JP4716807B2 - 粘着剤組成物およびそれを用いた粘着シート部材 - Google Patents

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Description

本発明は、可視光・近赤外光に対する選択的な吸収機能を有する粘着剤組成物、およびそれを用いた粘着シート部材に関する。
近年、光エレクトロニクス関連部品、機器の進歩は著しく、その中で、画像を表示するディスプレイは、従来のテレビジョン装置用に加えて、コンピューターモニター用等として需要が増加しつつある。中でも、ディスプレイの大型化および薄型化に対する市場要求は高まる一方である。最近、大型かつ薄型化を実現することが可能であるディスプレイとして、プラズマディスプレイパネル(PDP)が注目されている。PDPは、原理上、強い近赤外線を装置外に放出する。この近赤外線は、コードレス電話や赤外線方式のリモートコントローラー等の誤作動を引き起こす原因となる。
そこで、近赤外線を遮断するために、プラズマディスプレイパネルに近赤外線(NIR)カットフィルムが使用されている。例えば、インジウムとスズとの酸化物(ITO)等の金属酸化物の薄膜と金または銀の合金からなる薄膜を積層した近赤外反射層を近赤外線カットフィルムとして使用するプラズマディスプレイパネルが知られている(例えば、特許文献1)。このNIRカットフィルムは粘着剤を介してパネルに貼付される。また、PDPは通常、NIRカットフィルムの他に、反射防止フィルム等の機能層も必要であり、これらも粘着剤を介して貼付される。そのため、多くの工程を必要とする。
上記工程を簡略化するために、シアニン色素等のNIR吸収化合物を粘着剤層に含有させ、この粘着剤層を介して反射防止膜を貼付したプラズマディスプレイパネルが知られている(例えば、特許文献2)。しかし、色素は耐熱性、耐光性等に劣り、粘着剤に添加すると短時間で劣化してNIRカット性能が失われるという問題を有する。
また、近赤外域に吸収を示す物質として金ナノロッド等の金属ナノロッドが知られている。金属微粒子は、光が照射されるとプラズモン吸収と呼ばれる共鳴吸収現象を生じる。金属微粒子の形状をロッド状にすると、短軸方向と長軸方向で異なるプラズモン共鳴周波数を有し、短軸に起因する可視域での吸収の他に、長軸に起因する近赤外域での吸収を有する。このような金属ナノロッドを含むコーティング組成物を近赤外線カットフィルムとして使用したプラズマディスプレイパネルが知られている(例えば、特許文献3および4)。この組成物は塗料であり、粘着性を有しない。
特開2002−323860号公報 特開2002−260539号公報 特開2003−313506号公報 特開2003−315531号公報
本発明の目的は、耐熱性、耐光性に優れ、かつ可視光透過性が良好であるとともに近赤外光に対して十分な吸収機能(NIRカット機能)を有する粘着剤組成物を提供することである。本発明の粘着剤組成物は、特定の樹脂と金ナノロッドとを組み合わせることによって達成された。
すなわち、本発明は、
(1)(A−1)ヒドロキシル基、グリシジル基、アミド基およびN−置換アミド基から選ばれる1種以上の官能基を有し、カルボキシル基を含まず、かつ質量平均分子量が40万〜250万である(メタ)アクリル酸エステル共重合体100質量部、および
(B)金ナノロッド0.08〜2.0質量部
を含む粘着剤組成物;
(2)(A−1)ヒドロキシル基、グリシジル基、アミド基およびN−置換アミド基から選ばれる1種以上の官能基を有し、カルボキシル基を含まず、かつ質量平均分子量が40万〜250万である(メタ)アクリル酸エステル共重合体と(A−2)質量平均分子量が1,000〜50,000である(メタ)アクリル酸エステル(共)重合体とを(A−1)/(A−2)=0.5〜20の質量比で含む混合物100質量部、および
(B)金ナノロッド0.08〜2.0質量部
を含む粘着剤組成物;
(3)成分(A−1)のガラス転移温度が0℃以下であることを特徴とする上記(1)または(2)に記載の粘着剤組成物;
(4)成分(A−2)のガラス転移温度が−80〜230℃であることを特徴とする上記(2)または(3)に記載の粘着剤組成物;
(5)金ナノロッドの粒子径が、100nm以下であることを特徴とする上記(1)〜(4)のいずれか1に記載の粘着剤組成物;
(6)波長380〜780nmの可視光平均透過率が、30〜90%であることを特徴とする上記(1)〜(5)のいずれか1に記載の粘着剤組成物;
(7)850〜1100nmの波長領域の最低光線透過率が10%以下であることを特徴とする上記(1)〜(6)のいずれか1に記載の粘着剤組成物;
