JP2004093637A - 表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】表示映像を小さくしてしまうことなく、表示器の表示面と平行の方向に表示装置を小型化する。
【解決手段】視認者に実像用表示面23aを向けて配置された実像用表示器20と、視認者の反対側に虚像用表示面33aを向けて配置された虚像用表示器30と、虚像用表示面33aから出射された表示光を視認者に向けて反射する反射鏡40と備え、実像用表示面23aに対して垂直の方向から見て虚像用表示面33aの少なくとも一部が実像用表示面23aに重なるように、両表示器20、30を配置し、実像用表示面23aから出射された表示光による実像と、虚像用表示面33aから出射されて反射鏡40にて反射された表示光による虚像とを組み合わせて1つの表示映像として視認させる。
【選択図】 図1
【解決手段】視認者に実像用表示面23aを向けて配置された実像用表示器20と、視認者の反対側に虚像用表示面33aを向けて配置された虚像用表示器30と、虚像用表示面33aから出射された表示光を視認者に向けて反射する反射鏡40と備え、実像用表示面23aに対して垂直の方向から見て虚像用表示面33aの少なくとも一部が実像用表示面23aに重なるように、両表示器20、30を配置し、実像用表示面23aから出射された表示光による実像と、虚像用表示面33aから出射されて反射鏡40にて反射された表示光による虚像とを組み合わせて1つの表示映像として視認させる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は表示装置に関するものであり、特に、車両に搭載されて運転者に視認させる表示装置に用いて好適なものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、特開2000−52812号公報にて車両用の表示装置が記載されている。この表示装置は、視認者の反対側に表示面を向けて配置された表示器と、表示器から出射された表示光を視認者に向けて反射する反射鏡と備え、表示器による表示内容を虚像として視認させるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ここで、近年では表示装置の小型化が強く望まれているが、単純に表示器を小型化すると表示面が小さくなるため、表示映像が小さくなってしまう。よって、従来の表示装置は、表示面と平行の方向に小型化することが困難であった。因みに、上記公報の表示装置では、反射鏡に凹面鏡を採用して表示映像を拡大させることにより表示装置の小型化を図っているが、凹面鏡で拡大させると表示映像がひずみ易くなってしまうという欠点がある。
【0004】
本発明は、上記点に鑑み、表示映像を小さくしてしまうことなく、表示器の表示面と平行の方向に表示装置を小型化することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、視認者に実像用表示面(23a)を向けて配置された実像用表示器(20)と、視認者の反対側に虚像用表示面(33a)を向けて配置された虚像用表示器(30)と、虚像用表示面(33a)から出射された表示光を視認者に向けて反射する反射鏡(40)と備え、実像用表示面(23a)に対して垂直の方向から見て虚像用表示面(33a)の少なくとも一部が実像用表示面(23a)に重なるように、両表示器(20、30)を配置し、実像用表示面(23a)から出射された表示光による実像と、虚像用表示面(33a)から出射されて反射鏡(40)にて反射された表示光による虚像とを組み合わせて1つの表示映像として視認させることを特徴としている。
【0006】
これによれば、単純に1つの表示器を小型化するのではなく、実像用表示器(20)と虚像用表示器(30)との2つの表示器に分割し、これらの表示器(20、30)を、実像用表示面(23a)に対して垂直の方向から見て虚像用表示面(33a)の少なくとも一部が実像用表示面(23a)に重なるように配置するので、実像用表示面(23a)と平行の方向に表示装置を小型化できる。しかも、両表示器(20、30)で1つの表示映像として視認させるので、表示映像を小さくしてしまうことなく上記小型化を実現できる。
【0007】
また、虚像は遠くに視認され、実像は近くに視認されることとなるため、立体感のある斬新な見栄えの表示装置にすることができる。
【0008】
また、請求項2に記載の発明では、両表示面(23a、33a)が略平行となるように両表示器(20、30)を配置したことを特徴としているので、実像用表示面(23a)と垂直の方向にも表示装置を最大限小型化できる。
【0009】
また、請求項3に記載の発明では、反射鏡(40)の反射面(40a)を凹面形状にしたことを特徴としているので、虚像用表示器(30)からの表示光を反射面(40a)で拡大させることができ、表示装置のより一層の小型化を図ることができる。
【0010】
また、請求項4に記載の発明では、反射鏡(40)に半透光性の鏡を採用し、反射鏡(40)に対して虚像用表示器(30)の反対側に、目盛り部(56a)を有する目盛板(56)および回動して目盛り部(56a)を指し示す指針(55)を備え、反射鏡(40)を透して視認される目盛り部(56a)および指針(55)を、実像および虚像からなる表示映像に組み入れて視認させることを特徴としている。
【0011】
