JP4720109B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置本体が、これに着脱可能に装着される交換部品を用いて記録媒体に画像を形成する画像形成装置に関し、特に、画像形成装置本体の動作モードの切り替えに関する。
従来、複写機やプリンタなどの画像形成装置の動作モードを切り替える方法として、専門の知識を持つサービスエンジニアがサービス用ツール(例えば、コントロールパネルのサービスモード、専用治具、専用PC等)を用いて切り替えを行う方法がある。この方法は、安全性等の観点より、ユーザによる自由な切り替えが好ましくない場合に用いられる。
しかし、上記の方法では、ユーザにとっては、動作モードの切り替えの度にサービスエンジニアを呼ばなければならず、不便である。また、製造者または販売者にとっては、動作モードの切り替えの度にサービスエンジニアを設置場所に派遣しなければならず、コストがかかってしまう。
そこで、本発明は、専門の知識を持たない者でも簡単に動作モードを切り替えることができる画像形成装置を提供する。
本発明に係る画像形成装置は、交換部品を着脱可能に装着する装着手段と、設定された動作モードにより、前記装着手段に装着された交換部品を用いて記録媒体に画像を形成する画像形成手段と、前記装着手段に装着された交換部品に付与されたRFIDタグを読み取る読取手段と、前記読取手段が読み取ったRFIDタグに前記画像形成手段の動作モードを切り替えるべき動作モードを示す動作モード切り替え情報が格納されていた場合、その動作モード切り替え情報の設定内容に応じて前記画像形成手段に設定する動作モードを、前記読取手段が交換部品に付与されたRFIDタグを正常に読み取れなかった場合に当該交換部品を使用した画像形成を禁止するモードと、当該交換部品を使用した画像形成を許容するモードとの間で切り替える切替手段と、を有し、前記交換部品には、動作モードが切り替えられるべき画像形成装置本体の個体識別情報が予め保持されており、前記切替手段は、前記装着手段に装着された交換部品に保持されている個体識別情報と自己の個体識別情報とが一致する場合に当該交換部品に保持されている動作モード切り替え情報に応じて動作モードを切り替えることを特徴とする。
本発明によれば、専門の知識を持たない者でも簡単に動作モードを切り替えることができる画像形成装置を提供することができる。
以下、図面に従って、本発明の実施の形態を第1〜5の実施の形態に分けて詳細に説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、第1の実施の形態に係る画像形成装置1の概略構成を示す側面図および上面図である。この画像形成装置1は、複写機、プリンタ、ファクシミリ等のように、紙等の記録媒体Pに対して画像を形成する装置である。本実施の形態では、印刷方式として、電子写真方式を例にとって説明することとするが、印刷方式は、インクジェット方式など、他の方式であってもよい。
図1において、画像形成装置1は、画像形成装置本体10(以下、装置本体と称す)と、この装置本体10に着脱可能に装着される交換部品20とを備えている。装置本体10と交換部品20とは、協働して画像形成を行う。
装置本体10は、画像形成装置1において実質的に固定的な部分である。交換部品20は、一般的には、消耗した場合に適宜交換される部品である。図1には、交換部品20として、補給用のトナーが充填されたトナーユニット20Tと、感光体ドラムと帯電器とクリーナとが一体化されたドラムユニット20Dとが示されている。ただし、交換部品20は、1つであってもよいし、3つ以上であってもよい。また、交換部品20の種類は特に限定されない。
通常、装置本体10の製造者は、純正品や推奨品など、当該製造者がその使用を認めている交換部品20(以下、認証品と称す)が装着された場合を想定し、この場合に所定の画像品質や安全性能が得られるように、装置本体10の設計・製造を行う。このように設計・製造された装置本体10に対し、模造品、偽造品、海賊版など、その使用が製造者により認められていない交換部品20(以下、非認証品と称す)が装着された場合、この場合における動作は製造者の想定範囲外であるため、様々な不利益が生じる可能性がある。例えば、画像品質上の問題、誤動作、装置本体10の故障、印刷用紙の破損(破れ、シワなど)、または事故(異音、異臭、漏電、発火、発煙、爆発など)が発生する恐れがある。
このような不利益を回避するため、従来、多くの画像形成装置では、装着された交換部品が認証品か否かを判別し、認証品でない場合には画像形成動作を禁止することとしている。しかし、ユーザの中には、非認証品の使用を希望する者が存在する。そこで、本実施の形態では、装置本体10の動作モードとして、非認証品の使用を禁止する禁止モードの他に、非認証品の使用を許容する許容モードを設けることとする。許容モードでは、非認証品を使用したいというユーザの希望を満たすため、画像形成機能を維持しつつ、非認証品の使用に伴う不利益を回避するため、画像形成装置の機能を制限する。なお、禁止モードおよび許容モードの内容については、後に説明する。
非認証品の使用にはリスクが伴うこと、および、許容モードでは機能が制限されることに鑑みると、禁止モードと許容モードとの間の切り替えをユーザが安易に行うことは好ましくない。しかし、サービスエンジニアが当該切り替えを行うこととすると、先述したとおり、ユーザにとっては不便であり、製造者または販売者にとってはコストがかかる。
そこで、本実施の形態では、禁止モードと許容モードとの間の切り替えを、交換部品20の装着操作により行うこととする。すなわち、交換部品20を動作モード切り替え用のツールとして用いる。具体的には、交換部品20として、通常の交換部品20aと、動作モード切り替え情報を予め保持する切り替え用の交換部品20bとの少なくとも二種類を設ける。そして、装置本体10は、切り替え用の交換部品20bが装着された場合には、当該交換部品20bに保持されている動作モード切り替え情報に応じて動作モードを切り替える。一方、通常の交換部品20aが装着された場合には、動作モードの切り替えは行わず、現在の動作モードを維持する。
