JP4715910B2 - 障害物検出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両ドアに接触する可能性のある障害物を検出する障害物検出装置の改良に関する。
従来、この種の障害物検出装置として、例えば特許文献1に記載の技術が知られている。この文献に記載の障害物検出装置は複数の測距センサで構成されており、これら複数の測距センサは、車両のスイングドアに配置されたドアミラーの支持軸背面側に上下方向に位置をずらして取り付けられている。これら複数の測距センサは、車両ドア近傍の平面視扇型の所定領域を検出領域としており、この検出領域内の障害物の有無及びその位置を検出する。そして測距センサによって障害物が検出されると、車両ドアの開度は制限され、車両ドアと障害物との衝突が予防されるようになる。
特開2007−176293号公報
ところで、上記従来技術は、障害物検出装置(測距センサ)がドアミラーに精度良く取り付けられていることを前提としており、取付位置のずれに対する対処法は何ら考慮されていない。したがって、工場出荷時の初期ずれや、使用するたびに生じることのある後発的なずれなど、障害物検出装置の取付位置のずれが一度でも生じるようなことがあると、上記従来技術では、この取付位置のずれに起因して生じる検出領域のずれに対処することができず、障害物の検出精度が低下してしまう。
なお、初期ずれに起因して生じる検出領域のずれに対しては、障害物検出装置をドアミラーに精度良く取り付ければ済むようにも思われる。しかしながら、そもそも精度良く取り付けること自体が困難であり、この困難な取付を行おうとすると、その分工数がかかってしまう。その上、工数をかけて精度良く取り付けたところで、後発的なずれが生じることがあるため、結局のところ、障害物の検出精度は低下してしまう。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであって、その目的は、取付位置のずれに起因して生じる障害物の検出精度の低下を抑制することのできる障害物検出装置を提供することにある。
こうした目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、車両ドアの回転軸の近傍において当該車両ドアに取り付けられるとともに、前記車両ドアの表面に対して前記車両ドアが開扉される方向に所定角度ずれた平面である走査平面を走査して検出物までの距離を計測する測距センサと、前記測距センサが正常位置にて取り付けられている場合にこの測距センサの真下を示す走査角度である初期角度を記憶保持するとともに、この初期角度を基準とした走査角度の別に、前記測距センサの取付位置から前記車両ドアの端部までの距離を予め記憶保持する記憶保持部と、前記測距センサによって計測される検出物までの距離が最短となる走査角度である最短距離走査角度を取得する初期化処理を実行する初期化処理実行部と、前記初期化処理実行部によって取得された前記最短距離走査角度が前記記憶保持部に記憶保持されている前記初期角度と一致しないことに基づいて、前記走査角度を補正する補正処理を実行する補正処理実行部と、前記測距センサによって計測される検出物までの距離が、前記補正処理実行部によって補正された補正済みの走査角度に対応した前記車両ドアの端部までの距離以下であると判断されることに基づいて、前記検出物は前記車両ドアに接触する可能性のある障害物であると判定する障害物判定部とを備えることを特徴とする。
また、上記目的を達成するため、請求項2に記載の発明では、車両ドアの回転軸の近傍において当該車両ドアに取り付けられるとともに、当該車両が走行する走行面に平行な平面を走査して検出物までの距離を計測する測距センサと、前記測距センサが正常位置にて取り付けられている場合にこの測距センサに対して車両の真横方向を示す走査角度である初期角度を記憶保持するとともに、前記測距センサの取付位置から前記車両ドアの端部までの距離を予め記憶保持する記憶保持部と、前記測距センサによって計測される検出物までの距離が最短となる走査角度である最短距離走査角度を取得する初期化処理を実行する初期化処理実行部と、前記初期化処理実行部によって取得された前記最短距離走査角度が前記記憶保持部に記憶保持されている前記初期角度と一致しないことに基づいて、前記走査角度を補正する補正処理を実行する補正処理実行部と、前記測距センサによって計測される検出物までの距離が、前記車両ドアの端部までの距離以下であると判断される場合、前記検出物は、前記補正処理実行部によって補正された補正済みの走査角度に対応した開度で前記車両ドアに接触する可能性がある障害物であると判定する障害物判定部とを備えることを特徴とする。
また、上記目的を達成するため、請求項3に記載の発明では、車両ドアの回転軸の近傍において当該車両ドアに取り付けられるとともに、当該車両が走行する走行面に平行な平面を走査して検出物までの距離を計測する測距センサであって、その測距センサに対して車両真横方向となる車両ドア表面を走査範囲に含む測距センサと、前記測距センサが正常位置にて取り付けられている場合にこの測距センサに対して車両の真横方向を示す走査角度である初期角度における前記車両ドア表面までの距離を予め記憶保持する記憶保持部と、前記測距センサによって計測される前記車両ドア表面までの距離が最短となる走査角度である最短距離走査角度を取得する初期化処理を実行する初期化処理実行部と、前記初期化処理実行部によって取得された前記最短距離走査角度が前記記憶保持部に記憶保持されている前記初期角度と一致しないことに基づいて、前記走査角度を補正する補正処理を実行する補正処理実行部と、前記測距センサによって計測される検出物までの距離が、前記車両ドアの端部までの距離以下であると判断される場合、前記検出物は、前記補正処理実行部によって補正された補正済みの走査角度に対応した開度で前記車両ドアに接触する可能性がある障害物であると判定する障害物判定部とを備えることを特徴とする。