これにより、実像が視認者の手前側に視認され、指針(55)および目盛り部(56a)が実像よりも奥側に視認され、さらにその奥側に虚像が視認されることとなり、3段階に奥行き感のある表示映像を提供することができ、斬新な見栄えの表示にできる。
【0012】
また、請求項5に記載の発明では、反射鏡(40)に全反射性の鏡を採用し、反射鏡(40)に対して虚像用表示器(30)の反対側に、目盛り部(56a)を有する目盛板(56)および回動して目盛り部(56a)を指し示す指針(55)を備え、目盛り部(56a)および指針が虚像の周りに視認されるようにしたことを特徴としている。
【0013】
これによっても、請求項4に記載の発明と同様の効果を発揮させることができる。
【0014】
また、請求項6に記載の発明では、両表示器(20、30)を視認者の側から覆う透光性のカバー(60)を備えたことを特徴としている。
【0015】
これにより、虚像用表示器30からの表示光を透過させつつ、カバー(60)で表示装置内部を視認者から目隠しすることができる。
【0016】
また、車両に搭載されて表示映像を運転者に視認させる表示装置に、請求項1ないし6のいずれか1つに記載の表示装置を採用して好適である。
【0017】
ここで、車両用表示装置を採用した場合において、運転者の目の焦点距離のうち表示映像を見ているときの焦点距離は、車両前方を見ているときの焦点距離に比べて極めて短いので、車両運転中において運転者が車両前方を視ている状態から、表示映像に視線を移すと、目の焦点を変化させるのに時間がかかり、表示映像の視認性が悪い。従って、焦点距離が遠い表示映像ほど焦点を変化させる時間を短くでき視認性が良い。
【0018】
そして、実像と虚像とを組み合わせてなる本発明の表示映像では、実像に比べて虚像の方が焦点距離が長いため、運転者に報知する情報のうち視認性を良好にさせたい情報を虚像として表示させるようにすることが好ましい。具体的には、請求項7に記載の発明のように、車両速度を虚像により表示させるようにして好適である。また、請求項8に記載の発明のように、車両速度をデジタル表示させて好適である。
【0019】
特に、請求項4または5に記載の発明のように指針(55)を実像および虚像からなる表示映像に組み入れる場合に車両速度をデジタル表示させると、指針(55)によるアナログ表示と車両速度のデジタル表示とが混在することとなり、斬新な見栄えの表示装置にすることができる。
【0020】
また、請求項9に記載の発明では、両表示器(20、30)の間に回路基板(21)を備え、回路基板(21)に、実像用表示器(20)の電子部品(22)と虚像用表示器(30)の電子部品(32)とを実装させたことを特徴としているので、実像用表示器(20)と虚像用表示器(30)とのそれぞれに回路基板を備える場合に比べて、回路基板(21)の部品点数を低減できる。
【0021】
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の各実施形態を図に基づいて説明する。
【0023】
(第1実施形態)
図1および図2は、本発明に係る表示装置を、車両に搭載されて表示映像を運転者に視認させる車両用表示装置に適用した一例であり、この車両用表示装置は、車両の速度、エンジン回転数、走行距離を表示するコンビネーションメータである。このコンビネーションメータは、当該車両の車室内に設けたインストルメントパネルのうち運転席の前方部分に設けられている。なお、図1中の上下前後方向を示す矢印は、車両搭載状態における表示装置の向きを示す。
【0024】
表示装置は、ケース10内に、実像用表示器20、虚像用表示器30、反射鏡40、指針計50、プリント回路基板70等を収容して構成されている。ケース10の背面には、指針計50等をケース10内に挿入するための開口部10cが形成されており、開口部10cはリアカバー11により覆われて閉塞されている。
【0025】
実像用表示器20は、プリント回路基板21と、プリント回路基板21に実装された光源22と、光源22をバックライトとして表示光を出射する液晶パネル23とから構成されている。液晶パネル23の表示面23aは運転者に向けて配置されており、表示面23aからの表示光はケース10の開口部10aから運転者に向けて出射され、実像として運転者に視認される。
【0026】
本実施形態における実像用表示器20での表示内容は車両の走行距離であり、図2の符号S1に示すようにデジタル表示させている。なお、上記特許請求の範囲に記載の実像用表示面は、実像用表示器20の表示面23aに相当するものである。
【0027】
虚像用表示器30は、プリント回路基板21と、プリント回路基板21に実装された光源32と、光源32をバックライトとして表示光を出射する液晶パネル33とから構成されている。すなわち、プリント回路基板21は、実像用表示器20と虚像用表示器30とに兼用されており、各光源22、32の駆動および各液晶パネル23、33の駆動を制御している。
【0028】
実像用表示面23aに対して垂直の方向から見て虚像用表示面33aの少なくとも一部が実像用表示面23aに重なるように、両表示器20、30は配置されている。具体的には、両表示面23a、33aが略平行となるように両表示器20、30は積層配置されている。
【0029】
