JP4714200B2 - マルチビーム光ディスクドライブにおけるフォーカスエラー信号を生成するための方法および装置 - Google Patents
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Description
本発明は、光ディスクの読み出しおよび書き込みを行う光ディスクドライブに
おいて使用されるフォーカスシステムに関する。より詳細には、本発明は、光デ
ィスクの複数のトラックを同時に読み出すかまたは書き込むためのマルチビーム
光学システムとともに使用されるためのフォーカス検出器を提供する。
光ディスクは、記憶密度が高く、データ保持寿命が長く、そしてコストが比較
的低いので、情報を配布するための媒体フォーマットの主流となってきた。大規
模フォーマットディスク、およびより最近のDVDディスクは、完全長の映画を
記憶するために開発されてきた。コンパクトディスク(CD)フォーマットは、
音楽の記録物を配布するために開発および市場化され、そしてビニールのレコー
ドにとって代わった。CD−ROMおよびDVD−ROMなどの大容量読み出し
専用データ記憶媒体は、パーソナルコンピュータ分野において普及してきた。D
VDフォーマットは、映像情報のための配布媒体の選択肢としてビデオテープに
まもなくとって代わるであろう。
用可能になってきており、光ディスクをパーソナルコンピュータのためのバック
アップおよびアーカイブ記憶デバイスとして人気のあるものとしている。書き込
み可能光ディスクの記憶容量は大きいので、マルチメディアオーサリングおよび
大量の記憶装置にアクセスする必要のある他のアプリケーションにおける使用に
も理想的である。現在の書き込み可能光ディスク技術は、CD−R(CD−Re
cordable)およびDVD−R(DVD−Recordable)などの
複数の追記型技術と;光磁気技術を使用するMD(Mini−Disk)など、
ディスク上で書き込み、消去、および書き換えを可能にするいくつかの技術;さ
らに、位相変化およびダイポリマー技術を使用する他の技術を含む。書き込み可
能光ディスク技術の最近の発展によって、書き換え可能光学媒体はより実用的に
なってきた。そして、DVD−RAMのための仕様は、大容量書き換え光学媒体
の使用を必要とする。
面において、連続するビットストリームの形態のデータが一続きのピットとして
符号化される。ピットは、スパイラルまたは円トラックに沿って配置される。デ
ータは、低パワーレーザビームをディスク上のトラック上にフォーカシングし、
そしてディスクの表面から反射された光を検出することによって光ディスクから
読み出される。光ディスクを回転することによって、ディスクの表面から反射さ
れた光は、回転するピットのパターンがレーザ照射の視野へ入ったりおよび出た
りすることによって変調される。光学的およびイメージングシステムは、変調さ
れ、反射されたレーザ光を検出し、そして電気信号を生成する。その電気信号は
、復号化されて、光ディスク上に記憶されたデジタルデータを復元する。
れるよりも高パワーのレーザを使用して行われる。通常、光ディスク書き込み器
とともに使用される媒体は、高パワーレーザからのビームの存在に応じてその光
学特性を変化させる材料からなる記録層を含む。高パワーレーザを使用して、記
録層中に「ピット」を生成する。ピットは、ディスクの周辺領域と異なる反射率
を有し、そしてより低パワーの読み出しビームを使用して読み出され得る。デー
タの消去および再記録を行う能力を有するシステムにおいて、読み出しのための
低パワーと書き込みのための高パワーとの間のパワー出力を有するレーザを使用
して、データを消去し得る。あるいは、いくつかのシステムは、異なる波長の光
を出力するレーザを使用して光学媒体からデータを消去する。光ディスクの書き
込みおよび消去を行うために使用される方法は、使用される記録可能媒体のタイ
プに依存する。
システムは、データの読み出しまたは書き込みのためにいずれかのディスクトラ
ックに位置決めされ得るピックアップアセンブリを含む。サーボ機構は、ディス
クの歪みまたは離心にかかわらず、光学システムをフォーカシングし、そして、
ピックアップアセンブリをトラック上の位置に維持するために提供される。
度が高くなければいけない。システムがディスクの表面上へ光を適切にフォーカ
シングできなければ、ピットから反射された光とピット周辺の領域から反射され
た光との位相干渉が失われ得、データを読み出し不可能となる。書き込みに対し
て、不適切なフォーカスは、書き込みビームのエネルギーを過度に大きい領域上
に広がらせ、光ディスクの効率的な書き込みが可能でなくなり得る。
良の光ディスク読み取り器でさえ、ディスクの垂直オフセットにおけるばらつき
なしには200RPM以上の必要速度でディスクを回転させることは可能でない
。例えば、コンパクトディスク(CD)の読み取りのための仕様では、ディスク
の垂直オフセットにおける±600ミクロンのばらつきを余裕にみているが、ビ
ームのフォーカシングは±2ミクロン以内にとどめなければならない。したがっ
て、ディスクの垂直オフセットが変動しながらもディスクの表面にフォーカスが