以下、このような画像形成装置1の構成および動作について、より具体的に説明する。
図2は、本実施の形態に係る画像形成装置1の構成を示すブロック図である。図2において、交換部品20には、不揮発性の記憶媒体であるユニットメモリ21が取り付けられている。切り替え用の交換部品20bでは、ユニットメモリ21の所定の記憶領域21aに、装置本体10の動作モードを切り替えるための動作モード切り替え情報が格納されている。この動作モード切り替え情報は、複数の動作モードのうち、どの動作モードに切り替えるべきかを示す情報を含んでいてもよい。一方、通常の交換部品20aでは、ユニットメモリ21の上記所定の記憶領域21aに、切り替え無しを示す情報が格納されている。ユニットメモリ21は、製造バラツキの補正値や使用履歴などの制御情報が格納されるメモリと兼用されることが好ましい。ユニットメモリ21は、ここでは、RFID(Radio Frequency Identification)タグに含まれる半導体メモリであり、無線によりデータの読み書きが行われる。ただし、ユニットメモリ21は、磁気メモリや光学メモリなど、他のタイプの記憶媒体であってもよい。また、ユニットメモリ21は、有線でアクセスされるものであってもよい。
ここで、ユニットメモリ21への動作モード切り替え情報の書き込みは、特殊な治具、工具、またはライタによって行われることが好ましい。これは、切り替え用の交換部品20bの偽造や改竄を防止するためである。
装置本体10は、リーダライタ部11、ユーザインタフェース(UI)部12、本体メモリ14、プリントエンジン部15、およびコントローラ部16を備えている。
リーダライタ部11は、ユニットメモリ21に対して情報の読み書きを行う通信モジュールである。ここでは、図1に示されるとおり、リーダライタ部11は、ユニットメモリ21を含むRFIDタグに近接して配置され、ユニットメモリ21と非接触で通信を行うカプラである。複数の交換部品20が装着される場合には、それぞれの交換部品20についてリーダライタ部11が設けられる。このとき、一つのリーダライタ部11を二以上の交換部品20に対応させてもよいことは言うまでもない。
UI部12は、各種情報の表示、および、ユーザからの入力操作の受け付けを行うインタフェースであり、例えば、ディスプレイ、操作ボタン、タッチパネル式のコントロールパネルなどである。
本体メモリ14は、現在の動作モードを示す情報(以下、動作モード情報と称す)を含む各種の情報を保持する記憶媒体であり、例えば、NVRAM(Non Volatile RAM)などの書き換え可能な不揮発性メモリである。
プリントエンジン部15は、電子写真プロセスに従って記録媒体Pに対して画像を印刷する装置であり、レーザ走査光学系(ROS: Raster Output Scanner)、転写器、定着器、各種モータ、および、これらや交換部品20にバイアスを印加したり電力を供給したりする電源回路などにより構成されている。
コントローラ部16は、画像形成装置1全体を制御するとともに、動作モードを切り替える動作モード切り替え手段として機能する。ここでは、コントローラ部16は、CPU16a、ROM16b、RAM16cなどが搭載された回路基板である。画像形成装置1全体を制御する機能や動作モード切り替え手段としての機能は、ROM16b等の記憶媒体に格納されたプログラムがCPU16aに実行されることによって実現される。ただし、上記各機能の実現態様は特に限定されず、例えば、専用のハードウェア回路により実現されても構わない。
以下、上記構成を有する画像形成装置1の動作について、詳細に説明する。なお、画像形成装置1の一般的な画像形成動作については、広く知られているので説明を省略する。
図3は、本実施の形態に係る画像形成装置1の動作手順を示すフローチャートである。本実施の形態では、動作モードの切り替えに、トナーユニット20Tを用いることとする。したがって、トナーユニット20Tには、通常の交換部品20aである通常トナーユニット20Taと、切り替え用の交換部品20bである切り替え用トナーユニット20Tbとの2種類が設けられる。通常トナーユニット20Taのユニットメモリ21の記憶領域21aには、切り替え無しを示す情報として、値「0」が格納されているものとする。切り替え用トナーユニット20Tbのユニットメモリ21の記憶領域21aには、動作モード切り替え情報として、許容モードに切り替えるべき旨を示す値「1」、または、禁止モードに切り替えるべき旨を示す値「2」が格納されているものとする。
画像形成装置1の電源が投入されると(S11)、CPU16aは、本体メモリ14から現在の動作モードを示す動作モード情報(「禁止モード」または「許容モード」)を読み出し(S12)、読み出した動作モード情報をRAM16cに書き込む(S13)。
ついで、CPU16aは、リーダライタ部11を介して、トナーユニット20Tのユニットメモリ21の記憶領域21aに保持されている値を読み出す(S14)。この読み出しを正常に行うことができなかった場合(S15:NO)、動作モードの切り替えに関する処理を行うことはできないので、ステップS19に移行する。読み出しを正常に行うことができない理由としては、例えば、トナーユニット20Tが非認証品であることや、通信系の故障などが挙げられる。読み出しが正常に行われた場合(S15:YES)、CPU16aは、読み出された値が「0」であるか否かを判断する(S16)。
読み出された値が「0」であると判断された場合(S16:YES)、すなわち通常トナーユニット20Taが装着されている場合、ステップS19に移行する。この場合、動作モードの切り替え処理は行われず、現在の動作モードが維持されることとなる。
