JP2006013653A - 複合機 - Google Patents
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Abstract
【課題】専門の知識を持たない者でも簡単に動作環境を変更することができる複合機を提供する。
【解決手段】複合機1は、原稿の画像を読み取る画像読取装置10を有する。記憶部40は、複合機1の動作制御に用いられる動作環境情報を保持している。情報抽出部51は、動作環境情報を変更するための変更情報表示媒体の画像が画像読取装置10により読み取られた場合に、当該読み取られた画像から画像認識処理により変更情報を抽出する。動作環境変更部52は、情報抽出部51により抽出された変更情報に基づいて、記憶部40に保持されている動作環境情報を変更する。
【選択図】図1
【解決手段】複合機1は、原稿の画像を読み取る画像読取装置10を有する。記憶部40は、複合機1の動作制御に用いられる動作環境情報を保持している。情報抽出部51は、動作環境情報を変更するための変更情報表示媒体の画像が画像読取装置10により読み取られた場合に、当該読み取られた画像から画像認識処理により変更情報を抽出する。動作環境変更部52は、情報抽出部51により抽出された変更情報に基づいて、記憶部40に保持されている動作環境情報を変更する。
【選択図】図1
Description
本発明は、原稿の画像を読み取る画像読取装置を有する複合機に関し、特に、複合機の動作環境の変更に関する。
スキャナ機能、プリンタ機能、ファクシミリ機能などを含む複合機が市場に普及している。従来、複合機における各種動作モードの切り替え、印刷に関する各種パラメータ(帯電バイアス、定着温度等)の設定変更など、複合機の動作環境の変更は、次のような方法で行われている。
すなわち、専門の知識を持つサービスエンジニアが、複合機の設置場所まで赴き、サービス用ツール(例えば、コントロールパネルのサービスモード、専用治具、専用PC等)を用いて動作環境の変更を行っている。
また、近年、製造者や販売者のサービスセンターと市場の複合機とを電話回線等の電気通信回線で接続し、この電気通信回線を介してリモートで動作環境の変更を行う態様もある。
しかし、サービスエンジニアによる方法では、動作環境の変更の度にサービスエンジニアを設置場所に派遣しなければならず、コストがかかってしまう。また、電気通信回線による方法では、複合機を電気通信回線に接続しなければならず、ユーザ側に負担がかかってしまう。
そこで、本発明は、専門の知識を持たない者でも簡単に動作環境を変更することができる複合機を提供する。
本発明に係る複合機は、原稿の画像を読み取る画像読取装置を有する複合機であって、前記複合機の動作制御に用いられる動作環境情報を保持する保持手段と、前記動作環境情報を変更するための変更情報表示媒体の画像が前記画像読取装置により読み取られた場合に、当該読み取られた画像から画像認識処理により変更情報を抽出する抽出手段と、当該抽出手段により抽出された変更情報に基づいて、前記保持手段に保持されている動作環境情報を変更する動作環境変更手段と、を備えることを特徴とする。
本発明の好適な態様では、前記動作環境変更手段により動作環境情報が変更された場合、動作環境情報を変更するための操作入力を新たに受け付けるまで、前記変更後の動作環境情報を維持する。
また、本発明の好適な態様では、前記変更情報表示媒体には、当該表示媒体により動作環境情報が変更されるべき複合機の個体識別情報が表示されており、前記抽出手段は、前記変更情報表示媒体の画像から前記個体識別情報を抽出し、前記動作環境変更手段は、前記抽出手段により抽出された個体識別情報が当該複合機の個体識別情報と一致する場合に、前記動作環境情報の変更を行う。このとき、前記個体識別情報は、暗号化されて、前記変更情報表示媒体に表示されることが好ましい。
また、本発明の好適な態様では、前記変更情報表示媒体は、紙である。また、別の好適な態様では、前記変更情報表示媒体は、可搬性の無線通信端末のディスプレイである。
また、本発明の好適な態様では、前記複合機は、着脱可能に装着される交換部品を用いて記録媒体に画像を形成する画像形成装置を有し、前記画像形成装置は、動作モードとして、その使用が製造者により認められていない交換部品の使用を禁止する禁止モードと、当該交換部品の使用を許容する許容モードとを有し、前記動作環境変更手段は、前記禁止モードと前記許容モードとの間で、動作モードの切り替えを行う。
本発明に係る複合機の制御装置は、原稿の画像を読み取る画像読取装置を有し、所定の記憶領域に保持されている動作環境情報に基づいて動作する複合機、の制御装置であって、前記動作環境情報を変更するための変更情報表示媒体の画像が前記画像読取装置に読み取られた場合に、当該読み取られた画像から画像認識処理により変更情報を抽出する抽出手段と、当該抽出手段により抽出された変更情報に基づいて、前記記憶領域に保持されている動作環境情報を変更する動作環境変更手段と、を備えることを特徴とする。
本発明に係る複合機の制御プログラムは、原稿の画像を読み取る画像読取装置を有し、所定の記憶領域に保持されている動作環境情報に基づいて動作する複合機を、前記動作環境情報を変更するための変更情報表示媒体の画像が前記画像読取装置に読み取られた場合に、当該読み取られた画像から画像認識処理により変更情報を抽出する抽出手段、および、当該抽出手段により抽出された変更情報に基づいて、前記記憶領域に保持されている動作環境情報を変更する動作環境変更手段、として機能させることを特徴とする。
