JP6074837B2 - 配線ダクト用プラグ及びこれを用いた配線ダクトシステム - Google Patents

配線ダクト用プラグ及びこれを用いた配線ダクトシステム Download PDF

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Description

本発明は、配線ダクト用プラグ及びこれを用いた配線ダクトシステムに関するものである。
従来から、複数本の配線を保持した配線ダクトと機器との接続に用いられる配線ダクト用プラグが提供されている(例えば、特許文献1参照)。
従来のプラグは、導電材料からなる長方形状の接触子を、配線ダクトが有する溝に挿入して回転させることで、上記の溝内に保持された配線に対して上記の接触子を接触導通させる構造となっていた。
特開2010−177138号公報
しかしながら、上記従来例においては、少なくとも操作力を受けるハンドル等の寸法はある程度確保する必要があるから、上記のような回転操作を可能としながら小型化することは困難であった。
本発明は、上記事由に鑑みて為されたものであり、その目的は、小型化が可能な配線ダクト用プラグ及びこれを用いた配線ダクトシステムを提供することにある。
本発明の配線ダクト用プラグは、複数本の配線を並べて保持した保持面を有する保持部と前記保持面に対向する挟み部とを有する配線ダクトに接続される配線ダクト用プラグであって、前記配線に一対一に接触導通する複数個の接触子と、各接触子をそれぞれ保持したハウジングと、前記ハウジングよりも前記挟み部側へ突出して前記挟み部に弾接するロック位置と前記挟み部に接触しないアンロック位置との間で前記ハウジングに対して変位自在に結合したロック部材とを備え、前記ロック部材は、ロック位置からアンロック位置への変位を抑える変位抑制手段を有することを特徴とする。
上記の配線ダクト用プラグにおいて、前記接触子を4個以上備えることが望ましい。
また、上記の配線ダクト用プラグにおいて、前記配線に対して複数箇所で接触する前記接触子を備えることが望ましい。
さらに、上記の配線ダクト用プラグにおいて、前記複数個の前記接触子のうち少なくとも一部は、前記配線が並ぶ方向に向けられる方向に並べて保持されていることが望ましい。
また、上記の配線ダクト用プラグにおいて、金属からなる地金部と、前記地金部とは異なる金属からなり前記地金部に接合されて前記地金部と前記配線との間に介在する被覆部とを有する前記接触子を備えることが望ましい。
さらに、上記の配線ダクト用プラグにおいて、線状の稜線を有する凸曲面形状の前記稜線において前記配線に接触導通する前記接触子を備えることが望ましい。
また、上記の配線ダクト用プラグにおいて、凸球面形状において前記配線に接触導通する前記接触子を備えることが望ましい。
さらに、上記の配線ダクト用プラグにおいて、前記ロック部材は、前記変位抑制手段として、前記ロック位置において前記保持部に弾接する弾接部を有していてもよい。
また、上記の配線ダクト用プラグにおいて、前記ロック部材は、前記変位抑制手段として、前記ロック位置において前記ハウジングに弾接する弾接凸部を有していてもよい。
また、上記の配線ダクト用プラグにおいて、前記ロック部材は、前記変位抑制手段として、前記配線ダクトの前記挟み部に設けられた係合凹部に対して前記ロック位置において係入する係合凸部を有していてもよい。
本発明の配線ダクトシステムは、上記のいずれかの配線ダクト用プラグと前記配線ダクトとを備える配線ダクトシステムであって、前記配線ダクトは、円筒形状のベース部を有し、前記保持部と前記挟み部とは、それぞれ前記ベース部の外周面から前記ベース部の径方向に突出し、前記ベース部の周方向において互いに対向することを特徴とする。
本発明の別の配線ダクトシステムは、上記のいずれかの配線ダクト用プラグと前記配線ダクトとを備える配線ダクトシステムであって、前記配線ダクトは、円筒形状のベース部を有し、前記保持部と前記挟み部とは、それぞれ前記ベース部の外周面から前記ベース部の径方向に突出し、前記ベース部の径方向において互いに対向することを特徴とする。