一方、読み出された値が「0」でないと判断された場合(S16:NO)、すなわち切り替え用トナーユニット20Tbが装着されている場合、CPU16aは、読み出された値に応じて動作モードの切り替えを行う(S17)。具体的には、読み出された値が「1」である場合には、RAM16cおよび本体メモリ14に保持されている動作モード情報を「許容モード」に書き換える。これにより、本体メモリ14に「禁止モード」が保持されていた場合には、禁止モードから許容モードに切り替えられることになる。本体メモリ14に「許容モード」が保持されていた場合には、結果的には動作モードの切り替えは生じない。また、読み出された値が「2」である場合には、CPU16aは、RAM16cおよび本体メモリ14に保持されている動作モード情報を「禁止モード」に書き換える。これにより、本体メモリ14に「許容モード」が保持されていた場合には、許容モードから禁止モードに切り替えられることになる。本体メモリ14に「禁止モード」が保持されていた場合には、結果的には動作モードの切り替えは生じない。
動作モードの切り替え処理が終了すると、CPU16aは、トナーユニット20Tに保持されている動作モード切り替え情報を無効にするための処理を行う(S18)。具体的には、CPU16aは、リーダライタ部11を介して、ユニットメモリ21の所定の記憶領域21aに保持されている値を「0」に書き換える。この処理により、ある切り替え用トナーユニットTbによる動作モードの切り替えは、1回に限定される。すなわち、切り替え用トナーユニットTbは、動作モードの切り替えに関し、1回使いきりとなる。これにより、あるトナーユニット20Tを複数の装置本体10で使用する場合において、意図しない動作モードの切り替え、すなわち誤操作を防止することができる。なお、ここでは、使用回数を1回に限定しているが、所定の複数回に限定してもよい。この場合、例えば、ユニットメモリ21に使用回数を書き込むこととし、当該使用回数が所定回数に達したとき、記憶領域21aの値を「0」とすればよい。また、必ずしも使用回数を限定する必要はなく、当該ステップS18は省略されても構わない。
ステップS19では、CPU16aは、RAM16cに保持されている動作モード情報を参照し、動作モード情報が「禁止モード」であるか否かを判断する。
禁止モードであると判断された場合(S19:YES)、CPU16aは、装着されているトナーユニット20Tが認証品か否かを、所定の判別方法に従って判別する(S20)。具体的には、CPU16aは、トナーユニット20Tから当該ユニットが認証品か否かを示す情報を取得し、取得した情報に基づいて当該トナーユニット20Tが認証品か否かを判別する。例えば、CPU16aは、ユニットメモリ21に予め格納されている暗号化情報を読み出し、当該暗号化情報を正しく復号化できるか否かによって、認証品か否かを判別する。ただし、認証品か否かを示す情報は、トナーユニット20Tに付されているホログラム(不図示)やトナーユニット20Tの物理特性値など、他の情報であってもよい。また、認証品か否かの判別方法は、特に限定されるものではない。
認証品であると判別された場合には(S20:YES)、CPU16aは、予め設定された認証品モードで動作するように、画像形成装置1を制御する(S21)。ここで、認証品モードは、トナーユニット20Tとして認証品が装着された場合に対応する制御モードである。この認証品モードでは、画像形成装置1が備えるすべての機能が実現される。
一方、認証品でないと判別された場合には(S20:NO)、CPU16aは、非認証品の使用に伴う不利益を回避するため、画像形成装置1による画像形成を禁止する(S22)。このとき、CPU16aは、画像形成機能が停止している理由をユーザに知らせるため、UI部12のディスプレイ上に、非認証品のトナーユニット20Tが装着されている旨を表示させることが好ましい。
ステップS19において、禁止モードでないと判断された場合(S19:NO)、すなわち許容モードである場合、CPU16aは、装着されているトナーユニット20Tが認証品であるか否かに関わらず、予め設定された非認証品モードで動作するように、画像形成装置1を制御する(S23)。ここで、非認証品モードは、トナーユニット20Tとして非認証品が装着された場合に対応する制御モードである。この非認証品モードでは、非認証品を使用したいというユーザの希望を満たすため、画像形成装置1の画像形成機能を維持しつつ、非認証品の使用に伴う不利益を回避するため、認証品モードで実現される画像形成装置1の機能を制限する。
なお、ここでは、許容モードにおいて、装着されているトナーユニット20Tが認証品であるか否かに関わらず、非認証品モードで制御することとしたが、次のようにしてもよい。すなわち、装着されているトナーユニット20Tが認証品か否かを判別し、認証品であれば認証品モードで制御し、非認証品であれば非認証品モードで制御することとしてもよい。
ここで、非認証品モードの具体例について、認証品モードと対比しながら説明する。ここでは、具体例1〜4に分けて説明するが、これらは適宜に組み合わされてもよい。
(非認証品モードの具体例1)
認証品モードでは、CPU16aは、製造バラツキの補正や画質維持などのため、交換部品20から当該交換部品の属性情報を取得し、この属性情報に基づいてプリントエンジン部15を制御する。例えば、CPU16aは、ユニットメモリ21から制御情報(補正値やカウンタ値など)を読み出し、この制御情報に基づいて画像形成のための各種の電圧、電流、温度等を決定する。なお、交換部品20の属性情報としては、ユニットメモリ21に格納されている制御情報の他に、例えば、交換部品20に付されているバーコード情報、交換部品20の物理特性値が挙げられる。
