JP2002325398A - ブラシ保持装置 - Google Patents

ブラシ保持装置

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JP2002325398A
JP2002325398A JP2001124717A JP2001124717A JP2002325398A JP 2002325398 A JP2002325398 A JP 2002325398A JP 2001124717 A JP2001124717 A JP 2001124717A JP 2001124717 A JP2001124717 A JP 2001124717A JP 2002325398 A JP2002325398 A JP 2002325398A
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brush
commutator
side wall
holding device
housing
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JP2001124717A
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Yoshihiro Matsuura
良裕 松浦
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Asmo Co Ltd
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Asmo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 磨耗粉のブラシとブラシ保持装置との間への
侵入及びブラシ保持装置への固着によるブラシの摺動抵
抗の増加を防止できるブラシ装置を提供する。 【解決手段】 ブラシホルダ15の上壁15a及び底壁
15bには、ブラシ12を摺動案内する上部ガイド部材
19及び下部ガイド部材20が各々収容部16内に向け
て突出して形成され、スプリングがブラシ12をコンミ
テータ13に押圧させる方向に伸びている。収容部16
に収容されるブラシ12の上面及び下面には、前記上部
及び下部ガイド部材19,20に各々嵌合する上部及び
下部嵌合凹部21,22が摺動可能に形成されている。
右側壁15c及び左側壁15dとブラシ12との間隔
は、ブラシ12の熱膨張を考慮した場合に十分かつ最小
の間隔よりも大きく、磨耗紛の固着による摺動抵抗の増
大が生じない間隔となっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、直流モータに備え
られるブラシ保持装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】直流モータは、外部からの直流電源を機
械的に整流してアーマチャに供給すべくブラシ及びコン
ミテータを備えている。ブラシは、ブラシ保持装置によ
って保持され、コンミテータと摺接する。なお、ブラシ
は、熱膨張により体積が大きくなり、ブラシ保持装置の
収容部がブラシが熱膨張した場合に十分な大きさでない
と、ブラシの熱膨張により摺動抵抗が増加する。また、
前記ブラシ保持装置の収容部と前記ブラシとの間隔が大
きすぎると、ブラシの振動が増大し、ブラシ音が増大す
る。このため、ブラシ保持装置は、ブラシの熱膨張とブ
ラシの振動とを考慮して得られた最適な間隔でブラシを
収納している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ブラシが大電
流又は高温下で使用される場合には、ブラシの磨耗が多
く、ブラシとブラシ保持装置の収容部の側壁との間隔を
減少させる。特に磨耗粉はコンミテータの回転によって
ブラシのコンミテータ側からブラシと収容部の側壁との
間に侵入し、かつ、その回転力によって収容部の側壁に
固着しやすい。このため、ブラシのコンミテータ側への
摺動抵抗が増加し、モータ特性の悪化などを引き起こ
す。なお、ブラシと収容部の側壁との間隔を大きくすれ
ばこの問題は解決するが、ブラシ振動及びブラシ音の問
題が発生する。
【0004】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたものであって、その目的は、磨耗粉のブラシとブ
ラシ保持装置との間への侵入及びブラシ保持装置への固
着によるブラシの摺動抵抗の増加を防止できるブラシ装
置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、請求項1に記載の発明は、ブラシを収納しコンミ
テータに押圧させる構造を備えた収容部を有するブラシ
保持装置であって、前記収容部の一部に、前記コンミテ
ータ回転方向側の収容部側壁と前記ブラシとの間に空間
を形成するようにして、前記ブラシを前記コンミテータ
に対して直交する方向にのみ移動可能に支持するガイド