本発明の更に別の配線ダクトシステムは、上記のいずれかの配線ダクト用プラグと前記配線ダクトとを備える配線ダクトシステムであって、前記配線ダクトは、全体として、円柱形状の外周面に、前記配線ダクト用プラグが挿入される挿入口が開口した形状とされていることを特徴とする。
本発明の別の配線ダクトシステムは、上記のいずれかの配線ダクト用プラグと前記配線ダクトとを備える配線ダクトシステムであって、前記配線ダクトは、円筒形状の構造体の外周面に対して固定される固定部を有することを特徴とする。
本発明によれば、各接触子をそれぞれ回転させて配線に接触させる構造に比べ、小型化が可能となる。
本発明の実施形態が配線ダクトの挿入口に挿入されロック部材がアンロック位置にある状態を示す断面図である。 (a)(b)はそれぞれ同上においてロック部材がアンロック位置にある状態を示し、(a)は正面図、(b)は左側面図である。 同上においてロック部材がロック位置にある状態を示す斜視図である。 同上が接続される配線ダクトを示す断面図である。 同上の接触子にホルダが取り付けられたものを示す斜視図である。 同上の接触子にホルダが取り付けられたものを示す断面図である。 同上のロック部材を示す斜視図である。 同上において接触子が実装されたプリント配線板とボディとを示す斜視図である。 同上においてロック部材がボディに取り付けられる過程を示す斜視図である。 同上においてカバーがボディに取り付けられる過程を示す斜視図である。 同上を示す斜視図である。 同上のカバーを示す斜視図である。 同上においてボディをカバーにねじ止め固定するねじの向きを示す説明図である。 同上における接触子の配置を示す説明図である。 同上の比較例における接触子の配置を示す説明図である。 同上の変更例を示す左側面図である。 図16の例が配線ダクトの挿入口に挿入されロック部材がアンロック位置にある状態の要部を示す断面図である。 図16の例を示す斜視図である。 図16の例において接触子がボディに組みつけられる過程を示す斜視図である。 図16の例において接触子がボディに組みつけられた状態を示す斜視図である。 同上の別の変更例を示す正面図である。 (a)〜(c)はそれぞれ図21の例を示す左側面図であり、(a)はロック部材がアンロック位置にある状態を示し、(b)はロック部材がアンロック位置とロック位置との中間にある状態を示し、(c)はロック部材がロック位置にある状態を示す。 同上の更に別の変更例における配線ダクトを示す、一部破断した斜視図である。 同上の別の変更例における配線ダクトを示す、一部破断した斜視図である。 同上の更に別の変更例における配線ダクトがパイプに固定された状態を示す、一部破断した斜視図である。 (a)(b)はそれぞれ同上の別の例を示す断面図であり、(a)はロック部材がアンロック位置にある状態を示し、(b)はロック部材がロック位置にある状態を示す。 図26の例の配線ダクトを示す、一部破断した斜視図である。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1〜図3に示すように、本実施形態の配線ダクト用プラグ1は、それぞれ導電材料からなる4個の接触子2と、絶縁材料からなり全体として扁平な直方体形状であって各接触子2をそれぞれ厚さ方向での一面(図1での左面)に突出させる形で保持したハウジング3と、ハウジング3に対してスライド(平行移動)可能に連結されたロック部材4とを有する。以下、上下左右は図1を基準とし、図1の紙面に直交する方向(図2(b)での左右方向)を前後方向と呼ぶ。
上記の配線ダクト用プラグ1は、図4に示すような配線ダクト5とともに配線ダクトシステムを構成する。配線ダクト5は、厚さ方向を左右方向に向けた扁平な形状であって4本の配線51を保持面としての右面上に上下に並べて保持した保持部52を有する。配線ダクト用プラグ1の各接触子2は、1本ずつの配線51に接触導通する。このように接触子2と配線51との組の個数が4個以上である場合、接触子2と配線51との組のうち、2個を電力の伝送に用い、残りの2個以上を信号の伝送に用いることができる。各配線51はそれぞれ例えば厚さ方向を左右方向に向けた金属板からなる。