合った状態を維持し得るフォーカスシステムを有する必要がある。
ディスクから反射された照射ビームによって形成される光スポットの所定のパラ
メータを測定する。光ディスク読み取り器におけるフォーカスエラーを検出する
1つの従来から公知の方法は、非点収差方法である。この方法において、シリン
ドリカルレンズをシステム中の光路中に配置して、反射ビーム中へ非点収差を導
入する。次に、ビームは、4つの等面積光検出器セグメントからなるクアドラン
ト検出器(quadrant detector)上にフォーカシングされる。
光が検出器の4つのセグメントすべてに均等に当たる。ビームのフォーカスがは
ずれると、シリンドリカルレンズによって導入された非点収差によって、クアド
ラント検出器上へ投影されたイメージが楕円となる場合、システムがフォーカス
からはずれる方向および程度に依存するが、検出器のセグメントのうちの2つが
他の2つより光を多く受け取る。クアドラント検出器のセグメントから信号は、
算術的に組み合わせられ、フォーカスエラー補正信号を生成する。次に、その信
号を使用して、光ディスクの表面へ近づくかまたは遠ざかるように対物レンズを
移動させるサーボを駆動してディスクをフォーカスが合った状態に維持する。非
点収差方法、および光ディスク読み取り器におけるフォーカスエラーを検出およ
び補正する他の方法についてのさらなる情報は、H.NakajimaおよびH
.Ogawa、(Compact Disc Technology)(C.A
schmannによる翻訳)、オーム社刊、日本(1992年)の140〜14
2頁、およびK.Pohlmann、(The Compact Disc H
andbook)、(第2版、1992年)、A−R Editions、In
c.刊、Madison、Wisconsinの111〜117頁において見ら
れ得る。フォーカスエラー信号を検出するための非点収差方法を使用する光走査
デバイスの例が、欧州特許第0 441 435号において見られ得る。
(すなわち一度に1ビット)読み出されるので、光ディスク読み取り器のための
最大データ転送速度は、ピットがピックアップアセンブリを通過する速度によっ
て決定される。ビットの線密度およびトラックピッチは、特定の光ディスクフォ
ーマットの仕様によって固定される。例えば、CDディスクは、1.6μmのト
ラックピッチを使用し、他方DVDの使用するトラックピッチは、そのほんの約
2分の1の幅である。
ら公知の方法は、ディスク自体の回転速度を増加することによってピットがピッ
クアップを通過する速度を増加させることに集中してきた。現在、16×標準速
度までの回転速度を有する線速度一定(CLV)ドライブが市販されており、そ
してさらに速い読み出し速度が角速度一定設計を使用して達成されてきた。しか
し、ディスク回転速度がより高速になると、光ディスクプレーヤ内に光学的およ
び機械的サブシステムがますます必要とされ、より大きな振動が起こり、そして
そのようなプレーヤの設計および製造がより困難および高価となる。回転速度が
より高くなるとまた、ディスクへの正確なデータの書き込みがより困難となり、
4×標準速度より速い速度での記録を行う入手可能なCD−Rシステムはほとん
どない。
れるように、ディスク回転速度を増加するコスト的に有効な代替案は、複数のデ
ータトラックを同時に読み出すことである。そこに提供される方法および装置に
よると、例えば、10個の隣接するデータトラックが同時に読み出され得る。し
たがって、ディスクがほんの4×標準速度で回転される場合でも、10個のトラ
ックを同時に読み出す能力は、40×のドライブに匹敵する。
スクの1回転分追従する、通常の光コンパクトディスクのスパイラルデータトラ
ックの一部である。したがって、同時に複数のデータトラックを読み出し得るド
ライブは、スパイラルデータトラックから一度に複数のそのような部分を読み出
す。同心円トラックを有する光ディスクについて、データトラックは、1つのそ
のような円状トラックを示す。複数の同心円スパイラルトラックを有するディス
クについて、データトラックは、同心スパイラルトラックのうちの1つを示す。
実施し得る1つの方法は、複数のビームの使用することにより、各ビームがディ
スク上の1つのデータトラックを照射するように構成される。Yasukawa
らの特許文献2は、複数のレーザダイオードエミッタを
使用して複数のビームを提供するシステムを示す。また、他の方法を使用して複
数のビームを提供し得るが、これらの方法のうちのいくつかは、複数のトラック
への同時書き込みに使用するには適切でないこともあり得る。Corsover
への米国特許第4,459,690号は、例えば、1つのレーザ供給源によって
生成された照射ビームがトラック方向に垂直な方向にそのビームをディザする音
響光学デバイスを使用して複数のビームに分割されるマルチビームシステムを記
載する。
によって1つのビームを複数のビームに分割するように提供され得る。この技術
は、(The Compact Disc Handbook)、Pohlma
nn、K.(第2版、A−R Editions、1992年)の108〜11
5頁に示されるように、3ビームトラッキングシステムにおけるビームを生成す
