JP4714515B2 - 車載計器 - Google Patents

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Description

本発明は、車載計器に関し、特に、自発光型の指針に指示される意匠を虚像表示するタイプの車載計器に関する。
近年、自発光型の指針に指示される意匠を虚像表示するタイプの車載計器が提案されている。図6は、従来のこの種の車載計器を示す側断面図である。
図6に示すように、車載計器9は、箱型のケース91をハーフミラー97によって前後2つの空間に仕切ったような形状をしている。ケース91の前空間(図中、左上部の空間)には、虚像用文字板98、バックライト96が配置されている。虚像用文字板98には、指針94に指示される意匠981が形成されている。例えば、この計器9がスピードメータであるとすると、スピードに対応する目盛りや数字が形成されている。
また、ケース91の後空間(図中、右下部の空間)には、遮光板92、基板93、基板93に搭載されたムーブメント95、ムーブメント95の回転軸に装着された指針94が配置されている。指針94は、指針光源を内蔵して自ら光輝する自発光型である。ケース91の前面(ドライバの視点に近い面)には、カバーガラス99が取り付けられている。
このような構成において、所定のトリガ信号に応じて、指針94が光輝すると同時にバックライト96が点灯する。そうすると、図中R3で示すように、意匠981は、ハーフミラー97で反射されて、カバーガラス99を通過して、ドライバの視点に向かう。また、図中R1で示すように、光輝する指針94は、ハーフミラー97を通過した後、カバーガラス99を通過して、ドライバの視点に向かう。この結果、ドライバからは、指針94に指示された虚像表示された意匠981が視認される。なお、指針94は、所定の計測信号に応じて、ムーブメント95にて所定角度だけ回転されることは周知の通りである。
なお、この種の車載計器は、下記特許文献1にも開示されている。
特開平6−213687号公報
ところが、上述のような従来の車載計器では、ハーフミラーが幅広になり、ケース全体が大きくなりがちであった。また、今となっては、デザイン的に新鮮味に欠けるものとなっている。
よって本発明は、上述した現状に鑑み、幅広のハーフミラーを不要として、ケース全体の小型化に貢献し、且つ、立体感があり且つ斬新な車載計器を提供することを課題としている。
上記課題を解決するためになされた請求項1記載の車載計器は、所定の計測信号に応じた回転角度だけムーブメントによって指針軸を中心にして回転される、指針光源を内蔵して自ら光輝する指針と、前記指針軸を中心にした円筒形状をしており、前記指針に指示される意匠が形成され、光輝する該意匠を出射する円筒型文字板と、前記指針軸を中心にしたドーナツ形状をしており、前記意匠をドライバの視点側に反射させると共に前記指針光源からの光を前記視点側に透過させるリング状斜面を有するドーナツ型ハーフミラーと、を含み、前記ドーナツ型ハーフミラーの中央部には、前記視点に実像として与える、車両に関する情報を表示する表示装置が取り付けられていることを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、指針は、所定の計測信号に応じた回転角度だけムーブメントによって指針軸を中心にして回転され、指針光源を内蔵して自ら光輝する。円筒型文字板は、指針軸を中心にした円筒形状をしており、指針に指示される意匠が形成され、光輝する該意匠を出射する。ドーナツ型ハーフミラーは、指針軸を中心にしたドーナツ形状をしており、その斜面によって意匠をドライバの視点側に反射させると共に指針光源からの光を視点側に透過させる。また、ドーナツ型ハーフミラーの中央部には、ドライバの視点に実像として与える、車両に関する情報を表示する表示装置が取り付けられているので、中央部のスペースを有効に利用して種々の情報を提供可能になる。
上記課題を解決するためになされた請求項記載の車載計器は、請求項2記載の計器において、前記円筒型文字板又は前記ドーナツ型ハーフミラーの少なくとも一方を、前記視点方向に対して遠近方向に移動させる移動機構を更に含む、ことを特徴とする。
請求項記載の発明によれば、円筒型文字板又はドーナツ型ハーフミラーの少なくとも一方がドライバの視点方向に対して遠近方向に移動可能である。すなわち、意匠又は表示装置をドライバの視点方向により近づけることが可能になる。
