JP5986154B2 - 車椅子 - Google Patents

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Description

本発明は、車椅子の後部キャスターを接地させた状態で前部キャスターを持ち上げることができる六輪型の車椅子に関する。
車椅子の操作では、座乗者が自走する場合において、あるいは、介助者が操作する場合において、段差のある家屋内や狭い場所での操作が大変である。特に、敷居に段差のある部屋から部屋への移動では、前部に設けられたキャスターが敷居を乗り上げて移動しなければならない。その際、前部キャスターを持ち上げた勢いで、車椅子が後方に転倒する事後が発生する虞があった。このような問題を解決するために転倒防止用に主車輪の後方に後部キャスターを備えた六輪型の車椅子が開発されている。この後部キャスターは、段差を乗り越えるために前部キャスターを持ち上げた場合に、主車輪と後部キャスターの4輪で車椅子を支持し、車椅子が後方に転倒することを防止するものである。
例えば、特許文献1は、転倒防止機構を備える車椅子を開示する。該転倒防止機構は、キャスター(18)と、略鉛直方向に延びて下端にキャスター(18)が旋回自在に固定される固定ロッド(19)と、該固定ロッド(19)から車椅子側に突出する一定長さの後部固定部材(20)と、一端が該後部固定部材(20)に回動可能に軸着されるとともに他端が車椅子のサイドフレーム(13)の後方から前方の下方向に配置されるクロスフレーム(15)の後方側、かつ下方に向けて回動可能に軸着される支持アーム(23,24)と、一端が支持アーム(23,24)に回動可能に軸着されるとともに他端が車椅子の背面の部材の中程に回動可能に軸着される伸縮部材(25)と、を備える。この車椅子では、車椅子の重心を後方に移すと、支持アーム(23,24)が後部キャスター(18)を後方に押し出し、車椅子が後方に傾き、前部キャスター(16)が持ち上がる。車椅子をその状態で前進させると、段差の上に前部キャスター(16)が乗り上げられて、段差を容易に乗り越えることができる。
特開2004−89340号公報
しかしながら、従来の車椅子では、段差を乗り越えるべく、車椅子の前部キャスター(16)を回動操作させたときに、前後方向でなく左右方向の力がかかってしまい、伸縮部材(25)を捻ってしまう虞があった。このように伸縮部材(25)が捻られると、車椅子が側方にバランスを崩して転倒してしまう虞があった。また、後部キャスター(18)を支持する後部固定部材(20)が伸縮部材(25)を介して後方且つ下方から背もたれ(後部)フレーム(11)を支持しているため、座乗者に対する振動等を効果的に軽減することができるが、このような捻り方向の力が加わると伸縮部材(25)への負担が大きい。そのため、繰り返し段差の乗り越え動作を行うと、伸縮部材(25)が劣化したり、損傷したりすることによって、事故につながる虞があった。すなわち、座乗者の快適性を維持しつつ、安全性及び耐久性に配慮した車椅子が求められている。
本発明は、上記課題を解消するためになされたものであり、その目的は、段差を乗り越える動作における安全性及び耐久性を改善した車椅子を提供することにある。
請求項1に記載の車椅子は、
各一対の前部キャスター、主車輪及び後部キャスターを有する車椅子であって、
背もたれ部及び座部を有する座部フレームと、
前記座部フレームに連結され、該座部フレームの下方で前記主車輪を支持する支持フレームと、
前記支持フレームに連結されて該支持フレームの下方で前後に延在し、前方に前記前部キャスターを着設した下部フレームと、
前記下部フレームの後端に回動軸を介して連結されるとともに、前記後部キャスターを着設した後部フレームと、
前記座部フレームと前記後部フレームとに連結され、前記前部キャスター及び前記後部キャスターの両方を接地させるように前記座部フレームと前記後部フレームとを離隔させる方向に付勢する、伸縮自在な伸縮部材であって、前記伸縮部材の上端が前記座部フレームに固定されているとともに前記伸縮部材の下端が前記後部フレームに回動可能に軸支された、伸縮部材と、を備え、
前記回動軸を介して前記座部フレームが前記後部フレームに対して後方に傾動するとともに前記伸縮部材が収縮することにより、前記前部キャスターが浮き上がり、
前記後部フレームには、ガイド溝を有するガイド部材が前記背もたれ部の後方で固定され、前記ガイド溝は、前記回動軸を中心とする円の円弧に沿って延びており、
前記座部フレームには、前記背もたれ部の後方に位置する摺動部を有する摺動部材が固定され、前記摺動部は、前記ガイド溝内に摺動可能に配置されており、
前記座部フレームの前記背もたれ部と前記ガイド部材との間に前記伸縮部材が配置され、前記座部フレームが傾動すると、前記伸縮部材の上端が下方に移動するとともに前記摺動部が下方に摺動することを特徴とする。