るために使用される。同一人に譲渡された米国特許第5,917,797号にお
いて、回折素子は、照射ビームを複数の読み出しビームへ分割するために使用さ
れる。注意深い設計によって、光ディスクのデータトラックと適切に位置合わせ
された複数の読み出しビームを生成し得る回折素子を生成し得る。
生じ得る。例えば、非点収差方法を標準のシリンドリカルレンズを用いて使用す
るならば、フォーカス検出器上へ投影されたスポットのイメージが比較的大きな
直径を有し得る。これは単一ビームシステムに対しては問題とならないが、マル
チビームシステムにおいては、ビーム間の間隔は、フォーカス検出器の大きさを
厳しく制約する。検出器が過度に大きいと、複数のスポットが検出器に当たり得
る。そのようなシステムにおけるスポットの大きな直径はまた、マルチビームシ
ステムにおける隣接ビーム間のクロストークを起こし得る。
、ビームのフォーカスが合った場合に投影される円形スポットよりもずっと大き
くあり得る。したがって、例えば、複数のビームが使用される場合、複数ビーム
の楕円投影がフォーカスエラー検出器を超えて拡大するか、複数のスポットがフ
ォーカス検出器に当たるか、またはスポットがお互いに重なり得る。これにより
、フォーカスエラーの大きさを正確に測定するフォーカスエラー信号を得ること
が困難となる。
たフォーカスエラー検出システムを提供することが望ましい。
対処するフォーカス検出システムを提供することが望ましい。
上記によると、本発明の目的は、マルチビーム光ピックアップにおいて使用さ
れるために設計されたフォーカスエラー検出システムを提供することである。
ット間の重なりに対処するフォーカス検出システムを提供することである。
ためのスポットの異なるセットを生成する、ホログラム素子または回折格子のい
ずれかである光学素子を含む光学システムを使用して達成される。これらのスポ
ットは、マルチビーム光ピックアップによって投影されたスポット間の重なりに
対処するように構成されたマルチ素子のフォーカス検出器上へ方向づけられる。
ント検出器を使用してフォーカスエラーを検出する。フォーカス検出器の設計は
、非点収差のための軸の回転および光学素子によって検出器上へ投影されるスポ
ットの間隔と関連して、検出器の大きさを超えるスポットサイズおよびスポット
間の重なりを補償するフォーカスエラー信号の生成を可能にする。
ォーカシングスポットを生成し、そしてフォーカス検出器は、2つの部分を有し
、各部分は2つの光検出器セグメントを有する。非点収差の反対軸ならびに検出
器部分の形状および位置は、スポット間の重なりが無視されることを可能にする
。
含み、そのうちの少なくとも1つは複数セグメントを有する。その2つ以上の部
分は、マルチビームシステムの複数のビームから光を受け取るように配置される
ので、ビームによって投影されるスポット間の重なりから生じるエラーを低減す
る。検出器部分の形状および位置、ならびにその部分からの信号に基づいてフォ
ーカスエラーを計算するために使用される式によって、重なりが無視されること
を可能とする。
を含む。伸長光検出器セグメントに向けて、複数のビームによって生成されたス
ポットが方向づけられる。伸長光検出器セグメントは、平均を計算することによ
って、そのビームのうちの1つより多くのフォーカスエラーを検出する。
本発明のさらなる特徴、その性質および種々の利点は、添付の図面および好適
な実施形態の以下の詳細な説明からより明らかとなり得る。
点収差フォーカス検出器を使用する従来から公知の単一ビーム光ピックアップを
、本発明の背景として記載する。次に、本発明のフォーカス検出方法および装置
とともに使用するのに適切なマルチビーム光ピックアップを記載する。いくつか
の他の本発明の代替的かつ例示的な実施形態を開示する。
ント検出器とともに使用される例示的な従来からの公知の単一ビーム光ピックア
ップ15を記載する。光ピックアップ15は、レーザダイオード16、コリメー
タ17、偏光ビームスプリッタ18、1/4波長板19、対物レンズ20、検出
器レンズ21、シリンドリカルレンズ22,検出器24、およびサーボシステム
26を含む。
ントな光ビームを生成する。コリメートされた光ビームは、偏光ビームスプリッ
タ18、および1/4波長だけ光の偏光を回転させる1/4波長板19を通過す
る。次に、光ビームは、対物レンズ20によって光ディスク100のデータ保有
表面へ投射される。
されたデータによって変調される。変調され、反射されたビームは再び、対物レ
ンズ20および1/4波長板19を通過する。1/4波長板19は、さらに1/
4波長だけ、反射された光ビームの偏光を回転するので、そのビームが偏光ビー
ムスプリッタ18によって反射されるのを可能にする。次に、反射されたビーム
は、検出レンズ21、および最良の円形面に位置する、非点収差を導入しそして
ビームをクアドラント検出器24にフォーカシングするシリンドリカル22を通
過する。
ーカスエラー、およびトラッキングエラーを示す信号を生成する。サーボシステ
ム26は、フォーカスエラー信号に応じて光ディスク100へ近づくようにまた
は遠ざかるように対物レンズ20を移動させ、システムをフォーカスの合った状
