JP4719315B2 - 鋼管矢板、鋼管矢板の継手構造、及び壁構造並びに鋼管矢板の引き抜き方法 - Google Patents
鋼管矢板、鋼管矢板の継手構造、及び壁構造並びに鋼管矢板の引き抜き方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4719315B2 JP4719315B2 JP2010529651A JP2010529651A JP4719315B2 JP 4719315 B2 JP4719315 B2 JP 4719315B2 JP 2010529651 A JP2010529651 A JP 2010529651A JP 2010529651 A JP2010529651 A JP 2010529651A JP 4719315 B2 JP4719315 B2 JP 4719315B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- joint
- sheet pile
- steel pipe
- pipe sheet
- leg
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Classifications
-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E02—HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
- E02D—FOUNDATIONS; EXCAVATIONS; EMBANKMENTS; UNDERGROUND OR UNDERWATER STRUCTURES
- E02D5/00—Bulkheads, piles, or other structural elements specially adapted to foundation engineering
- E02D5/02—Sheet piles or sheet pile bulkheads
- E02D5/03—Prefabricated parts, e.g. composite sheet piles
- E02D5/04—Prefabricated parts, e.g. composite sheet piles made of steel
-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E02—HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
- E02D—FOUNDATIONS; EXCAVATIONS; EMBANKMENTS; UNDERGROUND OR UNDERWATER STRUCTURES
- E02D5/00—Bulkheads, piles, or other structural elements specially adapted to foundation engineering
- E02D5/02—Sheet piles or sheet pile bulkheads
- E02D5/03—Prefabricated parts, e.g. composite sheet piles
- E02D5/04—Prefabricated parts, e.g. composite sheet piles made of steel
- E02D5/08—Locking forms; Edge joints; Pile crossings; Branch pieces
Description
本願は、2008年9月18日に、日本に出願された特願2008−239397号に基づき優先権を主張し、その内容をここに援用する。
また、鋼管矢板における継手部分は、矢板本体としての鋼管部分に比べて、剛性が低い。
例えば、仮締め切りに必要な止水性を有する開削工法による構造物構築工事における鋼製土留めを構築する場合に、地盤への打設深さが深くなると、鋼矢板よりも剛性の高い鋼管矢板が用いられる。
すなわち、鋼管矢板を地盤に貫入施工するときの打設深さが深くなる場合は、地盤に貫入された下位の鋼管矢板の上端部に上位の鋼管矢板の下端部を、順次溶接により接合して長尺の鋼管矢板を地盤に貫入させる。
この鋼管矢板40では、断面T字状の脚部35は、1枚の鋼板であり、脚部35の基端部を溶接により固定している片持ち式の雄継手36である。したがって、雄継手36は、曲げ剛性が低く、曲げ剛性を高めることが困難である。
このような鋼管矢板40相互の継手連結構造では、図27Aに示すように、断面T字状の雄継手36を、一対の断面L字状の雌継手構成片38からなる雌継手4内に嵌合配置することになる。
鋼管矢板40では、図27Aに示すように、雄継手36の脚部35と雌継手構成片38との間の間隙が小さいため、鋼管矢板相互を連結して打設して構築された仮設土留め壁から鋼管矢板を引き抜く場合、鋼管矢板が所望の配置からずれる可能性がある(図27BおよびDに、継手36,37のそれぞれの中心線を一点差線で示す)。この場合、図27B〜Dに示すように、雄継手36の基端側が雌継手構成片38に接触して、雄継手36または雌継手構成片38が損傷する可能性がある。
この場合も、雄継手36が第1例と同様な構造であるために、曲げ剛性が低く、曲げ剛性を高めることが困難である。また、図28Aに示すように、雄継手36の脚部35と雌継手34のスリットとの間隙が小さいと共に脚部35が短いために、鋼管矢板を地盤から引き抜く場合、鋼管矢板が所望の位置からずれる可能性がある(図28BおよびDに、継手36,37のそれぞれの中心線を一点差線で示す)。この場合、図28B〜Dに示すように、雄継手36の基端側が雌継手構成片33に接触して、雄継手36または雌継手構成片33が損傷する可能性がある。
スリット付き鋼製パイプ状の雄雌兼用の継手37の基端部は、溶接により矢板本体1に固定される。雄雌兼用の継手37は、その基端側の溶接部から円弧状に伸びる継手片が円弧状に長く伸びる片持ち式の構造であるために、曲げ剛性が低くなっている。また、図29Aに示すように、スリットの間隙Gが狭いために、鋼管矢板を引き抜く場合、鋼管矢板が所望の位置からずれる可能性がある(それぞれの継手37の中心線を一点差線で示す)。図29B〜Eに示すように、スリット付き鋼製パイプ状の雄雌兼用の継手37相互が接触して、スリット付き鋼製パイプ状の雄雌兼用の継手37が損傷する可能性がある。