(8)基材層を有し、その少なくとも片面に、上記(1)〜(7)のいずれか1に記載の粘着剤組成物が塗工されてなる粘着シート部材;
(9)光学用途に使用されることを特徴とする上記(8)に記載の粘着シート部材;および
(10)プラズマディスプレイパネルに使用されることを特徴とする上記(9)に記載の粘着シート部材
を提供する。
本発明の粘着剤組成物は、耐熱性、耐光性に優れ、かつ波長380〜780nmの可視光透過性が良好であるとともに波長850〜1100nmの近赤外光に対して十分な吸収機能(NIRカット機能)を有する。したがって、この組成物を基材層に施与することによって、NIRカット性能を有する粘着シート部材を得ることができる。この粘着シート部材は、光学用途、特にプラズマディスプレイパネルに適用されるとき、余分の粘着工程を伴うことなくNIRカット機能を付与することができ、さらに反射防止フィルム等の他の機能層をも余分の粘着工程を伴うことなく施与することができる。
本発明の粘着剤組成物は、(A−1)ヒドロキシル基、グリシジル基、アミド基およびN−置換アミド基から選ばれる1種以上の官能基を有し、カルボキシル基を含まず、かつ質量平均分子量が40万〜250万である(メタ)アクリル酸エステル共重合体100質量部、および(B)金ナノロッド0.08〜2.0質量部を含むことを特徴とする。
本発明の別の粘着剤組成物は、(A−1)ヒドロキシル基、グリシジル基、アミド基およびN−置換アミド基から選ばれる1種以上の官能基を有し、カルボキシル基を含まず、かつ質量平均分子量が40万〜250万である(メタ)アクリル酸エステル共重合体と(A−2)質量平均分子量が1,000〜50,000である(メタ)アクリル酸エステル(共)重合体とを(A−1)/(A−2)=0.5〜20の質量比で含む混合物100質量部、および(B)金ナノロッド0.08〜2.0質量部を含むことを特徴とする。成分(A−1)の他に成分(A−2)を加えると、耐久性を保持したまま、粘着性を適宜調節することができる。
次に、本発明の各成分について説明する。なお、本明細書において、「(メタ)アクリル酸エステル」は、アクリル酸エステル、メタアクリル酸エステル及びこれら両者の混合物を示す語句である。
成分(A−1)の(メタ)アクリル酸エステル共重合体は、ヒドロキシル基、グリシジル基、アミド基およびN−置換アミド基から選ばれる1種以上の官能基を有する。好ましい官能基はヒドロキシル基である。官能基がないと十分な粘着性が得られない。また、成分(A−1)は、カルボキシル基を含まない。成分(A−1)がカルボキシル基を含むと、成分(B)の金ナノロッドが分散しないで凝集し、NIRカット機能が得られない。
成分(A−1)は、エステル部分のアルキル基の炭素数が1〜20の(メタ)アクリル酸エステルと、上記官能基を有する(メタ)アクリル酸モノマーとの共重合体であり得、所望により、他の官能基を有する(メタ)アクリル酸モノマーおよび他の単量体を含み得る。
エステル部分のアルキル基の炭素数が1〜20の(メタ)アクリル酸エステルの例としては、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸プロピル、(メタ)アクリル酸ブチル、(メタ)アクリル酸ペンチル、(メタ)アクリル酸ヘキシル、(メタ)アクリル酸シクロヘキシル、(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシル、(メタ)アクリル酸イソオクチル、(メタ)アクリル酸デシル、(メタ)アクリル酸ドデシル、(メタ)アクリル酸ミリスチル、(メタ)アクリル酸パルミチル、(メタ)アクリル酸ステアリルなどが挙げられる。これらは単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
官能基を有する(メタ)アクリル酸モノマーの例としては、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシエチル、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシプロピル、(メタ)アクリル酸3−ヒドロキシプロピル、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシブチル、(メタ)アクリル酸3−ヒドロキシブチル、(メタ)アクリル酸4−ヒドロキシブチルなどのヒドロキシル基を含有するモノマー;(メタ)アクリルアミド、N−メチル(メタ)アクリルアミド、N−エチル(メタ)アクリルアミド、N−プロポキシメチル(メタ)アクリルアミド、N−ブトキシメチル(メタ)アクリルアミド、N−tert−ブチルアクリルアミド、N−オクチルアクリルアミド、N−メチロール(メタ)アクリルアミドなどのアミド基又はN−置換アミド基を含有するモノマー;(メタ)アクリル酸グリシジルなどのグリシジル基を有するモノマーが挙げられる。これらは単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