請求項1記載の発明によれば、指針は、所定の計測信号に応じた回転角度だけムーブメントによって指針軸を中心にして回転され、指針光源を内蔵して自ら光輝する。円筒型文字板は、指針軸を中心にした円筒形状をしており、指針に指示される意匠が形成され、光輝する該意匠を出射する。ドーナツ型ハーフミラーは、指針軸を中心にしたドーナツ形状をしており、その斜面によって意匠をドライバの視点側に反射させると共に指針光源からの光を視点側に透過させる。このようなドーナツ型ハーフミラーを採用することによって、従来のような幅広のハーフミラーが不要となり、ケース全体の小型化が可能になる。また、立体感があり且つ斬新な車載計器を提供可能となる。また、ドーナツ型ハーフミラーの中央部には、ドライバの視点に実像として与える、車両に関する情報を表示する表示装置が取り付けられている。したがって、上記効果に加えて、中央部のスペースを有効に利用して種々の情報を提供可能になる。
請求項記載の発明によれば、円筒型文字板又はドーナツ型ハーフミラーの少なくとも一方がドライバの視点方向に対して遠近方向に移動可能である。すなわち、意匠又は表示装置をドライバの視点方向により近づけることが可能になる。したがって、よりバリエーションに富んだ斬新な車載計器を提供可能となる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
[第1実施形態]
図1は、本発明の第1実施形態に係る車載計器の正面図である。図2は、図1におけるAA線断面図である。
図1に示すように、車載計器1は、例えば、マルチディスプレイ型のスピードメータに適用される。図1及び図2に示すように、車載計器1は、略円筒形状であり、ケース11、ベセル12、基板13、指針14、ムーブメント15、円筒型文字板(以下、略して、円筒盤とよぶ)16、ドーナツ型ハーフミラー(以下、略して、ハーフミラーとよぶ)17、マルチディスプレイユニット(請求項の表示装置に対応する)18及びカバーガラス19を含んで構成される。
ケース11は、例えば、樹脂製であり、前面(ドライバの視点側)が開口した円筒形状をしている。ケース11の前面には、円筒形状のベセル12が取り付けられている。ケース11の底面側には、基板13が取り付けられている。基板13には、図示しない各種電子部品や指針14をスピードセンサ信号等の計測信号に応じて回転角度だけ回転させるムーブメント15が搭載されている。
指針14は、ムーブメント15により指針軸を中心にして回転され、指針光源L3としての発光ダイオードを内蔵している。すなわち、指針14は、自ら光輝する自発光型である。指針14の前方(ドライバの視点側)には、ハーフミラー17が取り付けられている。ハーフミラー17は、指針軸を中心にしたドーナツ型をしている。ハーフミラー17は、意匠161をドライバの視点側に反射させると共に指針光源L3からの光を視点側に透過させるために45度のリング状の斜面を有している。なお、指針光源L3は、図1に示すように、ドライバに視認される。
円筒盤16は、導光体で構成され、ハーフミラー17を周回するような指針軸を中心にした円筒形状をしている。円筒盤16は、ケース11の内径よりもやや小さな外径をしている。円筒盤16には、意匠161が形成されている。意匠161は、例えば、図1に示すようなスピードに対応した数字や目盛りである。補足すると、図1に示す意匠161′は虚像であるので、円筒盤16に形成される意匠161は、意匠161′が反転されたものとなる。円筒盤16には、支持台111に搭載された光源L2としての発光ダイオードから光が与えられて、光輝する意匠161をハーフミラー17側に出射する。
ドーナツ型のハーフミラー17の中央部には、ドライバの視点に実像として与える、車両に関する情報を表示するマルチディスプレイユニット18が取り付けられている。マルチディスプレイユニット18は、例えば、図1に示すような水温やベンチレーションに関する情報181の他、燃料に関する情報、高度に関する情報、駆動機構に関する情報等が自動又は所定のスイッチ操作に応じて切替表示可能になっている。そして、マルチディスプレイユニット18の背面には、バックライト用の光源L1が配置されると共に、マルチディスプレイユニット18を覆うようにして、曲線的な凸状のカバーガラス19が取り付けられている。