態に維持する。第2サーボシステム(図示せず)は、トラッキングエラー信号に
応じて光ピックアップ10の位置を調節し、システムを光ディスク100のデー
タトラックと位置合わせされるように維持する。
入するシステムにおいて、最良の円形面と最良のイメージ面は同じでないことに
留意されたい。最良の円形面に投影されたスポットのイメージは、最良のイメー
ジ面に投影されたイメージよりもずっと大きい。非点収差法を使用してフォーカ
スエラーを正確に決定するために、検出器24は、最良の円形面に位置されなけ
ればならない。
の生成を記載する。クアドラント検出器24は、光検出セグメント24a〜dを
含み、そのそれぞれは、セグメントを照射する光の量に応じて信号を生成する。
上記のように、強度が光ディスク100上のデータにしたがって変調されるスポ
ットSが、光ピックアップ10の光学素子によって検出器24上へ投影される。
が読み出され得るようにデータ信号を生成し得る。同様に、トラッキングエラー
信号は、検出器24のセグメントの隣接する対からの信号の合計の差をとること
によって計算され得る。トラッキングエラー信号は、サーボシステムを駆動する
ように使用され、光ピックアップ10の位置を調節してトラッキングエラーを補
正する。フォーカスエラー信号はまた、検出器24のセグメントの反対の対から
の信号の合計の差をとることによって計算され得。
ここで、A、B、C、およびDは、それぞれセグメント24a、24b、24
c、および24dによって生成された信号である。フォーカスエラー信号を使用
して、サーボシステム26を駆動する。サーボシステム26は、対物レンズ22
の位置を調節してフォーカスエラーを補正する。
うに、スポットSは円形であり、そのため検出器24のすべての4つのセグメン
トが等しく照射される。式(1)を適用すると、ゼロのフォーカスエラー値を生
じる。
よって導入される非点収差によりスポットSが楕円になる。非点収差の軸は、シ
ステムがフォーカスの合っていない方向に依存する。システムが過度に近位にフ
ォーカスされる状態(つまり、焦点が光ディスクの表面の前にある)場合、図2
Bにおいて示されるように、スポットSは、セグメント24bおよび24dより
も大きい程度にセグメント24aおよび24cを照射し得、正のフォーカスエラ
ー信号を生成する。システムが過度に遠位にフォーカスされる状態である(すな
わち、焦点が光ディスクの表面の後にある)場合、図2Cにおいて示されるよう
に、スポットSは、セグメント24aおよび24cよりも大きい程度にセグメン
ト24bおよび24dを照射し得、負のフォーカスエラー信号を生じる。
ピックアップを説明する。マルチビーム光ピックアップ30は、レーザダイオー
ド32、回折素子34、コリメータ36、偏光ビームスプリッタ38、1/4波
長板40、対物レンズ42、検出器レンズ44、光学素子46、検出器アレイ4
7、フォーカス検出器48、およびサーボシステム27を含む。
ームは、回折素子34を通過して、そして光ディスク100の複数のトラックを
同時に読み出すために使用される複数の読み出しビームに分割される。複数の読
み出しビームは、コリメータ36、偏光ビームスプリッタ38、および1/4波
長板40を通過する。対物レンズ42は、複数の読み出しビームを光ディスク1
00の複数のトラック上にフォーカシングする。
射ビームは再度、対物レンズ42および1/4波長板40を通過し、そして偏光
ビームスプリッタ38によって検出器レンズ44および光学素子46の方へ反射
される。ホログラム素子または回折格子のいずれかであり得る光学素子46は、
ビームを、検出器アレイ47のデータおよびトラッキング検出部分へ方向づけら
れた複数の0次ビーム、およびフォーカス検出器48に方向づけられた複数の1
次ビームに分割する。さらに、光学素子46は、1次ビームに非点収差を導入し
て、本発明の原理にしたがって変更された非点収差フォーカシング方法の使用を
可能にする。
プの回折格子である。あるいは、光学素子46は、ホログラム光学素子(HOE
)であり得るが、HOEの使用は、コストがより高いため現在のところはあまり
好ましくない。DOEおよびHOEは、ビームが互いに対して適切な角度を形成
するように2つの干渉するコヒーレントレーザビームを使用することによって形
成され得る。レーザビームによって生成された干渉パターンは、適切なフォトレ
ジストを用いてコーティングされたガラスなどの基板上へ投影される。フォトレ
ジストが処理されそして除去されると、干渉パターンが一続きの平行な溝として
基板上に刻印される。回折およびホログラム格子を形成する方法は、同一人に譲
渡された米国特許第4,560,249号、Lee、「High Effici
ency Multiple Beam Gratings」、(Applie
d Optics)、Vol.18、2152〜58頁、1979年7月、およ
びLee、「Binary Synthetic Holograms」、(A
pplied Optics)、Vol.13、1677〜82頁、1974年
7月にさらに詳細に議論される。米国特許4,560,249は、本明細書中に
て参考として援用される。