液晶パネル33の表示面33aは運転者の反対側に向けて配置されている。そして、液晶パネル33に対してプリント回路基板21の反対側(車両前方側)には反射鏡40が配置されており、表示面33aからの表示光は反射鏡40により反射され、ケース10の開口部10bから運転者に向けて出射され、虚像として運転者に視認される。反射鏡40の反射面40aは、凹面形状に形成されており、虚像用表示器30からの表示光を拡大させている。
【0030】
本実施形態における虚像用表示器30での表示内容は車両の走行速度であり、図2の符号S2に示すようにデジタル表示させている。なお、上記特許請求の範囲に記載の虚像用表示面は、虚像用表示器30の表示面33aに相当するものである。
【0031】
反射鏡40に対して虚像用表示器30の反対側(車両前方側)には、指針計50が配置されている。指針計50は、フレキシブルプリント基板51と、フレキシブルプリント基板51に実装された光源52、53と、フレキシブルプリント基板51に実装された回動内機54と、回動内機54の回転軸54aに組み付けられた指針55と、目盛り部56aを有する目盛板56とリフレクタ57とから構成されている。
【0032】
回動内機54を駆動させると指針55は目盛板56の表面に沿って回動し、目盛り部56aを指し示す。
【0033】
目盛板56のうち目盛り部56aおよびインジケータ部56bを除く部分は黒色印刷等により不透光性となっている。なお、本実施形態における目盛り部56aとは、目盛りの他に、数字や文字をも含むものである。
【0034】
そして、光源52を点灯させると、光源52からの光の一部は目盛り部56aを透過する。ここで、本実施形態の反射鏡40には、半透光性の材質で形成された所謂ハーフミラーが採用されている。よって、目盛り部56aを透過した光は反射鏡40を透過し、ケース10の開口部10bから運転者に向けて出射され、図2の符号S3に示すように実像として運転者に視認される。なお、光源52からの光はリフレクタ57の反射面57aにより反射されて、目盛板56の全体に拡散されるようになっている。
【0035】
また、光源52を点灯させると、光源52からの光の一部は、指針55の内部に備えられた導光部材により指針55の先端に向けて導かれ、指針55の長手方向に亘る全体が照明される。指針55からの光は、反射鏡40を透過し、ケース10の開口部10bから運転者に向けて出射され、図2の符号S4に示すように実像として運転者に視認される。
【0036】
光源53を点灯させると、光源53からの光はインジケータ部56bを透過して反射鏡40を透過し、ケース10の開口部10bから運転者に向けて出射され、図2の符号S5に示すように実像として運転者に視認される。本実施形態におけるインジケータ部56bでの表示内容は車両の方向指示であるが、他の例として、各種警告灯等を表示内容とすることが挙げられる。なお、光源53からの光は、リフレクタ57の仕切面57bにより光源52からの光と仕切られており、両光源52、53の光が混合しないようになっている。
【0037】
ケース10の開口部10bには、例えば黒色に着色されたスモーク材料からなるフロントパネル60が設置されており、当該フロントパネル60により、開口部10b内部を運転者から目隠しすることができる。また、虚像用表示器30からの表示光による虚像S2、目盛り部56aからの表示光による実像S3、指針55からの表示光による実像S4およびインジケータ部56bからの表示光による実像S5は、フロントパネル60を透過することにより、これらの虚像S2および実像S3、S4、S5はフロントパネル60浮かび上がるように運転者に視認される。
【0038】
以上のように目隠ししつつ表示光を透過させるように機能させるために、フロントパネル60のスモーク材料には透光率約20〜30%の材料が好ましい。また、上記請求の範囲に記載の「透光性のカバー」は、当該フロントパネル60に相当する。
【0039】
そして、図2に示すように、実像用表示器20からの表示光による実像S1と、上記虚像S2および実像S3、S4、S5は、一体となった1つの表示映像を構成している。本実施形態では、車速を表示する虚像S2と指針計50を表示する実像S3、S4、S5とを左右に並べてレイアウトされており、走行距離を表示する実像S1は虚像S2の下方にレイアウトされている。
【0040】
また、1つの表示映像の中でも、虚像S2は最も遠方に視認され、実像S3、S4、S5は虚像S2よりも近い位置に視認され、実像S1は実像S3、S4、S5よりも近い位置に視認される。すなわち、遠近に3段階に像が表示されることとなり、立体感のある斬新な見栄えの表示装置にすることができる。
【0041】
プリント回路基板70は、表示装置全体の作動を制御するメインの制御回路を構成しており、プリント回路基板70には、フレキシブルプリント基板71によりプリント回路基板21が接続され、また、フレキシブルプリント基板51が接続されている。
【0042】
以上により、本実施形態によれば、実像用表示面23aに対して垂直の方向から見て虚像用表示面33aとの少なくとも一部が実像用表示面23aに重なるように、実像用表示器20および虚像用表示器30は配置されているので、実像用表示面23aと平行の方向に表示装置を小型化できる。また、両表示面23a、33aが略平行となるように両表示器20、30は積層配置されているので、実像用表示面23aと垂直の方向にも表示装置を小型化できる。
【0043】
しかも、両表示器20、30で1つの表示映像として視認させるので、表示映像を小さくしてしまうことなく上記小型化を実現できる。
【0044】