また、配線ダクト5は、厚さ方向を左右方向に向けた扁平な形状であって保持部52との間に配線ダクト用プラグ1を挟む挟み部53と、厚さ方向を上下方向に向けた扁平な形状であって保持部52の上端部と挟み部53の上端部とを互いに連結する連結部54とを有する。すなわち、配線ダクト5は、全体として、下方に開口して配線ダクト用プラグ1が挿入される溝状の挿入口50が保持部52と挟み部53との間に形成された断面U字形状となっている。より具体的には、配線ダクト5は例えば、各配線51を保持して配線51間の絶縁を確保する合成樹脂製の基板が、金属からなる断面U字形状のフレームの内側面に固定されてなる。上記の配線ダクト5は、配線ダクト用プラグ1を導入可能な程度の隙間が下方に空くような位置で、例えば、挟み部53の右面を壁面に向けて、壁面に対しねじ止め等の適宜の手段で固定される。
配線ダクト用プラグ1は、外部装置(図示せず)と配線ダクト5の各配線51との接続に用いられるものであり、ハウジング3の下側には、外部装置への接続に用いられる装置接続部7(図14参照)が設けられる。装置接続部7は、適宜の導電路6(図14参照)を介して、各接触子2と電気的に接続される。上記の装置接続部7は、電線が接続されるねじ端子等の周知の端子構造であってもよいし、コネクタ状の構造であってもよい。
各接触子2は、それぞれ、図5及び図6に示すように、配線51に弾接する4個のバネ部21と、厚さ方向を左右方向に向けた平板形状であって各バネ部21の一端にそれぞれ連結された連結部22とを有する。各バネ部21は、それぞれ、連結部22の上端から左方に突出した基部211と、基部211の左端から上方に突出した後に左下方に湾曲したU字形状の中間部212と、中間部212の左下端から下方に突出し中間部212よりも左方に膨出するように湾曲して配線51に接触する接触部213とを有する。上記のような接触子2は、金属板に打ち抜き加工と曲げ加工とを施すことによって形成することができる。
また、各接触子2は、合成樹脂からなりハウジング3の一部を構成するホルダ31に結合した状態で組み立てられる。ホルダ31は、各バネ部21の中間部212を左右から挟む形で接触子2を保持する。ここにおいて、基部211の右面はホルダ31の右面に略面一となり、接触部213はホルダ31の左方に突出する。また、各バネ部21は、それぞれ、図6に破線で示すように、ホルダ31の左方への接触部213の突出寸法を小さくするように弾性変形可能となっている。
次に、ロック部材4について説明する。ロック部材4は、全体としてハウジング3を前後左右から囲む筒形状であって、ハウジング3を前後方向において挟む2個の被ガイド部41を有する。ハウジング3の前後両面にはそれぞれ上下に長く上方に開放されたガイド溝32が設けられており、各被ガイド部41においてそれぞれ図7に示すように前後方向の内向きに突設された被ガイド凸部411がガイド溝32に挿入されることで、ロック部材4はハウジング3に対して上下にスライド可能とされている。ハウジング3に対するロック部材4の可動範囲は、下方向において、各被ガイド凸部411がガイド溝32の下端に当接する位置(以下、「アンロック位置」と呼ぶ。)までに制限されている。また、ハウジング3の前後両面において、ガイド溝32の上端部の左側には、それぞれストッパ凸部33が左右方向の外向きに突設されている。各被ガイド部41の上端部の左面にはそれぞれストッパ凸部42が突設されており、ハウジング3に対するロック部材4の可動範囲は、上方向において、ストッパ凸部33,42同士が互いに当接する位置(以下、「ロック位置」と呼ぶ。)までに制限されている。
また、ロック部材4は、保持部52との間に配線ダクト5を挟む弾接部43と、配線ダクト5の保持部52が入る程度の隙間をハウジング3の左面との間に空けるように弾接部43の下端部と被ガイド部41の下端部とを互いに連結する連結部44とを有する。弾接部43において連結部44よりも上方に突出した部位は、被ガイド部41との間の距離を変化させるように弾性変形可能となっている。上記のようなロック部材4は、例えば合成樹脂で形成することができる。