請求項2に記載の車椅子は、請求項1の車椅子において、前記座部フレームには、前記前部キャスターの浮き上がる量を規制すべく、前記後部フレームに対する前記座部フレームの傾動許容角度を調節するための傾動角度調節機構が設けられており、前記傾動角度調節機構は、前記座部フレームから下方に突出するとともに、前記後部フレームに当接して前記下部フレームの前記後部フレームに対する回動を規制する当接部材を備え、前記当接部材の突出幅を調節することにより、前記傾動許容角度を調節可能であることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、車椅子の前部キャスターを持ち上げたとき、及び、前部キャスターを接地させるとき、後部フレームに固定されたガイド部材のガイド溝内で座部フレームに固定された摺動部材の摺動部が摺動することにより、車椅子の傾動動作及び復帰動作が円弧に沿って矯正される。また、車椅子の座部フレームを傾動させるときに、伸縮部材の上端が下方に移動するとともに摺動部が下方に円弧状のガイド溝を摺動する。このとき、摺動部がガイド溝の凸曲状の下縁に下支えされつつ摺動するため、車椅子の座部フレームの傾動操作を滑らかに行うことが可能である。さらに、背もたれ部の後方で伸縮部材が当接部材とガイド部材との間に配置されていることにより、車椅子の傾動操作時に伸縮部材の伸縮動作が同時にガイドされ、伸縮部材が意図しない方向に捻れることを防止する。同時に、本発明の車椅子は、伸縮部材が座部フレームの背もたれ部の後方且つ下方に延びるように座部フレームと後部フレームとを連結していることにより、座乗者が着座する座部フレームを後方から下支えして走行時の振動や揺れを吸収し、座乗者の快適性にも配慮している。したがって、本発明は、快適性を維持しつつ、安全性や耐久性を改善した車椅子を提供する。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1の発明の効果に加え、座部フレームには、後部フレームに対する下部フレームの傾動許容角度を調節するための傾動角度調節機構が設けられている。これにより、車椅子の使用環境の段差の大小に応じて傾動許容角度を定めて、前部キャスターの浮き上がり量を任意に規制することができる。例えば、大きな段差がない屋内の住環境で車椅子を使用する場合、該住環境における段差の大きさに合わせて、傾動角度調節機構で傾動許容角度を比較的小さく設定することにより、座部フレームの傾動量を抑え、車椅子を無駄なく操作して段差を乗り越えることができる。他方、大きい段差が想定される屋外やバリアフリーでない家屋や施設等で車椅子を使用する場合、傾動角度調節機構で傾動許容角度を比較的大きく設定することにより、最大傾動角度まで座部フレームを傾動させることなく、大きな段差を快適に乗り越え可能である。すなわち、本発明の車椅子は、車椅子を操作して段差を乗り越えるときに最大回動角度まで前部キャスターを持ち上げてしまう無駄な動作を極力排除し、環境に合わせて設定した傾動許容角度の範囲内で段差を無駄なく乗り越えることを可能とした。したがって、本発明の車椅子は、座乗者及び介助者の車椅子の操作性及び快適性を改善するものである。さらに、本発明では、当接部材の突出幅を調節することにより、傾動許容角度を調節可能である。すなわち、簡易な構造で傾動角度調節機構を構成することができる。また、当接部材が後部フレームに当接した状態では、該当接部材が後部フレームと座部フレームとを架橋し、座部フレームが当接部材に下支えされる。つまり、傾動許容角度までキャスターを浮き上がらせた車椅子の姿勢を安定的に維持し、段差を容易に乗り越えることが可能である。
本発明の一実施形態の車椅子の側面図。 図1の車椅子の背面図。 図1の車椅子を内側面側から見たブレーキ機構の部分拡大側面図。 図1の車椅子を内側面側から見た傾動角度調節機構及びガイド機構近傍の部分拡大側面図。 図1の車椅子を背面側から見た傾動角度調節機構及びガイド機構近傍の部分拡大側面図。 図4の車椅子の部分分解斜視図。 図4の車椅子の当接部材の(a)側面図及び(b)A−A断面図。 図4の車椅子のロック部材の(a)側面図、(b)正面図(ロック状態)及び(c)正面図(ロック解除状態)。 図4の車椅子の傾動角度調節機構の操作を示す概略図。 後方に傾斜した図1の車椅子の側面図。 図1の車椅子の当接部材の突出幅を段階的に調節した形態(a)〜(c)を示す部分拡大側面図。 図11(a)〜(c)の車椅子の当接部材が下部フレームに当接した形態をそれぞれ示す部分拡大側面図。 本発明の別実施形態の車椅子の側面図。
以下、本発明の一実施形態について図面を参照しつつ説明する。なお、以下の説明において参照する各図の形状は、好適な形状寸法を説明する上での概念図又は概略図であり、寸法比率等は実際の寸法比率とは必ずしも一致しない。つまり、本発明は、図面における寸法比率に限定されるものではない。