このような構成において、所定のトリガ信号に応じて、光源L2及びL3が点灯すると、指針14及び円筒盤16の意匠161が光輝する。そうすると、図2中R2で示すように、光輝する意匠161は、ハーフミラー17の斜面で反射されて、ドライバの視点に向かう。また、図2中R3で示すように、光輝する指針光源L3は、ハーフミラー17の斜面を通過した後、ドライバの視点に向かう。この結果、ドライバからは、図1に示すように、指針14(指針光源L3)に指示された意匠161′が視認される。補足すると、指針光源L3は実像であり、意匠161′は虚像である。なお、指針14は、所定の計測信号に応じて、ムーブメント15にて所定角度だけ回転されることは周知の通りである。
また、マルチディスプレイユニット18には、自動又は所定のスイッチ操作に応じて、上述したような情報181が表示される。このとき、バックライト用の光源L1も点灯している。表示された情報181は、図2中R1で示すように、カバーガラス19を透過して、ドライバの視点に向かう。この結果、ドライバからは、図1に示すように、水温やベンチレーションに関する情報181が視認される。情報181は、不要時には消灯しておいてもよいし、図1に示すような情報以外に切り替え表示するようにしてもよい。なお、情報181は実像である。
このように第1実施形態によると、ドーナツ型のハーフミラー17を採用することによって、従来のような幅広のハーフミラーが不要となり、ケース全体の小型化が可能になる。また、立体感があり且つ斬新な車載計器を提供可能となる。更に、ドーナツ型のハーフミラー17の中央部のスペースを有効に利用して、マルチディスプレイユニット18を用いて種々の情報を提供可能になる。
[第2実施形態]
図3は、本発明の第2実施形態に係る側断面図である。なお、図3は、図2の断面形状に対応するものである。第2実施形態の車載計器2は、基本的に、円筒盤に形成された意匠が内側から外側に出射する点(第1実施形態では外側から内側に出射する)が、第1実施形態の車載計器1と異なる。
この車載計器2は、例えば、図1に示したようなイメージのマルチディスプレイ型のスピードメータに適用される。図3に示すように、車載計器2は、略円筒形状であり、ケース21、ベセル22、基板23、指針24、ムーブメント25、円筒型文字板(以下、略して、円筒盤とよぶ)26、ドーナツ型ハーフミラー(以下、略して、ハーフミラーとよぶ)27、マルチディスプレイユニット(請求項の表示装置に対応する)28及びカバーガラス29を含んで構成される。
ケース21は、例えば、樹脂製であり、前後面が開口した円筒形状をしている。ケース21の前面には、円筒形状のベセル22が取り付けられ、後面側には、基板23が取り付けられている。基板23には、図示しない各種電子部品や指針24をスピードセンサ信号等の計測信号に応じて回転角度だけ回転させるムーブメント25が搭載されている。
指針24は、ムーブメント25により指針軸を中心にして回転され、指針光源L3としての発光ダイオードを内蔵している。指針24の前方(ドライバの視点側)には、ハーフミラー27が取り付けられている。ハーフミラー27は、指針軸を中心にしたドーナツ型をしている。ハーフミラー27は、意匠261をドライバの視点側に反射させると共に指針光源L3からの光を視点側に透過させるために外側方向に徐々に開口するように45度のリング状の斜面を有している。
円筒盤26は、ハーフミラー27の斜面の内側にはいるような外径を有し、指針軸を中心にした円筒形状をしている。円筒盤26には、意匠261が形成されている。意匠261は、例えば、図1に示すようなスピードに対応した数字や目盛りが反転されたものである。円筒盤26の内側面には、意匠261のバックライト用の光源L2が配置されている。
円筒盤26の上面部には、ドライバの視点に実像として与える、車両に関する情報を表示するマルチディスプレイユニット28が取り付けられている。マルチディスプレイユニット28は、例えば、図1に示すような水温やベンチレーションに関する情報281等が自動又は所定のスイッチ操作に応じて切替表示可能になっている。マルチディスプレイユニット28は、図示しないバックライト用の光源も内蔵されている。そして、ベセル22の前面開口部を覆うようにして、曲線的な凹状のカバーガラス29が取り付けられている。なお、ハーフミラー27の斜面の背面側には、装飾用のリング状シート211及びその光源L4が配置されている。これらにより、図1の意匠161′が表示されているリング状の領域を薄い青色等に装飾することができる。また、ハーフミラー27の斜面の背面側に、上記装飾用のリング状シート211に替えて、意匠261の切り替え表示用の別意匠の文字板を配置してもよい。そして、光源L2、L4を点灯制御して、意匠261又はこの別意匠の文字板を選択的に表示させることにより、図1の意匠161′の領域に、異なる意匠を表示させることが可能になる。例えば、意匠261が黒地に白文字の文字板ならば、それを白黒反転した文字板に切り替えることができる。