ある交換部品20が非認証品である場合、その交換部品20のユニットメモリ21には、不適切な情報が書き込まれている可能性がある。また、その交換部品20の物理特性は、認証品と異なっている可能性がある。したがって、非認証品の交換部品20から取得される属性情報は、認証品のものと全く異なる可能性があり、これをプリントエンジン部15の制御に利用した場合、故障や事故などの不利益が生じる可能性がある。
そこで、非認証品モードでは、CPU16aは、交換部品20から取得される属性情報の代わりに、装置本体10に予め保持されている情報に基づいて、プリントエンジン部15を制御する。
(非認証品モードの具体例2)
認証品モードでは、CPU16aは、交換部品20から当該交換部品の属性情報を取得し、この属性情報を用いることにより、所定の機能を実現させる。例えば、トナーユニット20Tのユニットメモリ21からトナー残量情報を読み出し、このトナー残量情報を用いて、UI部12のディスプレイにトナー残量を表示させる。
トナーユニット20Tが非認証品である場合、ユニットメモリ21には不正確な情報が書き込まれている可能性がある。このため、非認証品のトナーユニット20Tからトナー残量情報を読み出し、これをもとにトナー残量の表示を行うと、ユーザに不正確な情報を提供することとなる。
そこで、非認証品モードでは、CPU16aは、トナー残量の表示機能など、交換部品20から取得される属性情報を用いることによって実現される所定の機能を停止させる。なお、上記の所定の機能は、トナー残量の表示機能に限定されない。
(非認証品モードの具体例3)
認証品モードは、交換部品20として認証品が装着された場合に所定の品質が得られるように、設定される。具体的には、認証品モードにおける、各種の電圧、電流、温度などのパラメータは、交換部品20が認証品としての所定の特性(例えば、絶縁耐圧、難燃性、磨耗性など)を満たすことを前提として設定される。
非認証品については、上記所定の特性が満たされているかどうかは不明である。このため、非認証品が装着された場合に、認証品モードのパラメータをそのまま適用すると、想定外の放電、温度上昇、部品磨耗、発火などの不利益が発生する恐れがある。
そこで、非認証品モードでは、CPU16aは、認証品モードより厳しい動作制限範囲内で動作するように、プリントエンジン部15を制御する。例えば、各種の電圧、電流、温度などの出力値について、認証品モードより厳しい、上限または下限を設定することとする。
(非認証品モードの具体例4)
上記具体例1〜3に示されるとおり、認証品モードと非認証品モードとでは、画像形成装置1の動作が異なる。このため、ユーザは、非認証品モード時の動作を、画像形成装置1の故障であると誤認する場合がある。
そこで、非認証品モードでは、CPU16aは、ユーザに対し、現在の動作モードが非認証品モードであることを通知する。例えば、UI部12のディスプレイ上に、非認証品モードである旨を表示させる。
以上のとおり、本実施の形態によれば、装置本体10の動作モードの切り替えを交換部品20の装着操作により行うので、専門の知識を持たない者でも簡単に動作モードを切り替えることができる。また、通常の交換部品20aの交換作業と同様の作業によって切り替えることができ、複雑な操作は要求されないので、ユーザによる誤操作を防止することができる。一方で、ユーザは、動作モードの切り替えを行おうとする場合、製造者または販売者から切り替え用の交換部品20bを入手しなければならない。このため、UI部12の操作等によって切り替える場合に比べ、ユーザによる動作モードの切り替えの自由度を制限することができる。すなわち、本実施の形態は、ユーザによる自由な切り替えが好ましくない場合に好適に用いられる。製造者または販売者は、ユーザが切り替えを希望する場合、当該ユーザに切り替え用の交換部品20bを渡せばよい。このため、サービスマンを装置本体10の設置場所に派遣する必要がなくなり、コストの削減を図ることができる。また、切り替え用の交換部品20bを渡す際に、動作モードの切り替えに伴う不利益や注意事項(例えば、非認証品の使用に伴う不利益)をユーザに説明することができる。
また、交換部品20として、動作モード切り替え情報を予め保持している切り替え用の交換部品20bと、そのような情報を保持していない通常の交換部品20aとの2種類を設け、装置本体10に切り替え用の交換部品20bが装着された場合には動作モードの切り替えを行い、通常の交換部品20aが装着された場合には動作モードの切り替えを行わない。このため、通常の交換部品20aを使用する場合には、動作モードの切り替えは発生しないので、意図しない動作モードの切り替えの発生を防止することができる。
また、動作モードの切り替えに関し、切り替え用の交換部品20bを1回使いきりとするので、ある切り替え用の交換部品20bを複数の装置本体10で使用する場合において、意図しない動作モードの切り替え、すなわち誤操作を防止することができる。
[第2の実施の形態]
図4は、第2の実施の形態に係る画像形成装置2の動作手順を示すフローチャートである。本実施の形態は、上記第1の実施の形態とほとんど同じであるので、記載の重複を避けるため、上記第1の実施の形態と共通する部分については、同一の符号を用い、説明を省略することとする。
本実施の形態では、装置本体10には、当該装置本体10を識別するための個体識別情報が付与されている。具体的には、装置本体10のコントローラ部16のROM16bには、装置本体10の個体識別番号が予め保持されている。また、切り替え用の交換部品20bのユニットメモリ21には、動作モード切り替え情報とともに、動作モードが切り替えられるべき装置本体10の個体識別番号が予め保持されている。ここでは、個体識別番号は、ユニットメモリ21の所定の記憶領域21bに保持されているものとする。