他の官能基を有する(メタ)アクリル酸モノマーの例としては、アミノメチル(メタ)アクリレート、ジメチルアミノメチル(メタ)アクリレート、ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリレート及びビニルピリジンなどのアミノ基を含有するモノマー、アセトアセトキシエチル(メタ)アクリレートなどのアセトアセチル基を含有するモノマー、ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリルアミドなどの3級アミノ基を含有するモノマーが挙げられる。これらは単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
所望により用いられる他の単量体の例としては、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニルなどのビニルエステル類;エチレン、プロピレン、イソブチレンなどのオレフィン類;塩化ビニル、ビニリデンクロリドなどのハロゲン化オレフィン類;スチレン、α−メチルスチレンなどのスチレン系単量体;ブタジエン、イソプレン、クロロプレンなどのジエン系単量体;アクリロニトリル、メタクリロニトリルなどのニトリル系単量体;N,N−ジメチルアクリルアミド、N,N−ジメチルメタクリルアミドなどのN,N−ジアルキル置換アクリルアミド類などが挙げられる。これらは単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
成分(A−1)の(メタ)アクリル酸エステル共重合体は、その共重合形態については特に制限はなく、ランダム、ブロック、グラフト共重合体のいずれであってもよい。また、成分(A−1)の(メタ)アクリル酸エステル系共重合体は、単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
成分(A−1)は、質量平均分子量が40万〜250万の範囲であることが必要である。本明細書において、質量平均分子量は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)法により測定したポリスチレン換算の値である。質量平均分子量が40万未満では、粘着性や耐久性(信頼性)が不十分となるおそれがあり、250万を超えると、粘度が高くなり塗工性不良を起こす原因となる。成分(A−1)の質量平均分子量は、好ましくは60万〜180万であり、より好ましくは80万〜160万である。
成分(A−1)は、ガラス転移温度(Tg)が0℃以下であることが好ましく、−70℃〜0℃の範囲であることがより好ましい。ガラス転移温度が0℃より高いと、低温で使用する際にタック(粘着性)が不十分となり、粘性を示さないため好ましくない。本明細書において、ガラス転移温度(Tg)は、常法によって求められる計算値、または実測値を示す。該計算値は、下記式、
(1/Tg)=(W1/Tg1)+(W2/Tg2)+・・・・+(Wn/Tgn
を用いて算出することができる。式中、Tgは、ガラス転移温度(℃)を示し、W1、W2、・・・・、Wnは、単量体組成物中の各単量体の質量分率を示し、Tg1、Tg2、・・・・、Tgnは、対応する単量体の単独重合体のガラス転移温度(℃)を示す。尚、単独重合体のガラス転移温度は、例えば、便覧等の刊行物に記載されている数値を採用すればよい。
成分(A−1)の(メタ)アクリル酸エステル共重合体は、各種公知の方法により製造することができ、例えば、バルク重合法、溶液重合法、懸濁重合法、乳化重合法等のラジカル重合法を適宜選択することができる。ラジカル重合開始剤としては、過酸化ラウロイル(LPO)、過酸化ベンゾイル(BPO)、アゾビスイソブチロニトリル(AIBN)等の公知のものを使用することができる。重合条件としては、例えば、溶液重合の場合は、反応温度は、通常、50〜150℃であり、反応時間は、通常3〜15時間程度である。重合に際して用いられる溶媒としては、酢酸エチル、メチルエチルケトン、トルエン、ヘキサン、アセトン等が用いられる。また、市販の(メタ)アクリル酸エステル共重合体を用いてもよい。