(1)鋼管矢板における鋼管内側から継手内または継手周囲にセメントミルクを充填して継手部の変形を防止する継手構造(例えば、特許文献1参照)。
(2)鋼管にH鋼の継手を設けた鋼管矢板(例えば、特許文献2参照)。
(3)裏込め用の充填材を鋼管矢板本体の内側から継手内に供給するために、鋼管からなる鋼管矢板本体に貫通孔を設けて、継手から鋼管の外側へ充填材を鋼管外表面から離れる方向に吐き出す連通孔を設けた鋼管部材(例えば、特許文献3参照)。
(4)継手の片面側と地山側との空洞に、セメントあるいはモルタル等の充填材を充填するために、片方の継手の片面側にのみ注入孔を設け、継手内にダブルパッカーを配置し、パッカー間に注入孔を設ける技術(例えば、特許文献4参照)。
前記(1)〜(4)のいずれの技術も、主として、本設用の鋼管矢板に用いられ、鋼管矢板と周囲地盤との摩擦抵抗を低減する技術思想については、開示も示唆もされていない。
本発明は、地盤深く打設された仮設用の鋼管矢板であっても、破損することなく容易に引き抜き再利用することができる鋼管矢板の継手構造及び鋼管矢板並びにその引き抜き方法を提供することを目的とする。
(2)(1)に記載の鋼管矢板において、前記第1空間部は、前記継手本体、前記第1、第2脚部を含む前記第1継手と、前記矢板本体とに囲まれ、前記第2空間部は、前記継手本体、前記第1、第2脚部を含む前記第2継手と、前記矢板本体とに囲まれていてもよい。
(3)(1)に記載の鋼管矢板において、前記第1空間部は、前記継手本体、前記第1、第2脚部を含む前記第1継手と、前記第1継手部に含まれる前記第1、第2脚部の接続部とに囲まれ、前記第2空間部は、前記継手本体、前記第1、第2脚部を含む前記第1継手と、前記第2継手部に含まれる前記第1、第2脚部の接続部とに囲まれていてもよい。
(4)(1)に記載の鋼管矢板において、前記第1噴射孔にノズルが設けられていてもよい。
(5)(1)に記載の鋼管矢板において、前記第1噴射孔は、前記継手の長手方向に間隔をおいて前記脚部に複数設けられていてもよい。
(6)(1)に記載の鋼管矢板において、前記第1噴射孔は、その入り口よりも出口が、前記脚部より外側の前記矢板本体の前記外面に近づくように傾斜して設けられていてもよい。
(7)(1)に記載の鋼管矢板において、前記第1空間部、および前記第2空間部の内周面にそれぞれ、長手方向に連続する凹部または凸部からなる位置決め用の係合部が設けられていてもよい。
(8)(1)に記載の鋼管矢板において、前記第1、第2継手はそれぞれ、断面H形の継手とされていてもよい。
(9)本発明の第2態様の鋼管矢板の継手構造は、(1)に記載の鋼管矢板を、一つの鋼管矢板の前記第1継手と他の鋼管矢板の前記第2継手とが嵌合するよう複数配置して構成され、前記第2継手の各側板の内側に対向するように設けられる第2凸部内側間の寸法よりも、前記第1継手の継手嵌合部外側に設けられる第1凸部外側面間の寸法が小さくされている。
(10)(9)に記載の鋼管矢板の継手構造において、前記第2継手の各側板の内側に対向するように設けられる前記第2凸部は、前記側板の基端側に設けられ、前記第1継手の継手嵌合部外側に設けられる前記第1凸部は、前記第1継手のフランジの中央部よりに設けられ、前記第2継手の前記第2凸部と前記第1継手の前記第1凸部とが係合しないように離されていてもよい。
(11)(9)に記載の鋼管矢板の継手構造において、前記第1継手の前記第1凸部と、前記第2継手の前記第2凸部とが、前記継手の長手方向に断続して千鳥状に設けられていてもよい。
(12)(1)に記載の鋼管矢板において、前記第1、第2継手の前記継手本体は前記継手の長手方向に沿ったスリットを有するパイプ状の継手本体であってもよい。
(13)(1)に記載の鋼管矢板において、前記継手本体には、継手嵌合内に高圧水を噴射するための第二噴射孔が設けられていてもよい。
(14)本発明の一態様の壁構造は、(1)に記載の鋼管矢板を複数嵌合させて構成される。
(15)(1)に記載の鋼管矢板において、前記鋼管矢板の表面に摩擦低減材が設けられていてもよい。
(16)(1)に記載の鋼管矢板において、前記脚部は、前記継手本体と前記矢板本体とに渡って設置され、継手を補強する補強用の脚部であってもよい。
(17)本発明の第1態様の鋼管矢板の引き抜き方法は、(1)に記載の鋼管矢板を地盤から引き抜く方法であって、前記第1、第2空間部に加圧水を供給する工程と、前記第1噴射孔を通じて前記第1、第2空間部の外方に向かって加圧水を噴射する工程と、前記加圧水の噴射により前記鋼管矢板と地盤との摩擦を低減させたうえで、前記鋼管矢板を上方に引き上げる工程と、を備える。
(18)本発明の第2態様の鋼管矢板の引き抜き方法は、(1)に記載の鋼管矢板を地盤から引き抜く方法であって、前記第1、第2空間部に加圧水供給用パイプを挿入する工程と、前記加圧水供給用パイプのノズルを、前記第1噴射孔の位置に合わせる工程と、前記加圧水供給用パイプに供給された加圧水を、前記ノズルおよび前記第1噴射孔を通じて前記第1、第2空間部の外方に向かって噴射する工程と、前記加圧水の噴射により前記鋼管矢板と地盤との摩擦を低減させたうえで、前記鋼管矢板を上方に引き上げる工程と、を備える。
また、第一噴射孔を、継手の長手方向に間隔をおいて複数設けることにより、鋼管矢板の長手方向に渡って、地盤と鋼管矢板の摩擦を低減することができる。
また、第一噴射孔を、その入り口よりも出口が、脚部より外側の鋼管矢板本体の外面側に近づくように傾斜して設けることにより、鋼管矢板の外表面付近の地盤を緩めて、鋼管矢板と周囲地盤との摩擦を低減し引き抜き時の抵抗を減らすことができる。そのため鋼管矢板の引き抜き時に継ぎ手に過度な変形力を作用させることがない。
また、継手は、基端側に脚部を備え、脚部に支持されるように継手本体を備えている。したがって、脚部を有効に利用して、継手と矢板本体の外面により空間部を形成したり、脚部と継手本体あるいは脚部相互の接続部により空間部を形成したりすることができる。また、継手本体と空間部とは、離れた位置であるので、継手本体に影響を与えることなく、空間部を形成することができ、また、脚部に容易に第一噴射孔を形成することができる。
