JP4713028B2 - ブラシ保持装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、直流モータに備えられるブラシ保持装置に関し、より詳しくは、巻線に供給する電源を機械的に整流するためのブラシを保持するブラシ保持装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
直流モータのブラシ保持装置は、モータハウジングに固定されるとともに、絶縁性の樹脂材料から構成される基板と、その基板に固定されるとともに、コンミテータ側が開口された真鍮等の金属材料から構成されるブラシホルダとを備えている。そして、ブラシホルダ内には、ブラシ及びそのブラシをコンミテータ側に付勢するスプリングが収容されている。その結果、直流モータでは、ブラシをスプリングの付勢力によってコンミテータに摺接させることにより、外部からの直流電源を機械的に整流して巻線に供給している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、コンミテータを回転させると、そのコンミテータのセグメント間の段差にブラシが衝突する。その結果、ブラシが振動してブラシホルダに衝突すると、異音が発生する。
【0004】
特に、ブラシホルダのコンミテータ側端部において、ブラシに対してコンミテータの回転方向に位置する両側壁間の距離が短くなると、ブラシがそれら両側壁に衝突し易くなり、異音が発生し易い。
【0005】
本発明は、このような問題点に着目してなされたものであって、その目的は、ブラシの振動に伴う異音を抑制することが可能なブラシ保持装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明では、コンミテータ側が開口された四角筒状をなすブラシホルダと、そのブラシホルダが固定される基板とを備え、ブラシホルダを、ブラシに対してコンミテータの回転方向に位置する第1側壁及び第2側壁を含む三壁を構成するブラシホルダ本体と、残りの壁を構成するベース部材とから形成し、第1側壁及び第2側壁にそれぞれ固定部を設けるとともに、基板にそれらの固定部が係合される被固定部を設け、各固定部を各被固定部に係合して折り曲げることでブラシホルダを基板に固定し、ブラシホルダ内に形成される収容部にブラシを保持してコンミテータに押圧させるブラシ保持装置において、前記固定部を前記第1側壁及び第2側壁のそれぞれにおける前記四角筒状をなすブラシホルダの延びる方向の中央部の基板側端部から各側壁と反対側に向かって設け、前記第1側壁及び第2側壁のそれぞれにおけるコンミテータ側端部の基板側端部から各側壁と反対側に向かって係合部を設けるとともに、前記ベース部材にそれらの係合部が当接する規制面を有しそれらの係合部が対応する規制面に当接することで係合部が他壁側に移動するのを規制する規制部を設け、前記規制部の各規制面間の距離を各係合部の内面間の距離よりも長くすることにより、係合部を設けた前記コンミテータ側端部における前記第1側壁と第2側壁間の距離を、反基板側端部における距離よりも基板側端部における距離が長くなるようにし、前記係合部を設けた前記コンミテータ側端部の基板側端部における前記第1側壁と第2側壁間の距離を、前記固定部を設けた前記ブラシホルダの前記中央部の基板側端部における前記第1側壁と第2側壁間の距離よりも長くした。
【0007】
従って、請求項1に記載の発明によれば、ブラシに対してコンミテータの回転方向に位置する第1側壁及び第2側壁のコンミテータ側端部にそれぞれ設けられた係合部は、他壁側への移動がベース部材に設けられた規制部によって規制される。そのため、コンミテータ側端部において、第1側壁と第2側壁間の距離が短くなることが防止される。その結果、コンミテータに押圧されるブラシが、コンミテータの回転に伴って振動しても、第1側壁又は第2側壁には衝突し難い。特に、ブラシがコンミテータに押圧されることから、コンミテータ側では、コンミテータの回転に伴うブラシの振動の振幅が大きい。そこで、ブラシが大きな振幅で衝突する可能性の高いコンミテータ側端部の他壁側への移動を規制してブラシを衝突し難くしている。
【0008】
また、ブラシホルダを基板に固定すると、コンミテータ側端部において、第1側壁と第2側壁間の距離が長くなる。その結果、ブラシがコンミテータの回転に伴って振動しても、第1側壁又は第2側壁には衝突し難い。