測距センサの取付位置にずれが生じている場合、初期化処理実行部によって取得される最短距離走査角度は、記憶保持部に記憶保持されている初期角度と一致しない。そのため、補正処理実行部によって走査角度が補正され、測距センサによって計測される検出物までの距離がその補正済みの走査角度に対応した車両ドアの端部までの距離以下であるか否かが判断されるようになる。そして、検出物は車両ドアに接触する可能性のある障害物であるか否かが判定されるようになる。このように、測距センサの取付位置にずれが生じている場合には走査角度が補正されるため、取付位置のずれに起因して生じる障害物の検出精度の低下を抑制することができるようになる。
測距センサの取付位置にずれが生じている場合、初期化処理実行部によって取得される最短距離走査角度は、記憶保持部に記憶保持されている初期角度と一致しない。そのため、補正処理実行部によって走査角度が補正され、測距センサによって計測される検出物までの距離がその補正済みの走査角度に対応した車両ドアの端部までの距離以下であるか否かが判断されるようになる。そして、検出物は車両ドアに接触する可能性のある障害物であるか否かが判定されるようになる。このように、測距センサの取付位置にずれが生じている場合には走査角度が補正されるため、取付位置のずれに起因して生じる障害物の検出精度の低下を抑制することができるようになる。
なお、上記請求項1〜3に記載の構成において、障害物判定部によって検出物が車両ドアに接触する可能性のある障害物であると判定されると、車両ドアの開度を制限する開度制限部を備えることとしてもよい。これにより、車両ドアの開度は制限され、車両ドアと障害物との衝突が予防されるようになる。
ただし、初期化処理実行部によって取得される最短距離走査角度が必ずしも測距センサの真下あるいは真横を示すとは限らない。例えば車両が走行する走行面に障害物がある場合や車両ドアの表面に平行な壁に突起がある場合等、測距センサの取付位置から障害物や突起等の検出物までの距離が最短となることがあり、最短距離走査角度が測距センサの真下あるいは真横を示さなくなってしまう。
そこで、請求項4に記載の構成のように、前記測距センサによって計測される検出物までの距離に基づいて、前記検出物が所定長さ以上の直線を有するか否かを判定する直線判定部をさらに備え、前記初期化処理実行部は、前記直線判定部によって前記検出物が所定長さ以上の直線を有すると判定されることに基づいて、前記初期化処理を実行することが望ましい。
これにより、検出物が所定長さ以上の直線を有しない場合、すなわち、車両が走行する走行面に障害物があったり、車両ドアの表面に平行な壁に突起があったりする可能性が高い場合には初期化処理が実行されず、その可能性が低い場合には初期化処理が実行されることになる。そのため、初期化処理実行部によって取得される最短距離走査角度は測距センサの真下あるいは真横を示すようになり、そしてひいては、取付位置のずれに起因して生じる障害物の検出精度の低下をより抑制することができるようになる。
また、上記初期化処理によって取得される最短距離走査角度を1度実行するだけでは誤差が大きいことが懸念される。そのため、上記請求項1〜4のいずれかに記載の構成において、請求項5に記載の発明のように、前記初期化処理実行部は、前記測距センサによって前記障害物までの距離を複数回にわたって計測し、これら複数回の平均値を前記最短距離走査角度として取得することが望ましい。これにより、最短距離走査角度の検出誤差の低減を図ることができるようになる。
なお、請求項1〜5のいずれかに記載の構成において、請求項6に記載の発明のように、前記初期化処理実行部は、前記車両ドアが全て閉扉されていると判断されることに基づいて、前記初期化処理を行なうこととしてもよく、請求項1〜6のいずれかに記載の構成において、請求項7に記載の発明のように、前記初期化処理実行部は、当該障害物検出装置が搭載される車両が停止していることに基づいて、前記初期化処理を行なうこととしてもよい。
(第1の実施の形態)
以下、本発明に係る障害物検出装置の第1の実施の形態を図1〜図14を参照して説明する。なお、図1は、障害物検出装置1の全体構成を示すブロック図であり、図2は、レーザセンサ20における走査機構の一例を説明するための図である。はじめに、これら図1及び図2を参照して障害物検出装置1の構成及び機能について説明する。
図1に示されるように、障害物検出装置1は、種々の制御処理を実行するECU10、取付位置から検出物(障害物)までの距離を測定するレーザセンサ20、当該障害物検出装置1が搭載される車両の速度を検出する車速センサ30、及び図示しない車両のドアの開度を検出する開度センサ40等々を備える。
レーザセンサ20は、例えば車両ドアのドアミラーの下部等に取り付けられてレーザ光を発光する発光素子、この発光素子が発光したレーザ光の照射方向を所定の平面内で変化させ、その平面をレーザ光により走査させる走査機構、検出物によって反射されたレーザ光を受光する受光素子、及び、レーザ光の照射から受光までの経過時間から障害物までの距離を算出する図示しない制御回路等々を備える。
このうち、レーザセンサ20を構成する走査機構は、図2に示されるように、ミラー21、モータ24、レンズ25、及びレンズ26等々を有する。ミラー21は、略柱状であり、一端面に発光素子22が発生したレーザ光の反射面が形成され、他端面に検出物によって反射されたレーザ光を受光素子23に向けて反射する反射面が形成されている。モータ24は、これら両反射面を貫通する回転軸回りにこのミラー21を回転させる。レンズ25は、レーザ光がビーム状または所定の広がり角となるように設計されたレンズであり、レンズ26は、受信光を集光させるためのレンズである。
このように構成されることで、走査機構は、上記回転軸を中心とする平面を走査するように複数のレーザ光を出射することができ、レーザセンサ20は、検出物を検出すると、その検出した検出物までの距離をECU10に出力する。なお、レーザセンサ20の走査平面及び走査範囲に関しては図3及び図4を参照しつつ後述する。また、このレーザセンサ20が特許請求の範囲に記載の測距センサに相当する。
車速センサ30は、車両の走行速度に応じた速度信号を生成し、この生成した速度信号を後段に接続されたECU10に出力する。また、開度センサ40は、車両ドアが開扉されたときの車両ドアの開度を検出し、検出信号を生成する。そして開度センサ40は、この生成した検出信号を後段に接続されたECU10に出力する。なお、本実施の形態では開度センサ40を採用したが、この開度センサ40に替えて、車両ドアの開扉状態及び閉扉状態を検出するカーテシスイッチを採用してもよい。
