JP4712477B2 - 画像読み取り装置および画像読み取り装置付き記録装置 - Google Patents
画像読み取り装置および画像読み取り装置付き記録装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4712477B2 JP4712477B2 JP2005224100A JP2005224100A JP4712477B2 JP 4712477 B2 JP4712477 B2 JP 4712477B2 JP 2005224100 A JP2005224100 A JP 2005224100A JP 2005224100 A JP2005224100 A JP 2005224100A JP 4712477 B2 JP4712477 B2 JP 4712477B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- image reading
- silicon
- compound
- reading apparatus
- hydrolyzable group
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Holders For Sensitive Materials And Originals (AREA)
- Surface Treatment Of Glass (AREA)
- Facsimile Scanning Arrangements (AREA)
Description
特に、画像読み取り装置で問題となるコンタクトガラス上の汚れ対策に関する。
この方式によると、原稿は読み取りの際、コンタクトガラスに接触しながら通過するので原稿の画像面側に付いた粉塵、粘着剤、接着剤、油性インク、修正液等のコンタクトガラス上への付着が避けられない。この付着物がコンタクトガラスの読み取り位置に付着すると、読み取った画像信号にその影響が現れ、画像を劣化させる。
これらの付着防止としては、パーフルオロアルキルポリエーテル化合物と側鎖がモノアミノアルキル基またはジアミノアルキル基を含むアミノ基で変性されたポリジメチルシロキサンを板ガラスに塗布する(特許文献1、2参照)、あるいはガラス表面に光触媒のような汚れ分解機能を有する材料をコーティングする(特許文献3、4参照)といった方法が挙げられる。しかし、これらの方法では防汚性(汚れの付着防止)は充分であるが持続性がない、汗や脂といった汚染物質の分解には有効ではあるが防汚性に劣る等の理由により、画像の劣化を防止する画像読み取り装置としては充分なものではなかった。
さらに、このような異物が付着しにくい画像読み取り装置を有することにより、常時高画質を維持できる記録装置(複写機)を提案するものである。
一般に複写機とは、いわゆるカールソンプロセスとして知られる電子写真方式の複写機を指す。すなわち、感光体ドラム(あるいはベルト、シート)上に静電潜像を形成し、それをトナーによって顕像化(現像)し、そのトナー像を紙等に転写し、その後、加圧/加熱して、トナー像を紙等に定着させて画像形成を行なう記録原理のものを指している。
すなわち、本発明の画像読み取り装置は、カールソンプロセスのみならずインクジェット原理の記録装置、さらにはこの2方式以外の記録原理(例えばサーマルヘッドを利用した感熱記録方式や熱転写方式等)であっても、好適に適用されるものである。よって、本文中、複写機という表現があっても、それは、単にカールソンプロセスによるものを指すのではなく、画像読み取り装置を有する記録装置全般を指すものと理解されたい。
このため、原稿の通紙枚数が増えるにつれ、コンタクトガラス上の防汚層が剥離し、粘着系の異物に対する付着防止の効果がなくなってしまう。その際、原稿からは紙の成分であるセルロース繊維や、タルク、クレー、炭酸カルシウム、二酸化チタン等粒子サイズが0.5〜10μmのてん料粒子、さらには紙表面に塗工したカオリン(Al2O3・2SiO2・2H2O)、炭酸カルシウム(CaCO3)、サチンホワイト(3CaO・Al2O3・3CaSO4・31〜32H2O)等の粒子サイズが0.5〜10μmの表面改質粒子等が紙粉として脱落し、このコンタクトガラス面に付着する。
一般に、加水分解性基を有するケイ素含有パーフルオロポリエーテル化合物を主成分とする層は、分子構造由来の低表面エネルギー、および分子鎖のフレキシビリティ、可撓性、潤滑性、基材との高い密着性等により、良好な防汚性、耐久性を有する。また、加水分解性基を有するフッ素置換アルキル基含有オルガノシラン化合物を主成分とする層は、撥水性を有しつつ、硬い皮膜が形成されるため耐擦傷性が良好である。さらに、ケイ素非含有のパーフルオロポリエーテル化合物を主成分とする層は、撥水性および潤滑性が極めて良好である。