さらに、ハウジング3は、図8及び図9に示すようにホルダ31を取り付けられた各接触子2がそれぞれ実装されるプリント配線板35と、左方と下方とに開口してプリント配線板35が収納される収納凹部30が設けられたボディ36と、ボディ36に結合して収納凹部30を覆うカバー37とを有する。カバー37には、2個ずつの接触子2を露出させる2個の露出穴370が、前後に並べて設けられている。
組立の際には、まず、プリント配線板35をボディ36に取り付ける。ボディ36には、プリント配線板35の前後方向での端部を収納凹部30の底面との間に挟む保持凸部361(後側についてのみ図示)が設けられており、プリント配線板35は収納凹部30の底面と保持凸部361との間に下方から導入される。
次に、ロック部材4がボディ36に取り付けられる。ここで、ストッパ凸部33はカバー37に設けられており、カバー37が未装着の状態ではロック部材4はボディ36に対し上方から着脱可能となっている。
最後に、図10及び図11に示すようにカバー37がボディ36に取り付けられる。このとき、カバー37はロック部材4とボディ36との間の空間に上方から導入される。ボディ36の前後両端部には、それぞれ、収納凹部30の内外に連通してストッパ凸部33が挿通される挿通切り欠き362が設けられている。また、図12に示すようにカバー37の上端面に突設された2個の係合凸部371がボディ36において収納凹部30の下向きの内面に設けられた2個の係合凹部363に係合することと、ボディ36において収納凹部30の前後の内面に2個ずつ設けられた係合凸部364がカバー37の前後両面に設けられた係合凹部372に係合することとによって、カバー37はボディ36に仮保持される。各係合凸部371,364の係合凹部363,372への係入は、例えばボディ36を一時的に弾性変形させることによって達成される。さらに、図13に示すように、それぞれボディ36の下端部のねじ挿通穴365を貫通してカバー37の下端部のねじ穴374に螺合する2本のねじSCにより、ボディ36がカバー37に対してねじ止めされることで、組立は完了する。本実施形態では、ねじSCの頭部が、配線ダクト5に接続された状態で壁面側に向くことが多い側である右側(ボディ36側であり、図13での左側)に向けられていることで、配線ダクト5に接続された状態でねじSCが比較的に目立ちにくくなっている。
また、カバー37の下端部には、プリント配線板35の下側に位置する壁部373が右方へ突設されている。壁部373において前後方向の中央部には切り欠きが設けられており、カバー37がボディ36に結合した状態では、導電路6を構成する電線が挿通される接続穴38が、上記の切り欠きの内周面とボディ36の左面との間に形成される。
ここで、本実施形態では、図14に示すように、上から1番目の配線51に接触する接触子2と上から3番目の配線51に接触する接触子2とが上下(つまり配線51が並ぶ方向に向けられる方向)に並べて配置されるとともに、上から2番目の配線51に接触する接触子2と上から4番目の配線51に接触する接触子2とが上下に並べて配置され、4個の接触子2は全体として千鳥状の配置となっている。これにより、図15のようにいずれの接触子2も上下に並ばない階段状の配置とされる場合に比べ、配線51の延長方向に向けられる方向である前後方向(図14及び図15での左右方向)での寸法を小さくすることができる。ただし、各導電路6としてプリント配線板35に設けた導電パターンを用いる場合、各導電路6とこれに接続されるべきでない接触子2との間の絶縁や、導電路6間での絶縁を確保するために、図14の例ではプリント配線板35として多層基板を用いる必要があるのに対し、図15の例では多層基板を用いる必要がないという利点がある。
また、各接触子2はそれぞれ独立して弾性変形可能な4個のバネ部21で配線51に接触するから、いずれかのバネ部21と配線51との間に異物が挟まった場合でも他のバネ部21において配線51との接触を確保できるといったように、バネ部21が1個しか設けられない場合に比べて接続の信頼性が向上する。なお、バネ部21の個数は4個でなくとも複数個であれば上記効果はいうことができる。また、接触抵抗を低くするためには、各接触子2について、それぞれ、配線51との接触面積(全てのバネ部21での合計)はなるべく広くされることが望ましい。個々の接触箇所での接触面積及び接触圧を一定とした場合、接触箇所を4箇所とした場合には、接触箇所が1箇所の場合に比べて接触抵抗を4分の1とすることができる。