このような構成において、所定のトリガ信号に応じて、光源L2及びL3が点灯すると、指針24及び円筒盤26の意匠261が光輝する。そうすると、図3中R2で示すように、光輝する意匠261は、ハーフミラー27の斜面で反射されて、ドライバの視点に向かう。また、図3中R3で示すように、光輝する指針光源L3は、ハーフミラー27の斜面を通過した後、ドライバの視点に向かう。この結果、ドライバからは、図1に示すようなイメージで、指針24(指針光源L3)に指示された意匠が視認される。
また、マルチディスプレイユニット28には、自動又は所定のスイッチ操作に応じて、上述したような情報281が表示される。このとき、ユニット28に含まれるバックライト用の光源も点灯している。表示された情報281は、図2中R1で示すように、カバーガラス29を透過して、ドライバの視点に向かう。この結果、ドライバからは、図1に示すようなイメージで、水温やベンチレーションに関する情報281が視認される。
このように第2実施形態によると、ドーナツ型のハーフミラー27を採用することによって、従来のような幅広のハーフミラーが不要となり、ケース全体の小型化が可能になる。また、立体感があり且つ斬新な車載計器を提供可能となる。特に、第2実施形態によると、円筒盤26が第1実施形態よりも小さくなる。更に、ドーナツ型のハーフミラー27の中央部のスペースを有効に利用して、マルチディスプレイユニット28を用いて種々の情報を提供可能になる。
[第3実施形態]
図4(A)及び図4(B)は、本発明の第3実施形態に係る側断面図である。なお、図4は、図2の断面形状に対応するものである。第3実施形態の車載計器3は、基本的に、第1実施形態の円筒盤に相当する部分が、ドライバの視点方向に対して遠近方向に移動可能になったものである。
この車載計器3は、例えば、図1に示したようなイメージのマルチディスプレイ型のスピードメータに適用される。図4(A)及び図4(B)に示すように、車載計器3は、略円筒形状であり、ケース31、ベセル32、基板33、指針34、ムーブメント35、円筒型文字板(以下、略して、円筒盤とよぶ)36、ドーナツ型ハーフミラー(以下、略して、ハーフミラーとよぶ)37、マルチディスプレイユニット(請求項の表示装置に対応する)38、カバーガラス39及び参照番号313〜317で示す移動機構を含んで構成される。
ケース31は、例えば、樹脂製であり、前面が開口した円筒形状をしている。ケース31の前面には、円筒形状のベセル32が取り付けられている。ケース31の底面側には、基板33が取り付けられている。基板33には、図示しない各種電子部品や指針34をスピードセンサ信号等の計測信号に応じて回転角度だけ回転させるムーブメント35が搭載されている。
指針34は、ムーブメント35により指針軸を中心にして回転され、指針光源L3としての発光ダイオードを内蔵している。指針34の前方には、ハーフミラー37が取り付けられている。ハーフミラー37は、指針軸を中心にしたドーナツ型をしている。ハーフミラー37は、意匠361をドライバの視点側に反射させると共に指針光源L3からの光を視点側に透過させるために45度のリング状の斜面を有している。なお、指針光源L3は、例えば、図1に示すようなイメージで、ドライバに視認される。
円筒盤36は、導光体で構成され、ハーフミラー37を周回するような指針軸を中心にした円筒形状をしている。円筒盤36は、ケース31の内径よりもやや小さな外径をしている。円筒盤36には、意匠361が形成されている。意匠361は、例えば、図1に示すようなスピードに対応した数字や目盛りである。円筒盤36には、支持台311に搭載された光源L2としての発光ダイオードから光が与えられて、光輝する意匠361をハーフミラー37側に出射する。