また、鋼管矢板の空間部の内周面に、長手方向に連続する凹部または凸部からなる位置決め用の係合部が設けられていると、空間部内に配置される高圧水供給用パイプに係合部を設けるだけで、高圧水供給用パイプの水平周りの位置を決めた状態で吊下ろすことができる。
また、各継手は、各脚部と、各脚部に一体に設けられた継手本体とを備えていると、簡単な構造の継手で、上下方向の引っ張り強度および横方向のせん断強度等の剛性の高い鋼管矢板の継手構造とすることができる。また継手を熱間押し出し成形により安価に製造することができる。
また、各継手は、断面H形の継手とされていると、市販のH形鋼または組立式H形鋼を利用して、簡単な構造で、上下方向の引っ張り強度および横方向のせん断強度等の剛性の高い鋼管矢板の継手構造とすることができる。
また、第2継手の各側板の内側に対向するように設けられる凸部内側間の寸法よりも、第1継手の継手嵌合部外側に設けられる凸部外側面間の寸法が小さくされていると、鋼管矢板を引き抜く場合に、鋼管矢板を左右方向あるいは前後方向に動かす遊びが生じるために、鋼管矢板の引き抜き時の自由度を確保することができる。
また、第2継手の各側板の内側に対向するように設けられる凸部は、側板の基端側に設けられ、第1継手の継手嵌合部外側に設けられる凸部は、第1継手のフランジの中央部よりに設けられ、第2継手の凸部と第1継手の凸部とが係合しないように離されている。これにより、第2継手の凸部と第1継手の凸部が接触することはないから、凸部相互の干渉により、引き抜きが困難になることはない。また、鋼管矢板の引き抜き時の自由度が格段に向上すると共に、引き抜きが容易になる。
また、第2継手の各側板の凸部と、第1継手に設けると凸部とが、長手方向に断続して千鳥状に設けられている。これにより、第2継手側の凸部が第1継手側の凸部に係合する割合が少なくなり、また、引き抜き初期において、第2継手の凸部と第1継手の凸部が係合することはないから、引き抜きが容易になる。
また、各継手をスリット付きのパイプ状の継手本体の両側に補強用の脚部を備えている構造とすると、市販のスリット付きのパイプ状の継手を有する鋼管矢板に、前後の脚部として、それぞれ第一噴射孔を設けた鋼板を溶接により固定するだけで、上下方向の引っ張り強度および横方向のせん断強度等の剛性の高い継ぎ手構造をもった鋼管矢板を提供することができる。
また、継手本体に、継手嵌合内に高圧水を噴射するための第二噴射孔が設けられていると、継手嵌合部の摩擦を低減したり、あるいは、継手と周囲地盤との摩擦を低減できる。したがって、鋼管矢板の引き上げが一層容易になるばかりでなく、継手の摩擦による負担も低減し、継手の損傷が低減できる。
本発明の壁構造によると、仮設用に深い深度に打設された鋼管矢板であっても、継手が損傷することなく、周囲地盤との摩擦抵抗を低減した状態で、容易に引き抜き回収することができる。したがって、引き抜き後の鋼管矢板の継ぎ手の変形を大幅に減じることが可能であり、従来の鋼管矢板で必要としていた継ぎ手補修作業を大幅の省略ができるので、経済的に鋼管矢板をリサイクルして使用することができる。
また、鋼管矢板の表面に摩擦低減材が設けられていると、鋼管矢板と周囲地盤との摩擦抵抗を低減することができ、鋼管矢板の引き抜きをさらに容易にすることができる。
また、継手本体と鋼管矢板本体とに渡って設置された補強用の脚部であっても、継手の剛性を格段に高めた上で空間部を形成することができる。また、補強用の脚部に設けた第一噴射孔から、高圧水を噴射して、鋼管矢板と周囲地盤との摩擦力を格段に低減することができる。
本発明の第一態様の鋼管矢板の引き抜き方法によると、鋼管矢板を地盤から引き抜くにあたり、鋼管矢板に設けられた空間部に高圧水を供給して、第一噴射孔から矢板本体の外面側に向かって高圧水を噴射して、鋼管矢板と地盤との摩擦を低減させて、鋼管矢板を引き上げる。したがって、地盤の深い深度に打設された鋼管矢板であっても、鋼管矢板と地盤との摩擦を低減させて引き抜き抵抗を低減させることができ、鋼管矢板を損傷させることなく、容易に鋼管矢板を引き抜くことができる。
また、本発明の第二態様の引き抜き方法によると、鋼管矢板を地盤から引き抜くにあたり、鋼管矢板に設けられた空間部に高圧水供給用パイプを挿入配置し、その高圧水供給用パイプのノズルを、脚部に設けられた第一噴射孔の位置に合わせ、前記高圧水供給用パイプのノズルから噴射した高圧水を、脚部に設けられた第一噴射孔を通過させて、鋼管矢板本体の外面側に向かって高圧水を噴射して、鋼管矢板と地盤との摩擦を低減させて、鋼管矢板を引き上げる。したがって、地盤の深い深度に打設された鋼管矢板であっても、鋼管矢板と地盤との摩擦を低減させて引き抜き抵抗を低減させることができ、鋼管矢板を損傷させることなく、容易に鋼管矢板を引き抜くことができる。
雌継手4では、前部側の脚部(第1脚部)5と後部側の脚部(第2脚部)5とが、互いに隣接して打設される鋼管矢板2の雄継手側に向かって(すなわち、雌継手4の先端側に向かって)接近するように傾斜され、基端側の各脚部5の間隔が広くなるようにされている。雌継手4における脚部5の先端部には、一対の側板7および溝底板8を備える雌継手本体としての雌継手嵌合部6Aが、各側板7がそれぞれ前部側の脚部5および後部側の脚部5と同じ傾斜面となるように一体に設けられている。
この形態では、雌継手本体としての雌継手嵌合部6Aは、断面溝形とされる。また、各側板7の基端部は、各脚部5と共に、溝底板8により一体に連設されている。間隔をおいて対向する各側板7の先端部には、互いに近づくように突出するリップ9が設けられ、雄継手の抜け出しを防止するようにされている。雌継手本体としての雌継手嵌合部6Aにおける各側板7の内側面は、溝底板8に対して直角であり、側板の傾斜にかかわらず、嵌合空間が狭くならないようにされている。
断面T形部分におけるウェブ12の側面と、雌継手4におけるリップ9の先端との間の間隙は、雄継手3におけるフランジ10の端部と、雌継手4における側板7の内側面との間隙よりも大きくされて、継手嵌合余裕が大きくされた上で、雄継手3が雌継手4から外れないようにされている。また、雄継手3における底板11と雌継手4におけるリップ9との内側寸法は、フランジ10の厚さよりも2.0倍〜3.0倍程度確保されて、壁体長手方向での継手嵌合余裕が大きくされている。