本実施形態の配線ダクト用プラグ1を配線ダクト5に接続するに当たっては、まず、図1に示すように、ロック部材4の位置がアンロック位置とされた状態で、ハウジング3を配線ダクト5の挿入口50の奥まで挿入する。ここにおいて、各接触子2はそれぞれ対応する1個ずつの配線51の右側に位置し、弾接部43は配線ダクト5よりも下方に位置する。次に、ロック部材4をロック位置まで上方に変位させる。ロック部材4を上方に変位させる過程で、ロック部材4の一部が、ハウジング3の右側(つまり各接触子2の突出方向の反対側)において挟み部53との間に入り込み、ハウジング3の右面よりも右側(すなわち挟み部53側)に突出する。これにより、配線ダクト5に対するハウジング3の右方への可動範囲は、各配線51に対する接触子2の接触が確保される程度までに制限される。また、ロック位置において、弾接部43は、配線ダクト5の保持部52の左側に位置し、僅かに弾性変形してハウジング3との間に配線ダクト5の保持部52を弾性的に挟持する。つまり、上記のような弾接部43の作用と、ロック部材4においてハウジング3よりも右方に突出した部位が接触子2のばね力で配線ダクト5の挟み部53の左面に弾接することとによって、配線ダクト5に対するハウジング3の右方への変位は禁止される。さらに、変位抑制手段としての弾接部43と配線ダクト5との間に作用する摩擦力により、ロック部材4のロック位置からアンロック位置への変位(すなわち下方への変位)であって使用者が意図しない変位が抑えられる。
また、ハウジング3の左面(カバー37の左面)において、下端の接触子2よりも下側となる位置には、係合凸部34が左方に突設されている。さらに、配線ダクト5の保持部52の右面には、各接触子2がそれぞれ対応する配線51に接触する状態で、上記の係合凸部34が係入する係合凹部55が設けられている。すなわち、上記のようにロック部材4がロック位置に変位して配線ダクト用プラグ1の接続が完了した状態では、係合凸部34が係合凹部55に係入することで、配線ダクト5から下方へのハウジング3の脱落が防止される。
配線ダクト用プラグ1を配線ダクト5から取り外す際には、ロック部材4をアンロック位置に変位させれば、配線ダクト5に対してハウジング3を右方に変位させることにより係合凸部34と係合凹部55との係合を解除して配線ダクト用プラグ1を配線ダクト5から下方に抜き取ることができる。
上記構成によれば、各接触子2をそれぞれ回転させて配線51に接触させる構造に比べ、小型化が可能となる。
なお、本実施形態の接触子2では、V字形状に曲げられた接触部213が直線状の稜線において配線51に接触するが、例えば接触部213に球面形状の凸部をプレス加工によって形成することで、接触子2が球面形状の凸部において配線51に接触するようにしてもよい。接触子2において配線51に接触する部位の断面形状であって上下方向に直交する断面での断面形状を凸曲面形状とすれば、上記の断面形状が直線形状や鋭角形状とされる場合に比べ、配線プラグ1が配線ダクト5に接続されたまま前後方向に平行移動した際に接触子2が配線51を傷つけにくくなる。
さらに、接触子2において、配線51に接触する面である接触部213の左面にめっきが施されていてもよい。この場合、めっき以外の部分(例えば銅製の板ばね)が地金部となり、めっき(例えば金めっき)が被覆部となる。被覆部の材料として地金部よりも酸化しにくい材料を用いれば、被覆部を設けない場合に比べ、酸化による接触抵抗の増加が抑えられる。また、上記のように接触子2において配線51に接触する被覆部は、スパッタリング等の他の周知の手段で設けてもよい。