本発明に係る複合機の制御方法は、原稿の画像を読み取る画像読取装置を有し、所定の記憶領域に保持されている動作環境情報に基づいて動作する複合機の制御方法であって、前記動作環境情報を変更するための変更情報表示媒体の画像が前記画像読取装置に読み取られた場合に、当該読み取られた画像から画像認識処理により変更情報を抽出する抽出ステップと、当該抽出ステップで抽出された変更情報に基づいて、前記記憶領域に保持されている動作環境情報を変更する動作環境変更ステップと、を有することを特徴とする。
本発明では、動作環境情報を変更するための変更情報表示媒体の画像が画像読取装置により読み取られた場合に、当該読み取られた画像から変更情報を抽出し、この変更情報に基づいて動作環境情報を変更する。このため、本発明によれば、専門の知識を持たない者でも簡単に複合機の動作環境を変更することができる。
以下、図面に従って、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は、実施の形態に係る複合機1の構成を示すブロック図である。この複合機1は、スキャナ機能を含む複数の機能を備えるデジタル複合機であり、ここでは、スキャナ機能とプリンタ機能とを備えている。ただし、複合機1は、ファクシミリ機能等、他の機能を備える場合もある。図1において、複合機1は、画像読取装置10、画像形成装置20、ユーザインタフェース部30、記憶部40、および制御部50を有する。
画像読取装置10は、原稿の画像を光学的に読み取るスキャナである。その読み取り方式としては、プラテン方式やシートスルー方式などがあるが、どのような方式であってもよい。
画像形成装置20は、画像読取装置10により読み取られた画像や、LAN等を介して外部の情報処理装置から受信した画像を、紙等の記録媒体に印刷するプリンタである。印刷方式は、ここでは電子写真方式であるが、インクジェット方式など、他の方式であってもよい。本実施の形態では、画像形成装置20は、画像形成装置本体21(以下、装置本体と称す)と、この装置本体21に着脱可能に装着される交換部品22とを備えている。装置本体21と交換部品22とは、協働して画像形成を行う。
装置本体21は、画像形成装置20において実質的に固定的な部分である。交換部品22は、一般的には、消耗した場合に適宜交換される部品である。交換部品22としては、例えば、ドラムカートリッジ、現像ユニット、トナーカートリッジ、転写ユニット、定着ユニットなどが挙げられる。なお、交換部品22は、図1では一つであるが、複数であってもよい。
ユーザインタフェース(UI)部30は、各種情報の表示、および、ユーザからの入力操作の受け付けを行うインタフェースであり、例えば、ディスプレイ、操作ボタン、タッチパネル式のコントロールパネルなどである。
記憶部40は、各種の情報を保持する、ROM、NVRAM(Non Volatile RAM)、ハードディスクなどの不揮発性の記憶媒体である。本実施の形態では、記憶部40は、特に、複合機1の動作制御に用いられる動作環境情報と、複合機1を識別するための個体識別情報(ここでは個体識別番号)とを保持する。
制御部50は、複合機1全体を制御するコントローラである。制御部50の各種機能は、ROM等の記憶媒体に格納されたプログラムがCPUに実行されることによって実現される。ただし、制御部50の各種機能の実現態様は特に限定されず、例えば、専用のハードウェア回路により実現されても構わない。
本実施の形態では、専門の知識を持たない者でも簡単に動作環境を変更することができるように、動作環境変更用の表示媒体(紙等)の画像を画像読取装置10に読み取らせることによって、複合機1の動作環境の変更を行うこととする。具体的には、複合機1は、動作環境情報を変更するための変更情報が表示された変更情報表示媒体の画像を画像読取装置10により読み取って、読み取られた画像から変更情報を抽出し、抽出された変更情報に基づいて動作環境情報を変更する。すなわち、本実施の形態では、ユーザは、変更情報表示媒体の画像を画像読取装置10に読み取らせることにより、複合機1の動作環境を変更することができる。
制御部50は、上記動作環境の変更に係る機能を実現させるための機能モジュールとして、情報抽出部51と動作環境変更部52とを有する。
情報抽出部51は、動作環境情報を変更するための変更情報表示媒体の画像が画像読取装置10に読み取られた場合に、当該読み取られた画像から画像認識処理により変更情報を抽出する。動作環境変更部52は、情報抽出部51により抽出された変更情報に基づいて、記憶部40に保持されている動作環境情報を変更する。
ここで、変更情報表示媒体によって変更される動作環境情報としては、例えば、画像形成に関する設定情報、画像読取に関する設定情報、通信環境(IPアドレスやファクシミリ番号等)に関する設定情報などが挙げられる。より具体的には、速度優先モードや画質優先モードなどの動作モードの設定、印刷条件(帯電バイアスや定着温度等)の設定値または補正値、RFID(Radio Frequency Identification)通信機能等の使用可否の設定、課金方式の設定などが挙げられる。
変更情報表示媒体は、画像読取装置10に読み取り可能な態様で変更情報を表示するものであればよく、例えば、変更情報が印刷された紙等の印刷物や、可搬性の無線通信端末(携帯電話等)のディスプレイなどである。
変更情報は、動作モードの切り替え、印刷条件の設定値、課金方式の設定など、動作環境情報の変更の内容を示す情報である。この変更情報は、複合機1により認識可能な態様であれば、変更情報表示媒体において、文字、数字、図形、N次元バーコード(Nは1〜3)、ホログラム、またはこれらの組み合わせなど、様々な態様で表示されることができる。