攪拌機、滴下ロート、還流冷却器及び温度計を備えた2.0L4つ口フラスコ中に2617g(10.3モル)のヨウ素、213.2g(1.54モル)の炭酸カリウム、および9000gのヘキサクロロ−1,3−ブタジエンを仕込み、系の温度を160℃に維持しながら窒素気流下に、化学式F−(CF2CF2CF2O)n−CF2CF2COFで表されるω−フルオロポリパーフルオロオキセタンアシルフルオライド(平均分子量3900)4000g(1.03モル)を10mL/minの速度で滴下した。滴下終了後、反応温度を185℃に上昇させ、20時間反応させた。反応終了後、系を冷却したのちカリウム塩を濾別し、2層に分離した液相から分液ロートを用いて下層を分取した。これをアセトンで数回洗浄したのち、1Lのパーフルオロヘキサンに溶解し、ガラスフィルターによって微細な不溶物を濾別した。得られた溶液から減圧下揮発分を完全に留去することによって3890g(収率95%)の化学式F−(CF2CF2CF2O)n−CF2CF2Iで表されるω−フルオロポリパーフルオロオキセタンヨウ素化物を得た。赤外吸収スペクトルより、1890cm−1の−C(=O)Fの吸収が完全に消失し、910cm−1に新たに−CF2Iの吸収が生じた。
攪拌機、滴下ロート、還流冷却器及び温度計を備えた200mL4つ口フラスコ中に合成例1にて合成した化学式F−(CF2CF2CF2O)n−CF2CF2Iで表されるω−フルオロポリパーフルオロオキセタンヨウ素化物40gをヘキサフルオロテトラクロロブタン〔ダイフロンソルベントS−316(ダイキン工業社製)〕80gに溶解したもの、及び、ジt−ブチルパーオキシド1.5g(1×10−2モル)を仕込み、充分に系内を窒素置換したのち、窒素気流下滴下ロートよりビニルトリクロロシラン16.1g(0.10モル)を滴下した。滴下終了後系内の温度を120℃に昇温させ、4時間反応させた。反応終了後減圧下揮発分を完全に留去することによって末端にヨウ素を有するケイ素含有有機含フッ素ポリマー(A)38.7g(収率90%)を得た。
攪拌機、滴下ロート、還流冷却器及び温度計を備えた200mL4つ口フラスコ中に合成例2にて合成したケイ素含有有機含フッ素ポリマー(A)34.4g(8×10−3モル)をパーフルオロヘキサン50gに溶解したものを仕込み、亜鉛2.1g(3.2×10−2モル)を強攪拌分散させた。氷水浴で系を冷却し、窒素気流下無水メタノール10gを滴下した。滴下終了後氷水浴を取り除き、加熱還流下2時間反応させた。反応終了後不溶物を濾別し、2層に分離した液相から分液ロートを用いて下層を分取した。得られた溶液を無水メタノールで3回洗浄したのち、減圧下揮発分を完全に留去することによって、末端が水素化されたケイ素含有有機含フッ素ポリマー(B:分子中にフッ素置換アルキル基とパーフルオロポリエーテル基とを有する)31.6g(収率92%)を得た。
なお、本発明の防汚層を設けた透光性部材(コンタクトガラス(3))の性能評価、および画像読み取り装置の評価は下記のように実施した。
(1)防汚性
透光性部材に、以下実施例の如く表面改質を施したサンプルを用い、紙粉を散布した後、それをブロワーで吹き飛ばした場合の紙粉の残留状況、また、トナーを散布した後、それをブロワーで吹き飛ばした場合のトナーの残留状況、さらに、指紋を付けて拭き取った場合の汚れの残留状況を評価した。
(2)耐久性
実施例に従って防汚層が形成された透光性部材を実際の電子写真デジタル複写機読み取り部のコンタクトガラス(3)として使用し、アクリル系粘着両面テープを貼り付けた原稿を多数枚通紙後、ハーフトーン原稿を多数枚通紙し、黒スジ発生や紙詰まりの有無といった画像劣化の評価(初期)、及び10万枚通紙後に同様の評価を実施し、黒スジ発生の有無といった画像劣化が生じるかどうかを評価した(経時)。結果を表1に示した。
下記式(VIII)で表される加水分解性基を有するケイ素含有パーフルオロエーテル化合物(分子量:約5000)、下記式(IX)で表される加水分解性基を有するフッ素置換アルキル基含有オルガノシラン化合物、およびケイ素非含有のパーフルオロポリエーテル化合物:デムナムS−20(ダイキン工業(株)製、分子量:約2500)の混合物をパーフルオロヘキサンで希釈した0.1重量%の溶液を調製し、フロートガラス(日本板硝子(株)製、化学強化ガラスFL3.2)をこの溶液に浸漬し、毎分15cmの速度で引き上げて塗布した。塗布後は室温で一昼夜放置して溶剤を揮発させ、防汚層(膜厚:約0.03μm)が形成された透光性部材を得た。
加水分解性基を有するケイ素含有パーフルオロエーテル化合物として下記式(X)で表される化合物を用いた以外は実施例1と同様の方法で、防汚層(膜厚:約0.03μm)が形成された透光性部材を得た。