ECU10は、上述したレーザセンサ20、車速センサ30、開度センサ40からの信号を受ける入力インターフェース(I/F)11、予め定められたプログラムに従って各種の演算処理を行なうCPU12、プログラムや後述する障害物検出範囲データを記憶する不揮発性メモリ13等々を有する。
次に、図3〜図5を併せ参照して、上記レーザセンサ20から出射されるレーザ光による走査平面及び走査範囲について説明する。なお、図3は、レーザセンサ20から出射されるレーザ光による走査平面を説明するための図であり、図4は、レーザセンサ20から出射されるレーザ光による走査平面が、車両ドアが開扉されるときに、車両ドアと一定の角度を保って移動する様子を示した図である。また、図5は、レーザセンサ20による垂直方向の走査範囲を説明するための図である。
図3に示されるように、ドアミラー52の下部に取り付けられたレーザセンサ20は、車両ドア50の表面に対し、車両ドア50が開扉される方向に所定角度φずれた平面(以下、レーザセンサ20の走査平面とも記載)を垂直方向に走査するようにレーザ光を出射する。ここで、車両ドア50は、車両の車体側面に対し図示しない支持軸を中心として、円弧状に回転可能に支持されている。したがって、車両ドア50が開扉されるとき、車両ドア50の回転最外周端部は点線51に沿って移動する。すなわち、点線51は、車両ドア50の回転最外周端部の軌跡を示している。
また、車両ドア50が閉扉された状態において、レーザセンサ20の走査平面は、車両ドア50の回転最外周端部の軌跡を示す点線51と交差する位置Aが、ドアミラー52の先端位置53よりも車両ドア50に近くなるように設定されている。このため、車両ドア50から所定角度φまでの範囲内だけに検出物が存在する場合、レーザセンサ20は、その検出物を検出することができない。しかしながら、通常、車両ドア50にはドアミラー52が設けられており、しかも、このドアミラー52が検出物に接触されないような位置に駐車される。したがって、レーザセンサ20の走査平面が上述のように設定されていることで、レーザセンサ20が検出物を検出することのできない不感帯エリアは、実質的になくなっている。
また、既述したように、レーザセンサ20の走査平面は、車両ドア50の表面に対して所定角度φずれた平面である。そのため、図4に示されるように、車両ドア50が開扉される間中、常に、車両ドアよりも所定角度φだけ先行した位置において、検出物を検出することができるようになる。換言すれば、車両ドア50の表面に対して所定角度φずれた平面をレーザセンサ20の走査平面とすることで、車両ドア50を開扉する際に、車両ドア50の可動範囲全体にわたって、車両ドア50と接触する可能性がある障害物を検出することが可能となる。
図5に示されるように、レーザセンサ20は、車両前方に向かう方向が走査角度「0度」、当該センサ20の真下の方向が走査角度「90度」、及び上空に向かってほぼ真上に伸びる角度が走査角度約「260度」となる正常位置にて、ドアミラー52の下部に取り付けられている。そして、レーザセンサ20は、走査角度「0度」及び走査角度「260度」をそれぞれ走査開始位置及び走査終了位置とし、この走査開始位置からこの走査終了位置まで、時計回りに所定のステップ角度θxで繰り返しレーザ光を出射する。したがって、レーザセンサ20の走査範囲はレーザ光の出射の開始位置から終了位置までの範囲となる。
このように、レーザセンサ20は、上述した走査平面及び走査範囲においてレーザ光にて走査することにより、車両ドア50のほぼ全面に対して、車両ドア50と接触する可能性がある障害物を検出することが可能となる。
ここで、レーザセンサ20が先の図5に示した走査範囲をレーザ光にて走査したとき、レーザ光は車両ドア50以外の車体部分、地面、あるいは車両ドア50と接触する可能性が無い検出物によって反射され、その反射光がレーザセンサ20によって受光される場合がある。そのため、ECU10を構成するCPU12は、レーザセンサ20によって検出物が検出された場合、その検出物が車両ドア50の可動範囲に存在するか否かについて判定する。
こうした判定をCPU12によって正確に行なうべく、ECU10を構成する不揮発性メモリ13には障害物検出範囲データが予め記憶保持されている。この障害物検出範囲データとは、レーザセンサ20が上記正常位置にて取り付けられた場合における、レーザセンサ20の取付位置から車両ドア50の端部までの走査角度θ別に距離データ(設定距離L)である。なお、この不揮発性メモリ13が特許請求の範囲に記載の記憶保持部に相当する。
以下、具体的な判定方法について説明する。まず、CPU12は、レーザセンサ20に対してレーザ光を出射する走査角度を指示する。レーザセンサ20がその指示された走査角度でレーザ光を出射したとき、検出物からの反射光を受光すると、検出物までの距離Xを算出し、CPU12に出力する。CPU12は、レーザセンサ20が出射したレーザ光の走査角度θに基づいて、記憶保持されている障害物検出範囲データから、対応する車両ドア50の端部までの設定距離Lを抽出する。そして、レーザセンサ20によって実際に検出された検出物までの距離Xと、抽出された設定距離Lとを比較する。この比較により、実際の距離Xが設定距離Lよりも短ければ、検出物は車両ドア50の可動範囲内に存在し、車両ドア50と接触する可能性がある障害物であると判定する。一方、実際の距離Xが設定距離Lよりも長ければ、検出物は車両ドア50の可動範囲外に存在し、車両ドア50を開扉する際、なんら影響を及ぼすものではない検出物であると判定する。したがって、CPU12は、特許請求の範囲に記載の障害物判定部に相当する。
次に、図6及び図7を併せ参照しつつ、検出物が車両ドア50の可動範囲内に存在するか否かにつき、障害物検出範囲データを用いて判定した判定例を説明する。なお、図6は、この判定例を説明するための説明図であり、図7は、その判定結果を示す図である。
