JP3087081B2 - 電動工具 - Google Patents

電動工具

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JP3087081B2
JP3087081B2 JP41435690A JP41435690A JP3087081B2 JP 3087081 B2 JP3087081 B2 JP 3087081B2 JP 41435690 A JP41435690 A JP 41435690A JP 41435690 A JP41435690 A JP 41435690A JP 3087081 B2 JP3087081 B2 JP 3087081B2
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retainer
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一法 田中
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Shibaura Mechatronics Corp
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  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)
  • Motor Or Generator Frames (AREA)
  • Motor Or Generator Current Collectors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディスクグラインダー
等の粉塵を生じる場合の絶縁性能を向上させることがで
きる電動工具の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に金属などを加工する電動工具は、
加工によって生じる粉塵が飛散し、この飛散した粉塵が
電動工具を形成する電動機のフレーム内部に侵入するこ
とがある。特に、ディスクグラインダー等にあっては、
電動機に整流子電動機が採用され、この内部を冷却する
ためにフアンで外気を吸引する構造になっている。この
ため、飛散した粉塵を整流子電動機の内部へ吸引し、内
部の電気的絶縁を損なうことがあった。特に、回転子軸
と回転子との間を絶縁し、フレームを樹脂などの絶縁材
で形成されるものは二重絶縁構造と称し、一般に絶縁が
十分であるとの認識で使用されている。しかし、回転子
軸に備えられた軸受と刷子との間に金属の粉塵などが堆
積すると、刷子から回転子軸に漏電し、回転子軸からギ
ヤー等の減速機を介して工具に漏電することになる。こ
のように工具に漏電すると作業者が感電することがあっ
たり、工具を介して加工物に漏電し思わぬ災害を招くこ
とがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、この様な事
情に鑑みてなされたものであり、工具に漏電することが
ないように構成し、二重絶縁の機能を損なうことなく安
心して使用でき、さらに、保持器を着脱自在に装着する
ことができるとともに、この保持器が動かない電動工具
を提供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決する手段】本発明は、整流子電動機を用い
る電動工具において、略円筒状で一端が閉止され、この
閉止部に軸受保持用ハウジングが形成されたフレーム
と、前記フレームに軸受を介して保持されている整流子
付き回転子と、鉄心と界磁コイルからなる固定子と、略
角筒状で外側の面に突起が形成され、一端が閉止されて
いる保持器と、この保持器に収納され、整流子と摺接す
る刷子と、長方形をしたシート材をL形に折り曲げ、こ
の一側面に前記保持器に設けられた突起が挿入される角
孔を備えた隔壁とから構成され、前記略円筒状フレーム
内の径方向には、前記保持器が挿入される角孔状凹部が
形成され、この角孔状凹部の内側面には、前記保持器の
突起部が係合する突起係合孔が形成され、前記保持器に
設けた突起に前記隔壁に形成された角孔を係合し、前記
保持器を前記角孔状凹部に挿入することにより、前記突
起部を前記角孔状凹部内に形成された前記突起係合孔に
係合させ、前記隔壁を前記刷子と前記フレームに嵌入さ
れた軸受との間に突設して配置したことにより課題を解
決している。
【0005】
【作用】刷子と軸受との間に隔壁が突設されるため、こ
の付近一帯に刷子の塵埃が飛散しても、隔壁を介して沿
面距離が長くなり、絶縁抵抗の低下が防止できる。ま
た、保持器の突起をフレームに設けたこの突起を係止す
る凹部に着脱自在に嵌合することができる。
【0006】
【実施例】図1は、本発明の一実施例による電動工具の
要部縦断面図であり、図2は、その構造を分かり易く示
すための要部の分解図を示す斜視図である。
【0007】図1において、樹脂で成形製作されたフレ
ーム1の内側にハウジング2が形成されており、この箇
所に軸受3が収められると共にこの軸受3で回転子4の
軸5が支持されている。そして、この軸5には、整流子