成分(A−2)は、質量平均分子量が1,000〜50,000である(メタ)アクリル酸エステル(共)重合体である。質量平均分子量が1,000未満ではブリードアウトを生じ、50,000を超えると成分(A−1)との相溶性が低下して塗工性が低下する。成分(A−2)の質量平均分子量は、好ましくは1,000〜40,000であり、より好ましくは1,000〜20,000である。
成分(A−2)は官能基を含んでいてもいなくてもよいが、成分(A−1)と同様に、カルボキシル基を含まない。成分(A−2)に含まれ得る官能基としては、成分(A−1)と同様に、ヒドロキシル基、グリシジル基、アミド基およびN−置換アミド基、ならびにアミノ基、アセトアセチル基および3級アミノ基等が挙げられる。成分(A−2)は、エステル部分のアルキル基の炭素数が1〜20の(メタ)アクリル酸エステルの単独重合体または共重合体であり得、官能基を有する(メタ)アクリル酸モノマーを含んでいてもよい。上記エステル部分のアルキル基の炭素数が1〜20の(メタ)アクリル酸エステルおよび上記官能基を有する(メタ)アクリル酸モノマーは、上記成分(A−1)に関して記載したものと同じである。また、成分(A−2)は、上記成分(A−1)に関して記載したのと同様に、所望により他の単量体を含み得る。
成分(A−2)は、ガラス転移温度(Tg)が−80〜230℃の範囲であることが好ましく、−50〜150℃の範囲であることがより好ましい。ガラス転移温度が−80℃より低いと、ブリードアウトを生じ、230℃を超えると重合性が悪化する。
成分(A−2)の(メタ)アクリル酸エステル(共)重合体の製造法は、成分(A−1)に関して記載したのと同様である。また、市販の(メタ)アクリル酸エステル共重合体を用いてもよい。
本発明の粘着剤組成物において成分(A−2)を含む場合、成分(A−1)と成分(A−2)との質量比(A−1)/(A−2)は、0.5〜20の範囲であり、好ましくは1〜10、さらに好ましくは1〜5である。上記比が0.5未満では、質量平均分子量の低いものが多すぎて、ブリードアウトを生ずるおそれがある。質量比を上記範囲内で変化させることにより、耐久性を保持したまま、粘着性を適宜調節することができる。
成分(B)は金ナノロッドである。金ナノロッドは、アスペクト比(長軸/短軸比)を制御することにより、可視光から近赤外光までの波長域(530〜1100nm)における吸収ピーク位置を変えることができる。本発明で使用される金ナノロッドは好ましくは、粒子径(長軸)が100nm以下、より好ましくは80nm以下のものであり、アスペクト比(長軸/短軸比)が1〜10、より好ましくは2〜8のものである。このような形状の金ナノロッドを用いることにより、長軸に起因する、波長850〜1100nmの近赤外光の吸収効果を得ることができる。
金ナノロッドは、トルエン、メチルイソブチルケトン、酢酸ブチルなどの有機溶媒中における分散液やペーストの形態で使用され得る。金ナノロッドは、例えば、電解法(Y.-Y. Yu, S.-S. Chang C.-L. Lee, C.R.C. Wang, J. Phys. Chem. B, 101, 6661(1997)を参照)、シード法(C. J. Murphy, N.R. Jana, Adv. Mater., 14, 80(2002)を参照)、光化学的方法(F. Kim, J. H. Song, P. Yang, J. Am. Chem. Soc., 124, 14316(2002)を参照)などによって合成され得る。あるいは、市販品を使用することができる。市販品としては、三菱マテリアル株式会社製のAu−050316(製品名)(金ナノロッドトルエン分散液)が挙げられる。
成分(B)金ナノロッドの量は、成分(A−1)100質量部に対して、または成分(A−1)と成分(A−2)との混合物100質量部に対して、0.08〜2.0質量部、好ましくは0.2〜1.2質量部である。上記量が0.08質量部未満であると、十分なNIRカット性能が得られない。上記量が2.0質量部より多いと、可視光平均透過率が低下し、また著しく着色する。
本発明の粘着剤組成物には、上記成分(A−1)、(A−2)および(B)以外に、本発明の目的が損なわれない範囲で、所望により、従来粘着剤組成物に使用されている公知の各種添加剤を添加することができる。このような添加剤としては、例えば、可塑剤、シランカップリング剤、紫外線吸収剤、架橋剤、ラジカル捕捉剤、酸化防止剤、顔料、染料、有機又は無機粉体などの充填剤、耐電防止剤、粘度調整剤等が挙げられる。