ここで、ユニットメモリ21への個体識別情報の書き込みは、特殊な治具、工具、またはライタによって行われることが好ましい。これは、切り替え用の交換部品20bの偽造や改竄を防止するためである。
画像形成装置2の電源が投入されると(S31)、CPU16aは、本体メモリ14から現在の動作モードを示す動作モード情報(「禁止モード」または「許容モード」)を読み出し(S32)、読み出した動作モード情報をRAM16cに書き込む(S33)。
ついで、CPU16aは、トナーユニット20Tのユニットメモリ21の記憶領域21aに保持されている値とともに、記憶領域21bに保持されている個体識別番号を読み出す(S34)。
読み出しが正常に行われ(S35:YES)、読み出された値が「0」でない場合(S36:NO)、すなわち切り替え用トナーユニット20Tbが装着されている場合、CPU16aは、ユニットメモリ21の記憶領域21bから読み出された個体識別番号と、ROM16bに保持されている個体識別番号とが一致するか否かを判断する(S37)。すなわち、装置本体10に装着された切り替え用トナーユニットTbが、当該装置本体10用のものであるか否かを判断する。
そして、CPU16aは、個体識別番号が一致すると判断した場合には(S37:YES)、動作モードの切り替え処理を実行する(S38)。一方、一致しないと判断した場合には(S37:NO)、その旨をUI部12のディスプレイ上に表示する等、所定のエラー処理を行った後(S40)、ステップS41に移行する。この場合、動作モードの切り替え処理は行われず、現在の動作モードが維持されることとなる。以降のステップS41〜45は、図3のステップS19〜23と同様である。
本実施の形態では、例えば、禁止モードから許容モードへの切り替えを希望するユーザAは、装置本体10Aの個体識別番号#Aを付して、製造者に切り替え希望を申請する。この申請に応じ、製造者は、切り替え用トナーユニット20Tbの記憶領域21bに個体識別番号#Aを書き込んだ後、当該切り替え用トナーユニット20TbをユーザAに発送する。ユーザAは、受け取った切り替え用トナーユニット20Tbを装置本体10Aに装着し、電源を投入する。すると、装置本体10Aの動作モードが、禁止モードから許容モードへ切り替わる。ところが、ユーザAまたは他のユーザBが、別の装置本体10Bに装着した場合、個体識別番号が一致しないので、動作モードは切り替わらない。
以上のとおり、本実施の形態では、切り替え用の交換部品20bに予め保持されている切り替え対象の装置本体10の個体識別番号と、装置本体10の個体識別番号とが一致することを条件として、動作モードの切り替えを行う。このため、ある切り替え用の交換部品20bにより動作モードが切り替えられる装置本体10を限定することが可能となる。これにより、意図しない装置本体10における動作モードの切り替えを防止することができる。また、製造者または販売者は、複数の装置本体10の各々の動作モードを把握、管理することが可能となる。
[第3の実施の形態]
図5は、第3の実施の形態に係る画像形成装置3の動作手順を示すフローチャートである。本実施の形態は、処理の高速化や消費電力の削減のため、現在の動作モードが許容モードである場合には、ユニットメモリ21との通信を行わないことを特徴とする。なお、記載の重複を避けるため、上記第1または第2の実施の形態と共通する部分については、同一の符号を用い、説明を省略することとする。
本実施の形態においては、許容モードでは、CPU16aとユニットメモリ21との通信が行われない。このため、許容モードから禁止モードへの切り替えは、切り替え用トナーユニット20Tbによっては行われず、例えばサービスエンジニアによって行われる。したがって、本実施の形態では、切り替え用トナーユニット20Tbのユニットメモリ21の記憶領域21aには、動作モード切り替え情報として、許容モードに切り替えるべき旨を示す値「1」が格納されている。逆に言えば、禁止モードに切り替えるべき旨を示す値「2」が記憶領域21aに格納されているトナーユニット20Tは存在しない。
画像形成装置3の電源が投入されると(S51)、CPU16aは、本体メモリ14から現在の動作モードを示す動作モード情報(「禁止モード」または「許容モード」)を読み出し(S52)、読み出した動作モード情報をRAM16cに書き込む(S53)。
ついで、CPU16aは、RAM16cに保持されている動作モード情報を参照し、現在の動作モードが禁止モードであるか否かを判断する(S54)。
現在の動作モードが禁止モードでない場合(S54:NO)、すなわち許容モードである場合、CPU16aは、トナーユニット20Tとの通信を一切行わない。そして、装着されているトナーユニット20Tが認証品であるか否かに関わらず、予め設定された非認証品モードで動作するように、画像形成装置3を制御する(S55)。
一方、現在の動作モードが禁止モードである場合(S54:YES)、CPU16aは、装着されているトナーユニット20Tが認証品か否かを、所定の判別方法に従って判別する(S56)。
認証品でないと判別された場合には(S56:NO)、CPU16aは、非認証品の使用に伴う不利益を回避するため、画像形成装置3による画像形成を禁止する(S57)。このとき、CPU16aは、画像形成機能が停止している理由をユーザに知らせるため、UI部12のディスプレイ上に、非認証品のトナーユニット20Tが装着されている旨を表示させることが好ましい。
一方、認証品であると判別された場合には(S56:YES)、CPU16aは、リーダライタ部11を介して、トナーユニット20Tのユニットメモリ21の記憶領域21aに保持されている値と、記憶領域21bに保持されている個体識別情報を読み出す(S58)。ついで、CPU16aは、読み出された値が「0」であるか否かを判断する(S59)。