この状態から、通常は、図23に示すように、土留め壁19の側面に腹起こし46および腹起こし46間の支保用の切り梁47が設けられて、片側がドライな状態に開削され、道路トンネル等の構造物が築造される。
前記のように、鋼管矢板本体1の外面14に向かって、高圧水を噴射すると、高圧水が鋼管矢板本体1の外面14に沿って積極的に進行するため、効率よく周囲地盤21と鋼管矢板本体1の外面14との摩擦を低減することができる。
図9から図11には、本発明の第2実施形態の鋼管矢板2および鋼管矢板相互の継手連結構造における継手付近が示されている。図9は、継手連結構造を拡大して示す平面図、図10AおよびBは、図9に示す継手連結構造に用いられている雄継手および雌継手を示す平面図、図11は、本発明の第2実施形態の鋼管矢板相互の連結状態を示す平面図である。
その他の構成部材は、上述の実施形態と同様である。
図12から図14には、本発明の第3実施形態の鋼管矢板2および鋼管矢板相互の継手連結構造における継手付近が示されている。図12は、継手連結構造を拡大して示す平面図、図13AおよびBは、図12に示す継手連結構造に用いられている雄継手および雌継手を示す平面図、図14は、本発明の第3実施形態の鋼管矢板相互の連結状態を示す平面図である。
図15から図17には、本発明の第4実施形態の鋼管矢板2および鋼管矢板相互の継手連結構造における継手付近が示されている。図15は、継手連結構造を拡大して示す平面図、図16AおよびBは、図15に示す継手連結構造に用いられている雄継手および雌継手を示す平面図、図17は、本発明の第4実施形態の鋼管矢板相互の連結状態を示す平面図である。
また、雄継手3における底板11は、円弧状とされている。
また、雌継手4における側板7の内側は円弧状とされ、また、溝底板8の空間部15側の内周面は円弧状とされている。
このような断面円形の空間部15を備えている形態では、その断面円形の空間部15に、容易に高圧水供給用パイプを地上から吊下ろして配設することができる。
図18および図19には、本発明の第5実施形態の鋼管矢板2および鋼管矢板相互の継手連結構造における継手付近が示されている。図18は、本発明の第5実施形態の鋼管矢板相互の連結状態を示す平面図、図19は、継手連結構造を拡大して示す平面図である。
雌継手4における側板7の先端側には、連続または断続した鋼板が溶接により固定されて、内側凸部(第2凸部)28を形成している。内側凸部28の形状は特に制限されず、断面正方形あるいは断面長方形でもよいし、断面円形でもよい。
外側凸部29の先端は、フランジ10よりも壁体の壁厚方向で外側に突出し、内側凸部28よりも土留め壁19の壁厚中心側に位置するようにされ、外側凸部29の外端部間の寸法が雌継手4の側板7の内側寸法より小さくされており、勘合裕度の高い勘合部構造が形成されている。
本実施形態では、鋼管矢板の引き抜き時、各継手中心と鋼管中心とを結ぶ直線である法線方向(壁体が構築される方向)に、自在に鋼管矢板2を動かすことができ、鋼管矢板の引き抜き時の自由度が高く、引き抜きが容易になる。
図示の形態では、雌継手4における内側凸部28内側間の寸法Tよりも、雄継手3における外側凸部29外側間の寸法tを小さくするようにして、雌継手4に対して、雄継手3を緩く遊嵌させた状態としている。
前記のように、雌継手4の各側板7の内側に対向するように設けられる凸部28の内側間の寸法Tよりも、雄継手3の継手嵌合部外側に設けられる各凸部29の外側面間の寸法tが小さくされていると、鋼管矢板2を引き抜く場合に、鋼管矢板2を左右方向あるいは前後方向に動かす十分な遊びが鋼管矢板2の継ぎ手勘合部に生じるために、鋼管矢板2の引き抜き時の自由度を確保することができる。
図20には、本発明の第6実施形態の鋼管矢板2が示されている。本実施形態では、雌継手4における内側凸部28と、雄継手3における外側凸部29の取り付け位置を、図19に示す第5実施形態よりも基端側よりにそれぞれ設ける。具体的には、雌継手4における各側板7の中央部付近にそれぞれ内側凸部28を溶接により固定し、また、雄継手3における各フランジ10の底板11よりに外側凸部29を溶接により固定している。
前記のように、本実施形態では、雌継手4の各側板7の内側に対向するように設けられる凸部28は、側板7の基端側に設けられ、雄継手3の継手嵌合部外側に設けられる凸部29は、雄継手3のフランジ10の中央部よりに設けられ、雌継手側の凸部28と雄継手側の凸部29とが係合しないように離されている。この場合、雌継手4側の凸部28と雄継手3側の凸部29とが接触することはないから、凸部28,29相互の干渉により、引き抜きが困難になることはない。また、鋼管矢板2の引き抜き時の自由度が格段に向上すると共に、引き抜きが容易になる。
この変形例では、上下方向に間隔をおいて、内側凸部28と、外側凸部29が千鳥状に配置されている。このように内側凸部28に対して、外側凸部29を上下方向に間隔をおいて千鳥状に設けるようにすると、鋼管矢板2を引き抜く場合に、内側凸部28が外側凸部29に係合する割合が少なくなり、また、引き抜き初期において、内側凸部28と外側凸部29が係合することはないから、引き抜きが容易になる。
図22は、補強用の脚部を備えた本発明の第7実施形態の継手および継手相互の嵌合接続部の横断平面図が示されている。
この形態では、鋼管矢板本体1に、長手方向に沿ったスリットを有するパイプ状の継手鋼管33が溶接により固定されている。また、各スリット付きパイプ状の継手鋼管33における短尺円弧状片32の中間部の外面と鋼管矢板本体1の外面とに接続される帯状鋼板からなる補強用の脚部5が配置されている。各補強用の脚部5の一端部は、短尺または長尺の円弧状片に溶接により固定されており、他端部は鋼管矢板本体1の外面に溶接により固定されている。これにより、脚部5は方杖として機能する。また、前記補強用の脚部5と短尺円弧状片32(または後記の長尺円弧状片31)と鋼管矢板本体1の外面とにより、空間部15が形成されている。本実施形態では、継手鋼管33が、継手本体としての継手嵌合部をなす。
また、本実施形態では、各補強用の脚部5に、鋼管矢板本体1の外周面に向かって高圧水を噴射するための、孔16が上下方向に間隔をおいて設けられている。