また、図16〜図20に示すように、ハウジング3をボディ36とカバー37とのみで構成し、ホルダ31とプリント配線板35とを省略してもよい。ボディ36とカバー37とを互いに結合させる手段としては、例えば凹凸係合や嵌合や溶着といった周知の手段を用いることができる。図16〜図20の例では、各導電路6はそれぞれ電線のみで構成され、それぞれ例えば半田付けにより接触子2の連結部22に接続されている。さらに、接触子2は、図15の例と同様に階段状に配置されている。また、各接触子2において、連結部22はそれぞれ上下に長い形状とされ、それぞれカバー36に設けられた保持溝360内に収納される。各保持溝360はそれぞれ下端において互いに連通するとともに、下方へ開放されている。また、ボディ36の下端部には、導電路6(電線)間を仕切る電線仕切り凸部366が設けられている。さらに、各保持溝360において、前後方向(図19における左右方向)に対向する内面には、それぞれ係止凸部367が突設されている。また、ボディ36には、各接触子2についてそれぞれ、保持溝360の上端部の内面との間に接触子2を挟む押さえ片368が設けられている。接触子2をボディ36に取り付ける際には、接触子2の上端を押さえ片368の下端よりも下側に位置させた状態で、図19の矢印A3で示すように接触子2を保持溝360内に導入する。接触子2の連結部22の左右両端部には、それぞれ、上記のような保持溝360内への導入時に係止凸部367を避ける切り欠き221が設けられている。そして、上記のように保持溝360内に導入した接触子2を図19の矢印A4で示すようにボディ36に対して上方へ平行移動させ、接触子2の上端部を押さえ片368の右側(図19での紙面奥側)へ導入すれば、ボディ36に対する接触子2の取付が完了する。上記のような接触子2の取付が完了した状態では、接触子2の連結部22において切り欠き221よりも下側の部位の左側(図19での紙面手前側)に各係止凸部367が位置する。さらに、各保持溝360の底面には、それぞれ、上記のような取付が完了した接触子2の下端に当接することで接触子2の下方への位置ずれを防止する位置決め凸部369が突設されている。カバー37においては、露出穴370は4個設けられ、それぞれ1個ずつの接触子2のバネ部21と押さえ片368とを露出させる。押さえ片368の寸法形状は、ボディ36とカバー37とが互いに結合した状態で押さえ片368の左面とカバー37の左面とが略面一になるように設計されている。
または、ロック部材4は、上記のようにハウジング3に対して上下にスライドするものとする代わりに、ハウジング3に対して回転するものとしてもよい。例えば、ロック部材4は、図21及び図22に示すように、ハウジング3に対して左右方向(すなわち、保持部52と挟み部53とがハウジング3を挟む方向)に平行な軸周りで回転するものであってもよい。具体的には、ロック部材4には、ロック位置でハウジング3の右面と配線ダクト5の挟み部53との間に挟まれる本体部45と、軸方向を左右方向に向けた円柱形状であって挟み部42と本体部45とを互いに連結する軸部46とを設ける。また、ハウジング3の下端部には、軸部46を枢支する軸受け部39を設ける。すなわち、ロック部材4は、ハウジング3に対し、図21の実線や図22(a)に示すアンロック位置と、図21の破線や図22(c)に示すロック位置との間で、図22(b)(c)に矢印A1,A2で示すように軸部46の中心軸(すなわち左右方向に平行な軸)周りに回転可能とされる。さらに、ロック部材4の弾接部43には、ロック位置での下端部(アンロック位置での上端部)から前方(アンロック位置での後方)へ突出して操作力を受けるハンドル47が設けられている。また、ロック部材4の本体部45の左面には、ロック位置においてハウジング3の右面に当接する複数個の球面形状の弾接凸部451が設けられている。ロック位置では本体部45が僅かに弾性変形することで各弾接凸部451がそれぞれハウジング3に弾接する。すなわち、変位抑制手段としての各弾接凸部451とハウジング3との間に作用する摩擦力により、ロック位置からアンロック位置へのロック部材4の回転であって使用者の意図しない回転が抑えられる。また、各弾接凸部451が、それぞれ端に向かって突出寸法が小さくなる球面形状とされていることで、各弾接凸部451が均一な突出寸法の例えば円柱形状とされる場合に比べ、ハウジング3の右側への本体部45の導入が容易となっている。