図1及び図2は、一実施形態の車椅子100の側面図及び背面図である。これらを参照して、以下に、一実施形態の車椅子100を詳細に説明する。
図1及び図2に示すとおり、一実施形態の車椅子10は、複数のパイプ状フレームを連接したフレーム構造110からなる。当該車椅子100のフレーム構造110は、座部フレーム111、支持フレーム112、下部フレーム113、後部フレーム115、前部フレーム117及び上部フレーム118を連設してなる。
座部フレーム111は、座乗者が座るための座部111a、該座部111aの後端から垂直方向に延びる背もたれ部111bと、座部111aの先端から垂れ下がる脚部111cとからなる。座部フレーム111の背もたれ部111b上端には、背折れ操作部143を介して上部フレーム118が連結されている。この背折れ操作部143を操作することにより、上部フレーム118を座部フレーム111に対して後方に折り曲げることが可能である。
該上部フレーム118の上端には、ハンドル141及びブレーキ142が着設されている。該ハンドル141及びブレーキレバー142を介助者が操作することにより、車椅子100を走行及び制動することが可能である。また、座部フレーム111の背もたれ部111bの略中央には、アームレスト144が着設されている。
また、座部フレーム111の略中央から垂下するように支持フレーム112が座部フレーム111に連結されている。この支持フレーム112には、ブレーキ機構150とともに主車輪101が回転可能に支持されている。
さらに、該支持フレーム112の下方で略水平方向に延在するように下部フレーム113が支持フレーム112下端に連結されている。この下部フレーム113の前端は、座部フレーム111の脚部111cに連結されている。座部フレーム111の脚部111cの下端には、前部フレーム117が連結されて前方に延びている。この前部フレーム117に前部キャスター102が水平方向に回動可能に支持されている。
そして、下部フレーム113の後端には、回動軸114が設けられている。この回動軸114を介して、下部フレーム113後端に後部フレーム115先端が接続されている。該後部フレーム115は、略水平方向に沿って後方に延在しており、その後端に後部キャスター103が水平方向に回動可能に支持されている。すなわち、車椅子100の主車輪101、前部キャスター102及び後部キャスター103の全てが接地し、前部キャスター102及び後部キャスター103が水平方向に自在に回動することにより、車椅子100の走行及び方向転換が可能である。
また、座部フレーム111と後部フレーム115との間に伸縮部材116が架け渡されている。該伸縮部材116は、弾性的に伸縮可能なロッドであり、常に伸長状態に付勢されている。つまり、伸縮部材116は、前部キャスター102及び後部キャスター103の両方を接地させるように座部フレーム111と後部フレーム115とを離隔させる方向に付勢するものである。そして、該伸縮部材116を収縮方向に押圧すると伸縮部材116が収縮し、該押圧を解除すると伸縮部材116が元の伸長状態に弾性復帰する。この伸縮部材116の上端が座部フレーム111の背もたれ部111bの後方に固定されている。他方、該伸縮部材116の下端が後部フレーム115の中央よりも前よりの箇所に回動可能に連結されている。すなわち、座部フレーム111の傾動に伴って、伸縮部材116が収縮するとともに後部フレーム115に対して伸縮部材116が後方に倒れるように、伸縮部材116が下端を軸として回動可能である。このように、伸縮部材116が座部フレーム111の背もたれ部111bの後方且つ下方で延びるように座部フレーム111と後部フレーム115とを連結していることにより、座乗者が着座する座部フレーム111を下支えして走行時の振動や揺れを吸収する。すなわち、本実施形態の車椅子100は、座乗者の快適性に配慮したものである。
そして、座部フレーム111には、該座部フレーム111の傾動量を規制すべく、ストッパとしての傾動角度調節機構120が着設されており、且つ、座部フレーム111及び後部フレーム115の間には、座部フレーム111の傾動動作をガイドするためのガイド機構130が着設されている。換言すると、背もたれ部111bの後方で、ガイド機構130のガイド部材131及び摺動部材136が、伸縮部材116に並列して、座部フレーム111と後部フレーム115とを接続している。