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載のブラシ保持装置において、第1側壁及び第2側壁の反コンミテータ側端部にそれぞれ第2係合部を設けるとともに、ベース部材にそれらの第2係合部が係合される被係合部を設け、各被係合部の係止面間の距離を各第2係合部の外面間の距離よりも短くした。
【0009】
従って、請求項2に記載の発明によれば、第1側壁及び第2側壁の反コンミテータ側端部にそれぞれ設けられた第2係合部は、ベース部材に設けられた被係合部に無理嵌めされる。そのため、コンミテータ側端部において、第1側壁と第2側壁間の距離が長くなる。その結果、ブラシがコンミテータの回転に伴って振動しても、第1側壁又は第2側壁にはさらに衝突し難い。
【0011】
請求項に記載の発明では、請求項1又は請求項2に記載のブラシ保持装置において、第1側壁及び第2側壁の各固定部を、基板の各被固定部に係合して互いに他壁側に折り曲げることでブラシホルダを基板に固定した。
【0012】
従って、請求項に記載の発明によれば、基板に対するブラシホルダの固定に伴って、第1側壁及び第2側壁には、互いに他壁側に折り曲げ力が働く。つまり、コンミテータ側端部において、第1側壁と第2側壁間の距離が短くなる方向に折り曲げ力が働く。しかし、第1側壁及び第2側壁のコンミテータ側端部にそれぞれ設けられた係合部は、他壁側への移動がベース部材に設けられた規制部によって規制される。そのため、コンミテータ側端部において、第1側壁と第2側壁間の距離が短くなることが防止される。その結果、ブラシがコンミテータの回転に伴って振動しても、第1側壁又は第2側壁には衝突し難い。
【0013】
請求項に記載の発明では、請求項1又は請求項2に記載のブラシ保持装置において、第1側壁及び第2側壁の各固定部を、基板の各被固定部に係合して互いに他壁側とは反対側に折り曲げることでブラシホルダを基板に固定した。
【0014】
従って、請求項に記載の発明によれば、基板に対するブラシホルダの固定に伴って、第1側壁及び第2側壁には、互いに他壁側とは反対側に折り曲げ力が働く。つまり、コンミテータ側端部において、第1側壁と第2側壁間の距離が長くなる方向に折り曲げ力が働く。そのため、コンミテータ側端部において、第1側壁と第2側壁間の距離が短くなることが防止される。その結果、ブラシがコンミテータの回転に伴って振動しても、第1側壁又は第2側壁には衝突し難い。
【0015】
請求項に記載の発明では、請求項1〜請求項のいずれか1項に記載のブラシ保持装置において、ブラシホルダ本体を構成する三壁のうち、第1側壁及び第2側壁に亘って設けた壁に、ブラシに電源を供給するためのピッグテールの案内溝を形成した。
【0016】
従って、請求項に記載の発明によれば、ブラシに電源を供給するためのピッグテールは、ブラシホルダ本体を構成する三壁のうち、第1側壁及び第2側壁に亘って設けた壁に形成された案内溝からブラシホルダの外部に取り出される。換言すれば、ピッグテールは、第1側壁又は第2側壁からは取り出されない。そのため、ピッグテールの引っ張り力又は圧縮力は、第1側壁又は第2側壁に接近する方向には働かず、第1側壁及び第2側壁に亘る壁又はベース部材に接近する方向に働く。その結果、ピッグテールの引っ張り力又は圧縮力が働いた状態で、ブラシがコンミテータの回転に伴って振動しても、第1側壁又は第2側壁には衝突し難い。
【0017】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
以下に、本発明に係るブラシ保持装置を具体化した第1実施形態を図面を用いて説明する。
【0018】
図1に示すように、直流モータのブラシ保持装置1は、基板2及びブラシホルダ3を備えている。基板2は、絶縁性の樹脂材料から構成されている。ブラシホルダ3は、耐熱性に優れ、熱による寸法変動の小さい真鍮等の金属材料から四角筒状に構成され、ブラシホルダ本体4及び底板5を備えている。
【0019】
ブラシホルダ本体4は、断面コ字状をなし、上壁4U、左側壁4L及び右側壁4Rを備えている。上壁4Uには、コンミテータ6側から反コンミテータ6側に向かって案内溝4aが形成されている。
【0020】
底板5は、ブラシホルダ本体4の下方の開口を閉塞する基部5D及びブラシホルダ本体4の反コンミテータ6側の開口を閉塞する立ち上がり部5Bを備えている。その結果、図2に示すように、ブラシホルダ本体4及び底板5の係合状態では、ブラシホルダ本体4のコンミテータ6側のみが開口された収容部Sが形成されている。