さらに、配線ダクト5において、図23や図24に示すように、軸方向を前後方向に向けた円筒形状のベース部56を設けてもよい。図23の例では、保持部52と挟み部53とは、それぞれベース部56の径方向に突出し、ベース部56の周方向において互いに対向しており、連結部54はベース部56に一体化されている。また、図24の例では、保持部52と挟み部53とは、それぞれベース部56の外側において連結部54を介して互いに連結され、ベース部56の径方向において互いに対向しており、挟み部53はベース部56に一体化している。さらに、図23の例と図24の例とのそれぞれにおいて、ベース部56の内周面は金属管561で構成されており、配線ダクト5において上記の金属管561と配線51とを除く部位(ベース部56の外周面等)が合成樹脂で構成されている。
また、配線ダクト5において、図25に示すように、円筒形状のパイプ7に固定される固定部57を設けてもよい。図25の固定部57は、軸方向を前後方向に向けたパイプ7の外周面に密着するような断面円弧形状とされており、接着やねじ止めといった適宜の手段でパイプ7に固定される。図25の例において、パイプ7の内周面は金属管71で構成され、パイプ7の外周面は樹脂被覆72で構成されている。
なお、上記の図23〜図25では、係合凹部55の図示を省略している。
さらに、配線ダクト5において、保持部52や挟み部53や連結部54を、扁平な形状とする代わりに、図26及び図27に示すようにそれぞれ断面円弧形状とすることで、全体として円柱形状に挿入口50が開口した形状の配線ダクト5としてもよい。挿入口50は、上記の円柱形状の軸方向に延長された溝状となる。上記の例では、ロック部材4において弾接部43が省略され、代わりに、ロック部材4の右側に新たに設けられた第2係合凸部48と配線ダクト5の挟み部53に新たに設けられた第2係合凹部58との係合で結合力を確保している。第2係合凸部48はロック部材4の他の部位に対して突出寸法を小さくするように弾性的に変位することが可能となっている。すなわち、配線ダクト用プラグ1が配線ダクト5に着脱される際には、第2係合凸部48は、ロック部材4の変位に伴って弾性的に変位及び復帰することで第2係合凹部58に係脱する。上記のような第2係合凸部48は、弾性を有する材料で第2係合凸部48自体を構成することや、第2係合凸部48と他の部位との間に弾性変形可能なバネ状の構造(図示せず)を介在させることで実現可能である。接続が完了した状態では、変位抑制手段としての第2係合凸部48と第2係合凹部58との係合により、ロック部材4のロック位置からアンロック位置への変位(すなわち下方への変位)であって使用者が意図しない変位が抑えられる。また、上記の例において、配線ダクト5の外周面は、断面C字形状の金属部材59により構成されており、配線ダクト5において上記の金属部材59と配線51とを除く部位は合成樹脂で構成されている。
ここで、上記のようなパイプ7は、工場において例えば部品を入れた篭を吊下げる簡易な構造物を構成する際に用いられることが多い。従って、図23,図24の例におけるベース部56の外径や、図26及び図27の例における配線ダクト5の外径を、上記のパイプ7の外径と共通とすれば、上記のパイプ7の支持に用いられる継ぎ手等の構造材を、配線ダクト5の支持に流用することができる。また、図25のようにパイプ7に固定される固定部57を配線ダクト5に設ければ、上記のようなパイプ7を配線ダクト5の固定に用いることができる。
1 配線ダクト用プラグ
2 接触子
3 ハウジング
4 ロック部材
5 配線ダクト
43 弾接部(変位抑制手段)
48 第2係合凸部(変位抑制手段)
51 配線
52 保持部
53 挟み部
56 ベース部
57 固定部
451 弾接凸部(変位抑制手段)

Claims (14)

  1. 複数本の配線を並べて保持した保持面を有する保持部と前記保持面に対向する挟み部とを有する配線ダクトに接続される配線ダクト用プラグであって、
    前記配線に一対一に接触導通する複数個の接触子と、各接触子をそれぞれ保持したハウジングと、前記ハウジングよりも前記挟み部側へ突出して前記挟み部に弾接するロック位置と前記挟み部に接触しないアンロック位置との間で前記ハウジングに対して変位自在に結合したロック部材とを備え、