図3は、車椅子100の内側から見たブレーキ機構150近傍の部分拡大図である。該ブレーキ機構150は、ドラムブレーキであり、ブレーキレバー142及びハンドブレーキ154を操作することにより、制動可能である。本実施形態では、ブレーキ機構150は、主車輪101のホイール中心に配置されたドラムブレーキ本体151と、該ドラムブレーキ本体151と支持フレーム112とを連結するブレーキプレート152と、該ブレーキプレート152に回動式に接続され、ドラムブレーキ本体151を操作(制動)するブレーキアーム153と、該ブレーキアーム153を手動操作可能に連結されたハンドブレーキ154と、から構成される。つまり、ブレーキアーム153にワイヤを介して接続されたブレーキレバー142及びブレーキアーム153に連結されたハンドブレーキ154のいずれかを操作することにより、主車輪101を制動可能である。なお、図3のハンドブレーキ154の実線位置がブレーキ解除状態であり、ハンドブレーキ154の仮想線位置がブレーキ状態である。そして、本実施形態では、支持フレーム112の外側にドラムブレーキ本体151を配し、ブレーキプレート152及びブレーキアーム153を支持フレーム112の内側に配することにより、車椅子100の横幅の省スペース化を図っている。
図4は、車椅子100の内側から見た傾動角度調節機構120及びガイド機構130近傍の部分拡大図であり、図5は、車椅子100を背面から見た傾動角度調節機構120及びガイド機構130近傍の部分拡大図である。図6は、図4の分解斜視図である。以下、図4〜図6を参照して、傾動角度調節機構120及びガイド機構130の構成を説明する。
図4〜図6に示すとおり、傾動角度調節機構120は、座部フレーム111の背もたれ部111bに保持された当接部材121と、該背もたれ部111bの車椅子内側のフレーム外面に取り付けられたロック部材126とで構成されている。該当接部材121は、細長い軸部122と、該軸部122の下端に形成されたゴム製の球状の当接部123とを備える。図6に示すとおり、当接部材121の軸部122は、中空パイプ状の座部フレーム111の背もたれ部111b下端に内挿されている(外挿されてもよい)。そして、該軸部122には、複数(本実施形態では2つ)の係合孔124が穿設されている。他方、当接部123は、座部フレーム111の傾動時に後部フレーム115の上面に当接可能な位置に設けられている。この当接部123下端の位置によって、当接部材121の突出幅が定められる。
そして、図5及び図6に示すように、座部フレーム111の背もたれ部111bの内側側面には、固定孔127が穿設されている。この固定孔127の周縁にロック部材126が固定されている。すなわち、座部フレーム111の背もたれ部111b内側面には、当接部材121をロックするためのロック部材126が着設されている。後述するとおり、このロック部材126のつまみを操作することにより、ロック部材126のピン部126aが固定孔127及び係合孔124を貫通することにより、当接部材121が所望の突出幅(d1、d2)でロックされる。
さらに、座部フレーム111の背もたれ部111bの下端には、ガイド機構130の摺動部材136が固定部138を介して着設されているとともに、後部フレーム115の上面にはガイド機構130のガイド部材131が背もたれ部111bの後方で固定部133を介して着設されている。該摺動部材136は、背もたれ部111b下端近傍から後方に梁状に延びており、その先端には、短軸状の摺動部137が形成されている。この摺動部137は、座部フレーム111(背もたれ部111b)から後方に離隔した位置に配置されている。円弧状プレートであるガイド部材131には、円弧状に延びるガイド溝132が穿設されている。このガイド溝132の円弧は、回動軸114を中心とする円の円弧形状に対応している。そして、短軸状の摺動部137がガイド溝132を貫通するように固定される。より詳細には、図5に示すとおり、ガイド部材131は、対向する一対のレールプレートからなり、背面視コ字形状を有する。そして、ガイド部材131の一対のレールプレートの間に梁状の摺動部材136が移動可能に配置されている。摺動部137は、該摺動部材136の両端から側方に突出又は貫通した短軸からなる。また、該短軸状の摺動部137の両端には、鍔部(ワッシャー)が設けられている。そして、該一対の鍔部が一対のレールプレートの外側に配置され、摺動部137が一対のガイド溝132にそれぞれ貫通配置されることにより、摺動部137がガイド溝132から側方に離脱することが防止されている。後述するとおり、本実施形態では、当接部材121に規制されない場合、摺動部137がガイド溝132の上端縁から下端縁まで移動可能である。つまり、回動軸114を中心として、ガイド溝132の円弧全体の角度が車椅子100の最大回動角度に実質的に対応している。