下記式(XI)で表される加水分解性基を有するケイ素含有パーフルオロポリエーテル化合物(分子量:約4000)、および前記式(IX)で表される加水分解性基を有するフッ素置換アルキル基含有オルガノシラン化合物をパーフルオロヘキサンで希釈した0.1重量%溶液を調製し、実施例1と同様の方法で第1の防汚層(膜厚:約0.03μm)が形成された透光性部材を得た。
下記式(XII)で表される加水分解性基を有するケイ素含有パーフルオロポリエーテル化合物(Rf1/(OCF2CF2)=1.1)を用いた以外は、実施例3と同様の方法で第1の防汚層(膜厚:約0.03μm)が形成された透光性部材を得た。
加水分解性基を有するケイ素含有パーフルオロエーテル化合物:オプツールDSX(単独の加水分解性基を有するケイ素含有パーフルオロポリエーテル化合物ではなく、混合物で、式(VIII),(X),(XI)の同等品、ダイキン工業(株)製)、加水分解性基を有するフッ素置換アルキル基含有オルガノシラン化合物:KBM7803(信越化学工業(株)製)、およびケイ素非含有のパーフルオロポリエーテル化合物:デムナムS−20(ダイキン工業(株)製、分子量:約2500)の混合物をパーフルオロヘキサンで希釈した0.1重量%の溶液を調製した。その溶液を0.15ml含浸させたステンレス製焼結フィルター(細孔径80〜100μm、直径18mmφ、厚さ3mm)を真空蒸着装置内にセットし、該焼結フィルター全体を電子銃により加熱して防汚層(膜厚:約0.02μm)が形成された透光性部材を得た。
真空度:3.1×10−4〜8.0×10−4Pa(2.3×10−6〜6.0×10−6Torr)、加速電圧:6kV、印加電流:40mA、照射面積:3.5×3.5cm2、蒸着時間:5秒
加水分解性基を有するケイ素含有パーフルオロエーテル化合物:オプツールDSX、および加水分解性基を有するフッ素置換アルキル基含有オルガノシラン化合物:KBM7803(信越化学工業(株)製)をパーフルオロヘキサンで希釈した0.1重量%の溶液を調製した。その溶液を実施例4と同様の方法で蒸着させて第1の防汚層(膜厚:約0.02μm)が形成された透光性部材を得た。その後、ケイ素非含有のパーフルオロポリエーテル化合物:デムナムS−20(ダイキン工業(株)製、分子量:約2500)をパーフルオロヘキサンで希釈した0.1重量%の溶液を調製して、実施例4と同様の方法で第1の防汚層に重ねて第2の防汚層(膜厚:合計約0.04μm)が形成された透光性部材を得た。
実施例5にて作成した透光性部材にて耐久性評価を実施した後、同様の溶液を不織布(旭化成工業(株)製、ベンコットM−3)に含浸させて透光性部材表面を払拭した。そのサンプルを用いて、再び同じ評価を実施した。
フロロサーフFG−5010(株式会社フロロテクノロジー製フッ素コート材、フッ素樹脂を不燃性のフッ素溶剤や有機溶剤に溶解した溶液で、コーティング後室温で乾燥し、塗膜を形成。低摩擦用途に使用され、高密着・高硬度の性質を持つ)をスプレーコートし、防汚層(膜厚:約0.5μm)が形成された透光性部材を得た。
KBM7803:(含フッ素シランカップリング剤(信越化学工業(株)社製)、C8F17CH2CH2Si(OCH3)3、溶剤は含まず、有効成分100%溶液、無色透明液体、粘度4cSt、比重1.53、屈折率1.3300)をスプレーコートし、防汚層(膜厚:約0.01μm)が形成された透光性部材を得た。
KP801M:撥水性表面処理剤(信越化学工業(株)社製、m−キシレンヘキサフロライド溶液で、無色透明、粘度0.6cSt、比重1.4、有効成分3%の撥水性表面処理剤、希釈せずにそのままスプレー塗工可能)スプレーコートし、防汚層(膜厚:約0.01μm)が形成された透光性部材を得た。
式(VIII)で表される加水分解性基を有するケイ素含有パーフルオロポリエーテル化合物を除いた以外は実施例1と同様の方法で、防汚層(膜厚:約0.03μm)が形成された透光性部材を得た。
フロートガラスを未処理のまま、コンタクトガラスとして評価した。
◎:防汚効果が大きく、実用的である。
○:防汚効果が認められ、実用上問題なし。
△:防汚効果は認められるが、実用に際して問題が生じる可能性あり。
×:防汚効果は認められるが、実用性に乏しい。
−:光の透過性が悪く、評価せず。
総合評価結果は以上の評価を踏まえ、実用に供するかを示しており、優>良>不良の順で実用面への良好度を表現している(優が最適)。
2 原稿テーブル
3 コンタクトガラス
4 底板
5 呼び出しコロ
6 給紙部材
7 分離部材
8、8a 搬送ローラ対
9 搬送部
10 ADF
11、11a 中間搬送ローラ
15 排紙トレイ
20 装置本体
20c 本体側ガイド(突起状部材)
21読み取りガイド部材
31 ミラー
32 ミラー