つぎに、本実施の形態において好適に変更される動作環境情報の一例について、具体的に説明する。
通常、複合機1の製造者は、純正品や推奨品など、当該製造者がその使用を認めている交換部品22(以下、認証品と称す)が装着された場合を想定し、この場合に所定の画像品質や安全性能が得られるように、装置本体21の設計・製造を行う。このように設計・製造された装置本体21に対し、模造品、偽造品、海賊版など、その使用が製造者により認められていない交換部品22(以下、非認証品と称す)が装着された場合、この場合における動作は製造者の想定範囲外であるため、様々な不利益が生じる可能性がある。例えば、画像品質上の問題、誤動作、装置本体21の故障、印刷用紙の破損(破れ、シワなど)、または事故(異音、異臭、漏電、発火、発煙、爆発など)が発生する恐れがある。
このような不利益を回避するため、従来、多くの画像形成装置では、装着された交換部品が認証品か否かを判別し、認証品でない場合には画像形成動作を禁止することとしている。しかし、ユーザの中には、非認証品の使用を希望する者が存在する。そこで、本実施の形態では、装置本体21の動作モードとして、非認証品の使用を禁止する禁止モードの他に、非認証品の使用を許容する許容モードを設けることとする。許容モードでは、非認証品を使用したいというユーザの希望を満たすため、画像形成機能を維持しつつ、非認証品の使用に伴う不利益を回避するため、画像形成装置の機能を制限する。なお、禁止モードおよび許容モードの内容については、後に説明する。
非認証品の使用にはリスクが伴うこと、および、許容モードでは機能が制限されることに鑑みると、禁止モードと許容モードとの間の切り替えをユーザが安易に行うことは好ましくない。しかし、サービスエンジニアが当該切り替えを行うこととすると、ユーザにとっては不便であり、製造者または販売者にとってはコストがかかる。また、電話回線等の電機通信回線を介してリモートで切り替えを行うこととすると、電話回線の用意等、ユーザに負担がかかってしまう。
そこで、本実施の形態では、動作モードの切り替えを示す変更情報が印刷された印刷物(以下、切り替え用シートと称す)を画像読取装置10に読み取らせることによって、禁止モードと許容モードとの間の切り替えを行うこととする。具体的には、本実施の形態では、記憶部40は、動作環境情報として、禁止モードまたは許容モードのうちいずれで動作すべきかを保持している。そして、情報抽出部51は、切り替え用シートから変更情報を抽出する。動作環境変更部52は、抽出された変更情報に従って動作環境情報を変更し、動作モードを切り替える。
以下、本実施の形態に係る複合機1の動作について詳細に説明する。なお、画像読取装置10の一般的な画像読取動作および画像形成装置20の一般的な画像形成動作については、広く知られているので説明を省略する。
[画像形成装置の制御に関する動作]
図2は、画像形成装置20の制御に関する制御部50の動作手順を示すフローチャートである。
図2は、画像形成装置20の制御に関する制御部50の動作手順を示すフローチャートである。
複合機1の電源が投入されると(S11)、制御部50は、記憶部40に保持されている動作環境情報(「禁止モード」または「許容モード」)を参照し、現在の動作モードが「禁止モード」であるか否かを判断する(S12)。
禁止モードであると判断された場合(S12:YES)、制御部50は、装置本体21に装着されている交換部品22が認証品か否かを、所定の判別方法に従って判別する(S13)。具体的には、制御部50は、交換部品22から当該交換部品が認証品か否かを示す情報を取得し、取得した情報に基づいて当該交換部品22が認証品か否かを判別する。例えば、制御部50は、交換部品22に取り付けられたRFIDタグ等のメモリ(不図示)から、予め格納されている暗号化情報を読み出し、当該暗号化情報を正しく復号化できるか否かによって、認証品か否かを判別する。ただし、認証品か否かを示す情報は、交換部品22に付されているホログラム(不図示)や交換部品22の物理特性値など、他の情報であってもよい。また、認証品か否かの判別方法は、特に限定されるものではない。
認証品であると判別された場合には(S13:YES)、制御部50は、予め設定された認証品モードで動作するように、画像形成装置20を制御する(S14)。ここで、認証品モードは、交換部品22として認証品が装着された場合に対応する制御モードである。この認証品モードでは、画像形成装置20が備えるすべての機能が実現される。
一方、認証品でないと判別された場合には(S13:NO)、制御部50は、非認証品の使用に伴う不利益を回避するため、画像形成装置20による画像形成を禁止する(S15)。このとき、制御部50は、画像形成機能が停止している理由をユーザに知らせるため、UI部30のディスプレイ上に、非認証品の交換部品22が装着されている旨を表示させることが好ましい。
ステップS12において、禁止モードでないと判断された場合(S12:NO)、すなわち許容モードである場合、制御部50は、装着されている交換部品22が認証品であるか否かに関わらず、予め設定された非認証品モードで動作するように、画像形成装置20を制御する(S16)。ここで、非認証品モードは、交換部品22として非認証品が装着された場合に対応する制御モードである。この非認証品モードでは、非認証品を使用したいというユーザの希望を満たすため、画像形成装置20の画像形成機能を維持しつつ、非認証品の使用に伴う不利益を回避するため、認証品モードで実現される画像形成装置20の機能を制限する。