図6に示されるように、レーザセンサ20は、走査角度θ1〜θ3にて、検出物までの距離X1〜X3を算出する。そして、図7に示されるように、CPU12は、これら算出した距離X1〜X3を、不揮発性メモリ13に記憶保持されている走査角度θ1〜θ3に対する設定距離L1〜L3とそれぞれ比較する。なお、図6に示すように、設定距離L1〜L3は、レーザセンサ20の取付位置から、各々のレーザ光の走査角度θ1〜θ3における車両ドア50の端部までの距離である。
これら図6及び図7の例では、走査角度θ1及びθ3において検出された検出物までの距離X1及びX3は、設定距離L1及びL3とそれぞれ比較した結果、検出物までの距離X1及びX3が設定距離L1及びL3よりもそれぞれ長いと判定されている。その結果、走査角度θ1及びθ3においては、図7に示すように、車両ドア50に接触する可能性がある障害物は存在しないと判定される。一方、走査角度θ2において検出された検出物までの距離X2は、設定距離L2と比較した結果、検出物までの距離X2が設定距離L2よりも短いと判定される。このため、図7に示すように、走査角度θ2において、車両ドア50に接触する可能性がある障害物が存在すると判定される。
ところで、例えば工場出荷時の初期ずれ等、レーザセンサ20がドアミラー52に精度良く取り付けられていない場合がある。あるいは、工場出荷時には精度良く取り付けられていたとしても、レーザセンサ20の取付位置が後発的にずれる場合がある。以下、図8(a)及び(b)を参照しつつ、これら取付位置の初期ずれや後発的なずれに起因して生じる障害物の検出精度の低下について説明する。なお、図8(a)は、レーザセンサ20が上記正常位置にてドアミラー52に取り付けられた場合におけるレーザセンサ20の検出範囲を示す図であり、図8(b)は、レーザセンサ20が上記正常位置ではない異常位置にてドアミラー52に取り付けられた場合におけるレーザセンサ20の検出範囲を示す図である。
図8(a)に示される正常位置において、レーザセンサ20は、走査角度θ4にて検出物を検出し、この検出物までの距離X4を算出したとする。このとき、検出物の位置を示す「★」が車両ドアの可動範囲内にあるため、走査角度θ4に対応する車両ドア50の端部までの設定距離L4として上記距離X4よりも長い距離を、上記障害物検出範囲データから抽出するはずである。そして、CPU12は、実際に検出された距離X4と抽出された設定距離L4とを比較し、実際の距離X4が設定距離L4よりも短いため、検出物は車両ドア50と接触する可能性がある障害物であると判定するはずである。
しかしながら、図8(b)に示される異常位置においては、上記検出物の位置は変わらないにもかかわらずレーザセンサ20の取付位置が正常位置から角度αだけずれた異常位置となってしまっているために、レーザセンサ20は、走査角度「θ4+α(=θ5)」にて上記検出物を検出し、この検出物までの距離X4を算出することになる(検出物の位置が変わらないため距離は同一となる)。すると、CPU12は、走査角度θ5に対応する車両ドア50の端部までの設定距離L5を上記障害物検出範囲データから抽出する。そのため、CPU12は、実際の距離X4と設定距離L4とを比較するのではなく、実際の距離X4と走査角度θ5に対応する車両ドア50の端部までの設定距離L5と比較する。したがって、検出物は車両ドア50と接触する可能性があると判定されるとは限らず、検出物は車両ドア50と接触する可能性はないと判定してしまうことも起こり得る。
このように、レーザセンサ20の取付位置にずれが生じた場合、レーザセンサ20が上記正常位置にて取り付けられていることを前提とする上記障害物検出範囲データをそのまま用いると、検出物が車両ドア50の可動範囲に存在するか否かについての判定精度、ひいては障害物の検出精度が低下してしまう。
そこで、本実施の形態では、CPU12は、レーザセンサ20の真下を示す最短距離走査角度を取得するとともに、この最短距離走査角度を用いてレーザセンサ20が出射したレーザ光の走査角度θを補正する補正処理を実行する。
以下、図9及び図10を参照しつつ、最短距離走査角度について説明する。なお、図9(a)は、レーザセンサ20が正常位置にてドアミラー52に取り付けられた場合における最短距離走査角度を示す図であり、図9(b)は、レーザセンサ20が異常位置にてドアミラー52に取り付けられた場合における最短距離走査角度を示す図である。また、図10は、レーザセンサ20によって算出される取付位置から地面等の直線部分までの距離の推移を正常位置及び異常位置の別に示す図である。
最短距離走査角度とは、レーザセンサ20による最短距離検出時の走査角度である。そのため、図9(a)に示す正常位置においては、最短距離走査角度は「90度」となる一方、図9(b)に示す異常位置においては、最短距離走査角度は「90度」以外の角度例えば「110度」等となる。したがって、最短距離走査角度が「90度」であるか否かを判断することで、レーザセンサ20の取付状態(正常位置または異常位置)を判断することが可能であり、最短距離走査角度の「90度」からのずれから、レーザセンサ20の取付位置のずれの程度を判断することが可能である。なお、本実施の形態では、レーザセンサ20が正常位置にて取り付けられている場合の最短距離走査角度「90度」を垂直方向の初期角度とし、この初期角度を不揮発性メモリ13に記憶保持している。
レーザセンサ20が正常位置にて取り付けられている場合、レーザセンサ20によって算出される取付位置から地面等の直線部分までの距離は、図10に破線にて示す曲線のように推移する。また、レーザセンサ20が異常位置にて取り付けられている場合、レーザセンサ20によって算出される取付位置から地面等の直線部分までの距離は、図10に実線にて示す曲線のように推移する。したがって、CPU12は、レーザセンサ20が正常位置にて取り付けられている場合には、最短距離走査角度をφとして検出し、レーザセンサ20が異常位置にて取り付けられている場合には、最短距離走査角度を(φ+α)として検出することになる。このように、CPU12は、レーザセンサ20によって走査平面を一旦センシングするとともに、実際の距離の推移に基づいて最短距離走査角度を検出する。したがって、CPU12が特許請求の範囲に記載の初期化処理実行部に相当する。
