JP4716200B2 - キャッシュドロア、棒金管理装置およびposシステム - Google Patents

キャッシュドロア、棒金管理装置およびposシステム Download PDF

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Description

本発明は、キャッシュドロア、棒金管理装置およびPOSシステムに関し、より詳しくは、棒金(例えば、50個の硬貨を束にして棒状にしたもの)の金種の目視判定を容易にするキャッシュドロア、棒金管理装置およびPOSシステムに関する。
スーパーやコンビニ等で買い物客は、店舗内に陳列された商品の中から希望する商品を選択し、例えば買い物籠やカートに入れてレジへ運ぶ。
レジでは、運ばれてきた商品に添付されたバーコード等に記録された値段を商品名と共に店員がバーコードリーダ等により読み取り、又はキーボードを操作して入力して合計金額(および消費税)を計算する。買い物客は、この合計金額に基づいて支払(精算)を行い、商品を受け取るシステムとなっている。
買い物客が快適に買い物を行うと共に店舗においても少ない従業員数で効率的に多数の買い物客に対応するために、精算処理を迅速に行う必要がある。
この精算処理は、店舗にもよるが、買い物客の大部分は現金(紙幣および硬貨)により行うのが一般的である。そして、多くの買い物客は、買い物した商品の合計金額より大きい額の紙幣、例えば10,000円札、5,000円札、又は複数枚の1,000円札等を出すので、「つり銭」が必要である。
そこで、スーパーやコンビニの店舗では、例えばレジのキャッシュレジスタのキャッシュドロア内に常時十分な数の「つり銭」を収容している。そして、このキャッシュドロア内に収容又は保管されている「つり銭」の数量を、流通している全ての金種(即ち、1円、5円、10円、50円、100円および500円)毎に常時、正確に管理することが望まれる。
キャッシュドロア内の「つり銭」は、買い物客に対する精算処理を迅速に行えるように、常時所定枚数の硬貨を、金種毎に所定の収容部にバラバラの状態で、即ち「バラ銭」として収容・保管されているのが好ましい。
しかし、キャッシュドロア内に収容・保管している「バラ銭」が不足する事態が発生し得る。そのために、それぞれの金種を棒金としてキャッシュドロア内に収容・保管し、「バラ銭」が不足した場合には、直ちに不足した金種の棒金の束を壊して、不足した「バラ銭」を補充する必要がある。
この棒金は、金種毎に所定数、例えば50個毎にまとめ、比較的容易に破壊可能な紙等により束状にまとめられている。
このような棒金の金種を正確に表示し判定して管理する技術は、幾つかの文献に開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−285479号公報
しかしながら、上記特許文献1はセットした棒金を保持する引き出しを引き出さないと異金種であるか判定できないため、リアルタイム性に欠け、更に目視の容易性については考慮がされていない。
すなわち、包装面を見ただけでは、目視で金種を認識することが困難な場合がある。第1の問題点として、棒金(例えば、50個の硬貨を束にして棒状に包装したもの)は、包装された状態では、仮に透明なフィルムであっても包装面(硬貨円周面)を見ただけでは金種の目視判別が難しく、棒状側面(硬貨の平面)を見なければ判別できない場合がある。
ここで、明らかに直径の異なる、例えば500円硬貨と1円硬貨の比較である場合は容易に目視判別が可能であるが、直径や50枚を棒状にした長さが比較的近い、例えば100円硬貨と50円硬貨では、包装面を見ただけでは目視判別が難しい。
また、明らかに色が異なる100円硬貨と10円硬貨の比較は例えば包装材が透明なフィルムである場合は包装面を見ただけで目視判別が可能であるが、包装材が不透明の場合は目視判別ができない。
さらに、6金種(1円硬貨、5円硬貨、10円硬貨、50円硬貨、100円硬貨、500円硬貨)がドロア内に混在した場合、上述したような理由により一層目視判別が難しくなる。
第2の問題点として、棒金を重ねることにより生じる問題がある。