読み出された値が「0」であると判断された場合(S59:YES)、すなわち通常トナーユニット20Taが装着されている場合、動作モードの切り替え処理は行われず、現在の動作モードが維持されることとなる。したがって、CPU16aは、認証品モードで動作するように、画像形成装置3を制御する(S60)。
一方、読み出された値が「0」でないと判断された場合(S59:NO)、すなわち切り替え用トナーユニット20Tbが装着されている場合、CPU16aは、ユニットメモリ21の記憶領域21bから読み出された個体識別番号と、ROM16bに保持されている個体識別番号とが一致するか否かを判断する(S61)。
そして、CPU16aは、一致しないと判断した場合には(S61:NO)、動作モードの切り替え処理は行わず、所定のエラー処理を行った後(S62)、認証品モードで動作するように画像形成装置3を制御する(S60)。
一方、一致すると判断した場合には(S61:YES)、CPU16aは、禁止モードから許容モードへの切り替えを行った後(S63)、トナーユニット20Tに保持されている動作モード切り替え情報を無効にするための処理を行う(S64)。そして、非認証品モードで動作するように、画像形成装置3を制御する(S55)。
以上のとおり、交換部品20によって装置本体10の動作モードを切り替えるための動作手順としては、第1または第2の実施の形態の動作手順に限られず、様々なバリエーションが考えられる。
また、本実施の形態によれば、許容モードではユニットメモリ21との通信を行わないので、処理の高速化や消費電力の削減を図ることができる。
[第4の実施の形態]
図6は、第4の実施の形態に係る画像形成装置4の動作手順を示すフローチャートである。本実施の形態は、上記第1の実施の形態とほとんど同じであるので、記載の重複を避けるため、上記第1の実施の形態と共通する部分については、同一の符号を用い、説明を省略することとする。
本実施の形態では、複数種類の交換部品20について、通常の交換部品20aと、切り替え用の交換部品20bとの少なくとも2種類が設けられる。そして、装置本体10は、切り替え用の交換部品20bが所定の組み合わせで複数個装着された場合に動作モードの切り替えを行い、それ以外の場合には切り替えを行わない。ここでは、複数種類の交換部品20は、ドラムユニット20Dとトナーユニット20Tとであり、これらが装置本体10に同時に装着された場合に動作モードが切り替えられる。
したがって、ドラムユニット20Dには、通常ドラムユニット20Daと切り替え用ドラムユニット20Dbとの2種類が設けられ、トナーユニット20Tには、通常トナーユニット20Taと切り替え用トナーユニット20Tbとの2種類が設けられる。通常ドラムユニット20Daおよび通常トナーユニット20Taの各々のユニットメモリ21の記憶領域21aには、切り替え無しを示す情報として、値「0」が格納されているものとする。また、切り替え用ドラムユニット20Dbおよび切り替え用トナーユニット20Tbの各々のユニットメモリ21の記憶領域21aには、動作モード切り替え情報として、許容モードに切り替えるべき旨を示す値「1」、または、禁止モードに切り替えるべき旨を示す値「2」が格納されているものとする。
なお、複数種類の交換部品20は、上記のものに限定されず、例えば、シアン、マゼンタ、イエロー、およびブラックの4種類のトナーユニットであってもよい。また、切り替え用の交換部品20bが所定の組み合わせで複数個装着された場合に切り替えが行われるが、この複数個とは、複数種類のうちの全部でもよいし、一部でもよい。また、所定の組み合わせとは、例えば、シアンとマゼンタといった組み合わせや、4色のうちのいずれか3色といった組み合わせが考えられる。
画像形成装置4の電源が投入されると(S71)、CPU16aは、本体メモリ14から現在の動作モードを示す動作モード情報(「禁止モード」または「許容モード」)を読み出し(S72)、読み出した動作モード情報をRAM16cに書き込む(S73)。
ついで、CPU16aは、ドラムユニット20Dおよびトナーユニット20Tの各々のユニットメモリ21の記憶領域21aに保持されている値を読み出す(S74)。この読み出しを正常に行うことができなかった場合(S75:NO)、動作モードの切り替えに関する処理を行うことはできないので、ステップS82に移行する。読み出しが正常に行われた場合(S75:YES)、CPU16aは、ドラムユニット20Dから読み出された値が「0」であるか否かを判断する(S76)。
ドラムユニット20Dから読み出された値が「0」である場合(S76:YES)、すなわち通常ドラムユニット20Daが装着されている場合、ステップS82に移行する。この場合、動作モードの切り替え処理は行われず、現在の動作モードが維持されることとなる。
一方、ドラムユニット20Dから読み出された値が「0」でない場合(S76:NO)、すなわち切り替え用ドラムユニット20Dbが装着されている場合、CPU16aは、トナーユニット20Tから読み出された値が「0」であるか否かを判断する(S77)。
トナーユニット20Tから読み出された値が「0」である場合(S77:YES)、すなわち通常トナーユニット20Taが装着されている場合、ステップS82に移行する。この場合、動作モードの切り替え処理は行われず、現在の動作モードが維持されることとなる。
一方、トナーユニット20Tから読み出された値が「0」でない場合(S77:NO)、すなわち切り替え用トナーユニット20Tbが装着されている場合、CPU16aは、ドラムユニット20Dの記憶領域21aから読み出された値と、トナーユニット20Tの記憶領域21aから読み出された値とが一致するか否かを判断する(S78)。
一致すると判断された場合(S78:YES)、CPU16aは、図3のステップS17と同様に、読み出された値に応じて動作モードの切り替えを行う(S79)。そして、図3のステップS18と同様に、ドラムユニット20Dおよびトナーユニット20Tに保持されている動作モード切り替え情報を無効にするための処理を行い(S80)、ステップS82に移行する。