ただし、最短距離走査角度が、必ずしも当該レーザセンサ20の真下を示すとは限らない。図11に、レーザセンサ20が正常位置にてドアミラー52に取り付けられ、地面等の直線部に障害物がある場合の最短距離走査角度を示し、図12に、レーザセンサ20によって算出される距離の推移を、地面等の直線部における障害物の有無の別に示す。これら図11及び図12に示すように、地面等の直線部に障害物がある場合には、レーザセンサ20の取付位置から障害物までの距離が最短となることがあり、その場合、最短距離走査角度は、レーザセンサ20の真下を示さなくなってしまう。
そこで、CPU12は、レーザセンサ20によって算出される距離が、まず、図12に点線にて示す所定の曲線のように推移するか否か、換言すれば、検出物が所定長さ以上の直線を有するか否かを判断する。ここで、レーザセンサ20によって算出される距離がこの所定の曲線のように推移する場合、地面等の直線部に障害物がないことを意味し、検出物は所定長さ以上の直線を有することを意味する。この場合、CPU12は、最短距離走査角度を取得する。一方、レーザセンサ20によって算出される距離が図12に点線にて示す所定の曲線のように推移しない場合、地面等の直線部に障害物があることを意味し、検出物は所定長さ以上の直線を有することを意味する。この場合、CPU12は、最短距離走査角度を取得しない。このように、CPU12は特許請求の範囲に記載の直線判定部に相当する。ちなみに、所定長さは、検出物が車両ドア50と接触する可能性のある障害物であるか、あるいは、地面等の直線部であるかを判別することができる長さであれば任意である。
そして、CPU12は、取得した最短距離走査角度が上記初期角度に一致するか否かを判断する。取得した最短距離走査角度が初期角度に一致する場合、レーザセンサ20は正常位置にて取り付けられていることを意味する。そのため、CPU12は、走査角度θに対応する車両ドア50の端部までの設定距離Lを上記障害物検出範囲データから抽出し、実際の距離Xと設定距離Lとを比較する。一方、取得した最短距離走査角度が初期角度に一致しない場合、レーザセンサ20は異常位置にて取り付けられていることを意味する。そのため、CPU12は、取得した最短距離走査角度を用いて走査角度θを補正し、補正済みの走査角度θに対応する車両ドア50の端部までの設定距離Lを上記障害物検出範囲データから抽出し、実際の距離Xと設定距離Lとを比較する。このように、CPU12は特許請求の範囲に記載の補正処理実行部に相当する。
以下、図13及び図14を併せ参照して、障害物検出装置1によって実行される垂直方向補正処理について説明する。なお、図13は、垂直方向処理のメインルーチンS1の処理手順を示すフローチャートであり、図14は、垂直方向処理のサブルーチンS13の処理手順を示すフローチャートである。
図13に示されるように、メインルーチンS1が開始されると、ECU10は、開度センサ40によって生成される検出信号に基づいて、車両ドア50が全て閉扉されているか否かを判断する。ここで、車両ドア50が全て閉扉されていない、すなわち、車両ドア50のうちいずれかが開扉されていると判断される場合(ステップS11の判断処理で「No」)、ECU10は、このメインルーチンS1を一旦終了する。一方、車両ドア50が全て閉扉されていると判断される場合(ステップS11の判断処理で「Yes」)、ECU10は、続くステップS12の判断処理に移行する。
ステップS12の判断処理に移行すると、ECU10は、車速センサによって生成される速度信号に基づいて、車両が停止しているか否か、すなわち車速が零であるか否かを判断する。ここで、車両が停止していない、すなわち車速が零でないと判断される場合(ステップS12の判断処理で「No」)、ECU10は、このメインルーチンS1を一旦終了する。一方、車両が停止している、すなわち車速が零であると判断される場合(ステップS12の判断処理で「Yes」)、ECU10は、続くステップS13の処理に移行する。
このステップS13に移行する、すなわち、図14に示されるサブルーチンに移行すると、ECU10は、まず、ステップS131の処理として、レーザセンサ20によって走査平面を垂直方向にセンシングするとともに、続くステップS132の処理として、算出距離から直線であるか否かを判断する。詳しくは、ECU10は、レーザセンサ20によって算出される距離が、先の図12に点線にて示した所定の曲線のように推移するか否かを判断する。
そして、続くステップS133の判断処理において、直線を確認しない場合(ステップS133の判断処理で「No」)、地面等の直線部に障害物があることを意味する。そのため、ECU10は、サブルーチンS13を終了するとともに、そのままメインルーチンS1も一旦終了する。一方、ステップS133の判断処理において、直線を確認する場合(ステップS133の判断処理で「Yes」)、地面等の直線部に障害物がないことを意味する。そのため、ECU10は、続くステップS134の処理として、最短距離走査角度を取得する。
ステップS134の処理を終えると、ECU10は、続くステップS135の判断処理として、取得した最短距離走査角度が上記初期角度(=「90度」)と一致するか否かを判断する。ここで、取得した最短距離走査角度が上記初期角度と一致すると判断される場合(ステップS135の判断処理で「Yes」)、レーザセンサ20の取付位置にずれは生じておらず正常位置にて取り付けられていることを意味する。そのため、ECU10は、サブルーチンS13を終了するとともに、そのままメインルーチンS1も一旦終了する。ちなみに、この後、ECU10は、走査角度θに対応する車両ドア50の端部までの設定距離Lを上記障害物検出範囲データから抽出し、実際の距離Xと設定距離Lとを比較する。すなわち、障害物は車両ドア50の可動範囲内に存在するか否かを判定することは既述した通りである。
一方、取得した最短距離走査角度が上記初期基準角度と一致しないと判断される場合(ステップS135の判断処理で「No」)、レーザセンサ20の取付位置にずれが生じており異常位置にて取り付けられていることを意味する。そのため、ECU10は、続くステップS136の処理として、この最短距離走査角度を用いて走査角度θを補正する。こうしてサブルーチンS13を終了すると、ECU10は、メインルーチンS1も一旦終了する。ちなみに、この後、ECU10は、補正済みの走査角度θに対応する車両ドア50の端部までの設定距離Lを上記障害物検出範囲データから抽出し、実際の距離Xと設定距離Lとを比較する。すなわち、障害物は車両ドア50の可動範囲内に存在するか否かを判定することは既述した通りである。