すなわち、キャッシュドロアが、金種毎に棒金を収納するホッパを設け、棒金の径や長さをセンサで監視し、例えば2段以上に棒金を積み重ねても自動で判別できる機能を有し、異金種がセットされた場合にLED等でその状態を操作者にリアルタイムで通知する機能(例えば赤点灯)を有する棒金管理可能な制御手段を備えていても、間違ってセットされた場合、どの金種(上段と下段またはそれ以外)が異金種であったかを特定するには、第1にLED等の表示を棒金の数量分配置する必要がある。その場合、LEDの数量が増えれば、コストアップとなる。また、LED等の数量の増加は、逆に視覚的に混乱を招く恐れがある。
第2に、1つのLED等で表示する場合は、どの棒金が異金種であるか特定せず、棒金を目視で判断しなければならない。
第3に、1つのLED等で表示する場合は、表示方法を変化(点滅時間等)させて間違ってセットされた棒金を特定させる方法が考えられるが、複数のパターンがある場合、オペレータは判断し難い。
第3の問題点として、棒金を重ねることにより生じる別の問題がある。
すなわち、ドロア内の限られたエリアに、より多くの棒金を収納するには、空きスペースが少なくなる。スペースがあれば棒金側面を見やすいように空間を設ければよいが、スペースが多く取れない場合はケースの壁と側面が近くなるため、覗くことはより難しくなる。
また、複数段積み重ねた場合、直接的に棒金側面(硬貨の平面)を見ようとしても特に下段の棒金は目視が更に難しい。また、空きスペースが少ないため、照明の照射量が不足(暗い)し、更に目視が困難となる。
このため、本発明では、前記従来例の不都合を改善するため、目視で容易に棒金の金種を確認することができるキャッシュドロア、棒金管理装置およびPOSシステムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明のキャッシュドロアは、複数の硬貨がその厚さ方向に積層され保持されて成る棒金を着脱自在に収納するホッパ部を有するキャッシュドロアにおいて、
前記ホッパ部に、前記棒金の長手方向の端面に記載された表示情報を補足しその情報を目視可能情報として外部に向けて転写出力する転写出力機構を併設すると共にこの転写出力機構を、前記棒金の長手方向の端面に対向して設置した反射ミラーを含む構成としたことを特徴とする(請求項1)。
このため、これによると、反射ミラーに反射されたホッパ部内の棒金の長手方向の端面を上方から目視できるので、棒金の金種を容易に確認することができる。その結果、誤収納を即座に認識でき、修正時間を短縮することができる。
また、前記ホッパ部を金種毎に形成された複数の棒金に対応して複数設けると共に、この複数の各ホッパ部毎に、前記棒金の長手方向の端面と対向させて前記反射ミラーを設けてもよい(請求項2)。
このようにすると、ホッパ部が複数設けられていても、それぞれに反射ミラーを設けてあるので、ホッパ部毎に収納された棒金を目視でき、これにより、棒金の金種を容易に確認することができる。
さらに、前記ホッパ部を、同一金種からなる複数の棒金を少なくとも上下2段に収納可能な構造としてもよい。(請求項3)。
このようにすると、同一金種の棒金を上下方向に2段ずつ収納できるので、ホッパ部をそれほど大きくしなくてもよく、また、すぐに棒金がなくなることもないので補充を頻繁にせずにすむ。
また、前記ホッパ部に収納された前記棒金の端面と前記反射ミラーとの間に、前記棒金を取り出す際に必要とする空間領域を設けてもよい(請求項4)。
このようにすると、空間領域から、例えば指を差し込んで棒金を取り出せるので、ホッパ部に異種棒金が収納され交換の必要が生じたとき等、交換作業が容易となる。
また、前記空間領域は、前記反射ミラーが設けられている空間の一部を共有して形成してもよい(請求項5)。
このようにすると、空間領域を、反射ミラーが設けられている空間と別個に設けなくてもよく、これにより小型化を図ることができる。
さらに、前記反射ミラーに換えてプリズムを含む構成としてもよい(請求項6)。
このようにすると、プリズムに反射された棒金の端面を上方から目視できるので、ホッパ部に収納された棒金の金種を容易に確認できる。
また、前記ホッパ部に収納される棒金は、その長手方向の端面に記載された当該棒金の硬貨を示す数字として少なくとも反転した数字を表記したものであってもよい(請求項7)。