ドーナツ型のハーフミラー37の中央部には、ドライバの視点に実像として与える、車両に関する情報を表示するマルチディスプレイユニット38が取り付けられている。マルチディスプレイユニット38は、例えば、図1に示すような情報181の他、燃料に関する情報、高度に関する情報、駆動機構に関する情報等が自動又は所定のスイッチ操作に応じて切替表示可能になっている。なお、マルチディスプレイユニット38には、バックライト用の光源も含まれている。そして、マルチディスプレイユニット38を覆うようにして、カバーガラス39が取り付けられている。
更に、車載計器3には、参照番号313〜317で示す移動機構が含まれる。すなわち、上記円筒盤36の外側面には、ガイド片316、317が設けられており、ガイド片316、317に対向するケース31の内側壁には、ガイド片316、317をスライドさせるためのガイドレール318が設けられている。また、支持台311には、ギア片313が付加されており、ケース31には、ギア片313に歯合するギア314を回転させるモータ315が取り付けられている。
このような構成において、図4(A)に示すように、上記移動機構によって、円筒盤36がドライバの視点側に最も接近されているときには、光源L2及びL3が点灯するものとする。この状態は基本的に走行中である。そうすると、図4(A)中R2で示すように、光輝する意匠361は、ハーフミラー37の斜面で反射されて、ドライバの視点に向かう。また、図4(A)中R3で示すように、光輝する指針光源L3は、ハーフミラー37の斜面を通過した後、ドライバの視点に向かう。この結果、ドライバからは、図1に示すようなイメージで、指針34(指針光源L3)に指示された意匠が視認される。なお、図4(A)には示していないが、これと同時に、マルチディスプレイユニット38によって、図1に示すような情報181が表示されるようにしてもよい。
また、図4(B)に示すように、上記移動機構によって、円筒盤36がドライバの視点側から最も遠ざかっているときには、光源L2及びL3は消灯するものとする。この状態は基本的に停車中である。そうすると、マルチディスプレイユニット38には、高度に関する情報や駆動機構に関する情報等のような、敢えて走行中に表示する必要はないが有効な情報が、図1の情報181に替えて表示される。このとき、ユニット38に含まれるバックライト用の光源も点灯している。表示された情報は、図4(B)中R1で示すように、カバーガラス39を透過して、ドライバの視点に向かう。この結果、ドライバからは、高度に関する情報や駆動機構に関する情報等が視認可能となる。
[第4実施形態]
図5(A)及び図5(B)は、本発明の第4実施形態に係る側断面図である。なお、図5は、図2の断面形状に対応するものである。第4実施形態の車載計器4は、基本的に、第1実施形態のハーフミラーに相当する部分が、ドライバの視点方向に対して遠近方向に移動可能になったものである。すなわち、第3実施形態においては、円筒盤が移動可能であったが、第4実施形態においては、これに替えて、ハーフミラーが移動可能になっている。
この車載計器4は、例えば、図1に示したようなイメージのマルチディスプレイ型のスピードメータに適用される。図5(A)及び図5(B)に示すように、車載計器4は、略円筒形状であり、ケース41、ベセル42、基板43、指針44、ムーブメント45、円筒型文字板(以下、略して、円筒盤とよぶ)46、ドーナツ型ハーフミラー(以下、略して、ハーフミラーとよぶ)47、マルチディスプレイユニット(請求項の表示装置に対応する)48、カバーガラス49及び参照番号431〜432で示す移動機構を含んで構成される。
ケース41、ベセル42、基板43、指針44、ムーブメント45、円筒盤46、ハーフミラー47、マルチディスプレイユニット48及びカバーガラス49はそれぞれ、基本的に、図4で示したケース31、ベセル32、基板33、指針34、ムーブメント35、円筒盤36、ハーフミラー37、マルチディスプレイユニット38及びカバーガラス39と同等であるので、これらの重複説明は省略し、参照番号431〜432で示す移動機構のみ説明する。
車載計器4には、参照番号431〜432で示す移動機構が含まれる。すなわち、ハーフミラー47に連結された基板43には、ギア片431が付加されており、ケース41には、ギア片431に歯合するギア432を回転させるモータ433が取り付けられている。