なお、ここでは、許容モードにおいて、装着されている交換部品22が認証品であるか否かに関わらず、非認証品モードで制御することとしたが、次のようにしてもよい。すなわち、装着されている交換部品22が認証品か否かを判別し、認証品であれば認証品モードで制御し、非認証品であれば非認証品モードで制御することとしてもよい。
ここで、非認証品モードの具体例について、認証品モードと対比しながら説明する。ここでは、具体例1〜4に分けて説明するが、これらは適宜に組み合わされてもよい。
(非認証品モードの具体例1)
認証品モードでは、制御部50は、製造バラツキの補正や画質維持などのため、交換部品22から当該交換部品の属性情報を取得し、この属性情報に基づいて装置本体21を制御する。例えば、制御部50は、交換部品22に取り付けられているRFIDタグ等のメモリ(不図示)から制御情報(補正値やカウンタ値など)を読み出し、この制御情報に基づいて画像形成のための各種の電圧、電流、温度等を決定する。なお、交換部品22の属性情報としては、メモリに格納されている制御情報の他に、例えば、交換部品22に付されているバーコード情報、交換部品22の物理特性値が挙げられる。
認証品モードでは、制御部50は、製造バラツキの補正や画質維持などのため、交換部品22から当該交換部品の属性情報を取得し、この属性情報に基づいて装置本体21を制御する。例えば、制御部50は、交換部品22に取り付けられているRFIDタグ等のメモリ(不図示)から制御情報(補正値やカウンタ値など)を読み出し、この制御情報に基づいて画像形成のための各種の電圧、電流、温度等を決定する。なお、交換部品22の属性情報としては、メモリに格納されている制御情報の他に、例えば、交換部品22に付されているバーコード情報、交換部品22の物理特性値が挙げられる。
ある交換部品22が非認証品である場合、その交換部品22のメモリには、不適切な情報が書き込まれている可能性がある。また、その交換部品22の物理特性は、認証品と異なっている可能性がある。したがって、非認証品の交換部品22から取得される属性情報は、認証品のものと全く異なる可能性があり、これを装置本体21の制御に利用した場合、故障や事故などの不利益が生じる可能性がある。
そこで、非認証品モードでは、制御部50は、交換部品22から取得される属性情報の代わりに、装置本体21に予め保持されている情報に基づいて、装置本体21を制御する。
(非認証品モードの具体例2)
認証品モードでは、制御部50は、交換部品22から当該交換部品の属性情報を取得し、この属性情報を用いることにより、所定の機能を実現させる。例えば、トナーカートリッジのメモリからトナー残量情報を読み出し、このトナー残量情報を用いて、UI部30のディスプレイ上にトナー残量を表示させる。
認証品モードでは、制御部50は、交換部品22から当該交換部品の属性情報を取得し、この属性情報を用いることにより、所定の機能を実現させる。例えば、トナーカートリッジのメモリからトナー残量情報を読み出し、このトナー残量情報を用いて、UI部30のディスプレイ上にトナー残量を表示させる。
トナーカートリッジが非認証品である場合、メモリには不正確な情報が書き込まれている可能性がある。このため、非認証品のトナーカートリッジからトナー残量情報を読み出し、これをもとにトナー残量の表示を行うと、ユーザに不正確な情報を提供することとなる。
そこで、非認証品モードでは、制御部50は、トナー残量の表示機能など、交換部品22から取得される属性情報を用いることによって実現される所定の機能を停止させる。なお、上記の所定の機能は、トナー残量の表示機能に限定されない。
(非認証品モードの具体例3)
認証品モードは、交換部品22として認証品が装着された場合に所定の品質が得られるように、設定される。具体的には、認証品モードにおける、各種の電圧、電流、温度などのパラメータは、交換部品22が認証品としての所定の特性(例えば、絶縁耐圧、難燃性、磨耗性など)を満たすことを前提として設定される。
認証品モードは、交換部品22として認証品が装着された場合に所定の品質が得られるように、設定される。具体的には、認証品モードにおける、各種の電圧、電流、温度などのパラメータは、交換部品22が認証品としての所定の特性(例えば、絶縁耐圧、難燃性、磨耗性など)を満たすことを前提として設定される。
非認証品については、上記所定の特性が満たされているかどうかは不明である。このため、非認証品が装着された場合に、認証品モードのパラメータをそのまま適用すると、想定外の放電、温度上昇、部品磨耗、発火などの不利益が発生する恐れがある。
そこで、非認証品モードでは、制御部50は、認証品モードより厳しい動作制限範囲内で動作するように、装置本体21を制御する。例えば、各種の電圧、電流、温度などの出力値について、認証品モードより厳しい、上限または下限を設定することとする。
(非認証品モードの具体例4)
上記具体例1〜3に示されるとおり、認証品モードと非認証品モードとでは、画像形成装置20の動作が異なる。このため、ユーザは、非認証品モード時の動作を、画像形成装置20の故障であると誤認する場合がある。
上記具体例1〜3に示されるとおり、認証品モードと非認証品モードとでは、画像形成装置20の動作が異なる。このため、ユーザは、非認証品モード時の動作を、画像形成装置20の故障であると誤認する場合がある。