33 ミラー
34 レンズ
35 CCD
F 給紙/分離部
P 原稿
Claims (13)
- 画像読み取り部と原稿の間に透光性部材を介し、原稿を搬送しながら画像読み取りを行なう画像読み取り装置において、前記透光性部材の原稿と相対する面に防汚層が設けられ、該防汚層が加水分解性基を有するケイ素含有パーフルオロポリエーテル化合物、加水分解性基を有するフッ素置換アルキル基含有オルガノシラン化合物、およびケイ素非含有のパーフルオロポリエーテル化合物を含有することを特徴とする画像読み取り装置。
- 前記画像読み取り装置における前記防汚層は、加水分解性基を有するケイ素含有パーフルオロポリエーテル化合物および加水分解性基を有するフッ素置換アルキル基含有オルガノシラン化合物の2成分を主成分とする原料より形成された第1層と、ケイ素非含有のパーフルオロポリエーテル化合物を主成分とする原料より形成され、前記第1層上に接する第2層とを有するものであることを特徴とする請求項1に記載の画像読み取り装置。
- 前記加水分解性基を有するケイ素含有パーフルオロポリエーテル化合物が、少なくともフッ素置換アルキル基とパーフルオロポリエーテル基とを有する有機ケイ素化合物であることを特徴とする請求項1または2に記載の画像読み取り装置。
- 前記有機ケイ素化合物は、含有されるパーフルオロポリエーテル基に対するフッ素置換アルキル基のモル比が0.1〜10のものであることを特徴とする請求項3に記載の画像読み取り装置。
- 前記加水分解性基を有するケイ素含有パーフルオロポリエーテル化合物の分子量が1000〜20000であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の画像読み取り装置。
- 前記請求項1乃至5のいずれかに記載の画像読み取り装置を有することを特徴とする画像読み取り装置付き記録装置。
- 画像読み取り部と原稿の間に透光性部材を介し、原稿を搬送しながら画像読み取りを行なう画像読み取り装置の清掃方法であって、加水分解性基を有するケイ素含有パーフルオロポリエーテル化合物、加水分解性基を有するフッ素置換アルキル基含有オルガノシラン化合物、およびケイ素非含有のパーフルオロポリエーテル化合物を含む液状成分を含浸させてなる清掃用基材にて前記透光性部材を払拭することを特徴とする画像読み取り装置および画像読み取り装置付き記録装置の清掃方法。
- 画像読み取り部と原稿の間に透光性部材を介し、原稿を搬送しながら画像読み取りを行なう画像読み取り装置の製造方法であって、該透光性部材は、原稿と相対する面に防汚層が設けられたものであり、該防汚層が、加水分解性基を有するケイ素含有パーフルオロポリエーテル化合物、加水分解性基を有するフッ素置換アルキル基含有オルガノシラン化合物、およびケイ素非含有のパーフルオロポリエーテル化合物を含有し、且つ、該加水分解性基を有するケイ素含有パーフルオロポリエーテル化合物および該加水分解性基を有するフッ素置換アルキル基含有オルガノシラン化合物の2成分を主成分とする原料より構成される第1層を該透光性部材上に形成し、前記ケイ素非含有のパーフルオロポリエーテル化合物を主成分とする原料より構成される第2層を該第1層上に接して形成する段階を有することを特徴とする画像読み取り装置の製造方法。
- 前記第1層を、前記加水分解性基を有するケイ素含有パーフルオロポリエーテル化合物および加水分解性基を有するフッ素置換アルキル基含有オルガノシラン化合物を予め混合してから前記透光性部材上に塗布することにより形成することを特徴とする請求項8に記載の画像読み取り装置の製造方法。
- 前記第1層を、前記加水分解性基を有するケイ素含有パーフルオロポリエーテル化合物および加水分解性基を有するフッ素置換アルキル基含有オルガノシラン化合物の2成分を主成分とする原料を減圧下で加熱し、前記透光性部材上に蒸着させて形成することを特徴とする請求項8に記載の画像読み取り装置の製造方法。
- 画像読み取り部と原稿の間に透光性部材を介し、原稿を搬送しながら画像読み取りを行なう画像読み取り装置の製造方法であって、該透光性部材は、原稿と相対する面に防汚層が設けられたものであり、該防汚層を、加水分解性基を有するケイ素含有パーフルオロポリエーテル化合物、加水分解性基を有するフッ素置換アルキル基含有オルガノシラン化合物、およびケイ素非含有のパーフルオロポリエーテル化合物を予め混合し、その後、該透光性部材上に塗布することにより形成することを特徴とする画像読み取り装置の製造方法。
- 画像読み取り部と原稿の間に透光性部材を介し、原稿を搬送しながら画像読み取りを行なう画像読み取り装置の製造方法であって、該透光性部材は、原稿と相対する面に防汚層が設けられたものであり、該防汚層を、加水分解性基を有するケイ素含有パーフルオロポリエーテル化合物、加水分解性基を有するフッ素置換アルキル基含有オルガノシラン化合物、およびケイ素非含有のパーフルオロポリエーテル化合物を減圧下で加熱し、該透光性部材上に蒸着させることにより形成することを特徴とする画像読み取り装置の製造方法。