本実施形態では、水膨張性止水材13を、長尺円弧状片31の先端部における対向する内側面に設けておくことにより、水膨張性止水材13を膨張させて止水機能を発揮させることができる。
仮設用の土留め壁19を構築するために、地中の深い深度に鋼管矢板2を打設した場合、鋼管矢板2の上端側から引き抜くときには、鋼管矢板2と周囲地盤21との摩擦抵抗力、鋼管矢板2の自重、あるいは継手同士の水膨張性止水材を介した付着力等が、鋼管矢板2の引き抜き抵抗力として作用することになる。例えば直径1000mm、板厚12mmの鋼管矢板を想定すると、鋼管矢板自重は、鋼管矢板の長さ1m当たり約3kNである。それに対して周面地盤との摩擦抵抗力は、通常の軟弱な粘土地盤を想定し、その付着力を20kN/m2と仮定すると、鋼管矢板の長さ1m当たり約60kNとなり、鋼管矢板自重の20倍となる。上述の鋼管矢板と地盤の組合せ例でも理解できるように、周面地盤との摩擦抵抗は、鋼管矢板の引き抜き抵抗の大半を占める。鋼管矢板の継ぎ手の損傷を少なくし、リサイクル可能にするためには、継ぎ手に過度な変形をおこす力を作用させないことが重要であり、そのため引き抜き抵抗の低減が必須となる。
空間部15に高圧水を供給した場合、矢板2を鉛直方向に立設した場合の下位に位置する孔16から噴射する高圧水の噴射力は、矢板2を鉛直方向に立設した場合の上位に位置する孔16から噴射する高圧水の噴射力よりも大きい。したがって、上位に位置する孔16から噴射する高圧水の噴射力を所定の値以上にして、鋼管矢板2の外面の周囲地盤を十分緩める必要がある。このため、図24Bに示すように、下位に位置する孔16に逆止弁22を設けて、上位に位置する孔16から噴射する高圧水の噴射力が、下位に位置する孔16から噴射する高圧水の噴射力と、同等となるように調整するようにしてもよい。
この形態の継手連結構造と、図15に示す継手連結構造とで相違する点は、図25に示す形態では、雄継手3における円弧状の各脚部5の内周面に、上下方向に連続した凹溝25からなる位置決め用係合部23が対称に、上下方向に連続して設けられている点である。
すなわち、この形態では、継手本体としての継手嵌合部6Aまたは6Bと脚部5と脚部相互の接続部24とにより囲まれた空間部15における内周面に、長手方向に連続する凹部または凸部からなる位置決め用係合部23が設けられる。
位置決め用係合部23としての凹溝25は、一つ以上であればよく、例えば、等間隔に3つ、あるいは4つ設けるようにしてもよい。位置決め用係合部23としての凹溝25の断面形態は特に限定されず、半円状溝や矩形状溝であってもよい。
また、鋼管矢板側の脚部5に設けられている孔16の位置は、地盤貫入前に計測することで正確に把握できる。また、高圧水供給用パイプ17を吊下ろす距離を計測することで、高圧水供給用パイプ17のノズルの位置と、脚部5側の孔の位置とを正確に合致させることができる。
なお、噴射圧力は、地盤の強度に応じて、設計により、適宜設定される。また、鋼管矢板本体1に対する孔16の傾斜角度は、鋼管矢板本体1の管径を考慮して適宜設定される。
特に、本発明の場合は、鋼管矢板における前面側の脚部5および後面側の脚部5に孔16を設けるので、鋼管矢板2の前面側および後面側の両方の地盤を緩めて、鋼管矢板の前後両面に対する地盤の摩擦抵抗を格段に低減させることができる。
なお、一度に鋼管矢板を引き抜ける大型クレーン等を使用する場合には、前記のような操作を必要としない。
図26は、第9実施形態の鋼管矢板2を使用した仮設用土留め壁における継手嵌合部を拡大して示す。雌継手4における溝底部8に、雌継手4の空間部15と雌継手嵌合部6Aの溝内に連通する孔(第2噴射孔)44が設けられる。これにより、継手内に高圧水を噴射し、引き抜き時の摩擦を低減するようにしている形態である。
また、雄継手3における底板11に、雄継手3の空間部15と雄継手嵌合部6Bにおけるウェブ12の周囲の空間とを連通させるために、ウェブ12を挟んで底板11に2つの孔(第2噴射孔)45が設けられる。これにより、継手嵌合部内またはその付近に高圧水を噴射し、引き抜き時の摩擦を低減するようにしている形態である。
雌継手4に孔44を設けたり、雄継手3に孔45に設けたりすることにより、複数の鋼管矢板が隣接して配置される場合では、隣り合う雄継手3と雌継手4との嵌合部の摩擦を低減し、鋼管矢板が隣接して配置されない場合には、鋼管矢板と周囲地盤との摩擦を低減することができる。
なお、雌継手4または雄継手3の脚部5に設ける孔16の噴射方向、雌継手4または雄継手3に設ける孔44,45の噴射方向は、水平方向でもよいし、上向き方向あるいは下向き方向に噴射してもよい。
2 鋼管矢板
3 雄継手
4 雌継手
5 脚部
6A 雌継手嵌合部(雌継手本体)
6B 雄継手嵌合部(雄継手本体)
7 側板
8 溝底板
9 リップ
10 フランジ
11 底板
12 ウェブ
13 水膨張性止水材
14 鋼管外面
15 空間部
16 孔
17 高圧水供給用パイプ
18 閉塞板
19 土留め壁
20 カプラー
21 周囲地盤
22 逆止弁
22a ゴム製逆止弁
22b 切れ目
23 位置決め用係合部
24 接続部
25 凹溝
26 凸部
27 凹部
28 内側凸部
29 外側凸部
30 断面半円状凸部
31 長尺円弧状片
32 短尺円弧状片
33 スリット付きパイプ状の継手鋼管
34 雌継手
35 脚部
36 雄継手
37 雄雌兼用の継手
38 鋼製雌継手構成片
40 鋼管矢板
41 鋼管矢板
42 鋼管矢板
43 地盤
44 孔
45 孔
46 腹起こし
47 切り梁
Claims (18)
- 鋼管からなる矢板本体と、
前記矢板本体の外面に、前記矢板本体の長手方向に沿って設けられた第1継手と、
前記矢板本体の前記外面の前記第1継手とは反対側に、前記矢板本体の長手方向に沿って設けられた第2継手と、を備える鋼管矢板であって、
前記第1、第2継手はそれぞれ、継手本体と、前記矢板本体の前面側に配置された第1脚部と、前記矢板本体の後面側に前記第1脚部から離間して配置され、前記第1脚部とともに前記継手本体を支持する第2脚部とを有し、
前記第1、第2脚部はそれぞれ、前記矢板本体に固定され、
前記第1継手に、前記矢板本体の長手方向に沿って延在し、同長手方向の一端が閉塞された第1空間部が設けられ、