以上説明した上記第1の実施の形態では、ECU10は、レーザセンサ20によって計測される検出物までの距離が最短となる走査角度である最短距離走査角度を取得する垂直方向の初期化処理を実行し、この垂直方向の初期化処理にて取得された最短距離走査角度が不揮発性メモリ13に記憶保持されている垂直方向の初期角度と一致しないことに基づいて、走査角度を補正する補正処理を実行する。そして、ECU10は、レーザセンサ20によって計測される検出物までの距離が、ECU10によって補正された補正済みの走査角度に対応した、車両ドアの端部までの距離以下であると判断されることに基づいて、検出物は車両ドアに接触する可能性のある障害物であると判定することとした。これにより、レーザセンサ20の取付位置にずれが生じている場合には走査角度が補正されるため、取付位置のずれに起因して生じる障害物の検出精度の低下を抑制することができるようになる。
(第2の実施の形態)
次に、本発明に係る障害物検出装置の第2の実施の形態を図15〜図18を参照して説明する。なお、図15は、先の図5及び図6に対応する図であって、レーザセンサ20から出射されるレーザによる水平方向の走査範囲及び車両ドアの可動範囲を示す図である。図16は、先の図9(a)に対応する図であって、正常位置における水平方向の初期角度を示す図である。また、図17は、先の図13に対応する図であって、水平方向処理のメインルーチンS1aの処理手順を示すフローチャートであり、図18は、先の図14に対応する図であって、水平方向補正処理のサブルーチンS13aの処理手順を示すフローチャートである。
これら図15〜図18に示すように、第2の実施の形態も、先の第1の実施の形態に準じた構成となっている。ただし、第1の実施の形態では、レーザセンサ20による走査平面は、車両ドア50の表面に対して車両ドア50が開扉される方向に所定角度ずれた平面であるのに対し、第2の実施の形態では、レーザセンサ20による走査平面は、車両が走行する走行面に平行な平面である点で異なっている。以下、第1の実施の形態と異なる部分を中心に説明する。
図15に示されるように、レーザセンサ20は、車両前方に向かう角度が走査角度「0度」、車両外へ真横(車幅方向)に伸びる角度が走査角度「90度」、及び車両中央に向かう角度が走査角度約「260度」となる正常位置にて、ドアミラー52の下部に取り付けられている。そして、レーザセンサ20は、走査角度「0度」及び走査角度「260度」をそれぞれ走査開始位置及び走査終了位置とし、この走査開始位置からこの走査終了位置まで、時計回りに所定のステップ角度θxで繰り返しレーザ光を出射する。したがって、レーザセンサ20の走査範囲はレーザ光の出射の開始位置から終了位置までの範囲となる。そして、走査角度θ6において検出された検出物「★」までの距離X6は、設定距離L6と比較した結果、検出物「★」までの距離X6が設定距離L6よりも短いと判定される。その結果、走査角度θ6においては、検出物「★」は車両ドア50に接触する可能性がある障害物であると判定される。
また、図16に示す正常位置においては、最短距離走査角度は「90度」となるものの、レーザセンサ20の取付位置が正常位置から角度αだけずれた図示しない異常位置においては、最短距離走査角度は「90度」以外の角度となる。したがって、最短距離走査角度が「90度」であるか否かを判断することで、レーザセンサ20の取付状態(正常位置または異常位置)を判断することが可能であり、最短距離走査角度の「90度」からのずれから、レーザセンサ20の取付位置のずれの程度を判断することが可能である。なお、本実施の形態では、レーザセンサ20が正常位置にて取り付けられている場合の最短距離走査角度「90度」を水平方向の初期角度とし、この水平方向の初期角度を不揮発性メモリ13に記憶保持している。
レーザセンサ20が正常位置にて取り付けられている場合、レーザセンサ20によって算出される取付位置から車両ドアの表面に平行な壁等の直線部分1(図16参照)までの距離も、先の図10に破線にて示す曲線のように推移する。また、レーザセンサ20が異常位置にて取り付けられている場合、レーザセンサ20によって算出される取付位置から車両ドアの表面に平行な壁等の直線部分1までの距離は、先の図10に実線にて示す曲線のように推移する。したがって、CPU12は、レーザセンサ20が正常位置にて取り付けられている場合には、最短距離走査角度をφとして検出し、レーザセンサ20が異常位置にて取り付けられている場合には、最短距離走査角度を(φ+α)として検出することになる。このように、CPU12は、レーザセンサ20によって走査平面を一旦センシングするとともに、実際の距離の推移に基づいて最短距離走査角度を検出する。
図17に示されるように、メインルーチンS1aが開始されると、ECU10は、開度センサ40によって生成される検出信号に基づいて、車両ドア50が全て閉扉されているか否かを判断するとともに、車速センサによって生成される速度信号に基づいて、車両が停止しているか否か、すなわち車速が零であるか否かを判断する。ここで、車両ドア50が全て閉扉されていないと判断される場合、あるいは、車両が停止していないと判断される場合(ステップS11及びS12の判断処理でいずれで「No」)、ECU10は、このメインルーチンS1aを一旦終了する。一方、車両ドア50が全て閉扉されており、且つ、車両が停止していると判断される場合(ステップS11の判断処理及びステップS12の判断処理の双方とも「Yes」)、ECU10は、続くステップS13aの処理に移行する。
このステップS13a(図18参照)に移行すると、ECU10は、まず、ステップS131aの処理として、レーザセンサ20によって走査平面を水平方向にセンシングするとともに、続くステップS132の処理として、算出距離から直線であるか否かを判断する。詳しくは、ECU10は、レーザセンサ20によって算出される距離が、先の図12に点線にて示した所定の曲線のように推移するか否かを判断する。以下、ステップS133からS136までの距離は第1の実施の形態と同様であるため、説明を割愛する。