そこで、非認証品モードでは、制御部50は、ユーザに対し、現在の動作モードが非認証品モードであることを通知する。例えば、UI部30のディスプレイ上に、非認証品モードである旨を表示させる。
[動作モードの切り替えに関する動作]
次に、動作モードの切り替えに関する制御部50の動作について、2つの動作例を示して詳細に説明する。なお、いずれの動作例においても、記憶部40には、工場出荷時の動作環境情報である「禁止モード」が保持されているものとする。
次に、動作モードの切り替えに関する制御部50の動作について、2つの動作例を示して詳細に説明する。なお、いずれの動作例においても、記憶部40には、工場出荷時の動作環境情報である「禁止モード」が保持されているものとする。
(動作例1)
本動作例では、通常のコピーモードやスキャンモードにおいて、切り替え用シートによる動作モードの切り替え指示を受け付けることとする。
本動作例では、通常のコピーモードやスキャンモードにおいて、切り替え用シートによる動作モードの切り替え指示を受け付けることとする。
図3は、動作モードの切り替えに関する制御部50の、動作例1における動作手順を示すフローチャートである。
ユーザは、禁止モードから許容モードへの切り替えを希望する場合、動作モード切り替え用の変更情報が印刷された印刷物(切り替え用シート)を用意する。例えば、ユーザは、複合機1の製造者または販売者に対して、電話、ファクシミリ、電子メール、Web、郵便等の適宜の通信手段により、切り替えを希望する複合機1の個体識別番号を付して、許容モードへの切り替え希望を申請する。この申請に応じ、製造者または販売者は、ファクシミリ、電子メール、Web、郵便等の適宜の通信手段により、切り替え用シートまたはその画像データを送る。ユーザは、画像データを受け取った場合、複合機1または他のプリンタによって画像をプリントアウトし、切り替え用シートを得る。複合機1によってプリントアウトする態様を考慮すれば、切り替え用シートの画像は、画像形成装置20によって印刷可能であることが好ましく、当該画像の解像度は、画像形成装置20の解像度の少なくとも一つと一致していることが好ましい。
図4に、切り替え用シートの一例を示す。図4に示されるとおり、切り替え用シートの領域A1、A2、およびA3には、それぞれ、文字、図形、N次元バーコード等の所定の表示態様により、当該シートが切り替え用シートである旨を示す情報、当該シートにより動作モードが切り替えられるべき複合機1の個体識別番号、および変更情報(ここでは、許容モードへの切り替え指示)が印刷されている。ここで、切り替え用シートに個体識別番号を含めるのは、当該切り替え用シートが適用される複合機1を限定するためである。個体識別番号は、切り替え用シートの偽造、改編、改竄等を防止する観点より、ストリーミング暗号等にて暗号化されて印刷されている。同様の観点より、他の情報についても暗号化されていることが好ましい。なお、切り替え用シートは、複数台の個体識別番号を含んでいてもよい。また、図4では、3つの情報が3つの画像により表されているが、例えば、3つの情報を1つの画像で表すこととしてもよい。
上記のとおりに切り替え用シートを取得したユーザは、切り替え用シートを画像読取装置10の原稿台にセットし、UI部30を操作して読み取り開始を指示する。この指示に応じて、画像読取装置10による切り替え用シートの画像の読み取りが実行される。
図3において、制御部50は、画像読取装置10により画像が読み取られるまで待機しており(S21:NO)、画像読取装置10により画像が読み取られると(S21:YES)、読み取られた画像を画像読取装置10から取得する(S22)。ついで、制御部50は、得られた画像の領域A1に対して所定の画像認識処理を行い、切り替え用シートである旨を示す情報が抽出されるか否かに基づいて、読み取られた画像が切り替え用シートのものであるか否かを判断する(S23)。
切り替え用シートのものでないと判断された場合(S23:NO)、制御部50は、読み取られた画像を通常どおりに処理する(S24)。例えば、コピーモードであれば読み取られた画像を画像形成装置20により印刷し、スキャンモードであれば読み取られた画像を所定の記憶領域に格納する。
一方、切り替え用シートのものであると判断された場合(S23:YES)、制御部50は、読み取られた画像の領域A2に対して所定の画像認識処理を行い、個体識別番号を抽出する(S25)。ここで、個体識別番号が暗号化されている場合には、所定の復号化処理を施すことにより、個体識別番号を抽出する。そして、抽出された個体識別番号が、記憶部40に保持されている個体識別番号と一致するか否かを判断する(S26)。
個体識別番号が一致しないと判断された場合(S26:NO)、すなわち切り替え用シートが当該複合機1に適用されるべきものでなかった場合、読み取られた画像を通常どおりに処理する(S27)。例えば、コピーモードであれば読み取られた画像を画像形成装置20により印刷し、スキャンモードであれば読み取られた画像を所定の記憶領域に格納する。ここで、当該処理に代えて、または、当該処理とともに、UI部30のディスプレイ上に、個体識別番号が一致しない旨を表示することとしてもよい。
一方、個体識別番号が一致すると判断された場合(S26:YES)、すなわち切り替え用シートが当該複合機1に適用されるべきものであった場合、制御部50は、読み取られた画像の領域A3に対して所定の画像認識処理を行い、変更情報を抽出する(S28)。そして、制御部50は、抽出された変更情報に基づいて、記憶部40に保持されている動作環境情報を書き換える(S29)。ここでは、記憶部40に保持されている「禁止モード」を「許容モード」に書き換える。これにより、複合機1の動作モードが、禁止モードから許容モードに切り替わる。
