JP4711706B2 - 空気調和装置 - Google Patents

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Description

本発明は、室内機と室外機とで構成される空気調和装置に関するものである。
一般に、空気調和装置は、室外機に1または2以上の室内機が冷媒配管で接続されて構成されている。また、室外機は、圧縮機と、四方弁と、室外熱交換器(熱源側熱交換器)とで、室内機は、リニア膨張弁と室内熱交換器(利用側熱交換器)とでそれぞれ構成されている。そして、空気調和装置は、圧縮機を所定の起動周波数に、リニア膨張弁を所定の初期開度に設定して運転を開始する(例えば、特許文献1)。通常、室外機の圧縮機近傍には、圧縮機から吐出される冷媒の圧力(高圧)を検知する高圧圧力検知手段と、圧縮機に吸入される冷媒の圧力(低圧)を検知する低圧圧力検知手段とが設けられている。
運転を開始した空気調和装置は、これらの圧力検知手段からの圧力情報に基づいて、冷媒の高圧圧力及び低圧圧力が適正な値で安定するように、圧縮機起動周波数及びリニア膨張弁開度を調整するようになっている。また、運転を開始した空気調和装置における室内機の運転台数が変化する場合(例えば、運転中の室内機3台のうち1台を停止させた場合)、その停止させた室内機のリニア膨張弁を閉止するようになっている。このような場合でも、冷媒の高圧圧力及び低圧圧力が適正な値を維持するように、停止させた室内機の容量に応じた分の差分だけ圧縮機起動周波数を低下させるようになっている。
特開平6−221653号公報(第4頁、第1図)
上記の空気調和装置には以下の3つの問題点があった。
(1)設定されている所定の圧縮機起動周波数及び設定されているリニア膨張弁初期開度によっては、冷媒の高圧圧力及び低圧圧力を適正な値とするまでに多くの時間を要し、空気調和装置の立ち上がりが悪くなっていた。
(2)室内機の運転台数が変化する場合にも、冷媒の高圧圧力及び低圧圧力を適正な値とするまでに多くの時間を要し、空気調和装置の立ち上がりが悪くなっていた。
(3)停止する室内機と暖房運転する室内機とに分かれた場合、停止している室内機に冷媒が溜まり込む現象(寝込み現象)が発生し、空気調和装置全体の冷媒量が不足状態となり暖房運転している室内機の能力が低下していた。
問題(1)を詳述する。
空気調和装置の起動から所定の能力を発揮するまでの時間(立ち上がり時間)を短くするためには、高圧圧力と低圧圧力とが起動時の値から適正な値となるまでの時間を短くすればよいが、圧縮機起動周波数が適正な周波数より大きい場合、及びリニア膨張弁初期開度が適正な開度より小さい場合には、高圧圧力の過上昇及び低圧圧力の過低下が発生してしまう。このために、適正な高圧圧力及び低圧圧力に到達するまでには多くの時間を要し、空気調和装置の立ち上がりが悪くなってしまっていた。
また、圧縮機起動周波数が適正な周波数より小さい場合、及びリニア膨張弁初期開度が適正な開度より大きい場合にも、高圧圧力の過低下及び低圧圧力の過上昇が発生してしまう。このために、適正な高圧圧力及び低圧圧力に到達するまでには多くの時間を要し、空気調和装置の立ち上がりが悪くなってしまっていた。
そこで、空気調和装置の立ち上がりを良くするために、起動時の高圧圧力と低圧圧力とが適正な値になるまでに要する時間を短くするように、圧縮機起動周波数及びリニア膨張弁初期開度を適正な値に設定することが望ましい。しかしながら、この適正な起動周波数及び初期開度は、冷媒配管の配管長や室内機と室外機との高低差、冷媒配管の施工状態等の空気調和装置の設置条件で変化するために、あらかじめ設定しておくことが困難であった。すなわち、起動時の高圧圧力と低圧圧力とが適正な値になるまでにおける圧縮機起動周波数及びリニア膨張弁初期開度は、上記設置条件に伴って変化するパラメータで決定されてしまっていた。
例えば、空気調和装置の立ち上がりを良くするには、室外機と室内機とが接続する冷媒配管の配管長が長い場合には、短い場合に比べて、リニア膨張弁初期開度を大きく設定する必要があり、また、室内機1台のみを起動する場合には、室内機全てを起動する場合に比べて、圧縮機起動周波数を大きく設定する必要がある。しかしながら、上記の空気調和装置では、圧縮機起動周波数及びリニア膨張弁初期開度を、設置条件を考慮しないまま所定の値に設定して起動していたために、空気調和装置の設置条件によっては、圧縮機起動周波数及びリニア膨張初期弁開度が適正な値ではなく、立ち上がりが悪くなってしまっていた。
問題(2)を詳述する。
室内機の運転台数が変化する場合でも安定した能力を発揮するためには、運転台数の変化にかかわらず、高圧圧力及び低圧圧力を適正な値のまま変化させないように設定するのが望ましいが、室内機全てが運転している状態から、室内機1台のみを停止させるときにおいて、圧縮機起動周波数の低下量が適正な低下量より大きく設定されていると、高圧圧力の過上昇及び低圧圧力の過低下が発生してしまう。このために、適正な高圧圧力及び低圧圧力に到達するまでには多くの時間を要し、空気調和装置の能力が低下してしまっていた。
また、圧縮機起動周波数の低下量が適正な低下量より小さく設定されていると、高圧圧力の過低下及び低圧圧力の過上昇が発生してしまう。このために、適正な高圧圧力及び低圧圧力に到達するまでには多くの時間を要し、空気調和装置の能力が低下してしまっていた。
そこで、室内機の運転台数が変化する場合でも、変化後の高圧圧力及び低圧圧力が適正な値のまま変化しないようにするためには、室内機の運転台数変化時における圧縮機起動周波数の変化量を適正な値に設定することが望ましい。しかしながら、この適正な圧縮機起動周波数の変化量は、停止/起動する室内機の容量のみではなく、冷媒配管の配管長や室内機と室外機との高低差、冷媒配管の施工状態等の空気調和装置の設置条件で変化するために、あらかじめ設定しておくことが困難であった。すなわち、起動時の高圧圧力と低圧圧力とを適正な値のまま変化させない場合における圧縮機起動周波数の変化量は、上記設置条件に伴って変化するパラメータで決定されてしまっていた。
例えば、室内機全てが運転している状態から、室内機1台のみを停止させるとき、停止させる室内機が運転中の室内機よりも室外機から遠距離に設置されている場合には、停止させる室内機が運転中の室内機よりも室外機から近距離に設置されている場合に比べて、停止させる室内機の停止時における圧縮機起動周波数の低下量を小さく設定する必要がある。しかしながら、上記の空気調和装置では、室内機の運転台数が変化する場合でも、圧縮機起動周波数の変化量を、設置条件を考慮しないまま室内機の容量のみに基づいて設定して運転していた。
すなわち、設置条件に伴って変化するパラメータを考慮せずに、停止/起動する室内機の容量のみに応じて圧縮機起動周波数の低下量を決定していた。そのため、空気調和装置の設置条件によっては、室内機の運転台数変化時の圧縮機起動周波数の変化量が適正ではなく、室内機の運転台数変化後の空気調和装置の能力が低下してしまっていた。
問題(3)を詳述する。
複数の室内機のうち、停止する室内機と暖房運転する室内機とに分かれた場合、停止室内機では冷媒の寝込み現象が発生し、空気調和装置全体の冷媒量が不足状態となってしまう。冷媒量が不足すると、圧縮機の吐出温度が過上昇したり、暖房運転中の室内機の能力が低下してしまうことになる。そこで、室内機が能力低下せずに暖房運転を継続して行うためには、停止室内機のリニア膨張弁を所定の冷媒回収開度だけ開制御することで、冷媒を回収するのが望ましい。
しかしながら、この冷媒回収開度が適正開度より大きく設定されていると、停止室内機に流入する冷媒の流量が多くなりすぎてしまい停止室内機の発熱が大きくなってしまったり、停止室内機に流入する冷媒の流量が多くなりすぎてしまい暖房運転中の室内機に流入する冷媒の流量が少なくなってしまい暖房運転中の室内機の能力が低下してしまったりしていた。
そこで、停止室内機への冷媒の流入量を制限して、冷媒の寝込み現象を防止し、暖房運転中の室内機が適正な状態で継続できるように、停止室内機のリニア膨張弁の冷媒回収開度を適正な開度に設定することが望ましい。しかしながら、この適正な冷媒回収開度は、冷媒配管の配管長や室内機と室外機との高低差、冷媒配管の施工状態等の空気調和装置の設置条件で変化するために、あらかじめ設定しておくことが困難であった。すなわち、冷媒回収開度は、上記設置条件に伴って変化するパラメータで決定されてしまっていた。
例えば、空気調和装置の総冷媒量が規定量よりも少なく封入されている場合には、空気調和装置の総冷媒量が規定量よりも多く封入されている場合に比べて、リニア膨張弁の冷媒回収開度を大きく設定する必要がある。しかしながら、上記の空気調和装置では、このリニア膨張弁の冷媒回収開度を、設置条件を考慮しないまま所定の値に設定して運転していた。すなわち、設置条件に伴って変化するパラメータを考慮せずに、リニア膨張弁の冷媒回収開度を設定していた。そのため、空気調和装置の設置条件によっては、リニア膨張弁の冷媒回収開度が適正ではなく、停止室内機に冷媒の寝込み現象が発生したり、運転中の室内機の能力が低下してしまったりしていた。
本発明は、上記の問題を解決するためになされたもので、空気調和装置の圧縮機起動周波数及びリニア膨張弁初期開度を適正な値に調整し、立ち上がり時間を短くすることを可能にした空気調和装置を提供することを目的とする。また、空気調和装置を構成する複数の室内機の運転台数が変化した場合でも、圧縮機起動周波数及びリニア膨張弁初期開度を適正な値に調整し、能力の低下を防止する空気調和装置を提供することを目的とする。さらに、停止室内機と暖房運転する室内機とに分かれた場合でも、停止室内機への冷媒の寝込み現象を防止することで空気調和装置全体の冷媒量が不足しないようにし、暖房運転している室内機の能力低下を防止する空気調和装置を提供することを目的とする。
本発明に係る空気調和装置は、圧縮機と切替弁と室外熱交換器とを有する室外機と、リニア膨張弁と室内熱交換器とを有する複数台の室内機とを備え、前記圧縮機と、前記切替弁と、前記室外熱交換器と、前記リニア膨張弁と、前記室内熱交換器とを冷媒配管で接続した空気調和装置において、前記圧縮機の周波数と前記リニア膨張弁の開度とを所定のパラメータで制御する制御手段と、前記圧縮機から吐出する冷媒の高圧圧力を検知する第1圧力検知手段と、前記圧縮機に流入する冷媒の低圧圧力を検知する第2圧力検知手段とを有し、前記制御手段は、前記圧縮機と前記リニア膨張弁とを所定のパラメータに基づいて運転させたときの前記第1圧力検知手段が検知する冷媒の高圧圧力Pd及び前記第2圧力検知手段が検知する冷媒の低圧圧力Psを、あらかじめ設定されている目標高圧圧力Pdm及び目標低圧圧力Psmから引いて、差圧ΔPd及びΔPsを求め、それらを式(予め設定されている任意の数である高圧補正係数α)×(ΔPd) 2 +(予め設定されている任意の数である低圧補正係数β)×(ΔPs) 2 に当てはめて安定度を算出し、前記所定のパラメータを調整し、前記安定度が最も小さくなるパラメータで前記圧縮機の周波数及び前記リニア膨張弁の開度を制御することを特徴とする。
本発明に係る空気調和装置は、圧縮機と切替弁と室外熱交換器とを有する室外機と、リニア膨張弁と室内熱交換器とを有する複数台の室内機とを備え、前記圧縮機と、前記切替弁と、前記室外熱交換器と、前記リニア膨張弁と、前記室内熱交換器とを冷媒配管で接続した空気調和装置において、前記圧縮機の周波数と前記リニア膨張弁の開度とを所定のパラメータで制御する制御手段と、前記圧縮機から吐出する冷媒の高圧圧力を検知する第1圧力検知手段と、前記圧縮機に流入する冷媒の低圧圧力を検知する第2圧力検知手段とを有し、前記制御手段は、前記圧縮機と前記リニア膨張弁とを所定のパラメータに基づいて運転させたときの前記第1圧力検知手段が検知する冷媒の高圧圧力Pd及び前記第2圧力検知手段が検知する冷媒の低圧圧力Psを、あらかじめ設定されている目標高圧圧力Pdm及び目標低圧圧力Psmから引いて、差圧ΔPd及びΔPsを求め、それらを式(予め設定されている任意の数である高圧補正係数α)×(ΔPd) 2 +(予め設定されている任意の数である低圧補正係数β)×(ΔPs) 2 に当てはめて安定度を算出し、前記所定のパラメータを調整し、前記安定度が最も小さくなるパラメータで前記圧縮機の周波数及び前記リニア膨張弁の開度を制御するので、パラメータに基づいて運転状態の適正化を容易にすることができる。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の実施の形態1に係る空気調和装置1を示す冷媒回路図である。空気調和装置1は、室外機10と室内機20、室内機21、室内機22とがガス側冷媒配管2と液側冷媒配管3とで接続されて構成されており、冷房運転や暖房運転を行なうものである。また、空気調和装置1は、全体を制御する制御手段である制御装置4と各種情報を記憶する記憶手段である記憶装置5とを有している。室外機10は、圧縮機11と、四方弁(切替弁)12と、室外熱交換器(熱源側熱交換器)13とが順次直列に接続されて構成されている。室内機20は、室内熱交換器(利用側熱交換器)21とリニア膨張弁22とを備えている。なお、室内機30及び室内機40も室内機20と同様な構成になっている。
第1圧力検知手段である高圧圧力センサ15は、圧縮機11から吐出する冷媒の圧力(高圧)を検知するものであり、圧縮機11から吐出する冷媒が流れる冷媒配管に設けられている。また、第2圧力検知手段である低圧圧力センサ16は、圧縮機11に吸入される冷媒の圧力(低圧)を検知するものであり、圧縮機11に吸入される冷媒が流れる冷媒配管に設けられている。なお、これらの圧力センサが検知した検知情報(圧力情報)は、制御手段17に伝達されるようになっている。
第1温度検知手段である吐出温度センサ17は、圧縮機11から吐出する冷媒の温度を検知するものであり、圧縮機11から吐出する冷媒が流れる冷媒配管に設けられている。また、第2温度検知手段である凝縮温度センサ18は、凝縮した冷媒の温度を検知するものであり、リニア膨張弁22、リニア膨張弁32、リニア膨張弁42のそれぞれ下流側の冷媒配管に設けられている。なお、これらの温度センサが検知した検知情報(温度情報)は、制御手段17に伝達されるようになっている。
圧縮機11は、冷媒を圧縮して高温高圧の冷媒とするものである。四方弁12は、冷房運転時と暖房運転時とで冷媒の流れを切り替えるものである。室外熱交換器13は、冷媒と空気との熱交換で冷媒を凝縮液化及び蒸発ガス化するものである。リニア膨張弁22は、一般に減圧弁や膨張弁と称されており、冷媒を減圧させるものである。室内熱交換器21は、冷媒と空気との熱交換で冷媒を蒸発ガス化及び凝縮液化するものである。ガス側冷媒配管2は、圧縮されて気体になった冷媒を導通するものであり、液側冷媒配管3は、減圧されて液体になった冷媒を導通させるものである。
制御装置4は、高圧圧力センサ15や低圧圧力センサ16、吐出温度センサ17、凝縮温度センサ18等の各センサから伝達される情報に基づいて圧縮機11の周波数を制御したり、リニア膨張弁22の開度を調整したりするようになっており、マイクロコンピュータ等で構成するとよい。記憶装置18は、各センサで検知された検知情報を記憶しておくものであり、不揮発性メモリやHDD(ハードディスク装置)等で構成するとよい。
空気調和装置1に使用される冷媒には、非共沸混合冷媒や擬似共沸混合冷媒、単一冷媒等がある。非共沸混合冷媒には、HFC(ハイドロフルオロカーボン)冷媒であるR407C(R32/R125/R134a)等がある。この非共沸混合冷媒は、沸点が異なる冷媒の混合物であるので、液相冷媒と気相冷媒との組成比率が異なるという特性を有している。擬似共沸混合冷媒には、HFC冷媒であるR410A(R32/R125)やR404A(R125/R143a/R134a)等がある。この擬似共沸混合冷媒は、非共沸混合冷媒と同様の特性の他、R22の約1.6倍の動作圧力という特性を有している。
また、単一冷媒には、HCFC(ハイドロクロロフルオロカーボン)冷媒であるR22やHFC冷媒であるR134a等がある。この単一冷媒は、混合物ではないので、取扱いが容易であるという特性を有している。その他、HC(炭化水素系)冷媒であるプロパンやイソブタン、アンモニアを使用することもできる。なお、R22はクロロジフルオロメタン、R32はジフルオロメタン、R125はペンタフルオロエタン、R134aは1,1,1,2−テトラフルオロエタン、R143aは1,1,1−トリフルオロエタンをそれぞれ示している。
図2は、冷房運転時における冷媒の流れを示す冷媒回路図である。
まず、圧縮機11で高温・高圧にされた冷媒は、圧縮機11から吐出して(矢印A)四方弁12を経由し室外熱交換器13に流入する(矢印B)。室外熱交換器13に流入した冷媒は、外気と熱交換して凝縮液化する。すなわち、冷媒は放熱して外気とほぼ同温の液体に変化するのである。凝縮液化した冷媒は、室内機20や室内機30、室内機40に流入する(矢印D)。
室内機20等に流入した冷媒は、リニア膨張弁22やリニア膨張弁32、リニア膨張弁42で減圧されて、低圧二相状態の冷媒に変化する。そして、室内熱交換器21や室内熱交換器31、室内熱交換器41で外気と熱交換して蒸発ガス化する(矢印E)。すなわち、外気から吸熱して(外気を冷却)、気体に変化するのである。蒸発ガス化した冷媒は、室内熱20等から出て(矢印F)、四方弁12を経由し(矢印G)、圧縮機11に吸入される(矢印H、矢印I)。
図3は、暖房運転時における冷媒の流れを示す冷媒回路図である。
暖房運転は、四方弁12で冷媒の流れを切り替えて冷房運転とは逆に冷媒が循環することで行われる。まず、圧縮機11で高温・高圧にされた冷媒は、圧縮機11から吐出して(矢印a)四方弁12を経由し室内機20等に流入する(矢印b)。室内機20等に流入した冷媒は、室内熱交換器21等で外気と熱交換して凝縮液化する(矢印c)。すなわち、冷媒は放熱して(外気の暖め)、液体に変化するのである。
そして、リニア膨張弁22等で減圧されて、低圧二相状態の冷媒に変化する。その後、低圧二層状態の冷媒は、リニア膨張弁22等を出て(矢印d)、室外熱交換器13に流入し(矢印e)、室外熱交換器13で外気と熱交換して蒸発ガス化する。すなわち、外気から吸熱して気体に変化するのである。室外熱交換器13から出た蒸発ガス化した冷媒(矢印f)は、四方弁12を経由し(矢印g)、圧縮機11に吸入される(矢印h、矢印i)。
[実施の形態1]
実施の形態1では、空気調和装置1の立ち上がり時間を短くするために、圧縮機11の起動周波数及びリニア膨張弁22等の初期開度を空気調和装置1の設置条件に対応してあらかじめ設定されている適正な運転状態となるようにパラメータ調整するパラメータ調整モードについて説明する。
図4は、圧縮機11の起動周波数の組合せの一例を示す関係図である。図4では、パターンに対応して圧縮機起動周波数のパラメータ(周波数パラメータ)が決定されるように組み合わされている。すなわち、圧縮機11は周波数パラメータに基づいて起動周波数が決定される。なお、この組合せは記憶装置5に記憶してあり、新しく設定したり、変更したりすることが容易にできるようになっている。
図5は、リニア膨張弁22やリニア膨張弁32、リニア膨張弁42の初期開度の組合せの一例を示す関係図である。図5では、パターンに対応してリニア膨張弁初期開度のパラメータ(初期開度パラメータ)が決定されるように組み合わされている。すなわち、リニア膨張弁22等は初期開度パラメータに基づいて初期開度が決定される。なお、この組合せは記憶装置5に記憶してあり、新しく設定したり、変更したりすることが容易にできるようになっている。
図6は、パラメータ調整モードの一例を示す流れ図である。まず、空気調和装置1の圧縮機11は、起動周波数パターンi=1に設定される(ステップS101)。すなわち、図4からパターン1に対応する周波数パラメータF(1)に起動周波数が決定される。次に、空気調和装置1のリニア膨張弁22は、初期開度パターンj=1に設定される(ステップS102)。すなわち、図5からパターン1に対応する初期開度パラメータL(1)に初期開度が決定される。そして、空気調和装置1は、決定された起動周波数及び初期開度で運転を開始する(ステップS103)。なお、ここではリニア膨張弁22を例に説明する。
空気調和装置1が起動してから所定の時間T[秒]経過した後に、高圧圧力(Pd)及び低圧圧力(Ps)を検出する(ステップS104)。この高圧圧力(Pd)及び低圧圧力(Ps)は、それぞれ高圧圧力センサ15及び低圧圧力センサ16が検知したものである。なお、空気調和装置1の適正な運転状態における冷媒の高圧圧力及び低圧圧力をそれぞれ目標高圧圧力(Pdm)及び目標低圧圧力(Psm)として表し、あらかじめ記憶装置5に記憶しておくものとする。
つぎに、制御装置4は、空気調和装置1の運転安定度(W)を算出する(ステップS105)。安定度(W)は、目標高圧圧力(Pdm)及び目標低圧圧力(Psm)から、高圧圧力(Pd)及び低圧圧力(Ps)を引いてそれぞれの差圧(ΔPd=Pdm−Pd及びΔPs=Psm−Ps)を求め(変化量)、それらを式W=α×(ΔPd)2 +β×(ΔPs)2 に当てはめて算出する。なお、この安定度(W)は、記憶装置5に記憶しておくとよい。
すなわち、安定度(W)は、起動してからT[秒]後の高圧圧力(Pd)と目標高圧圧力(Pdm)との差圧(ΔPd)の二乗に高圧補正係数αを乗じたものと、起動してからT[秒]後の低圧圧力(Ps)と目標低圧圧力(Psm)との差圧(ΔPs)の二乗に低圧補正係数βを乗じたものとを加算したものである。ここで、(ΔPd)2 が大きい場合、すなわち高圧圧力(Pd)と目標高圧圧力(Pdm)との差が大きい場合には、安定度(W)は大きくなり、(ΔPd)2 が小さい場合、すなわち高圧圧力(Pd)と目標高圧圧力(Pdm)との差が小さい場合には、安定度(W)は小さくなる。
同様に(ΔPs)2 が大きい場合、すなわち低圧圧力(Ps)と目標低圧圧力(Psm)との差が大きい場合には、安定度(W)は大きくなり、(ΔPs)2 が小さい場合、すなわち低圧圧力(Ps)と目標低圧圧力(Psm)の差が小さい場合には、安定度(W)は小さくなる。なお、α及びβは、冷房運転時の判定においては冷房能力への影響が大きい低圧圧力を重視するためにα<βという設定にし、暖房運転時の判定においては暖房能力への影響が大きい高圧圧力を重視するためにα>βという設定にするとよい。
安定度(W)の値が小さい方が、高圧圧力(Pd)及び低圧圧力(Ps)と目標高圧圧力(Pdm)及び目標低圧圧力(Psm)との差が小さいために空気調和装置1の立ち上がりがよく、安定度(W)の値が大きい方が、高圧圧力(Pd)及び低圧圧力(Ps)と目標高圧圧力(Pdm)及び目標低圧圧力(Psm)との差が大きいために空気調和装置1の立ち上がりが悪いと判定することが可能になる。その後、空気調和装置1を一旦停止させる(ステップS106)。
つぎに、リニア膨張弁22の初期開度パターンに1を加算する(ステップS107)。すなわち、初期開度パターンj=j+1(パターン2)に対応する初期開度パラメータにリニア膨張弁22の初期開度(L(2))を変更する。そして、j>nとなるまで、すなわち設定されているパターン全てを実施するまでステップS103〜ステップS107の処理を繰り返し実行する(ステップS108;NO)。
j>nになると(ステップS108;YES)、圧縮機11の起動周波数パターンに1を加算する(ステップS109)。すなわち、起動周波数パターンi=i+1(パターン2)に対応する周波数パラメータに圧縮機11の起動周波数(F(2))を変更する。そして、i>mとなるまで、すなわち設定されているパターン全てを実施するまでステップS102〜ステップS109の処理を繰り返し実行する(ステップS110;NO)。
以上の手順により、i>mになると(ステップS110;YES)、圧縮機11の起動周波数パターン及びリニア膨張弁22の初期開度パターンの全てに対応する周波数パラメータ及び初期開度パラメータで空気調和装置1が起動されて、所定時間(T秒)経過後の全ての安定度(W)が算出される。この全ての安定度(W)の中から最も小さくなる安定度(W)、すなわち空気調和装置1の立ち上がりが最も短くなるパターンの組合せを選定し、選定されたパターンに対応するそれぞれのパラメータを圧縮機11の起動周波数及びリニア膨張弁22の初期開度として設定する(ステップS111)。
図7は、パラメータ調整モードの別の一例を示す流れ図である。まず、空気調和装置1の圧縮機11及びリニア膨張弁22は、起動周波数パターンi=1及び初期開度パターンj=1に設定される(ステップS201)。すなわち、図4及び図5からパターン1に対応する周波数パラメータF(1)及び初期開度パラメータL(1)に起動周波数及び初期開度が決定される。そして、空気調和装置1は、決定された起動周波数及び初期開度で運転を開始する(ステップS202)。
空気調和装置1が起動してから所定の時間T[秒]経過した後に、高圧圧力(Pd)及び低圧圧力(Ps)を検出する(ステップS203)。つぎに、制御装置4は、目標高圧圧力(Pdm)及び目標低圧圧力(Psm)から、高圧圧力センサ15及び低圧圧力センサ16が検出した高圧圧力(Pd)及び低圧圧力(Ps)を引いてそれぞれの差圧(ΔPd=Pdm−Pd及びΔPs=Psm−Ps)を算出し(変化量)、それらを記憶装置5に記憶する(ステップS204)。その後、空気調和装置1を一旦停止させる(ステップS205)。
つぎに、圧縮機11の起動周波数パターン及びリニア膨張弁22の初期開度パターンに1を加算する(ステップS206)。すなわち、起動周波数パターンi=i+1(パターン2)及び初期開度パターンj=j+1(パターン2)にそれぞれ対応する周波数パラメータ及び初期開度パラメータに圧縮機11及びリニア膨張弁22の起動周波数(F(2))及び初期開度(L(2))を変更する。そして、i>mまたはj>nとなるまでステップS202〜ステップS206の処理を繰り返し実行する(ステップS207)。
以上の手順により、i=j=1からi=j=mまたはi=j=nとなるまでの圧縮機11の起動周波数パターンとリニア膨張弁22の初期開度パターンとの組合せからΔPdとΔPsを算出する。なお、空気調和装置1の適正な運転状態における冷媒の高圧圧力差圧及び低圧圧力差圧をそれぞれ基準値(Pdk)及び基準値(Psk)として表し、あらかじめ記憶装置5に記憶しておくものとする。そして、ΔPdとΔPdkとを、ΔPsとΔPskとをそれぞれ比較する。
すなわち、i>mまたはj>nになると(ステップS207;YES)、ΔPd<−ΔPdkかつΔPs>+ΔPskを満足する最大の圧縮機11の起動周波数パターンiとリニア膨張弁22の初期開度パターンjとの組み合わせをi=j=pとして、i≦pかつj≦pとなる組み合わせ(所定の制限)を以降のパラメータ調整モードで実施しないようにする(ステップS208)。これは、i=j=pの組み合わせに比べて、i≦pかつj≦pとなる組み合わせでは(ΔPd)2 と(ΔPs)2 との両方がより大きくなるために、確実に安定度(W)が大きくなり、空気調和装置1の立ち上がりに時間がかかるからである。
また、ΔPd>+ΔPdkかつΔPs<−ΔPskを満足する最小の圧縮機11の起動周波数パターンiとリニア膨張弁22の初期開度パターンjとの組み合わせをi=j=qとし、i≧qかつj≧qとなる組み合わせ(所定の制限)を以降のパラメータ調整モードで実施しないようにする(ステップS208)。これは、i=j=qの組み合わせに比べて、i≧qかつj≧qとなる組み合わせでは(ΔPd)2 と(ΔPs)2 との両方がより大きくなるために、確実に安定度(W)が大きくなり、空気調和装置1の立ち上がりに時間がかかるからである。
圧縮機11の起動周波数パターンとリニア膨張弁22の初期開度パターンとの組み合わせに制限範囲を設けた上で、前述した図6のパラメータ調整モードに移行する(ステップS209)。すなわち、(ΔPd)2 が(ΔPdk)2 より大きい、かつ(ΔPs)2 が(ΔPsk)2 より大きくなる圧縮機11の起動周波数パターンとリニア膨張弁22の初期開度パターンとの組み合わせをあらかじめ除いた上で、組合わせパターンを試行していくことできる。したがって、全ての組合わせパターンを実行する場合に比べて、パラメータ調整モードに要する時間を短縮することが可能となる。
図8は、パラメータ調整モードのさらに別の一例を示す流れ図である。まず、空気調和装置1の圧縮機11及びリニア膨張弁22は、所定の周波数パラメータF及び所定の初期開度パラメータLに設定される(ステップS301)。例えば、所定の周波数パラメータF及び所定の初期開度パラメータLは、初期値としてあらかじめ設定されているパラメータや任意に設定されたパラメータ等である。すなわち、図4及び図5で示したように起動周波数パターン及び初期開度パターンに対応するパラメータを設定するものではない。そして、空気調和装置1は、設定された所定の周波数パラメータF及び初期開度パラメータLに起動周波数及び初期開度が決定されて運転を開始する(ステップS302)。
空気調和装置1が起動してから所定の時間T[秒]経過した後に、高圧圧力(Pd)及び低圧圧力(Ps)を検出する(ステップS303)。つぎに、制御装置4は、空気調和装置1の運転安定度(W)を算出する(ステップS304)。安定度(W)は、目標高圧圧力(Pdm)及び目標低圧圧力(Psm)から、高圧圧力センサ15及び低圧圧力センサ16が検出した高圧圧力(Pd)及び低圧圧力(Ps)を引いてそれぞれの差圧(ΔPd=Pdm−Pd及びΔPs=Psm−Ps)を求め、それらを式W=α×(ΔPd)2 +β×(ΔPs)2 に当てはめて算出する。なお、算出した安定度(W)は、記憶装置5に記憶しておくとよい。
すなわち、安定度(W)は、起動してからT[秒]後の高圧圧力(Pd)と目標高圧圧力(Pdm)との差圧(ΔPd)の二乗に高圧補正係数αを乗じたものと、起動してからT[秒]後の低圧圧力(Ps)と目標低圧圧力(Psm)との差圧(ΔPs)の二乗に低圧補正βを乗じたものとを加算したものである。ここで、(ΔPd)2 が大きい場合、すなわち高圧圧力(Pd)と目標高圧圧力(Pdm)との差が大きい場合には、安定度(W)は大きくなり、(ΔPd)2 が小さい場合、すなわち高圧圧力(Pd)と目標高圧圧力(Pdm)との差が小さい場合には、安定度(W)は小さくなる。
同様に(ΔPs)2 が大きい場合、すなわち低圧圧力(Ps)と目標低圧圧力(Psm)との差が大きい場合には、安定度(W)は大きくなり、(ΔPs)2 が小さい場合、すなわち低圧圧力(Ps)と目標低圧圧力(Psm)との差が小さい場合には、安定度(W)は小さくなる。また、α及びβは、冷房運転時の判定においては冷房能力への影響が大きい低圧圧力を重視するためにα<βという設定にし、暖房運転時の判定においては暖房能力への影響が大きい高圧圧力を重視するためにα>βという設定にするとよい。
安定度(W)の値が小さい方が、高圧圧力(Pd)及び低圧圧力(Ps)と目標高圧圧力(Pdm)及び目標低圧圧力(Psm)との差が小さいために空気調和装置1の立ち上がりがよく、安定度(W)の値が大きい方が、高圧圧力(Pd)及び低圧圧力(Ps)と目標高圧圧力(Pdm)及び目標低圧圧力(Psm)との差が大きいために空気調和装置1の立ち上がりが悪いと判定することが可能になる。その後、空気調和装置1を一旦停止させる(ステップS305)。
つぎに、算出した安定度(W)と所定の基準安定度(Wk)とを比較する(ステップS306)。なお、空気調和装置1の適正な運転状態における安定度を基準安定度(Wk)として表し、あらかじめ記憶装置5に記憶しておくものとする。安定度(W)≧基準安定度(Wk)となる場合には(ステップS306;NO)、安定度(W)が基準安定度(Wk)以上であり、すなわち空気調和装置1の立ち上がりが悪いと判定することが可能になる。そして、制御装置4は、圧縮機11の起動周波数の変化量ΔF及びリニア膨張弁22の初期開度の変化量ΔLを式ΔF=a×ΔPd−b×ΔPs及びΔL=−c×ΔPd+d×ΔPsに基づいて算出する(ステップS307)。なお、a、b、c、dはいずれもa,b,c,d>0となる所定の係数であるものとする。
この式において、ΔPdが大きい場合、すなわち高圧圧力(Pd)が目標高圧圧力(Pdm)よりも小さい場合には、圧縮機11の起動周波数が大きく、リニア膨張弁22の初期開度が小さくなるように、ΔPdが小さい場合、すなわち高圧圧力(Pd)が目標高圧圧力(Pdm)よりも大きい場合には、圧縮機11の起動周波数が小さく、リニア膨張弁22の初期開度が大きくなるように設定されていることがわかる。
また、ΔPsが大きい場合、すなわち低圧圧力(Ps)が目標低圧圧力(Psm)よりも小さい場合には、圧縮機11の起動周波数が小さく、リニア膨張弁22の初期開度が大きくなるように、ΔPsが小さい場合、すなわち低圧圧力(Ps)が目標低圧圧力(Psm)よりも大きい場合には、圧縮機11の起動周波数が大きく、リニア膨張弁22の初期開度が小さくなるように設定されていることがわかる。
これにより、空気調和装置1が起動してからT[秒]後の高圧圧力(Pd)及び低圧圧力(Ps)と、それぞれ目標高圧圧力(Pdm)及び目標低圧圧力(Psm)とに差が生じた場合、その差を是正する方向に、その差分に応じた量だけ、次回の試行における圧縮機11の起動周波数及びリニア膨張弁22の初期開度を変化させるようにしている。すなわち、周波数パラメータF=F+ΔF、初期開度パラメータL=L+ΔLに再設定し(ステップSs308)、ステップS302〜ステップS306の処理を繰り返し実行する。
安定度(W)<基準安定度(Wk)になると(ステップS306;YES)、安定度(W)が基準安定度(Wk)未満であり、すなわち空気調和装置1の立ち上がりが良いと判定することが可能になる。そして、このときの周波数パラメータF及び初期開度パラメータLを、パラメータ調整モード以外の通常モードにおける圧縮機11の周波数パラメータ及び初期開度パラメータとして選定する(ステップS309)。
したがって、目標高圧圧力(Pdm)と目標低圧圧力(Psm)との差が大きければ、圧縮機11の起動周波数及びリニア膨張弁22の初期開度の変化量が大きく設定され、目標高圧圧力(Pdm)及び目標低圧圧力(Psm)との差が小さければ、圧縮機11の起動周波数及びリニア膨張弁22の初期開度の変化量が小さく設定されるため、立ち上がりが良くなる圧縮機11の起動周波数及びリニア膨張弁22の初期開度を決定するまでの、空気調和装置1の起動から停止までの試行回数を少なくすることが可能となる。
また、あらかじめ設定された圧縮機11の起動周波数パターンとリニア膨張弁22の初期開度パターンとの組み合わせを段階的に実行する場合に比べて、圧縮機11の起動周波数の変化量とリニア膨張弁22の初期開度の変化量を無段階に変化させて実行することが可能となるため、空気調和装置1の立ち上がりを良くするために最適な圧縮機11の起動周波数とリニア膨張弁22の初期開度の組み合わせを迅速に見つけることが可能となる。
なお、以上説明したパラメータ調整モードは、空気調和装置1の立ち上がり時間を短くするために実行するものであるが、それ以外の場合、例えば空気調和装置1の室内機の運転台数が変化する場合において、運転状態の過渡的な変化に対して、高圧圧力と低圧圧力とがそれぞれ目標高圧圧力と目標低圧圧力となるまでの時間を短くするために、圧縮機11の周波数とリニア膨張弁22の開度を変化させる場合にも、同様のパラメータ調整モードを適用することが可能である。
[実施の形態2]
実施の形態2では、空気調和装置1の暖房運転時における冷媒回収制御に関し、停止室内機20のリニア膨張弁22の開度を空気調和装置1の設置条件に対応して適正な値に調整するパラメータ調整モードについて説明する。なお、室内機20を停止させる場合を例に説明する。
図9は、停止室内機20のリニア膨張弁22の開度の組合せの一例を示す関係図である。図9では、パターンに対応して停止室内機20のリニア膨張弁22の開度のパラメータ(開度パラメータ)が決定されるように組み合わされている。すなわち、リニア膨張弁22は開度パラメータに基づいて冷媒回収開度が決定される。なお、この組合せを記憶装置5に記憶してあり、新しく設定したり、変更したりすることが容易にできるようになっている。
図10は、冷媒回収開度のパラメータ調整モードの一例を示す流れ図である。まず、室内機20のリニア膨張弁22は、開度パターンi=1に設定される(ステップS401)。すなわち、図9からパターン1に対応開度パラメータL(1)に冷媒回収開度が決定される。そして、空気調和装置1は、リニア膨張弁22を決定された冷媒回収開度で運転を開始し、運転状態が安定するまで運転を継続する(ステップS402)。
空気調和装置1の運転状態が安定すると、圧縮機11の吐出温度(Td)及び凝縮温度(Tc)を検出する(ステップS403)。この吐出温度(Td)及び凝縮温度(Tc)は、それぞれ吐出温度センサ17及び凝縮温度センサ18が検知したものである。つぎに、停止室内機20のリニア膨張弁22の開度パターンに1を加算する(ステップS404)。すなわち、開度パターンi=i+1(パターン2)に対応する開度パラメータに冷媒回収開度(L(2))を変更する。そして、i>nとなるまで、すなわち設定されているパターン全てを実施するまでステップS402〜ステップS404の処理を繰り返し実行する(ステップS405;NO)。
i>nとなると(ステップS405;YES)、圧縮機11の吐出温度(Td)の上限基準値をTdk、目標凝縮温度をTcmとした場合、Td≦Tdkとなる範囲内に停止室内機20のリニア膨張弁22の開度パターンを選定し、このパターンに対応するパラメータをリニア膨張弁22の開度に設定する(ステップS406)。すなわち、圧縮機11の吐出温度(Td)が上限基準値(Tdk)を超えない範囲で、凝縮温度(Tc)が目標凝縮温度(Tcm)に最も近くなるリニア膨張弁22の開度パターンを選定し、このパターンに対応するパラメータにリニア膨張弁22の開度として設定する。
図11は、冷媒回収開度のパラメータ調整モードの別の一例を示す流れ図である。まず、室内機20のリニア膨張弁22は、所定の開度パラメータLに設定される(ステップS501)。例えば、所定の開度パラメータLは、初期値としてあらかじめ設定されているパラメータや任意に設定されたパラメータ等である。すなわち、図9で示したように開度パターンに対応するパラメータを設定するものではない。そして、空気調和装置1は、リニア膨張弁22を決定された冷媒回収開度で運転を開始し、運転状態が安定するまで運転を継続する(ステップS502)。
空気調和装置1の運転状態が安定すると、圧縮機11の吐出温度(Td)及び凝縮温度(Tc)を検出する(ステップS503)。つぎに、制御装置4は、圧縮機11の吐出温度(Td)の上限基準値をTdk、目標凝縮温度をTcmとした場合に、上限基準値(Tdk)と吐出温度(Td)との差(ΔTd=Tdk−Td)及び目標凝縮温度(Tcm)と凝縮温度(Tc)との差(ΔTc=Tcm−Tc)をそれぞれ算出する(ステップS504)。そして、ΔTdの正負の判定(ΔTd≦0)及びΔTcの所定の基準値をΔTckとした場合におけるΔTcの絶対値|ΔTc|とΔTckとを比較(|ΔTc|≧ΔTck)する(ステップS505)。
ΔTd≦0の場合は、圧縮機11の吐出温度(Td)が上限基準値(Tdk)を超過していると判定し、また、|ΔTc|≧ΔTckの場合は、凝縮温度(Tc)が目標凝縮温度(Tcm)に比べて充分に近い値となっていないと判定し(ステップS505;YES)、リニア膨張弁22の冷媒回収開度の変化量ΔL(ΔL=−a×ΔTd−b×ΔTc)を算出する(ステップS506)。なお、a、bはいずれもa,b>0となる所定の係数であるものとする。
この式でΔTdが大きい場合、すなわち吐出温度(Td)が所定の上限基準値(Tdk)よりも小さい場合、及びΔTcが大きい場合、すなわち凝縮温度(Tc)が目標凝縮温度(Tcm)よりも小さい場合には変化量ΔLが負側に大きくなる。すなわち、停止室内機20のリニア膨張弁22の冷媒回収開度を現状よりも小さくする方向に変化させる。また、この式でΔTdが小さい場合、すなわち吐出温度(Td)が所定の上限基準値(Tdk)よりも大きい場合、及びΔTcが小さい場合、すなわち凝縮温度(Tc)が目標凝縮温度(Tcm)よりも大きい場合には変化量ΔLが正側に大きくなる。すなわち、停止室内機20のリニア膨張弁22の冷媒回収開度を現状よりも大きくする方向に変化させる。
これにより、空気調和装置1の安定運転時の吐出温度(Td)及び凝縮温度(Tc)と、上限基準値(Tdk)及び目標凝縮温度(Tcm)とに差が生じた場合、その差を是正する方向に、その差分に応じた量だけ、次回の試行における停止室内機20のリニア膨張弁22の冷媒回収開度を変化させる。そして、リニア膨張弁22の開度パラメータをL=L+ΔLに再設定し、ステップS502〜ステップS505の処理を繰り返し実行する(ステップS507)。
ΔTd>0かつ|ΔTc|<ΔTckとなると(ステップS505;NO)、圧縮機11の吐出温度(Td)が基準上限値(Tdk)よりも小さく、かつ凝縮温度(Tc)が目標凝縮温度(Tcm)に充分近いと判定する。このときの停止室内機20のリニア膨張弁22の開度Lを、パラメータ調整モード以外の通常モードにおける停止室内機20のリニア膨張弁22の冷媒回収開度として設定する(ステップS508)。
以上のように、吐出温度(Td)と吐出温度の所定の上限基準値(Tdk)との差、及び凝縮温度(Tc)と目標凝縮温度(Tcm)との差が大きければ、停止室内機20のリニア膨張弁22の開度の変化量(ΔL)が大きく設定され、吐出温度(Td)と吐出温度の所定の上限基準値(Tdk)との差、及び凝縮温度(Tc)と目標凝縮温度(Tcm)との差が小さければ、停止室内機20のリニア膨張弁22の開度の変化量(ΔL)が小さく設定されるようになるため、吐出温度(Td)が吐出温度の所定の上限基準値(Tdk)より小さく、凝縮温度(Tc)が目標凝縮温度(Tcm)に充分に近くなる最適な停止室内機20のリニア膨張弁22の開度を設定するまでの試行回数を少なくすることが可能である。
また、あらかじめ決定された停止室内機20のリニア膨張弁22の開度パターンで段階的に変化させる場合に比べて、停止室内機20のリニア膨張弁22の開度の変化量(ΔL)を無段階に変化させて運転することが可能となるため、吐出温度(Td)が吐出温度の所定の上限基準値(Tdk)より小さく、凝縮温度(Tc)が目標凝縮温度(Tcm)に充分に近くなる最適な停止室内機20のリニア膨張弁22の開度を迅速に見つけることが可能となる。
また、実施の形態1や実施の形態2で記憶装置18に記憶したパラメータを外部に取り出して、別の空気調和装置にも適用することが可能な構成としてもよい。このようにすれば、同様の設置環境の空気調和装置が複数系統存在する場合において、一つの系統における空気調和装置でパラメータ調整モードを実施して、そこで設定されたパラメータを他の系統の空気調和装置に適用することも可能となる。したがって、パラメータを設定するという処理を省略することができる。
さらに、空気調和装置1の試運転調整時におけるパラメータ調整モードにより決定された適正な運転状態となるように調整されたパラメータと、空気調和装置1が試運転調整時から所定期間運転した後におけるパラメータ調整モードにより決定されたパラメータとを比較して、パラメータの変化量が所定の変化量よりも大きい場合には、不調コードやエラー表示として外部に発報することが可能な構成としてもよい。
すなわち、所定時間経過したことにより空気調和装置1にパラメータに関与する不調が発生した可能性があると制御装置4が判断した場合に、図示省略の異常警報手段から警報を発報すれば、ユーザや作業員は、空気調和装置1に何らかの不調や異常が発生していることをいち早く知ることができる。
本発明の実施の形態1に係る空気調和装置を示す冷媒回路図である。 冷房運転時における冷媒の流れを示す冷媒回路図である。 暖房運転時における冷媒の流れを示す冷媒回路図である。 圧縮機の起動周波数の組合せの一例を示す関係図である。 リニア膨張弁の初期開度の組合せの一例を示す関係図である。 パラメータ調整モードの一例を示す流れ図である。 パラメータ調整モードの別の一例を示す流れ図である。 パラメータ調整モードのさらに別の一例を示す流れ図である。 停止室内機のリニア膨張弁の開度の組合せの一例を示す関係図である。 冷媒回収開度のパラメータ調整モードの一例を示す流れ図である。 冷媒回収開度のパラメータ調整モードの別の一例を示す流れ図である。
符号の説明
1 空気調和装置、2 ガス側冷媒配管、3 液側冷媒配管、4 制御装置、5 記憶装置、10 室外機、11 圧縮機、12 四方弁、13 室外熱交換器、15 高圧圧力センサ、16 低圧圧力センサ、17 吐出温度センサ、18 凝縮温度センサ、20 室内機、21 室内熱交換器、22 リニア膨張弁、30 室内機、31 室内熱交換器、32 リニア膨張弁、40 室内機、41 室内熱交換器、42 リニア膨張弁。

Claims (9)

  1. 圧縮機と切替弁と室外熱交換器とを有する室外機と、リニア膨張弁と室内熱交換器とを有する複数台の室内機とを備え、前記圧縮機と、前記切替弁と、前記室外熱交換器と、前記リニア膨張弁と、前記室内熱交換器とを冷媒配管で接続した空気調和装置において、
    前記圧縮機の周波数と前記リニア膨張弁の開度とを所定のパラメータで制御する制御手段と、
    前記圧縮機から吐出する冷媒の高圧圧力を検知する第1圧力検知手段と、
    前記圧縮機に流入する冷媒の低圧圧力を検知する第2圧力検知手段とを有し、
    前記制御手段は、
    前記圧縮機と前記リニア膨張弁とを所定のパラメータに基づいて運転させたときの前記第1圧力検知手段が検知する冷媒の高圧圧力Pd及び前記第2圧力検知手段が検知する冷媒の低圧圧力Psを、あらかじめ設定されている目標高圧圧力Pdm及び目標低圧圧力Psmから引いて、差圧ΔPd及びΔPsを求め、それらを式(予め設定されている任意の数である高圧補正係数α)×(ΔPd) 2 +(予め設定されている任意の数である低圧補正係数β)×(ΔPs) 2 に当てはめて安定度を算出し、前記所定のパラメータを調整し、前記安定度が最も小さくなるパラメータで前記圧縮機の周波数及び前記リニア膨張弁の開度を制御する
    ことを特徴とする空気調和装置。
  2. 前記制御手段は、
    前記圧縮機と前記リニア膨張弁とを所定のパラメータに基づいて運転させて、所定時間経過後の前記第1圧力検知手段が検知する冷媒の高圧圧力と前記第2圧力検知手段が検知する冷媒の低圧圧力とを、あらかじめ設定されている適正な運転状態を示す目標高圧圧力と目標低圧圧力とから引いて変化量を算出し、
    該変化量に基づいて、あらかじめ設定されている適正な運転状態となるように前記所定のパラメータを調整する
    ことを特徴とする請求項1記載の空気調和装置。
  3. 前記制御手段は、
    算出する変化量に所定の制限を設け、算出した変化量が前記所定の制限内にある場合には、該変化量に基づいて、あらかじめ設定されている適正な運転状態となるように前記所定のパラメータを調整する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の空気調和装置。
  4. 前記制御手段は、
    前記圧縮機と前記リニア膨張弁とをそれぞれ所定の周波数と開度とで運転させて、所定時間経過後の前記第1圧力検知手段が検知する冷媒の高圧圧力と前記第2圧力検知手段が検知する冷媒の低圧圧力とを、あらかじめ設定されている適正な運転状態を示す目標高圧圧力と目標低圧圧力とから引いて変化量を算出し、
    該変化量に基づいて、あらかじめ設定されている適正な運転状態となるように、前記所定の周波数と開度とをパラメータとして調整し、該調整されたパラメータを前記圧縮機の周波数及び前記リニア膨張弁の開度に再設定する
    ことを特徴とする請求項1記載の空気調和装置。
  5. 前記圧縮機から吐出する冷媒の吐出温度を検知する第1温度検知手段と、
    冷媒の凝縮温度を検知する第2温度検知手段とを備え、
    前記制御手段は、
    前記圧縮機と前記リニア膨張弁とを所定のパラメータに基づいて運転させたときの前記第1温度検知手段と前記第2温度検知手段とが検知する冷媒の温度から、該運転状態があらかじめ設定されている適正な運転状態となるように、前記所定のパラメータを調整し、該パラメータで前記圧縮機の周波数及び前記リニア膨張弁の開度を制御する
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の空気調和装置。
  6. 前記制御手段は、
    前記圧縮機と前記リニア膨張弁とを所定のパラメータに基づいて運転させて、所定時間経過後の前記第1温度検知手段が検知する冷媒の吐出温度と前記第2温度検知手段が検知する冷媒の凝縮温度とが、あらかじめ設定されている吐出温度上限基準値以下で、あらかじめ設定されている適正な運転状態を示す目標凝縮温度に最も近くなるように前記所定のパラメータを調整する
    ことを特徴とする請求項5記載の空気調和装置。
  7. 前記所定のパラメータと前記調整されたパラメータとを記憶する記憶手段を備えた
    ことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の空気調和装置。
  8. 前記記憶手段に記憶されている所定のパラメータ及び前記調整されたパラメータとを取り出し可能にした
    ことを特徴とする請求項7記載の空気調和装置。
  9. 前記空気調和装置の異常を警報する異常警報手段を備え、
    前記制御手段は、
    あらかじめ設定されている適正な運転状態となるように調整されたパラメータと、
    所定の運転時間経過後に検知される冷媒の圧力または冷媒の温度から導き出されるパラメータとを比較し、その変化量が所定の変化量よりも大きい場合に、前記異常警報手段に警報を発報させる
    ことを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の空気調和装置。
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