7から間隔をあけられたフォーカス検出器を使用することが可能となることは利
点を有する。詳細には、フォーカス検出器は、データ検出器またはトラッキング
検出器の機能を働かさないで、フォーカスエラー信号を生成するためだけに使用
されるように構成され得る。したがって、以下に記載されるように、フォーカス
検出器48は特に、マルチビーム光ピックアップにおいてフォーカスエラーを検
出するようにされる。
一致することが可能となる。したがって、フォーカスおよびデータ検出器の両方
が、同じ面において配置され得る。また、1次ビームが光軸から大きな角度では
ずれる場合、光学素子46は、任意の軸外し光学収差も補償するように設計され
得る。
する従来から公知のクアドラントフォーカス検出器を使用することに関する欠点
を記載する。複数のスポットS1−S5が(5ビームシステムを仮定する)フォー
カス検出器49上へ投射される場合、中央のスポットの部分がフォーカス検出器
49の境界の外へ当たり得、そして複数のスポットがシステムがフォーカスの合
っていない状態であるフォーカス検出器のいくつかのセグメントを照射し得る。
スポットS3のいくつかの領域がフォーカス検出器49の外へ当たり、他方スポ
ットS2およびS4の部分がフォーカス検出器49に当たるので、正確なフォーカ
スエラー値は、容易に得られない。
検出器アレイ47およびフォーカス検出器50を記載する。検出器アレイ47は
、データ検出器52a〜52eを含み、ここでデータ検出器52cは、クアドラ
ント検出器であり、その出力はまた、トラッキングエラー信号を生成するために
使用される。フォーカス検出器50は、光検出器セグメント50a〜50dを含
み、ここでセグメント50aおよび50cはセグメント50bおよび50dより
も大きい。検出器50の幅(すなわち、セグメント50bおよび50dの組み合
わさった幅)は、システムがフォーカスの合った状態である場合にフォーカス検
出器50上へ投影されたスポットの幅と等しくなるように選択される。
検出器50上へ投影されたスポットS13は円形であるので、セグメント50a〜
50dのすべては、等しい量の照射を受け取り、そして等しい信号を生成する。
上記の式(1)を使用してフォーカスエラーを生成すると、ゼロのフォーカスエ
ラー信号を生じる。
入された非点収差は、1次スポットS11〜S15(5ビームシステムを仮定)を楕
円にする。光学素子46によって導入された非点収差の軸は回転されるので、シ
ステムが過度に近位にフォーカシングされる場合はスポット間の重なりがない。
その代わりに、図5Bにおいて示されるように、フォーカス検出器50上へ投影
されたスポットS13は、セグメント50bおよび50dよりも多くセグメント5
0aおよび50cを照射し、正値のフォーカスエラーを生じる。
されるように、1次スポットS11〜S15は、楕円になり、そして図5Bのスポッ
トの非点収差軸と直交する軸を有するので、楕円スポットS11〜S15の端が重な
る。スポットS11〜S15の間隔および方向、ならびに検出器50の大きさによっ
て、検出器50の外へ当たる中心スポットのいずれの部分も隣接のスポットから
のミラーイメージの重なりによって補償される。したがって、フォーカス検出器
50を使用して、隣接スポット間の重なりに基づいてフォーカスエラーを正確に
生成してフォーカス検出器の境界を超えて拡大するスポットS15の効果を相殺す
るようにし得る。
の両方のために使用される)マルチビーム光ピックアップのいくつかの実施形態
において、中心ビームは、周辺ビームよりも大きなパワーを有し得ることに留意
されたい。ビームパワーのこの等しくない分布は、隣接スポットS12およびS14
からの重なりが、中心スポットS13が検出器50の外へ拡大する場合に喪失する
エネルギーを補償する度合いに影響し得るので、非中心ビームからの光によって
照射されるように検出器50を位置づけるのが望ましくあり得る。あるいは、ビ
ームが等しくないパワーを有するシステムにおいて、以下に記載される実施形態
のうちの1つが使用され得る。
いて示されたフォーカスシステムは、スポットS12およびS14によってそれぞれ
照射され得るように位置づけされた2つのフォーカス検出器54および56を有
する。フォーカスエラー信号は、式(2)において示されるように、検出器54
および検出器56によって決定されたフォーカスエラーの平均をとることによっ
て計算される。
−(56b+56d))/2 (2)
中心ビーム以外のビームについてフォーカスエラーの計算をベースにすること
によって、(中心ビームから最も遠いビームを含む)すべてのビームについての
平均フォーカスエラーを低減し得ることは利点を有する。これは、中心ビームと
比較して外側ビームのフォーカスにおける若干のばらつきを補償するのに役立つ
。
記載する。フォーカス検出器60は、最外部の1次スポットS11およびS15(そ
れぞれ他のスポット1つだけによって重なられる)を使用してフォーカスエラー
を決定し、そして光検出器セグメント60a1、60a2、60b、60c1、
60c2、および60dを含む。各セグメントは、そのセグメント上に当たる光
の量に応じる信号を生成する。
トS11およびS15は、円形であり、そのためセグメントの各々が等しい量の照射