このような構成において、図5(A)に示すように、上記移動機構によって、ハーフミラー47がドライバの視点側に最も遠ざかっているときには、光源L3及び図示しない意匠461用の光源が点灯するものとする。この状態は基本的に走行中である。そうすると、図5(A)中R2で示すように、光輝する意匠461は、ハーフミラー47の斜面で反射されて、ドライバの視点に向かう。また、図5(A)中R3で示すように、光輝する指針光源L3は、ハーフミラー47の斜面を通過した後、ドライバの視点に向かう。この結果、ドライバからは、図1に示すようなイメージで、指針44(指針光源L3)に指示された意匠が視認される。なお、図5(A)には示していないが、これと同時に、マルチディスプレイユニット48によって、図1に示すような情報181が表示されるようにしてもよい。
また、図5(B)に示すように、上記移動機構によって、円筒盤46がドライバの視点側から最も遠ざかっているときには、光源L3及び図示しない意匠461用の光源は消灯するものとする。この状態は基本的に停車中である。そうすると、マルチディスプレイユニット48には、高度に関する情報や駆動機構に関する情報等のような、敢えて走行中に表示する必要はないが有効な情報が、図1の情報181に替えて表示される。このとき、ユニット48に含まれるバックライト用の光源も点灯している。表示された情報は、図5(B)中R1で示すように、カバーガラス49を透過して、ドライバの視点に向かう。この結果、ドライバからは、高度に関する情報や駆動機構に関する情報等が視認可能となる。
このように第3及び第4実施形態によると、ドーナツ型のハーフミラー37、47を採用することによって、従来のような幅広のハーフミラーが不要となり、ケース全体の小型化が可能になる。また、立体感があり且つ斬新な車載計器を提供可能となる。更に、ドーナツ型のハーフミラー37、47の中央部のスペースを有効に利用して、マルチディスプレイユニット38、48を用いて種々の情報を提供可能になる。特に、ここに表示される情報は、円筒盤36又はハーフミラー47の移動に連動して、内容が変化するようにしているので、走行に支障をきたすことなく、よりバリエーションに富んだ有効な情報を提供可能になる。
以上説明したように、本発明の車載計器によれば、ドーナツ型ハーフミラーを採用することによって、従来のような幅広のハーフミラーが不要となり、ケース全体の小型化が可能になる。また、立体感があり且つ斬新な車載計器を提供可能となる。更に、ドーナツ型ハーフミラーの中央部には、車両に関する情報を表示する表示装置が取り付けられているので、中央部のスペースを有効に利用して種々の情報も提供可能になる。
なお、本発明の車載計器は、スピードメータに限定されず、タコメータ等にも利用可能である。本発明は、その主旨の範囲で小変更されたものも含むものである。
本発明の第1実施形態に係る車載計器の正面図である。 図1におけるAA線断面図である。 本発明の第2実施形態に係る側断面図である。 図4(A)及び図4(B)は、本発明の第3実施形態に係る側断面図である。 図5(A)及び図5(B)は、本発明の第4実施形態に係る側断面図である。 従来のこの種の車載計器を示す側断面図である。
符号の説明
1、2、3、4 車載計器
11 ケース
12 ベセル
13 基板
14 指針
15 ムーブメント
16 円筒盤
17 ハーフミラー
18 マルチディスプレイユニット
19 カバーガラス

Claims (2)

  1. 所定の計測信号に応じた回転角度だけムーブメントによって指針軸を中心にして回転される、指針光源を内蔵して自ら光輝する指針と、
    前記指針軸を中心にした円筒形状をしており、前記指針に指示される意匠が形成され、光輝する該意匠を出射する円筒型文字板と、
    前記指針軸を中心にしたドーナツ形状をしており、前記意匠をドライバの視点側に反射させると共に前記指針光源からの光を前記視点側に透過させるリング状斜面を有するドーナツ型ハーフミラーと、
    を含み、前記ドーナツ型ハーフミラーの中央部には、前記視点に実像として与える、車両に関する情報を表示する表示装置が取り付けられている、
    ことを特徴とする車載計器。
  2. 請求項記載の計器において、
    前記円筒型文字板又は前記ドーナツ型ハーフミラーの少なくとも一方を、前記視点方向に対して遠近方向に移動させる移動機構を更に含む、
    ことを特徴とする車載計器。
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