JP4711749B2 - きのこ栽培用培地材料の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、きのこ栽培用培地材料の製造方法及びその方法で製造されたきのこ栽培用培地材料並びにきのこ栽培用培地に関し、更に詳しくは、かびや雑菌等の繁殖が少なく長期保存性に優れると共に、培地成分として必要な栄養分を保持したきのこ栽培用培地材料を、廃棄用のもやし等の青果物残渣の再利用により製造する方法、及びこの方法によって製造されたきのこ栽培用培地材料並びにきのこ栽培用培地に関するものである。
所定の製品規格を外れた形状や大きさの青果物残渣、生産過剰となった青果物残渣、又は返却された青果物残渣は、通常、焼却や強熱乾燥処理を行った後に堆肥材料等として利用されているが、近年、堆肥材料以外の再資源化について検討されている。
例えば、もやし製造所で廃棄される廃もやしは、約95重量%と多くの水分を含むので、通常、圧縮により水分が除去され、さらに強制乾燥した後に堆肥材料として利用されている。しかしながら、廃もやしは、もやしの形状により1本1本が固まりとなり易く、もやしの中心部への熱伝導が悪くなり、たとえ強制乾燥した場合であっても、水分を十分に除去することが難しかった。水分が十分に除去されない廃もやしは、その中に残留する水分や糖分等の栄養分等により腐敗が進行し易く、かびや雑菌等の発生により長期保存に不向きとなり、堆肥材料以外への再資源化は困難であろうと考えられていた。また、廃もやしを圧縮することにより流出した水分は、BODが10,000mg/L以上であるため、その水分の廃棄処理にはBODを規定値以下とする排水処理施設が必要になるという問題があった。さらには、廃もやしを過度に加熱すると焦げて灰化し、堆肥材料として使用できなくなる場合がある。
ところで、野菜ジュースの搾粕を培養基(菌床)として再利用する技術が提案されている(例えば、特許文献1を参照)。具体的には、きのこ等を人工栽培するための培地として、アブラナ科植物であるケールの葉をフードカッターで細断し、それをプレッサーで圧搾してケールジュースを分離し、その残渣である搾汁粕の含水量を80%程度に調整し、次いでこれを、フィルター付ポリプロピレンバッグに詰め、121℃、1.2気圧で10分間高圧滅菌した後に冷却して、培養基(菌床)を調製することが提案されている。
なお、きのこの人工栽培としては、原木を用いたほだ木栽培の他、おが屑を用いた菌床栽培が行われており、その菌床栽培は、クヌギ、コナラ、スギ等のおが屑を主原料として、米ぬか、フスマ、大豆カス、トウモロコシ残渣等を混合して培養基を調製し、ポリプロピレン性の袋や瓶を用いて行われている。しかし、近年、森林破壊等が進み、これらの原料不足が顕著となってきており、新たな培地材料の開発が望まれている。
特許3229285号公報(実施例1)
本発明者は、上述した廃棄用のもやし等の青果物残渣の再資源化として、上記のような新たなきのこ栽培用培地材料に着目して検討していたが、その検討過程で以下のような問題が生じた。
例えば廃もやし等のように、強制乾燥しても水分を十分に除去することが難しいものは、その中に残留する水分や糖分等の栄養分等により、かびや雑菌等が繁殖し易く、きのこ栽培用培地材料として用いることが難しいという従来からの問題点に対しては、過度の加熱により含水量をより低減させることが必要になる。すなわち、もやしは1本1本が細長く且つ特に根の部分のヒゲ等が各々を連結し易くしているため、乾燥前や乾燥中に固まりになり易いが、この固まりの中に含まれる水分が廃もやしの乾燥を妨げており、乾燥には過度の熱を加えることが必要になる。しかしながら、廃もやしに過度の熱を加えると、もやし内部に含まれる培地成分として必要な栄養分が破壊されたり、もやしが焦げついたりして、きのこ栽培用培地材料として利用できなくなるという問題が生じた。
本発明は、上記問題を解決するためになされたものであって、その目的は、かびや雑菌等の繁殖が少なく長期保存性に優れると共に、培地成分として必要な栄養分を保持したきのこ栽培用培地材料を、廃棄用のもやし等の青果物残渣の再利用により製造する方法、及びこの方法によって製造されたきのこ栽培用培地材料並びにきのこ栽培用培地を提供することにある。
上記課題を解決するための本発明のきのこ栽培用培地材料の製造方法は、青果物残渣を破砕する破砕工程と、破砕された青果物残渣を80℃を超えない温度で20重量%以下の含水率まで乾燥する乾燥工程と、を備えていることを特徴とする。
この発明によれば、破砕工程で青果物残渣が破砕されて、形状や大きさがほぼ一定となるので、80℃を超えない温度であっても、青果物残渣をその後の乾燥工程で20重量%以下の低含水率まで乾燥することができる。また、80℃を超えない温度で乾燥させるので、過度の加熱が行われず、蛋白質や糖分等の栄養分の破壊や焦げ付き等の問題が生じない。その結果、かびや雑菌等の繁殖が少なく長期保存性に優れると共に、培地成分として必要な栄養分を保持したきのこ栽培用培地材料を、青果物残渣の再利用により製造することができる。
本発明のきのこ栽培用培地材料の製造方法は、前記青果物残渣が、廃棄用のもやしであることが好ましい。
この発明によれば、従来、堆肥材料としての利用が限界であった廃もやしを、きのこ栽培用培地材料として再利用することができる。特にもやしは固まりになり易く、含水率の低減が困難であったが、本発明によれば、破砕工程で破砕した後に乾燥するので、含水率を容易に低減できる。その結果、かびや雑菌等の繁殖が少なく長期保存性に優れると共に、培地成分として必要な栄養分を保持したきのこ栽培用培地材料を、廃もやしの再利用により製造することができる。また、こうした廃もやしの再利用には、従来必要とされる排水処理施設が不要となるので、コスト的にも有利である。
本発明のきのこ栽培用培地材料の製造方法は、前記乾燥工程が、加熱乾燥又は凍結乾燥により行われることが好ましい。この発明によれば、廃もやし等の青果物残渣が破砕工程で破砕されているので、加熱乾燥のみならず、凍結乾燥も有効に適用できる。
本発明のきのこ栽培用培地材料の製造方法は、前記破砕工程又は前記乾燥工程において、植物栽培用培地材料が加えられることを特徴とする。この発明によれば、従来用いられている植物栽培用培地材料を、破砕前又は破砕時の青果物残渣に混合してもよいし、破砕後で乾燥前又は乾燥時の青果物残渣に混合してもよく、その結果、植物栽培用培地材料が有する培地に適した栄養分を付加することができ、きのこ栽培により適したきのこ栽培用培地材料とすることができる。
本発明のきのこ栽培用培地材料の製造方法は、前記破砕工程後の青果物残渣の大きさが、約5mm以下であることを特徴とする。この発明によれば、破砕工程後の青果物残渣の大きさを約5mm以下としたので、その後の乾燥工程で、20重量%以下の含水率まで均一且つ容易に乾燥することができると共に、効率的な乾燥を行うことができる。
本発明のきのこ栽培用培地材料の製造方法は、前記乾燥工程後の乾燥物のうち大きさ約5mmを超えるものを前記破砕工程又は前記乾燥工程に返送して再度破砕することを特徴とする。この発明によれば、乾燥物のうち大きさ約5mmを超えるものを破砕工程又は乾燥工程に返送して再度破砕するので、乾燥物をほぼ均一の大きさにして乾燥物中の水分を所定の含水率(20重量%。以下同じ。)以下となるようにバラツキなく除去することができると共に、廃棄量をなくしたり少なくして資源を有効利用することができる。
上記課題を解決するための本発明のきのこ栽培用培地材料は、上述した本発明のきのこ栽培用培地材料の製造方法によって製造されたことを特徴とする。この発明によれば、上述した効果を奏する製造方法によって製造されるので、かびや雑菌等の繁殖が少なく長期保存性に優れると共に、培地成分として必要な栄養分を保持したきのこ栽培用培地材料となる。
上記課題を解決するための本発明のきのこ栽培用培地は、上述した本発明のきのこ栽培用培地材料を用いてなることを特徴とする。この発明によれば、かびや雑菌等の繁殖が少なく長期保存性に優れると共に、培地成分として必要な栄養分を保持したきのこ栽培用培地材料を用いて作製されるので、廃もやし等の青果物残渣の再利用とは思えない、長期保存性に優れると共に必要な栄養分を保持した良好なきのこ栽培用培地となる。
以上説明したように、本発明のきのこ栽培用培地材料の製造方法によれば、80℃を超えない温度であっても、青果物残渣をその後の乾燥工程で20重量%以下の低含水率まで乾燥することができるので、蛋白質や糖分等の栄養分の破壊や焦げ付き等の問題を防ぐことができる。その結果、かびや雑菌等の繁殖が少なく長期保存性に優れると共に、培地成分として必要な栄養分を保持したきのこ栽培用培地材料を、従来、堆肥材料としての利用が限界であった廃もやし等の青果物残渣の再利用により製造することができる。
また、本発明のきのこ栽培用培地材料によれば、上述した効果を奏する製造方法によって製造されるので、かびや雑菌等の繁殖が少なく長期保存性に優れると共に、培地成分として必要な栄養分を保持したきのこ栽培用培地材料となる。
以下、本発明のきのこ栽培用培地材料の製造方法及びきのこ栽培用培地材料について、図面を参照しつつ詳しく説明する。
(きのこ栽培用培地材料の製造方法)
図1は、本発明のきのこ栽培用培地材料の製造工程の一例を示すフローチャートである。本発明のきのこ栽培用培地材料の製造方法は、少なくとも、青果物残渣を破砕する破砕工程と、破砕された青果物残渣を80℃を超えない温度で20重量%以下の含水率まで乾燥する乾燥工程とを備えている。以下、図1のフローチャートに沿って説明する。
S1は、青果物残渣を破砕するための破砕機に投入する工程である。原料となる青果物残渣としては、所定の製品規格を外れた形状や大きさの青果物残渣、生産過剰となった青果物残渣、又は返却された青果物残渣等が挙げられ、具体的には、白菜、山東菜、京菜、小松菜、高菜、芥子菜、キャベツ、レタス、シュンギク、セロリ、パセリ、ミツバ、セリ、シソ、大根の葉、人参の葉、カブの葉、ホウレンソウ、フダン草、サラダ菜等の各種の野菜の残渣や、野菜ジュース製造時の搾り粕等が挙げられるが、特に本発明においては、もやし、カイワレ、レッドキャベツ、ブロッコリー等のように、栄養分が豊富で含水率の高いスプラウト(発芽)食品の残渣が好ましく利用できる。これらの青果物残渣は、水耕栽培によって生産されたものであってもよい。もやしは特に好ましく利用でき、緑豆もやし、ブラックマッペ、豆もやし、アルファルファ、その他のもやしを用いることができる。なお、もやし等の青果物残渣は、1種を単独で用いてもよいし、複数種を混合して用いてもよい。また、製品として販売可能なもやし等の青果物と混合して用いてもよい。
S2は、もやし等の青果物残渣を破砕する工程である。この破砕工程S2では、破砕機により青果物残渣の大きさが約5mm以下となるように破砕する。約5mm以下の大きさに破砕することにより、破砕後の青果物残渣の大きさがほぼ均一になるので、その後の乾燥工程に投入した際に、青果物残渣中の水分と流出した水分(液体)とを同時に乾燥除去させることができ、その結果、青果物残渣に含まれる水分を所定の含水率以下となるようにバラツキなく乾燥除去することができる。また、廃もやしにおいては、もやしの根の部分のヒゲ等が連結して固まるのを防いでほぼ均一の大きさに破砕されるので、廃もやし中の水分と流出した水分とを同時に乾燥除去でき、もやし中の水分を所定の含水率以下となるようにバラツキなく除去することができる。特にもやしのように絡まり易い青果物残渣については、大きさを約3mm以下とすることが好ましい。
破砕工程S2で用いられる破砕機は特に限定されるものではなく、例えば切断刃の付いた破砕羽根車を回転させる破砕機等、青果物の破砕用に一般的に用いられている破砕機等の湿式粉砕機を使用できる。こうした破砕機は、破砕した後の青果物残渣の大きさを羽根車通過後の格子の目幅変更又は破砕羽根車の回転数で調製することができるので、好ましく利用される。特に、青果物残渣を大きさ約5mm以下に破砕できたり、対象物によっては約3mm以下に破砕できる機能を有するものであることが好ましい。なお、本願においては、「青果物残渣の大きさ」とは、青果物残渣の最も長い部分の寸法で定義し、例えば「約5mm以下」とは、その最も長い部分の寸法が5mm以下である場合で定義する。また、「約」としたのは、寸法の多少の違いは、乾燥のバラツキに顕著に影響しないことに基づいている。
S3は、必要に応じて付加される混和槽であり、破砕された青果物残渣と、焦げ付き防止剤とを混和するために用いられる。この混和槽S3では、後の乾燥工程でもやし等の青果物残渣がその中に含まれる栄養分(糖分等)に起因して乾燥機の内面に焦げ付く傾向がある場合、その焦げ付きを防ぐために、破砕された青果物残渣と焦げ付き防止剤とが混和される。混和槽は、通常、加熱乾燥により乾燥する場合に用いられる槽であり、凍結乾燥により乾燥する場合は不要となる。
焦げ付き防止剤としては、いずれも約5mm以下、好ましくは約3mm以下の、おが屑、フスマ、おから等を例示することができる。焦げ付き防止剤の配合割合は、きのこ栽培用培地としての機能が損なわれない範囲を上限とし、また、焦げ付きが生じない範囲を下限として任意の割合で配合される。この焦げ付き防止剤の混和は、後述する乾燥装置の伝熱面のフッ素樹脂加工よりも焦げ付き防止に効果があるので、より好ましく行われる。
S4は、破砕された青果物残渣を乾燥する工程である。乾燥工程S4には、破砕後の青果物残渣と、破砕時に青果物残渣から流出した水分(液体)とが混ざった状態で投入してもよいし、その水分(液体)を簡単に濾別して、破砕後の青果物残渣のみを投入してもよい。中でも、破砕時に流出した水分を破砕された青果物残渣と共に乾燥工程S4に供給することが好ましく、その結果、乾燥工程S4で水分が所定の含水率以下となるように除去される際に蛋白質等の栄養分が固形物である青果物残渣中に入り込む状態で乾燥させることができ、液体中に含まれる栄養分を抽出することができるという格別の利点がある。なお、上記のように、加熱乾燥で乾燥させる場合には、焦げ付き防止剤を混和させる混和槽を経た後に乾燥工程S4に供することが好ましいが、凍結乾燥で乾燥させる場合には、焦げ付き防止剤を混和させないで直接乾燥工程S4に供してもよい。
乾燥工程S4では、破砕されたもやし等の青果物残渣を80℃を超えない温度で、含水率が20重量%以下、好ましくは12重量%以下となるように乾燥する。80℃を超えない温度で乾燥させるのは、青果物残渣に含まれているきのこ栽培用培地として有効な蛋白質等の栄養分を分解させないためである。こうした温度制御により、乾燥後の青果物残渣中に蛋白質等の栄養分が分解されずに含まれているので、栄養価の高いきのこを栽培用培地材料とすることができる。
乾燥工程S4では、加熱乾燥と凍結乾燥のいずれかが好ましく適用される。加熱乾燥を適用する場合には、通常、伝熱面を備えた間接加熱乾燥装置を用いて行うことが好ましく、破砕された青果物残渣が80℃を超えないように伝熱面が温度制御される。なお、実際には、加熱乾燥機の伝熱面の温度調節は100〜120℃の範囲で設定しているが、乾燥中の青果物残渣に接触するように熱電対等の温度センサーを設置して、青果物残渣の温度をモニタリングしながら温度制御することが好ましい。こうすることにより、水分が多い乾燥初期時には、青果物残渣が80℃を超えない範囲内で伝熱面の温度をできるだけ高く設定することが乾燥効率の点で好ましく、乾燥が進んで水分が減少してきた際には、青果物残渣が80℃を超えないように伝熱面の温度を下げたり加熱を停止する等して、栄養分の分解を防ぐことが好ましい。こうした加熱乾燥においては、上記の焦げ付き防止剤を含有させることにより、青果物残渣の焦げ付きによる伝熱効率の低下を効果的に防止できるが、伝熱面にフッ素樹脂をコーティングしたものを用いることもできる。
凍結乾燥を適用する場合は、凍結乾燥機が用いられる。凍結乾燥は、言うまでもないが、含水物中の水分を気化を経て除去し、より低水分の固形状物を得るための一つの方法であり、通常、予備凍結、昇華乾燥(一次乾燥)、二次乾燥を経て行われる。こうした凍結乾燥は、低温装置、真空装置等を備えた凍結乾燥機が必要となるので、設備コストがやや嵩むという難点はあるものの、蛋白質等の栄養分が分解されないという利点がある。本発明の乾燥工程では、こうした凍結乾燥も好ましく適用することができる。
乾燥工程S4において、乾燥後のもやし等の青果物残渣の含水率を20重量%以下、好ましくは12重量%以下とするのは、きのこの生育を確実に行うためであり、含水率が20重量%を超えると、かびや雑菌等の繁殖を抑制し難くなるからである。
S5は、乾燥工程S4により所定の含水率まで乾燥した後の青果物残渣(これを、乾燥物という。)である。この乾燥物S5は、そのままできのこ栽培用培地材料として用いることができるが、通常は、乾燥物S5を選別機で選別することが好ましい。
S6は、乾燥物S5を選別する選別工程S6である。この選別工程S6では、乾燥物の大きさ約5mmを基準として乾燥物を選別し、大きさが約5mm以下のものをきのこ栽培用培地材料S7とする。これにより、均等な大きさの培地材料とすることができるため、きのこ栽培用培地材料で培地を作製した場合には、その培地でのきのこ生育環境を均等とすることができる。一方、乾燥工程後の乾燥物のうち大きさ約5mmを超える乾燥物S8については、肥料や飼料等に再利用してもよいが、破砕工程S2又は乾燥工程S4に返送して再度破砕してもよい。大きめの乾燥物を破砕工程S2や乾燥工程S4に戻すことにより、乾燥物をほぼ均一の大きさにして乾燥物中の水分を所定の含水率以下となるようにバラツキなく除去することができると共に、廃棄量をなくしたり少なくすることができるので、資源を有効利用することができる。
こうした本発明のきのこ栽培用培地材料の製造方法を適用した後の分析データを表1に示す。この表1は、後述する実施例1で得られた廃棄用のもやしを原料とした場合の含有物質の分析値の一例である。このデータは、破砕時に流出した水分を破砕された青果物残渣と共に乾燥工程S4に供給して乾燥したものである。廃もやしは95%もの水分を含んでおり、その固形分中には207mg/g・Dryの糖分が含まれているが、12〜15重量%にまで乾燥させた廃もやし乾燥物中の糖分は、乾燥前よりもやや増えているのが確認された。このことは、上述したように、液体中に含まれる栄養分の抽出効果が認められたものであり、得られた廃もやし乾燥物は、きのこ栽培用培地用材料として有用であることがわかる。
Figure 0004711749
図2は、本発明のきのこ栽培用培地材料の製造工程の他の一例を示すフローチャートである。この形態のきのこ栽培用培地材料の製造方法は、破砕工程S2又は乾燥工程S4において、添加材である植物栽培用培地材料を加えることに特徴がある。こうした工程を加えることにより、従来用いられている植物栽培用培地材料が、破砕前又は破砕時の青果物残渣或いは破砕後で乾燥前又は乾燥時の青果物残渣に混合されるので、植物栽培用培地材料が有する培地に適した栄養分等を付加することができ、きのこ栽培により適したきのこ栽培用培地材料とすることができる。この図2のフローチャートにおいて、図1と同一の工程及び材料に対しては同一の符号を付して対応させてある。
S9は、破砕工程S2又は乾燥工程S4への添加用に準備された添加材である。この添加材S9は、必要に応じて、破砕工程S2に添加してもよいし、乾燥工程S4に添加してもよいし、混和槽S3に添加してもよい。添加材としては、植物栽培用培地材料が好ましく、その植物栽培用培地材料は、少なくともきのこの菌糸成長を阻害することのない材料である必要があり、例えば、おがくず、フスマ、おから等の有機質材料内の一種又は複数種を用いることができる。植物栽培用培地材料を添加することにより、栄養価を調整できるため、きのこの生育を円滑に行うことができる。
表2は、植物栽培用培地材料としてのフスマの全窒素量を廃棄用のもやしのそれと比較した表である。廃もやし乾燥物の全窒素量はきのこ栽培用培地の栄養価としては高すぎる場合がある。そこで、廃もやし乾燥物よりも全窒素量が低いフスマを廃もやし乾燥物と混ぜることにより、きのこ栽培用培地材料に含まれる全窒素量を適宜調整し、きのこ栽培用培地の栄養価を任意に調整することができる。
Figure 0004711749
以上説明したように、本発明のきのこ栽培用培地材料の製造方法によれば、80℃を超えない温度であっても、青果物残渣をその後の乾燥工程で20重量%以下の低含水率まで乾燥することができるので、蛋白質や糖分等の栄養分の破壊や焦げ付き等の問題を防ぐことができる。その結果、かびや雑菌等の繁殖が少なく長期保存性に優れると共に、培地成分として必要な栄養分を保持したきのこ栽培用培地材料を、従来、堆肥材料としての利用が限界であった廃もやし等の青果物残渣の再利用により製造することができる。
本発明のきのこ栽培用培地材料は、それ自体できのこ栽培用培地を作製して用いてもよいし、おが屑やフスマを添加してきのこ栽培用培地を作製してもよいし、おが屑等からなる従来のきのこ栽培用培地材料に、本発明のきのこ栽培用培地材料を添加してきのこ栽培用培地を作製してもよく、各種の利用方法を適用できる。
また、本発明のきのこ栽培用培地材料は、きのこ栽培用培地に好ましく使用されるが、期間があまりにも経過してしまったもの、生産過剰となったもの、又は返却されたもの等、きのこ栽培用培地に使用されなくなったものについては、肥料や飼料に何ら問題なく再利用することができるというさらに望ましい利点もある。
(きのこ栽培用培地)
本発明のきのこ栽培用培地は、上述した方法により得られたきのこ栽培用培地材料を用いてなるものである。培養基は、本発明のきのこ栽培用培地材料を所定の水分量に調整した後、常法にしたがい、ガラス、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリウレタン製の培養ビン、培養バッグに充填し、フィルター又はキャップを付した後、所定の温度で一定時間加熱蒸気殺菌又は高圧殺菌し、冷却後、きのこ栽培用培地として用いることができる。こうして準備されたきのこ栽培用培地には、あらかじめ純粋培養しておいた担子菌種菌を無菌的に接種し、それぞれの担子菌に好適な温湿度を調整した雰囲気下で培養して、菌糸体を生育、まん延させる。
こうして得られたきのこ栽培用培地は、担子菌の菌床(培養基)となる。担子菌としては、サルノコシカケ科、ハラタケ科、シメジ科等に属するキノコ類が広く包含され、その例としては、マイタケ、霊芝、マンネンタケ、コフキサルノコシカケ、カワラタケ、ハラタケ、ヒメマツタケ、ツクリタケ、マッシュルーム、マツタケ、エノキタケ、シイタケ、ヒラタケ、ナメコ、キクラゲ、ヨモギタケ、ハツタケ、シメジ、ツバタケ、等を挙げることができる。
以下、実施例を挙げて本発明をさらに詳しく説明する。
(廃もやし乾燥物)
廃もやし30kgを破砕機に投入して大きさ約3mmに破砕した。この破砕物を伝熱面を110℃に設定した加熱乾燥機に投入し、破砕物の温度が80℃を超えないように、乾燥機内の熱電対でモニタリングしながら1.5時間の乾燥を行って、廃もやし乾燥物を作製した。廃もやし乾燥物の分析データは、表1の結果となり、含水率12〜15重量%となった。なお、表1中の「廃もやし」は、乾燥前の分析データである。
(実験例1:廃もやし乾燥物のきのこ栽培用培地利用試験)
上記のようにして得られた廃もやし乾燥物の熱水抽出物について、菌糸成長及び阻害に関する試験を行った。先ず、400mlの蒸留水に20gの廃もやし乾燥物を溶解した。その後、98℃で1時間加熱抽出して得られたろ液を培地用水溶液として得た。試験培地としては、得られたろ液を用いたもの(No.I-a〜IV-a)と、コントロール培地(No.V-a)とを作製した。供試菌としてヒラタケ及びウスヒラタケを用い、培養期間は14日間、培養法は菌糸体増殖判定法の常法を用いて、菌糸体の成長状態を観察した(結果を表3に示す。)。
I-a.ろ液の原液で作製した培地;
II-a.ろ液+1%サッカロース水溶液で作製した培地;
III-a.ろ液+1%サッカロース+1%麦芽抽出物水溶液で作製した培地;
IV-a.ろ液+1%サッカロース+1%麦芽抽出物+0.4%酵母抽出物(SMY)水溶液で作製した培地;
V-a.1%サッカロース+1%麦芽抽出物+0.4%酵母抽出物(SMY)水溶液で作製した培地。
また、上記試験培地(No.I-a〜V-a)と同様の組成物にさらに2%の寒天を添加した固体培地(No.I-b〜V-b)を作製し、その固体培地(No.I-b〜V-b)上での菌糸体の成長状態と菌糸密度を測定した(結果を表4に示す。)。
表3は、各試験培地(No.I-a〜V-a)における菌糸体の成長状態の観察結果であり、表4は、各試験培地(No.I-b〜V-b)における菌糸体の成長状態と菌糸密度の観察結果である。コントロール培地との対比から明らかなように、廃もやし乾燥物の熱水抽出物中には、きのこの菌糸体成長を阻害する結果は見られなかった。
Figure 0004711749
Figure 0004711749
(実験例2:廃もやし乾燥物を木粉培地に添加した場合の菌糸体成長試験)
スギ木粉(おが屑)を培地基材として、重量比で木粉(おが屑)5に対して1又は2になるように、上記のようにして得られた廃もやし乾燥物を混合して2種の試料を準備した後、含水率65%に調整した。その2種の培地材料それぞれを内径90mmのガラスシャーレに25gずつ平らになるように敷き詰めて培地を作製した後、オートクレーブで滅菌した。その培地の中央に、前培養した各種菌糸体を内径5mmのコルクボーラで打ち抜いて接種し、菌糸体の成長速度と密度を観察した。コントロール培地は、慣行栽培で用いられるスギ木粉5に対して、重量比で1になるようにフスマを添加した培地を用いた。また、供試菌は、上記同様、ヒラタケ及びウスヒラタケを用い、培養期間は7日間とした。
表5は、各試験培地における菌糸体の成長状態と菌糸密度の観察結果である。コントロール培地との対比から明らかなように、廃もやし乾燥物を利用したきのこ栽培用培地は、コントロール培地とほぼ同等の菌糸体成長となった。
Figure 0004711749
(実験例3:廃もやし乾燥物を含むきのこ培地による子実体の生産試験)
上記実験例2と同様な配合比で調整した培地を、800ml容量のポリプロピレン製の瓶に詰め、瓶内に菌糸体を接種し、その菌糸体の成長状態及び蔓延日数と子実体収量を測定した。コントロール培地は、慣行栽培で用いられるスギ木粉5に対して、重量比で1になるようにフスマを添加した培地を用いた。また、供試菌は、上記同様、ヒラタケ及びウスヒラタケを用い、培養期間は40日間とした。
表6は、各試験培地における子実体生産試験の結果である。コントロール培地との対比から明らかなように、5対1と5対2の割合で廃もやし乾燥物を含有させたきのこ栽培用培地は、コントロール培地とほぼ同等の結果が得られた。
Figure 0004711749
本発明のきのこ栽培用培地材料の製造工程の一例を示すフローチャートである。 本発明のきのこ栽培用培地材料の製造工程の他の一例を示すフローチャートである。
符号の説明
S1 青果物残渣の投入
S2 破砕工程
S3 混和槽
S4 乾燥工程
S5 乾燥物
S6 選別工程
S7 きのこ栽培用培地材料
S8 乾燥物
S9 添加材

Claims (5)

  1. 青果物残渣を破砕する破砕工程と、破砕された青果物残渣を80℃を超えない温度で20重量%以下の含水率まで乾燥する乾燥工程と、を備え、前記破砕工程又は前記乾燥工程において、植物栽培用培地材料が加えられることを特徴とするきのこ栽培用培地材料の製造方法。
  2. 前記青果物残渣が、廃棄用のもやしであることを特徴とする請求項1に記載のきのこ栽培用培地材料の製造方法。
  3. 前記乾燥工程が、加熱乾燥又は凍結乾燥により行われることを特徴とする請求項1又は2に記載のきのこ栽培用培地材料の製造方法。
  4. 前記破砕工程後の青果物残渣の大きさが、mm以下であることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載のきのこ栽培用培地材料の製造方法。
  5. 前記乾燥工程後の乾燥物のうち大きさmmを超えるものを前記破砕工程に返送して再度破砕することを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載のきのこ栽培用培地材料の製造方法。
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