また、本実施形態では、反射鏡40の反射面40aを凹面形状に形成して、虚像用表示器30からの表示光を拡大させているので、表示装置のより一層の小型化を図ることができる。
【0045】
また、本実施形態では、1つの表示映像の中でも、虚像S2、実像S3、S4、S5、実像S1を遠近に3段階に表示させるので、立体感のある斬新な見栄えの表示装置にすることができる。
【0046】
また、本実施形態では、運転者に報知する情報のうち視認性を良好にさせたい情報としての車両速度を、表示映像の中で最も遠方に視認される虚像S2により表示させているので、視認性の良好な表示装置にできる。
【0047】
また、本実施形態では、1つの表示映像の中に指針55によるアナログ表示と車両速度のデジタル表示とを混在させるので、斬新な見栄えの表示装置にすることができる。
【0048】
また、本実施形態では、プリント回路基板21は、実像用表示器20と虚像用表示器30とに兼用されているので、プリント回路基板の部品点数低減を図ることができる。
【0049】
(第2実施形態)
図3は、本実施形態に係る表示装置を模式的に示す断面図であり、図4は、表示映像を示す正面図である。以下、本実施形態の構成のうち第1実施形態と異なる構成のみを説明する。
【0050】
上記第1実施形態では、反射鏡40にハーフミラーを採用し、指針計50による表示光は反射鏡40を透過して運転者に向けて出射されるようになっているが、本実施形態では、図3に示すように、反射鏡40に全反射ミラーを採用し、指針計50による表示光は、反射鏡40を透過することなく反射鏡40の周囲から運転者に向けて出射されるようになっている。
【0051】
また、上記第1実施形態では、車速を表示する虚像S2と指針計50を表示する実像S3、S4、S5とを左右に並べてレイアウトしているが、本実施形態では、車速を表示する虚像S2の周囲に指針計50を表示する実像S3、S4、S5が配置されるレイアウトとなっている。
【0052】
(他の実施形態)
上記第1および第2実施形態では、プリント回路基板21は、実像用表示器20と虚像用表示器30とに兼用されているが、各表示器20、30のそれぞれに専用のプリント回路基板を設けるようにしてもよい。
【0053】
また、上記第1および第2実施形態では、両表示面23aを平行に配置しているが、本発明では、実像用表示面23aに対して垂直の方向から見て虚像用表示面33aの少なくとも一部が実像用表示面23aに重なるように配置されていれば、両表示面23aを平行に配置しなくても適用可能である。
【0054】
また、上記第1および第2実施形態では、実像用表示器20および虚像用表示器30の他に指針計50を備えているが、本発明は指針計50を備える表示装置に限られるものではなく、指針計50を廃止してもよい。
【0055】
また、上記第1および第2実施形態では、実像用表示器20により走行距離を表示させ、虚像用表示器30により車両速度を表示させているが、本発明はこれらの表示内容に限られるものではなく、例えば、エンジン回転数や警告灯等を表示させてもよい。また、指針計50によりエンジン回転数の代わりに車速を表示させるようにしてもよい。
【0056】
また、上記第1および第2実施形態では、虚像用表示器30によりデジタルで車両速度を表示させているが、本発明の実施にあたり、虚像用表示器30で指針を表示させてアナログ表示としてもよい。
【0057】
また、本発明の実施にあたり、液晶パネル23、33に限ることなく、冷電極放電管(VFD)、エレクトロルミネッセンスパネル(EL)、ブラウン管(CRT)、プラズマディスプレイ等のその他の表示器であってもよい。
【0058】
また、本発明の実施のあたり、フロントパネル60は廃止してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る表示装置を模式的に示す断面図である。
【図2】図1の表示装置による表示映像を示す正面図である。
【図3】本発明の第2実施形態に係る表示装置を模式的に示す断面図である。
【図4】図3の表示装置による表示映像を示す正面図である。
【符号の説明】
20…実像用表示器、23a…実像用表示面、30…虚像用表示器、
33a…虚像用表示面、40…反射鏡。
【発明の属する技術分野】
本発明は表示装置に関するものであり、特に、車両に搭載されて運転者に視認させる表示装置に用いて好適なものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、特開2000−52812号公報にて車両用の表示装置が記載されている。この表示装置は、視認者の反対側に表示面を向けて配置された表示器と、表示器から出射された表示光を視認者に向けて反射する反射鏡と備え、表示器による表示内容を虚像として視認させるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ここで、近年では表示装置の小型化が強く望まれているが、単純に表示器を小型化すると表示面が小さくなるため、表示映像が小さくなってしまう。よって、従来の表示装置は、表示面と平行の方向に小型化することが困難であった。因みに、上記公報の表示装置では、反射鏡に凹面鏡を採用して表示映像を拡大させることにより表示装置の小型化を図っているが、凹面鏡で拡大させると表示映像がひずみ易くなってしまうという欠点がある。
【0004】