を受け取る。セグメント60a1、60a2、60c1および60c2の合計は
、セグメント60bおよび60dの合計を超え得るので、上記式(1)と異なる
式を使用してフォーカスエラーを計算する必要がある。その代わりに、フォーカ
スエラー信号は、以下のようにフォーカス検出器60によって出力される信号を
使用して計算され得る。
0d) (3)
すべてのセグメントが等しく照射されるならば、フォーカスエラーはゼロである
。
ように、スポットS11およびS15は楕円になり、そしてセグメント60bおよび
60dよりも多くセグメント60a1、60a2、60c1、および60c2を
照射する。上記式(3)を適用すると、フォーカスエラーに対して正の値を生じ
る。逆に、システムが過度に遠位にフォーカシングされる場合、図7Cにおいて
示されるように、スポットS11およびS15はセグメント60a1、60a2、6
0c1、および60c2よりも多くセグメント60bおよび60dを照射し、し
たがって負のフォーカスエラー値を生じる。
れのスポットは隣接のスポット1つだけによって重なることは利点を有する。重
なりの領域において検出器がないので、重なりは、フォーカスエラー計算に影響
を及ぼさない。あるいは、図7A〜7Cのものと同様だがセグメント60a2お
よび60c2を有さないフォーカス検出器を使用して、同様の結果が得られ得る
。この場合、フォーカスエラーを計算するための式(1)が使用され得る。
。図8のフォーカス検出器において、最も外側のビームの部分がセグメント62
bおよび62d上へ投影され、他方中心ビームがセグメント62aおよび62c
上へ投影される。フォーカスエラーは、上記の式(1)において示されるように
、クアドラント検出器からのフォーカスエラーを計算するための「標準」式を使
用するこの実施形態を使用して計算され得る。
ステムにおいて使用されるのみであり得ることに留意されたい。いくつかの光デ
ィスク読み出し/書き込みシステムにおいて、ビーム数を変更することが望まし
くあり得る。例えば、データをディスクから読み出す場合に5ビームが使用され
得、他方書き込みのために1つだけのビーム使用される。ビームが1つだけ使用
されるモードの間、最も外側のビームが存在せず、そして図7A〜7Cおよび図
8のフォーカス検出器がフォーカスエラーを計算できないことがあり得る。シス
テムによってフォーカス検出器上へ投射されるビーム数が変動するならば、図9
A〜9Cにおいて図示されるようなフォーカス検出器を使用することが望ましい
。
形態を記載する。フォーカス検出器70は、2つの部分70’および70’’を
含む。検出器70’は光検出器セグメント70aおよび70cを含み、他方検出
器70’’は光検出器セグメント70bおよび70dを含む。フォーカス検出器
70の部分70’および70’’は、0次スポットS01〜S05の両側上に位置さ
れ、そして0次スポットの軸に平行な方向を向く。
出器アレイ47上へ、1組の1次スポットS11〜S15をフォーカス検出器70の
部分70’(光検出器セグメント70aおよび70c)上へ、および1組の−1
次スポットS-11〜S-15をフォーカス検出器70の部分70’’(光検出器セグ
メント70bおよび70d)上へ投影する。光学素子46は、非点収差を、第1
の軸に沿って1次スポット中へ、および第2の軸に沿って第1の軸に直交するよ
うに−1次スポット中へ導入するように構成される。
ように、スポットS13およびS-13は、円形であり、そのため光検出器セグメン
トの各々が等しい量の照射を受け取る。フォーカスエラーは、式(4)にしたが
ってフォーカス検出器70を使用して計算され得る。
これにより、光検出器セグメントが等しい照射を受け取る場合、ゼロのフォーカ
スエラー値を生じる。
ずれた状態の場合、図9Bにおいて示されるように、1次スポットS13は、反対
の非点収差軸を有する−1次スポットS-13がフォーカス検出器部分70’’を
照射するより多くフォーカス検出器部分70’を照射し、フォーカスエラーに対
して正の値を生じる。逆に、システムが過度に遠位にフォーカシングされる場合
、図9Cにおいて示されるように、1次および−1次スポットの反対の非点収差
軸によって、フォーカス検出器部分70’’がフォーカス検出器部分70’より
も多くの量の照射を受け取り、負のフォーカスエラー値を生じる。フォーカス検
出器70の部分70’および70’’の各々は、スポットの中心に中心のある「
砂時計」形状を有するので、光検出器セグメント上に当たるスポットの重なりが
ない。したがって、フォーカス検出器70は、スポット間の重なりを無視しつつ
正確なフォーカスエラーを生成する。
ように位置づけされる必要はないが、非中心スポットのうちの1つの1次および
−1次によって照射されるように位置づけされ得ることは利点を有する。これは
特に好ましくあり得る。なぜなら、フォーカスは中心スポットに対してよりも非
中心スポットに対しての方が悪いことが多いからである。
記載する。ここで、フォーカス検出器は、伸長セグメント75a、75b、75
cおよび75dを含む。複数のビームのすべてによって生成されるスポットは、
フォーカスが合った場合に、その4つの伸長セグメント上に当たる。