【0021】
この収容部Sには、ブラシ7及びそのブラシ7をコンミテータ6側に付勢するスプリング(図示略)が収容されている。その結果、ブラシ7は、スプリングの付勢力によってコンミテータ6に摺接され、ブラシホルダ3の上方からピッグテール8を介して供給される直流電源を機械的に整流して巻線に供給する。尚、ピッグテール8は、ブラシ7の後部、つまり反コンミテータ6側から案内溝4aを介してブラシホルダ3の上方に取り出されている。
【0022】
次に、ブラシホルダ本体4及び底板5の構成について、図3を用いて詳細に説明する。
図3に示すように、ブラシホルダ本体4の左側壁4L及び右側壁4Rには、一対の固定片41が下端中央部から下方に延出形成されている。これら各固定片41は、底板5に形成された一対の係合凹部51及び基板2に形成された一対の嵌合孔21に挿通され、内方に折り曲げられる。その結果、ブラシホルダ本体4及び底板5が一体となって基板2に固定される。
【0023】
一方、ブラシホルダ本体4の左側壁4L及び右側壁4Rにおいて、コンミテータ6側端部には、一対の係合片42が形成されている。これら各係合片42は、底板5に形成された規制部52の左端面52L及び右端面52Rに当接されることによって、内方への移動が規制される。
【0024】
以上、詳述したように本実施形態によれば、次のような作用、効果を得ることができる。
(1)底板5に規制部52を設けて、ブラシホルダ本体4の各係合片42の内方への移動を規制している。そのため、ブラシホルダ本体4のコンミテータ6側端部において、左側壁4Lと右側壁4R間の距離が短くなることが防止される。その結果、コンミテータ6に摺接するブラシ7が、コンミテータ6の回転に伴って振動しても、左側壁4L又は右側壁4Rには衝突し難い。従って、ブラシ7の振動に伴う異音を抑制することができる。
【0025】
(2)特に、ブラシ7がコンミテータ6に摺接されることから、コンミテータ6側では、コンミテータ6の回転に伴うブラシ7の振動の振幅が大きい。そこで、ブラシ7が大きな振幅で衝突する可能性の高いコンミテータ6側端部の他壁側への移動を規制してブラシ7を衝突し難くしている。従って、ブラシ7の振動に伴う異音を効率良く抑制することができる。
【0026】
(3)加えて、ブラシ7に電源を供給するためのピッグテール8を、ブラシ7の後部、つまり反コンミテータ6側から案内溝4aを介してブラシホルダ3の上方に取り出している。そのため、ブラシ7がピッグテール8との接続部分を支点として振動する場合には、コンミテータ6側の振動の振幅が大きくなる。そこで、ブラシ7が大きな振幅で衝突する可能性の高いコンミテータ6側端部の他壁側への移動を規制してブラシ7を衝突し難くしている。従って、ブラシ7の振動に伴う異音を効率良く抑制することができる。
【0027】
(4)ブラシホルダ本体4の各係合片42を、底板5の規制部52の左端面52L及び右端面52Rに当接させることによって、内方への移動を規制している。そのため、仮にブラシ7が左側壁4L又は右側壁4Rに衝突した場合には、その衝突によるブラシホルダ本体4の振動のエネルギーが、係合片42と規制部52との当接に基づく摩擦エネルギーとして消失される。従って、仮にブラシ7が左側壁4L又は右側壁4Rに衝突した場合であっても、異音を抑制することができる。
【0028】
(5)ピッグテール8を、左側壁4L及び右側壁4Rに亘って設けた上壁4Uに形成された案内溝4aからブラシホルダ3の外部に取り出している。換言すれば、ピッグテール8を、左側壁4L又は右側壁4Rからは取り出していない。そのため、ピッグテール8の引っ張り力又は圧縮力は、左側壁4L又は右側壁4Rに接近する方向には働かず、上壁4U又は底板5に接近する方向に働く。その結果、ピッグテール8の引っ張り力又は圧縮力が働いた状態で、ブラシ7がコンミテータ6の回転に伴って振動しても、左側壁4L又は右側壁4Rには衝突し難い。従って、コンミテータ6の回転方向に依存することなく、ブラシ7の振動に伴う異音を抑制することができる。
【0029】
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態を説明する。尚、この第2実施形態が前記第1実施形態と主に異なるのは、ブラシホルダ本体4の反コンミテータ6側に一対の係合片43を形成した点である。