本発明は、上記点に鑑み、表示映像を小さくしてしまうことなく、表示器の表示面と平行の方向に表示装置を小型化することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、視認者に実像用表示面(23a)を向けて配置された実像用表示器(20)と、視認者の反対側に虚像用表示面(33a)を向けて配置された虚像用表示器(30)と、虚像用表示面(33a)から出射された表示光を視認者に向けて反射する反射鏡(40)と備え、実像用表示面(23a)に対して垂直の方向から見て虚像用表示面(33a)の少なくとも一部が実像用表示面(23a)に重なるように、両表示器(20、30)を配置し、実像用表示面(23a)から出射された表示光による実像と、虚像用表示面(33a)から出射されて反射鏡(40)にて反射された表示光による虚像とを組み合わせて1つの表示映像として視認させることを特徴としている。
【0006】
これによれば、単純に1つの表示器を小型化するのではなく、実像用表示器(20)と虚像用表示器(30)との2つの表示器に分割し、これらの表示器(20、30)を、実像用表示面(23a)に対して垂直の方向から見て虚像用表示面(33a)の少なくとも一部が実像用表示面(23a)に重なるように配置するので、実像用表示面(23a)と平行の方向に表示装置を小型化できる。しかも、両表示器(20、30)で1つの表示映像として視認させるので、表示映像を小さくしてしまうことなく上記小型化を実現できる。
【0007】
また、虚像は遠くに視認され、実像は近くに視認されることとなるため、立体感のある斬新な見栄えの表示装置にすることができる。
【0008】
また、請求項2に記載の発明では、両表示面(23a、33a)が略平行となるように両表示器(20、30)を配置したことを特徴としているので、実像用表示面(23a)と垂直の方向にも表示装置を最大限小型化できる。
【0009】
また、請求項3に記載の発明では、反射鏡(40)の反射面(40a)を凹面形状にしたことを特徴としているので、虚像用表示器(30)からの表示光を反射面(40a)で拡大させることができ、表示装置のより一層の小型化を図ることができる。
【0010】
また、請求項4に記載の発明では、反射鏡(40)に半透光性の鏡を採用し、反射鏡(40)に対して虚像用表示器(30)の反対側に、目盛り部(56a)を有する目盛板(56)および回動して目盛り部(56a)を指し示す指針(55)を備え、反射鏡(40)を透して視認される目盛り部(56a)および指針(55)を、実像および虚像からなる表示映像に組み入れて視認させることを特徴としている。
【0011】
これにより、実像が視認者の手前側に視認され、指針(55)および目盛り部(56a)が実像よりも奥側に視認され、さらにその奥側に虚像が視認されることとなり、3段階に奥行き感のある表示映像を提供することができ、斬新な見栄えの表示にできる。
【0012】
また、請求項5に記載の発明では、反射鏡(40)に全反射性の鏡を採用し、反射鏡(40)に対して虚像用表示器(30)の反対側に、目盛り部(56a)を有する目盛板(56)および回動して目盛り部(56a)を指し示す指針(55)を備え、目盛り部(56a)および指針が虚像の周りに視認されるようにしたことを特徴としている。
【0013】
これによっても、請求項4に記載の発明と同様の効果を発揮させることができる。
【0014】
また、請求項6に記載の発明では、両表示器(20、30)を視認者の側から覆う透光性のカバー(60)を備えたことを特徴としている。
【0015】
これにより、虚像用表示器30からの表示光を透過させつつ、カバー(60)で表示装置内部を視認者から目隠しすることができる。
【0016】
また、車両に搭載されて表示映像を運転者に視認させる表示装置に、請求項1ないし6のいずれか1つに記載の表示装置を採用して好適である。
【0017】
ここで、車両用表示装置を採用した場合において、運転者の目の焦点距離のうち表示映像を見ているときの焦点距離は、車両前方を見ているときの焦点距離に比べて極めて短いので、車両運転中において運転者が車両前方を視ている状態から、表示映像に視線を移すと、目の焦点を変化させるのに時間がかかり、表示映像の視認性が悪い。従って、焦点距離が遠い表示映像ほど焦点を変化させる時間を短くでき視認性が良い。
【0018】
そして、実像と虚像とを組み合わせてなる本発明の表示映像では、実像に比べて虚像の方が焦点距離が長いため、運転者に報知する情報のうち視認性を良好にさせたい情報を虚像として表示させるようにすることが好ましい。具体的には、請求項7に記載の発明のように、車両速度を虚像により表示させるようにして好適である。また、請求項8に記載の発明のように、車両速度をデジタル表示させて好適である。
【0019】
特に、請求項4または5に記載の発明のように指針(55)を実像および虚像からなる表示映像に組み入れる場合に車両速度をデジタル表示させると、指針(55)によるアナログ表示と車両速度のデジタル表示とが混在することとなり、斬新な見栄えの表示装置にすることができる。
【0020】
また、請求項9に記載の発明では、両表示器(20、30)の間に回路基板(21)を備え、回路基板(21)に、実像用表示器(20)の電子部品(22)と虚像用表示器(30)の電子部品(32)とを実装させたことを特徴としているので、実像用表示器(20)と虚像用表示器(30)とのそれぞれに回路基板を備える場合に比べて、回路基板(21)の部品点数を低減できる。
【0021】