部材を前記直交方向に沿って設けたことを要旨とする。
【0006】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
のブラシ保持装置において、前記ガイド部材は、上壁及
び下壁に突設させて前記ブラシを移動可能に支持するよ
うにしたことを要旨とする。
【0007】請求項3に記載の発明は、請求項1に記載
のブラシ保持装置において、前記収容部側壁と前記ブラ
シとで形成される空間は、その収容部側壁にガイド部材
を突設させて形成させたものであることを要旨とする。
【0008】請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の
いずれか1つに記載のブラシ保持装置において、前記ブ
ラシは、前記ガイド部材に嵌合する嵌合部を形成したこ
とを要旨とする。
【0009】請求項5に記載の発明は、ブラシを収納し
コンミテータに押圧させる構造を備えた収容部を有する
ブラシ保持装置であって、前記ブラシをコンミテータに
対して直交方向にのみ移動可能に収容支持する収容部の
前記コンミテータ回転方向側の収容部側壁の一部を、前
記コンミテータ側に接近するほど、前記ブラシに対して
離間するようにしたことを要旨とする。
【0010】請求項6に記載の発明は、請求項5に記載
のブラシ保持装置において、前記ブラシに対して離間す
るように形成された収容部側壁の一部は、前記側壁から
切り起こされた切り起こし部であることを要旨とする。
【0011】請求項7に記載の発明は、請求項1〜6に
記載のブラシ保持装置において、前記収容部は、樹脂に
よりモータハウジングに固定されるブラシ保持装置の基
板と一体形成したことを要旨とする。
【0012】(作用)請求項1に記載の発明によれば、
ブラシ保持装置の収容部の一部に形成したガイド部材に
より、コンミテータ回転方向側の収容部側壁とブラシと
の間に空間を形成するようにして、ブラシをコンミテー
タに対して直交する方向にのみ移動可能に支持する。こ
のため、コンミテータ回転方向側の収容部側壁とブラシ
との間の空間により、収容部の側壁に磨耗紛が固着する
ことによるブラシのコンミテータ側への摺動抵抗の増加
を抑制でき、また、ブラシ熱が放散される。また、ブラ
シをコンミテータに対して直交する方向にのみ移動可能
に支持することにより、ブラシの振動を抑制できる。
【0013】請求項2に記載の発明によれば、上壁及び
下壁に突設させたガイド部材によりブラシを移動可能に
支持する。これにより、収容部の側壁とブラシとの間に
空間を形成可能となり、収容部の側壁に磨耗紛が固着す
ることによるブラシのコンミテータ側への摺動抵抗の増
加を抑制できる。
【0014】請求項3に記載の発明によれば、収容部側
壁にガイド部材を突設させることにより、収容部側壁と
ブラシとの間に空間が形成される。これにより、収容部
の側壁に磨耗紛が固着することによるブラシのコンミテ
ータ側への摺動抵抗の増加を抑制できる。
【0015】請求項4に記載の発明によれば、ブラシ
は、ガイド部材に嵌合する嵌合部を形成する。これによ
り、ブラシがガイド部材に沿って移動でき、ブラシの振
動を抑制できる。
【0016】請求項5に記載の発明によれば、コンミテ
ータ回転方向側の収容部側壁の一部が、コンミテータ側
に接近するほど、ブラシに対して離間する。これによ
り、磨耗紛が収容部の外に排出され易くなり、収容部が
ブラシを支持する部分における収容部とブラシとの間に
は、磨耗紛が侵入しにくくなる。
【0017】請求項6に記載の発明によれば、側壁から
切り起こされた切り起こし部により、収容部側壁の一部
がブラシに対して離間するように形成される。これによ
り、磨耗紛が外に排出され易く、収容部がブラシを保持
する部分における収容部とブラシとの間に磨耗紛が侵入
しにくい構造を容易にブラシ保持装置と一体に形成でき
る。
【0018】請求項7に記載の発明によれば、収容部
は、樹脂によりモータハウジングに固定されるブラシ保
持装置の基板と一体形成される。これにより、ブラシを
保持する構造を収容部内に容易に一体形成できる。
【0019】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)以下、本発明
を具体化したブラシ装置の第1の実施形態を図1、図2
に従って説明する。
【0020】図1に示すように、ブラシ装置10は、ブ
ラシ保持装置11とブラシ12により構成される。ブラ
シ保持装置11は、直流モータのモータハウジング内に
装着される。直流モータには、外部からの直流電源を機
械的に整流してアーマチャ(図示略)に供給すべくブラ
シ12及びコンミテータ13が備えられており、ブラシ
12はブラシ保持装置11によって保持されてコンミテ
ータ13と摺接するように構成されている。
【0021】前記ブラシ保持装置11は、基板14及び
ブラシホルダ15を備えている。基板14は、絶縁性の
樹脂材料よりなり、モータハウジングに固定される。ブ
ラシホルダ15は、耐熱性に優れ、熱による寸法変動の