なお、架橋剤としては、イソシアネート系化合物、エポキシ系化合物、アミン系化合物、金属キレート化合物及びアジリジン系化合物が挙げられる。
イソシアネート系化合物の例としては、トリレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、水添キシリレンジイソシアネート、ジフェニルメタンジイソシアネート、トリフェニルメタントリイソシアネート、ポリメチレンポリフェニルイソシアネート及びこれらのトリメチロールプロパンなどポリオールとのアダクト体などが挙げられる。
エポキシ系化合物の例としては、ビスフェノールA、エピクロルヒドリン型のエポキシ系樹脂、エチレングリコールグリシジルエーテル、ポリエチレングリコールジグリシジルエーテル、グリセリンジグリシジルエーテル、グリセリントリグリシジルエーテル、トリメチロールプロパントリグリシジルエーテル、ジグリシジルアニリン、ジグリシジルアミン、N,N,N',N'−テトラグリシジル−m−キシレンジアミン及び1,3−ビス(N,N'−ジグリシジルアミノメチル)シクロヘキサンなどが挙げられる。
アミン系化合物の例としては、ヘキサメチレンジアミン、トリエチルジアミン、ポリエチレンイミン、ヘキサメチレンテトラミン、ジエチレントリアミン、トリエチルテトラミン、イソホロンジアミン、アミノ樹脂及びメチレン樹脂などが挙げられる。
金属キレート化合物の例としては、アルミニウム、鉄、銅、亜鉛、スズ、チタン、ニッケル、アンチモン、マグネシウム、バナジウム、クロム及びジルコニウムなどの多価金属がアセチルアセトンやアセト酢酸エチルに配位した化合物などが挙げられる。
アジリジン系化合物の例としては、N,N'−ジフェニルメタン−4,4'−ビス(1−アジリジンカルボキサイド)、N,N'−トルエン−2,4−ビス(1−アジリジンカルボキサミド)、トリエチレンメラミン、ビスイソフタロイル−1−(2−メチルアジリジン)、トリ−1−アジリジニルホスフィンオキサイド、N,N'−ヘキサメチレン−1,6−ビス(1−アジリジンカルボキサイド)、トリメチロールプロパン−トリ−β−アジリジニルプロピオネート及びテトラメチロールメタン−トリ−β−アジリジニルプロピオネートなどが挙げられる。
上記各種添加剤のうち、特にシランカップリング剤を粘着剤組成物に添加すると、湿熱条件下における被着体(特に、ガラス)に対する粘着性を向上させ、基材とガラス板界面の浮きや剥がれが生じにくくなる。このシランカップリング剤としては、分子内にアルコキシシリル基を少なくとも1個有する有機ケイ素化合物であって、粘着剤成分との相溶性がよく、かつ光透過性を有するもの、例えば実質上透明なものが好適である。
このようなシランカップリング剤としては、例えばビニルトリエトキシシラン、ビニルトリス(2−メトキシエトキシ)シラン、3−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、2−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン、3−アミノプロピルトリエトキシシラン、N−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシランなどが挙げられ、その添加量は、上記成分(A−1)100質量部に対し、または上記成分(A−1)および(A−2)の混合物100質量部に対し、0.001〜10質量部の範囲が好ましく、特に0.005〜5質量部の範囲がより好ましい。
本発明の粘着剤組成物は、成分(A−1)、または成分(A−1)および(A−2)の混合物を成分(B)と所望の質量比で配合し、任意に添加剤を加えて混合することによって製造され得る。
こうして得られた本発明の粘着剤組成物は、可視光および近赤外光に対して特定の吸収効果を有する。好ましくは、本発明の粘着剤組成物は、380〜780nmの波長領域の可視光平均透過率が30〜90%であり、850〜1100nmの波長領域の最低光線透過率が10%以下である。
本発明の粘着剤組成物が粘着する被着体の材質は、特に制限されないが、通常は、ディスプレイ装置等の画面を構成する素材である、ガラス、アクリル板、PETフィルム、トリアセチルセルロース(TAC)、ポリカーボネート(PC)等である。
次に、本発明の粘着シート部材について説明する。
本発明の粘着シート部材は、基材層を有し、その少なくとも片面に、上記本発明の粘着剤組成物が塗工されてなることを特徴とする。
すなわち、本発明の粘着シート部材は、基材層と、その少なくとも片面に施与された、本発明の粘着剤組成物から成る粘着剤層とを含む。