以上説明した上記第2の実施の形態では、ECU10は、レーザセンサ20によって計測される検出物までの距離が最短となる走査角度である最短距離走査角度を取得する水平方向の初期化処理を実行し、この水平方向の初期化処理にて取得された最短距離走査角度が不揮発性メモリ13に記憶保持されている水平方向の初期角度と一致しないことに基づいて、走査角度を補正する補正処理を実行する。そして、ECU10は、レーザセンサ20によって計測される検出物までの距離が、ECU10によって補正された補正済みの走査角度に対応した、車両ドアの端部までの距離以下であると判断されることに基づいて、検出物は車両ドアに接触する可能性のある障害物であると判定することとした。これにより、レーザセンサ20の取付位置にずれが生じている場合には走査角度が補正されるため、取付位置のずれに起因して生じる障害物の検出精度の低下を抑制することができるようになる。
なお、本発明に係る障害物検出装置は、上記実施の形態にて例示した構成に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々に変形して実施することが可能である。すなわち、上記実施の形態を適宜変更した例えば次の形態として実施することもできる。
上記第2の実施の形態では、水平方向の初期化処理の実行時にレーザセンサ20によって距離が計測される検出物は車両ドア50の表面に平行な壁(直線部分1)であった。しかしながら、検出物は直線部分1に限らず、図16に対応する図として図19に示すように、さらに図20にレーザセンサ20を拡大して示すように、車両ボデー表面(直線部分2)としてもよい。
詳しくは、レーザセンサ20の走査範囲は「360度」とされ、不揮発性メモリ13には、レーザセンサ20が正常位置にて取り付けられている場合にこのレーザセンサ20に対して車両の真横方向を示す走査角度である初期角度における車両ドア50表面までの距離が予め記憶保持されている。また、ECU10は、レーザセンサ20によって計測される車両ドア表面までの距離が最短となる走査角度である最短距離走査角度φを取得する初期化処理を実行し、この初期化処理実行部によって取得された最短距離走査角度φが不揮発性メモリ13に記憶保持されている初期角度と一致しないことに基づいて、走査角度を補正する補正処理を実行する。そして、ECU10は、レーザセンサ20によって計測される検出物までの距離が、車両ドアの端部までの距離以下であると判断される場合、検出物は、補正済みの走査角度に対応した開度で車両ドア50に接触する可能性がある障害物であると判定することとなる。
なお、この変形例において、レーザセンサ20の走査範囲は「360度」でなくてもよく、レーザセンサ20に対して車両真横方向となる車両ドア表面を走査範囲に含めば、「360度」よりも狭い走査範囲としてもよい。
上記各実施の形態(変形例を含む)では、初期化処理によって取得される最短距離走査角度を1度実行するだけでは誤差が大きいことが懸念される。そのため、ECU10は、レーザセンサ20によって検出物までの距離を複数回にわたって計測し、これら複数回の平均値を最短距離走査角度として取得することが望ましい。これにより、最短距離走査角度の検出誤差の低減を図ることができるようになる。
上記各実施の形態(変形例を含む)では、車両ドアの表面に対してこの車両ドアが開扉される方向に所定角度ずれた平面である走査平面を走査して検出物までの距離を計測する測距センサ、あるいは、車両が走行する走行面に平行な平面を走査して検出物や車両ドアの表面までの距離を計測する測距センサとしてレーザセンサ20を採用していたが、これに限らない。
上記各実施の形態(変形例を含む)では、レーザセンサ20によって検出された検出物が車両ドア50と接触する可能性がある障害物であるか否かを判定する障害物検出装置であったが、この障害物検出装置を、ECU10によって検出物が車両ドアに接触する可能性のある障害物であると判定されることに基づいて、車両ドア50の開度を制限する開閉モータ(開度制限部)をさらに備える車両ドア開閉制御装置に適用してもよい。これにより、車両ドアの開度は制限され、車両ドアと障害物との衝突が予防されるようになる。
本発明に係る障害物検出装置の第1の実施の形態について、その全体構成の一例を示すブロック図である。 レーザセンサ20における走査機構の一例を説明するための図である。 レーザセンサ20から出射されるレーザ光による走査平面を説明するための図である。 レーザセンサ20から出射されるレーザ光による走査平面が、車両ドアが開扉されるときに、車両ドアと一定の角度を保って移動する様子を示した図である。 レーザセンサ20から出射されるレーザ光による垂直方向の走査範囲を説明するための図である。 障害物検出範囲データを用いて、検出物が車両ドア50の可動範囲内に存在するか否かの判定例を説明するための説明図である。 障害物検出範囲データを用いて、検出物が車両ドア50の可動範囲内に存在するか否かの判定例の判定結果を示す図である。 (a)は、正常位置におけるレーザセンサ20の垂直方向の検出範囲を示す図であり、図8(b)は、異常位置におけるレーザセンサ20の垂直方向の検出範囲を示す図である。 (a)は、正常位置における垂直方向の初期角度を示す図であり、(b)は、異常位置における垂直方向の初期角度を示す図である。 レーザセンサ20によって算出される取付位置から地面等の直線部分までの距離の推移を正常位置及び異常位置の別に示す図である。 レーザセンサ20が正常位置にてドアミラー52に取り付けられ、地面等の直線部に障害物がある場合の最短距離走査角度を示す図である。 レーザセンサ20によって算出される距離の推移を、地面等の直線部における障害物の有無の別に示す図である。 垂直方向処理のメインルーチンS1について、その処理手順を示すフローチャートである。 垂直方向処理のサブルーチンS13について、その処理手順を示すフローチャートである。 正常位置におけるレーザセンサ20の水平方向の検出範囲を示す図である。 正常位置における水平方向の初期角度を示す図である。 水平方向処理のメインルーチンS1aについて、その処理手順を示すフローチャートである。 水平方向補正処理のサブルーチンS13aについて、その処理手順を示すフローチャートである。 第2の実施の形態の変形例について、正常位置におけるレーザセンサ20の水平方向の検出範囲を示す図である。 図19中レーザセンサ20を拡大して示す図である。