    前記ロック部材は、ロック位置からアンロック位置への変位を抑える変位抑制手段を有することを特徴とする配線ダクト用プラグ。
  2. 前記接触子を4個以上備えることを特徴とする請求項1記載の配線ダクト用プラグ。
  3. 前記配線に対して複数箇所で接触する前記接触子を備えることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の配線ダクト用プラグ。
  4. 前記複数個の前記接触子のうち少なくとも一部は、前記配線が並ぶ方向に向けられる方向に並べて保持されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の配線ダクト用プラグ。
  5. 金属からなる地金部と、前記地金部とは異なる金属からなり前記地金部に接合されて前記地金部と前記配線との間に介在する被覆部とを有する前記接触子を備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の配線ダクト用プラグ。
  6. 線状の稜線を有する凸曲面形状の前記稜線において前記配線に接触導通する前記接触子を備えることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の配線ダクト用プラグ。
  7. 凸球面形状において前記配線に接触導通する前記接触子を備えることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の配線ダクト用プラグ。
  8. 前記ロック部材は、前記変位抑制手段として、前記ロック位置において前記保持部に弾接する弾接部を有することを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の配線ダクト用プラグ。
  9. 前記ロック部材は、前記変位抑制手段として、前記ロック位置において前記ハウジングに弾接する弾接凸部を有することを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の配線ダクト用プラグ。
  10. 前記ロック部材は、前記変位抑制手段として、前記配線ダクトの前記挟み部に設けられた係合凹部に対して前記ロック位置において係入する係合凸部を有することを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の配線ダクト用プラグ。
  11. 請求項1〜10のいずれか1項に記載の配線ダクト用プラグと前記配線ダクトとを備える配線ダクトシステムであって、
    前記配線ダクトは、円筒形状のベース部を有し、
    前記保持部と前記挟み部とは、それぞれ前記ベース部の外周面から前記ベース部の径方向に突出し、前記ベース部の周方向において互いに対向することを特徴とする配線ダクトシステム。
  12. 請求項1〜10のいずれか1項に記載の配線ダクト用プラグと前記配線ダクトとを備える配線ダクトシステムであって、
    前記配線ダクトは、円筒形状のベース部を有し、
    前記保持部と前記挟み部とは、それぞれ前記ベース部の外周面から前記ベース部の径方向に突出し、前記ベース部の径方向において互いに対向することを特徴とする配線ダクトシステム。
  13. 請求項1〜10のいずれか1項に記載の配線ダクト用プラグと前記配線ダクトとを備える配線ダクトシステムであって、
    前記配線ダクトは、全体として、円柱形状の外周面に、前記配線ダクト用プラグが挿入される挿入口が開口した形状とされていることを特徴とする配線ダクトシステム。
  14. 請求項1〜10のいずれか1項に記載の配線ダクト用プラグと前記配線ダクトとを備える配線ダクトシステムであって、
    前記配線ダクトは、円筒形状の構造体の外周面に対して固定される固定部を有することを特徴とする配線ダクトシステム。
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