制御部50は、切り替え用シートに基づいて動作環境情報を変更した場合、動作環境情報を変更するための操作入力を新たに受け付けるまで、変更後の動作環境情報を維持する。具体的には、制御部50は、ステップS29において許容モードに切り替えた場合、禁止モードに変更するための操作入力を新たに受け付けるまで、「許容モード」を維持する。ここで、動作環境情報を変更するための操作入力には、切り替え用シートを用いた入力の他に、UI部30による操作入力等も含まれる。
(動作例2)
上記の動作例1では、通常のコピーモードやスキャンモードにおいて、切り替え用シートによる動作モードの切り替え指示を受け付けることとしたが、この場合、ユーザが動作モードの切り替えを意図しているのか、コピーやスキャンを意図しているのか、必ずしも明確ではない。このため、ユーザの意図とは異なる動作を実行してしまう可能性がある。そこで、本動作例では、通常のコピーモードやスキャンモードとは別に、切り替え用シートによる切り替え指示を受け付けるための「動作環境変更モード」を設けることとする。
上記の動作例1では、通常のコピーモードやスキャンモードにおいて、切り替え用シートによる動作モードの切り替え指示を受け付けることとしたが、この場合、ユーザが動作モードの切り替えを意図しているのか、コピーやスキャンを意図しているのか、必ずしも明確ではない。このため、ユーザの意図とは異なる動作を実行してしまう可能性がある。そこで、本動作例では、通常のコピーモードやスキャンモードとは別に、切り替え用シートによる切り替え指示を受け付けるための「動作環境変更モード」を設けることとする。
図5は、動作モードの切り替えに関する制御部50の、動作例2における動作手順を示すフローチャートである。
ユーザは、禁止モードから許容モードへの切り替えを希望する場合、動作例1と同様に、切り替え用シートを用意する。そして、ユーザは、動作環境変更モードへ移行すべき旨の指示を、UI部30のボタン操作等によって複合機1に入力する。
図5において、制御部50は、動作環境変更モードへの移行指示の入力を受け付けるまで待機しており(S31:NO)、移行指示の入力を受け付けると(S31:YES)、動作環境変更モードへ移行する(S32)。ここでは、制御部50は、UI部30のディスプレイ上に、切り替え用シートのスキャンを促す画面を表示させる。
この画面に応じて、ユーザは、切り替え用シートを画像読取装置10の原稿台にセットし、UI部30を操作して読み取り開始を指示する。この指示に応じて、画像読取装置10による切り替え用シートの画像の読み取りが実行される。
動作環境変更モードにおいて、制御部50は、画像読取装置10により画像が読み取られるまで待機し(S33:NO)、画像が読み取られると(S33:YES)、読み取られた画像を画像読取装置10から取得する(S34)。ついで、制御部50は、得られた画像の領域A1に対して所定の画像認識処理を行い、切り替え用シートである旨を示す情報が抽出されるか否かに基づいて、読み取られた画像が切り替え用シートのものか否かを判断する(S35)。
切り替え用シートのものでないと判断された場合(S35:NO)、制御部50は、所定のエラー処理を実行する(S36)。例えば、UI部30のディスプレイ上に、切り替え用シートが正常に読み取られない旨を表示させる。
一方、切り替え用シートのものであると判断された場合(S35:YES)、制御部50は、読み取られた画像の領域A2に対して所定の画像認識処理を行い、個体識別番号を抽出する(S37)。そして、抽出された個体識別番号が、記憶部40に保持されている個体識別番号と一致するか否かを判断する(S38)。
個体識別番号が一致しないと判断された場合(S38:NO)、すなわち切り替え用シートが当該複合機1に適用されるべきものでなかった場合、制御部50は、所定のエラー処理を実行する(S39)。例えば、UI部30のディスプレイ上に、個体識別番号が一致しない旨を表示する。
一方、個体識別番号が一致すると判断された場合(S38:YES)、すなわち切り替え用シートが当該複合機1に適用されるべきものであった場合、制御部50は、読み取られた画像の領域A3に対して所定の画像認識処理を行い、変更情報を抽出する(S40)。そして、制御部50は、抽出された変更情報に基づいて、記憶部40に保持されている動作環境情報を書き換える(S41)。ここでは、記憶部40に保持されている「禁止モード」を「許容モード」に書き換える。これにより、複合機1の動作モードが、禁止モードから許容モードに切り替わる。
制御部50は、ステップS41において動作環境情報を変更した場合、動作環境情報を変更するための操作入力を新たに受け付けるまで、変更後の動作環境情報を維持する。
なお、上記の説明では、禁止モードと許容モードとの間で切り替える場合を示したが、本実施の形態は、例えば、次のような動作モードの切り替えにも好適に利用される。すなわち、保守料金の課金方法が互いに異なる複数の動作モード間で、切り替えを行う場合に好適に利用される。保守料金の課金方法としては、広く知られているとおり、画像形成枚数をカウントしてカウント値に対して課金する方法や、交換部品22の値段に保守料金を含める方法などがある。また、非接触通信の周波数帯の使用が禁じられている国に対応するため、交換部品22に取り付けられたRFIDタグとの非接触通信を行うモードと、行わないモードとの間で切り替えを行う場合に好適に利用される。
上記説明した本実施の形態によれば、以下の効果が得られる。