- 画像読み取り装置付き記録装置の製造方法であって、該画像読み取り装置を請求項8乃至12のいずれかに記載の画像読み取り装置の製造方法により製造する段階を有することを特徴とする画像読み取り装置付き記録装置の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005224100A JP4712477B2 (ja) | 2004-12-15 | 2005-08-02 | 画像読み取り装置および画像読み取り装置付き記録装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004362767 | 2004-12-15 | ||
JP2004362767 | 2004-12-15 | ||
JP2005224100A JP4712477B2 (ja) | 2004-12-15 | 2005-08-02 | 画像読み取り装置および画像読み取り装置付き記録装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006197546A JP2006197546A (ja) | 2006-07-27 |
JP4712477B2 true JP4712477B2 (ja) | 2011-06-29 |
Family
ID=36803210
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005224100A Expired - Fee Related JP4712477B2 (ja) | 2004-12-15 | 2005-08-02 | 画像読み取り装置および画像読み取り装置付き記録装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4712477B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5857942B2 (ja) * | 2011-11-30 | 2016-02-10 | 信越化学工業株式会社 | 蒸着用フッ素系表面処理剤及び該表面処理剤で蒸着処理された物品 |
EP2857466B1 (en) * | 2012-03-29 | 2019-05-29 | Daikin Industries, Ltd. | Surface treatment composition and article obtained using same |
Citations (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000256302A (ja) * | 1999-03-11 | 2000-09-19 | Ishihara Chem Co Ltd | フルオロ飽和炭化水素基含有化合物、その製造方法、及び表面処理剤及び塗料添加剤 |
JP2002055205A (ja) * | 2000-08-11 | 2002-02-20 | Fuji Photo Film Co Ltd | 反射防止フィルムおよび画像表示装置 |
JP2002506887A (ja) * | 1998-01-27 | 2002-03-05 | ミネソタ マイニング アンド マニュファクチャリング カンパニー | 反射防止面の汚れ防止コートおよびその製法 |
JP2004037618A (ja) * | 2002-07-01 | 2004-02-05 | Konica Minolta Holdings Inc | 反射防止フィルム、反射防止フィルムの製造方法、偏光板及び、表示装置 |
JP2004069760A (ja) * | 2002-08-01 | 2004-03-04 | Fuji Photo Film Co Ltd | 反射防止膜および画像表示装置 |
JP2004093773A (ja) * | 2002-08-30 | 2004-03-25 | Fuji Photo Film Co Ltd | 反射防止膜および画像表示装置 |
JP2004109174A (ja) * | 2002-09-13 | 2004-04-08 | Konica Minolta Holdings Inc | 光学素子、光学素子の製造方法、表示素子、自発光素子、プラズマディスプレイ及び電子ペーパ |
JP2004133034A (ja) * | 2002-10-08 | 2004-04-30 | Fuji Photo Film Co Ltd | 反射防止膜、反射防止フィルム、および画像表示装置 |