このようにすれば、棒金の外周および端面が包装紙で包装され、端面に金種のラベル等が貼られるとき、反転した数字が表記されているので、反射ミラーやプリズムによって、数字が正常に表示されるようになり、上方からの目視が正確に、かつ容易に行えるようになる。
また、本発明の棒金管理装置は、前記請求項1ないし請求項7のいずれか一つに記載のキャッシュドロアと、このキャッシュドロアの前記ホッパ部に収納される棒金の誤収納如何を判断しその結果を表示する誤収納監視手段を備え、この誤収納監視手段を、前記ホッパ部に収納される棒金にかかる金種情報を検出し出力するセンサを備えた棒金情報入力部と、この検出された金種情報を入力し前記ホッパ部に対応する金種の棒金か否かを予め特定された対応データに基づいて判断する主制御部と、この主制御部における判断結果を表示する収納結果表示部とにより構成してもよい(請求項8)。
このようにすると、誤セットした棒金を容易にかつ確実に特定することができる。
また、前記主制御部にメモリ部を併設すると共に、このメモリ部には、前記主制御部の判断基準である前記ホッパ部に対応する金種の棒金にかかる対応データが予め格納されていてもよい(請求項9)。
このようにすると、ホッパ部に収納される棒金の誤収納如何を判断する際に、ホッパ部に対応する金種の棒金にかかる対応データがメモリ部に予め格納されているので、主制御部での判断が容易である。
本発明のPOSシステムは、請求項9に記載の棒金管理装置を組み込んだことを特徴とする(請求項10)。
このようにすると、POSシステムにおける店頭販売の本社管理に当たって、販売時点における支払い管理に対しても、手持ち残金の監視と共に細部にわたって包括的な監視体制を確立することが可能となる、という利点がある。
本発明のキャッシュドロアは、以上のように構成したので、これによると、キャッシュドロア内部に収納された棒金を、転写出力機構により目視でき、その結果、棒金の金種を容易に確認することができる。
以下に、図面を参照して本発明のキャッシュドロアの一実施形態を詳細に説明する。
図1はキャッシュドロア10の全体図であり、図2は引出しを引き出した際のキャッシュドロア10の平面図であり、図3はキャッシュドロア10のホッパ部であるコインケース14の上面から見た平面図である。
図1,2に示すように、キャッシュドロア10は、薄鋼板等で形成されたハウジング11を備え、このハウジング11内に、薄鋼板等で形成された1個の引出し12が、矢印Aで示す方向にスライド自在に収容されている。
引出し12には、引出し側手前にバラ銭収納部13が設けられ、このバラ銭収納部13の奥側に複数の前記コインケース14が金種毎に実装されている。そして、それぞれのコインケース14には、各種棒金15が金種毎に、上下2段に収納できるようになっている。
ただし、上下2段ずつ収納されている各種棒金15の長手方向端面は、図2において紙面直交方向から、つまり引出し12の上方からは直接見ることができない。
なお、本実施形態において、棒金15の端面とは、複数の硬貨がその厚さ方向に積層され保持されて成る棒金15の長手方向と直交する端面、つまり硬貨の平面を言うものとする。
ここで、各種棒金15は、金種毎に幅や長さが異なるサイズとなっており、各コインケース14には、それぞれ同じ金種の棒金15が収納されるようになっている。
そして、棒金15は、その外周および端面の一部まで巻き込んで包装紙で包装されているが、端面の大部分は包装されておらず、硬貨の文字や絵柄は見える状態となっている。
なお、棒金15は、上述のように端面の一部まで巻き込んで包装紙で固定いるため、包装紙を含んだ棒金15の全長は、硬貨を積み重ねた寸法よりは若干長くなっている。
図3、4には、1個のコインケース14の詳細が示されている。
コインケース14は、同じ金種の棒金15を、下段に棒金15A、上段に棒金15Bとして上下2段に収納できる大きさの矩形形状の枠体16を備え、この枠体16は、底板17に固定されている。
枠体16は、コインケース14の長手方向両端側に設けられ、互いに所定間隔離れて配置された第1枠18および第2枠19と、これらの枠18、19同士を繋ぐと共に、棒金15の下部を支持して枠体16内に収納可能とする棒金支持部材20とを備えて構成されている。
そして、第1枠18と第2枠19と棒金支持部材20とを連続させたとき、前述のように、棒金15を上下2段に収納できる大きさの、平面矩形形状の枠体16が形成されようになっている。
第1枠18および第2枠19は、例えば透明樹脂製の板材で形成され、それぞれの上面から棒金支持部材20の長手方向中央部に向かって延びると共に、途中から長手方向中央部の下部に向かって傾斜し、傾斜先の端部同士が、底板17から立ち上がった先端プレート22でそれぞれ固定され、かつ先端プレート22の上端部で互いが所定間隔となった形状となっている。
枠体16の第1枠18および第2枠19の上面には、上板21が第1枠18および第2枠19とそれぞれ一体に設けられている。すなわち、上板21は第1枠18および第2枠19の外形形状に沿って、かつ第1枠18および第2枠19の側面から外側に突出して設けられている。この際、上板21の上面は第1枠18および第2枠19の上端面より所定寸法高い位置に設定されている。
棒金支持部材20は、図5に詳細を示すように、所定長さ寸法の丸パイプを径方向に2つ割りし、両端にフランジ部を有する断面半円形状に形成されている。そして、棒金支持部材20の半円形の内周部が棒金15の下部を載置する載置部20Aとされ、この載置部20Aに棒金15を載置、収納できるようになっている。
図3に示すように、棒金支持部材20の長さ方向両端部の側面は、前記第1枠18および第2枠19の互いに対向する端面と当接することで連続し、これにより、棒金15を収納する平面矩形形状の枠体16が構成されることになる。また、棒金支持部材20の上方、かつ、対向する先端プレート22間から上方は開口部K(図4参照)となっている。
以上のような棒金支持部材20は、前記底板17に固定された台座23上に設けられ、この台座23の上面は、棒金支持部材20の下面を支持できるように凹面状に形成されている。
コインケース14において、その長手方向一方の端部側には、前記棒金15の側面と対向する広い空間が形成されている。そして、この空間の下部には反射面が角度α°となるように転写出力機構である反射ミラー25が設置されている。反射ミラー25は、その背面が枠体16の第1枠18の長手方向一端部の内壁面に当接して設けられている。また、反射ミラー25は、棒金15の端面の略全部を映し出せる幅寸法を有している。
反射ミラー25の設置角度α°は、その反射面に棒金15の端面が反射して映し出されたとき、オペレーターがキャッシュドロア10の略中央部の真上等、上方から見たとき、容易に目視Mできるような角度となっている(図7参照)。
コインケース14の前記空間の下部には前述のように反射ミラー25が配置されているが、反射ミラー25の上方は棒金15を取り出す際に、図8に示すように、オペレーターが例えば人差し指26を差し込んで矢印B方向に持ち上げることができるような広さの空間領域Sとなっている。
そして、この空間領域Sは、反射ミラー25が備えられている空間の一部となっている。
枠体16において空間領域Sとは反対側の幅方向両側面には、発光センサー30と受光センサー31とが、それぞれ上下方向に4個ずつ設けられている。
これらのセンサー30、31は、コインケース14内に収容された棒金15の外径寸法を検出することで、その棒金15が所定のものであるか否かを検出するものである。
例えば、500円硬貨の棒金15が収納されるべきコインケース14なのに、100円硬貨の棒金15が収納された場合、両者は棒金15の大きさ(径)が異なるため、収納ミスの表示がなされ、その信号が、空間領域S側の上板21に取り付けられたLEDからなる表示ランプ32に送られるようになっている。
また、コインケース14の長手方向両端の上板21の下面には、それぞれ、発光センサー34と受光センサー35とが配置されている。これらのセンサー34、35は、コインケース14内に収容された棒金15が所定のものであるか否かの判断を、その棒金15の全長を検出することで行うものである。
すなわち、例えば500円硬貨の棒金15が収納されるべきコインケース14なのに、100円硬貨の棒金15が収納された場合、両者は棒金15の長さが異なるため、収納ミスの判断がなされ、その信号が、空間領域S側の上板21に取り付けられた前記表示ランプ32に送られるようになっている。
次に、本実施形態のキャッシュドロア10の使用方法を図4、図6〜図8に基づいて説明する。
図4において、決められた金種の棒金15をセットするコインケース14に、棒金15を1個、又は下段棒金15Aと上段棒金15Bとの2個重ねてセットされたとき、棒金15の外径寸法や形長さ寸法を監視できるセンサ30,31、および34,35によって、決められた棒金15がセットされたか、異金種がセットされたか自動で判別し、表示ランプ32でリアルタイムに結果を、後述する誤収納監視装置40の主制御部42(図10参照)に送信する。
例えば、棒金15が無い場合は消灯、決められた棒金15がセットされた場合は緑、異金種の棒金15がセットされた場合は赤に点灯する。異金種と判断された棒金15を取り出す際は、図7に示すように、空間領域Sに、例えば指26を差し込み、その指26を棒金15の端面に引掛けて取り出す。
図6は、棒金15がセットされた状態を、上方からのオペレータの目線Mで見た状態である。この場合、表示ランプ32が例えば赤く点灯し、異金種がセットされたことは認識できても、この状態では棒金15の端面は直接見ることができず、2段の棒金15の内、上段と下段のどちら側が異金種であるかは、目線をずらして側面をみなければならない。しかし反射ミラー25が設置されているので、棒金15の側面をオペレータの目線Mで上方から容易に見ることができる。
さらに、図6に示すように、照明Eが棒金15の端面を照射するため、反射ミラー25で棒金15側面を、図示する目線Mで見る場合において、視認性が向上する。
また、仮に図8のように、直接、棒金15の側面を見る場合においても、照明Eが反射ミラー25に当たり、その照明Eにより棒金15の側面が照らし出されて明るくなるため、視認性が向上するという効果がある。
以上のような第1実施形態によれば、次のような効果を得ることができる。
(1)キャッシュドロア10の内部に収納された棒金15を、反射ミラー25により目視できるので、棒金15の金種を容易に確認することができる。その結果、誤収納を即座に認識でき、修正時間を短縮することができる。
(2)コインケース14が金種毎に形成された複数の棒金15に対応して複数設けられ、これらのコインケース14毎に、棒金15の端面と対向させて反射ミラー25が設けられているので、コインケース14毎に収納された棒金15を目視でき、これにより、棒金15の金種を容易に確認することができる。
(3)コインケース14が、同一金種からなる棒金15が上下2段に収納可能な構造となっているので、コインケース14をそれほど大きくしなくてもよく、また、すぐに棒金15がなくなることもないので棒金15の補充を頻繁にせずにすむ。
(4)コインケース14の一端側において、棒金15と反射ミラー25との間に、棒金15を取り出す際に必要とする空間領域Sが設けられているので、空間領域Sから、例えば指26を差し込んで棒金15を取り出せるので、コインケース14に異種棒金が収納され交換の必要が生じたとき等、交換作業が容易となる。
(5)空間領域Sが、反射ミラー25が備えている空間の一部を共有しているので、空間領域Sを、反射ミラー25が備えている空間と別個に設けなくてもよく、これにより小型化を図ることができる。
(6)コインケース14の一端側において、棒金15の端面と対向するように反射ミラー25が設けられているので、棒金15の端面を直接目視する場合でも、照明Eによる光が反射ミラー25で反射されるので、棒金15の端面を容易に見ることができ、視認性が向上する。
次に、図9に基づいて本発明のキャッシュドロアの第2実施形態を説明する。
本第2実施形態では、転写出力機構としてプリズム55を用いたものである。
すなわち、第1実施形態と第2実施形態とでは、反射ミラー25とプリズム55だけが異なり、他の構造は同じなので、同じ部位には同一符号を付すと共に、その詳細な説明は省略する。
プリズム55は、前記棒金取出し空間S内に配置されており、外部からの光が棒金15の側面に当たり、その光がプリズム55を介して上方に反射される。
プリズム55の反射面の角度を調整することで、オペレータがキャッシュドロア10の上方から視認することができる。
ここで、プリズム55を実装することにより、空間領域Sが少ない場合は、棒金15の外周包装面を指で掴めるようにしてもよい。
以上のような第2実施形態によれば、前記と略同様の作用と、前記(1)〜(6)と略同様の効果を得ることができる。
次に、図10に基づいて、本発明の第3実施形態としての棒金管理装置50とPOSシステム60とを説明する。
まず、棒金管理装置50は、前記キャッシュドロア10と誤収納監視装置40とで構成されている。
誤収納監視装置40は、棒金情報を入力する棒金情報入力部41と、この棒金情報入力部41からの入力情報に基づいて各種制御を実施する前記主制御部42と、主制御部42での制御により結果を表示する前記表示ランプからなる表示部32と、主制御部42に動作指令を入力する動作指令入力部43とを備えている。
棒金情報入力部41は、前記4個ずつの発光センサー30と受光センサー31、および各1個の発光センサー34と受光センサー35とで構成されている。棒金情報入力部41では、発光センサー30と受光センサー31とにより、コインケース14内に収納された棒金15が、所定のものであるか否かを棒金15の径寸法を見ることで検出するようになっている。
また、発光センサー34と受光センサー35とにより、コインケース14内に収納された棒金15が、他の所定のものであるか否かを棒金15の長さ寸法を監視することで検出するようになっている。
主制御部42は、各種の情報に基づいて比較、演算する演算部を有するマイクロコンピュータ44と、このマイクロコンピュータ44に接続され、各種情報を記憶するメモリ部45とを備えて構成されている。このメモリ部45には、棒金情報、すなわち1円、5円、10円、50円、100円、500円の6種類の硬貨からなるそれぞれの棒金15の長さ寸法および径寸法と、複数のコインケース14の長さおよび内径寸法、つまり載置部20Aの直径寸法、に関する情報が予め格納されている。
マイクロコンピュータ41は、各センサー30、31および34、35からの情報に基づいて、メモリ部45に記憶されている情報とを比較、演算して、コインケース14に収納された棒金15が正しいものか否かの判断を行い、異なるものが収納された場合、つまり誤収納の場合、表示部を構成する表示ランプ32を点灯させる機能を有している。
ここで、表示ランプ32では、例えば、棒金15がない場合は消灯、決められた棒金15がセットされた場合は緑、異金種がセットされた場合は赤に点灯するように設定されている。
なお、以上のような棒金情報入力部41は、キャッシュドロア10の内部に組み込まれている。
また、図10に示すように、前記POSシステム60は、棒金管理装置50を組み込んで構成されている。
すなわち、POSシステム60は、誤収納監視装置40のマイクロコンピュータ41に接続されたシステム本体61を備えている。
このようにすることにより、POSシステム60における店頭販売の本社管理に当たって、販売時点における支払い管理に対しても、手持ち残金の監視と共に細部にわたって包括的な監視体制を確立することが可能となる。
以上のような第3実施形態によれば、次のような効果を得ることができる。
(7)LED等の表示ランプ32からの通知結果と、目視結果の両方をチェックすることが容易となり、計数管理の信頼性が上がる。
(7)視認性が向上し、異金種の特定が容易であるため、LED等の表示ランプ32が1個ですみ、表示ランプ32の数量が減りコストダウンが図れると共に、発光パターンを減らすことができ、オペレータの負荷を低減することができる。
(7)LDE等の表示ランプ32が1個ですむため、実装エリアを有効に使うことができる。
なお、本発明は前記各実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
例えば、前記各実施形態では、コインケース14内に棒金15を上下2段に重ねて収納するように形成したが、棒金15の収納は1段でもよく、また、3段以上でもよい。
又、前記各実施形態では、複数のコインケース14のそれぞれに、収納された棒金15が所定のものであるか否かを検出するセンサ30,31および34,35を設けたが、これらのセンサ30,31および34,35を必ずしも設けなくてもよく、反射ミラー25のみを設け、この反射ミラー25で棒金15側面を見て、異種棒金であるか否かの判断をオペレーターが判断できるようにしてもよい。
発明のキャッシュドロアは、スーパーやコンビニ等で用いることが可能である。
本発明のキャッシュドロア全体を示す斜視図である。 前記キャッシュドロアの引出しを引き出した状態を示す平面図である。 前記キャッシュドロアのコインケースおよび棒金を示す平面図である。 前記キャッシュドロアのコインケースおよび棒金を示す斜視図である。 前記コインケースの一部を示す斜視図である。 前記キャッシュドロアにおいて棒金を視認する状態を示す縦断面図である。 前記キャッシュドロアにおいて棒金を視認する状態を示す縦断面図である。 前記キャッシュドロアにおいて棒金を取り出す状態を示す縦断面図である。 本発明のキャッシュドロアの第2実施形態を示す縦断面図である。 本発明の棒金管理装置およびPOSシステムを示す全体図である。
符号の説明
10 キャッシュドロア
14 ホッパ部であるコインケース
15 棒金
15A 下段棒金
15B 上段棒金
16 枠体
18 第1枠
19 第2枠
20 棒金支持部材
25 転写出力機構であるミラー
30、34 棒金情報入力部を構成する発光センサー
31、35 棒金情報入力部を構成する受光センサー
32 表示部である表示ランプ
40 誤収納監視装置
41 棒金情報入力部
42 主制御部
43 動作指令入力部
44 マイクロコンピューター
45 メモリ部
50 棒金管理装置
55 転写出力機構であるプリズム
60 POSシステム
S 空間領域

Claims (10)

  1. 複数の硬貨がその厚さ方向に積層され保持されて成る棒金を着脱自在に収納するホッパ部を有するキャッシュドロアにおいて、
    前記ホッパ部に、前記棒金の長手方向の端面に記載された表示情報を補足しその情報を目視可能情報として外部に向けて転写出力する転写出力機構を併設すると共に、この転写出力機構を前記棒金の長手方向の端面に対向して設置した反射ミラーを含む構成としたことを特徴とするキャッシュドロア。
  2. 請求項1に記載のキャッシュドロアにおいて、
    前記ホッパ部を金種毎に形成された複数の棒金に対応して複数設けると共に、この複数の各ホッパ部毎に、前記棒金の長手方向の端面と対向させて前記反射ミラーを設けたことを特徴とするキャッシュドロア。
  3. 請求項2に記載のキャッシュドロアにおいて、
    前記ホッパ部を、同一金種からなる複数の棒金を少なくとも上下2段に収納可能な構造としたことを特徴とするキャッシュドロア。
  4. 請求項2または請求項3に記載のキャッシュドロアにおいて、
    前記ホッパ部に収納された前記棒金の端面と前記反射ミラーとの間に、前記棒金を取り出す際に必要とする空間領域を設けたことを特徴とするキャッシュドロア。
  5. 請求項4に記載のキャッシュドロアにおいて、
    前記空間領域は、前記反射ミラーが設けられている空間の一部を共有して形成したものであることを特徴とするキャッシュドロア。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれか一つに記載のキャッシュドロアにおいて、
    前記反射ミラーに換えてプリズムを含む構成としたことを特徴とするキャッシュドロア。
  7. 請求項1ないし6のいずれか一つに記載のキャッシュドロアにおいて、
    前記ホッパ部に収納される棒金は、その長手方向の端面に記載された当該棒金の硬貨を示す数字として少なくとも反転した数字を表記したものであることを特徴とするキャッシュドロア。
  8. 前記請求項1ないし7のいずれか一つに記載のキャッシュドロアと、このキャッシュドロアの前記ホッパ部に収納される棒金の誤収納如何を判断しその結果を表示する誤収納監視手段を備え、
    この誤収納監視手段を、
    前記ホッパ部に収納される棒金にかかる金種情報を検出し出力するセンサを備えた棒金情報入力部と、この検出された金種情報を入力し前記ホッパ部に対応する金種の棒金か否かを予め特定された対応データに基づいて判断する主制御部と、この主制御部における判断結果を表示する収納結果表示部とにより構成したことを特徴とする棒金管理装置。
  9. 前記請求項8に記載の棒金管理装置において、
    前記主制御部にメモリ部を併設すると共に、このメモリ部には、前記主制御部の判断基準である前記ホッパ部に対応する金種の棒金にかかる対応データが予め格納されていることを特徴とする棒金管理装置。
  10. 請求項9に記載の棒金管理装置を組み込んだことを特徴とするPOSシステム。
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