(1)切り替え用シートのスキャン操作によって、複合機1の動作モードの切り替えを行うので、専門の知識を持たない者でも簡単に動作モードを切り替えることができる。また、通常のスキャン操作と同様の操作によって変更することができ、複雑な操作は要求されないので、ユーザによる誤操作を防止することができる。
一方で、ユーザは、動作モードの切り替えを行おうとする場合、製造者または販売者から切り替え用シートを入手しなければならない。このため、UI部30の操作等によって切り替える場合に比べ、ユーザによる動作モードの切り替えの自由度を制限することができる。すなわち、本実施の形態は、ユーザによる自由な変更が好ましくない動作環境について好適に用いられる。
製造者または販売者は、ユーザが切り替えを希望する場合、当該ユーザに切り替え用シートまたはその画像データを適宜の通信手段により送ればよい。このため、サービスエンジニアを複合機1の設置場所に派遣する必要がなくなり、コストの削減を図ることができる。また、切り替え用シートを送る際に、動作モードの切り替えに伴う不利益や注意事項(例えば、非認証品の使用に伴う不利益)をユーザに説明することができる。このとき、複合機1自体は、電話回線やインターネット等の電気通信回線に接続されている必要はない。このため、ユーザに多大な負担を掛けることなく、リモートで動作モードの切り替えを行うことが可能となる。また、電機通信回線の接続が不可能な場所に複合機1が設置されていたとしても、好適かつ簡便に動作モードの切り替えを行うことができる。
(2)切り替え用シートに基づいて動作環境情報の変更を行った場合、動作環境情報を変更するための操作入力を新たに受け付けるまで、変更後の動作環境情報を維持する。このため、ユーザは、切り替え用シートを用いた動作環境情報の変更を一度行えば、変更後の動作環境で永続的に複合機1を使用することができる。例えば、ユーザは、ジョブ毎に切り替え用シートを読み取らせる必要がない。したがって、本実施の形態は、メンテナンス項目、通信環境設定、課金方式設定等、比較的長期間維持される動作環境情報の変更に好適に利用される。
(3)切り替え用シートに所定の態様で表示されている個体識別番号と、複合機1の個体識別番号とが一致することを条件として、動作モードの切り替えを行う。このため、ある切り替え用シートにより動作モードが切り替えられる複合機1を、特定の一台または複数台に限定することが可能となる。これにより、意図しない複合機1における動作モードの切り替えを防止することができる。また、製造者または販売者は、複数の複合機1の各々の動作モードを把握、管理することが可能となる。
(4)切り替え用シートに含まれる各種の情報(特に個体識別番号)を暗号化した状態で表示するので、ユーザまたは悪意の第三者による切り替え用シートの偽造、改編、改竄等を防止することができる。これにより、製造者または販売者が意図しない動作モードの切り替えが行われてしまうことを防ぐことができる。また、動作モードの切り替えに対して料金を徴収している場合における詐害を防ぐことができる。
(5)切り替え用シートに含まれる各種の情報に、誤り検出符号や誤り訂正符号を付加することとすれば、切り替え用シートの部分的な改編や汚れ、または原稿台ガラスの汚れによる読み取りの失敗を防ぐことができる。
(6)切り替え用シート等の変更情報表示媒体に、複数の変更項目からなる変更情報を表示させることとすれば、一回の読み取り操作によって複数の環境設定を変更することができ、操作を簡便にすることができる。
(7)携帯電話等の可搬性の無線通信端末のディスプレイを変更情報表示媒体とすれば、変更情報を紙等に印刷することなく動作環境の変更を行うことができ、印刷の手間や費用をなくすことができる。また、変更情報を印刷することができない状況においても、動作環境の変更を行うことができる。
ここで、携帯電話を用いた場合における好適な動作環境の変更手順を示す。ある複合機1の動作環境の変更を希望する場合、ユーザは、携帯電話を操作して、当該複合機1の個体識別番号および変更内容を含む変更申請を製造者または販売者に送信する。製造者等は、ユーザの変更申請に応じた変更用の画像を作成し、当該画像を電子メールまたはWebによりユーザの携帯電話のディスプレイに表示させる。ユーザは、携帯電話のディスプレイを画像読取装置10の読み取り面に圧着させて、読み取りを実行する。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明が上記の実施の形態に限定されないことは言うまでもない。
1 複合機、10 画像読取装置、20 画像形成装置、21 画像形成装置本体(装置本体)、22 交換部品、30 ユーザインタフェース(UI)部、40 記憶部、50 制御部、51 情報抽出部、52 動作環境変更部。
Claims (10)
- 原稿の画像を読み取る画像読取装置を有する複合機であって、
前記複合機の動作制御に用いられる動作環境情報を保持する保持手段と、
前記動作環境情報を変更するための変更情報表示媒体の画像が前記画像読取装置により読み取られた場合に、当該読み取られた画像から画像認識処理により変更情報を抽出する抽出手段と、
当該抽出手段により抽出された変更情報に基づいて、前記保持手段に保持されている動作環境情報を変更する動作環境変更手段と、
を備えることを特徴とする複合機。 - 請求項1に記載の複合機であって、
前記動作環境変更手段により動作環境情報が変更された場合、動作環境情報を変更するための操作入力を新たに受け付けるまで、前記変更後の動作環境情報を維持することを特徴とする複合機。 - 請求項1または2に記載の複合機であって、