基材としては、例えばグラシン紙、コート紙、キャストコート紙などの紙基材、これらの紙基材にポリエチレンなどの熱可塑性樹脂をラミネートしたラミネート紙、あるいはポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレートなどのポリエステルフィルム、ポリプロピレンやポリメチルペンテンなどのポリオレフィンフィルム、ポリカーボネートフィルム、酢酸セルロース系フィルムなどのプラスチックフィルムや、これらを含む積層シートなどが挙げられ、粘着シート部材の用途により、適宜選択される。
上記基材層は、被着体に粘着層を転写するための部材(すなわち、剥離シート)として用いることができるし、また所望の被着体に貼着されるための部材としても用いることができる。前者の用途に用いる場合には、基材に、通常シリコーン樹脂などの剥離剤が塗布される。
上記基材層を剥離シートとして用いる場合、基材層の厚さとしては特に制限はないが、通常20〜150μm程度である。所望の被着体に貼着されるための部材として用いる場合には、基材層の種類及び厚さは、その用途に応じて適宜選定される。また、この場合、粘着剤層の上に、所望により、通常の剥離シートを設けることができる。
粘着剤層の厚さは、5〜100μm程度、特に10〜60μmの範囲が好ましい。
粘着剤層の形成方法としては、特に制限されず、本発明の粘着剤組成物(溶液)を、転写印刷、ナイフコーター、ロールコーター、グラビアコーター等の通常使用される塗布方法により基材層の片面に塗布し、赤外線、熱風、蒸気等により加熱乾燥する方法、粘着剤層を設けた離型シートにより転写する方法等が挙げられる。
こうして得られた粘着シート部材は、可視光および近赤外光に対して特定の吸収効果を有する粘着剤層を有するので、十分なNIRカット性能を有する。したがって、これを光学用途、特にプラズマディスプレイパネルに適用するとき、余分の粘着工程を伴うことなくNIRカット機能を付与することができ、さらに反射防止フィルム等の他の機能層をも余分の粘着工程を伴うことなく施与することができる。
以下、実施例および比較例を挙げて本発明をより具体的に説明するが、本発明は、下記実施例によって何ら制限されるものではない。
以下の実施例および比較例で使用した材料および試験法は以下の通りである。
材料
粘着剤:
(1)(A−1):アクリル酸エステル共重合体(水酸基系)の酢酸エチル溶液(固形分25質量%);重合体の組成=アクリル酸−nブチル(90質量%)+アクリル酸メチル(9質量%)+アクリル酸2−ヒドロキシエチル(1質量%)、質量平均分子量=120万、Tg=−45℃
(2)比較(A−1):アクリル酸エステル共重合体(アクリル酸系)の酢酸エチル溶液(固形分25質量%);重合体の組成=アクリル酸−nブチル(98質量%)+アクリル酸(2質量%)、質量平均分子量=120万、Tg=−50℃
(3)比較(A−1)’:アクリル酸エステル共重合体(アクリル酸系)の酢酸エチル溶液(固形分25質量%);重合体の組成=アクリル酸−nブチル(97.5質量%)+アクリル酸(2質量%)+アクリル酸2−ヒドロキシエチル(0.5質量%)、質量平均分子量=120万、Tg=−50℃
(4)比較(A−1)”:コーティング用アクリル樹脂トルエン溶液(固形分40質量%)、二液硬化型、質量平均分子量=20,000、Tg=25℃
(5)(A−2):アクリル酸エステル(共)重合体の酢酸エチル溶液(固形分40質量%)、重合体の組成=アクリル酸−nブチル(100%)、質量平均分子量=5,000、Tg=−55℃
NIRカット剤:
(1)(B)金ナノロッド:Au−050316(製品名)、三菱マテリアル製、金ナノロッドトルエン分散液(固形分5質量%);吸収波長:962nm(吸光度0.64)および510nm(吸光度0.15);金ナノロッドの長軸平均長さ50nm、短軸平均長さ8nm、アスペクト比6.25
(2)染料(フタロシアニン系)(比較用):TX−EX−906B(商品名)(日本触媒製)
(3)染料(ジイモニウム系)(比較用):IRG−022(商品名)(日本化薬製)
架橋剤:
(1)ポリイソシアネートA:キシリレンジイソシアネート(XDI)
(2)ポリイソシアネートB:トリレジイソシアネート(TDI)
(3)ポリイソシアネートC:ヘキサメチレンジイソシアネート(HMDI)
試験法
(1)分散性:
片面にシリコーン樹脂を塗布した厚さ75μmの二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム(三菱化学ポリエステルフィルム社製、商品名:MRF75)からなる剥離フィルムのシリコーン樹脂塗布面上に、実施例及び比較例で得られた粘着剤組成物を塗布し、厚さ100μmの二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム(東洋紡績社製、商品名:コスモシャインA4300)と貼り合わせた。100℃にて1分間乾燥処理して、厚さ25μmの粘着剤層を有する粘着シート部材を得た。この粘着シート部材から縦100mm、横100mmの小片を切り出し、この小片の剥離フィルムを剥がし、市販のソーダライムガラス(厚さ1.1mm)に貼付して試験サンプルを得た。この試験サンプルを用いて、JIS−K−7361に準じて紫外可視赤外分光光度計(島津製作所製 SolidSpec−3700)にて透過率を測定することにより、近赤部(850〜1100nm)の波長領域の最低光線透過率を求め、下記の基準により分散性を判定した。
○:最低光線透過率が、10%以下である。
×:最低光線透過率が、10%を超える。
なお、比較例8はコーティング用組成物であり、粘着性がないため、上記と同じ方法では試験サンプルを作製できないので、下記の方法により試験サンプルを作製した。すなわち、比較例8で得られた組成物を厚さ100μmの二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム(東洋紡績社製、商品名:コスモシャインA4300)に塗布し、100℃にて1分間乾燥処理して、厚さ5μmのコート層を有するシート部材を得た。このシート部材から縦100mm、横100mmの小片を切り出し、試験サンプルを得た。
(2)耐熱性:
上記(1)で得られた試験サンプルを、80℃、Dryの恒温条件で500時間処理し、耐熱性(NIRカット性能の耐劣化性)の評価を行った。上記処理後の試験サンプルを用いて、JIS−K−7361に準じて紫外可視赤外分光光度計(島津製作所製 SolidSpec−3700)にて透過率を測定することにより、近赤部(850〜1100nm)の波長領域の最低光線透過率を求め、耐熱性を下記の基準により判定した。
○:最低光線透過率が、10%以下である。
×:最低光線透過率が、10%を超える。
(3)可視光平均透過率:
上記(1)で得られた試験サンプルを用いて、JIS−K−7361に準じて紫外可視赤外分光光度計(島津製作所製 SolidSpec−3700)にて透過率を測定し、380〜780nmの波長領域の可視光平均透過率を求めた。
(4)近赤部の最低光線透過率:
上記(3)で測定した透過率において、近赤部分(850〜1100nm)のボトム透過率を最低光線透過率とした。
(5)粘着性:
上記(1)で得られた粘着シート部材を幅25mmのテープ状にカットし、剥離フィルムを剥がし、露出した粘着剤組成物の面を、重さ2kgのゴムローラを1往復させることによって市販のソーダライムガラス(厚さ1.1mm)に貼付して試験片を得た。貼付後、JIS−Z−0237に従い、温度23℃、相対湿度50%の雰囲気下で25分間放置した後、試験片の一端を180°方向に速度300mm/分で引っ張ることにより、試験片をガラス板から剥離した。試験片を剥離するのに要する力(強度)を測定し、この値を粘着力(N/25mm)とした。
実施例1〜3および比較例1〜8
粘着剤、NIRカット剤、架橋剤を表1に示す配合量(固形分の質量比で表す)で混合し、希釈溶剤としてメチルエチルケトンを用いて、粘着剤組成物を調製した。得られた組成物を用いて、上記試験(1)〜(5)を行った。結果を表1に示す。
Figure 0004716807
表1から明らかなように、実施例1〜3の本発明の粘着剤組成物は、分散性、耐熱性および粘着性に優れるとともに、好適な可視光平均透過率および近赤部の最低光線透過率を有し、NIRカット性能を有する粘着剤として有用である。
一方、成分(A−1)として、カルボキシル基を有するアクリル酸エステル共重合体を使用した比較例1〜3の組成物は、組成物の調製の際に金ナノロッドが分散しないで凝集を生じ、その結果、NIRカット性能が得られなかった。なお、比較例1〜3では、組成物の調製の段階ですでにNIRカット性能が得られなかったので、耐熱性の試験を行わなかった。
成分(B)の量が本発明の範囲未満である比較例4の組成物は、近赤部の最低光線透過率が高く、したがってNIRカット性能が不充分である。成分(B)として染料を使用した比較例5〜7の組成物は耐熱性が悪く、80℃で24時間後にはすでに近赤部の最低光線透過率が70%以上に達していた。
成分(A−1)としてコーティング用アクリル樹脂、すなわち分子量が小さいアクリル樹脂を使用した比較例8の組成物は、粘着性を発現せず、粘着剤としての使用は不可であった。したがって、これをNIRカット層としてプラズマディスプレイパネルに適用するには、別途、粘着剤層を施与して貼付する工程を必要とし、さらに反射防止フィルム等の機能層を施与するには、さらに別の粘着剤層を施与して貼付する工程を必要とする。