次に、図7(a)(b)を参照して、当接部材121の構成を具体的に説明する。該当接部材121は、中空の筒体である軸部122と、該軸部122先端に設けられた球状の当接部123と、を備える。この軸部122の横断面は、円形、楕円形又は矩形等であってもよい。また、この軸部122の基端は、蓋体によって閉塞されている。図7(b)の軸部122の縦断面視のとおり、軸部122には2つの係合孔124が穿設されている。一方の係合孔124は、軸部122の一方の側面に穿設され、他方の係合孔124は、軸方向にずれた位置で他方の側面に穿設されている。後述するように、2つの係合孔124のうちの1つが選択されて、所望の突出幅で当接部材121がロック部材126によって固定される。
図8(a)〜(c)は、ロック部材126を示している。ロック部材126は、自在に突出及び後退可能なピン部126aと、該ピン部126aに接続され、該ピン部126aを前後に操作するためのつまみ部126bと、該ピン部126a及びつまみ部126bを突出方向に付勢するバネ126cと、該ロック部材126を座部フレーム111に固定するための固定部(ナット)126dとを備える。該ロック部材126は、ロータリーロック方式を採用したものである。すなわち、つまみ部126bを手前側に引っ張ると、ピン部126aが引っ込む。さらに、その状態からつまみ部126bを縦方向から横方向に捻ることにより、図8(c)に示すとおり、ピン部126aが引っ込んだ状態で維持される。そして、再度、つまみ部126bを横方向から縦方向に捻って、手を離すとピン部126aが突出位置に戻る。このように操作することにより、ロック部材126で当接部材121を所定位置に固定することができる。つまり、ロック部材126のピン部126aが固定孔127を貫通可能な位置に配置されるため、固定孔127と当接部材121の選択した係合孔124とを合致させた状態で、ピン部126aでこれらを貫通することにより、当接部材121を所定位置で簡単にロックすることができる。
図9(a)〜(c)は、傾動角度調節機構120のロック及びロック解除の機構を段階的に表したものである。図9(a)〜(c)の各図において、左図が傾動角度調節機構120の側面図であり、右側がその背面図である。図9(a)では、ロック部材126のつまみ部126bが手前側に引っ張られた状態で横方向に捻られているので、ピン部126aが後退した状態で維持され、当接部材121が中空の座部フレーム111内を自由に摺動可能である。この形態における当接部材121の突出幅は、軸部122が座部フレーム111内に完全に入り込んだ状態であり、これをd0とする。次に、図9(b)では、つまみ部126bが縦方向を向くとともにピン部126aが下側(当接部123側)の係合孔124に進入している。つまり、当接部材121が第1突出幅d1(>d0)で座部フレーム111に対して固定(ロック)されている。そして、図9(c)では、つまみ部126bが縦方向を向くとともにピン部126aが上側(基端側)の係合孔124に進入している。つまり、当接部材121が第2突出幅d2(>d1)で座部フレーム111に対して固定(ロック)されている。なお、図9(b)の形態から図9(c)の形態へと移行させる場合、ロック部材126のロックを解除した状態で、当接部材121を180°回転させる必要がある。つまり、図9(b)の形態から図9(c)の形態へと簡単に移行できないようになっている。これにより、図9(a)のフリーな状態と図9(b)の第1形態、もしくは、図9(a)のフリーな状態と図9(c)の第2形態との2形態間で車椅子100を主として変更する場合、係合孔124を間違えて選択して、誤った傾動許容角度で車椅子100を使用し続けることを防止することができる。しかしながら、この形態は必須ではなく、軸部122の同じ面に複数の係合孔124を並設させてもよい。
図10は、車椅子100を傾動操作し、座部フレーム111を後方に傾斜させて前部キャスター102を地面から浮き上がらせた状態の車椅子100を示している。すなわち、介助者がハンドル141を押し下げると又は座乗者が後方に体重をかけると、後部フレーム115に対して回動軸114を中心に下部フレーム113が上方に回動するとともに、支持フレーム112が主車輪101の車軸に対して回転することにより、座部フレーム111が後方に傾動する。その結果として、少なくとも後部キャスター103が接地した状態で前部キャスター102が地面から浮き上がる。この前部キャスター102を持ち上げた姿勢のまま、車椅子100を前進させることにより、段差を乗り越えることができる。なお、主車輪101は、傾動時に接地していてもよく、あるいは、傾動とともに僅かに浮き上がってもよい。このとき、傾動角度調節機構120により、座部フレーム111の傾動する角度が規制され、且つ、ガイド機構130により、座部フレーム111の傾動動作がガイドされる。以下、傾動角度調節機構120及びガイド機構130の機能について、図11及び図12を参照してより詳細に説明する。