前記変更情報表示媒体には、当該表示媒体により動作環境情報が変更されるべき複合機の個体識別情報が表示されており、
前記抽出手段は、前記変更情報表示媒体の画像から前記個体識別情報を抽出し、
前記動作環境変更手段は、前記抽出手段により抽出された個体識別情報が当該複合機の個体識別情報と一致する場合に、前記動作環境情報の変更を行う、
ことを特徴とする複合機。 - 請求項3に記載の複合機であって、
前記個体識別情報は、暗号化されて、前記変更情報表示媒体に表示されることを特徴とする複合機。 - 請求項1〜4のいずれか1項に記載の複合機であって、
前記変更情報表示媒体は、紙であることを特徴とする複合機。 - 請求項1〜4のいずれか1項に記載の複合機であって、
前記変更情報表示媒体は、可搬性の無線通信端末のディスプレイであることを特徴とする複合機。 - 請求項1〜6のいずれか1項に記載の複合機であって、
着脱可能に装着される交換部品を用いて記録媒体に画像を形成する画像形成装置を有し、
前記画像形成装置は、動作モードとして、その使用が製造者により認められていない交換部品の使用を禁止する禁止モードと、当該交換部品の使用を許容する許容モードとを有し、
前記動作環境変更手段は、前記禁止モードと前記許容モードとの間で、動作モードの切り替えを行う、
ことを特徴とする複合機。 - 原稿の画像を読み取る画像読取装置を有し、所定の記憶領域に保持されている動作環境情報に基づいて動作する複合機、の制御装置であって、
前記動作環境情報を変更するための変更情報表示媒体の画像が前記画像読取装置に読み取られた場合に、当該読み取られた画像から画像認識処理により変更情報を抽出する抽出手段と、
当該抽出手段により抽出された変更情報に基づいて、前記記憶領域に保持されている動作環境情報を変更する動作環境変更手段と、
を備えることを特徴とする複合機の制御装置。 - 原稿の画像を読み取る画像読取装置を有し、所定の記憶領域に保持されている動作環境情報に基づいて動作する複合機を、
前記動作環境情報を変更するための変更情報表示媒体の画像が前記画像読取装置に読み取られた場合に、当該読み取られた画像から画像認識処理により変更情報を抽出する抽出手段、および、
当該抽出手段により抽出された変更情報に基づいて、前記記憶領域に保持されている動作環境情報を変更する動作環境変更手段、
として機能させることを特徴とする複合機の制御プログラム。 - 原稿の画像を読み取る画像読取装置を有し、所定の記憶領域に保持されている動作環境情報に基づいて動作する複合機の制御方法であって、
前記動作環境情報を変更するための変更情報表示媒体の画像が前記画像読取装置に読み取られた場合に、当該読み取られた画像から画像認識処理により変更情報を抽出する抽出ステップと、
当該抽出ステップで抽出された変更情報に基づいて、前記記憶領域に保持されている動作環境情報を変更する動作環境変更ステップと、
を有することを特徴とする複合機の制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004184533A JP2006013653A (ja) | 2004-06-23 | 2004-06-23 | 複合機 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2004184533A JP2006013653A (ja) | 2004-06-23 | 2004-06-23 | 複合機 |
Publications (1)
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ID=35780393
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2004184533A Pending JP2006013653A (ja) | 2004-06-23 | 2004-06-23 | 複合機 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2006013653A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007208825A (ja) * | 2006-02-03 | 2007-08-16 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置、画像処理プログラム及び画像処理プログラムを格納する記憶媒体 |
JP2008268454A (ja) * | 2007-04-18 | 2008-11-06 | Konica Minolta Business Technologies Inc | 画像形成装置、画像形成装置の印刷制御方法及び印刷制御プログラム |
JP2010175929A (ja) * | 2009-01-30 | 2010-08-12 | Seiko Epson Corp | 電子ペーパー装置、画像読取装置及び画像読取システム |
JP5789891B1 (ja) * | 2015-03-19 | 2015-10-07 | 西堂 達裕 | スマートフォンで制御する美容装置 |
-
2004
- 2004-06-23 JP JP2004184533A patent/JP2006013653A/ja active Pending
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