1の後方への移動を仮想線の位置よりも前方寄りの位置で規制することが必要となる。
そのための構成として、まず二列目シートS1と三列目のシートS2との間に充分なスペースを確保した状態でのアッパレール14の後端面の位置を求め、その位置に対応するロアレール12側の仮想位置を規制位置Kとする(図2、図3)。この規制位置Kに基づき、ロアレール12の内部にストッパー20が設けられている。このストッパー20は、ロアレール12の内部において回転軸22で回転可能に支持され、通常は図面の実線で示す起立状態(使用状態)に保持されている。そして、ストッパー20を切り替え操作するための操作部30が操作されると、このストッパー20が回転軸22の軸線回りに回転し、図3の仮想線で示す倒れ込み状態(待機状態)に作動する。
ストッパー20は、矩形の平板形状をしており、矩形の一辺を構成する一方の端部においてボス部20aを備えている。回転軸22は、ストッパー20のボス部20aに挿通され、かつ、両端部がロアレール12の両側壁部12aに対してそれぞれ回転可能に支持されている。そして、回転軸22の両端部は、ロアレール12における両側壁部12aの外側にそれぞれ突出している(図4)。
ストッパー20におけるボス部20aの反対側で矩形の一辺を構成する先端部20bは、ロアレール12における両垂下部12bの下端部に設けられている個々の係止部12cに接触可能である。つまり、ストッパー20が既に述べた使用状態にあるとき、その先端部20bがロアレール12の係止部12cに接触して支えられる。また、この使用状態においては、ストッパー20の受け面20cが規制位置Kと一致し、この受け面20cによってアッパレール14の後端面を受け止めることができる(図3)。
ストッパー20を切り替え操作するための操作部30について説明すると、回転軸22の両端部のうち、ロアレール12における一方の側壁部12aの外側に位置する端部には、操作部30を構成すケーブルレバー32の基端部32aが一体的に結合されている。このケーブルレバー32の先端部は、操作ケーブル34との連結部32bになっている。操作ケーブル34は、アウターケーブル34aとインナーケーブル34bとからなり、ロアレール12の下面に固定されたブラケット36にアウターケーブル34aの端部が結合されている。また、インナーケーブル34bの端部は、ケーブルレバー32の連結部32bに連結されている。なお、インナーケーブル34bの他端部は、手動式あるいは電動式のレバー部材(図示省略)に連結され、該レバー部材の操作によって引っ張られる。
回転軸22の両端部のうち、ケーブルレバー32が設けられている側とは反対側の端部外周には、トーションコイルスプリング37が組み付けられている(図4)。このスプリング37の一端はロアレール12に係合しており、他端は回転軸22に係合している。これにより、回転軸22には常に図3における時計回り方向へのスプリング力が作用しており、ストッパー20および操作部30は図3の実線で示す使用状態に保持される。
このように構成されたシートスライド装置において、既に説明したように通常状態でのストッパー20は図面の実線で示す使用状態に保持されている。したがって、ロアレール12に対するアッパレール14の後方へのスライドは、ストッパー20の受け面20cにより規制位置Kで受け止められる。このため、二列目シートS1の後方への移動量が規制され、図1に示されている三列目シートS2の足元スペースが充分に確保される。
なお、既に説明したように使用状態におけるストッパー20の先端部20bは、ロアレール12の係止部12cに接触して支えられている。つまり、ストッパー20はそのボス部20aと先端部20bとが共にロアレール12に支持された状態でアッパレール14のスライドを受け止めることになり、その信頼性が高い。
三列目シートS2の足元スペースを確保する必要がなく、二列目シートS1を後方へフルストロークで移動させたいときは、操作部30の操作によって操作ケーブル34のインナーケーブル34bが引っ張られる。これにより、ケーブルレバー32を通じて回転軸22に図3の反時計回り方向への回転力が作用し、回転軸22がスプリング37の力に抗してストッパー20と共に回転する。この結果、ストッパー20が図3の仮想線で示すようにロアレール12の内底部に倒れ込んだ待機状態となる。この状態でのストッパー20は、ロアレール12の内底部にコンパクトに格納され、アッパレール14の後方へのスライドを受け止めることが不可能となる。したがって、アッパレール14は規制位置Kを超えた後方のロック位置までスライドすることができ、二列目シートS1を図1の仮想線で示すように最も後方へ移動させることができる。
以上は本発明を実施するための最良の形態を図面に関連して説明したが、この実施の形態は本発明の趣旨から逸脱しない範囲で容易に変更または変形できるものである。
例えば、本発明におけるシートスライド装置の対象となるシートは、三列シートの二列目シートS1に限るものではない。また、ストッパー20の形状についても平板状に限らず、アッパレール14における両側壁部14aの後端面を個々に受け止める一対のアームを有する形状に代えることも可能である。そして、ストッパー20の形状によっては、ロアレール12外部の規制位置Kにストッパー20を設けることも可能である。
車両用シートの概要を表した側面図 スライドレールの一部を拡大して表した側面図 図2の一部を拡大して表した縦断面図 図3のA-A矢視方向の断面図
符号の説明
12 ロアレール
14 アッパレール
20 ストッパー
30 操作部

Claims (2)

  1. フロア側に固定されたロアレールに対し、シート側に固定されたアッパレールが前後方向へスライド可能に組み付けられた車両用シートスライド装置であって、
    ロアレールの内部において回転可能に支持されているとともに、アッパレールの後方へのスライド量を規制するための位置に設けられたストッパーと、このストッパーを切り替え操作することが可能な操作部とを備え、
    ストッパーは、通常はアッパレールの後方へのスライドを受け止め可能な使用状態に保持されているとともに、操作部の操作によってストッパーが使用状態からアッパレールの後方へのスライドを受け止め不可能な待機状態に作動するように構成され、
    使用状態におけるストッパーは、少なくともその一部がロアレールの内部においてアッパレールの下面よりも上方へ突出した回転位置となるようにスプリング力を受けており、待機状態におけるストッパーは、スプリング力に抗してロアレールの内部の内底部に倒し込まれた回転位置に操作されるように設定されている車両用シートスライド装置。
  2. 請求項1に記載された車両用シートスライド装置であって、
    ストッパーは、その一端部が回転軸によってロアレールに支持されているとともに、他端部が、ストッパーの使用状態においてはロアレールの係止部に支えられた状態で、アッパレールの後方へのスライドを受け止めるように構成されている車両用シートスライド装置。
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