図11(a)〜(c)に示すとおり、傾動角度調節機構120の当接部材121の座部フレーム111の背もたれ部111bからの突出幅を段階的に調節可能である。そして、図11(a)〜(c)に示すとおり、当接部材121の突出幅を調節することにより、座部フレーム111の傾動許容角度(すなわち、後部フレーム115に対する下部フレーム113の回動許容角度)を段階的に調節可能である。なお、傾動許容角度及び最大回動角度は、回動軸114を中心に摺動部137が回動する角度αで表され、これは実質的に座部フレーム111の傾動角度及び前部キャスター102の浮き上がり量に対応している。
図11(a)は、当接部材121がロック部材126によって固定されておらず、当接部材121が自由に座部フレーム111に対して摺動可能である(図9(a)に対応)。この図11(a)のように座部フレーム111を傾動させない状態では、当接部材121の当接部123が後部フレーム115上面に当接している。そして、図12(a)に示すように、座部フレーム111を傾動させると、当接部材121の軸部122が座部フレーム111内に移動する。そして、伸縮部材116が収縮するとともに、摺動部137が円弧状のガイド溝132の上端から下端まで(もしくは、当接部122が背もたれ部111b下端に係止されるまで)移動して停止する。このとき、伸縮部材116が収縮するとともに後部フレーム115に対して伸縮部材116が後方に倒れるように伸縮部材116が下端を軸として回動する。その結果、座部フレーム111が最大傾動角度α0(=最大回動角度)で傾動する。すなわち、この形態では、当接部材121に規制されることなく、前部キャスター102を後部キャスター103に対して最大回動角度まで持ち上げることができる。本実施形態では、最大傾動角度α0は25°である。この形態は、段差の大きさを配慮できないような緊急時や外出先等で大きな段差が想定される環境で車椅子100を使用する場合に選択されることが好ましい。
図11(b)は、当接部材121が突出幅d1で突出するように、当接部材121がロック部材126で座部フレーム111に第1位置(上位置)に固定された形態を示す(図9(b)に対応)。このように、当接部材121を突出幅d1で突出させた場合、前部キャスター102の後部キャスター103に対する回動角度を規制することができる。つまり、図12(b)に示すように、座部フレーム111を後方に傾動させると、伸縮部材116が収縮するとともに摺動部137を円弧状のガイド溝132の上端から下方に円弧に沿って移動する。また、座部フレーム111の傾動に伴って、伸縮部材116が収縮するとともに後部フレーム115に対して伸縮部材116が後方に倒れるように伸縮部材116が下端を軸として回動する。そして、第1傾動許容角度α1(<α0)で、当接部材121の当接部123が後部フレーム115上面に当接し、座部フレーム111の傾動が規制される。このとき、摺動部137は、角度α1だけガイド溝132の円弧に沿って回動して、ガイド溝132の下端寄りの中間位置で停止する。このように当接部材121が後部フレーム115に当接した状態では、該当接部材121が後部フレーム115と座部フレーム111との間に架け渡され、座部フレーム111が当接部材121に下支えされている。なお、本実施形態では、第1傾動許容角度α1は20度である。この形態は、段差が比較的大きいと想定される屋外やバリアフリーでない家屋や施設等の環境で車椅子100を使用する場合に選択されることが好ましい。
図11(c)は、当接部材121が突出幅d2で突出するように、当接部材121がロック部材126で座部フレーム111に第2位置(下位置)に固定された形態を示す(図9(c)に対応)。このように、当接部材121を突出幅d2(>d1)で突出させた場合、前部キャスター102の後部キャスター103に対する回動角度をより大きく規制することができる。つまり、図12(c)に示すように、座部フレーム111を後方に傾動させると、伸縮部材116が収縮するとともに摺動部137を円弧状のガイド溝132の上端から下方に移動する。また、座部フレーム111の傾動に伴って、伸縮部材116が収縮するとともに後部フレーム115に対して伸縮部材116が後方に倒れるように伸縮部材116が下端を軸として回動する。そして、第2傾動許容角度α2(<α1)で、当接部材121の当接部123が後部フレーム115上面に当接し、座部フレーム111の傾動が規制される。このとき、摺動部137は、角度α2だけガイド溝132の円弧に沿って回動して、ガイド溝132の上端寄りの中間位置で停止する。このように当接部材121が後部フレーム115に当接した状態では、該当接部材121が後部フレーム115と座部フレーム111との間に架け渡され、座部フレーム111が当接部材121に下支えされている。なお、本実施形態では、第2傾動許容角度α2は10度である。この形態は、段差が比較的小さいと想定されるバリアフリーが配慮された家屋や施設内の環境で車椅子100を使用する場合に選択されることが好ましい。