前記第2継手に、前記矢板本体の長手方向に沿って延在し、同長手方向の一端が閉塞された第2空間部が設けられ、
前記第1空間部を区画する前記第1継手の前記第1、第2脚部、および前記第2空間部を区画する前記第2継手の前記第1、第2脚部に、前記第1、第2空間部から外方に向けて加圧水を噴射するための第1噴射孔が設けられている
鋼管矢板。 - 前記第1空間部は、前記継手本体、前記第1、第2脚部を含む前記第1継手と、前記矢板本体とに囲まれ、
前記第2空間部は、前記継手本体、前記第1、第2脚部を含む前記第2継手と、前記矢板本体とに囲まれている
請求項1に記載の鋼管矢板。 - 前記第1空間部は、前記継手本体、前記第1、第2脚部を含む前記第1継手と、前記第1継手部に含まれる前記第1、第2脚部の接続部とに囲まれ、
前記第2空間部は、前記継手本体、前記第1、第2脚部を含む前記第1継手と、前記第2継手部に含まれる前記第1、第2脚部の接続部とに囲まれている請求項1に記載の鋼管矢板。 - 前記第1噴射孔にノズルが設けられている請求項1に記載の鋼管矢板。
- 前記第1噴射孔は、前記継手の長手方向に間隔をおいて前記脚部に複数設けられている請求項1に記載の鋼管矢板。
- 前記第1噴射孔は、その入り口よりも出口が、前記脚部より外側の前記矢板本体の前記外面に近づくように傾斜して設けられている請求項1に記載の鋼管矢板。
- 前記第1空間部、および前記第2空間部の内周面に、長手方向に連続する凹部または凸部からなる位置決め用の係合部が設けられている請求項1に記載の鋼管矢板。
- 前記第1、第2継手はそれぞれ、断面H形の継手とされている請求項1に記載の鋼管矢板。
- 鋼管矢板の継手構造であって、
請求項1に記載の鋼管矢板を、一つの鋼管矢板の前記第1継手と他の鋼管矢板の前記第2継手とが嵌合するよう複数配置して構成され、
前記第2継手の各側板の内側に対向するように設けられる第2凸部内側間の寸法よりも、前記第1継手の継手嵌合部外側に設けられる第1凸部外側面間の寸法が小さくされている鋼管矢板の継手構造。 - 前記第2継手の各側板の内側に対向するように設けられる前記第2凸部は、前記側板の基端側に設けられ、前記第1継手の継手嵌合部外側に設けられる前記第1凸部は、前記第1継手のフランジの中央部よりに設けられ、前記第2継手の前記第2凸部と前記第1継手の前記第1凸部とが係合しないように離されている請求項9に記載の鋼管矢板の継手構造。
- 前記第1継手の前記第1凸部と、前記第2継手の前記第2凸部とが、前記継手の長手方向に断続して千鳥状に設けられている請求項9に記載の鋼管矢板の継手構造。
- 前記第1、第2継手の前記継手本体は前記継手の長手方向に沿ったスリットを有するパイプ状の継手本体である請求項1に記載の鋼管矢板。
- 前記継手本体には、継手嵌合内に高圧水を噴射するための第二噴射孔が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の鋼管矢板。
- 請求項1に記載の鋼管矢板を複数嵌合させて構成される壁構造。
- 前記鋼管矢板の表面に摩擦低減材が設けられている請求項1に記載の鋼管矢板。
- 前記脚部は、前記継手本体と前記矢板本体とに渡って設置され、継手を補強する補強用の脚部である請求項1に記載の鋼管矢板。
- 請求項1に記載の鋼管矢板を地盤から引き抜く方法であって、
前記第1、第2空間部に加圧水を供給する工程と、
前記第1噴射孔を通じて前記第1、第2空間部の外方に向かって加圧水を噴射する工程と、
前記加圧水の噴射により前記鋼管矢板と地盤との摩擦を低減させたうえで、前記鋼管矢板を上方に引き上げる工程と、を備える鋼管矢板の引き抜き方法。 - 請求項1に記載の鋼管矢板を地盤から引き抜く方法であって、
前記第1、第2空間部に加圧水供給用パイプを挿入する工程と、
前記加圧水供給用パイプのノズルを、前記第1噴射孔の位置に合わせる工程と、
前記加圧水供給用パイプに供給された加圧水を、前記ノズルおよび前記第1噴射孔を通じて前記第1、第2空間部の外方に向かって噴射する工程と、
前記加圧水の噴射により前記鋼管矢板と地盤との摩擦を低減させたうえで、前記鋼管矢板を上方に引き上げる工程と、を備える鋼管矢板の引き抜き方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010529651A JP4719315B2 (ja) | 2008-09-18 | 2009-09-18 | 鋼管矢板、鋼管矢板の継手構造、及び壁構造並びに鋼管矢板の引き抜き方法 |
Applications Claiming Priority (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008239397 | 2008-09-18 | ||
JP2008239397 | 2008-09-18 | ||
JP2010529651A JP4719315B2 (ja) | 2008-09-18 | 2009-09-18 | 鋼管矢板、鋼管矢板の継手構造、及び壁構造並びに鋼管矢板の引き抜き方法 |
PCT/JP2009/004753 WO2010032485A1 (ja) | 2008-09-18 | 2009-09-18 | 鋼管矢板、鋼管矢板の継手構造、及び壁構造並びに鋼管矢板の引き抜き方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP4719315B2 true JP4719315B2 (ja) | 2011-07-06 |
JPWO2010032485A1 JPWO2010032485A1 (ja) | 2012-02-09 |
Family
ID=42039332
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010529651A Active JP4719315B2 (ja) | 2008-09-18 | 2009-09-18 | 鋼管矢板、鋼管矢板の継手構造、及び壁構造並びに鋼管矢板の引き抜き方法 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4719315B2 (ja) |
CN (1) | CN102159769B (ja) |