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の各実施形態を図に基づいて説明する。
【0023】
(第1実施形態)
図1および図2は、本発明に係る表示装置を、車両に搭載されて表示映像を運転者に視認させる車両用表示装置に適用した一例であり、この車両用表示装置は、車両の速度、エンジン回転数、走行距離を表示するコンビネーションメータである。このコンビネーションメータは、当該車両の車室内に設けたインストルメントパネルのうち運転席の前方部分に設けられている。なお、図1中の上下前後方向を示す矢印は、車両搭載状態における表示装置の向きを示す。
【0024】
表示装置は、ケース10内に、実像用表示器20、虚像用表示器30、反射鏡40、指針計50、プリント回路基板70等を収容して構成されている。ケース10の背面には、指針計50等をケース10内に挿入するための開口部10cが形成されており、開口部10cはリアカバー11により覆われて閉塞されている。
【0025】
実像用表示器20は、プリント回路基板21と、プリント回路基板21に実装された光源22と、光源22をバックライトとして表示光を出射する液晶パネル23とから構成されている。液晶パネル23の表示面23aは運転者に向けて配置されており、表示面23aからの表示光はケース10の開口部10aから運転者に向けて出射され、実像として運転者に視認される。
【0026】
本実施形態における実像用表示器20での表示内容は車両の走行距離であり、図2の符号S1に示すようにデジタル表示させている。なお、上記特許請求の範囲に記載の実像用表示面は、実像用表示器20の表示面23aに相当するものである。
【0027】
虚像用表示器30は、プリント回路基板21と、プリント回路基板21に実装された光源32と、光源32をバックライトとして表示光を出射する液晶パネル33とから構成されている。すなわち、プリント回路基板21は、実像用表示器20と虚像用表示器30とに兼用されており、各光源22、32の駆動および各液晶パネル23、33の駆動を制御している。
【0028】
実像用表示面23aに対して垂直の方向から見て虚像用表示面33aの少なくとも一部が実像用表示面23aに重なるように、両表示器20、30は配置されている。具体的には、両表示面23a、33aが略平行となるように両表示器20、30は積層配置されている。
【0029】
液晶パネル33の表示面33aは運転者の反対側に向けて配置されている。そして、液晶パネル33に対してプリント回路基板21の反対側(車両前方側)には反射鏡40が配置されており、表示面33aからの表示光は反射鏡40により反射され、ケース10の開口部10bから運転者に向けて出射され、虚像として運転者に視認される。反射鏡40の反射面40aは、凹面形状に形成されており、虚像用表示器30からの表示光を拡大させている。
【0030】
本実施形態における虚像用表示器30での表示内容は車両の走行速度であり、図2の符号S2に示すようにデジタル表示させている。なお、上記特許請求の範囲に記載の虚像用表示面は、虚像用表示器30の表示面33aに相当するものである。
【0031】
反射鏡40に対して虚像用表示器30の反対側(車両前方側)には、指針計50が配置されている。指針計50は、フレキシブルプリント基板51と、フレキシブルプリント基板51に実装された光源52、53と、フレキシブルプリント基板51に実装された回動内機54と、回動内機54の回転軸54aに組み付けられた指針55と、目盛り部56aを有する目盛板56とリフレクタ57とから構成されている。
【0032】
回動内機54を駆動させると指針55は目盛板56の表面に沿って回動し、目盛り部56aを指し示す。
【0033】
目盛板56のうち目盛り部56aおよびインジケータ部56bを除く部分は黒色印刷等により不透光性となっている。なお、本実施形態における目盛り部56aとは、目盛りの他に、数字や文字をも含むものである。
【0034】
そして、光源52を点灯させると、光源52からの光の一部は目盛り部56aを透過する。ここで、本実施形態の反射鏡40には、半透光性の材質で形成された所謂ハーフミラーが採用されている。よって、目盛り部56aを透過した光は反射鏡40を透過し、ケース10の開口部10bから運転者に向けて出射され、図2の符号S3に示すように実像として運転者に視認される。なお、光源52からの光はリフレクタ57の反射面57aにより反射されて、目盛板56の全体に拡散されるようになっている。
【0035】
また、光源52を点灯させると、光源52からの光の一部は、指針55の内部に備えられた導光部材により指針55の先端に向けて導かれ、指針55の長手方向に亘る全体が照明される。指針55からの光は、反射鏡40を透過し、ケース10の開口部10bから運転者に向けて出射され、図2の符号S4に示すように実像として運転者に視認される。
【0036】
光源53を点灯させると、光源53からの光はインジケータ部56bを透過して反射鏡40を透過し、ケース10の開口部10bから運転者に向けて出射され、図2の符号S5に示すように実像として運転者に視認される。本実施形態におけるインジケータ部56bでの表示内容は車両の方向指示であるが、他の例として、各種警告灯等を表示内容とすることが挙げられる。なお、光源53からの光は、リフレクタ57の仕切面57bにより光源52からの光と仕切られており、両光源52、53の光が混合しないようになっている。
【0037】