JP2004198445A (ja) * | 2002-10-23 | 2004-07-15 | Fuji Photo Film Co Ltd | 反射防止膜、反射防止フィルム及び画像表示装置並びに防汚性コーティング組成物及び防汚性物品 |
JP2004258469A (ja) * | 2003-02-27 | 2004-09-16 | Konica Minolta Holdings Inc | 反射防止フィルム、反射防止フィルムの製造方法、偏光板及び表示装置 |
JP2004354699A (ja) * | 2003-05-29 | 2004-12-16 | Konica Minolta Opto Inc | 反射防止フィルム及び偏光板 |
JP2006527402A (ja) * | 2003-06-13 | 2006-11-30 | エシロール アテルナジオナール カンパニー ジェネラーレ デ オプティック | 皮膜付き光学レンズの仮の最外皮膜層上に別の皮膜層を成膜もしくはそれにより該最外皮膜層を置換する方法 |
-
2005
- 2005-08-02 JP JP2005224100A patent/JP4712477B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002506887A (ja) * | 1998-01-27 | 2002-03-05 | ミネソタ マイニング アンド マニュファクチャリング カンパニー | 反射防止面の汚れ防止コートおよびその製法 |
JP2000256302A (ja) * | 1999-03-11 | 2000-09-19 | Ishihara Chem Co Ltd | フルオロ飽和炭化水素基含有化合物、その製造方法、及び表面処理剤及び塗料添加剤 |
JP2002055205A (ja) * | 2000-08-11 | 2002-02-20 | Fuji Photo Film Co Ltd | 反射防止フィルムおよび画像表示装置 |
JP2004037618A (ja) * | 2002-07-01 | 2004-02-05 | Konica Minolta Holdings Inc | 反射防止フィルム、反射防止フィルムの製造方法、偏光板及び、表示装置 |
JP2004069760A (ja) * | 2002-08-01 | 2004-03-04 | Fuji Photo Film Co Ltd | 反射防止膜および画像表示装置 |
JP2004093773A (ja) * | 2002-08-30 | 2004-03-25 | Fuji Photo Film Co Ltd | 反射防止膜および画像表示装置 |
JP2004109174A (ja) * | 2002-09-13 | 2004-04-08 | Konica Minolta Holdings Inc | 光学素子、光学素子の製造方法、表示素子、自発光素子、プラズマディスプレイ及び電子ペーパ |
JP2004133034A (ja) * | 2002-10-08 | 2004-04-30 | Fuji Photo Film Co Ltd | 反射防止膜、反射防止フィルム、および画像表示装置 |
JP2004198445A (ja) * | 2002-10-23 | 2004-07-15 | Fuji Photo Film Co Ltd | 反射防止膜、反射防止フィルム及び画像表示装置並びに防汚性コーティング組成物及び防汚性物品 |
JP2004258469A (ja) * | 2003-02-27 | 2004-09-16 | Konica Minolta Holdings Inc | 反射防止フィルム、反射防止フィルムの製造方法、偏光板及び表示装置 |
JP2004354699A (ja) * | 2003-05-29 | 2004-12-16 | Konica Minolta Opto Inc | 反射防止フィルム及び偏光板 |
JP2006527402A (ja) * | 2003-06-13 | 2006-11-30 | エシロール アテルナジオナール カンパニー ジェネラーレ デ オプティック | 皮膜付き光学レンズの仮の最外皮膜層上に別の皮膜層を成膜もしくはそれにより該最外皮膜層を置換する方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2006197546A (ja) | 2006-07-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5669257B2 (ja) | フルオロオキシアルキレン基含有ポリマー組成物および該組成物を含む表面処理剤並びに該表面処理剤で表面処理された物品 | |