一方、一致しないと判断された場合(S78:NO)、CPU16aは、その旨をUI部12に表示させる等、所定のエラー処理を行った後(S81)、ステップS82に移行する。この場合、動作モードの切り替え処理は行われず、現在の動作モードが維持されることとなる。
ステップS82では、CPU16aは、RAM16cに保持されている動作モード情報を参照し、動作モード情報が「禁止モード」であるか否かを判断する(S82)。
禁止モードであると判断された場合(S82:YES)、CPU16aは、装着されているドラムユニット20Dおよびトナーユニット20Tのいずれも認証品であるか否かを、所定の判別方法に従って判別する(S83)。
いずれも認証品であると判別された場合には(S83:YES)、CPU16aは、予め設定された認証品モードで動作するように、画像形成装置4を制御する(S84)。一方、いずれかが認証品でないと判別された場合には(S83:NO)、CPU16aは、画像形成装置4による画像形成を禁止する(S85)。
禁止モードでないと判断された場合(S82:YES)、すなわち許容モードである場合、CPU16aは、装着されているドラムユニット20Dおよびトナーユニット20Tが認証品であるか否かに関わらず、予め設定された非認証品モードで動作するように、画像形成装置4を制御する(S86)。
以上のとおり、本実施の形態によれば、複数種類の交換部品20について、通常の交換部品20aと切り替え用の交換部品20bとを設け、切り替え用の交換部品20bが所定の組み合わせで複数個装着された場合に、動作モードの切り替えを行うので、動作モードの切り替えの自由度をより制限することができ、誤った切り替えを防止することができる。ここで、複数種類のうち全部について切り替え用の交換部品20bが装着された場合に切り替えを行うこととすれば、より確実に誤操作を防止することができる。一方、複数種類のうち一部の切り替え用の交換部品20bが装着された場合に切り替えを行うこととすれば、切り替えの自由度を大きくすることができ、切り替えの自由度を制限しつつ、切り替えを簡易化することができる。
[第5の実施の形態]
図7は、第5の実施の形態に係る画像形成装置5の動作手順を示すフローチャートである。以下の説明では、記載の重複を避けるため、上記第1〜4の実施の形態と共通する部分については、同一の符号を用い、説明を省略することとする。
本実施の形態では、ドラムユニット20Dおよびトナーユニット20Tの各々について、動作モード(禁止モードまたは許容モード)が設定される。したがって、ドラムユニット20Dについて、非認証品の使用を禁止するドラム禁止モードと、非認証品の使用を許容するドラム許容モードとの間で動作モードの切り替えが行われる。また、トナーユニット20Tについて、非認証品の使用を禁止するトナー禁止モードと、非認証品の使用を許容するトナー許容モードとの間で動作モードの切り替えが行われる。
そして、切り替え用ドラムユニット20Dbのユニットメモリ21の記憶領域21aには、ドラム許容モードに切り替えるべき旨を示す値「1」、または、ドラム禁止モードに切り替えるべき旨を示す値「2」が格納される。また、切り替え用トナーユニット20Tbのユニットメモリ21の記憶領域21aには、トナー許容モードに切り替えるべき旨を示す値「1」、または、トナー禁止モードに切り替えるべき旨を示す値「2」が格納される。
図7において、画像形成装置5の電源が投入されると(S91)、CPU16aは、本体メモリ14から現在の動作モードを示す動作モード情報(「ドラム禁止モード」または「ドラム許容モード」、「トナー禁止モード」または「トナー許容モード」)を読み出し(S92)、読み出した動作モード情報をRAM16cに書き込む(S93)。
ついで、CPU16aは、リーダライタ部11を介して、ドラムユニット20Dのユニットメモリ21の記憶領域21aに保持されている値を読み出す(S94)。この読み出しを正常に行うことができなかった場合(S95:NO)、動作モードの切り替えに関する処理を行うことはできないので、ステップS99に移行する。読み出しが正常に行われた場合(S95:YES)、CPU16aは、読み出された値が「0」であるか否かを判断する(S96)。
読み出された値が「0」であると判断された場合(S96:YES)、すなわち通常ドラムユニット20Daが装着されている場合、ステップS99に移行する。この場合、ドラムユニット20Dについては、動作モードの切り替え処理は行われず、現在の動作モードが維持されることとなる。
一方、読み出された値が「0」でないと判断された場合(S96:NO)、すなわち切り替え用ドラムユニット20Dbが装着されている場合、CPU16aは、読み出された値に応じて動作モードの切り替えを行う(S97)。具体的には、読み出された値が「1」である場合には、RAM16cおよび本体メモリ14に保持されている動作モード情報を「ドラム許容モード」に書き換える。これにより、本体メモリ14に「ドラム禁止モード」が保持されていた場合には、ドラム禁止モードからドラム許容モードに切り替えられることになる。本体メモリ14に「ドラム許容モード」が保持されていた場合には、結果的には、ドラムユニット20Dについての動作モードの切り替えは生じない。また、読み出された値が「2」である場合には、CPU16aは、RAM16cおよび本体メモリ14に保持されている動作モード情報を「ドラム禁止モード」に書き換える。これにより、本体メモリ14に「ドラム許容モード」が保持されていた場合には、ドラム許容モードからドラム禁止モードに切り替えられることになる。本体メモリ14に「ドラム禁止モード」が保持されていた場合には、結果的には、ドラムユニット20Dについては動作モードの切り替えは生じない。