ケース10の開口部10bには、例えば黒色に着色されたスモーク材料からなるフロントパネル60が設置されており、当該フロントパネル60により、開口部10b内部を運転者から目隠しすることができる。また、虚像用表示器30からの表示光による虚像S2、目盛り部56aからの表示光による実像S3、指針55からの表示光による実像S4およびインジケータ部56bからの表示光による実像S5は、フロントパネル60を透過することにより、これらの虚像S2および実像S3、S4、S5はフロントパネル60浮かび上がるように運転者に視認される。
【0038】
以上のように目隠ししつつ表示光を透過させるように機能させるために、フロントパネル60のスモーク材料には透光率約20〜30%の材料が好ましい。また、上記請求の範囲に記載の「透光性のカバー」は、当該フロントパネル60に相当する。
【0039】
そして、図2に示すように、実像用表示器20からの表示光による実像S1と、上記虚像S2および実像S3、S4、S5は、一体となった1つの表示映像を構成している。本実施形態では、車速を表示する虚像S2と指針計50を表示する実像S3、S4、S5とを左右に並べてレイアウトされており、走行距離を表示する実像S1は虚像S2の下方にレイアウトされている。
【0040】
また、1つの表示映像の中でも、虚像S2は最も遠方に視認され、実像S3、S4、S5は虚像S2よりも近い位置に視認され、実像S1は実像S3、S4、S5よりも近い位置に視認される。すなわち、遠近に3段階に像が表示されることとなり、立体感のある斬新な見栄えの表示装置にすることができる。
【0041】
プリント回路基板70は、表示装置全体の作動を制御するメインの制御回路を構成しており、プリント回路基板70には、フレキシブルプリント基板71によりプリント回路基板21が接続され、また、フレキシブルプリント基板51が接続されている。
【0042】
以上により、本実施形態によれば、実像用表示面23aに対して垂直の方向から見て虚像用表示面33aとの少なくとも一部が実像用表示面23aに重なるように、実像用表示器20および虚像用表示器30は配置されているので、実像用表示面23aと平行の方向に表示装置を小型化できる。また、両表示面23a、33aが略平行となるように両表示器20、30は積層配置されているので、実像用表示面23aと垂直の方向にも表示装置を小型化できる。
【0043】
しかも、両表示器20、30で1つの表示映像として視認させるので、表示映像を小さくしてしまうことなく上記小型化を実現できる。
【0044】
また、本実施形態では、反射鏡40の反射面40aを凹面形状に形成して、虚像用表示器30からの表示光を拡大させているので、表示装置のより一層の小型化を図ることができる。
【0045】
また、本実施形態では、1つの表示映像の中でも、虚像S2、実像S3、S4、S5、実像S1を遠近に3段階に表示させるので、立体感のある斬新な見栄えの表示装置にすることができる。
【0046】
また、本実施形態では、運転者に報知する情報のうち視認性を良好にさせたい情報としての車両速度を、表示映像の中で最も遠方に視認される虚像S2により表示させているので、視認性の良好な表示装置にできる。
【0047】
また、本実施形態では、1つの表示映像の中に指針55によるアナログ表示と車両速度のデジタル表示とを混在させるので、斬新な見栄えの表示装置にすることができる。
【0048】
また、本実施形態では、プリント回路基板21は、実像用表示器20と虚像用表示器30とに兼用されているので、プリント回路基板の部品点数低減を図ることができる。
【0049】
(第2実施形態)
図3は、本実施形態に係る表示装置を模式的に示す断面図であり、図4は、表示映像を示す正面図である。以下、本実施形態の構成のうち第1実施形態と異なる構成のみを説明する。
【0050】
上記第1実施形態では、反射鏡40にハーフミラーを採用し、指針計50による表示光は反射鏡40を透過して運転者に向けて出射されるようになっているが、本実施形態では、図3に示すように、反射鏡40に全反射ミラーを採用し、指針計50による表示光は、反射鏡40を透過することなく反射鏡40の周囲から運転者に向けて出射されるようになっている。
【0051】
また、上記第1実施形態では、車速を表示する虚像S2と指針計50を表示する実像S3、S4、S5とを左右に並べてレイアウトしているが、本実施形態では、車速を表示する虚像S2の周囲に指針計50を表示する実像S3、S4、S5が配置されるレイアウトとなっている。
【0052】
(他の実施形態)
上記第1および第2実施形態では、プリント回路基板21は、実像用表示器20と虚像用表示器30とに兼用されているが、各表示器20、30のそれぞれに専用のプリント回路基板を設けるようにしてもよい。
【0053】
また、上記第1および第2実施形態では、両表示面23aを平行に配置しているが、本発明では、実像用表示面23aに対して垂直の方向から見て虚像用表示面33aの少なくとも一部が実像用表示面23aに重なるように配置されていれば、両表示面23aを平行に配置しなくても適用可能である。
【0054】
また、上記第1および第2実施形態では、実像用表示器20および虚像用表示器30の他に指針計50を備えているが、本発明は指針計50を備える表示装置に限られるものではなく、指針計50を廃止してもよい。
【0055】