すなわち、本実施形態の車椅子100では、状況に応じて、3段階で傾動角度を適宜選択して調節可能である。そして、突出幅dを段階的に大きくすることで、傾動角度αを段階的に小さくすることができる。しかしながら、本発明は、車椅子100の形態に限定されない。例えば、傾動角度を3段階以上に調節可能とすることが可能である。あるいは、ロック機構をクランプ式などの変更することにより、段階式でなく連続式に突出幅を変更可能としてもよい。
さらに、図12(a)〜(c)に示すとおり、ガイド部材131と座部フレーム111(当接部材121)との間に配置された伸縮部材116が、ガイド部材131のガイド溝132内の摺動部137の移動に連動している。つまり、摺動部137の緩やかな円弧運動に伴って、ガイド部材131近傍に並設された伸縮部材116が収縮するとともにその下端を中心として後方に傾動している。このように、摺動部137の円弧運動が伸縮部材116の動作をガイドすることにより、伸縮部材116が正確な伸縮運動を繰り返す。さらに、車椅子100の座部フレーム111を傾動させるときに、伸縮部材116の上端が下方に移動するとともに摺動部137が下方に円弧状のガイド溝132を摺動する。このとき、摺動部132がガイド溝132の凸曲状の下縁に下支えされつつ摺動するため、車椅子100の座部フレーム111の傾動操作が滑らかに行われる。
以下、本実施形態の車椅子100の作用効果について説明する。
本実施形態の車椅子100によれば、図12(a)〜(c)に示したとおり、ガイド部材131と座部フレーム111(当接部材121)との間に伸縮部材116が配置されていることにより、摺動部137がガイド溝132内を摺動する動作に合わせて、伸縮部材116の伸縮運動がガイドされる。つまり、摺動部137の緩やかな円弧運動に伴って、ガイド部材131に並設された伸縮部材116が収縮するとともにその下端を中心として後方に傾動するように連動して動作する。そして、この摺動部137の円弧運動が伸縮部材116の動作を矯正することにより、伸縮部材116が意図しない方向に捻れることを防ぎ、結果として、伸縮部材116が正確且つ滑らかな伸縮運動を繰り返すことができる。これにより、車椅子100が側方に転倒することを防ぎ、且つ、伸縮部材116の耐久性を改善する。さらに、伸縮部材116の上端が下方に移動するとともに摺動部137が下方に円弧状のガイド溝132を摺動するときに、摺動部132がガイド溝132の凸曲状の下縁に下支えされつつ摺動するため、伸縮部材116に突然大きな力が加わることを抑え、伸縮部材116を滑らかに収縮させることができる。特に、本実施形態では、伸縮部材116が略垂直方向(又は縦方向)に立設されて座部フレーム115を後方及び下方から支えていることにより、座乗者への振動を軽減している反面、伸縮部材116への負担が大きい。しかしながら、ガイド機構130が上記のように伸縮部材116への負担を軽減することにより、伸縮部材116の耐久性を向上させることができる。したがって、本実施形態の車椅子100は、快適性を維持しつつ、安全性及び耐久性を改善したものである。
また、本実施形態の車椅子100によれば、座部フレーム111には、後部フレーム115に対する下部フレーム113の傾動許容角度を調節するための傾動角度調節機構120が設けられている。これにより、車椅子100の使用環境の段差の大小に応じて傾動許容角度を定めて、前部キャスター102の浮き上がり量を任意に規制することができる。特には、当接部材121の突出幅(d1、d2)を調節することにより、傾動許容角度(α1、α2)を調節可能である。例えば、大きい段差がある屋外や施設等の環境で車椅子100を使用する場合、当接部材121の突出幅d1で第1傾動許容角度α1に設定することにより、比較的大きな段差も難なく乗り越え可能である。この場合でも、車椅子100の構造上の最大傾動(回動)角度まで座部フレーム111が傾動することを規制し、座乗者に不要な振動や不快感を与えることを軽減している。また、大きな段差がない屋内の住環境で車椅子100を使用する場合、該住環境における段差の大きさに合わせて、当接部材121の突出幅d2(>d1)で第2傾動許容角度α2(<α1)により小さく設定することにより、車椅子100を無駄なく操作して段差を乗り越えることができる。さらに、座乗者の快適性等に配慮しない緊急時において、当接部材121のロックを解除することで、車椅子100の傾動角度を最大傾動角度α0(>α1)に設定して、想定外の段差の大きさにも迅速に対応することができる。したがって、本実施形態の車椅子100は、車椅子100を操作して段差を乗り越えるときに最大回動角度α0まで前部キャスター102を余分に持ち上げてしまう無駄な動作を極力排除し、使用環境に合わせて傾動許容角度α1、α2の範囲内で想定し得る段差を無駄なく乗り越えることを可能とした。したがって、本実施形態の車椅子100は、座乗者及び介護者の操作性及び快適性を改善するものである。