実施例4
本発明の粘着剤組成物をプラズマディスプレイパネルに適用して、プラズマディスプレイパネルにNIRカット機能および反射防止機能を持たせるときの作業性を調べた。粘着剤組成物として実施例1のものを使用し、反射防止フィルムとして、リケンテクノス製のRT−PAR001(商品名)(100μm厚みの二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムにハードコート層、高屈折率層、低屈折率層を塗工した反射防止フィルム)を使用した。本発明の粘着剤組成物は、上記したように、粘着性およびNIRカット性能を有するので、プラズマディスプレイパネルに本発明の粘着剤組成物を施与し、その上に反射防止フィルムを施与するだけで、NIRカット機能および反射防止機能を付与することができた。上記結果を試験(3)および(4)の結果と併せて表2に示す。
比較例9
実施例4において、実施例1の粘着剤組成物の代わりに、日本化薬製のIRG−022(商品名)(ジイモニウム系染料)をNIRカット剤として含有するNIRカットフィルムを使用した。このNIRカットフィルムは粘着性を有しないので、下記表2の構成に示すように、NIRカットフィルムを設けるために、粘着剤層(1)を施与する必要があり、反射防止フィルムを設けるために、さらに別の粘着剤層(2)を施与する必要があった。なお、粘着剤層(1)および(2)として、実施例1の粘着剤組成物において金ナノロッドを含まない組成物を使用した。上記結果を試験(3)および(4)の結果と併せて表2に示す。
Figure 0004716807
本発明の粘着剤組成物は、耐熱性、耐光性に優れ、かつ可視光透過性が良好であるとともに波長850〜1100nmの近赤外光に対して十分な吸収機能(NIRカット機能)を有する。したがって、これを光学用途、特にプラズマディスプレイパネルに適用するとき、余分の粘着工程を伴うことなくNIRカット機能を付与することができ、さらに反射防止フィルム等の他の機能層をも余分の粘着工程を伴うことなく施与することができる。

Claims (10)

  1. (A−1)ヒドロキシル基、グリシジル基、アミド基およびN−置換アミド基から選ばれる1種以上の官能基を有し、カルボキシル基を含まず、かつ質量平均分子量が40万〜250万である(メタ)アクリル酸エステル共重合体100質量部、および
    (B)金ナノロッド0.08〜2.0質量部
    を含むことを特徴とする粘着剤組成物。
  2. (A−1)ヒドロキシル基、グリシジル基、アミド基およびN−置換アミド基から選ばれる1種以上の官能基を有し、カルボキシル基を含まず、かつ質量平均分子量が40万〜250万である(メタ)アクリル酸エステル共重合体と(A−2)質量平均分子量が1,000〜50,000である(メタ)アクリル酸エステル(共)重合体とを(A−1)/(A−2)=0.5〜20の質量比で含む混合物100質量部、および
    (B)金ナノロッド0.08〜2.0質量部
    を含むことを特徴とする粘着剤組成物。
  3. 成分(A−1)のガラス転移温度が0℃以下であることを特徴とする請求項1または2記載の粘着剤組成物。
  4. 成分(A−2)のガラス転移温度が−80〜230℃であることを特徴とする請求項2または3記載の粘着剤組成物。
  5. 金ナノロッドの粒子径が、100nm以下であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載の粘着剤組成物。
  6. 波長380〜780nmの可視光平均透過率が、30〜90%であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項記載の粘着剤組成物。
  7. 850〜1100nmの波長領域の最低光線透過率が10%以下であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項記載の粘着剤組成物。
  8. 基材層を有し、その少なくとも片面に、請求項1〜7のいずれか1項記載の粘着剤組成物が塗工されてなる粘着シート部材。
  9. 光学用途に使用されることを特徴とする請求項8記載の粘着シート部材。
  10. プラズマディスプレイパネルに使用されることを特徴とする請求項9記載の粘着シート部材。
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