また、上記第1および第2実施形態では、実像用表示器20により走行距離を表示させ、虚像用表示器30により車両速度を表示させているが、本発明はこれらの表示内容に限られるものではなく、例えば、エンジン回転数や警告灯等を表示させてもよい。また、指針計50によりエンジン回転数の代わりに車速を表示させるようにしてもよい。
【0056】
また、上記第1および第2実施形態では、虚像用表示器30によりデジタルで車両速度を表示させているが、本発明の実施にあたり、虚像用表示器30で指針を表示させてアナログ表示としてもよい。
【0057】
また、本発明の実施にあたり、液晶パネル23、33に限ることなく、冷電極放電管(VFD)、エレクトロルミネッセンスパネル(EL)、ブラウン管(CRT)、プラズマディスプレイ等のその他の表示器であってもよい。
【0058】
また、本発明の実施のあたり、フロントパネル60は廃止してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る表示装置を模式的に示す断面図である。
【図2】図1の表示装置による表示映像を示す正面図である。
【図3】本発明の第2実施形態に係る表示装置を模式的に示す断面図である。
【図4】図3の表示装置による表示映像を示す正面図である。
【符号の説明】
20…実像用表示器、23a…実像用表示面、30…虚像用表示器、
33a…虚像用表示面、40…反射鏡。
Claims (9)
- 視認者に実像用表示面(23a)を向けて配置された実像用表示器(20)と、
前記視認者の反対側に虚像用表示面(33a)を向けて配置された虚像用表示器(30)と、
前記虚像用表示面(33a)から出射された表示光を前記視認者に向けて反射する反射鏡(40)と備え、
前記実像用表示面(23a)に対して垂直の方向から見て前記虚像用表示面(33a)の少なくとも一部が前記実像用表示面(23a)に重なるように、前記両表示器(20、30)を配置し、
前記実像用表示面(23a)から出射された表示光による実像と、虚像用表示面(33a)から出射されて前記反射鏡(40)にて反射された表示光による虚像とを組み合わせて1つの表示映像として視認させることを特徴とする表示装置。 - 前記両表示面(23a、33a)が略平行となるように前記両表示器(20、30)を配置したことを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
- 前記反射鏡(40)の反射面(40a)を凹面形状にしたことを特徴とする請求項1または2に記載の表示装置。
- 前記反射鏡(40)に半透光性の鏡を採用し、
前記反射鏡(40)に対して前記虚像用表示器(30)の反対側に、目盛り部(56a)を有する目盛板(56)および回動して前記目盛り部(56a)を指し示す指針(55)を備え、
前記反射鏡(40)を透して視認される前記目盛り部(56a)および前記指針(55)を、前記実像および前記虚像からなる前記表示映像に組み入れて視認させることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の表示装置。 - 前記反射鏡(40)に全反射性の鏡を採用し、
前記反射鏡(40)に対して前記虚像用表示器(30)の反対側に、目盛り部(56a)を有する目盛板(56)および回動して前記目盛り部(56a)を指し示す指針(55)を備え、
前記目盛り部(56a)および前記指針が前記虚像の周りに視認されるようにしたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の表示装置。 - 前記両表示器(20、30)を前記視認者の側から覆う透光性のカバー(60)を備えたことを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1つに記載の表示装置。
- 車両に搭載されて前記表示映像を運転者に視認させる表示装置であって、
車両速度を前記虚像により表示させることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1つに記載の表示装置。 - 前記車両速度はデジタル表示されていることを特徴とする請求項7に記載の表示装置。
- 前記両表示器(20、30)の間に回路基板(21)を備え、
前記回路基板(21)に、前記実像用表示器(20)の電子部品(22)と前記虚像用表示器(30)の電子部品(32)とを実装させたことを特徴とする請求項1ないし8のいずれか1つに記載の表示装置。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2012083357A (ja) * | 2011-12-07 | 2012-04-26 | Nippon Seiki Co Ltd | 表示装置 |
JP2012162117A (ja) * | 2011-02-03 | 2012-08-30 | Denso Corp | 表示制御システム、表示制御装置及びプログラム |
JP2019190925A (ja) * | 2018-04-23 | 2019-10-31 | 矢崎総業株式会社 | 車両用表示システム |
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2002
- 2002-08-29 JP JP2002251058A patent/JP2004093637A/ja active Pending
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