【0030】
即ち、図4に示すように、ブラシホルダ本体4の左側壁4L及び右側壁4Rにおいて、反コンミテータ6側端部には、一対の係合片43が形成されている。これら各係合片43は、底板5に形成された一対の係合凹部53に係合され、左係止面53L及び右係止面53Rによって、外方への移動が規制される。
【0031】
具体的には、図5(a)に示す左係止面53Lと右係止面53R間の距離L1は、図5(b)に示すブラシホルダ本体4における左側壁4Lの外面と右側壁4Rの外面間の距離L2よりも短い。そのため、ブラシホルダ本体4の各係合片43を底板5の係合凹部53に係合すると、各係合片43の外面が左係止面53L及び右係止面53Rに係止される。
【0032】
以上、詳述したように本実施形態によれば、次のような作用、効果を得ることができる。
(6)左係止面53Lと右係止面53R間の距離L1を、ブラシホルダ本体4における左側壁4Lの外面と右側壁4Rの外面間の距離L2よりも短くしている。そのため、ブラシホルダ本体4の各係合片43の外面が左係止面53L及び右係止面53Rに係止される。換言すれば、ブラシホルダ本体4の反コンミテータ6側を底板5に無理嵌めしている。そのため、ブラシホルダ本体4のコンミテータ6側端部において、左側壁4Lと右側壁4R間の距離が長くなる。その結果、ブラシ7がコンミテータ6の回転に伴って振動しても、左側壁4L又は右側壁4Rにはさらに衝突し難い。従って、ブラシ7の振動に伴う異音を確実に抑制することができる。特に、ブラシ7がピッグテール8との接続部分を支点として振動する場合には、ブラシ7の振動に伴う異音を効率良く抑制することができる。
【0033】
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態を説明する。尚、この第3実施形態が前記第1実施形態と主に異なるのは、底板5の規制部52の形状を変更した点であり、ブラシホルダ本体4の形状は、前記第1実施形態と同一である。
【0034】
即ち、図6(a)に示す本実施形態の規制部52の左端面52Lと右端面52R間の距離L3は、図6(b)に示す前記第1実施形態の規制部52の左端面52Lと右端面52R間の距離L4よりも長い。また、この距離L3は、図6(c)に示すブラシホルダ本体4の各係合片42の内面間の距離L5(=L4)よりも長い。そして、図7に示すように、ブラシホルダ本体4及び底板5を基板2に固定すると、各係合片42が規制部52の左端面52L及び右端面52Rに当接されることによって、内方への移動が規制される。
【0035】
以上、詳述したように本実施形態によれば、次のような作用、効果を得ることができる。
(7)左端面52Lと右端面52R間の距離L3を、各係合片42の内面間の距離L5よりも長くしている。そのため、ブラシホルダ本体4及び底板5を基板2に固定すると、左側壁4Lと右側壁4R間の距離が、上壁4Uから底板5に向かう程、つまりピッグテール8側から反ピッグテール8側に向かう程長くなる。換言すれば、ブラシ7がピッグテール8との接続部分を支点として振動する場合に、そのブラシ7が大きな振幅で衝突する可能性の高いコンミテータ6側の下端部間の距離を長く確保している。その結果、ブラシ7がピッグテール8との接続部分を支点として振動する場合であっても、左側壁4L又は右側壁4Rには衝突し難い。従って、ブラシ7の振動に伴う異音を抑制することができる。
【0036】
尚、前記各実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
・図8に示すように、ブラシホルダ本体4の各固定片41を外方に折り曲げることでブラシホルダ3を基板2に固定する構成としてもよい。尚、底板5に規制部52を設ける構成が好ましい。このように構成すれば、基板2に対するブラシホルダ3の固定に伴って、左側壁4L及び右側壁4Rには、互いに他壁側とは反対側に折り曲げ力が働く。つまり、コンミテータ6側端部において、左側壁4Lと右側壁4R間の距離が長くなる方向に折り曲げ力が働く。そのため、コンミテータ6側端部において、左側壁4Lと右側壁4R間の距離が短くなることが防止される。その結果、ブラシ7がコンミテータ6の回転に伴って振動しても、左側壁4L又は右側壁4Rには衝突し難い。従って、ブラシ7の振動に伴う異音を抑制することができる。
【0037】
【発明の効果】
本発明は、以上のように構成されているため、次のような効果を奏する。