WO (1) | WO2010032485A1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101521557B1 (ko) * | 2013-10-02 | 2015-06-16 | (주)천마엔지니어링 | 차수성 및 방수성이 우수한 벽체부재를 이용한 지중벽체 시공방법 |
Families Citing this family (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102108705B (zh) * | 2011-03-07 | 2012-11-21 | 江苏现代造船技术有限公司 | 海上风力发电机安装运输船桩腿出泥喷气冲刷装置及方法 |
FI128323B (en) * | 2011-11-28 | 2020-03-31 | Rautaruukki Oyj | Spontaneous, pile and pile wall |
CN104379840B (zh) * | 2012-07-03 | 2016-10-12 | 安赛乐米塔尔研究与发展有限责任公司 | 板桩 |
JP6216141B2 (ja) * | 2013-04-11 | 2017-10-18 | 鹿島建設株式会社 | 鋼管矢板同士の接続構造 |
CN103195056B (zh) * | 2013-04-25 | 2015-07-15 | 福州市第三建筑工程公司 | 预应力组合管桩及其现场组装方法 |
JP6282836B2 (ja) * | 2013-10-23 | 2018-02-21 | サンデン商事株式会社 | 原子力発電設備周辺に構築する凍土壁の耐震構造 |
CN105133574B (zh) * | 2015-07-23 | 2017-01-04 | 青岛静力工程股份有限公司 | 挤入式地下连续墙终点封闭成墙装置和使用方法 |
CN108149673B (zh) * | 2018-02-01 | 2024-02-20 | 刘德奇 | 混凝土桩及采用该混凝土桩拼接的连续防渗止水墙 |
CN109778867A (zh) * | 2018-12-28 | 2019-05-21 | 上海建工集团股份有限公司 | 一种自立式复合围护结构及其施工方法 |
WO2021105569A1 (en) * | 2019-11-29 | 2021-06-03 | Pirkan Laatupalvelu Oy | Method for forming a pile wall in ground and a corresponding pile wall |
AU2022201916B2 (en) * | 2022-03-01 | 2023-11-23 | Goldwave Steel Structure Engineering Limited | Pipe Pile System with Interlock and Grout Pipe |
Citations (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS578837U (ja) * | 1980-06-19 | 1982-01-18 | ||
JPH05331854A (ja) * | 1992-05-29 | 1993-12-14 | Hazama Gumi Ltd | 鋼管矢板の継手構造および打設方法 |
JPH06240670A (ja) * | 1993-02-22 | 1994-08-30 | Kajima Corp | 杭引抜き方法及び装置 |
JPH0949388A (ja) * | 1995-08-07 | 1997-02-18 | Oobayashi Doro Kk | 土留め用パイプの雄・雌継ぎ手並びに連結装置及び土留め用パイプを用いた山留め壁体の形成方法 |
JP2000204544A (ja) * | 1999-01-08 | 2000-07-25 | East Japan Railway Co | 継手を利用した注入工法 |
JP2002070473A (ja) * | 2000-08-31 | 2002-03-08 | East Japan Railway Co | 建設用鋼管部材、及び建設用鋼管部材の施工方法 |
JP2004218378A (ja) * | 2003-01-17 | 2004-08-05 | Sato Kogyo Co Ltd | 既設杭の撤去方法 |
JP2007224640A (ja) * | 2006-02-24 | 2007-09-06 | Uemura Giken Kogyo Kk | 建設用鋼管の継手構造 |
JP2008019608A (ja) * | 2006-07-12 | 2008-01-31 | Data Tou:Kk | 鋼管矢板、鋼管矢板壁、パイプルーフ用鋼管、およびパイプルーフ |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN1049466C (zh) * | 1994-02-03 | 2000-02-16 | 李正国 | 焊接桩接头 |
CN1134573C (zh) * | 2000-01-21 | 2004-01-14 | 王平(男) | 预制桩装配式可调平刚性接头装置 |
JP3747198B2 (ja) * | 2002-12-18 | 2006-02-22 | 株式会社データ・トゥ | 鋼管矢板井筒基礎 |
CN100434596C (zh) * | 2005-06-29 | 2008-11-19 | 刘润郊 | 用于钻孔泵灌砼旋喷射浆扩底成桩的回转接头装置 |
-
2009
- 2009-09-18 JP JP2010529651A patent/JP4719315B2/ja active Active
- 2009-09-18 WO PCT/JP2009/004753 patent/WO2010032485A1/ja active Application Filing
- 2009-09-18 CN CN200980136262.8A patent/CN102159769B/zh not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS578837U (ja) * | 1980-06-19 | 1982-01-18 | ||