6が1組の0次スポットS01〜S05を検出器アレイ47上へ、1組の1次スポッ
トS11〜S15をセグメント75aおよび75c上へ、および1組の−1次スポッ
トS-11〜S-15をセグメント75bおよび75d上へ投影することを必要とする
。光学素子46は、非点収差を、第1の軸に沿って1次スポット中へ、および第
2の軸に沿って第1の軸に直交するように−1次スポット中へ導入するように構
成される。
るように、スポットは円形であり、そして光検出器のセグメントの各々がスポッ
トの全てから等しい量の照射を受け取る。フォーカスエラーは、式(5)にした
がって計算され得る。
この式により、光検出器セグメントがスポットのすべてから等しい照射を受け取
る場合、ゼロのフォーカスエラー値を生じる。
ずれた状態である場合、図10Bにおいて示されるように、1次スポットS11〜
S15は、反対の非点収差軸を有する−1次スポットS-11〜Sー15がセグメント7
5bおよび75dを照射するより多くセグメント75aおよび75cを照射し、
フォーカスエラーに対して正の値を生じる。逆に、システムが過度に遠位にフォ
ーカシングされる場合、図10Cにおいて示されるように、1次および−1次ス
ポットの反対の非点収差軸によって、セグメント75bおよび75dがセグメン
ト75aおよび75cよりも多くの量の照射を受け取り、負のフォーカスエラー
値を生じる。図10A〜10Cを見ると明らかとなるように、重なった領域がセ
グメントのいずれかの上にも投影されないので、スポット間の重なりは無視され
る。
に比例する信号を本質的に提供することは利点を有する。セグメントはビームに
よって投影されたスポットのすべての範囲を含むので、この実施形態によって提
供されるフォーカスエラーは、すべてのスポットの平均フォーカスエラーに比例
する。さらに、スポットの全てに対するフォーカスエラーの平均を有効にとるフ
ォーカス検出器を使用することは、フォーカスエラー信号を生成するためにスポ
ットを1つだけしか使用しないシステムよりもより均一なジッター値を提供する
と予想される。
態を記載する。伸長セグメント78a〜78dの三角形突起79は、鋸歯状端を
形成し、これによりこの実施形態は、改善されたフォーカスエラー信号を提供す
ることが可能である。突起79の三角形形状により、システムがフォーカスのは
ずれた状態の場合(図示せず)のビーム間の重なりは、フォーカスエラー信号に
影響するとは予想されない。図10A〜10Cを参照して記載された検出器の他
の変形例もまた可能である。例えば、セグメントは、選択された個数のスポット
だけの範囲を含むように短くされ得る。
の可能な変形例が、本発明のフォーカス検出方法および装置とともに使用され得
る。例えば、1つのレーザダイオードおよび格子を使用する代わりに、複数のレ
ーザダイオード、またはレーザダイオードおよびホログラム素子または回折素子
の組み合わせを使用して複数のビームを生成し得る。また、同一人に譲渡された
同時係属中の米国特許出願番号09/027,313に記載されるように、格子
は、光路中のコリメータの後の位置に移動されるか、もしくはコリメータまたは
ビームスプリッタと組み合わせられ得る。さらに、種々の光学素子の他の構成が
使用され得る。図3の光学システムはまた、例えば、DVDおよびCDフォーマ
ットの両方を読み出し得るシステムにおいて使用される、複数の波長の光を取り
扱う2つ以上の光路を有する光ピックアップの一部を形成し得る。
変形および変更がなされ得ることは当業者に明らかであり得る。例えば、本発明
のフォーカス検出器は、上記よりも多いかまたは少ないビームを有するマルチビ
ーム光ピックアップに容易に適用され得る。本発明の方法および装置はまた、同
時に光ディスクの複数のトラックに対し読み出しおよび書き込みの両方を行う光
ピックアップに適用され得る。添付の請求の範囲において、本発明の真の精神お
よび範囲に入るすべてのそのような変形および変更を包含するように意図される
。
Claims (3)
- 光ディスクから複数のデータトラックを同時に読み出すための光ピックアップアセンブリであって、該光ピックアップアセンブリは、複数の読み出しビームを生成するための手段と、該複数の読み出しビームを該光ディスクの複数のデータトラック上へフォーカシングする対物レンズと、各データ検出器が該データ検出器を照射する光の量に応じて信号を生成する複数のデータ検出器とを含み、該光ピックアップアセンブリは、
該複数のデータ検出器から間隔をあけられたフォーカス検出器であって、該フォーカス検出器は4つの光検出器セグメントを含み、各光検出器セグメントが該光検出器セグメントを照射する光の量に応じて信号を生成する、フォーカス検出器と、
該光ディスクから反射されたビームを複数のデータビームおよび複数のフォーカスビームに分割する光学素子であって、該光学素子は非点収差を該複数のフォーカスビームに導入し、そして該複数のフォーカスビームを該フォーカス検出器に該複数のデータビームを該複数のデータ検出器に方向づける、光学素子とによって特徴づけられ、
該光検出器セグメントのうちの2つが、該複数のフォーカスビームのうちの中心フォーカスビームによって照射され、