WO2007069494A1 (ja) | 透明部材及び読取ガラス | |
TWI667306B (zh) | 氟化學表面處理劑及以該處理劑處理過的物件 | |
TWI586706B (zh) | A coating agent composition, a surface treatment agent containing the composition, and an article treated with the surface treatment agent | |
JP4412450B2 (ja) | 反射防止フィルター | |
US7601428B2 (en) | Fluorine-containing organopolysiloxane, a surface treatment composition comprising the same and an article treated with the composition | |
TWI643914B (zh) | Fluorine-containing coating agent and articles treated by the coating agent | |
US11702568B2 (en) | (Per)fluoropolyether derivatives | |
US20130108876A1 (en) | Fluorooxyalkylene group-containing polymer composition, surface treatment agent containing the composition, and article and optical article treated with the surface treatment agent | |
KR102675047B1 (ko) | 함불소 코팅제 조성물, 표면처리제 및 물품 | |
CN115397932B (zh) | 包含含有氟聚醚基的聚合物和/或其部分(水解)缩合物的表面处理剂及物品 | |
TW201602266A (zh) | 含氟塗覆劑及經該塗覆劑處理之物品 | |
US20210206994A1 (en) | Surface treatment agent | |
KR20180067570A (ko) | 플루오로옥시알킬렌기 함유 중합체 변성 포스폰산 유도체 및 해당 유도체를 포함하는 표면 처리제, 해당 표면 처리제를 사용한 표면 처리 방법 | |
KR20160094266A (ko) | 함불소 코팅제 및 이 코팅제로 처리된 물품 | |
JP4712477B2 (ja) | 画像読み取り装置および画像読み取り装置付き記録装置 | |
JP4554483B2 (ja) | 画像読み取り装置および画像読み取り装置付き記録装置 | |
JP4712478B2 (ja) | 画像読み取り装置および画像読み取り装置付き記録装置 | |
TW202225259A (zh) | 含有含氟聚醚基之化合物 | |
JP5082842B2 (ja) | ガラス部材、読み取りガラス、それを用いた読取装置及び画像形成装置 | |
TWI719988B (zh) | 含有氟氧化亞烷基的聚合物改性膦酸衍生物、包括該衍生物的表面處理劑、用該表面處理劑進行處理的物品以及用該表面處理劑進行處理的光學物品 | |
JP3820832B2 (ja) | 画像読取装置 | |
WO2006082769A1 (ja) | ガラス部材、読み取り装置、及び画像形成装置 | |
JP2006113134A (ja) | 定着装置および画像形成装置 | |
JP4046133B2 (ja) | 画像読取装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080514 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20101206 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110204 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20110225 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20110323 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4712477 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |