JP4710450B2 - 位置決め装置 - Google Patents

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Description

本発明は、工作機械のテーブル等の基準部材にワークやワークパレット等の可動部材を位置決め固定する位置決め装置に関する。
従来、ワークやワークパレット等の可動部材に形成されている2つの基準穴を、工作機械のテーブル等の基準部材に設けられている該基準穴に対応する2つの位置決めピンによって可動部材を所定の位置に位置決め固定する位置決め装置が知られている。
この位置決め装置は、基準部材に形成されている一方の位置決めピンを、このピンに一方の基準穴を挿入することにより、この基準穴の基準部材における平面位置(座標)を規定するための位置決めピンとし、もう一方の位置決めピンを、このピンにもう一方の基準穴を挿入することにより、両基準穴の中心軸を結んだ線と平面位置を通る仮想の基準線とのなす角度を規定するための位置決めピンとして利用し、可動部材を基準部材に位置決め固定している。
また、別の従来の位置決め装置として、工作機械のテーブル等の基準部材に設けた位置決めピンを2つ以上備え、この位置決めピンにワークやワークパレット等の可動部材の基準部材に対向する面に形成されている2つ以上の基準穴を挿入させて、可動部材を基準部材に位置決め固定する位置決め装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
この位置決め装置は、これらの位置決めピンの少なくとも一つに、位置決めピンを径方向に拡大させる拡径機能すなわちデータム機能が設けられており、位置決めピンを基準穴に挿入した後、該ピンを拡径することで、可動部材を基準部材に強固に支持することができる。
特許第3338669号公報
ところが、可動部材に形成されている2つの基準穴は、穴を形成する際の周囲、または加工時の温度や、可動部材を基準部材に位置決め固定する際の周囲の温度、もしくは穴形成の加工精度によって、2つの基準穴の距離に誤差が生じることがある。この誤差のことをピッチ誤差という。
上記従来の位置決め装置を備えている基準部材の両位置決めピンに、ピッチ誤差が生じている状態の可動部材の両基準穴を挿入しようとすると、位置決めピンに基準穴が挿入できない恐れがある。また、この恐れを防止しようとして、位置決めピンの径を基準穴の内径に対して余裕を持たせるようにすると、挿入後、ガタが生じてしまい、可動部材の位置決め精度が低下する恐れがある。
発明者は、このガタを防止するために、上記特許文献1に記載されているような位置決めピンを拡径する機能を従来のいずれかの位置決めピンに適用することを考えたが、ピッチ誤差が生じている状態では、いずれかのピンを拡径すると、他のピンが挿入されている基準穴が変形する恐れがあると考えた。
本発明は、上記の点に鑑みなされたものであり、その目的は、可動部材を精度良く基準部材に位置決め固定させることができる位置決め装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に記載の発明では、基準部材の支持面に可動部材の被支持面を受け止めるようにした位置決め装置であって、基準部材に形成され、被支持面に形成されている第1基準穴に対向する第1位置決めピンと、基準部材に形成され、被支持面に形成されている第2基準穴に対向する第2位置決めピンと、を備え、第2位置決めピンは、第2基準穴に挿入可能なピン部と、一方の端部がピン部を支持し、もう一方の端部が基準部材に固定され、第1位置決めピンと第2位置決めピンとのそれぞれの中心軸を結んだ線に沿った方向に対して略直角の方向の弾性係数よりも、当該線に沿った方向の弾性係数の方が低い弾性係数を有する支持部と、からなっており、支持部は、複数の柱部材からなり、柱部材の中心軸同士を結んだ線が、第1位置決めピンと第2位置決めピンとのそれぞれの中心軸を結んだ線に沿った方向とほぼ直角となるように基準部材に固定され、支持部が撓むことにより、ピン部が第1位置決めピンと第2位置決めピンとのそれぞれの中心軸を結んだ線に沿った方向に移動することを特徴としている。
この構成によれば、可動部材に形成されている第1、第2基準穴にピッチ誤差が生じている状態であっても、第2位置決めピンは、第1位置決めピンとの距離を調整することができるので、ピッチ誤差を吸収して、両位置決めピンに両基準穴を挿入することができる。
また、第2位置決めピンは、両位置決めピンの中心軸を結んだ線上を移動するので、ピッチ誤差が生じている可動部材を基準部材に固定しても、両基準穴の中心軸を結ぶ線と第1基準穴の中心軸を通る基準部材上の仮想の基準線とのなす角度を変化させずに可動部材を精度良く基準部材に位置決め固定することができる。
また、第2位置決めピンの支持部は、前記線に沿った方向の弾性係数の方が、前記線に沿った方向と略直角の方向の弾性係数に比べ低いので、前記線に沿った方向には変形しやすく、前記線に沿った方向と略直角の方向には変形し難くなる。これにより、第2位置決めピンのピン部を前記線に沿った方向のみに移動させることができる。また、支持部は、複数の柱部材からなり、柱部材の中心軸同士を結んだ線が、第1、第2位置決めピンのそれぞれの中心軸を結んだ線に沿った方向とほぼ直角となるように基準部材に固定されている。この構成によっても、第1、第2位置決めピンのそれぞれの中心軸を結んだ線に沿った方向に弾性変形し、その方向と略直角の方向には弾性変形し難い第2位置決めピンとすることができる。
本発明の請求項に記載の発明では、請求項1に記載のピン部は、具体的には、球体であることを特徴とする。この構成により、ピン部が傾斜しても、ピン部を第2基準穴に挿入することができる。
請求項に記載の発明では、第1位置決めピンは、このピンが第1基準穴に挿入された後、このピンの径を拡大する拡径手段を備えていることを特徴としている。この構成によれば、第1位置決めピンと第1基準穴との寸法公差によるガタを防止して可動部材を基準部材の適切な位置に位置決め固定することができる。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態を図1から図7に基づいて説明する。本実施形態では、可動部材としてのワークをマシニングセンタの基準部材としてのテーブルに位置決め固定し、加工を行う例について説明する。
図1は、本実施形態における位置決め装置を模式的に示したテーブルおよびワークの側面図である。図2は、図1中のII−II線矢視図である。図3は、図1中の回転位置決めピンの斜視図である。図4から図7は本実施形態を実施する際の位置決め動作を示す図である。
図1に示すように、ワーク20には、NCフライス盤やNCボール盤によって、マシニングセンタのテーブル10に対して基準となる被支持面21と、テーブル10に対して位置決め固定するための基準となる穴、すなわち平面位置決め基準穴22および回転位置決め基準穴23が形成されている。平面位置決め基準穴22と回転位置決め基準穴23は予め定められた所定のピッチを有して形成されている。平面位置決め基準穴22は請求項1に記載の第1基準穴に相当し、回転位置決め基準穴23は請求項1に記載の第2基準穴に相当する。
テーブル10は、その上面にワーク20の被支持面21を受け止めることができる支持面11、平面位置決め基準穴22に対応する第1位置決めピンとしての平面位置決めピン12、および回転位置決め基準穴23に対応する第2位置決めピンとしての回転位置決めピン13を備えている。
図2に示すように、平面位置決めピン12は、支持面11から突出するように設けられている。このピン12は、平面位置決め基準穴22を挿入することにより、テーブル10の所定の位置(図2中の2本の一点鎖線が交差する位置)に平面位置決め基準穴22を位置決め固定する。本実施形態では、図2中の一点鎖線の横方向に延びる線を、仮想の基準線とする。
図2および図3に示すように、回転位置決めピン13は、テーブル10の段差部から突出するように設けられている。このピン13は、回転位置決め基準穴23を挿入することにより、平面位置決めピン12と回転位置決めピン13とのそれぞれの中心軸とを結んだ線(図2中の破線で示す線)と、図2中の仮想の基準線とのなす角度が所定の角度θとなるように回転位置決め基準穴23を位置決め固定する。
回転位置決めピン13は、回転位置決め基準穴23に挿入可能な球体状のピン部14とピン部14を支える支持部15からなっている。この支持部15は、長辺および短辺を有する断面略長方形の板状の弾性部材からなっており、一方の端部はピン部14を支持し、もう一方の端部はテーブル10の段差部に固定されている。
支持部15は、上記長辺側の側面である長辺側側面16と上記短辺側の側面である短辺側側面17とを有する板状の弾性部材からなっているので、長辺側側面16に対して略垂直な方向(以下、この方向を変位方向という)には、撓みやすく、短辺側側面17に対して略垂直な方向(以下、この方向を剛体方向という)には、きわめて撓み難くなっている。言い換えると、この支持部15の弾性係数は、剛体方向よりも、変位方向の方が、弾性係数が低いと言える。
本実施形態では、支持部15は、この支持部15の変位方向を、平面位置決めピン12と回転位置決めピン13とのそれぞれの中心軸を結んだ線(図2中の破線参照)(以下、この方向をピッチ方向という)に一致させるようにしてテーブル10の段差部に固定されている。この構造により、ピン部14は、上記線上、すなわちピッチ方向のみ移動することができる。
ピン部14を移動させることができれば、ワーク20に予め形成される両基準穴22、23のピッチ誤差を吸収して、両位置決めピン12、13に両基準穴22、23を挿入することができる。また、ピン部14は、上記線上、すなわちピッチ方向のみ移動するので、両基準穴22、23のピッチ誤差を吸収しつつ、両基準穴22、23の中心軸を結ぶ線と上記仮想の基準線とのなす角度θを変化させずにワーク20を精度良くテーブル10に位置決め固定することができる。
(回転位置決めピンのピッチ誤差吸収動作について)
次に、回転位置決めピンのピッチ誤差吸収動作を図4から図7に基づいて説明する。図4は、ワークをテーブルに位置決め固定する前の状態を示すテーブルおよびワークの側面図である。図5は、図4中のV−V線矢視図である。図6は、ワークをテーブルに位置決め固定した状態を示すテーブルおよびワークの側面図である。図7は、図VII−VII線矢視図である。
図4および図5に示すように、ワーク20に形成されている両基準穴22、23には、ピッチ誤差が生じている。図5に示すように、平面位置決めピン12を平面位置決め基準穴22に合わせると、破線で示す回転位置決めピン13は実線で示す回転位置決め基準穴23からずれてしまう。このとき、平面位置決め基準穴22と回転位置決め基準穴23とのそれぞれを結ぶ線(破線)と図5中の横方向に延びる一点鎖線(仮想の基準線)とのなす角度は、角度θ1となっており、所定の角度θと一致していない。
次に、図6および図7に示すように、平面位置決め基準穴22を平面位置決めピン12に挿入するようにワーク20をテーブル10に近づける。すると、回転位置決めピン13のピン部14は、支持部15の弾性作用により平面位置決めピン12と回転位置決めピン13とのそれぞれの中心軸を結んだ線上を移動する。図6では、ピン部14は、平面位置決めピン12に近づく方向に移動する。
ピン部14は、ピッチ方向のみに移動するので、両基準穴22、23がそれぞれのピン12、13に挿入される際、両基準穴22、23のピッチ誤差をピン部14で吸収しつつ、平面位置決め基準穴22と回転位置決め基準穴23のそれぞれの中心軸を結んだ線と上記仮想の基準線とのなす角度を所定の角度θを維持した状態でワーク20をテーブル10に位置決め固定することができる。
また、ピン部14は球体状となっているので、ピン部14がピッチ誤差を吸収するために傾斜したとしても、ピン部14を回転位置決め基準穴23に挿入することができる。また、ピン部14を回転位置決め基準穴23に挿入しやすい。
本実施形態で形成されている両基準穴22、23は、他の機能部品を挿入する穴として利用しても良い。
次に、第1の実施形態の第1の変形例を図8に基づいて説明する。図8(a)は、この変形例の回転位置決めピンの上面図であり、図8(b)は、この変形例の回転位置決めピンの正面図であり、図8(c)は、この変形例の回転位置決めピンの側面図である。
図8(a)から(c)に示すように、テーブル10に、その壁面がそれぞれの支持部15の両短辺側側面17に対向するような案内壁30を設けるようにしても良い。この構成によれば、支持部15が剛体方向に撓むのを極力防止することができる。
次に、第1の実施形態の第2の変形例を図9に基づいて説明する。図9(a)は、この変形例の回転位置決めピンの上面図であり、図9(b)は、この変形例の回転位置決めピンの正面図であり、図9(c)は、この変形例の回転位置決めピンの側面図である。
本実施形態では、支持部15は、断面略長方形の板状の弾性部材を採用して説明したが、図9(b)に示すように、長辺側側面が略台形の板状の支持部15を使用しても本実施形態と同様な作用効果が得られる。また、この支持部15に図8(a)から(c)に示すような案内壁30を組み合わせても良い。
また、平面位置決めピン12に、例えば、特許文献1に記載されているようなピンの径を拡大することが可能な拡径手段を適用しても良い。拡径手段の具体的な構造については、特許文献1に記載されているので、詳細な説明は省略する。この構造によれば、平面位置決めピン12と平面位置決め基準穴22との寸法公差によるガタを防止してワーク20をテーブル10の所定位置に位置決め固定する際の位置決めの精度がより向上する。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について、図10に基づいて説明する。なお、第1の実施形態と同一機能物および同一処理は、同一符号を付す。ここでは、第1の実施形態と相違する特徴点のみを説明する。図10(a)は、第2の実施形態における回転位置決めピンの上面図であり、図10(b)は、この実施形態の回転位置決めピンの正面図であり、図10(c)は、この実施形態の回転位置決めピンの側面図である。
図10(a)から(c)に示すように、支持部15は、3本の円柱状の円柱部材からなっている。支持部15の一方の端部はピン部14を支持し、もう一方の端部は、それぞれの円柱部材の中心軸(図10(a)中の一点鎖線)を結んだ線が、上記ピッチ方向とほぼ直角となるようにテーブル10の段差部に固定されている(図10(a)参照)。なお、支持部15を構成する部材の本数は2本以上であれば良い。また、支持部15の断面形状は、円形でなくても良く、四角形であっても良いし、多角形でも良い。
この構成によっても、第1の実施形態と同様、支持部15は、ピッチ方向に撓みやすく、その直角の方向にきわめて撓み難くなる。これにより、ピン部14は、ピッチ方向のみに移動するので、両基準穴22、23がそれぞれのピン12、13に挿入される際、両基準穴22、23のピッチ誤差をピン部14で吸収しつつ、平面位置決め基準穴22と回転位置決め基準穴23のそれぞれの中心軸を結んだ線と上記仮想の基準線とのなす角度を所定の角度θを維持した状態でワーク20をテーブル10に位置決め固定することができる。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態について、図11に基づいて説明する。なお、第1の実施形態と同一機能物および同一処理は、同一符号を付す。ここでは、第1の実施形態と相違する特徴点のみを説明する。図11(a)は、第3の実施形態における回転位置決めピンの上面図であり、図11(b)は、この実施形態の回転位置決めピンの正面図であり、図11(c)は、この実施形態の回転位置決めピンの側面図である。
図11(a)から(c)に示すように、支持部15は、一方の端部にピン部14を支持する角柱状の角柱15aと、ピン部14ならびに角柱15aを変位方向に回転可能に保持する請求項に記載の回転軸部材としてのシャフト19と、角柱15aに、角柱15aの変位方向と反対方向の反力を付与する請求項に記載の反力発生手段としてのトーションスプリング18とからなっている。
角柱15aのもう一方の端部は、テーブル10に設けられた凹部に、シャフト19によってピッチ方向に回転可能に保持されている(図11(b)参照)。トーションスプリング18は、角柱15aに変位方向と反対方向の反力を付与するように、一端部が角柱15aに支持され、もう一端部がテーブル10に支持されている。なお、ピン部14を支持する部材は、円柱状の部材であっても良いし、断面多角形状の部材であっても良い。
この構成によれば、第1の実施形態と同様、ピン部14は、ピッチ方向のみに移動するので、両基準穴22、23がそれぞれのピン12、13に挿入される際、両基準穴22、23のピッチ誤差をピン部14で吸収しつつ、平面位置決め基準穴22と回転位置決め基準穴23のそれぞれの中心軸を結んだ線と上記仮想の基準線とのなす角度を所定の角度θを維持した状態でワーク20をテーブル10に位置決め固定することができる。
(第4の実施形態)
次に、本発明の第4の実施形態について、図12に基づいて説明する。なお、第1の実施形態と同一機能物および同一処理は、同一符号を付す。ここでは、第1の実施形態と相違する特徴点のみを説明する。図12(a)は、第4の実施形態における回転位置決めピンの上面図であり、図12(b)は、この実施形態の回転位置決めピンの正面図であり、図12(c)は、この実施形態の回転位置決めピンの側面図である。
図12(a)から(c)に示すように、テーブル10には、回転位置決めピン13がピッチ方向に沿って移動可能とするための請求項に記載の案内部としてのリニアガイド31が形成されている。リニアガイド31は、例えば、テーブル10上に形成されるピッチ方向に延びる溝の両側面に形成される凸状のレールからなっている(図12(b)参照)。このリニアガイド31は、図12(a)から(c)の中では一点鎖線で示している。回転位置決めピン13の下端部には、上記凸状のレールに対応する凹部15bが形成されており、回転位置決めピン13は、この凸状のレールに沿って移動可能となる(図12(c)参照)。
この構成によれば、第1の実施形態と同様、回転位置決めピン13は、ピッチ方向のみに移動するので、両基準穴22、23がそれぞれのピン12、13に挿入される際、両基準穴22、23のピッチ誤差をピン13で吸収しつつ、平面位置決め基準穴22と回転位置決め基準穴23のそれぞれの中心軸を結んだ線と上記仮想の基準線とのなす角度を所定の角度θを維持した状態でワーク20をテーブル10に位置決め固定することができる。
また、この回転位置決めピン13の上端部は、球面状となっているので、回転位置決めピン13を回転位置決め基準穴23に容易に挿入させることができる。また、上端部の形状は、傾斜面であっても良い。
(その他の実施形態)
上記第1から第3の実施形態では、請求項1に記載の可動部材をワーク20とし、基準部材をマシニングセンタのテーブル10として説明したが、可動部材をワークとし、基準部材を、ワークを支持するワークパレットとしても良いし、可動部材をワークパレットとし、基準部材を、ワークパレットを支持するマシニングセンタのテーブルとしても良い。
第1の実施形態における位置決め装置を模式的に示したテーブルおよびワークの側面図である。 図1中のII−II線矢視図である。 図1中の回転位置決めピンの斜視図である。 ワークをテーブルに位置決め固定する前の状態を示すテーブルおよびワークの側面図である。 図4中のV−V線矢視図である。 ワークをテーブルに位置決め固定した状態を示すテーブルおよびワークの側面図である。 図VII−VII線矢視図である。 (a)は、第1の実施形態の第1の変形例における回転位置決めピンの上面図であり、(b)は、この変形例の回転位置決めピンの正面図であり、(c)は、この変形例の回転位置決めピンの側面図である。 (a)は、第1の実施形態の第2の変形例における回転位置決めピンの上面図であり、(b)は、この変形例の回転位置決めピンの正面図であり、(c)は、この変形例の回転位置決めピンの側面図である。 (a)は、第2の実施形態における回転位置決めピンの上面図であり、(b)は、この実施形態の回転位置決めピンの正面図であり、(c)は、この実施形態の回転位置決めピンの側面図である。 (a)は、第3の実施形態における回転位置決めピンの上面図であり、(b)は、この実施形態の回転位置決めピンの正面図であり、(c)は、この実施形態の回転位置決めピンの側面図である。 (a)は、第4の実施形態における回転位置決めピンの上面図であり、(b)は、この実施形態の回転位置決めピンの正面図であり、(c)は、この実施形態の回転位置決めピンの側面図である。
符号の説明
10 テーブル(基準部材)
11 支持面
12 平面位置決めピン(第1位置決めピン)
13 回転位置決めピン(第2位置決めピン)
14 ピン部
15 支持部
16 長辺側側面
17 短辺側側面
20 ワーク(可動部材)
21 被支持面
22 平面位置決め基準穴(第1基準穴)
23 回転位置決め基準穴(第2基準穴)

Claims (3)

  1. 基準部材の支持面に可動部材の被支持面を受け止めるようにした位置決め装置であって、
    前記基準部材に形成され、前記被支持面に形成されている第1基準穴に対向する第1位置決めピンと、
    前記基準部材に形成され、前記被支持面に形成されている第2基準穴に対向する第2位置決めピンと、を備え、
    前記第2位置決めピンは、前記第2基準穴に挿入可能なピン部と、一方の端部が前記ピン部を支持し、もう一方の端部が前記基準部材に固定され、前記第1位置決めピンと前記第2位置決めピンとのそれぞれの中心軸を結んだ線に沿った方向に対して略直角の方向の弾性係数よりも、前記線に沿った方向の弾性係数の方が低い弾性係数を有する支持部と、からなっており、
    前記支持部は、複数の柱部材からなり、前記柱部材の中心軸同士を結んだ線が、前記第1位置決めピンと前記第2位置決めピンとのそれぞれの中心軸を結んだ線に沿った方向とほぼ直角となるように前記基準部材に固定され、
    前記支持部が撓むことにより、前記ピン部が前記第1位置決めピンと前記第2位置決めピンとのそれぞれの中心軸を結んだ線に沿った方向に移動することを特徴とする位置決め装置。
  2. 前記ピン部は、球体であることを特徴とする請求項1に記載の位置決め装置。
  3. 前記第1位置決めピンは、このピンが前記第1基準穴に挿入された後、径方向に拡径させることが可能な拡径手段を備えていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の位置決め装置
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