6が備えられている。この整流子6には保持器7に収容
された刷子8が摺接されている。刷子8は、図示されな
いが電源に接続されるように構成されており、整流子電
動機を構成している。さらに、保持器7には、フレーム
1に着脱自在に嵌合するために突起9が形成されてお
り、この突起9に嵌合して位置決めされるペーパー状の
隔壁10が軸受3との間に装着されており、軸受3と刷
子8との間の縁面距離が図中の矢印11に示される通り
大きくなるように構成されている。
【0008】図2において、保持器7は、樹脂などの絶
縁材料で形成され一面が開口し、かつ中空に成型形成さ
れておりこの中空部に刷子8が収容される。この刷子8
は、図示されないスプリングによって保持器7から飛び
出す方向へ常時付勢されている。そして、この刷子8
は、整流子6の面に摺接するように構成されており、こ
の刷子8を介して回転子4に電源を接続するように構成
されている。さらに、保持器7に形成された突起9に嵌
合するように開口12が形成されたほぼL字状の隔壁1
0が備えられており、フレーム1に保持器7が収容され
る場合は、図中の点線10aで示されるように備えられ
ている。この場合、隔壁10の開口12のない側の一側
壁が保持器7の一側面に密着することになるので、側壁
10に外力が加わっても、強度を保つことができる。
【0009】この様な構成において、電動工具は、隔壁
10を備えた保持器7に刷子8を装着してフレーム1に
組み立て、回転子4を軸受3を介してフレーム1の軸受
保持用ハウジングで保持する。
【0010】そして、回転子4をフレーム1のハウジン
グ2で保持すると刷子18と軸受3との間には、隔壁1
0が介在されることになり、図1の矢印11に示される
ように刷子8と軸受3との間に形成される縁面距離が大
きくなる。電動工具が運転され、内部に粉塵が侵入して
堆積した場合、刷子8と軸受3との間に堆積する粉塵が
金属粉等であれば導電性があるため、漏電が起こること
になる。しかし、本発明の場合、この間に隔壁10が突
設されているため、図1に示されるように縁面距離が大
きくなり、漏電のケースが少なくなる。
【0011】この様な隔壁10は、フイルム等比較的剛
性のある薄い絶縁材料で形成されれば良く、その場合、
電動工具の振動を受けてわずかに揺動することができる
ため、粉塵の堆積が少なくなる。すなわち、隔壁10が
揺動、むしろ振動といったわずかな動きで良いが、堆積
する粉塵を落とすような作用があればきわめて効果的で
ある。隔壁10に粉塵が堆積しなくなると漏電のケース
は、きわめて少なくなり、皆無になるといって良い。
【0012】
【発明の効果】本発明によれば、刷子と軸受との間にL
形に折り曲げられた隔壁を配置し、両者間の縁面距離を
大きくしたため、ディスクグラインダー等の鉄粉が粉塵
となってフレーム内部へ侵入した場合でも、漏電をきわ
めて少なくすることができ安心して使用することができ
る。また、保持器をフレームに着脱自在に装着できると
ともに、保持器の固定を十分にできるなどの効果を得る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【第1図】図1は、本発明の一実施例による電動工具の
要部縦断面図である。
【第2図】図2は、その構造を分かり易く示すための要
部の分解図を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 フレーム 2 ハウジング 3 軸受 4 回転子 5 軸 6 整流子 7 保持器 8 刷子 9 突起 10 隔壁 11 矢印 12 開口

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】整流子電動機を用いる電動工具において、 略円筒状で一端が閉止され、この閉止部に軸受保持用ハ
    ウジングが形成されたフレームと、 前記フレームに軸受を介して保持されている整流子付き
    回転子と、 鉄心と界磁コイルからなる固定子と、 略角筒状で外側の面に突起が形成され、一端が閉止され
    ている保持器と、 この保持器に収納され、整流子と摺接する刷子と、 長方形をしたシート材をL形に折り曲げ、この一側面に
    前記保持器に設けられた突起が挿入される角孔を備えた
    隔壁とから構成され、 前記略円筒状フレーム内の径方向には前記保持器が挿入
    される角孔状凹部が形成され、 この角孔状凹部の内側面には前記保持器の突起部が係合
    する突起係合孔が形成され、 前記保持器に設けた突起に前記隔壁に形成された角孔を
    係合し、前記保持器を前記角孔状凹部に挿入することに
    より、前記突起部を前記角孔状凹部内に形成された前記
    突起係合孔に係合させ、前記隔壁を前記刷子と前記フレ
    ームに嵌入された軸受との間に突設して配置したことを
    特徴とする電動工具。
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JPH04222433A JPH04222433A (ja) 1992-08-12
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