該光検出器セグメントのうちの別の2つが、該複数のフォーカスビームのうちの該中心フォーカスビームから最も遠い2つの外側フォーカスビームによって照射され、
該フォーカスエラー信号は、以下の式に基づいて生成され、
E Focus =(A+C)−(B+D)
ここで、E Focus は、フォーカスエラーの存在に応じる信号であり、
AおよびCは、該中心フォーカスビームによって照射される該2つの光検出器セグメントによって生成される信号であり、
BおよびDは、該外側フォーカスビームによって照射される該別の2つの光検出器セグメントによって生成される信号である、光ピックアップアセンブリ。 - 光ディスクの複数のトラックを同時に読み出すための方法であって、該方法は、複数の読み出しビームを生成する工程と、該複数の読み出しビームを該光ディスクの複数のトラック上へフォーカシングする工程と、該光ディスクの該複数のトラックから反射されたビームを複数のデータビームおよび複数のフォーカスビームに分割する工程と、非点収差を該複数のフォーカスビームに導入する工程と、該複数のデータビームを複数のデータ検出器に方向づける工程とを包含し、
該方法は、
該複数のフォーカスビームを、該複数のデータ検出器から間隔をあけられたフォーカス検出器上へ方向づける工程であって、該フォーカス検出器は4つの光検出器セグメントを含み、各光検出器セグメントが該光検出器セグメントを照射する光の量に応じて信号を生成する、工程と、
該光検出器セグメントによって生成される該信号を組み合わせることによってフォーカスエラーの存在に応じるフォーカスエラー信号を生成する工程と、
該フォーカスエラー信号を使用して該複数の読み出しビームのフォーカスを調節する工程とによって特徴づけられ、
該フォーカス検出器上へ複数のフォーカスビームを方向付ける工程は、
該複数のフォーカスビームのうちの中心フォーカスビームを使用して該光検出器セグメントのうちの2つを照射する工程と、
該複数のフォーカスビームのうちの該中心フォーカスビームから最も遠い2つの外側フォーカスビームを使用して該光検出器セグメントのうちの別の2つを照射する工程とをさらに含み、
該光検出器セグメントからの該信号を組み合わせて該フォーカスエラー信号を生成する工程は、以下の式を使用する工程を含み、
E Focus =(A+C)−(B+D)
ここで、E Focus は、フォーカスエラーの存在に応じる信号であり、
AおよびCは、該中心フォーカスビームによって照射される該2つの光検出器セグメントによって生成される信号であり、
BおよびDは、該外側フォーカスビームによって照射される該別の2つの光検出器セグメントによって生成される信号である、方法。 - 光ディスクから複数のデータトラックを同時に読み出すための光ピックアップアセンブリであって、該光ピックアップアセンブリは、複数の読み出しビームを生成するための手段と、該複数の読み出しビームを該光ディスクの複数のデータトラック上へフォーカシングする対物レンズと、各データ検出器が該データ検出器を照射する光の量に応じて信号を生成する複数のデータ検出器とを含み、該光ピックアップアセンブリは、
該複数のデータ検出器から間隔をあけられたフォーカス検出器であって、該フォーカス検出器は複数の光検出器セグメントを含み、各光検出器セグメントが該光検出器セグメントを照射する光の量に応じて信号を生成する、フォーカス検出器と、
該光ディスクから反射されたビームを複数のデータビームおよび複数のフォーカスビームに分割する光学素子であって、該光学素子は非点収差を該複数のフォーカスビームに導入し、そして該複数のフォーカスビームを該フォーカス検出器に該複数のデータビームを該複数のデータ検出器に方向づける、光学素子とによって特徴づけられ、
該光学素子は、該光ディスクから反射されたビームを複数のデータビームならびに第1および第2の複数のフォーカスビームに分割し、該光学素子は、第1の軸に沿った非点収差を該第1の複数のフォーカスビームに導入し、そして第2の軸に沿った非点収差を該第2の複数のフォーカスビームに導入し、該光学素子はさらに、該複数のデータビームを複数のデータセンサへ、該第1の複数のフォーカスビームを該フォーカス検出器の第1の部分へ、該第2の複数のフォーカスビームを該フォーカス検出器の第2の部分へ方向づけ、
該フォーカス検出器の該第1の部分は、該第1の複数のフォーカスビームのうちの少なくとも2つによって照射される第1の2つの伸長セグメントを含み、該フォーカス検出器の該第2の部分は、該第2の複数のフォーカスビームのうちの少なくとも2つによって照射される第2の2つの伸長セグメントを含み、
該第1および第2の伸長セグメントのうちの各々1つは、鋸歯状端を有し、
該フォーカス検出器は、以下の式に基づいてフォーカスエラー信号を生成し、
E Focus =(A+C)−(B+D)
ここで、E Focus は、フォーカスエラーの存在に応じる信号であり、
AおよびCは、該第1の2つの伸長セグメントによって生成される信号であり、
BおよびDは、該第2の2つの伸長セグメントによって生成される信号である、光ピックアップアセンブリ。
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