小さい真鍮等の金属材料により形成されている。ブラシ
ホルダ15は、コンミテータ13側が開口し、反コンミ
テータ13側が閉鎖された略四角筒状で、上壁15a、
底壁15b、右側壁15c、左側壁15d及び後壁15
eにより構成されている。また、これらの各壁15a〜
15eによって、コンミテータ13側が開口した収容部
16が形成されている。該収容部16には、ブラシ12
及び該ブラシ12を後壁15e側からコンミテータ13
に押圧させるスプリング(図示略)が収容される。右側
壁15c及び左側壁15dは、基板14を突き抜ける係
止部17,18が形成されている。該係止部17,18
を折り曲げることにより、ブラシホルダ15が基板14
に固定される。
【0022】図2に示すように、上壁15a及び底壁1
5bには、ブラシ12を摺動案内する上部ガイド部材1
9及び下部ガイド部材20が各々収容部16内に向けて
突出して形成されている。該上部及び下部ガイド部材1
9,20は、前記スプリングがブラシ12をコンミテー
タ13に押圧させる方向(コンミテータ13に対して直
交方向)に伸びている。
【0023】収容部16に収容されるブラシ12の上面
には、前記上部ガイド部材19に嵌合する嵌合部として
の上部嵌合凹部21が摺動可能に形成されている。ま
た、ブラシ12の底面には、前記下部ガイド部材20に
嵌合する嵌合部としての下部嵌合凹部22が、摺動可能
に形成されている。
【0024】ブラシ12は、コンミテータ13の大きさ
に対応する通常の大きさである。右側壁15c及び左側
壁15dとブラシ12との各々の間隔は、ブラシ12の
熱膨張を考慮した場合に十分かつ最小の間隔よりも大き
く、磨耗紛の固着による摺動抵抗の増大が生じない間隔
となっている。つまり、ブラシホルダ15の右側壁15
cと左側壁15dとの間隔は、ブラシ12の大きさに対
応する通常の大きさよりも大きい間隔となっている。
【0025】ここで、コンミテータ13が矢印23の方
向に回転すると、ブラシ12とコンミテータ13との接
触部でブラシ12が磨耗して、磨耗紛が発生する。この
磨耗紛は、回転方向(矢印23の方向)の前側(左側壁
15d側)で特に多く発生する。
【0026】上記実施形態のブラシ装置によれば、以下
のような効果を得ることができる。 (1)上記実施形態では、上部ガイド部材19と上部嵌
合凹部21、及び、下部ガイド部材20と下部嵌合凹部
22が各々嵌合していることにより、ブラシ12は、コ
ンミテータ13に対して直交する方向にのみ移動可能に
支持される。これにより、収容部16の右側壁15c及
び左側壁15dとブラシ12との各々の間隔が大であっ
てもブラシ12が支持され、ブラシ12の振動を抑制で
きる。
【0027】(2)上記実施形態では、収容部16の右
側壁15c及び左側壁15dとブラシ12との各々の間
隔を大きくした。これにより、収容部16の右側壁15
c又は左側壁15dに磨耗紛が固着することによるブラ
シ12のコンミテータ13側への摺動抵抗の増加を抑制
できる。
【0028】(3)上記実施形態では、収容部16の右
側壁15c及び左側壁15dとブラシ12との各々の間
隔を大きくしたことでブラシ熱が放散され、高温となる
のを抑制できる。
【0029】(第2の実施形態)以下、本発明を具体化
したブラシ装置の第2の実施形態を図3に従って説明す
る。なお、第2の実施形態は、第1の実施形態のブラシ
ホルダ15及びブラシ12の形態のみを変更した構成で
あるため、同様の部分についてはその詳細な説明を省略
する。
【0030】図3に示すように、本実施形態のブラシ装
置30は、ブラシ保持装置31とブラシ32により構成
される。ブラシ保持装置31は、基板14及びブラシホ
ルダ33を備えている。ブラシホルダ33は、コンミテ
ータ13側が開口し、反コンミテータ13側が閉鎖され
た略四角筒状で、上壁33a、底壁33b、右側壁33
c、左側壁33d及び後壁33eにより構成されてい
る。左側壁33dの一部は、コンミテータ13側が切り
起こされ、外側を向いた弧状の切り起こし部35が形成
されている。また、これらの各壁33a〜33eによっ
て、コンミテータ13側が開口した収容部34が形成さ
れている。該収容部34には、ブラシ32及び該ブラシ
32を後壁33e側からコンミテータ13に押圧させる
スプリング(図示略)が収容される。右側壁33c及び
左側壁33dは、基板14を突き抜け、係止部が形成さ
れている。該係止部を折り曲げることにより、ブラシホ
ルダ33が基板14に固定される。
【0031】なお、上壁33a、底壁33b、右側壁3
3c及び左側壁33dの切り起こし部35以外の部分と
ブラシ32との各々の間隔は、ブラシ32の熱膨張を考
慮した場合に十分かつ最小の間隔となっていて、各壁3
3a〜33d(切り起こし部35を除く)は、前記ブラ
シ32を摺動可能に保持する。また、前記各壁33a〜
33dは、ブラシ32がコンミテータ13に接している
位置より手前で終了している。
【0032】上記実施形態のブラシ装置によれば、以下
のような効果を得ることができる。 (4)上記実施形態では、切り起こし部35は、コンミ
テータ13に接近するほどブラシ32に対して離間す
る。これにより、切り起こし部35において磨耗紛が外
に排出され易くなり、収容部34において、切り起こし
部35以外の左側壁33dとブラシ32との間には、磨
耗紛が侵入しにくくなる。
【0033】(5)上記実施形態では、コンミテータ1
3に接近するほど切り起こし部35がブラシ32に対し
て離間することにより、コンミテータ13に接近するほ
ど左側壁33dの一部がブラシ32に対して離間する。
このため、磨耗紛が外に排出され易く、左側壁33dの
切り起こし部35以外の部分とブラシ32との間に磨耗
紛が侵入しにくい構造が、ブラシホルダ33と一体形成
される切り起こし部35により容易に実現できる。
【0034】(6)上記実施形態では、各壁33a〜3
3dは、ブラシ32がコンミテータ13に接している位
置より手前で終了している。これにより、収容部34に
おいて、各壁33a〜33dとブラシ32との間に磨耗
紛が侵入しにくくなる。
【0035】(第3の実施形態)以下、本発明を具体化
したブラシ装置の第3の実施形態を図5に従って説明す
る。なお、第3の実施形態は、第1の実施形態のブラシ
保持装置11の材料及び形態とブラシ12の形態のみを
変更した構成であるため、同様の部分についてはその詳
細な説明を省略する。
【0036】図4に示すように、本実施形態のブラシ装
置40は、ブラシ保持装置41とブラシ42により構成
される。なお、ブラシ保持装置41は、樹脂により一体
形成されている。つまり、本実施形態のブラシ装置40
におけるブラシ保持装置41は、基板とブラシホルダと
が一体に形成されている。該ブラシ保持装置41は、コ
ンミテータ13側が開口し、反コンミテータ13側が閉
鎖された略四角筒状のブラシホルダ部が形成され、その
ブラシホルダ部は、上壁41a、底壁41b、右側壁4
1c、左側壁41d及び後壁により構成されている。ま
た、これらの各壁41a〜41d及び後壁によって、コ
ンミテータ13側が開口した収容部43が形成されてい
る。該収容部43には、ブラシ42及び該ブラシ42を
後壁(図示略)側からコンミテータ13に押圧させるス
プリング(図示略)が収容される。
【0037】前記収容部43内には、ブラシ42を摺動
可能に支持するガイド部材としてのガイド支持部44が
各壁41a〜41dの中央部に形成されている。なお、
このガイド支持部44は、前記スプリングがブラシ42
をコンミテータ13に押圧させる方向に伸びている。ブ
ラシ42は、熱膨張を考慮した場合に十分かつ最小の間
隔でガイド支持部44により摺動可能に支持されてい
る。
【0038】上記実施形態のブラシ装置によれば、以下
のような特徴を得ることができる。 (7)上記実施形態では、ブラシ保持装置41の収容部
43において、ガイド支持部44以外の部分では、各壁
41a〜41dとブラシ32との各々の間隔が大とな
る。これにより、収容部43から磨耗紛が排出され、収
容部43の各壁41a〜41dに磨耗紛が固着すること
によるブラシ42のコンミテータ13側への摺動抵抗の
増加を抑制できる。
【0039】(8)上記実施形態では、ブラシ保持装置
41は樹脂であるため、容易に収容部43内にガイド支
持部44を一体形成できる。これにより、ブラシ42を
摺動可能に支持するとともに、収容部43の各壁41a
〜41dとブラシ42との各々の間隔が大となる部分を
容易に形成できる。
【0040】なお、上記実施形態は以下のように変更し
てもよい。 ・ 上記第1の実施形態では、ブラシ12と右側壁15
c及び左側壁15dとの各々の間隔を大きくした。これ
に代えて、コンミテータ13の回転方向(矢印23)の
前側に該当する側(左側壁15d側)のみ、前記間隔を
大きくしてもよい。これにより、磨耗紛が多く発生する
側のみ、前記間隔を大きくすることができる。
【0041】・ 上記第2の実施形態では、切り起こし
部35をコンミテータ13の回転方向(矢印23)の前
側(左側壁33d側)に該当する部分にのみ形成した。
これに代えて、コンミテータ13が両方向に回転する場
合には、切り起こし部35を右側壁33c及び左側壁3
3dの両方に形成してもよい。
【0042】・ 上記第2の実施形態では、ブラシホル
ダ33は、ブラシ32の熱膨張を考慮した場合に十分か
つ最小の間隔でブラシ32を収容した。これに代えて、
図5に示すように、ブラシ装置50のブラシ保持装置5
1に備えられる、第1の実施形態と同様の構造によりブ
ラシ12を摺動案内するブラシホルダ52でブラシ12
を収容してもよい。すなわち、収容部53において、上
壁52a及び下壁52bに各々形成された上部ガイド部
材55及び下部ガイド部材(図示せず)が、ブラシ12
の上面及び下面に各々形成される上部及び下部嵌合凹部
21,22に各々嵌合する。そして、ブラシ12と右側
壁52c及び左側壁52dとの各々の間隔は、ブラシ1
2の熱膨張を考慮した場合の十分かつ最小の間隔よりも
大とする。これにより、切り起こし部54では排出し切
れなかった磨耗紛が左側壁52dとブラシ12との間に
侵入しても、磨耗紛の固着によるブラシ12のコンミテ
ータ13側への摺動抵抗の増加を抑制できる。また、ブ
ラシ熱が、右側壁52c及び左側壁52dとブラシ12
との各々の間隔が大であることにより放散される。
【0043】・ 上記第3の実施形態では、ブラシ42
の両側について、右側壁41c及び左側壁41dとブラ
シ32との各々の間隔を大きくした。これに代えて、コ
ンミテータ13の回転方向が片側のみである場合には、
回転方向の前側についてのみ、前記間隔を大きくしても
よい。これにより、磨耗紛が多く発生する方向のみ、前
記間隔を大きくすることができる。
【0044】・ 上記第3の実施形態では、ブラシ保持
装置41は、ガイド支持部44でブラシ42を摺動可能
に支持した。これに代えて、収容部43の異なる部分で
ブラシ42を摺動可能に支持してもよい。例えば、図6
に示すように、ブラシ保持装置61とブラシ42とを備
えたブラシ装置60の収容部62において、上壁61
a、底壁61b、右側壁61c及び左側壁61dの各端
部に設けたガイド部材としてのガイド支持部63でブラ
シ42を摺動可能に支持してもよい。
【0045】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
磨耗粉のブラシとブラシ保持装置との間への侵入及びブ
ラシ保持装置への固着によるブラシの摺動抵抗の増加を
防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の実施形態のブラシ装置の斜視図。
【図2】 第1の実施形態のブラシ装置の断面図。
【図3】 第2の実施形態のブラシ装置の斜視図。
【図4】 第3の実施形態のブラシ装置の断面図。
【図5】 別例のブラシ装置の斜視図。
【図6】 別例のブラシ装置の断面図。
【符号の説明】
11,31,41,51,61…ブラシ保持装置、1
2,32,42…ブラシ、13…コンミテータ、16,
34,43,53,62…収容部、35,54…切り起
こし部。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブラシを収納しコンミテータに押圧させ
    る構造を備えた収容部を有するブラシ保持装置であっ
    て、 前記収容部の一部に、前記コンミテータ回転方向側の収
    容部側壁と前記ブラシとの間に空間を形成するようにし
    て、前記ブラシを前記コンミテータに対して直交する方
    向にのみ移動可能に支持するガイド部材を前記直交方向
    に沿って設けたことを特徴とするブラシ保持装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のブラシ保持装置におい
    て、 前記ガイド部材は、上壁及び下壁に突設させて前記ブラ
    シを移動可能に支持するようにしたことを特徴とするブ
    ラシ保持装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のブラシ保持装置におい
    て、 前記収容部側壁と前記ブラシとで形成される空間は、そ
    の収容部側壁にガイド部材を突設させて形成させたもの
    であることを特徴とするブラシ保持装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1つに記載のブ
    ラシ保持装置において、 前記ブラシは、前記ガイド部材に嵌合する嵌合部を形成
    したことを特徴とするブラシ保持装置。
  5. 【請求項5】 ブラシを収納しコンミテータに押圧させ
    る構造を備えた収容部を有するブラシ保持装置であっ
    て、 前記ブラシをコンミテータに対して直交方向にのみ移動
    可能に収容支持する収容部の前記コンミテータ回転方向
    側の収容部側壁の一部を、前記コンミテータ側に接近す
    るほど、前記ブラシに対して離間するようにしたことを
    特徴とするブラシ保持装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載のブラシ保持装置におい
    て、 前記ブラシに対して離間するように形成された収容部側
    壁の一部は、前記側壁から切り起こされた切り起こし部
    であることを特徴とするブラシ装置。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6に記載のブラシ保持装置に
    おいて、 前記収容部は、樹脂によりモータハウジングに固定され
    るブラシ保持装置の基板と一体形成したことを特徴とす
    るブラシ保持装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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