動作モードの切り替え処理が終了すると、CPU16aは、ドラムユニット20Dに保持されている動作モード切り替え情報を無効にするための処理を行う(S98)。具体的には、CPU16aは、ドラムユニット20Dのユニットメモリ21の所定の記憶領域21aに保持されている値を「0」に書き換える。
ステップS99では、トナーユニット20Tについて、ステップS94〜98と同様の処理が行われる。
ステップS100では、CPU16aは、RAM16cに保持されている動作モード情報に従って、画像形成装置5を制御する。具体的には、ドラムユニット20Dについて、動作モード情報が「ドラム禁止モード」であれば非認証品の使用を禁止し、「ドラム許容モード」であれば非認証品の使用を許容する。また、トナーユニット20Tについて、動作モード情報が「トナー禁止モード」であれば非認証品の使用を禁止し、「トナー許容モード」であれば非認証品の使用を許容する。
なお、本実施の形態では、ドラム禁止モードとドラム許容モードとの間の切り替えを切り替え用ドラムユニット20Dbにより行うこととし、トナー禁止モードとトナー許容モードとの間の切り替えを切り替え用トナーユニット20Tbにより行うこととしたが、例えば、両方の切り替えを切り替え用ドラムユニット20Dbまたは切り替え用トナーユニット20Tbのいずれか一方により行うこととしてもよい。また、両方の切り替えを転写ユニット等の他の交換部品20により行うこととしてもよい。
以上のとおり、本実施の形態では、装置本体10は、複数の動作モードからなる動作モード群を複数有する。ここでは、ドラム禁止モードとドラム許容モードとからなる動作モード群、および、トナー禁止モードとトナー許容モードとからなる動作モード群を有する。そして、装置本体10は、動作モード切り替え情報に応じて、各動作モード群について動作モードの切り替えを行う。このため、ユーザの希望等の様々な事情に応じた最適な動作モードパターンを、簡単な切り替え操作で提供することができる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明が上記の実施の形態に限定されないことは言うまでもない。
例えば、上記の実施の形態では、2つの動作モード間で切り替える場合を示したが、3つ以上の動作モード間で選択的に動作モードを切り替えることとしてもよい。例えば、動作モード1、動作モード2、・・・、動作モードNの間で切り替える場合、切り替え用の交換部品20bの記憶領域21aには、それぞれの動作モードに切り替えるべき旨を示す値「1」、「2」、・・・、「N」を保持させればよい。
また、上記の実施の形態では、禁止モードと許容モードとの間で切り替える場合を示したが、動作モードは、これらに限られない。例えば、保守料金の課金方法が互いに異なる複数の動作モード間で、切り替えを行うこととしてもよい。保守料金の課金方法としては、広く知られているとおり、画像形成枚数をカウントしてカウント値に対して課金する方法や、交換部品20の値段に保守料金を含める方法などがある。また、非接触通信の周波数帯の使用が禁じられている国に対応するため、ユニットメモリ21との非接触通信を行うモードと、行わないモードとの間で切り替えることとしてもよい。また、定着性の悪いラフ紙を使用するユーザや地域に対応するため、通常モードと、定着温調温度が高く設定されたラフ紙モードとの間で切り替えることとしてもよい。また、気温が比較的高い地域、標準的な地域、比較的低い地域に対応するため、各種のヒータのON/OFF設定や定着温調温度設定が異なる、高温モード、通常モード、低温モードとの間で切り替えることとしてもよい。
第1の実施の形態に係る画像形成装置の概略構成を示す側面図および上面図である。 第1の実施の形態に係る画像形成装置の構成を示すブロック図である。 第1の実施の形態に係る画像形成装置の動作手順を示すフローチャートである。 第2の実施の形態に係る画像形成装置の動作手順を示すフローチャートである。 第3の実施の形態に係る画像形成装置の動作手順を示すフローチャートである。 第4の実施の形態に係る画像形成装置の動作手順を示すフローチャートである。 第5の実施の形態に係る画像形成装置の動作手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1 画像形成装置、10 画像形成装置本体(装置本体)、11 リーダライタ部、12 UI部、14 本体メモリ、15 プリントエンジン部、16 コントローラ部、16a CPU、16b ROM、16c RAM、20 交換部品、21 ユニットメモリ。

Claims (1)

  1. 交換部品を着脱可能に装着する装着手段と、
    設定された動作モードにより、前記装着手段に装着された交換部品を用いて記録媒体に画像を形成する画像形成手段と、
    前記装着手段に装着された交換部品に付与されたRFIDタグを読み取る読取手段と、
    前記読取手段が読み取ったRFIDタグに前記画像形成手段の動作モードを切り替えるべき動作モードを示す動作モード切り替え情報が格納されていた場合、その動作モード切り替え情報の設定内容に応じて前記画像形成手段に設定する動作モードを、前記読取手段が交換部品に付与されたRFIDタグを正常に読み取れなかった場合に当該交換部品を使用した画像形成を禁止するモードと、当該交換部品を使用した画像形成を許容するモードとの間で切り替える切替手段と、
    を有し、
    前記交換部品には、動作モードが切り替えられるべき画像形成装置本体の個体識別情報が予め保持されており、
    前記切替手段は、前記装着手段に装着された交換部品に保持されている個体識別情報と自己の個体識別情報とが一致する場合に当該交換部品に保持されている動作モード切り替え情報に応じて動作モードを切り替えることを特徴とする画像形成装置。
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