符号の説明
1…障害物検出装置、10…ECU、11…入出力IF、12…CPU(初期化処理実行部、補正処理実行部、直線判定部、障害物判定部)、13…不揮発性メモリ(記憶保持部)、20…レーザセンサ(測距センサ)、21…ミラー、22…発光素子、23…受光素子、24…モータ、25、26…レンズ、30…車速センサ、40…開度センサ、50…車両ドア、52…ドアミラー

Claims (7)

  1. 車両ドアの回転軸の近傍において当該車両ドアに取り付けられるとともに、前記車両ドアの表面に対して前記車両ドアが開扉される方向に所定角度ずれた平面である走査平面を走査して検出物までの距離を計測する測距センサと、
    前記測距センサが正常位置にて取り付けられている場合にこの測距センサの真下を示す走査角度である初期角度を記憶保持するとともに、この初期角度を基準とした走査角度の別に、前記測距センサの取付位置から前記車両ドアの端部までの距離を予め記憶保持する記憶保持部と、
    前記測距センサによって計測される検出物までの距離が最短となる走査角度である最短距離走査角度を取得する初期化処理を実行する初期化処理実行部と、
    前記初期化処理実行部によって取得された前記最短距離走査角度が前記記憶保持部に記憶保持されている前記初期角度と一致しないことに基づいて、前記走査角度を補正する補正処理を実行する補正処理実行部と、
    前記測距センサによって計測される検出物までの距離が、前記補正処理実行部によって補正された補正済みの走査角度に対応した前記車両ドアの端部までの距離以下であると判断されることに基づいて、前記検出物は前記車両ドアに接触する可能性のある障害物であると判定する障害物判定部とを備えることを特徴とする障害物検出装置。
  2. 車両ドアの回転軸の近傍において当該車両ドアに取り付けられるとともに、当該車両が走行する走行面に平行な平面を走査して検出物までの距離を計測する測距センサと、
    前記測距センサが正常位置にて取り付けられている場合にこの測距センサに対して車両の真横方向を示す走査角度である初期角度を記憶保持するとともに、前記測距センサの取付位置から前記車両ドアの端部までの距離を予め記憶保持する記憶保持部と、
    前記測距センサによって計測される検出物までの距離が最短となる走査角度である最短距離走査角度を取得する初期化処理を実行する初期化処理実行部と、
    前記初期化処理実行部によって取得された前記最短距離走査角度が前記記憶保持部に記憶保持されている前記初期角度と一致しないことに基づいて、前記走査角度を補正する補正処理を実行する補正処理実行部と、
    前記測距センサによって計測される検出物までの距離が、前記車両ドアの端部までの距離以下であると判断される場合、前記検出物は、前記補正処理実行部によって補正された補正済みの走査角度に対応した開度で前記車両ドアに接触する可能性がある障害物であると判定する障害物判定部とを備えることを特徴とする障害物検出装置。
  3. 車両ドアの回転軸の近傍において当該車両ドアに取り付けられるとともに、当該車両が走行する走行面に平行な平面を走査して検出物までの距離を計測する測距センサであって、その測距センサに対して車両真横方向となる車両ドア表面を走査範囲に含む測距センサと、
    前記測距センサが正常位置にて取り付けられている場合にこの測距センサに対して車両の真横方向を示す走査角度である初期角度における前記車両ドア表面までの距離を予め記憶保持する記憶保持部と、
    前記測距センサによって計測される前記車両ドア表面までの距離が最短となる走査角度である最短距離走査角度を取得する初期化処理を実行する初期化処理実行部と、
    前記初期化処理実行部によって取得された前記最短距離走査角度が前記記憶保持部に記憶保持されている前記初期角度と一致しないことに基づいて、前記走査角度を補正する補正処理を実行する補正処理実行部と、
    前記測距センサによって計測される検出物までの距離が、前記車両ドアの端部までの距離以下であると判断される場合、前記検出物は、前記補正処理実行部によって補正された補正済みの走査角度に対応した開度で前記車両ドアに接触する可能性がある障害物であると判定する障害物判定部とを備えることを特徴とする障害物検出装置。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の障害物検出装置において、
    前記測距センサによって計測される検出物までの距離に基づいて、前記検出物が所定長さ以上の直線を有するか否かを判定する直線判定部をさらに備え、
    前記初期化処理実行部は、前記直線判定部によって前記検出物が所定長さ以上の直線を有すると判定されることに基づいて、前記初期化処理を実行することを特徴とする障害物検出装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の障害物検出装置において、
    前記初期化処理実行部は、前記測距センサによって前記障害物までの距離を複数回にわたって計測し、これら複数回の平均値を前記最短距離走査角度として取得することを特徴とする障害物検出装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の障害物検出装置において、
    前記初期化処理実行部は、前記車両ドアが全て閉扉されていると判断されることに基づいて、前記初期化処理を行なうことを特徴とする障害物検出装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項に記載の障害物検出装置において、
    前記初期化処理実行部は、当該障害物検出装置が搭載される車両が停止していることに基づいて、前記初期化処理を行なうことを特徴とする障害物検出装置。
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