さらに、本実施形態の車椅子100によれば、当接部材121が後部フレーム115に当接した状態では、該当接部材121が後部フレーム115と座部フレーム111との間に架け渡され、座部フレーム111が当接部材121に下支えされる。つまり、傾動許容角度までキャスターを浮き上がらせた車椅子100の姿勢を安定的に維持することが可能である。
(変形例)
本発明の配設体及び断熱壁構造は、上記実施形態に限定されない。例えば、図13に示すように、上記実施形態の車椅子100から傾動角度調節機構120を省略してもよい。このような車椅子200では、車椅子100と比べて、傾動角度調節機構120による作用効果を奏することはないが、少なくともガイド機構230を備えているため、本発明の課題を解決することができる。なお、図13において、下二桁の符号が共通する部材は、一実施形態の車椅子100と一般的に同様又は類似する部材を意味する。
本発明は上述した実施形態や変形例に限定されるものではなく、本発明の技術的範囲に属する限りにおいて種々の態様で実施しうるものである。
100 車椅子
101 主車輪
102 前部キャスター
103 後部キャスター
110 フレーム構造
111 座部フレーム
111a 座部
111b 背もたれ部
111c 脚部
112 支持フレーム
113 下部フレーム
114 回動軸
115 後部フレーム
116 伸縮部材
117 前部フレーム
118 上部フレーム
120 傾動角度調節機構
121 当接部材
122 軸部
123 当接部
124 係合孔
126 ロック部材
127 固定孔
130 ガイド機構
131 ガイド部材
132 ガイド溝
133 固定部
136 摺動部材
137 摺動部
138 固定部
141 ハンドル
142 ブレーキレバー
143 背折れ操作部
144 アームレスト
150 ブレーキ機構
151 ブレーキ本体
152 ブレーキプレート
153 ブレーキアーム
154 ハンドブレーキ
d0、d1、d2 突出幅
α0 最大回動角度
α1、α2 傾動許容角度

Claims (2)

  1. 各一対の前部キャスター、主車輪及び後部キャスターを有する車椅子であって、
    背もたれ部及び座部を有する座部フレームと、
    前記座部フレームに連結され、該座部フレームの下方で前記主車輪を支持する支持フレームと、
    前記支持フレームに連結されて該支持フレームの下方で前後に延在し、前方に前記前部キャスターを着設した下部フレームと、
    前記下部フレームの後端に回動軸を介して連結されるとともに、前記後部キャスターを着設した後部フレームと、
    前記座部フレームの後方且つ下方に延びて前記座部フレームと前記後部フレームとを連結し、前記前部キャスター及び前記後部キャスターの両方を接地させるように前記座部フレームと前記後部フレームとを離隔させる方向に付勢する、伸縮自在な伸縮部材であって、前記伸縮部材の上端が前記座部フレームに固定されているとともに前記伸縮部材の下端が前記後部フレームに回動可能に軸支された、伸縮部材と、を備え、
    前記回動軸を介して前記座部フレームが前記後部フレームに対して後方に傾動するとともに前記伸縮部材が収縮することにより、前記前部キャスターが浮き上がり、
    前記後部フレームには、ガイド溝を有するガイド部材が前記背もたれ部の後方で固定され、前記ガイド溝は、前記回動軸を中心とする円の円弧に沿って延びており、
    前記座部フレームには、前記背もたれ部の後方に位置する摺動部を有する摺動部材が固定され、前記摺動部は、前記ガイド溝内に摺動可能に配置されており、
    前記座部フレームの前記背もたれ部と前記ガイド部材との間に前記伸縮部材が配置され、前記座部フレームが傾動すると、前記伸縮部材の上端が下方に移動するとともに前記摺動部が下方に摺動することを特徴とする車椅子。
  2. 前記座部フレームには、前記前部キャスターの浮き上がる量を規制すべく、前記後部フレームに対する前記座部フレームの傾動許容角度を調節するための傾動角度調節機構が設けられており、
    前記傾動角度調節機構は、前記座部フレームから下方に突出するとともに、前記後部フレームに当接して前記下部フレームの前記後部フレームに対する回動を規制する当接部材を備え、
    前記当接部材の突出幅を調節することにより、前記傾動許容角度を調節可能であることを特徴とする請求項1に記載の車椅子。
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