請求項に記載の発明によれば、ブラシの振動に伴う異音を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態のブラシ保持装置の斜視図。
【図2】第1実施形態のブラシ保持装置の断面図。
【図3】第1実施形態のブラシ保持装置の分解斜視図。
【図4】第2実施形態のブラシ保持装置の分解斜視図。
【図5】(a)は底板の平面図、(b)はブラシホルダ本体の正面図。
【図6】(a)は第3実施形態の底板の平面図、(b)は第1実施形態の底板の平面図、(c)はブラシホルダ本体の正面図。
【図7】第3実施形態のブラシ保持装置の断面図。
【図8】別の実施形態のブラシ保持装置の断面図。
【符号の説明】
1…ブラシ保持装置、2…基板、3…ブラシホルダ、4…ブラシホルダ本体、4a…案内溝、4L…第1側壁としての左側壁、4R…第2側壁としての右側壁、4U…上壁、5…ベース部材としての底板、6…コンミテータ、7…ブラシ、8…ピッグテール、21…被固定部としての嵌合孔、41…固定部としての固定片、42…係合部としての係合片、43…第2係合部としての係合片、52…規制部、52L…規制面としての左端面、52R…規制面としての右端面、53…被係合部としての係合凹部、53L…係止面としての左係止面、53R…係止面としての右係止面、L1…距離、L2…距離、L3…距離、L5…距離、S…収容部。

Claims (5)

  1. コンミテータ側が開口された四角筒状をなすブラシホルダと、そのブラシホルダが固定される基板とを備え、
    ブラシホルダを、ブラシに対してコンミテータの回転方向に位置する第1側壁及び第2側壁を含む三壁を構成するブラシホルダ本体と、残りの壁を構成するベース部材とから形成し、
    第1側壁及び第2側壁にそれぞれ固定部を設けるとともに、基板にそれらの固定部が係合される被固定部を設け、
    各固定部を各被固定部に係合して折り曲げることでブラシホルダを基板に固定し、ブラシホルダ内に形成される収容部にブラシを保持してコンミテータに押圧させるブラシ保持装置において、
    前記固定部を前記第1側壁及び第2側壁のそれぞれにおける前記四角筒状をなすブラシホルダの延びる方向の中央部の基板側端部から各側壁と反対側に向かって設け、
    前記第1側壁及び第2側壁のそれぞれにおけるコンミテータ側端部の基板側端部から各側壁と反対側に向かって係合部を設けるとともに、前記ベース部材にそれらの係合部が当接する規制面を有しそれらの係合部が対応する規制面に当接することで係合部が他壁側に移動するのを規制する規制部を設け
    前記規制部の各規制面間の距離を各係合部の内面間の距離よりも長くすることにより、係合部を設けた前記コンミテータ側端部における前記第1側壁と第2側壁間の距離を、反基板側端部における距離よりも基板側端部における距離が長くなるようにし、
    前記係合部を設けた前記コンミテータ側端部の基板側端部における前記第1側壁と第2側壁間の距離を、前記固定部を設けた前記ブラシホルダの前記中央部の基板側端部における前記第1側壁と第2側壁間の距離よりも長くしたブラシ保持装置。
  2. 請求項1に記載のブラシ保持装置において、
    第1側壁及び第2側壁の反コンミテータ側端部にそれぞれ第2係合部を設けるとともに、ベース部材にそれらの第2係合部が係合される被係合部を設け、
    各被係合部の係止面間の距離を各第2係合部の外面間の距離よりも短くしたブラシ保持装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のブラシ保持装置において、
    第1側壁及び第2側壁の各固定部を、基板の各被固定部に係合して互いに他壁側に折り曲げることでブラシホルダを基板に固定したブラシ保持装置。
  4. 請求項1又は請求項2に記載のブラシ保持装置において、
    第1側壁及び第2側壁の各固定部を、基板の各被固定部に係合して互いに他壁側とは反対側に折り曲げることでブラシホルダを基板に固定したブラシ保持装置。
  5. 請求項1〜請求項のいずれか1項に記載のブラシ保持装置において、
    ブラシホルダ本体を構成する三壁のうち、第1側壁及び第2側壁に亘って設けた壁に、ブラシに電源を供給するためのピッグテールの案内溝を形成したブラシ保持装置。
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