JPH05331854A (ja) * | 1992-05-29 | 1993-12-14 | Hazama Gumi Ltd | 鋼管矢板の継手構造および打設方法 |
JPH06240670A (ja) * | 1993-02-22 | 1994-08-30 | Kajima Corp | 杭引抜き方法及び装置 |
JPH0949388A (ja) * | 1995-08-07 | 1997-02-18 | Oobayashi Doro Kk | 土留め用パイプの雄・雌継ぎ手並びに連結装置及び土留め用パイプを用いた山留め壁体の形成方法 |
JP2000204544A (ja) * | 1999-01-08 | 2000-07-25 | East Japan Railway Co | 継手を利用した注入工法 |
JP2002070473A (ja) * | 2000-08-31 | 2002-03-08 | East Japan Railway Co | 建設用鋼管部材、及び建設用鋼管部材の施工方法 |
JP2004218378A (ja) * | 2003-01-17 | 2004-08-05 | Sato Kogyo Co Ltd | 既設杭の撤去方法 |
JP2007224640A (ja) * | 2006-02-24 | 2007-09-06 | Uemura Giken Kogyo Kk | 建設用鋼管の継手構造 |
JP2008019608A (ja) * | 2006-07-12 | 2008-01-31 | Data Tou:Kk | 鋼管矢板、鋼管矢板壁、パイプルーフ用鋼管、およびパイプルーフ |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101521557B1 (ko) * | 2013-10-02 | 2015-06-16 | (주)천마엔지니어링 | 차수성 및 방수성이 우수한 벽체부재를 이용한 지중벽체 시공방법 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CN102159769A (zh) | 2011-08-17 |
JPWO2010032485A1 (ja) | 2012-02-09 |
CN102159769B (zh) | 2012-12-05 |
WO2010032485A1 (ja) | 2010-03-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4719315B2 (ja) | 鋼管矢板、鋼管矢板の継手構造、及び壁構造並びに鋼管矢板の引き抜き方法 | |
JP2011122408A (ja) | 液体または流動性固化材供給用の噴射装置及びそれを用いた鋼杭並びに鋼杭の施工方法及び基礎杭 | |
JP4451553B2 (ja) | 浮力防止構造体およびその構築方法 | |
KR20170102397A (ko) | 사각관을 이용한 비개착식 터널굴착공법 | |
KR101859259B1 (ko) | 매입 중공파일의 주면 마찰력 증대장치 및 그 시공방법 | |
JP6007036B2 (ja) | 鋼管矢板打設方法 | |
JP2015229860A (ja) | 掘削孔内での地下水移動の制御方法、グラウトの充填方法、貯水手段 | |
JP5584646B2 (ja) | パイプルーフの施工方法 | |
JP5572469B2 (ja) | 硬化材の注入機構 | |
JP5210909B2 (ja) | Pc壁体構造物の止水用パッキン、その施工方法およびその拘束用治具 | |
KR20140062914A (ko) | 지중 앵커파일의 구근확장방법 및 상기 방법에 사용되는 구근확장장치 | |
KR100823980B1 (ko) | 배수겸용 패커식 가압 그라우팅장치 및 이를 이용한 상향식지반보강공법 | |
KR20200099358A (ko) | 부분보강형 강관보강 그라우팅 공법 및 그 시공 구조 | |
JP3961510B2 (ja) | 地盤注入工法 | |
JP2018131843A (ja) | 打込注入管および空気注入方法 | |
KR100454605B1 (ko) | 신/구 구조물 이음부 누수에 대한 고밀도 가압 보수 공법 | |
JP2013177787A (ja) | 鋼管矢板基礎の施工法 | |
JP4905296B2 (ja) | 山留め壁の構築方法及び山留め壁 | |
JP3647798B2 (ja) | 山留め支保工の施工方法およびそのための袋体 | |
JP5712414B2 (ja) | コンクリート構造物の目地部の吸出し防止材およびその施工方法 | |
JP4633273B2 (ja) | 土留工法とその装置 | |
JP6340248B2 (ja) | 山留め壁、山留め壁の構築方法 | |
KR102458224B1 (ko) | 선단 확장부를 가진 앵커체 및 이의 시공방법 | |
KR100981433B1 (ko) | 롯드관 보강 그라우팅의 이중 팩커 장치 및 이를 이용한 주입공 코킹 방법 | |
JP2012202046A (ja) | 裏込め用スペーサおよび裏込め用スペーサを用いた土留め方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20110308 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20110401 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 4719315 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140408 Year of fee payment: 3 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140408 Year of fee payment: 3 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |